JP6196567B2 - 建設機械の油圧駆動システム - Google Patents
建設機械の油圧駆動システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6196567B2 JP6196567B2 JP2014043757A JP2014043757A JP6196567B2 JP 6196567 B2 JP6196567 B2 JP 6196567B2 JP 2014043757 A JP2014043757 A JP 2014043757A JP 2014043757 A JP2014043757 A JP 2014043757A JP 6196567 B2 JP6196567 B2 JP 6196567B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pilot
- line
- flow path
- valve
- switching valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
図1および図2に、本発明の第1実施形態に係る建設機械の油圧駆動システム1Aを示し、図3に、その油圧駆動システム1Aが搭載された建設機械10を示す。なお、図3に示す建設機械10は油圧ショベルであるが、本発明は、第1動作を実行する第1アクチュエータと第1動作よりも負荷の軽い第2動作を実行する第2アクチュエータを具備する建設機械であれば、どのような建設機械(例えば、油圧クレーン)にも適用可能である。
選択弁91は、必ずしも必要ではない。例えば、図5に示す第1変形例の油圧駆動システム1Bのように、アーム副制御弁52の第2パイロットポート5dが互いに独立した2つの作動室5e,5fで構成されており、それらの作動室5e,5fにアーム押しパイロットライン56および背圧ライン9が別々につながっていてもよい。換言すれば、背圧ライン9は、切換弁8から出力される中間圧Pmのパイロット油を、アーム押しパイロットライン56とは独立して第2パイロットポート5bへ導くことが可能に構成されていてもよい。
分岐ライン7は、必ずしも切換弁8の内部でアーム引きパイロットライン55から分岐している必要はない。すなわち、切換弁8は、パイロット流路81を有していなくてもよい。例えば、図6に示す第2変形例の油圧駆動システム1Cのように、分岐ライン7は、切換弁8の外部でアーム引きパイロットライン55から分岐して切換弁8につながる上流流路70を含んでいてもよい。この場合、切換弁8は、第1位置では上流流路70を遮断し、第2位置では上流流路70を第1内部流路71と連通する。この構成であれば、分岐ライン7において、例えば第1絞り73が上流流路70に、第2絞り74が外部流路72に設けられていると、第1絞り73および第2絞り74を簡単に取り換えて中間圧Pmを調整することができる。
切換弁8は、第1位置で必ずしも背圧ライン9を分岐ライン7の外部流路72と接続する必要はない。例えば、図7に示す第3変形例の油圧駆動システム1Dのように、外部流路72とは別に切換弁8にタンクライン92をつなげ、切換弁8が第1位置では背圧ライン9をタンクライン92と接続してもよい。ただし、第1実施形態のように切換弁8によって背圧ライン9が分岐ライン7の外部流路72と接続される構成であれば、分岐ライン7を合理的に利用して背圧ライン9をタンクと連通させることができる。
第1実施形態では、本発明の第2制御弁がアーム副制御弁52であったが、本発明の第2制御弁はアーム主制御弁51であってもよい。すなわち、第1ブリードライン21上にはアーム主制御弁51とブーム副制御弁42が配置されているので、アーム主制御弁51の開口面積を小さく抑えても、第1油圧ポンプ11からの作動油をブーム副制御弁42を介してブームシリンダ13に十分に供給することができる。
次に、図8を参照して、本発明の第2実施形態に係る油圧駆動システム1Eを説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。また、本実施形態における図8に示すパイロット回路以外の油圧回路は図1と同じである。
本発明の切換弁は、必ずしもパイロット式である必要はなく、電磁式であってもよい。切換弁が電磁式である場合は、例えば、ブーム上げパイロットライン(43または45)に圧力センサを設け、その圧力センサの検出値と閾値との比較により、切換弁のソレノイドをオンにするかオフにするかを切り換えればよい。ただし、第1および第2実施形態のように、ブーム操作弁40からのパイロット圧によって作動するパイロット式の切換弁8,8A,8Bを用いれば、電気的な制御を行うことなく切換弁を作動させることができる。
10 建設機械
13 ブームシリンダ(第1および第2実施形態における第1アクチュエータ)
14 アームシリンダ(第1実施形態における第2アクチュエータ)
16 旋回モータ(第2実施形態における第2アクチュエータ)
40 ブーム操作弁(第1および第2実施形態における第1操作弁)
41 ブーム主制御弁(第1および第2実施形態における第1制御弁)
50 アーム操作弁(第1実施形態における第2操作弁)
52 アーム副制御弁(第1実施形態における第2制御弁)
55 アーム引きパイロットライン(第1実施形態における第1パイロットライン)
56 アーム押しパイロットライン(第1実施形態における第2パイロットライン)
5a 第1パイロットポート
5b 第2パイロットポート
60 旋回操作弁(第2実施形態における第2操作弁)
61 旋回制御弁(第2実施形態における第2制御弁)
62 右旋回パイロットライン(右旋回操作時は第2パイロットライン、左旋回操作時は第1パイロットライン)
63 左旋回パイロットライン(右旋回操作時は第1パイロットライン、左旋回操作時は第2パイロットライン)
6a 第1パイロットポート
6b 第2パイロットポート
7,7A,7B 分岐ライン
71 第1内部流路
72 外部流路
73 第1絞り
74 第2絞り
8,8A,8B 切換弁
81 パイロット流路
82 第2内部流路
9,9A,9B 背圧ライン
Claims (11)
- 第1操作により第1動作を実行する第1アクチュエータと、
第2操作により前記第1動作よりも負荷の軽い第2動作を実行するとともに第3操作により第3動作を実行する第2アクチュエータと、
