JP2000145717A - 建設機械の油圧シリンダ制御装置 - Google Patents

建設機械の油圧シリンダ制御装置

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JP2000145717A
JP2000145717A JP10317470A JP31747098A JP2000145717A JP 2000145717 A JP2000145717 A JP 2000145717A JP 10317470 A JP10317470 A JP 10317470A JP 31747098 A JP31747098 A JP 31747098A JP 2000145717 A JP2000145717 A JP 2000145717A
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hydraulic
hydraulic cylinder
pressure
valve
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Toru Tateyama
亨 館山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2203Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function
    • E02F9/2207Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function for reducing or compensating oscillations

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  • Mining & Mineral Resources (AREA)
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧シリンダのストロークエンドで衝撃が発
生するの防止し、装置全体の耐久性、寿命を向上させる
と共に、構造を簡素化できるようにする。 【解決手段】 ブームシリンダ11にはロッド11Aの
ストローク位置を検出する位置検出器14を設ける。方
向制御弁25の油圧パイロット部25A,25Bには減
圧弁型パイロット弁27の出力側をパイロット管路28
A,28Bを介して接続する。そして、パイロット管路
28A,28Bの途中には、コントローラ30からの信
号により切換制御される伸長側,縮小側の電磁弁29
A,29Bを設ける。ブームシリンダ11のロッド11
Aがストロークエンドに接近したときには、これを位置
検出器14で検出することにより電磁弁29A,29B
を連通位置(a)から遮断位置(b)に切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土砂等の掘
削作業を行う油圧ショベル等の建設機械に好適に用いら
れる建設機械の油圧シリンダ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械に
は、油圧シリンダによって駆動されるブーム、アーム及
びバケット等からなる作業装置が設けられ、該作業装置
により土砂等の掘削作業を行う構成となっている。
【0003】ここで、前記作業装置に設けた油圧シリン
ダは、一対の主管路を介して油圧源に接続され、該油圧
源と油圧シリンダとの間には一対の主管路の途中に位置
して油圧パイロット式の方向制御弁が設けられている。
また、該方向制御弁の油圧パイロット部にはパイロット
管路を介してパイロット弁が接続され、該パイロット弁
は操作レバーの操作量に対応したパイロット圧を方向制
御弁の油圧パイロット部に供給する。
【0004】そして、方向制御弁は、油圧パイロット部
に供給されるパイロット圧に応じて中立位置から切換位
置に切換制御され、この切換位置で前記油圧源からの圧
油を油圧シリンダに給排するすると共に、圧油の流量を
パイロット圧に対応したストローク量に応じて制御する
ものである。
【0005】かくして、例えば油圧ショベル等のオペレ
ータがパイロット弁の操作レバーを傾転操作したときに
は、その操作量に対応した流量の圧油が油圧源から油圧
シリンダに向けて供給されることにより、該油圧シリン
ダは圧油の流量に対応した速度で伸長または縮小され、
これによって作業装置を上,下に回動させるように駆動
するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、オペレータがパイロット弁の操作レバーを
