JPH1179398A - 物品の積付け装置 - Google Patents

物品の積付け装置

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JPH1179398A
JPH1179398A JP25750397A JP25750397A JPH1179398A JP H1179398 A JPH1179398 A JP H1179398A JP 25750397 A JP25750397 A JP 25750397A JP 25750397 A JP25750397 A JP 25750397A JP H1179398 A JPH1179398 A JP H1179398A
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Osamu Iwasaki
修 岩崎
Nozomi Nakanishi
望 中西
Takafumi Hiruma
啓文 肥留間
Kazuo Shimamoto
一夫 嶋本
Ryoji Numao
亮二 沼尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を隙間なく積付けることができ、積付け可
能な物品の重量や形状に大きな制限はなく、耐久性に優
れる物品の積付け装置を提供する。 【解決手段】横方向に沿う軸回りに周回駆動されるコン
ベヤベルト37を有するベルトコンベヤ4を、移動機構
2により横方向移動可能に支持する。そのベルトコンベ
ヤ4に対して物品6の載置面8aが上下方向に相対移動
されると共に位置決め可能とされる。そのコンベヤベル
ト37上から載置面へ物品6の積付けを行なう。そのベ
ルトコンベヤ4は、そのコンベヤベルト37の幅方向一
方側において、その移動機構2により片持ち状に支持さ
れる。その物品6は、そのコンベヤベルト37の幅方向
他方側においてベルトコンベヤ4の端から外側方にはみ
出すように、または、そのベルトコンベヤ4の端と物品
6の端とが揃うように、そのコンベヤベルト37上に載
置可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パレット等の載置
面上に複数の箱型容器等の物品を積付けるのに適した物
品の積付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X‐Yロボット等の移動機構と、その移
動機構に支持されるロボットハンドとを備える物品の積
付け装置が従来より用いられている。
【0003】例えば、特開昭62‐96225号公報
は、複数のフィンガーを有するロボットハンドを開示す
る。それらフィンガーは、横軸中心に揺動することで、
物品を横方向からクランプする位置とクランプを解除す
る位置との間で変位可能とされている。
【0004】特開昭61‐60523号公報は、複数の
棒部材と、各棒部材の下端を折り曲げることで形成され
る鉤爪とを有するロボットハンドを開示する。それら棒
部材が縦軸中心に回転することで、各鉤爪は物品の底面
を支持する位置と支持を解除する位置との間で変位可能
とされている。
【0005】特開平3‐192024号公報は、ロボッ
トハンドに代えて吸着パッド用いるものを開示する。そ
の吸着パッドは、物品の上面を解除可能に真空吸着す
る。
【0006】特開平7‐157089号公報は、ロボッ
トハンドに代えてベルトコンベヤが移動機構により支持
されている荷役装置を開示する。その荷役装置は、その
ベルトコンベヤをコンベヤベルトの幅方向両側において
支持する支持部材と、そのベルトコンベヤの上方に配置
される押圧体とを有する。その押圧体は、載置面上に積
付けられた物品の奥側の上面に下向きに押し付け可能と
され、そのベルトコンベヤのコンベヤベルトは、一方向
に周回されつつ物品の手前側に押し当て可能とされてい
る。これにより、その物品を押圧体により手前側が浮く
ように傾斜させた後に、コンベヤベルト上に乗り移らせ
ることが可能とされている。また、そのコンベヤベルト
上に載置された物品を、そのコンベヤベルトを他方向に
周回させることでパレット等の上に積付けることが可能
とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】フィンガーを有するロ
ボットハンドを用いて物品を積付ける場合、物品のクラ
ンプを載置面の上方で解除し、物品を落下させることで
積付ける必要がある。そのため、物品を隙間なく積付け
