JP2006292068A - 油圧作業機 - Google Patents

油圧作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006292068A
JP2006292068A JP2005113573A JP2005113573A JP2006292068A JP 2006292068 A JP2006292068 A JP 2006292068A JP 2005113573 A JP2005113573 A JP 2005113573A JP 2005113573 A JP2005113573 A JP 2005113573A JP 2006292068 A JP2006292068 A JP 2006292068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic cylinder
switching valve
center bypass
pressure
boom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005113573A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Karasawa
英男 柄澤
Hiroji Ishikawa
広二 石川
Shiyuuei Ariga
修栄 有賀
Yasuo Okano
康雄 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2005113573A priority Critical patent/JP2006292068A/ja
Publication of JP2006292068A publication Critical patent/JP2006292068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】作業要素が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に発生するショックを抑えることができる油圧作業機の提供。
【解決手段】ジャッキアップ切換弁25と、このジャッキアップ切換弁25の切換え操作に伴って、センタバイパスを形成する油道31の閉じ動作が可能なセンタバイパス切換弁27とを備え、ブーム5の下げ動作にあってブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が所定圧以上であるときには、主ポンプ21から吐出される圧油をブーム用油圧シリンダ11のロッド室11aに供給せず、上記ボトム圧が所定圧よりも低いときには、主ポンプ21から吐出される圧油をロッド室11aに供給するようにした油圧ショベルにおいて、ブーム5が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に、センタバイパス切換弁27による上述の油道31の閉じ動作を規制する絞り46を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブーム、アーム、あるいはバケット等の作業要素を複動式の油圧シリンダで駆動すると共に、ジャッキアップ切換弁の切換え操作に伴って、センタバイパスの閉じ動作が可能なセンタバイパス切換弁を備えた油圧ショベルなどの油圧作業機に関する。
この種の先行技術として、本願出願人が先に提案した油圧作業機がある(特願2003−5808)。この油圧作業機は、主ポンプと、作業要素と、主ポンプから吐出される圧油により伸縮し、作業要素を駆動する複動式の油圧シリンダと、主ポンプから油圧シリンダのボトム室及びロッド室にそれぞれ供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁の切換え操作を行なう操作装置とを備えている。
また、油圧シリンダのボトム圧に応じて切換えられるジャッキアップ切換弁と、このジャッキアップ切換弁の切換え操作に伴って主ポンプから方向制御弁に供給される圧油の流路を開閉する流量制御弁と、方向制御弁の下流でセンタバイパスに接続され、ジャッキアップ切換弁の切換え操作に伴って、センタバイパスの閉じ動作が可能なセンタバイパス切換弁とを備えている。
このように構成される油圧作業機は、作業要素の下げ動作時にあって油圧シリンダのボトム圧が所定圧以上であるときには、ジャッキアップ切換弁が第1切換位置に切換えられ、流量制御弁が閉位置に保持され、センタバイパス切換弁が開き側に切換えられ、これによって主ポンプから吐出され、センタバイパスを流れる圧油は、方向制御弁、センタバイパス切換弁を介してタンクに導かれるので油圧シリンダのロッド室に供給されず、また、油圧シリンダのボトム圧が上述の所定圧よりも低いときには、ジャッキアップ切換弁が第2位置に切換えられ、流量制御弁が開位置に切換えられ、センタバイパス切換弁が閉じ側に切換えられ、これによって主ポンプから吐出される圧油は、流量制御弁、方向制御弁を介して油圧シリンダのロッド室に供給されるようになっている。したがって、作業要素を介して車体のジャッキアップ操作を行なう場合には、油圧シリンダのボトム圧が所定圧よりも低くなることにより、油圧シリンダのロッド室に主ポンプの圧油を供給して良好なジャッキアップ操作を実現できる。
上述した本願出願人の先行技術にあっては、作業要素例えばブームが停止保持されている状態からの下げ動作開始時に、方向制御弁の中立位置からの切換えに伴って、ブーム用油圧シリンダのボトム室が瞬時にタンクに連通して低圧になり、ジャッキアップ切換弁が上述の第2切換位置に切換えられてセンタバイパス切換弁が閉位置に切換えられ、センタバイパスが閉じられることから、流量制御弁、方向制御弁を介して主ポンプから吐出される圧油がブーム用油圧シリンダのロッド室に一気に供給され、ブーム用油圧シリンダが停止状態から急に作動し、これによってショックが発生する。
