JPH07257728A - コンベヤ装置および板材搬送加工設備 - Google Patents

コンベヤ装置および板材搬送加工設備

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JPH07257728A
JPH07257728A JP7438694A JP7438694A JPH07257728A JP H07257728 A JPH07257728 A JP H07257728A JP 7438694 A JP7438694 A JP 7438694A JP 7438694 A JP7438694 A JP 7438694A JP H07257728 A JPH07257728 A JP H07257728A
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JP
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conveyor
plate material
roller
conveying
conveyed
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JP7438694A
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Hideyuki Nakatani
秀之 中谷
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラコンベヤの搬送方向に対して直交方向
に搬入搬出が行え、かつ搬送物の幅方向の位置ずれを修
正して搬出できるコンパクトな構成のコンベヤ装置とす
る。 【構成】 ローラコンベヤ20と、その搬送方向に対し
て直交する搬送方向のベルトコンベヤ26と、センタリ
ング機構37とを設ける。ベルトコンベヤ26は、各コ
ンベヤローラ19間に各々位置する複数のコンベヤベル
ト25を有するものとし、昇降装置36によりローラコ
ンベヤ20の搬送面Sに対して突没可能とする。センタ
リング機構37は、各コンベヤローラ19間に位置する
押部材38をローラコンベヤ20の両側に設け、両側の
押部材38を対称に遠近移動させるものとする。片方の
押部材38は昇降可能とする。ベルトコンベヤ26に続
く搬送経路には、板材を表裏反転させる反転装置を設置
し、ローラコンベヤ20の搬送方向下手側に続く搬送経
路にはベンダ等の板材加工機を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板材などの搬送物を
直交方向に方向転換して搬送するコンベヤ装置、および
そのコンベヤ装置を設置した板材搬送加工設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、コ
ンベヤラインにおいて、加工機械の配置やその他の都合
で、搬送方向を途中で直角に方向転換させることが必要
な場合がある。このような方向転換を可能としたコンベ
ヤ装置として種々のものが提案されている。一方、方向
転換後の搬送物は、次工程での受入れ位置の精度上の要
求や、種々の幅寸法の搬送物をライン上で安定して搬送
するために、搬送経路の直交方向に位置決めすることが
必要な場合がある。このような場合、従来は、方向転換
用のコンベヤの後段に位置決め用のコンベヤを配置し、
センタリング等の位置決めを行っている。しかし、この
ように位置決め専用のコンベヤが必要になるため、ライ
ンの設置面積が大きくなるという問題点がある。
【0003】例えば、パンチ加工した板材を板材折曲機
で曲げ加工して箱状製品とする板材加工ラインにおいて
は、パンチ加工により生じたバリを製品の内側に向ける
ために、板材を表裏反転させる反転機が必要になる。こ
のような反転機を介在させる場合に、工場内での各機械
の配置の都合上、板材折曲機への搬送経路と平行に並べ
て反転機を設置することが望ましい場合がある。その場
合に、前記のような方向転換コンベヤを設置して搬送ラ
