JP2009242297A - 毛髪保護用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪や頭皮に対して温和に作用する毛髪保護用組成物であって、シリコーン類を配合せずとも、十分にトリートメント効果を発揮することができ、使用感、仕上がり感に優れる毛髪保護用組成物を提供する。
【解決手段】本発明の毛髪保護用組成物は、(A)第3級アミドアミン化合物と酸を反応させて得られたアミドアミン系第3級カチオン界面活性剤、(B)モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテルを含有することを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、頭皮に対する刺激が少なく、且つ、毛髪に良好な感触を付与することができる毛髪保護用組成物に関する。
従来、ヘアートリートメントのような毛髪保護用組成物には、乳化力に優れ、安定した乳化作用を発揮することができ、毛髪への良好な感触を付与することができることから、第4級カチオン界面活性剤が配合されていた(特許文献1)。しかしながら、第4級カチオン界面活性剤は頭皮への刺激が強く、頭皮にかゆみや炎症などを引き起こし易いことが問題であった。
一方、第3級カチオン界面活性剤は、頭皮に対する刺激の問題はないが、乳化力に乏しく、安定した乳化作用を発揮することが困難であり、また、使用感や仕上がり感に劣ることが問題であった。皮膚に優しいノニオン界面活性剤を使用する方法も考えられるが、ノニオン界面活性剤を使用することによっても、毛髪がごわついたり、ぱさついたりするなど、使用感や仕上がり感に劣ることが問題であった。
さらに、従来の毛髪保護用組成物には、トリートメント効果をより向上させるため、シリコーン類が配合されていた。特に、第3級カチオン界面活性剤や、ノニオン界面活性剤などの頭皮に優しい界面活性剤を使用する場合は、トリートメント効果が第4級カチオン界面活性剤を使用する場合に比べて劣るため、シリコーン類を配合してトリートメント効果を向上させる必要があった。しかしながら、シリコーン類による人工的な感触を嫌う消費者が多く、その上、シリコーン類を含む毛髪保護用組成物は、連用することによって、毛髪表面にシリコーン類が蓄積し、毛髪が硬くなり、使用回数を重ねることによりビルドアップが生じ、毛髪がごわついたりボリュームダウンするなどの欠点があった。すなわち、毛髪や頭皮に優しい毛髪保護用組成物であって、シリコーン類を配合せずとも、十分にトリートメント効果を発揮することができ、使用感、仕上がり感に優れる毛髪保護用組成物が見出されていないのが現状である。
特開2003−342135号公報
従って、本発明の目的は、頭皮に対して温和に作用する毛髪保護用組成物であって、シリコーン類を配合せずとも、十分にトリートメント効果を発揮することができ、使用感、仕上がり感に優れる毛髪保護用組成物を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、アミドアミン系第3級カチオン界面活性剤は、特定の高級アルコール、すなわち、α−モノアルキルグリセリルエーテルを配合することにより、安定した乳化作用を発揮することができること、及び、α−モノアルキルグリセリルエーテルを配合することにより、シリコーン類を配合せずとも、毛髪に自然なつやと滑らかさを付与することができ、優れた使用感や仕上がり感を得ることができることを見出した。本発明はこれらの知見に基づき、さらに研究を重ねて完成したものである。
すなわち、本発明は、(A)第3級アミドアミン化合物と酸を反応させて得られたアミドアミン系第3級カチオン界面活性剤、(B)モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテルを含有することを特徴とする毛髪保護用組成物を提供する。
上記毛髪保護用組成物には、さらに、(C)マカデミアナッツ油及び/又はマカデミアナッツ脂肪酸エチルを含有することが好ましい。
上記酸としては、クエン酸及び/又はグリコール酸が好ましい。
また、上記毛髪保護用組成物は、55〜80℃に加温した状態で、(A)第3級アミドアミン化合物と酸とを反応させて得られたアミドアミン系第3級カチオン界面活性剤を含む組成物に(B)モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテルを加えて乳化する工程を経て得られることが好ましい。
本発明の毛髪保護用組成物によれば、第4級カチオン界面活性剤を含有する必要がないため、頭皮に対する刺激を抑制することができ、頭皮にかゆみや炎症を引き起こす可能性を最小にすることができる。また、アミドアミン系第3級カチオン界面活性剤とともに、α−モノアルキルグリセリルエーテルを含有するため、安定した乳化作用を発揮することができ、且つ、シリコーン類を配合しなくとも、優れたトリートメント効果を奏することができ、毛髪に自然なつやと柔軟さ、及び、滑らかさを得ることができる。従って、本発明に係る毛髪保護用組成物には、シリコーン類を配合する必要がないため、シリコーン類が蓄積することにより引き起こされる毛髪の硬化の問題を解決することができる。
