JPH1177611A - 定尺単板の製造方法及び単板横はぎ機 - Google Patents
定尺単板の製造方法及び単板横はぎ機Info
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- JPH1177611A JPH1177611A JP24388597A JP24388597A JPH1177611A JP H1177611 A JPH1177611 A JP H1177611A JP 24388597 A JP24388597 A JP 24388597A JP 24388597 A JP24388597 A JP 24388597A JP H1177611 A JPH1177611 A JP H1177611A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一定枚数を接合すると定尺寸法になる単板
を、一定枚数ずつ接合して接合位置が一定で、且つ寸法
精度の高い定尺単板を製造する。 【解決手段】 下側チェーン20Aと、該下側チェーン
に対向配置された上側チェーン20Bと、該上側チェー
ンを下側チェーン上の単板Cに押付けて搬送力を付与
し、該単板を押付終端位置P迄搬送する固定押圧シュー
30と、その下流で順次搬送される単板Cの前端に糊付
けする糊付装置32と、単板の上面に連結糸Sを貼付す
る糸貼装置34とを有する単板接合装置を備えた単板横
はぎ機において、上記固定押圧シューの下流に、上側チ
ェーン20Bを下側チェーン20A上の単板に押付け
て、該単板を上記糸貼装置より下流の押付終端位置Q迄
搬送する補助押圧シュー36を配設し、且つ上記糊付装
置32による糊付けを選択できるようにした。
を、一定枚数ずつ接合して接合位置が一定で、且つ寸法
精度の高い定尺単板を製造する。 【解決手段】 下側チェーン20Aと、該下側チェーン
に対向配置された上側チェーン20Bと、該上側チェー
ンを下側チェーン上の単板Cに押付けて搬送力を付与
し、該単板を押付終端位置P迄搬送する固定押圧シュー
30と、その下流で順次搬送される単板Cの前端に糊付
けする糊付装置32と、単板の上面に連結糸Sを貼付す
る糸貼装置34とを有する単板接合装置を備えた単板横
はぎ機において、上記固定押圧シューの下流に、上側チ
ェーン20Bを下側チェーン20A上の単板に押付け
て、該単板を上記糸貼装置より下流の押付終端位置Q迄
搬送する補助押圧シュー36を配設し、且つ上記糊付装
置32による糊付けを選択できるようにした。
Description
【0001】
【発明が属する技術】本発明は、定尺単板の製造方法及
び単板横はぎ機、特に一定枚数を接合すると丁度定尺寸
法となる搬送方向に所定長さの小幅の単板を、一定枚数
ずつ順次横はぎして定尺単板を製造する際に適用して好
適な、定尺単板の製造方法及び単板横はぎ機に関する。
び単板横はぎ機、特に一定枚数を接合すると丁度定尺寸
法となる搬送方向に所定長さの小幅の単板を、一定枚数
ずつ順次横はぎして定尺単板を製造する際に適用して好
適な、定尺単板の製造方法及び単板横はぎ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の単板横はぎ機としては、例えば特
開昭63−149103号公報や特公平6−13162
号公報等に開示されているものがある。
開昭63−149103号公報や特公平6−13162
号公報等に開示されているものがある。
【0003】図7は、従来の単板横はぎ機の一例を示し
た概略構成図であり、この単板横はぎ機10は、乱尺単
板を搬入する、上下に対形成された入側コンベア12
と、該入側コンベア12により搬入される乱尺単板の不
良部分を検出する単板検出器14と、該単板検出器14
による検知情報に基づいて乱尺単板の前縁及び後縁の不