ることが困難である。
【0008】鉤爪付の棒部材を有するロボットハンドを
用いて物品を積付ける場合、物品の間に棒部材の径に相
当する隙間が生じ、物品を隙間なく積付けることができ
ない。
【0009】吸着パッドを用いて物品を積付ける場合、
物品を隙間なく積付けることはできるが、吸着パッドに
より吸着可能な物品は、重量や形状の制限が大きく、ま
た、吸着パッドの摩耗等により耐久性が低いという問題
がある。
【0010】上記従来のベルトコンベヤを有する荷役装
置を用いて物品を積付ける場合、そのベルトコンベヤは
コンベヤベルトの幅方向両側において支持部材により支
持されているため、その支持部材が物品の間に位置し、
物品を隙間なく積付けることができない。
【0011】本発明は、上記問題を解決することのでき
る物品の積付け装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、横方向に沿う
軸回りに周回駆動されるコンベヤベルトを有するベルト
コンベヤと、そのベルトコンベヤを横方向移動させるこ
とができるように支持する移動機構と、物品の載置面を
ベルトコンベヤに対して上下方向に相対移動させる機構
とを備え、そのベルトコンベヤは載置面に対して予め設
定した位置に位置決め可能とされ、そのコンベヤベルト
上から載置面上へ物品の積付けを行なう物品の積付け装
置において、そのベルトコンベヤは、そのコンベヤベル
トの幅方向一方側において、その移動機構により片持ち
状に支持され、その物品は、そのコンベヤベルトの幅方
向他方側においてベルトコンベヤの端から外側方にはみ
出すように、または、そのベルトコンベヤの端と物品の
端とが揃うように、そのコンベヤベルト上に載置可能と
されていることを特徴とする。本発明の構成によれば、
ベルトコンベヤはコンベヤベルトの幅方向一方側におい
て片持ち支持されているので、そのコンベヤベルトの幅
方向他方側に支持部材を配置する必要はない。よって、
そのコンベヤベルトの幅方向他方側においてベルトコン
ベヤの端から外側方に物品がはみ出すように、または、
そのベルトコンベヤの端と物品の端とが揃うように、コ
ンベヤベルト上に物品を載置することで、その物品を他
の物品との間に隙間を生じるさせることなく積付けるこ
とができる。
【0013】そのコンベヤベルト上の物品に、その載置
面の上方において、そのベルトコンベヤによる物品の搬
送方向前方側から接触可能な基準面が設けられ、そのコ
ンベヤベルト上の物品をコンベヤベルトの周回によりそ
の基準面に向かい搬送すると同時に、そのベルトコンベ
ヤを移動機構によりその基準面から離反する方向に移動
させることで、その物品をその基準面に接触した状態で
載置面上に積付けることが可能とされているのが好まし
い。また、そのコンベヤベルト上の物品に、その載置面
の上方において、そのコンベヤベルトの幅方向他方側か
ら接触可能な基準面が設けられているのが好ましい。こ
れにより、載置面上に積付けられる物品を基準面に沿っ
て整列させることができる。
【0014】そのベルトコンベヤは、その移動機構によ
り上下方向軸中心に設定回転角度毎に位置決め可能に支
持されているのが好ましい。これにより、載置面上に積
付けられる物品の向きを変更することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0016】図1に示す積付け装置1は、移動機構2
と、パレット保持機構3と、その移動機構2により横方
向移動可能に支持されるベルトコンベヤ4とを備える。
この積付け装置1は、物品搬入コンベヤ5により搬送さ
れる箱形物品6を、そのベルトコンベヤ4のコンベヤベ
ルト37上に図2において矢印Aで示すように送り込
み、そのコンベヤベルト37上からパレット搬送コンベ
ヤ7により搬送されるパレット8の載置面8a上に積付
けるのに用いられる。
【0017】図2にも示すように、その移動機構2は、
車輪11を介して支持されるフレーム12と、このフレ
ーム12により支持される一対のX軸方向ガイドレール
13と、このX軸方向ガイドレール13によりX軸方向
に駆動および位置決め可能に支持されるY軸方向ガイド
レール14と、そのY軸方向ガイドレール14によりY
軸方向に駆動および位置決め可能に支持されるスライダ
ー15とを有する。この移動機構2は公知のX‐Yロボ
ットにより構成できる。なお、X軸方向およびY軸方向
は横方向であって、本実施形態ではX軸方向は図2にお