また、引き続いて行なわれるブーム用油圧シリンダの収縮動作によってボトム圧が所定圧以上になると、ジャッキアップ切換弁が上述の第1切換位置に切換えられ、これによってセンタバイパス切換弁が開位置に切換えられ、主ポンプから吐出される圧油がセンタバイパスからタンクに流れるので、この圧油のブーム用油圧シリンダのロッド室への供給が阻止される。このときのブーム用油圧シリンダの速度変化に際してもショックが発生する。
このように、本願出願人が先に提案した先行技術は、油圧シリンダのロッド室に圧油を供給して行なわれるジャッキアップ操作を実施させるためのジャッキアップ切換弁と、ジャッキアップ切換弁と連動するセンタバイパス切換弁を備えたものであるが、作業要素が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に、センタバイパス切換弁の切換え操作に伴って油圧シリンダの速度変化が大きくなることから、ショックが発生し、良好な操作性を確保し難い問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、作業要素が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に発生するショックを抑えることができる油圧作業機を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、主ポンプと、作業要素と、上記主ポンプから吐出される圧油により伸縮し、上記作業要素を駆動する複動式の油圧シリンダと、上記主ポンプから上記油圧シリンダのボトム室及びロッド室にそれぞれ供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁の切換え操作を行なう操作装置とを備えると共に、上記油圧シリンダの上記ボトム室が所定圧以上のときに切換えられるジャッキアップ切換弁と、上記方向制御弁の下流でセンタバイパスに接続され、上記ジャッキアップ切換弁の切換え操作に伴って、上記センタバイパスの閉じ動作が可能なセンタバイパス切換弁とを備え、上記作業要素の下げ動作にあって上記油圧シリンダのボトム圧が上記所定圧以上であるときには、上記主ポンプから吐出される圧油を上記油圧シリンダの上記ロッド室に供給せず、上記油圧シリンダの上記ボトム圧が所定圧よりも低いときには、上記主ポンプから吐出される圧油を上記油圧シリンダの上記ロッド室に供給する油圧作業機において、上記作業要素が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に、上記センタバイパス切換弁による上記センタバイパスの閉じ動作を規制する規制手段を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、作業要素が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に方向制御弁が中立位置から切換えられると、油圧シリンダのボトム室が方向制御弁を介してタンクに連通することから油圧シリンダのボトム室が低圧、すなわち所定圧よりも低くなる。これによってジャッキアップ切換弁が切換えられ、センタバイパス切換弁が閉じ側に切換えられようとする。このとき、規制手段によってこのセンタバイパス切換弁の閉じ動作が規制される。したがって、センタバイパス及びセンタバイパス切換弁を介して主ポンプから吐出される圧油をタンクに流すことができ、この作業要素の下げ動作開始時に油圧シリンダのロッド室に供給される主ポンプからの流量をゼロ、あるいは少ない流量に制限できる。これにより、油圧シリンダの下げ速度の変化を緩やかにすることができ、この作業要素が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に発生するショックを抑えることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記規制手段が、上記センタバイパス切換弁を切換えるパイロット圧が導かれるパイロット管路に設けた絞りから成ることを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、上記絞りが、絞りと逆止弁とを並設して成るものであって上記センタバイパス切換弁を瞬時に切換え可能なスローリターン回路に含まれる絞りであることを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、上記油圧シリンダが、ブーム用油圧シリンダから成ることを特徴としている。
本発明は、作業要素が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に、センタバイパス切換弁によるセンタバイパスの閉じ動作を規制する規制手段を備えた構成にしてあることから、この下げ動作開始時の油圧シリンダの速度変化を緩やかにすることができる。これによって下げ動作開始時に発生するショックを抑えることができ、優れた操作性を確保することができる。
以下,本発明に係る油圧作業機を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る油圧作業機の一実施形態を構成する油圧ショベルを示す側面図、図2は本実施形態に備えられるブーム用油圧シリンダの駆動回路を示す油圧回路図、図3は図2に示すブーム用油圧シリンダの操作装置を示す図である。