良部分を順次切除して有効単板にするためのナイフ16
Aと、受刃16Bからなる有寸切断装置16と、該有寸
切断装置16により作成された有効単板を搬出するため
の、上下に揺動するセパレータ18を上流側に有する出
側コンベア20と、該出側コンベア20により搬出され
た有効単板の前端面に糊付けし、先行の有効単板の後端
面に接合する接合装置22と、該接合装置22でスダレ
状に接合された連続形状の単板を所定長さに切断して定
尺単板Aとする定尺切断装置24を備え、該定尺切断装
置24のナイフ24Aと受刃24Bとで切断された定尺
単板Aを搬送コンベア26で自動堆積装置28に送り、
所定位置に積重ねてストックするようになっている。
た概略構成図であり、この単板横はぎ機10は、乱尺単
板を搬入する、上下に対形成された入側コンベア12
と、該入側コンベア12により搬入される乱尺単板の不
良部分を検出する単板検出器14と、該単板検出器14
による検知情報に基づいて乱尺単板の前縁及び後縁の不
良部分を順次切除して有効単板にするためのナイフ16
Aと、受刃16Bからなる有寸切断装置16と、該有寸
切断装置16により作成された有効単板を搬出するため
の、上下に揺動するセパレータ18を上流側に有する出
側コンベア20と、該出側コンベア20により搬出され
た有効単板の前端面に糊付けし、先行の有効単板の後端
面に接合する接合装置22と、該接合装置22でスダレ
状に接合された連続形状の単板を所定長さに切断して定
尺単板Aとする定尺切断装置24を備え、該定尺切断装
置24のナイフ24Aと受刃24Bとで切断された定尺
単板Aを搬送コンベア26で自動堆積装置28に送り、
所定位置に積重ねてストックするようになっている。
【0004】上記のような定尺単板Aをそえ心板とし
て、床板として使用される最終製品のフローリングの製
造に用いる合板、いわゆる台板が作られている。
て、床板として使用される最終製品のフローリングの製
造に用いる合板、いわゆる台板が作られている。
【0005】上記合板を用い、表面に化粧単板、紙、
布、プラスチック等をオーバーレイしてフローリングを
製造する場合の一例を図8に示す。この図8において、
合板Eを一点鎖線で示す位置で切断し、一定の大きさか
らなる複数の小合板E´を作成し、次いで、これら小合
板E´の切断面をさねはぎ加工等を施すことにより、一
枚のフローリングが製造される。
布、プラスチック等をオーバーレイしてフローリングを
製造する場合の一例を図8に示す。この図8において、
合板Eを一点鎖線で示す位置で切断し、一定の大きさか
らなる複数の小合板E´を作成し、次いで、これら小合
板E´の切断面をさねはぎ加工等を施すことにより、一
枚のフローリングが製造される。
【0006】上記小合板E´ をさねはぎ加工する際、
各小合板の周囲切断面には、床板として施工する際に他
のフローリングとの接合が容易となるように、図9の断
面図に示すようなおざねFと、該おざねFが嵌まるめざ
ねF´を形成する加工が行われる。このおざねFは、前
記合板Eを構成する上下のそえ心板である定尺単板A´
(斜線部分)から中心の心板にかけて形成されている。
各小合板の周囲切断面には、床板として施工する際に他
のフローリングとの接合が容易となるように、図9の断
面図に示すようなおざねFと、該おざねFが嵌まるめざ
ねF´を形成する加工が行われる。このおざねFは、前
記合板Eを構成する上下のそえ心板である定尺単板A´
(斜線部分)から中心の心板にかけて形成されている。
【0007】従って、加工した上記おざねFやめざねF
´の部分にそえ心板に使用された前記定尺単板Aにおけ
る小幅単板Cの接合位置が現れると、フローリング同士
の接合強度が低下したり、場合によっては該おざねFや
めざねF´に欠けが生じたりすることがある。
´の部分にそえ心板に使用された前記定尺単板Aにおけ
る小幅単板Cの接合位置が現れると、フローリング同士