[アミドアミン系第3級カチオン界面活性剤(A)]
本発明に係る毛髪保護用組成物は、第3級アミドアミン化合物と酸を反応させて得られたアミドアミン系第3級カチオン界面活性剤を使用することを特徴とする。アミドアミン系第3級カチオン界面活性剤は、頭皮に対して温和に作用するため、かゆみや炎症の原因となることがない。
第3級アミドアミン化合物は、1分子内にアミド結合及び第3級アミン性窒素原子を有する化合物であり、下記式(1)
(式中、R1は炭素数11〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、R2は炭素数1〜4のアルキレン基を示し、R3は炭素数1〜3のアルキル基を示す)
で表される。
1は炭素数11〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、例えば、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基等を挙げることができる。R2は炭素数1〜4のアルキレン基を示し、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等を挙げることができる。R3は炭素数1〜3のアルキル基を示し、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基等を挙げることができる。
本発明における第3級アミドアミン化合物としては、例えば、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ドデシル酸ジメチルアミノエチルアミド、テトラデシル酸ジメチルアミノエチルアミド、ヘキサデシル酸ジエチルアミノエチルアミドなどが挙げられる。本発明においては、なかでも、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドを好適に使用することができる。上記第3級アミドアミン化合物は、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
第3級アミドアミン化合物は、酸により中和して塩を形成することにより、界面活性剤としての作用を発揮することができる。中和反応に使用する酸としては、周知慣用の酸(有機酸、無機酸)を使用することができる。上記有機酸としては、例えば、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸等を挙げることができる。上記無機酸としては、塩酸、硫酸、リン酸等を挙げることができる。これらの酸は単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
本発明においては、酸としてクエン酸及び/又はグリコール酸を使用することが好ましい。酸としてクエン酸及び/又はグリコール酸を使用することにより、トリートメント効果をより向上させることができ、毛髪により柔らかな感触を付与することができる。
酸の使用量は、使用する酸により異なり、例えば、酸としてクエン酸を使用する場合、クエン酸の使用量としては、組成物全量に対して、例えば0.1〜0.5重量%、好ましくは0.3〜0.5重量%程度である。酸としてグリコール酸を使用する場合、グリコール酸の使用量としては、組成物全量に対して、例えば0.3〜0.8重量%程度、好ましくは0.5〜0.7重量%程度である。クエン酸とグリコール酸は単独で使用しても良く、混合して使用しても良い。クエン酸とグリコール酸とを混合して使用する場合、その混合比としては、適宜調整することができ、例えば、クエン酸とグリコール酸の混合比[前者:後者(重量%比)]が1:3〜3:1程度が好ましく、なかでも、1:1〜1:2程度が、より柔軟性を付与することができ、感触を向上させることができる点で好ましい。クエン酸とグリコール酸とを混合して使用する場合、その使用量としては、組成物全量に対して、例えば0.4〜1.3重量%程度、好ましくは0.8〜1.0重量%程度である。
第3級アミドアミン化合物の使用量は、組成物全体に対して、例えば0.1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%程度、特に好ましくは3〜5重量%程度である。第3級アミドアミン化合物の使用量が多すぎたり少なすぎる場合には、組成物の乳化が不十分で安定性に劣る傾向にある。
[モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテル(B)]