前記第1アクチュエータへの作動油の供給を制御する第1制御弁と、
前記第2アクチュエータへの作動油の供給を制御する第2制御弁と、
前記第1操作を受けて前記第1制御弁へパイロット圧を出力する第1操作弁と、
前記第2操作および前記第3操作を受けて前記第2制御弁へパイロット圧を出力する第2操作弁と、 前記第2操作弁と前記第2制御弁の前記第2操作用の第1パイロットポートとを接続する第1パイロットラインと、
前記第2操作弁と前記第2制御弁の前記第3操作用の第2パイロットポートとを接続する第2パイロットラインと、
前記第1パイロットラインから分岐する、第1絞りおよび第2絞りが設けられた分岐ラインと、
前記第1操作と前記第2操作が同時に行われるときは、前記第1パイロットラインを流れるパイロット油の一部を前記分岐ラインを通じてタンクへ逃すとともに、前記第1絞りと前記第2絞りの間の中間圧を有するパイロット油の一部を前記第2パイロットポートへ出力し、前記第1操作が行われないときは、前記第1パイロットラインから前記分岐ラインへパイロット油が流出することを禁止するとともに、前記第1パイロットラインから前記第2パイロットポートへパイロット油が流出することを禁止するように構成された切換弁と、
を備える、建設機械の油圧駆動システム。 - 前記切換弁から出力されるパイロット油を前記第2パイロットラインの一部を通じてまたは前記第2パイロットラインとは独立して前記第2パイロットポートへ導くことが可能な背圧ラインをさらに備え、
前記切換弁は、前記第1操作が行われるときは、前記背圧ラインに前記第1絞りと前記第2絞りの間の中間圧を有するパイロット油の一部を導き、前記第1操作が行われないときは、前記背圧ラインをタンクと連通させる、請求項1に記載の建設機械の油圧駆動システム。 - 前記分岐ラインは、前記切換弁に設けられた第1内部流路と、前記切換弁からタンクへ延びる外部流路と、を含み、
前記切換弁には、前記第1内部流路から分岐する第2内部流路が設けられており、
前記切換弁は、前記第1操作が行われないときは前記背圧ラインを前記外部流路と接続し、前記第1操作が行われるときは前記背圧ラインを前記第2内部流路と接続するとともに前記第1内部流路を前記外部流路と接続する、請求項2に記載の建設機械の油圧駆動システム。 - 前記切換弁には、前記第1パイロットラインの一部を構成するパイロット流路が設けられており、
前記第1内部流路は前記パイロット流路から分岐し、前記第1内部流路には、前記第2内部流路の分岐点よりも上流側に前記第1絞りが設けられており、
前記切換弁は、前記第1操作が行われないときは前記第1内部流路を前記パイロット流路から隔離し、前記第1操作が行われるときは前記第1内部流路を前記パイロット流路と接続する、請求項3に記載の建設機械の油圧駆動システム。 - 前記第1内部流路には、前記第2内部流路の分岐点よりも下流側に前記第2絞りが設けられている、請求項3または4に記載の建設機械の油圧駆動システム。
- 前記分岐ラインは、前記切換弁の外部で前記パイロットラインから分岐して前記切換弁につながる上流流路を含み、
前記切換弁は、前記第1操作が行われないときは前記上流流路を遮断し、前記第1操作が行われるときは前記上流流路を前記第1内部流路と接続する、請求項3に記載の建設機械の油圧駆動システム。 - 前記建設機械は油圧ショベルであり、
前記第1操作がブーム上げ操作であり、前記第2操作がアーム引き操作、バケットイン操作または旋回操作である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の建設機械の油圧駆動システム。 - 前記建設機械は油圧ショベルであり、
前記第1操作がアーム押し操作であり、前記第2操作がバケットイン操作である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の建設機械の油圧駆動システム。 - 前記建設機械は油圧ショベルであり、
前記第1操作が旋回操作であり、前記第2操作がアーム引き操作である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の建設機械の油圧駆動システム。 - 前記切換弁は、前記第1操作が行われたときに前記第1操作弁から出力されるパイロット圧によって作動するパイロット式のものである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の建設機械の油圧駆動システム。
- 傾転角に応じた流量の作動油を吐出する油圧ポンプをさらに備え、
前記第1制御弁および前記第2制御弁は、前記油圧ポンプから延びるブリードライン上に配置されており、
前記油圧ポンプの吐出流量がネガティブコントロール方式又はポジティブコントロール方式で制御される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の建設機械の油圧駆動システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014043757A JP6196567B2 (ja) | 2014-03-06 | 2014-03-06 | 建設機械の油圧駆動システム |
CN201510089408.5A CN104895138B (zh) | 2014-03-06 | 2015-02-27 | 建筑机械的油压驱动系统 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014043757A JP6196567B2 (ja) | 2014-03-06 | 2014-03-06 | 建設機械の油圧駆動システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015169250A JP2015169250A (ja) | 2015-09-28 |
JP6196567B2 true JP6196567B2 (ja) | 2017-09-13 |
Family
ID=54028067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014043757A Active JP6196567B2 (ja) | 2014-03-06 | 2014-03-06 | 建設機械の油圧駆動システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6196567B2 (ja) |
