JP4121466B2 - 油圧作業機の油圧回路 - Google Patents

油圧作業機の油圧回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4121466B2
JP4121466B2 JP2004030793A JP2004030793A JP4121466B2 JP 4121466 B2 JP4121466 B2 JP 4121466B2 JP 2004030793 A JP2004030793 A JP 2004030793A JP 2004030793 A JP2004030793 A JP 2004030793A JP 4121466 B2 JP4121466 B2 JP 4121466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
hydraulic cylinder
valve
control valve
main pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004030793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005221026A (ja
Inventor
英男 柄澤
勇輔 梶田
和則 中村
広二 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2004030793A priority Critical patent/JP4121466B2/ja
Publication of JP2005221026A publication Critical patent/JP2005221026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4121466B2 publication Critical patent/JP4121466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier

Description

本発明は、ブーム、アーム、バケットなどの作業要素を複動式の油圧シリンダで駆動する油圧ショベル等の油圧作業機の油圧回路に係り、特にジャッキアップ機能を有する油圧作業機の油圧回路に関する。
従来、油圧作業機例えば油圧ショベルに備えられる油圧回路として、油圧ショベルの走行状態を検出する走行状態検出手段と、この走行状態検出手段からの信号に基づいて、作業要素の下げ操作用のパイロット信号、例えばブーム用油圧シリンダが収縮するブーム下げ用のパイロット信号を伝達するパイロット管路を遮断する位置、または連通する位置に切り替える切替弁とを備えたものが提案されている。この油圧回路にあっては、走行状態検出手段が走行状態を検出したときに上述のパイロット管路を連通する位置に切替弁を切り替えることにより、走行とブーム下げの複合操作を行なったときに、ブーム用油圧シリンダのロッド室に主ポンプからの圧油を供給するようにし、ブームによって車体をジャッキアップできるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また従来、ブーム下げ操作時に主ポンプからの圧油をブーム用油圧シリンダのロッド室に供給すると共に、ブーム用油圧シリンダのボトム室からの戻り油をブーム用油圧シリンダのロッド室に再生供給し、主ポンプの消費馬力の低減を図りつつ、ブーム用油圧シリンダに作用する外力の変化等に伴うブーム動作速度の変動を防止できるようにした油圧作業機の油圧回路も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平6−2344号公報 特開平5−302604号公報
前述した特許文献1に記載の技術は、走行とブーム下げの複合操作を行なったときにしかブーム用油圧シリンダのロッド室に主ポンプからの圧油が供給されないので、ブーム下げ単独操作の途中で何らかの理由によりブームに押し付け力が作用したときにブーム用油圧シリンダのロッド室が真空状態になって空隙を生じ、これによりブーム下げ操作の操作性が劣化する問題がある。
また、特許文献2に記載の技術は、ブーム下げ単独操作時に主ポンプからの圧油をブーム用油圧シリンダのロッド側に供給すると共に、ブーム用油圧シリンダのボトム室からの戻り油をブーム用油圧シリンダのロッド室に再生供給させるので、このブーム下げ単独操作の途中でブームに押し付け力が作用してもブーム用油圧シリンダのロッド室が真空になる事態は防ぐことができる。しかし、ブーム下げ単独操作の間、主ポンプからの圧油をブーム用油圧シリンダに供給し続ける構成になっているので、ポンプ消費馬力が大きくなり、経済性の点で問題がある。さらに、アーム等の他の作業要素との複合操作に際し、他の作業要素を駆動するアクチュエータへの圧油の供給量が制限されるので、作業能率が低下する問題がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、車体のジャッキアップ機能を有すると共に、作業要素の単独下げ操作の途中で何らかの理由により作業要素に押し付け力が働いても、この油圧シリンダの内部を真空状態にさせることがなく、また、作業要素の単独下げ操作時に作業要素の自重のみによる下げ操作を可能にさせる油圧作業機の油圧回路を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、主ポンプと、作業要素と、前記主ポンプから吐出される圧油により伸縮され、前記作業要素を駆動する複動式の油圧シリンダと、前記主ポンプから前記油圧シリンダのボトム室及びロッド室に供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁の切替操作を行う操作装置とを備えた油圧作業機の油圧回路において、前記油圧シリンダのボトム圧が所定圧に達したときに切り替えられるジャッキアップ切替弁と、このジャッキアップ切替弁の切替操作に伴って前記方向制御弁が含まれる前記油圧シリンダのメータイン回路における圧油の流路を、前記主ポンプから吐出される圧油を前記方向制御弁を介して前記油圧シリンダへ供給可能にする開路側に、または前記主ポンプから吐出される圧油の前記油圧シリンダへの供給を不能にする閉路側に変更する流路変更手段と、前記ジャッキアップ切替弁を切り替える圧油の流路を制御する絞り及チェックバルブを含むスローリターン回路を備え、前記作業要素の下げ操作時に前記油圧シリンダのボトム圧が前記所定圧以上になったときには、前記スローリターン回路の前記絞りにより、前記ジャッキアップ切替弁を前記ボトム圧が前記所定圧に至った時よりも時間遅れを持たせて第1切替位置に切り替えて前記流路変更手段を閉路側に切り替え、前記主ポンプから吐出される圧油を前記油圧シリンダのロッド室に供給せず、前記作業要素の下げ操作時に前記油圧シリンダのボトム圧が前記所定圧よりも小さくなったときには、前記スローリターン回路の前記チェックバルブを介して、前記ジャッキアップ切替弁を時間遅れを持たせずに第2切替位置に切り替えて前記流路変更手段を開路側に切り替え、前記主ポンプから吐出される圧油を前記方向制御弁を介して前記油圧シリンダのロッド室に供給することを特徴としている。

例えば油圧ショベルに備えられるブーム用油圧シリンダは、外力が作用していない状態では、作業要素であるブーム、アーム等の重量を受けてボトム室が高圧になる。これに対して、作業要素に押し付け力が作用したとき、ブーム用油圧シリンダに強制力すなわち引っ張り力が作用し、ボトム室が低圧になる。