インから反転機へ板材を往復させることが必要になる。
しかし、板材には種々の幅寸法のものがあり、反転機内
で反転させたときに、板材の幅方向位置がずれて、コン
ベヤラインに戻したときに、板材の幅方向位置が大きく
ばらつくことがある。そのため、そのまま搬送したので
は後工程の板材折曲機に搬入できない。そこで、位置決
め用コンベヤを方向転換用コンベヤの後段に配置し、セ
ンタリングすることを考えたが、前記のように位置決め
用コンベヤの付加によりラインの設置面積が大きくなる
という問題が生じる。
【0004】この発明の目的は、ローラコンベヤの搬送
方向に対して直交方向に搬入搬出が行え、かつ搬送物の
幅方向の位置ずれを修正して搬出できるコンパクトな構
成のコンベヤ装置を提供することである。この発明の他
の目的は、小さな設置スペースで、板材を反転して板材
加工機へ精度良く搬送できる板材搬送加工設備を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のコンベヤ装置
は、ローラコンベヤと、その搬送方向に対して直交方向
に搬送するベルトコンベヤと、このベルトコンベヤを前
記ローラコンベヤの搬送面に対して突没させるコンベヤ
昇降装置と、前記ローラコンベヤ上の搬送物をこのコン
ベヤの幅方向に対してセンタリングするセンタリング機
構とを備えたものである。前記ベルトコンベヤは、ロー
ラコンベヤの各コンベヤローラ間に位置する複数のコン
ベヤベルトを有するものとする。請求項2の発明のコン
ベヤ装置は、前記センタリング機構に代えて、ローラコ
ンベヤ上の搬送物をこのコンベヤの一側の基準部材に押
し付ける位置決め装置を設けたものである。
【0006】この発明の板材搬送加工設備は、前記コン
ベヤ装置を設置した板材搬送加工設備であって、コンベ
ヤ装置のベルトコンベヤに続く搬送経路に、搬送物であ
る板材を表裏反転させる反転機を設置し、かつ前記ロー
ラコンベヤの搬送方向下手側に続く搬送経路に板材加工
機を設置したものである。
【0007】
【作用】この構成のコンベヤ装置によると、ローラコン
ベヤの搬送面に対してベルトコンベヤを上側に位置させ
ることでベルトコンベヤが使用可能状態となり、下側に
位置させることでローラコンベヤが使用可能となる。両
コンベヤは搬送方向が互いに直交しており、したがって
直交する2方向の搬送が行える。また、このコンベヤ装
置に搬送物を受け入れた状態でベルトコンベヤを昇降さ
せることにより、ローラコンベヤとベルトコンベヤとの
間で搬送物を受け渡すことができる。そのため、例えば
ローラコンベヤに対してその搬送方向に直交する方向か
ら搬送物を搬入して正規の搬送方向に搬出することがで
きる。また、ローラコンベヤ上に載せた搬送物は、セン
タリング機構でローラコンベヤの幅方向に位置決めして
搬出できる。このように、ローラコンベヤ上で搬送物の
方向転換とセンタリングとが行え、そのため専用の位置
決め用コンベヤが不要でコンパクトな構成となる。請求
項2の構成の場合は、ローラコンベヤ上の搬送物は、基
準部材に沿って位置決めされる。
【0008】この発明の板材搬送加工設備によると、反
転機で表裏反転させた板材を、コンベヤ装置におけるベ
ルトコンベヤにより、ローラコンベヤ上へその搬送方向
の直交方向から搬入し、ローラコンベヤへ載せ替えるこ
とができる。載せ替えた板材は、センタリング機構でコ
ンベヤ幅の中心へ位置決めできる。そのため、反転機に
おける反転時に板材の幅方向位置にばらつきが生じて
も、板材加工機の適正位置に搬入することができる。ま
た、コンベヤ装置に一旦搬入した板材を、そのベルトコ
ンベヤで反転機へ搬出した後、前記のように反転させて
コンベヤ装置に搬入することもできる。このように、ロ
ーラコンベヤに対して搬送方向に直交する方向に板材の
搬入搬出が行え、しかもセンタリングして搬出できるた
め、専用の位置決めコンベヤが不要となってラインの設
置面積を小さくできる。また、反転機をコンベヤライン
に並列に配置でき、反転機および板材加工機を備えた加
工設備をスペース効率良く構成できる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図6に基づ
