JPH1178450A - 車両用懸架装置 - Google Patents

車両用懸架装置

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JPH1178450A
JPH1178450A JP24537597A JP24537597A JPH1178450A JP H1178450 A JPH1178450 A JP H1178450A JP 24537597 A JP24537597 A JP 24537597A JP 24537597 A JP24537597 A JP 24537597A JP H1178450 A JPH1178450 A JP H1178450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sub
frame
distance
point
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP24537597A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kimura
哲也 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH1178450A publication Critical patent/JPH1178450A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操縦安定性を犠牲にすることなく、乗心地の
向上と振動騒音の低減を図ることができる車両用懸架装
置を提供することである。 【解決手段】 車輪10を回転自在に支持するキャリア
12と、車体に対して弾性支持されたサブフレーム14
と、前記サブフレームと前記キャリアとを連結する第1
及び第2のロアリンク16,18とを備えた車両用懸架
装置において、左右に配置された前記第1のロアリンク
の延長線の交点30と前記第2のロアリンクの延長線の
交点32との車両前後方向の距離を前記キャリアにおけ
る車輪回転軸34と前記第1のロアリンク取付点36と
の距離及び前記キャリアにおける車輪回転軸と前記第2
のロアリンク取付点38との前後方向の距離の比と同等
の割合となるように内分する点40が前記サブフレーム
を前記車体に取り付けるサブフレーム取付点22,2
4,26,28を通る略平面上に位置するように前記サ
ブフレーム取付点を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用懸架装置
に関し、さらに詳しくは、サスペンションアームがサブ
フレームに揺動可能に連結され、サブフレームがそこに
配置された複数の弾性支持部材を介して車体に連結され
る車両用懸架装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用懸架装置として特開昭63
−258214号公報に開示されている懸架装置が存在
する。この懸架装置はストラット式の懸架装置でありロ
アアームにより車体に対して弾性支持部材により支持さ
れたサブフレームに連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで車両が旋回す
る際には、横加速度によって横力が接地点に作用し、こ
の横力がサブフレームに作用するが、上述の車両用懸架
装置においては、サブフレームの車体取付位置とサブフ
レームに作用する横力の合力点が一致しないため、横力
の作用時にサブフレームに対して回転方向力が発生す
る。従って、この回転方向力を抑制するために弾性支持
部材の上下方向のばね定数を高く設定する必要があり乗
心地が低下するという問題があった。
【0004】この発明の課題は、操縦安定性を犠牲にす
ることなく乗心地の向上と振動騒音の低減を図ることが
できる車両用懸架装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両用懸
架装置は、車輪を回転自在に支持する車輪支持部材と、
車体に対して弾性支持されたサブフレームと、前記サブ
フレームと前記車輪支持部材とを連結する第1及び第2
のロアリンクとを備えた車両用懸架装置において、左右
に配置された前記第1のロアリンクの延長線の交点と前
記第2のロアリンクの延長線の交点との車両前後方向の
距離を前記車輪支持部材における車輪回転軸と前記第1
のロアリンク取付点との前後方向の距離及び前記車輪回
転軸と前記第2のロアリンク取付点との前後方向の距離
の比と同等の割合となるように内分する合力作用点が前
記サブフレームを前記車体に取り付けるサブフレーム取
付点を通る略平面上に位置するように前記サブフレーム
取付点を設定することを特徴とする。
【0006】この請求項1記載の車両用懸架装置によれ
ば、旋回時に左右輪に加わる横力の合力は合力作用点に
作用し、この合力作用点がサブフレームの全サブフレー
ム取付点を通る略平面上に位置するように配置されてい
るため、横力によるサブフレームの回転(ロール)を抑
制することができる。従って、サブフレームの車体取付
部の弾性支持部材の上下方向のばね定数を低くすること
ができ、操縦性を低下させることなく乗心地を向上させ
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して、こ
の発明の実施の形態にかかる車両用懸架装置2について
説明する。
【0008】後輪10はホイールキャリア(車輪支持部
材)12によって回転自在に支持される。第1ロアアー
ム16及び第2ロアアーム18は、前後に間隔を置いて
配置され、第1ロアアーム16及び第2ロアアーム18
によりホイールキャリア12とサブフレーム14とが連
結される。即ち、第1ロアアーム16の外方の端部がホ
イールキャリア12に揺動可能に連結されていると共
に、第1ロアアーム16の内方の端部がサブフレーム1
4に揺動可能に連結されている。また、第2ロアアーム
18の外方の端部がホイールキャリア12に揺動可能に
連結されていると共に、第2ロアアーム18の内方の端
部がサブフレーム14に揺動可能に連結されている。更
に、ホイールキャリア12にはこのホイールキャリア1
2の前後の動きを拘束するためにストラットロッド20
の一端が接続されている。
【0009】サブフレーム14は車体の横方向に配置さ
れる横部材14aと、左右に間隔を置いて前後方向に配
置される縦部材14bとにより構成され、各縦部材14
bの両端部にそれぞれ1個づつ、合計4個のボデーマウ
ント22,24,26,28(22:前側右ボデーマウ
ント、24:後側右ボデーマウント、26:前側左ボデ
ーマウント、28:後側左ボデーマウント)が配置され
る。なお、ボデーマウント22,24,26,28は、
ゴムによって形成されたもので、このボデーマウント2
2,24,26,28を介してサブフレーム14が車体
に連結され弾性支持される。
【0010】この後輪懸架装置2においては、旋回時に
作用する横力はホイール回転中心線34から第1ロアア
ーム取付点36までの距離aとホイール回転中心線34
から第2ロアアーム取付点38までの距離bと同じ割合
で第1ロアアーム16と第2ロアアーム18が分担する
ため、旋回初期にサブフレーム14に付加される左右輪
10に発生する横力の合力点は、左右の第1ロアアーム
16の延長線の交点30と左右の第2ロアアーム18の
延長線の交点32との車両前後方向の距離を、ホイール
回転中心線34から第1ロアアーム取付点36までの距
離aとホイール回転中心線34から第2ロアアーム取付
点38までの距離bと同じ割合で内分する点となる。
【0011】従って、左右の第1ロアアーム16の延長
線の交点30と左右の第2ロアアーム18の延長線の交
点32との距離を、ホイール回転中心線34から第1ロ
アアーム取付点36までの距離aとホイール回転中心線
34から第2ロアアーム取付点38までの距離bとの割
合と同じ割合で内分する点(合力作用点)40が4個の
ボデーマウント22,24,26,28を通る面50の
近傍、好ましくはこの面50上に位置するようにボデー
マウント22,24,26,28が配置されている(図
3参照)。
【0012】即ち、第1ロアアーム取付点36までの距
離a、ホイール回転中心線34から第2ロアアーム取付
点38までの距離b、第1ロアアーム16の延長線の交
点30と合力作用点40までの距離c、左右の第2ロア
アーム18の延長線の交点32と合力作用点40までの
距離dの間には、a:b=c:dの関係が成立する。
【0013】上述の合力作用点40は、図2に示すよう
に右後輪より右側の第1ロアアーム16、第2ロアアー
ム18を介してサブフレーム14に作用する力40aと
左後輪より左側の第1ロアアーム16、第2ロアアーム
18を介してサブフレーム14に作用する力40bの合
力40cが作用する点であることから、この合力作用点
40がボデーマウント22,24,26,28を通る面
50の近傍になるようにボデーマウント22,24,2
6,28を配置することにより、車両旋回時に発生する
横力によりサブフレーム14がロールすることを防止す
ることができる。即ち、上述の位置にボデーマウント2
2,24,26,28を配置することにより、車両旋回
時に発生する横力によりサブフレーム14に横力が作用
した場合であってもサブフレーム14は平行移動するだ
けでありサブフレーム14がロールすることを防止する
ことができる。
【0014】なお、上述の実施の形態においては、H状
のサブフレーム14について説明したが、サブフレーム
の形状はこれに限ることなく、例えば図5に示すように
井型状のサブフレーム60、図6に示すようにH型を横
置きとした形状のサブフレーム62及び、図7に示すよ
うに車体に対して3点で支持されサブフレーム64等種
々の構成を採用することが可能である。
【0015】従って、ボデーマウント22,24,2
6,28の上下バネ定数を低く設定することが可能にな
り、操縦安定性を犠牲にすることなく、乗心地を向上さ
せ振動騒音を低減することができる。
【0016】図4は、前側右ボデーマウント22及び前
側左ボデーマウント26の上下方向位置のみを移動させ
ることにより合力作用点40とボデーマウント22,2
4,26,28を通る面50とのオフセット量を縮小し
た場合の、横力によるタイヤの横移動量の変化と、サブ
フレーム14のロール量の関係を示したグラフである。
このグラフからも明らかなように合力作用点40とボデ
ーマウント22,24,26,28を通る面50とのオ
フセットを縮小することにより、横力によるタイヤの横
移動量及びサスペンションメンバのロール量を小さくす
ることができる。
【0017】また、上述の実施の形態においては、この
発明を後輪懸架装置に適用した場合について説明した
が、これに限らず前輪懸架装置に適用することも可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、旋回時に