上述のように構成した本発明は、作業要素の単独下げ操作時に油圧シリンダのボトム圧が所定圧よりも小さくなったときには、ジャッキアップ切替弁が第2切替位置に切り替えられ、これに伴って流路変更手段が開路側に切り替えられ、主ポンプから吐出される圧油が方向制御弁を介して油圧シリンダのロッド室に供給され、作業要素に大きな押し付け力を発生させることができ、車体のジャッキアップが可能となる。
また、作業要素の単独下げ操作の途中で何らかの理由により作業要素に押し付け力が働きボトム圧が所定圧よりも小さくなっても、このときには上述したように主ポンプからの圧油が油圧シリンダのロッド室に供給されるので、この油圧シリンダの内部が真空状態となることがなく、したがって、油圧シリンダの作動の安定性を維持できる。
作業要素の単独下げ操作時に油圧シリンダのボトム圧が所定圧以上のときには、ジャッキアップ切替弁が第1切替位置に切り替えられ、これに伴って流路変更手段が閉路側に切り替えられ、主ポンプからの圧油は油圧シリンダのロッド室に供給されない。すなわち、作業要素の自重のみによる下げ操作を実現でき、作業要素を駆動する油圧シリンダへの圧油の供給を節約してポンプ消費馬力を抑えることができる。
また、作業要素の下げ操作時であって作業要素を駆動する油圧シリンダのボトム圧が所定圧以上であるときに、他の作業要素との複合操作が実施された際には、作業要素を駆動する油圧シリンダへは主ポンプからの圧油が供給されないので、主ポンプの圧油を他の作業要素を駆動する油圧アクチュエータへ供給でき、当該油圧アクチュエータへの圧油の供給量を増加させることができる。
さらに、作業要素の下げ操作時に油圧シリンダのボトム圧が、所定圧よりも小さい状態から所定圧以上の圧に変化した際には、スローリターン回路の絞りによって、ジャッキアップ切替弁がボトム圧が所定圧に至った時よりも遅れて第1切替位置に切り替えられる。これにより、ジャッキアップ切替弁の過敏な切り替え動作が抑えられ、このジャッキアップ切替弁のハンチングを防止できる。
また本発明は、前記発明において、前記流路変更手段が、前記方向制御弁の上流側で当該方向制御弁のメータインポートに接続され、前記ジャッキアップ切替弁が前記第1切替位置に切り替えられるときには閉路位置に切り替えられ、前記ジャッキアップ切替弁が前記第2切替位置に切り替えられるときには開路位置に切り替えられる流量制御弁と、前記方向制御弁の下流側で当該方向制御弁のセンタバイパスポートに接続され、前記ジャッキアップ切替弁が前記第1切替位置に切り替えられるときには開路位置に切り替えられ、前記ジャッキアップ切替弁が前記第2切替位置に切り替えられるときには閉路位置に切り替えられるセンタバイパス切替弁とを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、ジャッキアップ切替弁が第1切替位置に切り替えられているとき、すなわち、作業要素が自重により落下するときには、流量制御弁が閉路位置に切り替えられ、かつ、センタバイパス切替弁が開路位置に切り替えられるので、主ポンプから吐出された圧油は方向制御弁のセンタバイパスポート及びセンタバイパス切替弁を通ってタンクに戻り、油圧シリンダのロッド室への圧油の供給が停止される。また、ジャッキアップ切替弁が第2切替位置に切り替えられているとき、すなわち、作業要素に押し付け力が作用したときには、流量制御弁が開路位置に切り替えられ、かつ、センタバイパス切替弁が閉路位置に切り替えられるので、主ポンプから吐出された圧油は、流量制御弁および方向制御弁のメータインポートを通って油圧シリンダのロッド室に供給される。
また、前記目的を達成するために本発明は、第1主ポンプ及び第2主ポンプと、前記第1主ポンプから吐出される圧油により駆動される第1走行装置と、前記第2主ポンプから吐出される圧油により駆動される第2走行装置と、前記第1主ポンプから前記第1走行装置に供給される圧油の流れを制御する第1方向制御弁と、前記第2主ポンプから前記第2走行装置に供給される圧油の流れを制御する第2方向制御弁と、作業要素と、前記第1主ポンプ及び第2主ポンプから吐出される圧油により伸縮され、前記作業要素を駆動する複動式の油圧シリンダと、前記第1主ポンプから前記油圧シリンダのボトム室及びロッド室に供給される圧油の流れを制御する第3方向制御弁と、前記第2主ポンプから前記油圧シリンダのボトム室及びロッド室に供給される圧油の流れを制御する第4方向制御弁と、これらの第3方向制御弁及び第4方向制御弁の切替操作を行う操作装置とを備えた油圧作業機の油圧回路において、前記油圧シリンダのボトム圧が所定圧に達したときに切り替えられるジャッキアップ切替弁と、このジャッキアップ切替弁の切替操作に伴って、前記第3方向制御弁が含まれる前記油圧シリンダのメータイン回路における圧油の流路を、前記第1主ポンプから吐出される圧油を前記第3方向制御弁を介して前記油圧シリンダへ供給可能にする開路側に、または前記第1主ポンプから吐出される圧油の前記油圧シリンダへの供給を不能にする閉路側に変更する流路変更手段と、前記ジャッキアップ切替弁を切り替える圧油の流路を制御する絞り及びチェックバルブを含むスローリターン回路を備え、前記作業要素の下げ操作時に前記油圧シリンダのボトム圧が前記所定圧以上になったときには、前記スローリターン回路の前記絞りにより、前記ジャッキアップ切替弁を前記所定圧に至った時よりも時間遅れを持たせて第1切替位置に切り替えて前記流路変更手段を閉路側に切り替え、前記第1主ポンプ及び前記第2主ポンプから吐出される圧油を前記油圧シリンダのロッド室に供給せず、前記作業要素の下げ操作時に前記油圧シリンダのボトム圧が前記所定圧よりも小さくなったときには、前記スローリターン回路の前記チェックバルブにより、前記ジャッキアップ切替弁を時間遅れを持たせずに第2切替位置に切り替えて前記流路変更手段を開路側に切り替え、前記第1主ポンプ及び前記第2主ポンプから吐出される圧油を前記第3方向制御弁、第4方向制御弁を介して前記油圧シリンダのロッド室に供給することを特徴としている。

このように構成した本発明は、作業要素の単独下げ操作時に油圧シリンダのボトム圧が所定圧よりも小さくなったときには、ジャッキアップ切替弁が第2切替位置に切り替えられ、これに伴って流路変更手段が開路側に切り替えられ、第1主ポンプ及び第2主ポンプから吐出される圧油が第3方向制御弁、第4方向制御弁を介して油圧シリンダのロッド室に供給され、作業要素に大きな押し付け力を発生させることができ、車体のジャッキアップが可能となる。このとき、第1走行装置、第2走行装置を作動させることにより、走行との協働によるジャッキアップ操作を実現できる。
また、作業要素の単独下げ操作の途中で何らかの理由により作業要素に押し付け力が働きボトム圧が所定圧よりも小さくなっても、このときには前述したように第1主ポンプ及び第2主ポンプからの圧油が油圧シリンダのロッド室に供給されるので、この油圧シリンダの内部が真空状態となることがなく、したがって、油圧シリンダの作動の安定性を維持できる。
作業要素の単独下げ操作時に油圧シリンダのボトム圧が所定圧以上のときには、ジャッキアップ切替弁が第1切替位置に切り替えられ、これに伴って流路変更手段が閉路側に切り替えられ、第1主ポンプ及び第2主ポンプからの圧油は油圧シリンダのロッド室に供給されない。すなわち、作業要素の自重のみによる下げ操作を実現でき、作業要素を駆動する油圧シリンダへの圧油の供給を節約してポンプ消費馬力を抑えることができる。
また、作業要素の単独下げ操作時であって作業要素を駆動する油圧シリンダのボトム圧が所定圧以上であるときに、他の作業要素との複合操作が実施された際には、作業要素を駆動する油圧シリンダへは第1,第2主ポンプからの圧油が供給されないので、第1,第2主ポンプの圧油を他の作業要素を駆動する油圧アクチュエータへ供給でき、当該油圧アクチュエータへの圧油の供給量を増加させることができる。