いて左右方向であり、Y軸方向はX軸方向に直交する方
向である。
【0018】そのパレット保持機構3は、リフター21
と、このリフター21によりZ軸方向に昇降および位置
決め可能に支持されるパレット載置テーブル22とを有
し、上記移動機構2のフレーム12に囲まれた空間に配
置される。そのパレット載置テーブル22に載置される
パレット8をリフター21により昇降させることで、そ
のパレット8の載置面8aをベルトコンベヤ4に対して
上下方向に相対移動させると共に位置決めすることがで
きる。このパレット保持機構3は公知の構成のものを用
いることができる。
【0019】そのパレット搬送コンベヤ7は、パレット
8をX軸方向に搬送するもので、第1コンベヤ7aと、
第2コンベヤ7bと、第3コンベヤ7cとを有する。そ
の第1コンベヤ7aは上記フレーム12の外側方に配置
されるローラーコンベヤにより構成され、図2において
矢印Bで示すように、パレット8をフレーム12に囲ま
れた空間内に送り込む。その第2コンベヤ7bは、一対
のコンベヤチェーン7b′を有するチェーンコンベヤに
より構成され、第1コンベヤ7aからフレーム12内に
送り込まれたパレット8をフレーム12外に送り出すの
に用いられる。その一対のコンベヤチェーン7b′の間
において上記パレット載置テーブル22が昇降される。
その最下降位置のパレット載置テーブル22の上方にお
いて、その第2コンベヤ7b上にパレット8が載置され
る。これにより、そのパレット載置テーブル22を最下
降位置から上昇させることで、そのパレット載置テーブ
ル22上にパレット8を載置できる。その第3コンベヤ
7cは第1コンベヤ7aとは反対側のフレーム12の外
側方に配置されるローラーコンベヤにより構成され、そ
の第2コンベヤ7bによりフレーム12外に送り出され
たパレット8を所望の場所まで搬送するのに用いられ
る。
【0020】その第2コンベヤ7bの一対のコンベヤチ
ェーン7b′の間において、ストッパー19が上下動可
能に設けられている。その上昇位置のストッパー19
に、上記第1コンベヤ7aにより第2コンベヤ7b上に
送り込まれたパレット8の先端が接することで、パレッ
ト8のX軸方向の位置決めが可能とされている。そのス
トッパー19が下降位置に位置することで、その第2コ
ンベヤ7bからパレット8を送り出すことができる。
【0021】図3〜図5に示すように、そのベルトコン
ベヤ4は、一対のサイドベース34と、両サイドベース
34により横軸中心に回転可能に両端支持される駆動ロ
ーラ35および従動ローラ36と、両ローラ35、36
に巻き掛けられるコンベヤベルト37とを有する。本実
施形態では、図3において2点鎖線で示すように、その
コンベヤベルト37上に物品6が、そのコンベヤベルト
37の幅方向他方側においてベルトコンベヤ4の端から
外側方にはみ出すように載置可能とされている。なお、
そのようにはみ出すことなく、図3において1点鎖線で
示すように、そのコンベヤベルト37の幅方向他方側に
おいてベルトコンベヤ4の端と物品6の端とが揃うよう
に、その物品6がコンベヤベルト37に載置可能とされ
るものであってもよい。
【0022】そのベルトコンベヤ4は、そのコンベヤベ
ルト37の幅方向一方側において、支持部材40を介し
て上記移動機構2により片持ち状に支持される。その支
持部材40は、第1ビーム41と、この第1ビーム41
とベルトコンベヤ4の一方のサイドベース34に取り付
けられる第2ビーム42とを連結する一対のコラム43
と、その第1ビーム41の側方に配置される第3ビーム
44と、その第1ビーム41と第3ビーム44とを連結
する一対のアーム45とを有する。その第3ビーム44
が後述の回転機構50を介して移動機構2に連結され
る。
【0023】その第1ビーム41により減速機付モータ
47が支持され、そのモータ47の出力シャフトと上記
駆動ローラ35とにスプロケットを介してチェーン、ベ
ルト等により構成できる巻き掛け伝動体48が巻き掛け
られている。これにより、上記コンベヤベルト37は横
方向に沿う軸回りに正逆転方向に周回駆動可能とされて
いる。
【0024】その回転機構50は、その第3ビーム44
上に取り付けられる下部ベース51と、この下部ベース
51上に取り付けられる上下方向軸心の円柱形回転体5
2と、その回転体52にベアリング53を介して回転可
能に嵌め合わされる連結体54と、その連結体54上に
取り付けられる上部ベース55とを有する。その上部ベ
