JPH1180350A - 光部品用ポリイミド及びこれを用いた光部品 - Google Patents

光部品用ポリイミド及びこれを用いた光部品

Info

Publication number
JPH1180350A
JPH1180350A JP24921297A JP24921297A JPH1180350A JP H1180350 A JPH1180350 A JP H1180350A JP 24921297 A JP24921297 A JP 24921297A JP 24921297 A JP24921297 A JP 24921297A JP H1180350 A JPH1180350 A JP H1180350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyimide
dianhydride
bis
optical
diamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24921297A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takahashi
亨 高橋
Shigeru Hayashida
茂 林田
Masato Taya
昌人 田谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP24921297A priority Critical patent/JPH1180350A/ja
Publication of JPH1180350A publication Critical patent/JPH1180350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光伝送用材料として複屈折の小さく、Tg
(ガラス転移温度)が高く、光伝送損失の小さいポリイ
ミド及びこれを用いた光部品を提供する。 【解決手段】 酸二無水物あるいはジアミンの少なくと
も1成分として脂環構造を有する酸二無水物あるいはジ
アミンを用いて形成されたポリイミド前駆体をイミド化
してなるポリイミドであって、複屈折が0.0035以
下、Tgが220℃以上である光部品用ポリイミド及び
これを用いた光部品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光部品用ポリイミド
及びこれを用いた光部品に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリイミドは300℃以上の温度に対す
る耐熱性を有し、かつ種々の有機溶媒に対する耐性があ
るなどの特徴を有するため高温の製造プロセスを必要と
する半導体装置の層間絶縁膜や表面保護膜、あるいは回
路形成用基板などに用いられる。またフッ素を含むポリ
イミドは、上記の特徴に加え誘電率が低くなることから
高速信号処理用の演算処理装置の基板や絶縁膜に用いら
れたり、光の透過性が向上するため特開平3−7252
8号公報に示されるように光学装置の光伝送材料に用い
られる。ポリイミド膜の形成方法としては、ポリイミド
がほとんどの溶剤に対して不溶であるために、ポリイミ
ド前駆体であるポリアミド酸の有機溶媒溶液を塗布した
後に加熱して溶媒を除去すると同時にイミド化する方法
が一般的である。
【0003】ポリイミドの前駆体溶液からポリイミド膜
を形成する方法では、塗布後の乾燥、硬化の過程での膜
の収縮が起こり主骨格であるベンゼン環が基板の面と水
平な面方向に配列するために、膜の表面方向と厚さ方向
の屈折率に差ができて複屈折が生じる。光部品の光伝送
用材料には、特定の偏光を利用する装置を除いて、光伝
送用材料に複屈折があると面方向、厚さ方向に変更した
光信号が屈折率が異なるために伝搬速度に差が生じ、光
信号の歪みを発生させるので大きな複屈折は好ましくな
い。しかしながら、芳香族ポリイミドではT.P.Ru
ssellらの文献(Journal of Poly
mer Science:Polymer Physi
cs Edition, Vol. 21, 1745
−1756(1983))にみられるように複屈折が比
較的大きな値を示すことが知られており、ポリイミドを
光部品用材料として用いる場合の問題点となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光伝
送用材料として複屈折の小さく、Tg(ガラス転移温
度)が高いポリイミド及びこれを用いた光部品を提供す
ることにある。
【0005】本発明の他の目的は、光伝送用材料として
複屈折の小さく、Tg(ガラス転移温度)が高く、光伝
送損失の小さいポリイミド及びこれを用いた光部品を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は酸二
無水物あるいはジアミンの少なくとも1成分として脂環
構造を有する酸二無水物あるいはジアミンを用いて形成
されたポリイミド前駆体をイミド化してなるポリイミド
であって、複屈折が0.0035以下、Tgが220℃
以上であることを特徴とする光部品用ポリイミドを提供
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明になるポリイミドはポリイ
ミドの一部に脂環構造を導入することにより得ることが
でき、ポリイミド前駆体を形成する酸二無水物あるいは
ジアミンの少なくとも1成分として脂環構造を有する酸
二無水物あるいはジアミンを用いて得られる。
【0008】ポリイミド前駆体は、N−メチル−2−ピ
ロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、γ−ブチロ
ラクトン、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒中でテト
ラカルボン酸二無水物とジアミンを反応させることによ
り得られる。反応温度は、通常0〜40℃とされ、反応
時間は通常30分〜50時間とされる。このポリイミド
前駆体をイミド化することによりポリイミドが得られ
る。
【0009】本発明で用いられる脂環構造を有する酸二
無水物としては各種の芳香族テトラカルボン酸二無水物
の水添物があるが、例としてビフェニルテトラカルボン
酸二無水物の水添物(3,3′,4,4′−ビシクロヘ
キシルテトラカルボン酸二無水物)、シクロヘキサンテ
トラカルボン酸二無水物、ノルボルネンテトラカルボン
酸二無水物等が挙げられる。
【0010】本発明で用いられる脂環構造を有するジア
ミンとしては、各種の芳香族ジアミンの水添物がある
が、例として1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,3
−ジアミノシクロヘキサン等が挙げられる。
【0011】ポリイミド前駆体を得る際に、脂環構造を
持たないその他のテトラカルボン酸二無水物あるいはジ
アミンを用いてもよいが、脂環構造を有する酸二無水物
あるいはジアミンを好ましくは30モル%以上、より好
ましくは70モル%以上、特に好ましくは90モル%以
上使用する。
【0012】脂環構造を持たないその他のテトラカルボ
ン酸二無水物としては、特に限定されないが光部品用材
料としては光透過性の高いフッ素含有テトラカルボン酸
二無水物が好ましい。
【0013】フッ素を含む酸二無水物成分としては、例
えば、(トリフルオロメチル)ピロメリット酸二無水
物、ジ(トリフルオロメチル)ピロメリット酸二無水
物、ジ(ヘプタフルオロプロピル)ピロメリット酸二無
水物、ペンタフルオロエチルピロメリット酸二無水物、
ビス[3,5−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピ
ロメリット酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物、
5,5′−ビス(トリフルオロメチル)−3,3′,
4,4′−テトラカルボキシビフェニル二無水物、2,
2′,5,5′−テトラキス(トリフルオロメチル)−
3,3′,4,4′−テトラカルボキシビフェニル二無
水物、5,5′−ビス(トリフルオロメチル)−3,
3′,4,4′−テトラカルボキシジフェニルエーテル
二無水物、5,5′−ビス(トリフルオロメチル)−
3,3′,4,4′−テトラカルボキシベンゾフェノン
二無水物、ビス[(トリフルオロメチル)ジカルボキシ
フェノキシ]ベンゼン二無水物、ビス[(トリフルオロ
メチル)ジカルボキシフェノキシ]トリフルオロメチル
ベンゼン二無水物、ビス(ジカルボキシフェノキシ)ト
リフルオロメチルベンゼン二無水物、ビス(ジカルボキ
シフェノキシ)ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン二
無水物、ビス(ジカルボキシフェノキシ)テトラキス
(トリフルオロメチル)ベンゼン二無水物、2,2−ビ
ス[4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニ
ル]ヘキサフルオロプロパン二無水物、ビス[(トリフ
ルオロメチル)ジカルボキシフェノキシ]ビフェニル二
無水物、ビス[(トリフルオロメチル)ジカルボキシフ
ェノキシ]ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル二無
水物、ビス[(トリフルオロメチル)ジカルボキシフェ
ノキシ]ジフェニルエーテル二無水物、ビス(ジカルボ
キシフェノキシ)ビス(トリフルオロメチル)ビフェニ
ル二無水物等が挙げられる。
【0014】フッ素を含まない酸二無水物成分として
は、例えば、パラ−ターフェニル−3,4,3″,4″
−テトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水
物、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物、3,3′,4,4′−ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物、3,3′,4,4′−ビフェニル
エーテルテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−
ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7
−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,5,
6−ピリジンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,
8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,4,
9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、4,