大きく傾転操作したとき等に、油圧シリンダは高速で伸
長または縮小するようになるから、油圧シリンダがスト
ロークエンドに達したときには衝撃が発生し、作業車両
の振動、騒音の原因になる等の問題がある。
【0007】これに対して、油圧シリンダ等の作業機シ
リンダにシリンダ位置検出手段を設け、シリンダがスト
ロークエンドに近づくようなときには、ストロークエン
ドまでの偏差に応じてシリンダの速度を可変に制御し、
ストロークエンドでの衝撃を緩和する構成とした作業機
シリンダの自動クッション装置が提案されている(例え
ば、特開平5−196004号公報等)。
【0008】しかし、この従来技術による自動クッショ
ン装置では、シリンダがストロークエンドに近づくとき
に、ストロークエンドまでの偏差に応じてレバー操作に
対するレバーゲインを演算し、このレバーゲインを操作
レバー装置からの操作指令に乗算し、その乗算結果に従
ってシリンダの駆動を制御する構成としているから、装
置全体の構成が複雑化し、制御処理も煩雑になる等の問
題がある。
【0009】また、上記従来技術による自動クッション
装置は、電気レバー式の操作レバー装置と組合せて用い
る場合を基本的に前提としており、例えば減圧弁型パイ
ロット弁からのパイロット圧により油圧パイロット式の
方向制御弁を切換制御する型式のものに自動クッション
装置を適用した場合には、必ずしも有効な衝撃緩和作用
を得ることが難しいという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は油圧シリンダのストロークエン
ドで衝撃が発生するのを確実に緩和でき、装置全体の耐
久性、寿命を向上できると共に、構造を簡素化でき、制
御処理も簡略化できるようにした建設機械の油圧シリン
ダ制御装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、建設機械の作業装置に設けられ油圧
源からの圧油により前記作業装置を駆動する油圧シリン
ダと、該油圧シリンダと油圧源との間に設けられ前記油
圧源から油圧シリンダに給排する圧油をパイロット圧に
応じて切換制御する油圧パイロット式の方向制御弁と、
該方向制御弁の油圧パイロット部にパイロット管路を介
して接続され操作レバーの操作量に対応したパイロット
圧を該方向制御弁の油圧パイロット部に供給するパイロ
ット弁とからなる建設機械の油圧シリンダ制御装置に適
用される。
【0012】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記油圧シリンダにストローク位置を検出する
位置検出手段を設け、前記パイロット管路の途中には、
常時は前記パイロット弁から方向制御弁の油圧パイロッ
ト部にパイロット圧が供給されるのを許し、前記位置検
出手段により油圧シリンダがストロークエンドに接近し
たことを検出したときには、前記方向制御弁の油圧パイ
ロット部に対するパイロット圧の供給を遮断する電磁弁
を設けたことにある。
【0013】このように構成することにより、油圧シリ
ンダがストロークエンドに接近するまでの間は、パイロ
ット弁からのパイロット圧を方向制御弁の油圧パイロッ
ト部に供給して方向制御弁を切換制御でき、操作レバー
の操作量に対応した流量の圧油を油圧シリンダに給排し
て油圧シリンダのロッドを伸長または縮小させることが
できる。
【0014】そして、油圧シリンダがストロークエンド
に接近したときには、これを位置検出手段で検出するこ
とにより電磁弁を切換えることができ、これによって前
記方向制御弁の油圧パイロット部に対するパイロット圧
の供給を遮断し、方向制御弁を中立位置に復帰させると
共に、油圧シリンダをストロークエンドの近傍で自動停
止させ、衝撃の発生を抑えることができる。
【0015】また、請求項2の発明では、電磁弁は、油
圧パイロット部に対するパイロット圧の供給を許す連通
位置と、パイロット圧の供給を遮断する遮断位置とに切
換制御され、該遮断位置に切換えられたときには、前記
油圧パイロット部に作用するパイロット圧をタンク圧レ
ベルまで減少させ、方向制御弁を中立位置に復帰させる
構成としている。
【0016】これにより、油圧シリンダがストロークエ
ンドに接近したときには、位置検出手段からの検出信号
によって電磁弁を連通位置から遮断位置に自動的に切換
えることができ、この遮断位置では前記油圧パイロット
部に作用するパイロット圧をタンク圧レベルまで減少さ
せ、方向制御弁を中立位置に自動復帰させることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械の油圧シリンダ制御装置を、油圧ショベルに適