CN (1) | CN104895138B (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6684240B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2020-04-22 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
JP6450487B1 (ja) * | 2018-05-15 | 2019-01-09 | 川崎重工業株式会社 | 油圧ショベル駆動システム |
GB2585752B (en) * | 2018-05-21 | 2022-10-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Hydraulic drive system of construction machine |
JP7221101B2 (ja) * | 2019-03-20 | 2023-02-13 | 日立建機株式会社 | 油圧ショベル |
JP7373406B2 (ja) * | 2020-01-08 | 2023-11-02 | ナブテスコ株式会社 | 油圧回路および建設機械 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3763375B2 (ja) * | 1997-08-28 | 2006-04-05 | 株式会社小松製作所 | 建設機械の制御回路 |
JP3738152B2 (ja) * | 1999-05-06 | 2006-01-25 | カヤバ工業株式会社 | パワーショベルの油圧制御装置 |
JP3869281B2 (ja) * | 2002-02-08 | 2007-01-17 | 新キャタピラー三菱株式会社 | 流体圧回路 |
JP3818252B2 (ja) * | 2002-10-31 | 2006-09-06 | コベルコ建機株式会社 | 油圧ショベルの油圧回路 |
WO2009123047A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 株式会社不二越 | 建設機械の油圧回路 |
JP4969541B2 (ja) * | 2008-09-12 | 2012-07-04 | 住友建機株式会社 | 作業機械の油圧制御装置 |
KR20110127343A (ko) * | 2010-05-19 | 2011-11-25 | 두산산업차량 주식회사 | 중장비 작업기의 상승속도 제어장치 |
CN102400476B (zh) * | 2011-10-28 | 2013-08-21 | 山河智能装备股份有限公司 | 控制动臂提升或回转优先动作的液压回路 |
CN103062140B (zh) * | 2013-01-17 | 2014-01-08 | 江苏恒立高压油缸股份有限公司 | 基于合流控制方式的液压装置 |
-
2014
- 2014-03-06 JP JP2014043757A patent/JP6196567B2/ja active Active
-
2015
- 2015-02-27 CN CN201510089408.5A patent/CN104895138B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104895138A (zh) | 2015-09-09 |
CN104895138B (zh) | 2017-05-24 |
JP2015169250A (ja) | 2015-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4193830B2 (ja) | 作業機械の油圧制御装置 | |
JP6220228B2 (ja) | 建設機械の油圧駆動システム | |
JP6220227B2 (ja) | 油圧ショベル駆動システム | |
KR101753507B1 (ko) | 유압 셔블 | |
JP6196567B2 (ja) | 建設機械の油圧駆動システム | |
JP6730798B2 (ja) | 油圧駆動装置 | |
JP2005291312A (ja) | 油圧制御回路および建設機械 | |
JP6717541B2 (ja) | 弁装置およびこれを備えた流体圧システム | |
JP6196499B2 (ja) | 建設機械の多連方向切換弁 | |
WO2017164175A1 (ja) | ショベル及びショベル用コントロールバルブ | |
WO2015145946A1 (ja) | 油圧ショベル駆動システム | |
JP6514522B2 (ja) | アンロード弁および油圧ショベルの油圧駆動システム | |
JP6840756B2 (ja) | ショベル、ショベル用コントロールバルブ | |
JP6163138B2 (ja) | 建設機械の油圧駆動装置 | |
JP6964052B2 (ja) | 建設機械の油圧回路 | |
JP2014148994A (ja) | 作業機械の油圧制御装置 | |
CN108884843B (zh) | 挖土机及挖土机用控制阀门 | |
JP2010065733A (ja) | 作業機械の油圧制御回路 | |
JP4926627B2 (ja) | 電油システム | |
KR20200135275A (ko) | 작업 차량의 유압 회로 | |
JP7268435B2 (ja) | 作業機械の油圧駆動装置 | |
JP6763326B2 (ja) | 油圧回路 | |
JP2012149554A (ja) | ホイール式走行作業車の走行駆動回路装置 | |
JP6682396B2 (ja) | ショベル | |
JP2007092789A (ja) | 建設機械の油圧制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160908 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6196567 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |