JP3660901B2 - ケラチン繊維コーティング用組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、経時安定性、及びケラチン繊維への付着性が良好で、重ね付けし易く、長く見せる効果、多く見せる効果,太く見せる効果に優れたケラチン繊維コーティング用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
マスカラは、睫を長く美しく見せるために用いられるメイクアップ化粧料の一種である。マスカラは目的に応じて、睫をカールする力の強いカールタイプ,睫を長く見せる効果の高いロングラッシュタイプ,睫を太く、多く見せる効果を有するボリュームタイプなどに分類される。睫の長さ,太さ,粗密の度合い,上を向いて生えているか下を向いて生えているか等の条件が人によりかなり異なるため、目的に応じてこれらのタイプのマスカラが別々に市販されている。
【0003】
例えば、ボリュームタイプのマスカラでは、睫を太く,多く見せる効果を付与するために一般的にワックスや脂肪酸、脂肪酸石けんなどが用いられている。例えば、特開平6−9431号公報ではワックス粒子の水性分散物と少なくとも1種の水溶性皮膜形成性ポリマーと顔料とを含有してなるメーキャップ組成物が、特開平5−194148号公報では、炭化水素ワックスと水溶性ポリマーを含有する睫等のメイクアップ及び手入れのための組成物、及びその製造方法がそれぞれ開示されている。また、これらのボリュームタイプのマスカラの欠点である、重ね付けのしにくさを改良した睫用化粧料として、特開2000−119140では、特定のショ糖脂肪酸エステルと脂肪酸石けんを併用することが開示されている。
【0004】
しかしながら、経時安定性、及びケラチン繊維への付着性が良好で、重ね付けし易く、長く見せる効果、多く見せる効果,太く見せる効果等複数の機能を充分発揮することのできるケラチン繊維コーティング用組成物は得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記のような問題点を解決し、経時安定性、及びケラチン繊維への付着性が良好で、重ね付けし易く、長く見せる効果、多く見せる効果,太く見せる効果に優れたケラチン繊維コーティング用組成物を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するにあたり、種々検討を行ったところ、マスカラ,アイブロウや頭髪コーティング用組成物等のケラチン繊維コーティング用組成物において、ポリグリセリン脂肪酸エステルと脂肪酸石けんを併用することにより、上記課題が解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
本発明において用いるポリグリセリン脂肪酸エスエルは、グリセリンが2以上結合したポリグリセリン鎖の水酸基に、炭素数6〜26,分岐若しくは直鎖状で飽和若しくは不飽和の脂肪酸が1以上、エステル結合した構造を有するノニオン界面活性剤であり、乳化剤及び顔料分散剤として用いられている。ポリグリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンの重合度及び脂肪酸のエステル置換度により親水性から疎水性まで多くの種類があり、ケラチン繊維コーティング用組成物に配合する他の成分との相互作用により、最適なHLB値を有するものを配合することができる。かかるポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、モノステアリン酸ジグリセリル,モノオレイン酸ジグリセリル,ジオレイン酸ジグリセリル,モノイソステアリン酸ジグリセリル,モノステアリン酸テトラグリセリル,トリステアリン酸テトラグリセリル,ペンタステアリン酸テトラグリセリル,ペンタオレイン酸テトラグリセリル,モノラウリン酸ヘキサグリセリル,モノミリスチン酸ヘキサグリセリル,モノステアリン酸ヘキサグリセリル,モノオレイン酸ヘキサグリセリル,トリステアリン酸ヘキサグリセリル,ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル,ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル,ポリリシノール酸ヘキサグリセリル,モノラウリン酸デカグリセリル,モノミリスチン酸デカグリセリル,モノステアリン酸デカグリセリル,モノオレイン酸デカグリセリル,モノリノール酸デカグリセリル,モノイソステアリン酸デカグリセリル,ジステアリン酸デカグリセリル,ジオレイン酸デカグリセリル,ジイソステアリン酸デカグリセリル,トリステアリン酸デカグリセリル,トリオレイン酸デカグリセリル,トリイソステアリン酸デカグリセリル,ペンタステアリン酸デカグリセリル,ペンタオレイン酸デカグリセリル,ペンタイソステアリン酸デカグリセリル,ヘプタステアリン酸デカグリセリル,ヘプタオレイン酸デカグリセリル,ヘプタイソステアリン酸デカグリセリル,デカステアリン酸デカグリセリル,デカオレイン酸デカグリセリル,デカイソステアリン酸デカグリセリル等が例示される。かかるポリグリセリン脂肪酸エステルのなかでも、トリステアリン酸デカグリセリル,トリオレイン酸デカグリセリル,トリイソステアリン酸デカグリセリル,ペンタステアリン酸デカグリセリル,ペンタオレイン酸デカグリセリル,ペンタイソステアリン酸デカグリセリル,デカステアリン酸デカグリセリル,デカオレイン酸デカグリセリル,デカイソステアリン酸デカグリセリルから選択される1種又は2種以上を用いることが特に好ましい。なお、ポリグリセリン脂肪酸エステルの配合量は、ケラチン繊維コーティング用組成物全量に対して、0.5〜10重量%が好ましい。
【0009】
本発明に配合する脂肪酸石けんに用いられる脂肪酸としては、炭素数8以上の直鎖状若しくは分岐鎖を有する飽和若しくは不飽和の脂肪酸が好ましい。具体的には、例えばカプリル酸,カプリン酸,ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,アラキン酸,ベヘン酸,リノグリセリン酸,カプロレイン酸,ウンデシレン酸,ラウロレイン酸,リンデル酸,トウハク酸,ミリストレイン酸,パルミトレイン酸,オレイン酸,エライジン酸,バセニン酸,ゴンドイン酸,エルカ酸,リノール酸,リノエライジン酸,リノレン酸,アラキドン酸,エイコサペンタエン酸,ドコサヘキサエン酸等の単一脂肪酸の他、ヤシ油脂肪酸,パーム油脂肪酸,牛脂脂肪酸などの混合脂肪酸等が挙げられる。
【0010】
脂肪酸石けんを中和する際の塩基としては、ナトリウム,カリウム,トリエタノールアミン,ジエタノールアミン,モノエタノールアミン,L−アルギニン,アミノメチルプロパノール,アミノメチルプロパンジオール,モルホリン等が挙げられる。塩基による脂肪酸の中和率は、必ずしも100%である必要はなく、遊離の脂肪酸が存在していてもよい。脂肪酸石けんの配合量は、ケラチン繊維コーティング用組成物全量に対して、脂肪酸と塩基の総量として0.5〜10重量%が好ましい。
【0011】
本発明においては、ケラチン繊維を太く,多く見せる効果を付与する効果を顕著にするために、色材を配合することができる。かかる色材としては化粧料に一般に用いられる色材であれば特に限定されず、例えばタルク,カオリン,雲母,セリサイト,合成雲母,バーミキュライト,炭酸マグネシウム,炭酸カルシウム,ケイ酸マグネシウム,ケイ酸バリウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネシウム,ケイ酸ストロンチウム,無水ケイ酸,ゼオライト,硫酸バリウム,焼石膏,リン酸カルシウム,フッ化アパタイト,ヒドロキシアパタイト,セラミックパウダー,窒化硼素等の無機粉体、ミリスチン酸亜鉛,パルミチン酸カルシウム,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸アルミニウム等の金属石けん、ナイロン末,ポリエチレン末,ポリメタクリル酸メチル末,ポリスチレン末,スチレンアクリル酸共重合体末,セルロース末等の有機粉体、酸化チタン,酸化亜鉛等の無機白色顔料、ベンガラ,チタン酸鉄,γ−酸化鉄,黄酸化鉄,黄土,黒酸化鉄,カーボンブラック,低次酸化チタン,マンゴバイオレット,コバルトバイオレット,酸化クロム,水酸化クロム,チタン酸コバルト,グンジョウ,コンジョウ等の無機着色顔料、酸化チタン被覆マイカ,酸化鉄被覆マイカ,酸化チタン・酸化鉄被覆マイカ,酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス,着色酸化チタン被覆マイカ,オキシ塩化ビスマス,魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウム末,銅末等の金属粉末顔料、赤色201号,赤色202号,赤色204号,赤色205号,赤色220号,赤色226号,赤色228号,赤色405号,橙色203号,橙色204号,黄色205号,黄色401号,青色404号等の有機色素、赤色3号,赤色104号,赤色106号,赤色207号,赤色230号,赤色401号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,黄色5号,黄色202号,黄色203号,緑色3号,青色1号等の有機色素及びこれらのジルコニウム,バリウム,又はアルミニウムレーキ顔料、クロロフィル,β−カロチン,シコニン,カーサミン等の天然色素、染料などが挙げられる。
【0012】
さらに、ケラチン繊維をコーティングしている皮膜に張りを付加する観点から、皮膜形成能を有する高分子化合物、皮膜形成剤を配合することができる。皮膜形成剤を配合する場合、その配合量はケラチン繊維コーティング用組成物全量に対して、0.001〜80重量%配合することができる。かかる皮膜形成剤としては、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン,メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体,両性(メタ)アクリル酸エステル共重合体,カチオン化セルロース,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,アクリル酸アルキルアミド・アクリル酸エステル共重合体等の水溶性高分子、ポリ(メタ)アクリル酸エステル共重合体型ラテックス,ポリスチレンラテックス,ポリ酢酸ビニル,ポリ塩化ビニル等の水系エマルジョン等が例示される。
【0013】
さらに、本発明のケラチン繊維コーティング用組成物には、その他目的に応じて本発明の効果を損なわない量的,質的範囲内で、ケラチン繊維コーティング組成物に一般的に用いられる固形,半固形,液状の油分、薬剤、乳化剤、増粘剤、紫外線吸収剤、粘土鉱物、香料、防腐剤、アルコール、多価アルコール、水溶性高分子、酸化防止剤、保湿剤等を配合することができる。
【0014】
本発明におけるケラチン繊維コーティング用組成物の具体的な用途としては、例えば、マスカラ,アイブロウ,頭髪コーティング用組成物が挙げられる。本発明においては、特にマスカラとして用いることにより、長く見せる効果、多く見せる効果,太く見せる効果,つきの均一性、重ね付けのしやすさなど複数の機能を発揮をすることが顕著である。また、頭髪コーティング用組成物として用いることにより、頭髪を多く見せたり、白髪を隠したり、染毛といった効果を得ることもできる。
【0015】
【実施例】
さらに、本発明の特徴について、実施例により詳細に説明する。
【0016】
Figure 0003660901
製法:(1)〜(8)の成分を85℃に加熱溶解し、これを(9)〜(18)を85℃に加熱分散した中に添加する。ディスパーを用いて分散処理した後70℃で(18)〜(20)の成分を添加して均質に分散させる。撹拌を行いながら冷却し、40℃にて(22)〜(24)の成分を順次添加して、混合,均質化する。
【0017】
[比較例1] 乳化型マスカラ
実施例1に配合したペンタステアリン酸デカグリセリルをショ糖ジステアリン酸エステルに代替し、実施例1と同様に、乳化型マスカラを調製する。
【0018】
[実施例2] 乳化型マスカラ
(1)サラシミツロウ 7.0(重量%)
(2)ステアリン酸 6.5
(3)ペンタステアリン酸デカグリセリル 5.0
(4)ステアリン酸トリエタノールアミン 2.0
(5)ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.0
(6)カルナウバロウ 1.0
(7)吸着精製ラノリン 1.0
(8)d-δ-トコフェロール 0.05
(9)精製水 36.65
(10)黒酸化鉄 10.0
(11)1,3-ブチレングリコール 2.0
(12)モルホリン 0.8
(13)ヒドロキシプロピルセルロース 0.3
(14)パラオキシ安息香酸メチル 0.2
(15)アクリル酸アルキル共重合体エマルション 25.0
(16)フェノキシエタノール 0.5
製法:(1)〜(8)の成分を85℃に加熱溶解し、これを(9)〜(14)を85℃に加熱分散した中に添加した後、ディスパーを用いて分散処理して冷却し、40℃にて(15)及び(16)の成分を順次添加して、混合,均質化する。
【0019】
[比較例2] 乳化型マスカラ
実施例2に配合したペンタステアリン酸デカグリセリルをショ糖トリステアリン酸エステルに代替し、実施例2と同様に、乳化型マスカラを調製する。
【0020】
[実施例3] 乳化型マスカラ
(1)ヒドロキシエチルセルロース 1.0(重量%)
(2)パラオキシ安息香酸メチル 0.2
(3)グリセリン 0.3
(4)ポリアクリル酸ナトリウム 0.4
(5)精製水 65.1
(6)黒酸化鉄 3.0
(7)ステアリン酸カリウム 6.0
(8)トリステアリン酸デカグリセリル 2.0
(9)ミツロウ 9.0
(10)カルナウバロウ 3.0
(11)パラフィンワックス 10.0
製法:(1)〜(5)を混合し、75℃に加熱して溶解,均一化する。(6)の顔料を添加し、コロイドミルを通して均一に分散する。再度75℃に加熱して、加熱溶解均一化した(7)〜(11)の成分を添加して乳化後、冷却する。
【0021】
[比較例3] 乳化型マスカラ
実施例3に配合したトリステアリン酸デカグリセリルをショ糖ステアリン酸エステルに代替し、実施例3と同様に、乳化型マスカラを調製する。
【0022】
[評価]
実施例1〜実施例3及び比較例1〜比較例3を用いて、経時安定性及び使用感の評価を行った。
【0023】
[経時安定性]
経時安定性の指標として、pHの経日変化を測定した結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
Figure 0003660901
【0025】
表1に示したとおり、本発明の実施例にかかる乳化型マスカラは、pHの経日変化がほとんどなく、安定性が良好であることが示された。これに対し、本発明の構成要件であるポリ脂肪酸ポリグリセリンエステルのかわりに、乳化型マスカラに汎用されるショ糖脂肪酸エステルを配合した比較例1〜比較例3においては、経時でpHの低下が認められ、安定性に問題があることが示された。