さらに、作業要素の下げ操作時に油圧シリンダのボトム圧が、所定圧よりも小さい状態から所定圧以上の圧に変化した際には、スローリターン回路の絞りによって、ジャッキアップ切替弁がボトム圧が所定圧に至った時よりも遅れて第1切替位置に切り替えられる。これにより、ジャッキアップ切替弁の過敏な切り替え動作が抑えられ、このジャッキアップ切替弁のハンチングを防止できる。
また本発明は、前記発明において、前記流路変更手段が、前記第3方向制御弁の上流側で当該第3方向制御弁のメータインポートに接続され、前記ジャッキアップ切替弁が前記第1切替位置に切り替えられるときには閉路位置に切り替えられ、前記ジャッキアップ切替弁が前記第2切替位置に切り替えられるときには開路位置に切り替えられる流量制御弁と、前記第3方向制御弁の下流側で当該第3方向制御弁のセンタバイパスポートに接続され、前記ジャッキアップ切替弁が前記第1切替位置に切り替えられるときには開路位置に切り替えられ、前記ジャッキアップ切替弁が前記第2切替位置に切り替えられるときには閉路位置に切り替えられるセンタバイパス切替弁とを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、ジャッキアップ切替弁が第1切替位置に切り替えられているとき、すなわち、作業要素が自重により落下するときには、流量制御弁が閉路位置に切り替えられ、かつ、センタバイパス切替弁が開路位置に切り替えられるので、主ポンプから吐出された圧油は第3方向制御弁のセンタバイパスポート及びセンタバイパス切替弁を通ってタンクに戻り、油圧シリンダのロッド室への圧油の供給が停止される。また、ジャッキアップ切替弁が第2切替位置に切り替えられているとき、すなわち、作業要素に押し付け力が作用したときには、流量制御弁が開路位置に切り替えられ、かつ、センタバイパス切替弁が閉路位置に切り替えられるので、主ポンプから吐出された圧油は、流量制御弁および第3方向制御弁のメータインポートを通って油圧シリンダのロッド室に供給される。
また本発明は、前記発明において、前記油圧シリンダのボトム室から排出されるメータアウト油の一部を前記油圧シリンダのロッド室に供給されるメータイン油として再生する再生回路を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、作業要素の単独下げ操作時に油圧シリンダのロッド室にボトム室からの圧油が再生供給されるので、この作業要素の単独下げ操作の途中で何らかの理由で作業要素に押し付け力が作用しても、油圧シリンダのロッド室が真空状態になることを確実に防止できる。
本発明は、車体のジャッキアップ機能を有すると共に、作業要素の単独下げ操作の途中で何らかの理由により作業要素に押し付け力が働いてボトム圧が所定圧より小さくなっても、この油圧シリンダの内部を真空状態にさせることがなく、したがって油圧シリンダの作動の安定性を維持できる。これにより、この油圧シリンダによって駆動する作業要素の下げ操作の良好な操作性を確保できる。
また、作業要素の単独下げ操作時に作業操作の自重のみによる下げ操作を実現でき、作業要素を駆動する油圧シリンダへの圧油の供給を節約してポンプ消費馬力を抑えることができ、経済性を向上させることができる。
また、作業要素の下げ操作時であって作業要素を駆動する油圧シリンダのボトム圧が所定圧以上であるときに、他の作業要素との複合操作が実施された際には、他の作業要素を駆動する油圧アクチュエータへの圧油の供給量を増加させることができ、複合操作による作業の能率を向上させることができる。
さらに、ジャッキアップ切替弁を切り替える圧油の流路を制御する絞りとチェックバルブを含むスローリターン回路を備えているので、ジャッキアップ切替弁の切り替え動作に伴うハンチングを防止でき、安定した油圧回路を実現できる。
特に、第1主ポンプから吐出される圧油によって駆動される第1走行装置、及び第2主ポンプから吐出される第2走行装置を備えた本発明は、走行と、作業要素のジャッキアップとの協働によって、より優れた車体のジャッキアップ機能を確保できる。
以下,本発明に係る油圧作業機の油圧回路を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る油圧回路が備えられる油圧作業機の一例として挙げた油圧ショベルの側面図である。
この油圧ショベルは、図1に示すように、左右一対の走行装置1,2から成る走行体3と、この走行体3上に旋回自在に取り付けられた旋回体4と、一端が旋回体4に回動自在にピン結合されたブーム5と、一端がブーム5に回動自在にピン結合されたアーム6と、一端がアーム6に回動自在にピン結合されたバケット7とを備えている。また、油圧アクチュエータとして、走行装置1,2をそれぞれ駆動する第1走行用油圧モータ8、第2走行用油圧モータ9と、旋回体4を駆動する旋回用油圧モータ10と、ブーム5を駆動するブーム用油圧シリンダ11と、アーム6を駆動するアーム用油圧シリンダ12と、バケット7を駆動するバケット用油圧シリンダ13とを備えている。
図2は図1に示した油圧ショベルに備えられる本発明の油圧回路の第1実施形態を示す油圧回路図、図3は図2に示す油圧回路に備えられる操作装置を示す図である。これらの図2,3に示す第1実施形態は、ジャッキアップ切替弁として油圧パイロット式の切替弁を備え、油圧シリンダに1つの主ポンプからの圧油を供給するようにしたものである。
すなわち、この第1実施形態は、図2に示すように、主ポンプ21と、この主ポンプ21から吐出される圧油により伸縮され、ブーム5を駆動する複動式のブーム用油圧シリンダ11と、主ポンプ21からブーム用油圧シリンダ11のボトム室11a及びロッド室11bに供給される圧油の流れを制御する方向制御弁22と、この方向制御弁22の切替操作を行う操作装置23とを備えている。また、パイロットポンプ24と、このパイロットポンプ24から吐出される圧油の流れを制御するジャッキアップ切替弁25と、方向制御弁22の上流側で方向制御弁22のメータインポートに接続され、ジャッキアップ切替弁25によって切替操作される流量制御弁26と、方向制御弁22の下流で方向制御弁22のセンタバイパスポートに接続され、ジャッキアップ切替弁25によって切替操作されるセンタバイパス切替弁27と、タンク28とを備えている。
前述した流量制御弁26は、ポペット弁261と、このポペット弁261の背圧室と方向制御弁22のポンプポート側とを連通、遮断するパイロット式の切替弁262とを含んでいる。方向制御弁22は、絞り29a,29bとチェックバルブ29cとを内蔵している。このうちの絞り29bとチェックバルブ29cとは、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aから排出された圧油をロッド室11bに再生供給する再生回路を構成している。
また、前述した操作装置23は、図3に示すように、操作レバー23aと、この操作レバー23aによって切替操作されるブーム下げ側減圧弁23bと、ブーム上げ側減圧弁23cとから成っている。
図2に示すように、主ポンプ21と方向制御弁22との間には、主ポンプ21から方向制御弁22のセンタバイパスポートに直接通じる油道31と、主ポンプ21から流量制御弁26を介して方向制御弁22のメータインポートに通じる油道32,33とが設けられ、方向制御弁22とブーム用油圧シリンダ11との間には、ボトム室11aに通じる油道34とロッド室11bに通じる油道35とが設けられている。また、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aとジャッキアツプ切替弁25の信号ポートとの間には、ボトム圧信号供給用の油道36が設けられている。油道36には絞り46とチェックバルブ47とを並設させて成るスローリターン回路が設けられている。