いて説明する。図4はこの発明のコンベヤ装置1を設置
した板材搬送加工設備の平面図である。この設備は、パ
ンチプレス2でパンチ加工した板材Wを、パレットに積
載した状態で一旦自動倉庫3に格納し、自動倉庫3から
出庫したパンチ加工済み板材Wを板材加工機であるベン
ダ5に搬入して曲げ加工を行うものである。自動倉庫3
からベンダ5に板材Wを搬送する搬送経路4A,4B間
に、この発明のコンベヤ装置1が設置され、コンベヤ装
置1に並列に隣接して反転機16が設置される。自動倉
庫3は、上下左右に配列した複数の棚6aを有するラッ
ク6と、このラック6に沿って走行自在なスタッカクレ
ーン7とを備える。
【0010】パンチプレス2の両側には、ローダ11
と、アンローダ付きストックコンベヤ12とが設置さ
れ、自動倉庫3から材料台車9Cに載せてパレットと共
に出庫された材料板材が、ローダ11でパンチプレス1
に一枚ずつ搬入される。パンチプレス2でパンチ加工さ
れた製品板材Wは、ストックコンベヤ12で製品台車9
Bのパレット上に積載され、製品台車9Bの走行により
自動倉庫3に入庫される。自動倉庫3のライン外からの
入出庫は、入出庫台車9Aで行われる。前記各台車9A
〜9Cは各々自動走行台車からなり、レール10上を走
行する。
【0011】ベンダ5へ続く上手側の搬送経路4Aは、
自動倉庫3のパレット受渡し台13からその前方のピッ
キングローダ17へ、台車9Dにより板材積載パレット
を搬送するものである。台車9Dはレール10上を走行
する自動走行台車であり、図6に示すようにリフタ装置
50を備えている。ピッキングローダ17は、台車9D
上の積載板材Wを一枚ずつ吸着してコンベヤ装置1上に
搬入するものであり、コンベヤ装置1の上方へ延びる架
設レール51に、ローダ本体52が走行自在に設置され
ている。ローダ本体52には、板材Wを吸着する複数の
吸着パッド53が、昇降機構57を介して昇降可能に設
けられている。反転機16は、板材Wを表裏反転させる
ものであり、コンベヤ装置1にピッキングローダ17と
反対側へ続く搬送経路4Cに設置してある。反転機16
には、いわゆるドラム型のものなどが使用される。搬送
経路4Cは、正逆駆動可能なベルトコンベヤ等からな
る。搬送経路4Cは、反転機16自体で構成されるもの
であっても良い。
【0012】コンベヤ装置1は、ピッキングローダ17
から搬入された板材Wを反転機16へ搬出すると共に、
表裏反転されて反転機16から戻された板材Wを、下手
側の搬送経路4Bに搬出するものであり、直交する2方
向の搬送と、後述のセンタリング機能とを有している。
搬送経路4Bは自動倉庫3と平行に延びる。
【0013】図1(A),(B),(C)はコンベヤ装
置1の平面図、正面図および側面図である。このコンベ
ヤ装置1は、搬送方向がX方向となるローラコンベヤ2
0と、これに直交する搬送方向Yのベルトコンベヤ26
とを有し、かつローラコンベヤ20の幅方向に対して板
材Wをセンタリングするセンタリング機構37を備えて
いる。ローラコンベヤ20は、コンベヤフレーム18の
上部に設けた多数の回転自在なコンベヤローラ19を有
し、ローラ駆動装置21で駆動される。ローラ駆動装置
21は、コンベヤフレーム18の一側部に配置した無端
ベルト22と、その回動駆動用のモータ23と、ベルト
22をコンベヤローラ19に押し当てる複数の押圧ロー
ラ24とを有し、ベルト22を介して各コンベヤローラ
19が回転させられる。
【0014】ベルトコンベヤ26は、ローラコンベヤ2
0の各コンベヤローラ19間に配置した複数の無端のコ
ンベヤベルト25で構成される。各コンベヤベルト25
は、コンベヤフレーム18に昇降ガイド(図示せず)を
介して昇降自在に設置した共通の昇降フレーム27に設
置してある。昇降フレーム27は、各コンベヤローラ1
9間に位置する複数のローラ間フレーム部27a(図
2,図3)を有し、各フレーム部27aに取付けたガイ
ドプーリ29a(図3)と駆動プーリ29bとに前記の