【0026】
[使用感評価]
20才〜50才の女性専用パネラー20名を用いて、下記の項目(a)〜(e)について評価した。評価は目視による6段階の絶対評価で行い、各項目の平均を5段階の判定基準にあてはめ評価結果とし、表2に示した。
【0027】
・評価項目
(a)つき(睫1本1本に付着するマスカラの量)
(b)使用性(重ね付けのしやすさ)
(c)太く見せる効果
(d)長く見せる効果
(e)多く見せる効果
【0028】
・絶対評価評価基準
6:非常に優れている
5:優れている
4:やや優れている
3:普通
2:やや劣っている
1:劣っている
【0029】
・判定基準
A:5.0以上
B:4.0以上5.0未満
C:3.0以上4.0未満
D:2.0以上3.0未満
E:2.0未満
【0030】
【表2】
Figure 0003660901
【0031】
表2に示したとおり、本発明の実施例1〜実施例3においては、睫へのつきが良好で、重ね付けしやすく、太く見せる効果、長く見せる効果、多く見せる効果に優れていることが示された。
【0032】
[実施例4] 乳化型アイブロウ
(1)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5(重量%)
(2)パラオキシ安息香酸メチル 0.2
(3)グリセリン 1.0
(4)精製水 56.6
(5)黒酸化鉄 3.0
(6)テトラオレイン酸デカグリセリル 0.7
(7)ステアリン酸トリエタノールアミン 3.0
(8)ミツロウ 10.0
(9)パラフィンワックス 5.0
(10)酢酸ビニルエマルション 20.0
製法:(1)〜(4)を混合し75℃に加熱して溶解、均一化する。(5)の顔料を添加し、ディスパーにて均一に分散させ、再度80℃に加熱する。加熱,溶解,均一化した(6)〜(9)の成分を添加して乳化した後冷却し、40℃で(10)の成分を添加して混合,均質化する。
【0033】
実施例4に示したアイブロウをマスカラ容器に充填し、眉毛に使用したところ、眉毛へのつきが良好で、重ね付けしやすく、太く見せる効果、長く見せる効果、多く見せる効果に優れていた。
【0034】
[実施例5] 頭髪用コーティング用組成物
(1)精製水 53.7(重量%)
(2)トリエタノールアミン 1.5
(3)キサンタンガム 0.5
(4)1,3-ブチレングリコール 3.0
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.2
(6)ステアリン酸 3.0
(7)ミツロウ 5.0
(8)キャンデリラロウ 4.0
(9)スクワラン 10.0
(10)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
(11)テトライソステアリン酸デカグリセリル 2.0
(12)黒酸化鉄 6.0
(13)グンジョウ 1.0
(14)アクリル酸アルキル共重合体エマルション 10.0
製法:(1)〜(5)を混合し75℃に加熱して溶解、均一化する。(12)及び(13)の顔料を添加し、ディスパーにて均一に分散させ、再度80℃に加熱する。加熱,溶解,均一化した(6)〜(11)の成分を添加して乳化した後冷却し、40℃で(14)の成分を添加して混合,均質化する。
【0035】
実施例5に示した頭髪コーティング用組成物を薄毛を気にする50代の女性に使用させたところ、頭髪へのつきが良好で、重ね付けしやすく、太く見せる効果,長く見せる効果、多く見せる効果に優れていることが示された。
【0036】
実施例4及び実施例5に示したアイブロウ及び頭髪コーティング用組成物においては、40℃1ヶ月保存後もpH及び状態の経時変化は認められず、安定性が良好であった。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、経時安定性、及びケラチン繊維への付着性が良好で、重ね付けし易く、長く見せる効果、多く見せる効果,太く見せる効果に優れたケラチン繊維コーティング用組成物を提供することができた。

Claims (2)

  1. トリステアリン酸デカグリセリル,トリオレイン酸デカグリセリル,トリイソステアリン酸デカグリセリル,ペンタステアリン酸デカグリセリル,ペンタオレイン酸デカグリセリル,ペンタイソステアリン酸デカグリセリル,デカステアリン酸デカグリセリル,デカオレイン酸デカグリセリル,デカイソステアリン酸デカグリセリルから選択される1種又は2種以上のポリグリセリン脂肪酸エステルと、ナトリウム,カリウム,トリエタノールアミン,ジエタノールアミン,モノエタノールアミン,L−アルギニン,アミノメチルプロパノール,アミノメチルプロパンジオール,モルホリンから選択される1種又は2種以上の塩基で中和した脂肪酸石けんを含有する、ケラチン繊維コーティング用組成物。
  2. マスカラであることを特徴とする、請求項1に記載のケラチン繊維コーティング用組成物。
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