おける左右輪に加わる横力の合力は合力作用点にかか
り、この合力作用点がサブフレームの全取付点を通る略
平面上に位置するように配置されているため、横力によ
るサブフレームの回転(ロール)を抑制することができ
る。従って、サブフレームの車体取付部の弾性支持部材
の上下方向のばね定数を低くし操縦性を低下させること
なく乗心地を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる車両用懸架装置
の概略平面図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかる車両用懸架装置
を斜め前方から視た状態を示す概略図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかる車両用懸架装置
のボデーマウントと合力作用点の位置を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態にかかる車両用懸架装置
における横力によるタイヤの横移動量とボデーマウント
と合力作用点のオフセット量との関係等を示すグラフで
ある。
【図5】この発明の実施の形態にかかる車両用懸架装置
におけるサブフレームの変形例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態にかかる車両用懸架装置
におけるサブフレームの変形例を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態にかかる車両用懸架装置
におけるサブフレームの変形例を示す図である。
【符号の説明】
2…車両用懸架装置、10…後輪、12…ホイールキャ
リア、14…サブフレーム、16…第1ロアアーム、1
8…第2ロアアーム、20…ストラットロッド、22…
前側右ボデーマウント、24…後側右ボデーマウント、
26…前側左ボデーマウント、28…後側左ボデーマウ
ント、30…左右第1ロアアームの延長線の交点、32
…左右第2ロアアームの延長線の交点、34…ホイール
回転中心線、36…第1ロアアーム取付点、38…第2
ロアアーム取付点、40…合力作用点、50…ボデーマ
ウントを通る面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を回転自在に支持する車輪支持部材
    と、車体に対して弾性支持されたサブフレームと、前記
    サブフレームと前記車輪支持部材とを連結する第1及び
    第2のロアリンクとを備えた車両用懸架装置において、 左右に配置された前記第1のロアリンクの延長線の交点
    と前記第2のロアリンクの延長線の交点との車両前後方
    向の距離を前記車輪支持部材における車輪回転軸と前記
    第1のロアリンク取付点との前後方向の距離及び前記車
    輪回転軸と前記第2のロアリンク取付点との前後方向の
    距離の比と同等の割合となるように内分する合力作用点
    が前記サブフレームを前記車体に取り付けるサブフレー
    ム取付点を通る略平面上に位置するように前記サブフレ
    ーム取付点を設定することを特徴とする車両用懸架装
    置。
JP24537597A 1997-09-10 1997-09-10 車両用懸架装置 Pending JPH1178450A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24537597A JPH1178450A (ja) 1997-09-10 1997-09-10 車両用懸架装置

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JP24537597A JPH1178450A (ja) 1997-09-10 1997-09-10 車両用懸架装置

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Publication Number Publication Date
JPH1178450A true JPH1178450A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17132733

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JP24537597A Pending JPH1178450A (ja) 1997-09-10 1997-09-10 車両用懸架装置

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JP (1) JPH1178450A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010095042A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Toyota Motor Corp サスペンションメンバの取り付け構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010095042A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Toyota Motor Corp サスペンションメンバの取り付け構造

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