用した場合を例に挙げ図1ないし図3に従って詳細に説
明する。
【0018】図において、1は油圧ショベルの下部走行
体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部
旋回体で、該上部旋回体2は旋回フレーム3上に設けら
れた運転室4、機械室5及びカウンタウエイト6等によ
り構成されている。
【0019】7は旋回フレーム3の前部に俯仰動可能に
配設された作業装置で、該作業装置7はブーム8、アー
ム9及びバケット10等からなり、ブーム8と旋回フレ
ーム3の前部との間には、油圧シリンダとしてのブーム
シリンダ11が設けられている。また、ブーム8とアー
ム9との間には他の油圧シリンダとしてのアームシリン
ダ12が設けられ、アーム9とバケット10との間には
別の油圧シリンダとしてのバケットシリンダ13が設け
られている。
【0020】そして、これらのブームシリンダ11、ア
ームシリンダ12及びバケットシリンダ13は、後述の
油圧ポンプ22から給排される圧油により駆動され、ブ
ーム8及びアーム9を上,下に俯仰動させると共に、バ
ケット10を回動させることによって土砂等の掘削作業
を行うものである。
【0021】14,14,…は各シリンダ11,12,
13に設けられた位置検出手段としての位置検出器を示
している。そして、例えばブームシリンダ11に設けた
位置検出器14は、ロッド11Aの伸縮位置をストロー
ク位置として検出し、その検出信号を後述のコントロー
ラ30に出力する。
【0022】ここで、位置検出器14としては、例えば
ブームシリンダ11のチューブ11B等設けられる抵抗
式(ポテンショメータ式)、超音波式または光学式の位
置検出器等が用いられるものである。なお、アームシリ
ンダ12の位置検出器14及びバケットシリンダ13の
位置検出器14についても、同様の構成のものが用いら
れる。
【0023】次に、図2及び図3を参照してブームシリ
ンダ11用の制御装置を例に挙げて説明するに、ブーム
シリンダ11は、チューブ11B内がピストン11Cに
よりボトム側の油室Aとロッド側の油室Bとに画成さ
れ、該油室A,B内に給排される圧油によってロッド1
1Aを伸長または縮小方向にストロークさせる構成とな
っている。
【0024】21は上部旋回体2の機械室5内に設けら
れる原動機としてのエンジン、22は該エンジン21に
よって駆動される油圧ポンプで、該油圧ポンプ22はタ
ンク23と共に油圧源を構成し、タンク23内の作動油
を高圧の圧油として吐出させるものである。
【0025】24A,24Bは油圧ポンプ22とタンク
23をブームシリンダ11に接続する一対の油路として
の主管路、25は該主管路24A,24Bの途中に配設
されたブーム用の方向制御弁で、該方向制御弁25は油
圧パイロット式の方向制御弁からなり、その左,右両側
には油圧パイロット部25A,25Bが設けられてい
る。そして、方向制御弁25は後述するパイロット弁2
7からのパイロット圧により中立位置(イ)から切換位
置(ロ)、(ハ)に切換制御され、油圧ポンプ22から
の圧油でブームシリンダ11を作動させるものである。
【0026】26は油圧ポンプ22と共にエンジン21
によって駆動されるパイロットポンプ、27は運転室4
内に設けられた遠隔操作手段を構成する減圧弁型パイロ
ット弁で、該パイロット弁27はポンプポートがパイロ
ットポンプ26に接続されると共に、タンクポートがタ
ンク23に接続され、一対の出力ポートがパイロット管
路28A,28Bを介して方向制御弁25の油圧パイロ
ット部25A,25Bに接続されている。
【0027】そして、パイロット弁27は運転室4内で
オペレータが操作レバー27Aを傾転操作することによ
り、操作量に対応したパイロット圧を方向制御弁25の
油圧パイロット部25A,25Bに供給するものであ
る。また、運転室4内には前記アーム用、バケット用、
旋回用及び走行用の方向制御弁等を切換制御するための
減圧弁型パイロット弁(いずれも図示せず)が遠隔操作
手段として設けられている。
【0028】ここで、方向制御弁25は伸長側の油圧パ
イロット部25Aに供給されるパイロット圧により中立
位置(イ)から切換位置(ロ)に切換えられたときに、
油圧ポンプ22からの圧油をブームシリンダ11の油室
A側に供給し、油室B内の圧油をタンク23側に排出さ
せることにより、ブームシリンダ11のロッド11Aを
伸長方向にストロークさせる。
【0029】また、縮小側の油圧パイロット部25Aに
供給されるパイロット圧により方向制御弁25が中立位
置(イ)から切換位置(ハ)に切換えられたときには、