4′−スルホニルジフタル酸二無水物、3,3′,4,
4′−テトラフェニルシランテトラカルボン酸二無水
物、メタ−ターフェニル−3,3″,4,4″−テトラ
カルボン酸二無水物、3,3′,4,4′−ジフェニル
エーテルテトラカルボン酸二無水物、1,3−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)−1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサン二無水物、1−(2,3−ジ
カルボキシフェニル)−3−(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン
二無水物等が挙げられる。
【0015】脂環構造を持たないその他のジアミンとし
ては、特に限定されないが光部品用材料としては光透過
性の高いフッ素含有ジアミンが好ましい。
【0016】フッ素を含むジアミン成分としては、例え
ば、4−(1H,1H,11H−エイコサフルオロウン
デカノキシ)−1,3−ジアミノベンゼン、4−(1
H,1H−パーフルオロ−1−ブタノキシ)−1,3−
ジアミノベンゼン、4−(1H,1H−パーフルオロ−
1−ヘプタノキシ)−1,3−ジアミノベンゼン、4−
(1H,1H−パーフルオロ−1−オクタノキシ)−
1,3−ジアミノベンゼン、4−ペンタフルオロフェノ
キシ−1,3−ジアミノベンゼン、4−(2,3,5,
6−テトラフルオロフェノキシ)−1,3−ジアミノベ
ンゼン、4−(4−フルオロフェノキシ)−1,3−ジ
アミノベンゼン、4−(1H,1H,2H,2H−パー
フルオロ−1−ヘキサノキシ)−1,3−ジアミノベン
ゼン、4−(1H,1H,2H,2H−パーフルオロ−
1−ドデカノキシ)−1,3−ジアミノベンゼン、
(2,5)−ジアミノベンゾトリフルオライド、ビス
(トリフルオロメチル)フェニレンジアミン、ジアミノ
テトラ(トリフルオロメチル)ベンゼン、ジアミノ(ペ
ンタフルオロエチル)ベンゼン、2,5−ジアミノ(パ
ーフルオロヘキシル)ベンゼン、2,5−ジアミノ(パ
ーフルオロブチル)ベンゼン、2,2−ビス(4−アミ
ノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、3,3′−ビス
(トリフルオロメチル)−4,4′−ジアミノビフェニ
ル、オクタフルオロベンジジン、2,2−ビス(4−ア
ミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,3−ビス
(アニリノ)ヘキサフルオロプロパン、1,4−ビス
(アニリノ)オクタフルオロブタン、1,5−ビス(ア
ニリノ)デカフルオロペンタン、1,7−ビス(アニリ
ノ)テトラデカフルオロヘプタン、2,2′−ビス(ト
リフルオロメチル)−4,4′−ジアミノジフェニルエ
ーテル、3,3′−ビス(トリフルオロメチル)−4,
4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3′,5,
5′−テトラキス(トリフルオロメチル)−4,4′−
ジアミノジフェニルエーテル、3,3′−ビス(トリフ
ルオロメチル)−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、
4,4′−ジアミノ−p−テルフェニル、1,4−ビス
(p−アミノフェニル)ベンゼン、p−(4−アミノ−
2−トリフルオロメチルフェノキシ)ベンゼン、ビス
(アミノフェノキシ)ビス(トリフルオロメチル)ベン
ゼン、ビス(アミノフェノキシ)テトラキス(トリフル
オロメチル)ベンゼン、2,2−ビス[4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、
2,2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[4−(2
−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)−
3,5−ジメチルフェニル]ヘキサフルオロプロパン、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)−3,5
−ジトリフルオロメチルフェニル]ヘキサフルオロプロ
パン、4,4′−ビス(4−アミノ−2−トリフルオロ
メチルフェノキシ)ビフェニル、4,4′−ビス(4−
アミノ−3−トリフルオロメチルフェノキシ)ビフェニ
ル、4,4′−ビス(4−アミノ−2−トリフルオロメ
チルフェノキシ)ジフェニルスルホン、4,4′−ビス
(3−アミノ−5−トリフルオロメチルフェノキシ)ジ
フェニルスルホン、2,2−ビス[4−(4−アミノ−
3−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]ヘキサ
フルオロプロパン、ビス[(トリフルオロメチル)アミ
ノフェノキシ]ビフェニル、ビス[{(トリフルオロメ
チル)アミノフェノキシ}フェニル]ヘキサフルオロプ
ロパン、ビス[2−{(アミノフェノキシ)フェニル}
ヘキサフルオロイソプロピル]ベンゼン、4,4′−ビ
ス(4−アミノフェノキシ)オクタフルオロビフェニル
等が挙げられる。これらの中で2,2−ビス(4−アミ
ノフェニル)ヘキサフルオロプロパンが光の伝送損失が
小さい点から好ましい。特に酸二無水物として3,
3′,4,4′−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二