の接合強度が低下したり、場合によっては該おざねFや
めざねF´に欠けが生じたりすることがある。
【0008】そのため台板として用いられる合板Eの製
造に使用する前記定尺単板Aにおける小幅単板Cの接合
位置が、フローリングを製造するため切断、加工した際
に、おざねFやめざねF´の位置と一致しないようにす
ることが極めて重要である。そして、このような切断・
加工を常に実現するためには製造された同種の定尺単板
Aにおいては、小幅単板Cの接合位置が厳密に一定の位
置になるようにすることが重要となる。
造に使用する前記定尺単板Aにおける小幅単板Cの接合
位置が、フローリングを製造するため切断、加工した際
に、おざねFやめざねF´の位置と一致しないようにす
ることが極めて重要である。そして、このような切断・
加工を常に実現するためには製造された同種の定尺単板
Aにおいては、小幅単板Cの接合位置が厳密に一定の位
置になるようにすることが重要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、一定幅に切断した小幅単板Cから前記図7に示した
ような従来の単板横はぎ機10を用いて定尺単板を作成
しようとして、供給する小幅単板Cの単板幅の倍数寸法
を定尺単板の寸法として設定し、前記単板幅横はぎ機の
定尺切断装置24を作動させても、該定尺切断装置24
自体は供給される小幅単板Cに関連なく、機械的に独立
に切断動作を行うので、小幅単板自体に存在する寸法誤
差や定尺切断時に生じる寸法誤差が次第に累積されてい
くことになるため、構成単板の接合位置で正確に定尺切
断することができなくなり、所望の定尺単板Aが得られ
なくなるという問題がある。
ば、一定幅に切断した小幅単板Cから前記図7に示した
ような従来の単板横はぎ機10を用いて定尺単板を作成
しようとして、供給する小幅単板Cの単板幅の倍数寸法
を定尺単板の寸法として設定し、前記単板幅横はぎ機の
定尺切断装置24を作動させても、該定尺切断装置24
自体は供給される小幅単板Cに関連なく、機械的に独立
に切断動作を行うので、小幅単板自体に存在する寸法誤
差や定尺切断時に生じる寸法誤差が次第に累積されてい
くことになるため、構成単板の接合位置で正確に定尺切
断することができなくなり、所望の定尺単板Aが得られ
なくなるという問題がある。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、一定枚数を接合すると丁度定尺寸法
となる単板を一定枚数ずつ順次横はぎして定尺単板を製
造する際、接合個所が常に一定位置となる寸法精度の高
い定尺単板を容易且つ確実に製造することができる定尺
単板の製造及び単板横はぎ機を提供することを課題とす
る。
くなされたもので、一定枚数を接合すると丁度定尺寸法
となる単板を一定枚数ずつ順次横はぎして定尺単板を製
造する際、接合個所が常に一定位置となる寸法精度の高
い定尺単板を容易且つ確実に製造することができる定尺
単板の製造及び単板横はぎ機を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、単板
を順次搬送しながら、先行単板の後端に後続単板の前端
を糊付け接合する共に、接合された単板の上下両面の少
なくとも一方に連結糸を貼付した後、定尺位置で切断し
て定尺単板を製造する定尺単板の製造方法において、一
定枚数を接合すると定尺寸法になる単板を用意し、先行
する接合された定尺単板の最後尾に位置する単板の後端
と、接合されると定尺単板の先頭に位置する単板の前端
とは糊付接合せず、且つ連結糸をこれら両単板間に所定
の弛みを与えて貼付することにより、前記課題を解決し
たものである。
を順次搬送しながら、先行単板の後端に後続単板の前端
を糊付け接合する共に、接合された単板の上下両面の少
なくとも一方に連結糸を貼付した後、定尺位置で切断し
て定尺単板を製造する定尺単板の製造方法において、一
定枚数を接合すると定尺寸法になる単板を用意し、先行
する接合された定尺単板の最後尾に位置する単板の後端
と、接合されると定尺単板の先頭に位置する単板の前端
とは糊付接合せず、且つ連結糸をこれら両単板間に所定
の弛みを与えて貼付することにより、前記課題を解決し
たものである。
【0012】請求項2の発明は、上記定尺単板の製造方
法において、一定枚数を接合すると定尺になる単板が、
搬送方向に全て同一長さとしたものである。
法において、一定枚数を接合すると定尺になる単板が、
搬送方向に全て同一長さとしたものである。
【0013】請求項3の発明は、単板を支持しながら搬
送する複数条の下コンベアと、該下コンベアのそれぞれ
に対向配置された上コンベアと、該上コンベアを下コン
ベア上の単板に押付けて搬送力を付与し、該単板を押付
終端位置である第1衝合位置迄搬送するための、搬送方
向前端が該方向と直交する直線上に実質上一致するよう
に、上コンベアに対応して配設された複数列の固定押圧
シューと、該固定押圧シューの前方に配設され、順次搬
送される単板の前端に糊付けする糊付装置と、上記固定
押圧シューの下流に配設され、順次搬送される単板の上
下両面の少なくとも一方に連結糸を貼付する糸貼装置と
を有する単板接合装置を備えた単板横はぎ機において、
上記固定押圧シューの下流に、上コンベアを下コンベア
上の単板に押付けて搬送力を付与し、該単板を上記糸貼
装置より下流の押付終端位置である第2衝合位置迄搬送
する補助押圧シューを配設すると共に、上記糊付装置に
よる単板の前端への糊付けを選択できるようにしたこと
により、同様に前記課題を解決したものである。
送する複数条の下コンベアと、該下コンベアのそれぞれ
に対向配置された上コンベアと、該上コンベアを下コン
ベア上の単板に押付けて搬送力を付与し、該単板を押付
終端位置である第1衝合位置迄搬送するための、搬送方
向前端が該方向と直交する直線上に実質上一致するよう
に、上コンベアに対応して配設された複数列の固定押圧
シューと、該固定押圧シューの前方に配設され、順次搬
送される単板の前端に糊付けする糊付装置と、上記固定
押圧シューの下流に配設され、順次搬送される単板の上
下両面の少なくとも一方に連結糸を貼付する糸貼装置と
を有する単板接合装置を備えた単板横はぎ機において、
上記固定押圧シューの下流に、上コンベアを下コンベア
上の単板に押付けて搬送力を付与し、該単板を上記糸貼
装置より下流の押付終端位置である第2衝合位置迄搬送
する補助押圧シューを配設すると共に、上記糊付装置に
よる単板の前端への糊付けを選択できるようにしたこと
により、同様に前記課題を解決したものである。
【0014】即ち、請求項1の発明においては、一定枚
数を接合すると定尺寸法になる単板を順次搬送しなが
ら、先行単板の後端に後続単板の前端を糊付け接合し、
接合後の単板に連結糸を貼付した後、定尺位置で切断し
て定尺単板を製造する際、先行する接合された定尺単板
の最後尾に位置する既接合の単板の後端と、接合される
と定尺単板の先頭に位置する未接合の単板の前端とは糊
付接合せず、且つ連結糸をこれら両単板間には所定の弛
みを与えて貼付するようにしたので、定尺位置で切断す
る際には、上記両単板間を離間させ、その間の連結糸を
切断するだけで簡単に定尺単板を製造できる。従って、
単板間を全て接合した後に定尺位置で切断する従来法に
比べ、前述した定尺切断等に起因する寸法誤差が累積す
るこを防止できることから、寸法精度の高い定尺単板を
容易且つ確実に製造することができる。
数を接合すると定尺寸法になる単板を順次搬送しなが
ら、先行単板の後端に後続単板の前端を糊付け接合し、
接合後の単板に連結糸を貼付した後、定尺位置で切断し
て定尺単板を製造する際、先行する接合された定尺単板