さらに、方向制御弁22とタンク28とをつなぐ油道は、センタバイパス切替弁27を介して方向制御弁22側の油道37とタンク28側の油道38とに分けられている。方向制御弁22とタンク28側の油道38との間には、ボトム室11aから排出された圧油の一部をタンク28に導くための油道39が設けられている。また、操作装置23と方向制御弁22の信号ポートとの間には、ブーム下げ信号供給用のパイロット管路40とブーム上げ信号供給用のパイロット管路41とが設けられ、さらにブーム下げ用のパイロット圧をジャッキアップ切替弁25を介してセンタバイパス切替弁27に導く切替信号供給用のパイロット管路42,43が設けられている。加えて、パイロットポンプ24と流量制御弁26を構成する切替弁262の信号ポートとの間には、ジャッキアップ切替弁25を介して切替信号供給用のパイロット管路44,45が設けられている。
前述した流量制御弁26とセンタバイパス切替弁27とによって、ジャッキアップ切替弁25の切替操作に伴って方向制御弁22が含まれるブーム用油圧シリンダ11のメータイン回路における圧油の流路を、主ポンプ21から吐出される圧油を方向制御弁22を介してブーム用油圧シリンダ11へ供給可能にする開路側にまたは主ポンプ21から吐出される圧油のブーム用油圧シリンダ11への供給を不能にする閉路側に変更する流路変更手段が構成されている。
前述のように構成した第1実施形態の動作について以下に説明する。
操作レバー23aが中立位置にあり、ブーム用油圧シリンダ11に引張力が作用していない場合、図2に示すように、方向制御弁22は中立位置22bとなり、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aがブーム等の自重分を支えるために高圧となり、絞り46を介してジャッキアップ切替弁25は第1切替位置25aに切り替えられ、流量制御弁26の切替弁262は切替位置26aに切り替えられ、センタバイパス切替弁27は弁位置27aを保持する。したがって、主ポンプ21から吐出された圧油は、油道31、方向制御弁22のセンタバイパスポート、油道37、センタバイパス切替弁27及び油道38を通ってタンク28に導かれる。なお、操作レバー23aが操作位置から中立位置に戻される際、ジャッキアップ切替弁25の信号ポートへの信号圧は、スローリターン回路の絞り46を介して与えられるので、ブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が所定圧に至ったときよりも時間遅れを持たせて、ジャッキアップ切替弁25は第1切替位置25aに切り替えられる。
このような中立状態から操作レバー23aを図3の左方向に、すなわち、ブーム下げ方向に操作すると、パイロットポンプ24から供給される圧油が減圧弁23bにより減圧され、この減圧されたパイロット圧がブーム下げ信号としてパイロット管路40に導出し、方向制御弁22が切替位置22aに切り替えられる。そして、ボトム室11aからの戻り油の一部が絞り29b、チェックバルブ29c及び油道35を介してロッド室11bに再生供給されると共に、残りが絞り29a及び油道39を介してタンク28に戻される。
この場合、ブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が、ジャッキアップ切替弁25のばね25cによって設定される所定圧以上のときには、ジャッキアップ切替弁25の切替位置は、第1切替位置25aに維持されるので、流量制御弁26の切替位置も切替位置26aに維持され、また、センタバイパス切替弁27も弁位置27aに維持される。したがって、主ポンプ21から吐出された圧油は、油道31、方向制御弁22のセンタバイパスポート、油道37、センタバイパス切替弁27及び油道38を通ってタンク28に導かれ、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11a及びロッド室11bには主ポンプ21からの圧油が供給されないので、ロッド室11bへは再生油のみが導入され、ブーム5の自重によってブーム用油圧シリンダ11が収縮して、ブーム5が下げ方向に回動する。すなわち、自重落下する。
一方、操作レバー23aがブーム下げ方向に操作された場合において、ボトム圧がジャッキアップ切替弁25の切替圧力、すなわち所定圧よりも低くなったときには、ジャッキアップ切替弁25aを維持していた圧力がチェックバルブ47から時間遅れを持たせることなく瞬時に逃がされて低くなる。これによりジャッキアップ切替弁25が第2切替位置25bに切り替えられ、パイロット管路44及びパイロット管路45を介して流量制御弁26の切替弁262の信号ポートに供給されていたパイロットポンプ24からの圧油が遮断されるので、切替弁262が弁位置26bに切り替えられ、ポペット弁261の背圧が管路33の圧と同圧となり、主ポンプ21から吐出された圧油が、油道32、流量制御弁26のポペット弁261、油道33を通って方向制御弁22のメータインポートに供給される。また、ジャッキアップ切替弁25の切り替えに伴って、パイロットポンプ24から吐出された圧油が、パイロット管路40、パイロット管路42、ジャッキアップ切替弁25、パイロット管路43を通ってセンタバイパス切替弁27の信号ポートに供給されるので、センタバイパス切替弁27が切替位置27bに切り替えられ、方向制御弁22のセンタバイパスの下流が遮断される。したがって、油道33より方向制御弁22のメータインポートに供給された主ポンプ21からの圧油が、ボトム室11aから排出された再生油と共に油道35を通ってブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給され、車体のジャッキアップ力などの強い押し付け力を発生させることができる。
また例えば、操作レバー23aが中立状態から図3の右方向に、すなわち、ブーム上げ方向に操作された場合には、パイロットポンプ24から供給される圧油によってパイロット管路41にブーム上げ用のパイロット圧が導出し、方向制御弁22が切替位置22cに切り替えられる。これにより、ロッド室11bから排出された圧油が油道35、方向制御弁22、油道39を通ってタンク28に戻されるので、ボトム圧がジャッキアップ切替弁25の作動圧力よりも低圧になり、ジャッキアップ切替弁25が第2切替位置25bに切り替えられ、流量制御弁26が切替位置26bに切り替えられる。したがって、油道32、流量制御弁26、油道33を通って方向制御弁22のメータインポートに供給された主ポンプ21からの圧油が油道34を通ってボトム室11aに供給され、ブーム用油圧シリンダ11が伸長されて、ブーム5が上げ方向に回動される。
このように構成した第1実施形態は、前述したように、ブーム5の単独下げ操作時にブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が所定圧よりも小さくなったときには、ジャッキアップ切替弁25が第2切替位置25bに切り替えられ、これに伴って流量制御弁26、センタバイパス切替弁27を含む流路変更手段が開路側に切り替えられ、主ポンプ21から吐出される圧油が方向制御弁22を介してブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給され、ブーム5に大きな押し付け力を発生させることができ、車体のジャッキアップが可能となる。