ース55に上記スライダー15が連結される。その上部
ベース55に取り付けられたブラケット56に、エアシ
リンダ57がピン58aを介して上下方向軸中心に揺動
可能に連結されている。そのエアシリンダ57の伸縮ロ
ッドに、上記下部ベース51に取り付けられたブロック
59がピン58bを介して上下方向軸中心に揺動可能に
連結されている。これにより、そのエアシリンダ57が
伸縮することで、ベルトコンベヤ4は移動機構2に対し
て回転体52の中心に沿う上下方向軸中心に正逆回転可
能とされ、本実施形態では、その回転角度範囲は90度
とされ、90度毎に位置決め可能とされている。これに
より、ベルトコンベヤ4は、移動機構2により上下方向
軸中心に90度毎に位置決め可能に支持され、本実施形
態では、コンベヤベルト37の周回により、図5に示す
ように物品6をX軸方向に搬送できる位置と、図6に示
すようにY軸方向に搬送できる位置とに位置決め可能と
されている。また、コンベヤベルト37は、移動機構2
とパレット保持機構3とにより、パレット8の載置面8
aに対して3次元空間において所望位置に位置決め可能
とされる。
【0025】図2、図7に示すように、上記フレーム1
2に、第1基準プレート61が第1位置調節機構62を
介してX軸方向に位置変更可能に取り付けられ、第2基
準プレート63が第2位置調節機構64を介してY軸方
向に位置変更可能に取り付けられている。その第1基準
プレート61はX軸方向に直交する第1基準面61aを
有し、第2基準プレート63はY軸方向に直交する第2
基準面63aを有する。各位置調節機構62、64は、
本実施形態では、ハンドルHを回転させることで基準プ
レート61、63に連結されたロッドを直線的に変位さ
せる公知の機構により構成されている。
【0026】その第1基準面61aは、物品6をX軸方
向に搬送する状態にあるベルトコンベヤ4のコンベヤベ
ルト37上の物品6に、パレット8の載置面8aの上方
において、そのベルトコンベヤ4による物品6の送り方
向前方側から接触可能とされている。また、その第1基
準面61aは、物品6をY軸方向に搬送する状態にある
ベルトコンベヤ4のコンベヤベルト37上の物品6に、
パレット8の載置面8aの上方において、そのコンベヤ
ベルト37の幅方向他方側から接触可能とされている。
【0027】その第2基準面63aは、物品6をY軸方
向に搬送する状態にあるベルトコンベヤ4のコンベヤベ
ルト37上の物品6に、パレット8の載置面8aの上方
において、そのベルトコンベヤ4による物品6の送り方
向前方側から接触可能とされている。また、その第2基
準面63aは、物品6をX軸方向に搬送する状態にある
ベルトコンベヤ4のコンベヤベルト37上の物品6に、
パレット8の載置面8aの上方において、そのコンベヤ
ベルト37の幅方向他方側から接触可能とされている。
【0028】以下、上記積付け装置1による物品6のパ
レット8上への積付け手順を説明する。ここでは、図7
の例に示すように、平面視長方形の複数の箱型物品6を
パレット8上に隙間なく積付け、積付け後においては、
一部の物品6の長手方向はX軸方向に沿い、残りの物品
6の長手方向はY軸方向に沿うものとする。また、物品
6は上下複数段に積付ける。図7において物品6に付さ
れた丸囲い数字は、物品6の積付け順序を示す。
【0029】その積付けに際しては、先ず、ベルトコン
ベヤ4を原点に配置する。その原点は、物品搬入コンベ
ヤ5により、コンベヤベルト37上に物品6をX軸方向
に沿って送り込むことができるように設定される。その
物品搬入コンベヤ5からベルトコンベヤ4に送り込まれ
る物品6は、上記のようにコンベヤベルト37の幅方向
他方側においてベルトコンベヤ4の端から外側方にはみ
出すように、または、そのベルトコンベヤ4の端と物品
6の端とが揃うように、コンベヤベルト37に載置され
る。また、パレット搬送コンベヤ7の第1コンベヤ7a
から第2コンベヤ7bにX軸方向に沿ってパレット8が
送り込まれる。この際、上昇位置のストッパー19にパ
レット8の先端が接することで、パレット8のX軸方向
の位置決めがなされる。その位置決め後にストッパー1
9は下降位置に変位する。しかる後に、リフター21に
よりパレット載置テーブル22を上昇させることで、そ
のパレット載置テーブル22上にパレット8を載置す
る。そのパレット載置テーブル22は、当初は最上昇位
置に位置決めされる。
【0030】次に、そのベルトコンベヤ4を移動機構2