本実施形態に係る油圧作業機は例えば油圧ショベルであり、図1に示すように、左右一対の走行装置1,2より成る走行体3と、この走行体3上に旋回自在に取付けられた旋回体4と、一端が旋回体4に回動自在にピン結合されたブーム5と、一端がブーム5に回動自在にピン結合されたアーム6と、一端がアーム6に回動自在にピン結合されたバケット7と、走行装置1,2を駆動する第1走行用油圧モータ8及び第2走行用油圧モータ9と、旋回体4を駆動する旋回用油圧モータ10と、ブーム5を駆動するブーム用油圧シリンダ11と、アーム6を駆動するアーム用油圧シリンダ12と、バケット7を駆動するバケット用油圧シリンダ13とを備えている。
また、本実施形態に備えられる油圧回路は、図2に例示するように、主ポンプ21から吐出される圧油により伸縮し、作業要素例えばブーム5を駆動する上述した複動式のブーム用油圧シリンダ11と、主ポンプ21からブーム用油圧シリンダ11のボトム室11a及びロッド室11bにそれぞれ供給される圧油の流れを制御する方向制御弁22と、この方向制御弁22の切換え操作を行なう操作装置23と、この操作装置23からのパイロット圧油の流れを制御するジャッキアップ切換弁25と、方向制御弁22の上流側で方向制御弁22のメータインポートに接続され、ジャッキアップ切換弁25によって切換え操作される流量制御弁26と、方向制御弁23の下流側で方向制御弁22のセンタバイパスポートに接続され、ジャッキアップ切換弁25によって切換え操作されるセンタバイパス切換弁27と、タンク28とを備えている。
なお、流量制御弁26は、ポペット弁261と、このポペット弁261の背圧室と方向制御弁22のポンプポート側とを連通、遮断するパイロット式の切換弁262とから成っている。方向制御弁22は、絞り29a,29bと逆止弁29cとから成る再生回路を備えている。
また、操作装置23は、図3に示すように、操作レバー23aと、この操作レバー23aによって切換え操作されるブーム下げ減圧弁23bと、ブーム上げ側減圧弁23cとから構成されている。
主ポンプ21と方向制御弁22との間には、主ポンプ21から方向制御弁22のセンタバイパスポートに直接通じるセンタバイパス、すなわち油道31と、主ポンプ21から流量制御弁26を介して方向制御弁22のメータインポートに通じる油道32,33とが設けられ、方向制御弁22とブーム用油圧シリンダ11との間には、ボトム室11aに通じる油道34とロッド室11bに通じる油道35とが設けられている。また、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aとジャッキアップ切換弁25の信号ポートとの間には、ボトム圧信号供給用の油道36が設けられている。
さらに、方向制御弁22とタンク28とをつなぐ油道は、センタバイパス切換弁27を介して方向制御弁22側の油道37とタンク28側の油道38とに分けられており、方向制御弁22とタンク28側の油道38との間にはボトム室11aから排出された圧油の一部をタンク28に導くための油道39が設けられている。また、操作装置23と方向制御弁22の信号ポートとの間には、ブーム下げ信号供給用のパイロット管路40とブーム上げ信号供給用のパイロット管路41とが設けられ、さらにブーム下げ用のパイロット圧をジャッキアップ切換弁25を介してセンタバイパス切換弁27に導く切換え信号供給用のパイロット管路42,43が設けられている。ジャッキアップ切換弁25とタンク28との間、及び流量制御弁26を構成する切換弁262の信号ポートとジャッキアップ切換弁25との間には、それぞれパイロット管路44,45が設けられている。
そして、本実施形態は特に、作業要素例えばブーム5が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に、センタバイパス切換弁27による油道31の閉じ動作を規制する規制手段を備えている。この規制手段は、例えばセンタバイパス切換弁27を切換えるパイロット圧が導かれるパイロット管路43に設けた絞り46から成っている。
上述のように構成された実施形態の動作について以下に説明する。
操作レバー23aが中立位置にあり、ブーム用油圧シリンダ11に引張力が作用しない場合、図2に示すように、方向制御弁22は中立位置22bとなり、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aがブーム5等の自重分を支えるために高圧となり、ジャッキアップ切換弁25は第1切換位置、すなわち切換位置25aに切換えられ、流量制御弁26の切換弁262は切換位置26bに切換えられ、センタバイパス切換弁27は開位置27aを保持する。したがって、主ポンプ21から吐出された圧油は、油道31、方向制御弁22のセンタバイパスポート、油道37、センタバイパス切換弁27及び油道38を通ってタンク28に導かれる。
この状態から操作レバー23aを図3の左方向、すなわちブーム下げ方向に操作すると、パイロットポンプ24のパイロット圧がブーム下げ信号としてパイロット管路40に導出し、方向制御弁22が切換位置22aに切換えられる。そして、ボトム室11aからの戻り油の一部が絞り29b、逆止弁29c及び油道35を介してロッド室11bに再生されると共に、残りが絞り29a及び油道39を介してタンク28に戻される。