また、ブーム5の単独下げ操作の途中で何らかの理由によりブーム5に押し付け力が働きブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が所定圧よりも小さくなっても、このときには、上述したように主ポンプ21からの圧油がブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給されるので、このブーム用油圧シリンダ11の内部が真空状態となることがなく、したがって、油圧シリンダの作動の安定性を維持できる。これによりこのブーム用油圧シリンダ11によって駆動するブーム5の下げ操作の良好な操作性を確保できる。なお、この第1実施形態は、ブーム5の下げ操作時に、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aから排出されるメータアウト油の一部をブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給されるメータイン油として再生する絞り29b、チェックバルブ29cを含む再生回路を備えているので、ブーム用油圧シリンダ11の内部における真空状態の発生をより確実に防止することができる。
また、ブーム5の単独下げ操作時にブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が所定圧以上のときには、ジャッキアップ切替弁25が第1切替位置25aに切り替えられ、これに伴って流路変更手段が閉路側に切り替えられ、主ポンプ21からの圧油はブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給されない。すなわち、ブーム5の自重のみによる下げ操作を実現でき、ブーム5を駆動するブーム用油圧シリンダ11への圧油の供給を節約してポンプ消費馬力を抑えることができ、経済性を向上させることができる。
また、ブーム下げ操作時にであってブーム5を駆動するブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が所定圧以上であるときに、アーム等の他の作業要素との複合操作が実施された際には、ブーム用油圧シリンダ11へは主ポンプ21からの圧油が供給されないので、主ポンプ21の圧油を他の作業要素を駆動する油圧アクチュエータへ供給でき、当該油圧アクチュエータへの圧油の供給量を増加させることができ、複合操作による作業の能率を向上させることができる。
また、ブーム5の下げ操作時にブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が、所定圧よりも小さい状態から所定圧以上に変化した際には、スローリターン回路の絞り46によって、ジャッキアップ切替弁25がボトム圧が所定圧に至った時よりも遅れて第1切替位置25aに切り替えられる。これにより、ジャッキアップ切替弁25の過敏な切り替え動作が抑えられ、このジャッキアップ切替弁25のハンチングを防止でき、安定した油圧回路を実現できる。
図4は本発明の第2実施形態を示す油圧回路図である。この図4に示す実施形態も例えば図1に示したと同等の油圧ショベルに備えられる。この第2実施形態は特に、ブーム駆動用の油圧回路と走行用の油圧回路を組み合わせた構成になっている。
すなわち、この図4に示す第2実施形態は、右走行用油圧モータ8、左走行用油圧モータ9と、第1主ポンプ21と第2主ポンプ101と、第1主ポンプ21から右走行用油圧モータ8に供給される圧油の流れを制御する第1方向制御弁102と、第2主ポンプ101から左走行用油圧モータ9に供給される圧油の流れを制御する第2方向制御弁103と、第1主ポンプ21からブーム用油圧シリンダ11のボトム室11a及びロッド室11bに供給される圧油の流れを制御する第3方向制御弁22と、第2主ポンプ101からブーム用油圧シリンダ11のボトム室11a及びロッド室11bに供給される圧油の流れを制御する第4方向制御弁104とを備えている。
また、ブーム操作が行なわれた場合に第1主ポンプ21から供給される圧油を左走行用油圧モータ9側に供給するための切替弁105と、ブーム操作が行なわれたときに、切替弁105の信号ポートに切替信号を付与するシャトル弁106と、第2主ポンプ101と第4方向制御弁104とをつなぐ油道107と、第2主ポンプ101とタンク28とを連絡するセンタバイパス通路108と、第4方向制御弁104とブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bとをつなぐ油道109と、第4方向制御弁104とブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aとをつなぐ油道110とを備えている。
また、油道110に設けられたチェックバルブ111と、第1主ポンプ21と切替弁105とをつなぐ油道112と、この油道112に設けられたチエックバルブ113と、切替弁105と第2方向制御弁103とをつなぐ油道114と、ジャッキアップ切替弁25にブーム下げ信号となるパイロット圧を導くパイロット管路115と、第4方向制御弁104の信号ポートにブーム下げ信号を供給するパイロット管路116と、第4方向制御弁104の信号ポートにブーム上げ信号を供給するパイロット管路117と、切替弁105の信号ポートに切替信号を供給するパイロット管路118とを備えている。その他の構成は前述した第1実施形態と同等である。なお、流量制御弁26とセンタバイパス切替弁27とにより、ジャッキアップ切替弁25の切替操作に伴って、第3方向制御弁22が含まれるブーム用油圧シリンダ11のメータイン回路における圧油の流路を、第1主ポンプ21から吐出される圧油を第3方向制御弁22を介してブーム用油圧シリンダ11へ供給可能にする開路側に、または第1主ポンプ21から吐出される圧油のブーム用油圧シリンダ11への供給を不能にする閉路側に変更する流路変更手段が構成されている。
このように構成した第2実施形態の動作について以下に説明する。
操作レバー23aが中立位置にある場合、図4に示すように、第3方向制御弁22及び第4方向制御弁104はそれぞれ中立位置22b、104bを保持し、ジャッキアップ切替弁25はブーム用油圧シリンダ11のボトム側の圧力により切り替え位置25aに切り替えられた状態にある。この状態では、パイロット管路43がタンク28に連通し、センタバイパス切替弁27は弁位置27aを保持し、切替弁105は弁位置105aを保持する。したがって、第1主ポンプ21から吐出された圧油は、油道31、第3方向制御弁22のセンタバイパスポート、油道37、センタバイパス切替弁27及び油道38を通ってタンク28に導かれる。また、第2主ポンプ101から吐出された圧油は、油道107、油道108、第2方向制御弁103のセンタバイパスポートを通ってタンク28に導かれる。このため、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11a及びロッド室11bには圧油が供給されない。
このような中立状態から、操作レバー23aを図示左方向、すなわち、ブーム下げ方向に操作すると、パイロツトポンプ24から供給され減圧弁23bによって減圧されたパイロット圧がパイロット管路40に導出し、第3方向制御弁22が切替位置22aに切り替えられる。一方、パイロット管路115にこのパイロット圧が導かれ、ジャッキアップ切替弁25を介して切替弁262の信号ポートに導かれるため、切替弁262が切替位置26aに切り替えられる。これにより、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11aからの戻り油の一部が絞り29b、チェックバルブ29c及び油道35を介してロッド室11bに再生供給されると共に、残りが絞り29a及び油道39を介してタンク28に戻される。