油圧ポンプ22からの圧油をブームシリンダ11の油室
B側に供給し、油室A内の圧油をタンク23側に排出さ
せることにより、ブームシリンダ11のロッド11Aを
縮小方向にストロークさせる。
【0030】29A,29Bはパイロット管路28A,
28Bの途中に配設された伸長側,縮小側の電磁弁を示
し、該伸長側,縮小側の電磁弁29A,29Bはコント
ローラ30からの通電が解除され、消磁されている間は
図2に示す連通位置(a)に保持される。そして、電磁
弁29A,29Bは連通位置(a)に保持されている
間、パイロット弁27から方向制御弁25の油圧パイロ
ット部25A,25Bに向けてパイロット圧が供給され
るのを許し、方向制御弁25をパイロット圧に応じて切
換制御させる。
【0031】また、電磁弁29A,29Bはコントロー
ラ30からの通電により励磁されたときに、連通位置
(a)から遮断位置(b)に切換えられる。そして、電
磁弁29A,29Bは遮断位置(b)に切換えられたと
きに、パイロット弁27から方向制御弁25の油圧パイ
ロット部25A,25Bに向けてパイロット圧が供給さ
れるのを遮断すると共に、油圧パイロット部25A,2
5Bをタンク23に連通させることにより、該油圧パイ
ロット部25A,25Bに作用するパイロット圧をタン
ク圧レベルまで即座に減少させる構成となっている。
【0032】30はマイクロコンピュータ等によって構
成されたコントローラで、該コントローラ30は入力側
が位置検出器14等に接続され、出力側が電磁弁29
A,29B等に接続されている。また、コントローラ3
0はRAM、ROM等からなる記憶部30Aを有し、該
記憶部30Aには図3に示すプログラム等が格納されて
いる。そして、コントローラ30は図3に示すプログラ
ムに従って電磁弁29A,29Bの切換制御処理等を行
うものである。
【0033】本実施の形態による油圧ショベルのブーム
シリンダ11用制御装置は上述の如き構成を有するもの
で、次に、コントローラ30による電磁弁29A,29
Bの切換制御処理について図3を参照して説明する。
【0034】まず、エンジン21の起動等によって処理
動作がスタートすると、ステップ1でブームシリンダ1
1の位置検出器14からロッド11Aのストローク位置
に対応した位置検出信号を読込む。そして、ステップ2
では位置検出信号に基づいてブームシリンダ11のロッ
ド11Aがストロークエンドに接近しているか否かを判
定する。
【0035】ここで、ステップ2の処理により「NO」
と判定する間は、ブームシリンダ11のピストン11C
がチューブ11Bの両端側から離れた位置にあり、ピス
トン11Cがチューブ11Bのいずれか一方の端部側に
衝突する可能性はないと判断できるから、次なるステッ
プ3に移って伸長側の電磁弁29Aと縮小側の電磁弁2
9Bとを共に消磁させ、図2に示す如く電磁弁29A,
29Bを連通位置(a)に保持し続ける。
【0036】これにより、パイロット弁27からのパイ
ロット圧は、操作レバー27Aの傾転操作量に対応した
圧力をもって方向制御弁25の油圧パイロット部25
A,25Bに供給される。そして、方向制御弁25はパ
イロット圧に応じたストローク量で中立位置(イ)から
切換位置(ロ)または(ハ)に切換わると共に、ブーム
シリンダ11の油室A,Bには油圧ポンプ22からの圧
油が給排されることによって、ブームシリンダ11のロ
ッド11Aは伸長方向または縮小方向にストロークし続
けることになる。
【0037】次に、ステップ2で「YES」と判定した
ときには、ブームシリンダ11のピストン11Cがチュ
ーブ11Bの両端側のうちいずれか一方の端部側に衝突
する可能性があるので、ステップ4に移ってブームシリ
ンダ11のロッド11Aが最大伸長位置に接近している
か否かを判定する。
【0038】そして、ステップ4により「YES」と判
定したときには、方向制御弁25が予め切換位置(ロ)
に切換わってブームシリンダ11のロッド11Aは最大
伸長位置に接近し、例えばピストン11Cがチューブ1
1Bのロッドガイド側に衝突する可能性が生じていると
判断することができる。
【0039】そこで、この場合にはステップ5に移って
伸長側の電磁弁29Aを励磁し、該電磁弁29Aを連通
位置(a)から遮断位置(b)に切換える。これによ
り、パイロット弁27から方向制御弁25の油圧パイロ
ット部25Aに向けて供給されるパイロット圧は電磁弁
29Aで遮断されると共に、油圧パイロット部25Aは
タンク23に連通される。
【0040】この結果、方向制御弁25は油圧パイロッ
ト部25Aに作用するパイロット圧がタンク圧レベルま
で即座に減少されることにより、切換位置(ロ)から中