このような場合において、ブーム用油圧シリンダ11のボトム圧がジャッキアップ切換弁25のばね25cにより設定される所定圧以上のときには、ジャッキアップ切換弁25は切換位置25aに保持されるので、流量制御弁26の切換位置は、ブーム下げ信号が、管路40,42,45に導かれることによって切換位置26aに切換えられ、また、センタバイパス切換弁27は開位置27aに保持される。したがって、主ポンプ21から吐出された圧油は、油道31、方向制御弁22のセンタバイパスポート、油道37、センタバイパス切換弁27、及び油道38を通ってタンク28に導かれ、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11a及びロッド室11bのそれぞれには圧油が供給されないので、ロッド室11bへは再生油のみが導入され、ブーム5の自重によってブーム用油圧シリンダ11が縮小して、ブーム5が下げ方向に回動する。いわゆる自重落下する。
一方、操作レバー23aがブーム下げ方向に操作された場合において、ブーム用油圧シリンダ11のボトム圧がジャッキアップ切換弁25の切換圧力すなわち所定圧よりも低いときには、ジャッキアップ切換弁25が第2切換位置、すなわち切換位置25bに切換えられ、管路45の圧油が管路44からタンク28に戻され、切換弁262が切換位置26bに切換えられ、ポペット弁261の背圧が管路33と同圧となり、主ポンプ21から吐出された圧油が、油道32、流量制御弁26のポペット弁261、油道33を通って方向制御弁22のメータインポートに供給される。また、ジャッキアップ切換弁25の第2切換位置25bへの切換えに伴って、操作装置23からの圧油が、パイロット管路40,42、ジャッキアップ切換弁25、パイロット管路43を経て、絞り46を介してセンタバイパス切換弁27の信号ポートに供給されようとする。
この場合、例えばブーム5が停止保持されている状態からの下げ動作開始時には、油圧シリンダ11のボトム室11aが方向制御弁22を介してタンク28に連通して低圧となるので、瞬時にジャッキアップ切換弁25が切換位置25bに切換えられ、パイロット管路40,42、ジャッキアップ切換弁25を介してパイロット管路43にパイロット圧油が供給されるものの、パイロット管路43に導かれるパイロット圧油は絞り46によって絞られるので、この下げ動作開始時には例えばセンタバイパス切換弁27の信号ポートに供給されず、センタバイパス切換弁27は開位置のままに保持される。一方、バケット7を接地させて行なわれるジャッキアップ操作時には、所定の時間経過によりパイロット管路43に導かれるパイロット圧油が絞り46を介してセンタバイパス切換弁27の信号ポートに導かれ、このセンタバイパス切換弁27が閉位置27bに切換えられ、方向制御弁22のセンタバイパスポートの下流側が遮断される。したがって、油道33より方向制御弁22のメータインポートに供給された主ポンプ21から吐出された圧油が、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aから排出された再生油と共に油道35を通ってブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給され、車体のジャッキアップ力などの強い押し付け力を発生させることができる。
また、操作レバー23aが図3の右方向、すなわちブーム上げ方向に操作された場合には、パイロット管路41にブーム上げ用のパイロット圧が導出し、方向制御弁22が切換位置22cに切換えられる。これにより、ロッド室11bから排出された圧油が油道35、方向制御弁22、油道39を通ってタンク28に戻されるので、ボトム圧がジャッキアップ切換弁25の作動圧よりも低圧になり、ジャッキアップ切換弁25が切換位置25bに切換えられ、流量制御弁26の切換弁262が切換位置26bに切換えられる。したがって、油道32、流量制御弁26、油道33を通って方向制御弁22のメータインポートに供給された主ポンプ21から吐出された圧油が、油道34を通ってボトム室11aに供給され、ブーム用油圧シリンダ11が伸長して、ブーム5が上げ方向に回動する。
このように構成した本実施形態は、上述したように、ブーム5が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に方向制御弁22が中立位置から切換えられると、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aが所定圧よりも低くなり、これによってジャッキアップ切換弁25が第2切換位置25bに切換えられ、センタバイパス切換弁27は閉じ側に切換えられるようになる。このとき、パイロット管路43に設けた絞り46によってこのセンタバイパス切換弁27の閉じ動作が規制される。したがって、油道31及びセンタバイパス切換弁27を介して主ポンプ21から吐出される圧油をタンク28に流すことができ、ブーム5の下げ動作開始時にブーム用油圧シリンダ11のロッド室11aに供給される主ポンプ21からの流量をゼロ、あるいは少ない流量に制限できる。これにより、ブーム用油圧シリンダ11の下げ速度の変化を緩やかにすることができ、このブーム5が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に発生するショックを抑えることができ、良好な操作性を確保できる。
図4は本発明に係る油圧作業機の他の実施形態に備えられるブーム用油圧シリンダの駆動回路を示す油圧回路図である。
この図4に示す他の実施形態は、ジャッキアップ切換弁25とセンタバイパス切換弁27の信号ポートとを連絡するパイロット管路43に、絞り47aと逆止弁47bとを含むスローリターン回路47を設けてあり、このスローリターン回路47中の絞り47aが、作業要素例えばブーム5が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に、センタバイパス切換弁27によるセンタバイパス、すなわち油道31の閉じ動作を規制する規制手段を構成している。その他の構成は、前述した図1〜3に示す実施形態と同等である。
