JPH1179941A - マスカラ組成物 - Google Patents
マスカラ組成物Info
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- JPH1179941A JPH1179941A JP9257771A JP25777197A JPH1179941A JP H1179941 A JPH1179941 A JP H1179941A JP 9257771 A JP9257771 A JP 9257771A JP 25777197 A JP25777197 A JP 25777197A JP H1179941 A JPH1179941 A JP H1179941A
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Abstract
マスカラが下瞼に転色しない化粧持ちの良好なマスカラ
組成物を提供する。 【解決手段】 ポリアクリル酸塩及びポリメタクリル酸
塩から選択される１種又は２種以上と、高重合度ポリエ
チレングリコールをマスカラ組成物に含有させる。高重
合度ポリエチレングリコールとしては、分子量９５０以
上のポリエチレングリコールであり、さらにボリューム
の付与効果の点から分子量１００００以上のポリエチレ
ングリコールが好ましく用いられる。ポリアクリル酸塩
及びポリメタクリル酸塩は、アクリル酸及び／又はメタ
アクリル酸の重合体のアンモニウム塩，カリウム塩，ナ
トリウム塩又はこれらの混合物であり、その平均重合度
は３０００〜７万である。
Description
及びポリメタクリル酸塩より選択される１種又は２種以
上と、高重合度ポリエチレングリコールを含有して成
る、睫を濃く見せる効果が高いにもかかわらず、転色せ
ず化粧持ちが良好なマスカラ組成物に関する。
に用いられているメイクアップ化粧料の一種である。マ
スカラは、目的に応じて、睫をカールする力の強いカー
ルタイプ，睫を長く見せる効果の高いロングラッシュタ
イプ，睫のボリュームを向上させるボリュームタイプな
どに分類される。睫の長さ，太さ，粗密の度合い，上を
向いて生えているか下を向いて生えているか等の条件が
人によりかなり異なるため、目的に応じてこれらのタイ
プのマスカラが別々に市販されている。これらのタイプ
の中でも、ボリュームタイプのマスカラは、睫の生え方
が粗である人が多い日本人に一般的に好まれて使用され
ている。
は、睫にボリュームを付与するためには一般的に、ワッ
クスや脂肪酸，脂肪酸塩が用いられる。例えば、特開平
６−９４３１号公報ではワックス粒子の水性分散物と少
なくとも１種の水溶性皮膜形成性ポリマーと顔料とを含
有して成るメーキャップ組成物が、特開平５−１９４１
４８号公報では炭化水素ワックスと水溶性ポリマーを含
有する睫及び（又は）眉のメイクアップ及び手入れのた
めの組成物及びその製造方法がそれぞれ開示されてい
る。
イプのマスカラにおいて、十分なボリュームを付与する
ためには、ワックス類を多量に配合する必要がある。そ
の結果、体温でワックスが融解するため下瞼にマスカラ
組成物が転色し、化粧持ちに劣るという問題点があっ
た。
は、ボリューム感がありながら、下瞼への転色がなく化
粧持ちの良好な使用感を有するマスカラ組成物を得るこ
とを目的とした。
解決するため鋭意研究の結果、ポリアクリル酸塩及びポ
リメタクリル酸塩より選択される１種又は２種以上と、
高重合度ポリエチレングリコールを併用してマスカラ組
成物に含有させることにより、睫にボリュームを付与す
る効果に優れ、かつ下瞼に転色せず化粧持ちの良好なマ
スカラ組成物を得ることができることを見いだし、本発
明を完成した。
酸塩及びポリメタクリル酸塩は、アクリル酸及び／又は
メタアクリル酸の重合体のアンモニウム塩，カリウム
塩，ナトリウム塩又はこれらの混合物であり、その平均
重合度は３０００〜７万である。かかるポリアクリル酸
塩及びポリメタクリル酸塩としては、市販のアロンビス
（日本純薬社製），Ｄａｒｖａｎ#７（Ｖａｎｄｅｒｂ
ｉｌｔ社製），Ｄａｘａｄ３０（Ｈａｍｐｓｈｉｒｅ社
製），Ｔａｍｏｌ８５０（Ｒｈｏｍ＆Ｈａａｓ社製）等
を使用することができる。ポリアクリル酸塩及びポリメ
タクリル酸塩から選択される１種又は２種以上を、マス
カラ組成物に０．０１〜５重量％配合する。
グリコールは、分子量９５０以上のポリエチレングリコ
ールであり、ボリューム感の点から分子量１００００以
上のポリエチレングリコールが好ましく用いられる。か
かる高重合度ポリエチレングリコールとしては、市販の
Ｐｏｌｙｏｘ ＷＳＲ Ｎ−１０，Ｎ−３０（分子量１
万〜５００万：以上Ｕｎｉｏｎ Ｃａｒｂｉｄｅ社
製），ＰＥＧ−１０００〜−２００００（分子量９５０
〜２５０００：以上三洋化成工業社製）等を使用するこ
とができる。高重合度ポリエチレングリコールはマスカ
ラ組成物に、０．０１〜５重量％配合することができ
る。
与する効果を顕著にするために、色材を配合することが
できる。かかる色材としては化粧料に一般に用いられる
色材であれば良く、例えば、タルク，カオリン，雲母，
セリサイト，合成雲母，バーミキュライト，炭酸マグネ
シウム，炭酸カルシウム，ケイ酸アルミニウム，ケイ酸
バリウム，ケイ酸カルシウム，ケイ酸マグネシウム，ケ
イ酸ストロンチウム，無水ケイ酸，ゼオライト，硫酸バ
リウム，焼石膏，リン酸カルシウム，フッ素アパタイ
ト，ヒドロキシアパタイト，セラミックパウダー，窒化
ホウ素等の無機粉体、ミリスチン酸亜鉛，パルミチン酸
カルシウム，ステアリン酸マグネシウム，ステアリン酸
アルミニウム等の金属セッケン、ナイロン末，ポリエチ
レン末，ポリメタクリル酸メチル末，ポリスチレン末，
スチレンアクリル酸共重合体末，セルロース末等の有機
粉体、二酸化チタン，酸化亜鉛等の無機白色顔料、ベン
ガラ，チタン酸鉄，γ−酸化鉄，黄酸化鉄，黄土，黒酸
化鉄，カーボンブラック，低次酸化チタン，マンゴバイ
オレット，コバルトバイオレット，酸化クロム，水酸化
クロム，チタン酸コバルト，グンジョウ，コンジョウ等
の無機着色顔料、酸化チタン被覆マイカ，酸化鉄被覆マ
イカ，酸化チタン・酸化鉄被覆マイカ，酸化チタン被覆