立位置(イ)に自動復帰して、ブームシリンダ11に対
する圧油の給排を速やかに遮断でき、ブームシリンダ1
1のロッド11Aを最大伸長側のストロークエンド近傍
で停止させることができる。
【0041】そして、ブームシリンダ11を最大伸長側
で自動停止させた後には、ステップ6でリターンしてス
テップ1以降の処理を繰返し、例えばブームシリンダ1
1を縮小方向にストロークさせるように制御処理を続行
する。
【0042】また、ステップ4の処理により「NO」と
判定したときには、方向制御弁25が予め切換位置
(ハ)に切換わってブームシリンダ11のロッド11A
は最縮小位置に接近し、例えばピストン11Cがチュー
ブ11Bのボトムキャップ側に衝突する可能性が生じて
いると判断することができる。
【0043】そこで、この場合にはステップ7に移って
縮小側の電磁弁29Bを励磁し、該電磁弁29Bを連通
位置(a)から遮断位置(b)に切換える。これによ
り、パイロット弁27から方向制御弁25の油圧パイロ
ット部25Bに向けて供給されるパイロット圧は電磁弁
29Bで遮断されると共に、油圧パイロット部25Bは
タンク23に連通される。
【0044】この結果、方向制御弁25は油圧パイロッ
ト部25Bに作用するパイロット圧がタンク圧レベルま
で即座に減少されることにより、切換位置(ハ)から中
立位置(イ)に自動復帰して、ブームシリンダ11に対
する圧油の給排を速やかに遮断でき、ブームシリンダ1
1のロッド11Aを最縮小側のストロークエンド近傍で
停止させることができる。
【0045】かくして、本実施の形態によれば、ブーム
シリンダ11にロッド11Aのストローク位置を検出す
る位置検出器14を設け、パイロット管路28A,28
Bの途中には、コントローラ30からの信号により切換
制御される伸長側,縮小側の電磁弁29A,29Bを設
ける構成としたから、下記のような作用効果を得ること
ができる。
【0046】即ち、位置検出器14によりブームシリン
ダ11のストローク位置を検出し、この検出信号をコン
トローラ30に出力することにより電磁弁29A,29
Bの切換制御を行うため、ブームシリンダ11がストロ
ークエンドに接近するまでの間は、電磁弁29A,29
Bを連通位置(a)に保持してパイロット弁27からの
パイロット圧を方向制御弁25の油圧パイロット部25
A,25Bに供給し続けることができる。
【0047】これにより、方向制御弁25をパイロット
圧に応じて中立位置(イ)から切換位置(ロ)、(ハ)
に切換制御でき、操作レバー27Aの操作量に対応した
流量の圧油をブームシリンダ11に給排してブームシリ
ンダ11のロッド11Aを伸長または縮小方向にストロ
ークさせることができる。
【0048】そして、ブームシリンダ11のロッド11
Aがストロークエンドに接近したときには、これを位置
検出器14で検出することにより電磁弁29A,29B
を連通位置(a)から遮断位置(b)に自動切換でき、
これによって、方向制御弁25を中立位置(イ)に復帰
させると共に、ブームシリンダ11をストロークエンド
の近傍で自動停止させ、衝撃の発生を抑えることができ
る。
【0049】従って、本実施の形態によれば、ブームシ
リンダ11のロッド11Aが伸長側または縮小側のスト
ロークエンドに接近したときに、ブームシリンダ11の
作動を自動停止させることにより、ストロークエンド側
での衝撃を確実に緩和でき、ブームシリンダ11及びブ
ーム8等の耐久性を高めて寿命を向上させることができ
る。
【0050】また、パイロット管路28A,28Bの途
中には、例えばON−OFF式の電磁弁29A,29B
を設けるだけでよく、ブームシリンダ11用制御装置の
構造を簡素化できると共に、コントローラ30による制
御処理も簡略化することができる。
【0051】なお、前記実施の形態では、作業装置7に
設ける各油圧シリンダのうちブームシリンダ11の作動
を制御する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限らず、例えばアームシリンダ12またはバケットシ
リンダ13等の油圧シリンダ用制御装置に適用してもよ
く、この場合でもストロークエンド側での衝撃を良好に
緩和することができるものである。
【0052】また、前記実施の形態では、マイクロコン
ピュータ等からなるコントローラ30を用いて電磁弁2
9A,29Bの切換制御を行うものとして述べたが、本
発明はこれに限るものではなく、例えば位置検出器14
を伸長側または縮小側のストロークエンドを検出するリ
ミットスイッチ等によって構成し、リミットスイッチか
らの「ON」,「OFF」信号に従って電磁弁29A,