無水物と組み合わせると波長1550nmにおける光伝
送損失が1.5dB/cm以下のポリイミドが得られ
る。
【0017】フッ素を含まないジアミン成分としては、
例えば、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、4,
4′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノ
ジフェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフェニルス
ルフィド、ベンジン、メタフェニレンジアミン、パラフ
ェニレンジアミン、2,2−ビス−(4−アミノフェノ
キシフェニル)プロパン、1,5−ナフタレンジアミ
ン、2,6−ナフタレンジアミン、ビス−(4−アミノ
フェノキシフェニル)スルホン、ビス−(4−アミノフ
ェノキシフェニル)スルフィド、ビス−(4−アミノフ
ェノキシフェニル)ビフェニル、1,4−ビス−(4−
アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス−(4−ア
ミノフェノキシ)ベンゼン、3,4′−ジアミノジフェ
ニルエーテル、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミ
ノビフェニル、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ジア
ミノビフェニル、4,4′−ジアミノジフェニルエーテ
ル−3−スルホンアミド、3,4′−ジアミノジフェニ
ルエーテル−4−スルホンアミド、3,4′−ジアミノ
ジフェニルエーテル−3′−スルホンアミド、3,3′
−ジアミノジフェニルエーテル−4−スルホンアミド、
4,4′−ジアミノジフェニルメタン−3−スルホンア
ミド、3,4′−ジアミノジフェニルメタン−4−スル
ホンアミド、3,4′−ジアミノジフェニルメタン−
3′−スルホンアミド、3,3′−ジアミノジフェニル
メタン−4−スルホンアミド、4,4′−ジアミノジフ
ェニルスルホン−3−スルホンアミド、3,4′−ジア
ミノジフェニルスルホン−4−スルホンアミド、3,
4′−ジアミノジフェニルスルホン−3′−スルホンア
ミド、3,3′−ジアミノジフェニルスルホン−4−ス
ルホンアミド、4,4′−ジアミノジフェニルサルファ
イド−3−スルホンアミド、3,4′−ジアミノジフェ
ニルサルファイド−4−スルホンアミド、3,3′−ジ
アミノジフェニルサルファイド−4−スルホンアミド、
3,4′−ジアミノジフェニルサルファイド−3′−ス
ルホンアミド、1,4−ジアミノベンゼン−2−スルホ
ンアミド、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル−3
−カルボンアミド、3,4′−ジアミノジフェニルエー
テル−4−カルボンアミド、3,4′−ジアミノジフェ
ニルエーテル−3′−カルボンアミド、3,3′−ジア
ミノジフェニルエーテル−4−カルボンアミド、4,
4′−ジアミノジフェニルメタン−3−カルボンアミ
ド、3,4′−ジアミノジフェニルメタン−4−カルボ
ンアミド、3,4′−ジアミノジフェニルメタン−3′
−カルボンアミド、3,3′−ジアミノジフェニルメタ
ン−4−カルボンアミド、4,4′−ジアミノジフェニ
ルスルホン−3−カルボンアミド、3,4′−ジアミノ
ジフェニルスルホン−4−カルボンアミド、3,4′−
ジアミノジフェニルスルホン−3′−カルボンアミド、
3,3′−ジアミノジフェニルスルホン−4−カルボン
アミド、4,4′−ジアミノジフェニルサルファイド−
3−カルボンアミド、3,4′−ジアミノジフェニルサ
ルファイド−4−カルボンアミド、3,3′−ジアミノ
ジフェニルサルファイド−4−カルボンアミド、3,
4′−ジアミノジフェニルサルファイド−3′−スルホ
ンアミド、1,4−ジアミノベンゼン−2−カルボンア
ミド、4,4′−ビス(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]ス
ルホン等が挙げられる。
【0018】本発明におけるポリイミド前駆体を形成す
る酸二無水物及びジアミンの組み合わせとしては、脂環
構造を有する酸二無水物と脂環構造を有するジアミンの
組み合わせ、脂環構造を有する酸二無水物と脂環構造を
持たないフッ素を含むジアミンの組み合わせ、脂環構造
を持たないフッ素を含まない酸二無水物と脂環構造を有
するジアミンの組み合わせ、脂環構造を持たないフッ素
を含む酸二無水物と脂環構造を有するジアミンの組み合
わせ、などが挙げられる。
【0019】本発明のポリイミドは、例えば、前述のポ
リイミド前駆体であるポリアミド酸の溶液をアルミ板上
にスピンコートし、窒素雰囲気下で70℃から350℃
まで段階的に加熱(70℃1時間、160℃1時間、2
50℃1時間、350℃1時間)し、イミド化すること
によって製造できる。
【0020】本発明のポリイミドを用いた光部品におい
ては、ポリイミドは、通常、光学的動作又は光学的機能
をになう部分に使用される。このような光部品として
は、例えば、パッシブ系の光部品、アクティブ系の光部
品等を挙げることができる。
【0021】パッシブ系の光部品としては、プリズム、
リッジ素子、非分岐導波路(曲り導波路を含む)等の光
路変換素子、分岐導波路、方向性結合器、スターカップ
ラー等の合分波器、干渉フィルタ、偏光子、波長板(位
相差板)などが挙げられる。
【0022】アクティブ系の光部品としては、マッハツ
ェンダ型光スイッチ、方向性結合器型光スイッチ等の導
波路型光スイッチなどの光マトリックススイッチ、マッ
ハツェンダ型光変調器、方向性結合型光変調器等の導波
路型の光変調器、光偏光器、光アイソレーター、非対称
方向性結合器利用光波長フィルタ、第二次高調波発生器
(SHG)、光増幅器などが挙げられる。
【0023】本発明のポリイミドは、非線形材料と組み
合わせて、例えば、熱、電気、光等の外部刺激によって
応答することができるアクティブ系の光部品の材料とし
て用いることができる。
【0024】非線形材料としては、特に制限はなく公知
のものを使用することができ、例えば、下記構造の非線
形材料を挙げることができる。
【0025】
【化1】 本発明のポリイミドを用いたアクティブ系の光部品に用
いる材料は、例えば、前記したポリイミド前駆体である
ポリアミド酸の溶液に上記の非線形材料を加えて撹拌等
により混合することにより容易に調製することができ
る。この際、非線形材料の使用量は、ポリイミド前駆体
100重量部に対して0.01〜100重量部の範囲と
することが好ましく、0.1〜50重量部とすることが
より好ましく、0.3〜30重量部とすることが特に好
ましい。この使用量が少なすぎても多すぎても、非線形
特性、その他の光学特性、機械特性、安定性、作業性等
が劣る傾向がある。
【0026】以下、本発明のポリイミドを用いた光部品
の1例として、ポリイミドと非線形材料とを組み合わせ
た材料を使用するアクティブ系の光部品について図面を
用いて説明する。
【0027】図1は、光マトリックススイッチ、光変調
器の基本形態を示す模式的な断面図である。
【0028】これらの光マトリックススイッチ、光変調
器は、(イ)直線型、(ロ)Y分岐型、基本形態とし
て、(ハ)方向性結合器型、(ニ)交差(X)型、
(ホ)分岐干渉型及び(ヘ)バランスブリッジ型に分類
することができる。例えば、(イ)直線型のものでは、
コア部を光が伝搬し、電極で電圧をかけることにより、
コア部の屈折率を変化させて、一定の所望の光学的作動
をさせることができる。
【0029】光導波路の形成においては、一般的な成膜
法、例えば、スピンコート法、浸漬法、ドクターブレー
ド法、ワイヤーバー法、ローラ法、スプレー法等を用い
ることができる。光導波路のコア材とクラッド材は、光
の波長、使用用途に適した屈折率の差が出るように選択
すればよい。
【0030】前記したアクティブ系における光導波路
は、ポリイミド前駆体であるポリアミド酸の溶液と非線
形材料を含む材料を、例えば、シリコン基板上にスピン
コートし、窒素雰囲気下で加熱処理しポリイミド前駆体
溶液をイミド閉環してポリイミドとし、あわせて非線形
材料を配向させることによりスイッチングや変調可能な
光導波路を形成することができる。例えば、このような
光導波路の一態様である方向性結合器型光スイッチの製
造について図2を参照しつつ説明する。
【0031】図2は、アクティブ光導波路作製工程を説
明する断面図である。図2において、1は基板、2は下
部電極、3は下部クラッド層、4はコア層、5はアルミ
ニウム層、6はレジスト層、7は上部クラッド層、8は
上部電極を意味する。
【0032】シリコン等の基板1の上にアルミニウム等
の下部電極2を蒸着法やスパッタ法等により作製し、次
に前記のアクティブ材料からなるコア層4よりも屈折率
の小さなポリイミドで構成される下部クラッド層3を形
成する。この上に前記アクティブ材料を所定の厚さに塗
布し、加熱キュアすることによりコア層4を得る。
【0033】次に、蒸着法等によりアルミニウム層5を
つけた後に、レジスト塗布、プリベーク、露光、現像、
アフターべークを行い、パターニングされたレジスト層
6を得る。(図2の(b))レジスト層1により保護さ
れていないアルミニウムをウェットエッチングにより除
去した後、アルミニウム層5で保護されていないコア層
4のポリイミド層をドライエッチングにより除去する。
(図2の(c)、(d))レジスト層6を剥離後、残っ
たアルミニウム層5をウェットエッチングにより除去
し、この上に上記下部クラッド層3形成に用いたポリイ
ミドを用いて上部クラッド層7を形成する。(図2の
(e))最後にマスクパターンを通して所定のコア層4
の上に上部電極8を蒸着法やスパッタ法等により形成し
方向性結合器型光スイッチが得られる。(図2の
(f))前記アクティブ系における光導波路中のコア層
に含まれる非線形材料を配向させるには、ポーリング処
理等を行えばよい。例えば、電場を印加しながら加熱し
てイミド閉環によりイミド化を行いながら、同時に非線
形材料を配向させることができる。電場の印加方法に
は、電極を設けて行う方法、コロナ放電で表面を帯電さ
せる方法等が挙げられる。
【0034】電場の強さは、105V/m以上とするこ
とが好ましく、106V/m以上とすることがより好ま
しい。
【0035】また、イミド閉環によるイミド化を行い最
終的な構造であるポリイミドとした後に、これに電場を
加えてTg以上の温度に加熱して非線形材料を配向させ
ることもできる。導波路は、通常5〜15μm幅で、1
〜4μmの高さで形成され、パターン間隔は、2〜3μ
m程度である。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0037】実施例1 100mlのセパラブルフラスコにN,N−ジメチルア
セトアミド48.71g、メタフェニレンジアミン4.
24gを加え溶解させた後、ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物の水添物(3,3′,4,4′−ビシクロヘ
キシルテトラカルボン酸二無水物)12.01gを加
え、室温で10時間撹拌して粘度50dPa・sのポリ
イミド前駆体溶液を得た。
【0038】この溶液を、表面が酸化シリコン層である
直径5インチのシリコンウエハ上にスピンコートし、窒
素雰囲気下で200℃で0.5時間、300℃で1時間
加熱し、膜厚10μmのポリイミド膜を得た。プリズム
カプラモデル2010(メトリコン社製)を用いて屈折
率を測定したところ複屈折は0.0009であった。ま
た、この樹脂のガラス転移温度は248℃、光伝送損失
は2.0dB/cmであった。
【0039】実施例2 100mlのセパラブルフラスコにN,N−ジメチルア
セトアミド32.65g、2,2−ビス(4−アミノフ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン5.68gを加え溶解
させた後、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の水添
物(3,3′,4,4′−ビシクロヘキシルテトラカル
ボン酸二無水物)5.21gを加え、室温で10時間撹
拌して粘度50dPa・sのポリイミド前駆体溶液を得
た。
【0040】この溶液を、実施例1と同様に成膜し屈折
率を測定したところ複屈折は0.0021であった。ま
た、この樹脂のガラス転移温度は251℃、光伝送損失
は0.8dB/cmであった。
【0041】実施例3 実施例1のビフェニルテトラカルボン酸二無水物の水添
物(3,3′,4,4′−ビシクロヘキシルテトラカル
ボン酸二無水物)の代わりにシクロヘキサンテトラカル
ボン酸二無水物8.79gを加え、室温で10時間撹拌
して粘度50dPa・sのポリイミド前駆体溶液を得
た。
【0042】この溶液を、実施例1と同様に成膜し屈折
率を測定したところ複屈折は0.0032であった。ま
た、この樹脂のガラス転移温度は262℃、光伝送損失
は1.7dB/cmであった。
【0043】実施例4 実施例1のビフェニルテトラカルボン酸二無水物の水添
物(3,3′,4,4′−ビシクロヘキシルテトラカル
ボン酸二無水物)の代わりにノルボルネンテトラカルボ
ン酸二無水物9.26gを加え、室温で10時間撹拌し
て粘度50dPa・sのポリイミド前駆体溶液を得た。
【0044】この溶液を、実施例1と同様に成膜し屈折
率を測定したところ複屈折は0.0022であった。ま
た、この樹脂のガラス転移温度は265℃、光伝送損失
は1.7dB/cmであった。
【0045】実施例5 100mlのセパラブルフラスコにN,N−ジメチルア
セトアミド45.3g、1,4−ジアミノシクロヘキサ
ン3.09gを溶解させた後、4,4′−(ヘキサフロ
ロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物12.01gを
加え、室温で10時間撹拌して粘度50dPa・sのポ
リイミド前駆体溶液を得た。
【0046】この溶液を、実施例1と同様に成膜し屈折
率を測定したところ複屈折は0.0033であった。ま
た、この樹脂のガラス転移温度は254℃、光伝送損失
は1.9dB/cmであった。
【0047】実施例6 実施例5の1,4−ジアミノシクロヘキサンの代わりに
1,3−ジアミノシクロヘキサン3.09gを加え、室
温で10時間撹拌して粘度50dPa・sのポリイミド
前駆体溶液を得た。
【0048】この溶液を、実施例1と同様に成膜し屈折
率を測定したところ複屈折は0.0029であった。ま
た、この樹脂のガラス転移温度は235℃、光伝送損失
は1.8dB/cmであった。
【0049】比較例1 1リットルのガラス製の4つ口フラスコを用い、30m
l/分の流量で乾燥窒素を流しながら、メタフェニレン
ジアミン29.36g(0.27モル)、2,2−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロ
パン二無水物120.64g(0.27モル)、N,N
−ジメチルアセトアミド850gを加えた。この溶液
を、室温で5時間撹拌して粘度50dPa・sのポリイ
ミド前駆体溶液を得た。この溶液を実施例1と同様の方
法で成膜したところ膜厚4μmのポリイミド膜が得ら
れ、この膜の複屈折は0.005であった。また、この
樹脂のガラス転移温度は298℃、光伝送損失は0.5
dB/cmであった。
【0050】
【発明の効果】本発明の光部品用ポリイミドは、等方性
が高く複屈折が少ない点で優れている。このポリイミド
を使用することより信号遅延の少ない光部品を製造する
ことができる。また耐熱性が高く光電混載が可能であ
る。これらのことから本発明の光部品用ポリイミドはプ
レーナー型光導波路、WDM、光合分波器、光路変換素
子、光変調器、方向性結合器、モード変換器等の材料と
して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光マトリックススイッチ、変調器の基本形態を
示す模式的な断面図である。
【図2】アクティブ光導波路作製工程を説明する断面図
である。
【符号の説明】
1 基板 2 下部電極 3 下部クラッド層 4 コア層 5 アルミニウム層 6 レジスト層 7 上部クラッド層 8 上部電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸二無水物あるいはジアミンの少なくと
    も1成分として脂環構造を有する酸二無水物あるいはジ
    アミンを用いて形成されたポリイミド前駆体をイミド化
    してなるポリイミドであって、複屈折が0.0035以
    下、Tgが220℃以上であることを特徴とする光部品
    用ポリイミド。
  2. 【請求項2】 脂環構造を有する酸二無水物が3,
    3′,4,4′−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二
    無水物である請求項1記載の光部品用ポリイミド。
  3. 【請求項3】 脂環構造を有するジアミンが1,4−又
    は1,3−ジアミノシクロヘキサンである請求項1記載
    の光部品用ポリイミド。
  4. 【請求項4】 酸二無水物として3,3′,4,4′−
    ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、ジアミン
    として2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフル
    オロプロパンを用いて形成されたポリイミド前駆体をイ
    ミド化してなるポリイミドであって、複屈折が0.00
    35以下、Tgが220℃以上、波長1550nmにお
    ける光伝送損失が1.5dB/cm以下であることを特
    徴とする光部品用ポリイミド。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の光部品用
    ポリイミドを用いた光部品。
JP24921297A 1997-09-12 1997-09-12 光部品用ポリイミド及びこれを用いた光部品 Pending JPH1180350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24921297A JPH1180350A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 光部品用ポリイミド及びこれを用いた光部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24921297A JPH1180350A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 光部品用ポリイミド及びこれを用いた光部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1180350A true JPH1180350A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17189590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24921297A Pending JPH1180350A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 光部品用ポリイミド及びこれを用いた光部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1180350A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225052A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Hitachi Chem Co Ltd 光部品用ポリイミド系樹脂膜の製造方法
JP2002322274A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 New Japan Chem Co Ltd ポリイミド、ポリイミド前駆体及びこれらの製造方法
WO2006030700A1 (ja) * 2004-09-15 2006-03-23 Kaneka Corporation 高い接着性を有するポリイミドフィルムおよびその製造方法
WO2009107429A1 (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 日立化成デュポンマイクロシステムズ株式会社 ポリイミド前駆体組成物、ポリイミドフィルム及び透明フレキシブルフィルム
CN103788371A (zh) * 2014-01-28 2014-05-14 中国科学院兰州化学物理研究所 含噻唑环二胺化合物在制备太阳能吸热涂料中的应用
KR20160062006A (ko) 2013-09-27 2016-06-01 도레이 카부시키가이샤 폴리이미드 전구체, 그것으로부터 얻어지는 폴리이미드 수지막, 및 그것을 포함하는 표시 소자, 광학 소자, 수광 소자, 터치 패널, 회로 기판, 유기 el 디스플레이, 및 유기 el 소자 및 컬러 필터의 제조 방법
US20180171077A1 (en) * 2015-06-12 2018-06-21 Ube Industries, Ltd. Polyimide precursor composition and polyimide composition
KR20190022487A (ko) 2016-06-24 2019-03-06 도레이 카부시키가이샤 폴리이미드 수지, 폴리이미드 수지 조성물, 그것을 사용한 터치 패널 및 그의 제조 방법, 컬러 필터 및 그의 제조 방법, 액정 소자 및 그의 제조 방법, 유기 el 소자 및 그의 제조 방법

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225052A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Hitachi Chem Co Ltd 光部品用ポリイミド系樹脂膜の製造方法
JP2002322274A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 New Japan Chem Co Ltd ポリイミド、ポリイミド前駆体及びこれらの製造方法
WO2006030700A1 (ja) * 2004-09-15 2006-03-23 Kaneka Corporation 高い接着性を有するポリイミドフィルムおよびその製造方法
WO2009107429A1 (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 日立化成デュポンマイクロシステムズ株式会社 ポリイミド前駆体組成物、ポリイミドフィルム及び透明フレキシブルフィルム
JPWO2009107429A1 (ja) * 2008-02-25 2011-06-30 日立化成デュポンマイクロシステムズ株式会社 ポリイミド前駆体組成物、ポリイミドフィルム及び透明フレキシブルフィルム
JP5392247B2 (ja) * 2008-02-25 2014-01-22 日立化成デュポンマイクロシステムズ株式会社 ポリイミド前駆体組成物、ポリイミドフィルム及び透明フレキシブルフィルム
US8796411B2 (en) 2008-02-25 2014-08-05 Hitachi Chemical Dupont Microsystems, Ltd. Polyimide precursor composition, polyimide film, and transparent flexible film
KR20160062006A (ko) 2013-09-27 2016-06-01 도레이 카부시키가이샤 폴리이미드 전구체, 그것으로부터 얻어지는 폴리이미드 수지막, 및 그것을 포함하는 표시 소자, 광학 소자, 수광 소자, 터치 패널, 회로 기판, 유기 el 디스플레이, 및 유기 el 소자 및 컬러 필터의 제조 방법
US9828469B2 (en) 2013-09-27 2017-11-28 Toray Industries, Inc. Polyimide precursor, polyimide resin film produced from said polyimide precursor, display element, optical element, light-receiving element, touch panel and circuit board each equipped with said polyimide resin film, organic EL display, and methods respectively for producing organic EL element and color filter
CN103788371A (zh) * 2014-01-28 2014-05-14 中国科学院兰州化学物理研究所 含噻唑环二胺化合物在制备太阳能吸热涂料中的应用
US20180171077A1 (en) * 2015-06-12 2018-06-21 Ube Industries, Ltd. Polyimide precursor composition and polyimide composition
KR20190022487A (ko) 2016-06-24 2019-03-06 도레이 카부시키가이샤 폴리이미드 수지, 폴리이미드 수지 조성물, 그것을 사용한 터치 패널 및 그의 제조 방법, 컬러 필터 및 그의 제조 방법, 액정 소자 및 그의 제조 방법, 유기 el 소자 및 그의 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3738469B2 (ja) ポリイミド及びこれを用いた光部品
JPH07239422A (ja) 高分子フィルム光導波路及びその製造方法
JPH1180350A (ja) 光部品用ポリイミド及びこれを用いた光部品
JPH10221549A (ja) プラスチック製光導波路およびそれを用いた光スイッチ
JP2004149711A (ja) ポリイミド光学材料、ポリイミド前駆体溶液、および光導波路素子
JP3674878B2 (ja) ポリイミド光導波路
JPH08143666A (ja) 一定の複屈折を有するポリイミド共重合体、及びその製造方法
JP4181921B2 (ja) ポリマー光導波路
JPH08134211A (ja) 光部品用ポリイミドおよび光部品
JP2003313294A (ja) フッ素化ポリイミドを用いた光部品
JP5560526B2 (ja) ポリイミド及びそれを用いた光導波路
JPH1010302A (ja) 脂環式ポリイミドの多層膜を有する光部品
JPH04235506A (ja) ポリイミド光導波路及びその製造方法
JP3281470B2 (ja) 光学装置の製造法
JP2000198842A (ja) 光学基板用ポリイミド及び光学用ポリイミド基板
JPH1192559A (ja) 光部品用ポリイミドの製造法
JP4046614B2 (ja) 光導波路の製法
JP2003041003A (ja) ポリイミド及びこれを用いた光部品
JPH04235505A (ja) ポリイミド光導波路の製造方法
JP3702449B2 (ja) 光部品用ポリイミド前駆体及びこれを用いた光部品
JPH0915608A (ja) 低複屈折ポリイミド膜の製造方法
JP2003041002A (ja) ポリイミド及びこれを用いた光部品
JP2010254792A (ja) ポリイミドおよび光導波路用ポリイミド
JP2001235647A (ja) ポリイミド光部材の製造法及び光デバイス
JP2004191414A (ja) 高分子フィルム光導波路の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040810

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060712

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060718

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20060915

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070424