本発明に係る毛髪保護用組成物においては、上記第3級アミドアミン化合物と酸を反応させて得られたアミドアミン系第3級カチオン界面活性剤(A)とともに、モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテル(B)を含有する。
モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテルとしては、炭素数10〜22の直鎖又は分岐鎖アルキル基、若しくはアルケニル基を有するものを使用することができ、例えば、バチルアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、イソステアリルグリセリルエーテル、モノベヘニルグリセリルエーテルなどが挙げられる。
本発明においては、なかでも、セラキルアルコール、バチルアルコールなどを好適に使用することができる。
モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテル(B)の使用量は、組成物全量に対して、例えば1〜20重量%、好ましくは1〜8重量%程度、特に好ましくは2〜5重量%程度である。前記使用量が1重量%未満又は20重量%を越える場合は、組成物の乳化が不十分で安定性に劣り、また、トリートメント効果が不十分となり使用感や仕上がり感に劣る傾向がある。
モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテル(B)は、例えば、アルコールとグリシドールとを反応させる方法、アルキルグリシジルエーテルを合成し、オキシラン部を開環する方法などによって合成することができる。
また、本発明に係る毛髪保護用組成物は、上記(A)、(B)以外にも、(C)マカデミアナッツ油及び/又はマカデミアナッツ脂肪酸エチルを含有していることが好ましい。(C)マカデミアナッツ油及び/又はマカデミアナッツ脂肪酸エチルを含有することで、さらに、トリートメント効果を向上させることができ、毛髪により滑らかな感触を付与することができる。
(C)の使用量としては、組成物全量に対して、例えば1〜5重量%、好ましくは2〜4重量%程度である。また、(C)としては、マカデミアナッツ油、若しくはマカデミアナッツ脂肪酸エチルを単独で使用しても良く、混合して使用しても良い。本発明においては、混合して使用することがよりトリートメント効果を向上させることができる点で好ましい。マカデミアナッツ油とマカデミアナッツ脂肪酸エチルの混合比としては、適宜調整することができ、例えば、マカデミアナッツ油とマカデミアナッツ脂肪酸エチルの混合比[前者:後者(重量%比)]が1:10〜10:1程度、好ましくは1:2〜2:1である。マカデミアナッツ油とマカデミアナッツ脂肪酸エチルをほぼ同量混合したものを(C)として使用することにより、より毛髪の感触を向上させることができる。
本発明に係る毛髪保護用組成物は、55〜80℃に加温した状態で、(A)第3級アミドアミン化合物と酸とを反応させて得られたアミドアミン系第3級カチオン界面活性剤を含む組成物に(B)モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテルを加えて乳化することが、均一に乳化できる点で好ましい。また、配合順序としては、(1)酸、(2)第3級アミドアミン化合物、(3)モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテル(B)の順に配合することが好ましい。さらに、マカデミアナッツ油、若しくはマカデミアナッツ脂肪酸エチル(C)や、高級アルコールを配合する場合は、(1)酸、(2)第3級アミドアミン化合物に続いて(3)高級アルコール、次に、(4)モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテル(B)、次に、(5)マカデミアナッツ油、若しくはマカデミアナッツ脂肪酸エチル(C)を配合することが、均一に乳化できる点で好ましい。
また、本発明に係る毛髪保護用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、一般的に、化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる公知の成分(例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール(セタノール、ベヘニルアルコールなど)、エステル類、シリコーン成分、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖類、アミノ酸類、有機アミン類、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水など)が、必要に応じて配合されていてもよい。