コンベヤベルト25が掛装してある。各駆動プーリ29
bは共通の回転軸28に取付けられ、回転軸28は昇降
フレーム27の下部に設けた駆動モータ30で回転駆動
される。
【0015】ベルトコンベヤ26を昇降させるコンベヤ
昇降装置36は、平行リンク34とその駆動用のシリン
ダ装置35とで構成される。平行リンク34は、各々一
端を昇降フレーム27に連結した一対のくの字状のリン
ク部材32,32と、このリンク部材32,32の他端
を回動自在に連結した連結材33とからなり、連結材3
3の端部が前記シリンダ装置35に連結されている。各
リンク部材32,32は、各々中間部で回動支軸31,
31回りに回動自在に支持され、回動支軸31は固定の
コンベヤフレーム18(図1)に水平に設置されてい
る。したがって、ベルトコンベヤ26は前記回転支軸3
1を支点とするリンク部材32の回動で上下移動する。
この上下移動により、コンベヤベルト25の搬送面がロ
ーラコンベヤ20の搬送面(ローラ上面)Sに対して突
没する。
【0016】図4はセンタリング機構37の斜視図であ
る。センタリング機構37は、前記コンベヤローラ19
間から搬送面S上に突出する押部材38の列をローラコ
ンベヤ20の幅方向両側に各々設けたものである。各列
の押部材38は、一対の支持バー39,40上に各々立
設され、これら支持バー39,40は、各々幅方向移動
台41,42上に設けられている。各幅方向移動台4
1,42は、コンベヤフレーム18にコンベヤ幅方向に
沿って設けた一対のレール43,43に、ガイドローラ
43aを介して移動自在に設置され、スプロケット4
7,47間に掛装した無端チェーン45の回動によりセ
ンタリング動作する。すなわち、片方の幅方向移動台4
1は無端チェーン45の上側経路部に、もう片方の幅方
向移動台41は無端チェーン45の下側経路部に各々結
合具54a,54bで結合してあり、そのため無端チェ
ーン45の回動で互いに対称に遠近移動する。無端チェ
ーン45は、下側の結合具54bを介して連結したシリ
ンダ装置46の伸縮で正逆に回動駆動される。なお、シ
リンダ装置46の代りに、スプロケット47を回転させ
るモータを設けてもよい。また、無端チェーン45の代
わりに、ベルト、ロープ等の無端の巻き掛け伝達部材を
用いても良い。
【0017】両列の押部材38,38のうち、ピッキン
グローダ17(図6)側の列の押部材38は高さ固定と
してローラコンベヤ20の搬送面Sから常時突出させ、
もう片方の列の押部材38は前記搬送面Sに対して突没
可能としてある。固定側の押部材38の支持バー39は
幅方向移動台41上に支柱39aを介して固定設置して
ある。突没側の押部材38は、その支持バー40を複数
のガイドロッド55で幅方向移動台42上に昇降自在に
支持することで突没自在とし、昇降シリンダ44により
突没駆動する。これら昇降シリンダ44とガイドロッド
55とで押部材昇降機構56が構成される。なお、両側
の押部材18を突没可能としても良い。
【0018】上記構成の動作を説明する。パンチプレス
2でパンチ加工された板材Wは、パレットに積載して自
動倉庫3に一旦格納され、搬送経路4Aから台車9Dに
載せてパレットごとピッキングローダ17の下方に出庫
される。この台車9D上のパンチ加工済みの板材Wは、
ピッキングローダ17により、その吸着パッド53で吸
着されてローダ本体52の走行により、コンベヤ装置1
上に一枚ずつ搬入される。ピッキングローダ17による
コンベヤ装置1上の搬入位置は、図1(A)に鍵形のマ
ークで示す基準位置Kに板材Wの一つの角部が位置する
ように精度良く行われる。
【0019】コンベヤ装置1では、ベルトコンベヤ15
を下降させておいて、ローラコンベヤ20上でピッキン
グローダ17から板材Wを受け、その後、ベルトコンベ
ヤ26を上昇させてベルトコンベヤ26上に載せ替え
る。予めベルトコンベヤ26を上昇位置に待機させ、そ
の上に板材Wを受けても良い。このようにベルトコンベ
ヤ26に載せられた板材Wは、ベルトコンベヤ26の駆
動で反転機16に送り込む。反転機16は、板材Wの受