により原点から待機位置に移動させる。その待機位置
は、図8の(1)、(2)に示すように、コンベヤベル
ト37と第1基準面61aとがX軸方向において設定寸
法Kだけ離間し、コンベヤベルト37の幅方向他方側か
らはみ出す物品6の一側面6aと第2基準プレート63
の基準面63aとがY軸方向において設定寸法Jだけ離
間するように設定される。
【0031】次に、その待機位置のベルトコンベヤ4
を、移動機構によりY軸方向に移動させることで、コン
ベヤベルト37上の物品6の一側面6aを第2基準面6
3aに接触させる。
【0032】次に、そのベルトコンベヤ4を、移動機構
2によりX軸方向に移動させることで、第1基準面61
aから離反させ、同時に、コンベヤベルト37を周回駆
動させることで、そのコンベヤベルト37上の物品6を
第1基準面61aに向かいX軸方向に沿い移動させる。
これにより、その物品6を載置面8a上に積付ける。こ
の際、その移動機構2によるベルトコンベヤ4の移動速
度vと、コンベヤベルト37による物品6の搬送速度w
とは、その物品6の一端面6bが第1基準面61aに接
触するように設定される。例えば、その物品6の一端面
6bが第1基準プレート61の基準面61aに接触する
までの間におけるコンベヤベルト37による物品6の搬
送距離をL1、移動機構2によるベルトコンベヤ4の搬
送距離をL2、その物品6のX軸方向に沿う寸法をP、
上記両ローラ35、36の中の第1基準面61aに近い
ものの中心から物品6の一端面6bまでのX軸方向に沿
う距離をD、そのローラの半径をR、物品6の一端面6
bが第1基準プレート61の基準面61aに接触するま
での時間をTとした場合、以下の関係が成立するように
する。 L1=P+D=wT L2=vT L1−L2=K+D+R よって、v≦w{1−(K+D+R)/(P+D)}と
することで、物品6の一端面6bを第1基準面61aに
接触させることができる。
【0033】最初の物品6をパレット8上に積付けたな
らば、移動機構2によりベルトコンベヤ4を原点に復帰
させ、上記と同様にして物品6の積付けを順次行なう。
但し、図7において3番目〜6番目に積付けられる物品
6の積付けを行なう場合、物品6の長手方向がパレット
8上においてY軸方向に沿うように、物品6を保持した
ベルトコンベヤ4は上下方向軸中心に90度回転され
る。また、2番目、8番目に積付けられる物品6の一側
面6a、3番目、4番目に積付けられる物品6の他端面
6dは、既に積付けられた物品6の他側面6cに接触す
るように積付けられ、5番目、6番目に積付けられる物
品6の他端面6dは、第2基準プレート63の基準面6
3aに接触するように積付けられ、7番目に積付けられ
る物品6の一側面6aは、既に積付けられた物品6の一
端面6bに接触するように積付けられる。また、3番目
に積付けられる物品6の一側面6aは、第1基準プレー
ト61の基準面61aに接触するように積付けられ、4
番目、6番目に積付けられる物品6の一側面6a、7番
目、8番目に積付けられる物品6の一端面6bは、既に
積付けられた物品6の他側面6cに接触するように積付
けられ、5番目に積付けられる物品6の一側面6aは、
既に積付けられた物品6の他端面6dに接触するように
積付けられる。
【0034】パレット8上に一段目の複数の物品6が積
付けられたならば、リフター21によりパレット載置テ
ーブル22を物品6の高さ分だけ下降させた位置に位置
決めし、上記と同様にして、一段目の物品6の上に二段
目の複数の物品6を積付ける。
【0035】上記積付け動作を繰り返すことで全段に亘
り物品6を積み付けたならば、リフター21によりパレ
ット載置テーブル22をパレット搬送コンベヤ7の第2
コンベヤ7bの下方に位置させる。これにより、その第
2コンベヤ7bによりパレット8を支持する。しかる後
に、そのパレット8を第2コンベヤ7bによりフレーム
12外に送り出し、第3コンベヤ7cにより所望の場所
まで搬送する。
【0036】上記構成によれば、ベルトコンベヤ4はコ
ンベヤベルト37の幅方向一方側において片持ち支持さ
れているので、そのコンベヤベルト37の幅方向他方側
に支持部材を配置する必要はない。よって、そのコンベ
ヤベルト37の幅方向他方側においてベルトコンベヤ4
の端から外側方に物品6がはみ出すように、または、そ
のベルトコンベヤ4の端と物品6の端とが揃うように、
コンベヤベルト37上に物品6を載置することで、その
物品6を他の物品6との間に隙間を生じるさせることな