このように構成した他の実施形態も、パイロット管路43に絞り47aを配置してあることから、上述した実施形態と同等の作用効果が得られる。また、絞り47aと並列に、ジャッキアップ切換弁25からセンタバイパス切換弁27の信号ポートへのパイロット圧油の流れを阻止し、逆方向のパイロット圧油の流れを許容させる逆止弁47bを備えていることから、ジャッキアップ切換弁25が第1切換位置25aに切換えられた際に、センタバイパス切換弁27の信号ポートの圧油をスローリターン回路47の逆止弁47bを介して素早くタンク28に逃がし、このセンタバイパス切換弁27を瞬時に開位置27aに切換えることができ、センタバイパス切換弁27の優れた応答性を確保できる。
本発明に係る油圧作業機の一実施形態を構成する油圧ショベルを示す側面図である。 本実施形態に備えられるブーム用油圧シリンダの駆動回路を示す油圧回路図である。 図2に示すブーム用油圧シリンダの操作装置を示す図である。 本発明に係る油圧作業機の他の実施形態に備えられるブーム用油圧シリンダの駆動回路を示す油圧回路図である。
符号の説明
5 ブーム
11 ブーム用油圧シリンダ
11a ボトム室
11b ロッド室
21 主ポンプ
22 方向制御弁
23 操作装置
25 ジャッキアップ切換弁
25a 切換位置(第1切換位置)
25b 切換位置(第2切換位置)
26 流量制御弁
27 センタパイパス切換弁
27a 開位置
27b 閉位置
28 タンク
31 油道(センタバイパス)
43 パイロット管路
46 絞り(規制手段)
47 スローリターン回路
47a 絞り(規制手段)

Claims (4)

  1. 主ポンプと、作業要素と、上記主ポンプから吐出される圧油により伸縮し、上記作業要素を駆動する複動式の油圧シリンダと、上記主ポンプから上記油圧シリンダのボトム室及びロッド室にそれぞれ供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁の切換え操作を行なう操作装置とを備えると共に、
    上記油圧シリンダのボトム圧に応じて切換えられるジャッキアップ切換弁と、上記方向制御弁の下流でセンタバイパスに接続され、上記ジャッキアップ切換弁の切換え操作に伴って、上記センタバイパスの閉じ動作が可能なセンタバイパス切換弁とを備え、
    上記作業要素の下げ動作にあって上記油圧シリンダのボトム圧が所定圧以上であるときには、上記主ポンプから吐出される圧油を上記油圧シリンダの上記ロッド室に供給せず、上記油圧シリンダの上記ボトム圧が上記所定圧よりも低いときには、上記主ポンプから吐出される圧油を上記油圧シリンダの上記ロッド室に供給する油圧作業機において、
    上記作業要素が停止保持されている状態からの下げ動作開始時に、上記センタバイパス切換弁による上記センタバイパスの閉じ動作を規制する規制手段を備えたことを特徴とする油圧作業機。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記規制手段が、上記センタバイパス切換弁を切換えるパイロット圧が導かれるパイロット管路に設けた絞りから構成されていることを特徴とする油圧作業機。
  3. 上記請求項2記載の発明において、
    上記絞りが、絞りと逆止弁とを並設して成るものであって上記センタバイパス切換弁を瞬時に切換え可能なスローリターン回路に含まれる絞りであることを特徴とする油圧作業機。
  4. 上記請求項1〜3のいずれか1項記載の発明において、
    上記油圧シリンダが、ブーム用油圧シリンダから成ることを特徴とする油圧作業機。
JP2005113573A 2005-04-11 2005-04-11 油圧作業機 Pending JP2006292068A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005113573A JP2006292068A (ja) 2005-04-11 2005-04-11 油圧作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005113573A JP2006292068A (ja) 2005-04-11 2005-04-11 油圧作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006292068A true JP2006292068A (ja) 2006-10-26

Family

ID=37412836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005113573A Pending JP2006292068A (ja) 2005-04-11 2005-04-11 油圧作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006292068A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115942A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械の油圧駆動装置
WO2011061988A1 (ja) * 2009-11-18 2011-05-26 日立建機株式会社 建設機械の油圧駆動装置
WO2013063997A1 (zh) * 2011-10-31 2013-05-10 中联重科股份有限公司 液压控制回路