オキシ塩化ビスマス，着色酸化チタン被覆マイカ，オキ
シ塩化ビスマス，魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウム
末，銅末等の金属粉末顔料、赤色２０１号，赤色２０２
号，赤色２０４号，赤色２０５号，赤色２２０号，赤色
２２６号，赤色２２８号，赤色４０５号，橙色２０３
号，橙色２０４号，黄色２０５号，黄色４０１号，青色
４０４号等の有機色素、赤色３号，赤色１０４号，赤色
１０６号，赤色２２７号，赤色２３０号，赤色４０１
号，赤色５０５号，橙色２０５号，黄色４号，黄色５
号，黄色２０２号，黄色２０３号，緑色３号，青色１号
等の有機色素及びこれらのジルコニウム，バリウム，又
はアルミニウムレーキ顔料、クロロフィル，β−カロチ
ン，シコニン，カーサミン等の天然色素、染料などが挙
げられる。
点から皮膜形成能を有する高分子化合物、皮膜形成剤を
配合することができる。皮膜形成剤を配合する場合その
配合量は、マスカラ組成物全量に対して０．００１〜８
０重量％、更に好ましくは５．０〜８０．０重量％であ
る。かかる皮膜形成剤としては、ポリビニルアルコー
ル，ポリビニルピロリドン，メトキシエチレン無水マレ
イン酸共重合体，両性（メタ）アクリル酸エステル共重
合体，カチオン化セルロース，ポリ塩化ジメチルメチレ
ンピペリジニウム，ヒドロキシエチルセルロース，ヒド
ロキシプロピルセルロース等の水溶性高分子、ポリ（メ
タ）アクリル酸エステル共重合体，ポリスチレンラテッ
クス，ポリ酢酸ビニル，ポリ塩化ビニル等の水系エマル
ション等が例示される。
の他目的に応じて本発明の効果を損なわない量的，質的
範囲内でマスカラ組成物に一般的に用いられる固型，半
固型，液状油分、薬剤、乳化剤、増粘剤、紫外線吸収
剤、粘土鉱物、香料、防腐剤、アルコール、多価アルコ
ール、水溶性高分子、酸化防止剤、保湿剤などを配合す
ることができる。
詳細に説明する。
化する。(７)の顔料を添加し、コロイドミルを通して均
一に分散させる。さらに(８)の成分を混合，溶解して７
５℃に加熱し、加熱溶解均一化した(９)〜(12)の成分を
添加して乳化後、冷却する。
化する。(７)の顔料を添加し、コロイドミルを通して均
一に分散させる。さらに(８)の成分を混合，溶解し８０
℃に加熱し、加熱溶解均一化した(９)〜(11)の成分を添
加して乳化後、冷却し、(12)の成分を添加する。
化する。(７)の顔料を添加し、コロイドミルを通して均
一に分散させた後、(８)の成分を添加する。
付与、及び転色の有無について官能評価を行った。同時
に実施例１において高重合度ポリエチレングリコールを
ポリエチレングリコール（平均分子量５００）にだいた
いした比較例１，ポリアクリル酸ナトリウムを精製水に
代替した比較例２，高重合度ポリエチレングリコール及
びポリアクリル酸ナトリウムを共に精製水に代替した比
較例３を調製し、官能評価を行った。評価は女性１０名
を一群として行い、結果を各評価をつけたパネラーの数
で表１に示した。
重合度ポリエチレングリコール及びポリ（メタ）アクリ
ル酸を添加することにより、睫にボリューム感を付与す
る効果に優れ、しかも下瞼に転色せず化粧持ちが良好で
あることが示された。なお、本発明の使用者において、
目の痛みや眼粘膜の刺激を訴えたパネラーは認められな
かった。
組成物は、ポリアクリル酸塩及びポリメタクリル酸塩か
ら選択される１種又は２種以上と、高重合度ポリエチレ
ングリコールを配合することにより、睫にボリュームを
付与する効果に優れ、さらに下瞼に転色せず化粧持ちが
良好であることが示された。
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリアクリル酸塩及びポリメタクリル酸
塩より選択される１種又は２種以上と、高重合度ポリエ
チレングリコールを含有するマスカラ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25777197A JP3651644B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | マスカラ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25777197A JP3651644B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | マスカラ組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1179941A true JPH1179941A (ja) | 1999-03-23 |
| JP3651644B2 JP3651644B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=17310882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25777197A Expired - Fee Related JP3651644B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | マスカラ組成物 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3651644B2 (ja) |
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| KR20150098685A (ko) * | 2013-02-19 | 2015-08-28 | 가부시키가이샤 시세이도 | 속눈썹용 화장료 |
| CN105007892A (zh) * | 2013-02-19 | 2015-10-28 | 株式会社资生堂 | 睫毛用化妆品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3651644B2 (ja) | 2005-05-25 |
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