く積付けることができる。また、載置面8a上に積付け
られる物品6を第1、第2基準面61a、63aに沿っ
て整列させることができる。さらに、ベルトコンベヤ4
を上下方向軸中心に90度毎に回転位置決めできるの
で、載置面8a上に積付けられる物品の向きを変更する
ことができる。
【0037】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、移動機構として多関節形ロボット等の他の
機構を用いてもよい。また、その移動機構により載置面
をベルトコンベヤに対して上下方向に相対移動させても
よい。また、移動機構2により上下方向軸中心に回転可
能に支持されるベルトコンベヤ4の位置決め設定角度は
90度に限定されず、任意の角度とすることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、物品を隙間なく積付け
ることができ、また、積付け可能な物品の重量や形状に
大きな制限はなく、吸着パッドを用いる場合に比べ耐久
性に優れる物品の積付け装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の積付け装置の斜視図
【図2】本発明の実施形態の積付け装置の側面図
【図3】本発明の実施形態の積付け装置の要部の正面図
【図4】本発明の実施形態の積付け装置の要部の側面図
【図5】本発明の実施形態の積付け装置の要部の平面図
【図6】本発明の実施形態の積付け装置のベルトコンベ
ヤを回転させた状態での要部の平面図
【図7】本発明の実施形態の積付け装置により積付けら
れる物品の配置例を示す平面図
【図8】本発明の実施形態の積付け装置による物品の作
用を示す(1)は平面図、(2)は側面図
【符号の説明】
2 移動機構 3 パレット保持機構 4 ベルトコンベヤ 6 物品 37 コンベヤベルト 40 支持部材 50 回転機構 61a 第1基準面 63a 第2基準面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋本 一夫 和歌山県和歌山市湊1334番地花王株式会社 工場内 (72)発明者 沼尾 亮二 和歌山県和歌山市湊1334番地花王株式会社 工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に沿う軸回りに周回駆動されるコ
    ンベヤベルトを有するベルトコンベヤと、 そのベルトコンベヤを横方向移動させることができるよ
    うに支持する移動機構と、 物品の載置面をベルトコンベヤに対して上下方向に相対
    移動させる機構とを備え、 そのベルトコンベヤは載置面に対して予め設定した位置
    に位置決め可能とされ、 そのコンベヤベルト上から載置面上へ物品の積付けを行
    なう物品の積付け装置において、 そのベルトコンベヤは、そのコンベヤベルトの幅方向一
    方側において、その移動機構により片持ち状に支持さ
    れ、 その物品は、そのコンベヤベルトの幅方向他方側におい
    てベルトコンベヤの端から外側方にはみ出すように、ま
    たは、そのベルトコンベヤの端と物品の端とが揃うよう
    に、そのコンベヤベルト上に載置可能とされていること
    を特徴とする物品の積付け装置。
  2. 【請求項2】 そのコンベヤベルト上の物品に、その載
    置面の上方において、そのベルトコンベヤによる物品の
    搬送方向前方側から接触可能な基準面が設けられ、 そのコンベヤベルト上の物品をコンベヤベルトの周回に
    よりその基準面に向かい搬送すると同時に、そのベルト
    コンベヤを移動機構によりその基準面から離反する方向
    に移動させることで、その物品をその基準面に接触した
    状態で載置面上に積付けることが可能とされている請求
    項1に記載の物品の積付け装置。
  3. 【請求項3】 そのコンベヤベルト上の物品に、その載
    置面の上方において、そのコンベヤベルトの幅方向他方
    側から接触可能な基準面が設けられている請求項1また
    は2に記載の物品の積付け装置。
  4. 【請求項4】 そのベルトコンベヤは、その移動機構に
    より上下方向軸中心に設定回転角度毎に位置決め可能に
    支持されている請求項1〜3の何れかに記載の物品の積
    付け装置。
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