本発明に係る毛髪保護用組成物の剤型は任意であり、例えば、溶液系、可溶化系、乳化系、油液系、粉末系、粉末分散系、ジェル系、軟膏系、油−水の2層系、油-水−粉末の3層系等の剤形、エアゾール系、スプレー状、ポンプスプレー状、ムース状、スティック状、ロールオン式等の形態、いずれでも構わない。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1〜18、比較例1
表1〜3に記載の各成分を混合することにより、毛髪保護用組成物を得た。
実施例及び比較例で得られた毛髪保護用組成物について、下記評価方法により評価した。
(乳化安定性の評価方法)
試料(実施例または比較例で得られた毛髪保護用組成物)300gを、25℃、60%RH条件下で3時間静置し、相分離の有無を目視で観察し、下記基準に従って評価した。
(評価基準)
○:相分離がない
×:相分離している
(感触についての評価方法)
一束の黒色バージンヘア(長さ:20cm、質量:40g)を二等分し、一方の毛束を基準毛束とし、他方の毛束に下記化学的処理1、及び2を施して損傷を受けさせたものを評価毛束とした。
化学的処理1(ブリーチ処理)
35重量%過酸化水素水を精製水で10重量%となるように希釈したものと、28重量%アンモニア水を精製水で10重量%となるように希釈したものとを当量混合して、ブリーチ剤を調製した。
得られたブリーチ剤100mL中に、前記評価毛束を浸漬し、35℃に調温した恒温震とう器中で20分間震とうし、水洗した。
化学的処理2(パーマネントウェーブ剤処理)
DL−システイン塩酸塩5.5重量%と50%チオグリコール酸アンモニウム液2.0重量%、80%モノエタノールアミン液4.8重量%を含有し、28%アンモニウム水でpH9.3に調整して精製水で全量を100%としたものをパーマネントウェーブ用第1剤とし、臭素酸ナトリウム6.5重量%、クエン酸0.1%、リン酸0.05%、リン酸一水素ナトリウム0.5%を含有し、精製水で全量を100%としたものをパーマネントウェーブ用第2剤とした。
ブリーチ処理後の毛束を、パーマネントウェーブ用第1剤100mL中に浸漬し、35℃の恒温震とう器中で30分間震とうし、精製水で水洗した後、自然乾燥し、さらに、パーマネントウェーブ用第2剤100mL中に浸漬し、35℃の恒温震とう器中で30分間震とうし、精製水で水洗した後、自然乾燥した。
上記化学的処理により得られた評価毛束に、実施例及び比較例で得られた毛髪保護用組成物をそれぞれ3gづつ塗布し、5分間室温(25℃)で静置した後、基準毛束と評価毛束とを軽く水洗し、タオルでよく水分を除去した後、ドライヤーで乾燥した。乾燥後、20人の専門パネラーにより官能試験を行い、感触(毛髪の柔らかさ、滑らかさ、しっとり感、毛先の状態)について基準毛束と評価毛束とを比較し、それぞれの結果を下記基準に従って点数化した。なお、評価基準において、点数が高いほど、高い評価を得たことを示している。
評価点基準
基準毛束と比較して感触が向上:2点
基準毛束と比較して同等の感触:1点
基準毛束と比較して感触が劣る:0点
上記評価点の合計点数から、下記評価基準に従って、評価した。
評価基準
20点以上:◎
10点以上、20点未満:○
5点以上、10点未満:△
5点未満:×
上記評価結果を下記表4にまとめて示す。
表4より明らかなように、本発明に係る毛髪保護用組成物によれば、安定した乳化作用を発揮することができ、且つ、優れたトリートメント効果を発揮することができ、使用感、仕上がり感に優れる。一方、α−モノアルキルグリセリルエーテルを含有しないと、安定した乳化作用を発揮することができなかった。また、ごわつきを感じ、使用感、仕上がり感に劣ることが分かった。そして、マカデミアナッツ油、マカデミアナッツ脂肪酸エチルを添加し、さらに、酸としてクエン酸、グリコール酸を使用すると、毛髪をより滑らかに、より柔軟にすることができ、しっとり感に優れ、使用感、仕上がり感をさらに向上させることができた。
本発明の毛髪保護用組成物の乳化状態を示す顕微鏡写真である。 乳化が不十分である毛髪保護用組成物の顕微鏡写真である。

Claims (4)

  1. (A)第3級アミドアミン化合物と酸を反応させて得られたアミドアミン系第3級カチオン界面活性剤、(B)モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテルを含有することを特徴とする毛髪保護用組成物。
  2. さらに、(C)マカデミアナッツ油及び/又はマカデミアナッツ脂肪酸エチルを含有する請求項1に記載の毛髪保護用組成物。
  3. 酸がクエン酸及び/又はグリコール酸である請求項1又は2に記載の毛髪保護用組成物。
  4. 55〜80℃に加温した状態で、(A)第3級アミドアミン化合物と酸とを反応させて得られたアミドアミン系第3級カチオン界面活性剤を含む組成物に(B)モノC10-22アルキル、若しくはモノC10-22アルケニルグリセリルエーテルを加えて乳化する工程を経て得られる請求項1〜3の何れかの項に記載の毛髪保護用組成物。
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