この場合、ブーム用油圧シリンダ11のボトム圧がジャッキアップ切替弁25の作動圧力、すなわち所定圧よりも高いときには、ジャッキアップ切替弁25は第1切替位置25aに維持されるので、流量制御弁26の切替位置も切替位置26aに維持される。また、センタバイパス切替弁27も弁位置27aに維持される。したがって、第1主ポンプ21から吐出された圧油は、油道31、第3方向制御弁22のセンタバイパスポート、油道37、センタパイパス切替弁27及び油道38を通ってタンク28に導かれる。また、第2主ポンプ101から吐出された圧油は、油道107、、第4方向制御弁104、油道108、第2方向制御弁103のセンタバイパスポートを通ってタンク28に導かれる。これにより、ブーム用油圧シリンダ11のボトム室11a及びロッド室11bには、第1主ポンプ21、第2主ポンプ101からの圧油が供給されず、ロッド室11bへはボトム室11aから排出された再生油のみが供給され、ブーム5の自重によってブーム用油圧シリンダ11が収縮し、ブーム5が自重落下する。
また、操作レバー23aが中立状態からブーム下げ方向に操作された場合、ブーム用油圧シリンダ11のボトム圧がジャッキアツプ切替弁25の作動圧力よりも低くなったときには、ジャッキアップ切替弁25が第2切替位置25bに切り替えられるので、パイロット管路45がジャッキアップ切替弁25を介してタンク28と連通し、流量制御弁26の切替弁262が弁位置26bに切り替えられる。これにより、第1主ポンプ21から吐出された圧油が、油道32、流量制御弁26、油道33を通って第3方向制御弁22のメータインポートに供給される。また、ジャッキアップ切替弁25の切り替えに伴って、ブーム下げ信号としてのパイロット圧がパイロット管路115、ジャッキアップ切り替え弁25、パイロット管路43を通ってセンタバイパス切替え弁27の信号ポートに供給されるので、センタバイパス切替弁27が切替位置27bに切り替えられる。これと共にパイロット圧が、パイロット管路116を通って第4方向制御弁104のブーム下げ側の信号ポートに供給されるので、第4方向制御弁104が切替位置104aに切り替えられる。したがって、第1主ポンプ21から吐出された圧油がブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給されると共に、第2主ポンプ101から吐出された圧油が第4方向制御弁104、油道109及び油道35を通ってブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給される。すなわち、ロッド室11bへはボトム室11aから排出された再生油と第1主ポンプ21から供給される圧油、及び第2主ポンプ101から供給される圧油とが合流して供給される。これによって、車体のジャッキアップ力などの強い押し付け力を発生させることができる。
また、ブーム操作用のパイロット圧がシャトル弁106、油道118を介して切替弁105に導かれるため、切替弁105が切替位置105bに切り替えられる。ここで図示しない走行用操作装置を操作して第1方向制御弁102、第2方向制御弁103を切り替えることにより、第1主ポンプ21から吐出された圧油が第1方向制御弁102、第2方向制御弁103を介してそれぞれ左右の走行用油圧モータ8,9に供給される。したがって、ブーム5と走行の複合操作が実施されるときには、ブーム用油圧シリンダ11には、第2主ポンプ101からの圧油が供給されるので、走行とブーム下げの複合操作による車体のジャッキアップが可能になる。
このように構成した第2実施形態は、ブーム5の単独下げ操作時にブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が所定圧よりも小さくなったときには、ジャッキアッブ切替弁25が第2切替位置25bに切り替えられ、これに伴って流路変更手段が開路側に切り替えられ、第1主ポンプ21及び第2主ポンプ101から吐出される圧油が第3方向制御弁22、第4方向制御弁104を介してブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給され、ブーム5に大きな押し付け力を発生させることができ、車体のジャッキアップが可能となる。このとき、左右の走行用油圧モータ8,9を作動させて走行も同時に実施させることにより、走行とブーム下げとの複合操作によるジャッキアップ操作を実現でき、より優れた車体のジャッキアップ機能を確保できる。
また、ブーム5の単独下げ操作の途中で何らかの理由によりブーム5に押し付け力が働きボトム圧が所定圧よりも小さくなっても、このときには上述したように第1主ポンプ21、第2主ポンプ101からの圧油がブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給されるので、このブーム用油圧シリンダ11の内部が真空状態となることがなく、したがって、ブーム用油圧シリンダ11の作動の安定性を維持できる。これにより、このブーム用油圧シリンダ11によって駆動するブーム5の下げ操作の良好な操作性を確保できる。
また、ブーム5の単独下げ操作時にブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が所定圧以上のときには、ジャッキアップ切替弁25が第1切替位置に切換えられ、これに伴って流路変更手段が閉路側に切り替えられ、第1主ポンプ21及び第2主ポンプ101からの圧油はブーム用油圧シリンダ11のロッド室11bに供給されない。すなわち、前述した第1実施形態におけるのと同様にブーム5の自重のみによる下げ操作を実現でき、ブーム5を駆動するブーム用油圧シリンダ11への圧油の供給を節約してポンプ消費馬力を抑えることができ、経済性を向上させることができる。
また、ブーム5の下げ操作時であってブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が所定圧以上であるときに、アーム等の他の作業要素との複合操作が実施された際には、ブーム用油圧シリンダ11へは第1主ポンプ21及び第2主ポンプ101からの圧油が供給されないので、これらの第1,第2主ポンプ21,101の圧油を他の作業要素を駆動する油圧アクチュエータへ供給でき、当該油圧アクチュエータへの圧油の供給量を増加させることができる。
また、ブーム5の下げ操作時にブーム用油圧シリンダ11のボトム圧が、所定圧よりも小さい状態から所定圧以上の圧に変化した際には、前述した第1実施形態と同様に、スローリターン回路の絞り46によって、ジャッキアップ切替弁25がボトム圧が所定圧に至った時よりも遅れて第1切替位置25aに切り替えられる。これにより、ジャッキアップ切替弁25の過敏な切り替え動作が抑えられ、このジャッキアップ切替弁25のハンチングを防止でき、安定した油圧回路を実現させることができる。
本発明に係る油圧回路が備えられる油圧作業機の一例として挙げた油圧ショベルの側面図である。 図1に示した油圧ショベルに備えられる本発明の油圧回路の第1実施形態を示す油圧回路図である。 図2に示す油圧回路に備えられる操作装置を示す図である。 本発明の第2実施形態を示す油圧回路図である。
符号の説明
1 走行装置
2 走行装置
3 走行体
5 ブーム(作業要素)
6 アーム(他の作業要素)
8 右走行用油圧モータ
9 左走行用油圧モータ
11 ブーム用油圧シリンダ
11a ボトム室
11b ロッド室
12 アーム用油圧シリンダ
21 主ポンプ(第1主ポンプ)
22 方向制御弁(第3方向制御弁)