入れ後に180度回転して板材Wを表裏反転させる。反
転した板材Wは、反転機16からベルトコンベヤ26上
へ戻される。
【0020】ついで、コンベヤ昇降装置36の駆動によ
りベルトコンベヤ26がローラコンベヤ20の搬送面S
下に下降し、これにより反転済み板材Wはローラコンベ
ヤ20上に移載される。次に、センタリング機構37に
おける昇降シリンダ44の上昇駆動により、前記搬送面
S下に待機していた反転機16寄りの押部材38が搬送
面S上に突出し、モータ46による無端チェーン45の
回動駆動で、両側の押部材38,38がコンベヤ装置1
の幅方向中心O(図1(A))に向って同期移動する。
これにより板材Wは両側から押され、その幅方向中心が
コンベヤ装置の幅方向中心Oに揃うようにセンタリング
される。そのため、反転機16内での反転時に板材Wの
幅方向位置にずれが生じても、あるいは板材Wに種々の
幅寸法のものがあっても、精度良く幅方向中心Oに揃え
られる。
【0021】次に、ローラコンベヤ20のコンベヤロー
ラ19がモータ23で駆動され、センタリング済みの板
材Wが搬送経路4Bを経てベンダ5に搬入される。ベン
ダ5は、搬入した板材Wの1〜4辺を上側に端曲げして
箱状製品に加工するが、前記のようにパンチ加工後の板
材Wを反転機16で反転させてベンダ16に搬入するの
で、パンチ加工により生じたパンチ孔のバリは箱状製品
の内側に位置することになる。板材Wの反転が不要な場
合は、ピッキングローダ17からコンベヤ装置1に板材
Wを搬入した後、そのまま、あるいはセンタリングして
ローラコンベヤ20上で搬出する。
【0022】このコンベヤ装置1によると、このように
ピッキングローダ17から搬入された板材Wを、ローラ
コンベヤ20の側方の反転機16に搬出し、反転後に側
方からローラコンベヤ20上に戻すことができる。ま
た、ローラコンベヤ20上に戻した板材Wは、センタリ
ング機構37でセンタリングでき、そのため後工程のベ
ンダ5の適正位置に板材Wの搬入が行える。また、後段
の搬送経路4Bでの板材Wの安定した搬送が行える。し
かも、このセンタリングは、このコンベヤ装置1のロー
ラコンベヤ20上で行え、そのため後段にセンタリング
専用のコンベヤ装置を追加することが不要で、ラインの
設置面積が小さくて済む。また、このようにこのコンベ
ヤ装置1の両側にピッキングローダ17と反転機16を
配置し、直交方向にベンダ5を配置することができて、
これらの装置17,16,5を、途中に余分なコンベヤ
等を介在させることなく、スペース効率良く配置でき
る。
【0023】また、この実施例のコンベヤ装置1では、
センタリング機構37の両側の押部材38,38を無端
チェーン45の上側経路部と下側経路部とで移動させる
ようにしたため、簡単な構成でセンタリング動作が行え
る。センタリング機構37の各押部材38と、ベルトコ
ンベヤ26のコンベヤベルト25とは、ローラコンベヤ
20の異なるコンベヤローラ19間の隙間に配置してい
るため、コンベヤローラ19間の隙間が狭くても、これ
ら押部材38とコンベヤベルト25の配置が行える。ま
た、押部材38とコンベヤベルト25とは略交互に配置
しているため、安定した搬送およびセンタリング動作が
行える。
【0024】なお、前記実施例ではセンタリング機構3
7を設けたが、センタリング機構37に代えて、例えば
片方の押部材38を位置固定の基準部材とし、もう片方
の押部材38のみを移動させる位置決め装置を設け、常
に板材Wの一辺を基準位置に揃えるようにしても良い。
また、前記のラインにおいて、ベンダ5の代わりに他の
板材加工機を設置しても良い。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明のコンベヤ装置は、ロー
ラコンベヤと、その各コンベヤローラ間に各コンベヤベ
ルトを配置した直交方向のベルトコンベヤと、このベル
トコンベヤをローラコンベヤの搬送面に対して突没させ
るコンベヤ昇降装置と、ローラコンベヤ上で幅方向に位
置決めするセンタリング機構とを設けたため、ローラコ
ンベヤの搬送方向に対して直交方向に搬入搬出が行え、