29Bを切換制御する構成としてもよいものである。
【0053】さらに、前記実施の形態では、油圧ショベ
ルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るもので
はなく、例えばホイールローダまたは油圧クレーン等の
建設機械にも油圧シリンダ用の制御装置として適用でき
るものである。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、油圧シリンダにストローク位置を検出する
位置検出手段を設けると共に、パイロット管路の途中に
は電磁弁を設け、前記位置検出手段により油圧シリンダ
がストロークエンドに接近したことを検出したときに
は、方向制御弁の油圧パイロット部に対するパイロット
圧の供給を電磁弁によって遮断する構成としたから、油
圧シリンダのストロークエンドで衝撃が発生するのを確
実に緩和でき、作業装置及び油圧シリンダ等の耐久性を
向上させ、寿命を延ばすことができる。また、当該油圧
シリンダ制御装置の構造を簡素化でき、制御処理も簡略
化することができる。
【0055】また、請求項2に記載の発明では、電磁弁
を油圧パイロット部に対するパイロット圧の供給を許す
連通位置と遮断位置とに切換制御し、電磁弁を遮断位置
に切換えたときには、前記油圧パイロット部に作用する
パイロット圧をタンク圧レベルまで減少させ、方向制御
弁を中立位置に復帰させる構成としたから、油圧シリン
ダがストロークエンドに接近したときに、位置検出手段
からの検出信号によって電磁弁を連通位置から遮断位置
に自動切換でき、油圧パイロット部に作用するパイロッ
ト圧をタンク圧レベルまで減少できると共に、方向制御
弁を中立位置に自動復帰させて、油圧シリンダをストロ
ークエンドの近傍で自動停止でき、衝撃の発生を良好に
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧シリンダ制御装
置が適用された油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】ブームシリンダ用の制御装置を示す回路構成図
である。
【図3】コントローラによる電磁弁の切換制御処理を示
す流れ図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 7 作業装置 8 ブーム 11 ブームシリンダ(油圧シリンダ) 14 位置検出器(位置検出手段) 22 油圧ポンプ(油圧源) 23 タンク 25 方向制御弁 25A,25B 油圧パイロット部 26 パイロットポンプ 27 減圧弁型パイロット弁 27A 操作レバー 28A,28B パイロット管路 29A,29B 電磁弁 30 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の作業装置に設けられ油圧源か
    らの圧油により前記作業装置を駆動する油圧シリンダ
    と、該油圧シリンダと油圧源との間に設けられ前記油圧
    源から油圧シリンダに給排する圧油をパイロット圧に応
    じて切換制御する油圧パイロット式の方向制御弁と、該
    方向制御弁の油圧パイロット部にパイロット管路を介し
    て接続され操作レバーの操作量に対応したパイロット圧
    を該方向制御弁の油圧パイロット部に供給するパイロッ
    ト弁とからなる建設機械の油圧シリンダ制御装置におい
    て、 前記油圧シリンダにはストローク位置を検出する位置検
    出手段を設け、前記パイロット管路の途中には、常時は
    前記パイロット弁から方向制御弁の油圧パイロット部に
    パイロット圧が供給されるのを許し、前記位置検出手段
    により油圧シリンダがストロークエンドに接近したこと
    を検出したときには、前記方向制御弁の油圧パイロット
    部に対するパイロット圧の供給を遮断する電磁弁を設け
    たことを特徴とする建設機械の油圧シリンダ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁弁は、前記油圧パイロット部に
    対するパイロット圧の供給を許す連通位置とパイロット
    圧の供給を遮断する遮断位置とに切換制御され、該遮断
    位置に切換えられたときには前記油圧パイロット部に作
    用するパイロット圧をタンク圧レベルまで減少させ、前
    記方向制御弁を中立位置に復帰させる構成としてなる請
    求項1に記載の建設機械の油圧シリンダ制御装置。
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