23 操作装置
25 ジャッキアップ切替弁
25a 第1切替位置
25b 第2切替位置
26 流量制御弁(流路変更手段)
27 センタバイパス切替弁(流路変更手段)
28 タンク
29b 絞り(再生回路)
29c チェックバルブ(再生回路)
46 絞り(スローリターン回路)
47 チェックバルブ(スローリターン回路)
101 第2主ポンプ
102 第1方向制御弁
103 第2方向制御弁
104 第4方向制御弁
105 切替弁
106 シャトル弁

Claims (5)

  1. 主ポンプと、作業要素と、前記主ポンプから吐出される圧油により伸縮され、前記作業要素を駆動する複動式の油圧シリンダと、前記主ポンプから前記油圧シリンダのボトム室及びロッド室に供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁の切替操作を行う操作装置とを備えた油圧作業機の油圧回路において、
    前記油圧シリンダのボトム圧が所定圧に達したときに切り替えられるジャッキアップ切替弁と、このジャッキアップ切替弁の切替操作に伴って前記方向制御弁が含まれる前記油圧シリンダのメータイン回路における圧油の流路を、前記主ポンプから吐出される圧油を前記方向制御弁を介して前記油圧シリンダへ供給可能にする開路側に、または前記主ポンプから吐出される圧油の前記油圧シリンダへの供給を不能にする閉路側に変更する流路変更手段と、前記ジャッキアップ切替弁を切り替える圧油の流路を制御する絞り及チェックバルブを含むスローリターン回路を備え、
    前記作業要素の下げ操作時に前記油圧シリンダのボトム圧が前記所定圧以上になったときには、前記スローリターン回路の前記絞りにより、前記ジャッキアップ切替弁を前記ボトム圧が前記所定圧に至った時よりも時間遅れを持たせて第1切替位置に切り替えて前記流路変更手段を閉路側に切り替え、前記主ポンプから吐出される圧油を前記油圧シリンダのロッド室に供給せず、前記作業要素の下げ操作時に前記油圧シリンダのボトム圧が前記所定圧よりも小さくなったときには、前記スローリターン回路の前記チェックバルブを介して、前記ジャッキアップ切替弁を時間遅れを持たせずに第2切替位置に切り替えて前記流路変更手段を開路側に切り替え、前記主ポンプから吐出される圧油を前記方向制御弁を介して前記油圧シリンダのロッド室に供給することを特徴とする油圧作業機の油圧回路。
  2. 前記請求項1記載の発明において、
    前記流路変更手段が、前記方向制御弁の上流側で当該方向制御弁のメータインポートに接続され、前記ジャッキアップ切替弁が前記第1切替位置に切り替えられるときには閉路位置に切り替えられ、前記ジャッキアップ切替弁が前記第2切替位置に切り替えられるときには開路位置に切り替えられる流量制御弁と、前記方向制御弁の下流側で当該方向制御弁のセンタバイパスポートに接続され、前記ジャッキアップ切替弁が前記第1切替位置に切り替えられるときには開路位置に切り替えられ、前記ジャッキアップ切替弁が前記第2切替位置に切り替えられるときには閉路位置に切り替えられるセンタバイパス切替弁とを含むことを特徴とする油圧作業機の油圧回路。
  3. 第1主ポンプ及び第2主ポンプと、前記第1主ポンプから吐出される圧油により駆動される第1走行装置と、前記第2主ポンプから吐出される圧油により駆動される第2走行装置と、前記第1主ポンプから前記第1走行装置に供給される圧油の流れを制御する第1方向制御弁と、前記第2主ポンプから前記第2走行装置に供給される圧油の流れを制御する第2方向制御弁と、作業要素と、前記第1主ポンプ及び第2主ポンプから吐出される圧油により伸縮され、前記作業要素を駆動する複動式の油圧シリンダと、前記第1主ポンプから前記油圧シリンダのボトム室及びロッド室に供給される圧油の流れを制御する第3方向制御弁と、前記第2主ポンプから前記油圧シリンダのボトム室及びロッド室に供給される圧油の流れを制御する第4方向制御弁と、これらの第3方向制御弁及び第4方向制御弁の切替操作を行う操作装置とを備えた油圧作業機の油圧回路において、
    前記油圧シリンダのボトム圧が所定圧に達したときに切り替えられるジャッキアップ切替弁と、このジャッキアップ切替弁の切替操作に伴って前記第3方向制御弁が含まれる前記油圧シリンダのメータイン回路における圧油の流路を、前記第1主ポンプから吐出される圧油を前記第3方向制御弁を介して前記油圧シリンダへ供給可能にする開路側に、または前記第1主ポンプから吐出される圧油の前記油圧シリンダへの供給を不能にする閉路側に変更する流路変更手段と、前記ジャッキアップ切替弁を切り替える圧油の流路を制御する絞り及びチェックバルブを含むスローリターン回路を備え、
    前記作業要素の下げ操作時に前記油圧シリンダのボトム圧が前記所定圧以上になったときには、前記スローリターン回路の前記絞りにより、前記ジャッキアップ切替弁を前記所定圧に至った時よりも時間遅れを持たせて第1切替位置に切り替えて前記流路変更手段を閉路側に切り替え、前記第1主ポンプ及び前記第2主ポンプから吐出される圧油を前記油圧シリンダのロッド室に供給せず、前記作業要素の下げ操作時に前記油圧シリンダのボトム圧が前記所定圧よりも小さくなったときには、前記スローリターン回路の前記チェックバルブにより、前記ジャッキアップ切替弁を時間遅れを持たせずに第2切替位置に切り替えて前記流路変更手段を開路側に切り替え、前記第1主ポンプ及び前記第2主ポンプから吐出される圧油を前記第3方向制御弁、第4方向制御弁を介して前記油圧シリンダのロッド室に供給することを特徴とする油圧作業機の油圧回路。
  4. 前記請求項3記載の発明において、
    前記流路変更手段が、前記第3方向制御弁の上流側で当該第3方向制御弁のメータインポートに接続され、前記ジャッキアップ切替弁が前記第1切替位置に切り替えられるときには閉路位置に切り替えられ、前記ジャッキアップ切替弁が前記第2切替位置に切り替えられるときには開路位置に切り替えられる流量制御弁と、前記第3方向制御弁の下流側で当該第3方向制御弁のセンタバイパスポートに接続され、前記ジャッキアップ切替弁が前記第1切替位置に切り替えられるときには開路位置に切り替えられ、前記ジャッキアップ切替弁が前記第2切替位置に切り替えられるときには閉路位置に切り替えられるセンタバイパス切替弁とを含むことを特徴とする油圧作業機の油圧回路。
  5. 前記請求項1または2記載の発明において、
    前記油圧シリンダのボトム室から排出されるメータアウト油の一部を前記油圧シリンダのロッド室に供給されるメータイン油として再生する再生回路を備えたことを特徴とする油圧作業機の油圧回路。
JP2004030793A 2004-02-06 2004-02-06 油圧作業機の油圧回路 Expired - Fee Related JP4121466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030793A JP4121466B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 油圧作業機の油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030793A JP4121466B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 油圧作業機の油圧回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005221026A JP2005221026A (ja) 2005-08-18