KR101316416B1 (ko) 2009-09-02 2013-10-08 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 유압 작업기의 유압 구동 장치
WO2016043365A1 (ko) * 2014-09-19 2016-03-24 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 건설기계용 유압회로
WO2017061220A1 (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 日立建機株式会社 建設機械
JP2017172638A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 住友建機株式会社 ショベル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10147959A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Yutani Heavy Ind Ltd 油圧モータの制御装置
WO2004070211A1 (ja) * 2003-01-14 2004-08-19 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 油圧作業機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10147959A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Yutani Heavy Ind Ltd 油圧モータの制御装置
WO2004070211A1 (ja) * 2003-01-14 2004-08-19 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 油圧作業機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115942A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械の油圧駆動装置
KR101316416B1 (ko) 2009-09-02 2013-10-08 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 유압 작업기의 유압 구동 장치
WO2011061988A1 (ja) * 2009-11-18 2011-05-26 日立建機株式会社 建設機械の油圧駆動装置
CN102245908A (zh) * 2009-11-18 2011-11-16 日立建机株式会社 工程机械的液压驱动装置
WO2013063997A1 (zh) * 2011-10-31 2013-05-10 中联重科股份有限公司 液压控制回路
WO2016043365A1 (ko) * 2014-09-19 2016-03-24 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 건설기계용 유압회로
WO2017061220A1 (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 日立建機株式会社 建設機械
JP2017172638A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 住友建機株式会社 ショベル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4151597B2 (ja) 油圧制御回路および建設機械
JP5053689B2 (ja) 走行直進用油圧回路
KR101820324B1 (ko) 파이프 레이어용 유압회로
JP5013452B2 (ja) 建設機械における油圧制御回路
JP2006292068A (ja) 油圧作業機
JP3816893B2 (ja) 油圧駆動装置
KR101718835B1 (ko) 건설기계의 유압제어밸브
JP2005061477A (ja) 油圧駆動装置
JP2013119358A (ja) 油圧制御装置、及びそれを備える建設機械
JP2019002531A (ja) 建設機械におけるスティック制御システム
JP4240075B2 (ja) 油圧ショベルの油圧制御回路
JP6196567B2 (ja) 建設機械の油圧駆動システム
JP5964855B2 (ja) 流体流再生油圧回路
JP4121466B2 (ja) 油圧作業機の油圧回路
JP2002339907A (ja) 油圧駆動装置
JP5404597B2 (ja) 油圧作業機
JP4969541B2 (ja) 作業機械の油圧制御装置
JP2021071170A (ja) 再生装置、それを備える液圧駆動システム、及びその制御装置
JP2012052583A (ja) 油圧作業機
KR102642076B1 (ko) 작업 차량의 유압 회로
JP7152968B2 (ja) 油圧ショベル駆動システム
JP2018145726A (ja) ショベル
JP3898167B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JP4020325B2 (ja) 建設機械のパイロット油圧回路
JP2016166510A (ja) ショベル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090514

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090721