かつ搬送物の幅方向の位置ずれをセンタリング状態に修
正して搬出できる。しかもコンパクトな構成となる。請
求項2の発明のコンベヤ装置は、前記センタリング機構
に代えて、ローラコンベヤ上の搬送物を一側の基準部材
に押し付ける位置決め装置を設けたため、搬送物を前記
基準部材に沿う位置決め状態で搬出でき、また前記の直
交方向の搬入搬出機能、およびコンパクト化の効果を得
ることができる。
【0026】この発明の板材搬送加工設備は、前記コン
ベヤ装置のベルトコンベヤに続く搬送経路に板材の反転
機を設置し、かつ前記ローラコンベヤの搬送方向下手側
に続く搬送経路に板材加工機を設置したため、板材を表
裏反転して板材加工機へ搬入し、かつ板材加工機への搬
送を正しい位置に行う設備を、小さな設置面積で構成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例であるコンベヤ装
置の平面図、(B)は同コンベヤ装置の側面断面図、
(C)は同コンベヤ装置の正面断面図である。
【図2】同コンベヤ装置を図1(B)と反対側から見た
部分省略側面図である。
【図3】同コンベヤ装置におけるベルトコンベヤの正面
断面図である。
【図4】同コンベヤ装置におけるセンタリング機構の斜
視図である。
【図5】同コンベヤ装置を用いた板材搬送加工設備を示
す平面図である。
【図6】同板材搬送加工設備の要部を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1…コンベヤ装置、2…パンチプレス、3…自動倉庫、
4A〜4C…搬送経路、5…ベンダ(板材加工機)、1
6…反転機、19…コンベヤローラ、20…ローラコン
ベヤ、25…コンベヤベルト、26…ベルトコンベヤ、
36…コンベヤ昇降装置、37…センタリング機構、2
8…押部材、W…板材(搬送物)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラコンベヤと、その各コンベヤロー
    ラ間に各々配置された複数のコンベヤベルトを有し前記
    ローラコンベヤに対して直交方向に搬送するベルトコン
    ベヤと、このベルトコンベヤを前記ローラコンベヤの搬
    送面に対して突没させるコンベヤ昇降装置と、前記ロー
    ラコンベヤ上の搬送物をこのコンベヤの幅方向に対して
    センタリングするセンタリング機構とを備えたコンベヤ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のコンベヤ装置において、セン
    タリング機構に代えて、ローラコンベヤ上の搬送物をこ
    のコンベヤの一側の基準部材に押し付ける位置決め装置
    を設けたコンベヤ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコンベヤ装置を設置した
    板材搬送加工設備であって、前記コンベヤ装置のベルト
    コンベヤに続く搬送経路に、搬送物である板材を表裏反
    転させる反転機を設置し、かつ前記ローラコンベヤの搬
    送方向下手側に続く搬送経路に板材加工機を設置した板
    材搬送加工設備。
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JP2002154641A (ja) * 2000-11-21 2002-05-28 Crecia Corp 搬送物の反転装置
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JP2014173915A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Kobe Steel Ltd タイヤ試験機用コンベア
CN110921273A (zh) * 2020-02-10 2020-03-27 山东炎黄工业设计有限公司 一种直角转弯输送装置及其工作方法

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