JP4121466B2 true JP4121466B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=34996822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004030793A Expired - Fee Related JP4121466B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 油圧作業機の油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4121466B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103711739A (zh) * 2012-10-08 2014-04-09 罗伯特·博世有限公司 液压控制装置和具有这种控制装置的压力机

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115942A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械の油圧駆動装置
JP5356159B2 (ja) * 2009-09-02 2013-12-04 日立建機株式会社 油圧作業機の油圧駆動装置
JP5404597B2 (ja) * 2010-12-27 2014-02-05 日立建機株式会社 油圧作業機
JP5568509B2 (ja) * 2011-05-27 2014-08-06 日立建機株式会社 油圧制御装置および作業機械
JP6580618B2 (ja) 2017-03-21 2019-09-25 日立建機株式会社 建設機械
JP6955312B2 (ja) 2017-06-19 2021-10-27 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械におけるブーム制御システム
JP6999336B2 (ja) * 2017-09-13 2022-01-18 ナブテスコ株式会社 油圧回路
JP7198072B2 (ja) * 2018-12-13 2022-12-28 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械の油圧制御回路
JP7161465B2 (ja) * 2019-12-05 2022-10-26 日立建機株式会社 建設機械の油圧回路

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3245288A1 (de) * 1982-12-03 1984-06-14 O & K Orenstein & Koppel Ag, 1000 Berlin Verfahren zur einsparung von energie beim stellen eines ausruestungszylinders an einem hydraulikbagger durch eine hydraulikschaltung
JPH05302604A (ja) * 1992-04-23 1993-11-16 Yutani Heavy Ind Ltd 建設機械用油圧シリンダの再生油圧回路
JP3142640B2 (ja) * 1992-06-19 2001-03-07 日立建機株式会社 油圧作業機の油圧回路
JPH07305359A (ja) * 1994-05-11 1995-11-21 Sekisui House Ltd 鉄筋支持具
JP3009822B2 (ja) * 1994-05-16 2000-02-14 新キャタピラー三菱株式会社 建設機械のシリンダ制御回路
JP3484291B2 (ja) * 1996-04-16 2004-01-06 新キャタピラー三菱株式会社 流体圧アクチュエータの停止時振動防止装置
JP3643193B2 (ja) * 1996-11-20 2005-04-27 コベルコ建機株式会社 油圧モータの制御装置
JP4562948B2 (ja) * 2001-05-17 2010-10-13 日立建機株式会社 油圧駆動装置
EP1591669A4 (en) * 2003-01-14 2010-12-08 Hitachi Construction Machinery HYDRAULIC WORKING MACHINE

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103711739A (zh) * 2012-10-08 2014-04-09 罗伯特·博世有限公司 液压控制装置和具有这种控制装置的压力机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005221026A (ja) 2005-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101932304B1 (ko) 작업 기계의 유압 구동 장치
KR101975063B1 (ko) 건설 기계 및 그 유압 회로
JP4380643B2 (ja) 作業機械の油圧制御装置
JP5669448B2 (ja) 掘削機用油圧駆動システム
WO2011027791A1 (ja) 油圧作業機の油圧駆動装置
JP4410512B2 (ja) 油圧駆動装置
JP5803587B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JP3816893B2 (ja) 油圧駆動装置
JP4121466B2 (ja) 油圧作業機の油圧回路
JP2006329341A (ja) 作業機械の油圧制御装置
JP4817974B2 (ja) 建設機械の動力装置
JP2009150462A (ja) 作業機械における油圧制御システム
JP4155381B2 (ja) 油圧ショベルのアタッチメント制御装置
JP2001295803A (ja) 作業機械の油圧駆動装置
JP2006292068A (ja) 油圧作業機
KR20110072719A (ko) 건설기계의 급선회 방지용 유압시스템
JP2002339904A (ja) 建設機械の油圧回路
KR20030008069A (ko) 굴삭기의 주행 및 프론트작업의 복합작업용 유압제어장치
JP5404597B2 (ja) 油圧作業機
WO2002048553A1 (fr) Robinet coupleur de cylindre de fleche de vehicule excavateur/pivotant
JP2010060056A (ja) 作業機械における油圧制御システム
KR100611718B1 (ko) 홀딩밸브를 갖는 압력보상형 유압회로
KR100734442B1 (ko) 주행직진용 유압회로
JP5087047B2 (ja) 油圧作業機械
JP2012052583A (ja) 油圧作業機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080428

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4121466

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130509

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140509

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees