JPH1179947A - 毛髪用組成物 - Google Patents

毛髪用組成物

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JPH1179947A
JPH1179947A JP25407997A JP25407997A JPH1179947A JP H1179947 A JPH1179947 A JP H1179947A JP 25407997 A JP25407997 A JP 25407997A JP 25407997 A JP25407997 A JP 25407997A JP H1179947 A JPH1179947 A JP H1179947A
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JP
Japan
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hair
composition
present
amidoamine compound
pref
Prior art date
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Application number
JP25407997A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kichijima
洋 吉島
Takuji Nozawa
卓司 野澤
Toshimichi Shimizu
敏通 清水
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Toho Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Toho Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪に充分なコンディショニング効果を与
え、かつ安全性の良好な毛髪用組成物を提供する。 【解決手段】 アミドアミン化合物の1種又は2種以上
とグリコール酸を含有する毛髪用組成物は上記課題を解
決することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪に充分なコンデ
ィショニング効果を与え、かつ安全性が高く皮膚に対し
て温和な作用を示す毛髪用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪用組成物には毛髪のコンディ
ショニング効果、特に柔軟性を得る目的でカチオン界面
活性剤である第4級アンモニウム塩が使用されていた。
しかし、第4級アンモニウム塩は、毛髪に対する柔軟性
は優れているものの、滑らかさ、しっとり感に関して十
分な効果が得られず、また毛髪及び頭皮に対する刺激が
時として問題となる場合がある。そこで、これらの弊害
を防ぐ目的で、アミドアミン化合物の有機酸塩等を含有
する組成物(特開平5−271035号、特開平5−2
71036号、特開平7−61911号、特開平9−7
1516号、特開平9−71517号)、アミドアミン
化合物のアミノ酸塩等を含有する組成物(特開平6−2
63621号、特開平9−71515号)が提案されて
いる。また、本出願人からもα―ヒドロキシ酸である乳
酸を使用した提案がされている。(FRAGRANCE
JOURNAL,24(12),106〜111(1
996))
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでの提
案ではこのようなアミドアミン化合物の塩が使用する酸
の種類により、その発現する効果に違いが見られること
まで言及するに至っていなかった。そこで、本発明は使
用する酸の種類による効果を明らかにするとともに、毛
髪に充分なコンディショニング効果を与え、かつ安全性
が高く皮膚に対して温和な作用を示す毛髪用組成物を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記技術
的課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アミドアミ
ン化合物とグリコール酸を使用することで、他のα―ヒ
ドロキシ酸である乳酸あるいは他の有機酸に比べ、特に
良好な上記要件を満たす毛髪用組成物を見い出し、本発
明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明は毛髪に対して第4級ア
ンモニウム塩同等の柔軟性と、第4級アンモニウム塩で
は不十分であった、滑らかさ、しっとり感を毛髪に付与
し、かつ安全性が高く皮膚に対して温和な作用を示す毛
髪用組成物を提供することにある。以下、本発明の構成
について詳述する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるアミドアミン
化合物としてはミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミ
ド、パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステア
リン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチ
ルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプ
ロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルア
ミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベ
ヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸
ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルア
ミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチル
アミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリ
スチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸
ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチル
アミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロ
ピルアミド、ミリスチン酸ジプロピルアミノエチルアミ
ド、パルミチン酸ジプロピルアミノエチルアミド、ステ
アリン酸ジプロピルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジ
プロピルアミノエチルアミド等が挙げられ、性能、入手
容易性等の面で特にステアリン酸ジメチルアミノプロピ
ルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミドが
好ましい。本発明では、これらのアミドアミン化合物の
中から、一種または二種以上を任意に用いることができ
る。また、本発明おけるアミドアミン化合物の配合量は
0.1〜5重量%であり、好ましくは1.5〜3.5重
量%である。0.1重量%未満では毛髪に十分なコンデ
ィショニング効果、特に柔軟性を付与する効果が不十分
となり、5重量%を越えても効果は向上しないので好ま
しくない。
【0007】本発明におけるグリコール酸の含有量は、
アミドアミン化合物に対して、0.5〜1.5当量であ
り、好ましくは0.6〜1.4当量である。本発明の毛
髪用組成物のpH値は、弱酸性が好ましく3〜6であ
り、更に好ましくは3.5〜5.5である。グリコール
酸の含有量が、0.5当量未満、もしくは、1.5当量
を越える場合には、上記のpHを得られない場合があ
る。
【0008】尚、本発明の毛髪用組成物には、必要に応
じて、上記必須成分に加えて、毛髪用処理物で一般的に
使用される他の成分を適宣配合することができる。例え
ば、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水
素、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテ
ート等のエステル油、ツバキ油、オリーブ油、アボガド
油等の植物油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビタンラウレート、ポリオキシエチレンステアリルエー
テル等の非イオン界面活性剤、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、カチオ
ン化セルロース等のカチオン化ポリマー、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン等の保湿
剤、ポリペプチド、その他殺菌剤、フケ取り剤、キレー
ト剤、紫外線吸収剤、着色剤、香料などが挙げられ、こ
れらの一種又は二種以上を配合することができる。ただ
しこれらは、本発明の効果を損なわない範囲で、使用さ
れなければならない。
【0009】本発明に使用されるアミドアミン化合物の
中和塩の安全性については、タンパク質変性率試験によ
り実施例中に示すとおり、4級アンモニウム塩に比べ良
好であった。
【0010】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は実施例に限定されるものではない。な
お、タンパク質変性率試験によるアミドアミン化合物の
中和塩と4級アンモニウム塩の比較を表1に示した。ま
た、実施例1〜4及び比較例1〜6を常法により調製
し、pH値をpHメーターを用いて測定し、効果の測定
を以下の試験方法にて実施し、結果を表2、表3に示し
た。本実施例中で用いた試験方法は下記の通りである。
含有量は重量%である。
【0011】(タンパク質変性率試験法)水系高速液体
クロマトグラフィーを用いて卵白アルブミンpH7緩衝
溶液に試料濃度1%になるように試料を加え、添加24
時間後の卵白アルブミン変性率を220nmの吸収ピー
クを用いて測定した。アミドアミン化合物の中和は当量
中和とした。 変性率(%)=(Ho−Hs)/Ho×100 Ho:卵白アルブミンの220nm吸収ピークの高さ Hs:卵白アルブミン緩衝溶液に試料を加えた時の22
0nm吸収ピークの高さ 評価の基準を次のように設定した。 ◎・・・卵白アルブミン変性率 30%未満 〇・・・卵白アルブミン変性率 30%以上60%未満 △・・・卵白アルブミン変性率 60%以上80%未満 ×・・・卵白アルブミン変性率 80%以上
【0012】(柔軟性、しっとり感、滑らかさ、櫛通り
性、サラサラ感)調整した組成物を女性20名の専門パ
ネラーにて1週間連用後、髪の柔軟性、髪のしっとり
感、髪の滑らかさ、櫛通り性、髪のサラサラ感を官能的
に比較し、総合評価と併せて下記評価基準で評価した。 ◎:良いと答えた人が18人以上の場合 ○:良いと答えた人が14〜17人の場合 △:良いと答えた人が8〜13人の場合 ×:良いと答えた人が7人以下の場合
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】実施例1〜4より明らかなように、本発明
の毛髪用組成物は、毛髪に第4級アンモニウム塩同等の
柔軟性と、第4級アンモニウム塩では不十分であった、
滑らかさ、しっとり感を付与する効果に優れていた。
【0017】
【発明の効果】上記記載のごとく、本発明は毛髪に第4
級アンモニウム塩同等の柔軟性と、第4級アンモニウム
塩では不十分であった、滑らかさ、しっとり感を付与す
ることに優れ、かつ安全性が高く皮膚に対して温和な作
用を示す毛髪用組成物を提供することは明らかである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 化1 【化1】 (式中、R1は 炭素数14〜24の高級脂肪酸残基で
    あり、R2は炭素数1〜4のアルキル基、nは2〜4の
    整数である。)で表されるアミドアミン化合物とグリコ
    ール酸を含有することを特徴とする毛髪用組成物。
  2. 【請求項2】 アミドアミン化合物とグリコール酸を含
    有し、アミドアミン化合物の含有量が0.1〜5重量
    %、グリコール酸の含有量がアミドアミン化合物に対し
    て、0.5〜1.5当量であることを特徴とする請求項
    1記載の毛髪用組成物。
JP25407997A 1997-09-04 1997-09-04 毛髪用組成物 Pending JPH1179947A (ja)

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