の最後尾に位置する既接合の単板の後端と、接合される
と定尺単板の先頭に位置する未接合の単板の前端とは糊
付接合せず、且つ連結糸をこれら両単板間には所定の弛
みを与えて貼付するようにしたので、定尺位置で切断す
る際には、上記両単板間を離間させ、その間の連結糸を
切断するだけで簡単に定尺単板を製造できる。従って、
単板間を全て接合した後に定尺位置で切断する従来法に
比べ、前述した定尺切断等に起因する寸法誤差が累積す
るこを防止できることから、寸法精度の高い定尺単板を
容易且つ確実に製造することができる。
【0015】又、上記定尺単板製造方法において、一定
枚数を接合すると定尺寸法になる単板が、搬送方向に全
て同一長さとする場合には、一定寸法の単板を横はぎし
た寸法精度の高い定尺単板を製造できるため、この定尺
単板を貼合せることにより厚さ方向の接合位置が正確に
揃った合板を容易且つ確実に製造することができる。
枚数を接合すると定尺寸法になる単板が、搬送方向に全
て同一長さとする場合には、一定寸法の単板を横はぎし
た寸法精度の高い定尺単板を製造できるため、この定尺
単板を貼合せることにより厚さ方向の接合位置が正確に
揃った合板を容易且つ確実に製造することができる。
【0016】更に、請求項3の発明においては、固定押
圧シューの下流に、上コンベアを下コンベア上の単板に
押付けて、該単板を糸貼装置より下流の押付終端位置で
ある第2衝合位置に搬送する補助押圧シューを配設する
と共に、必要に応じて糊付装置による糊付けを選択でき
るようにしたので、上述したように一定枚数を接合する
と定尺寸法になる正確な寸法の小幅単板を順次搬送しな
がら定尺単板を製造する場合、先行する定尺単板の最後
尾に位置する予定の単板をそれより前の単板に糊付接合
する際にのみ補助押圧シューを作動させ、接合後の該単
板を、その後端が糊付装置より下流に位置する該補助押
圧シューの押圧終端に一致する第2衝合位置迄搬送し、
後続の定尺単板の先頭に位置する予定の単板にのみ糊付
けせず、固定押圧シューによる通常動作により、該固定
押圧シューの押付終端に該単板後端が一致する通常位置
(第1衝合位置)に搬送するようにできるため、定尺寸
法単位で単板の糊付け接合が可能であると共に、先行の
定尺単板の最後尾の単板のみを通常の搬送位置を越えた
糊付装置より下流迄搬送するため、該単板と後続の定尺
単板の先頭単板との間の連結糸を、糊付装置から補助押
圧シューの終端迄の長さ分だけ余分に長くでき、弛ませ
ることができる。
圧シューの下流に、上コンベアを下コンベア上の単板に
押付けて、該単板を糸貼装置より下流の押付終端位置で
ある第2衝合位置に搬送する補助押圧シューを配設する
と共に、必要に応じて糊付装置による糊付けを選択でき
るようにしたので、上述したように一定枚数を接合する
と定尺寸法になる正確な寸法の小幅単板を順次搬送しな
がら定尺単板を製造する場合、先行する定尺単板の最後
尾に位置する予定の単板をそれより前の単板に糊付接合
する際にのみ補助押圧シューを作動させ、接合後の該単
板を、その後端が糊付装置より下流に位置する該補助押
圧シューの押圧終端に一致する第2衝合位置迄搬送し、
後続の定尺単板の先頭に位置する予定の単板にのみ糊付
けせず、固定押圧シューによる通常動作により、該固定
押圧シューの押付終端に該単板後端が一致する通常位置
(第1衝合位置)に搬送するようにできるため、定尺寸
法単位で単板の糊付け接合が可能であると共に、先行の
定尺単板の最後尾の単板のみを通常の搬送位置を越えた
糊付装置より下流迄搬送するため、該単板と後続の定尺
単板の先頭単板との間の連結糸を、糊付装置から補助押
圧シューの終端迄の長さ分だけ余分に長くでき、弛ませ
ることができる。
【0017】従って、上記単板横はぎ機によれば、上記
のような補助押圧シューによる押圧動作と、糊付装置に
よる糊付け動作のタイミングを適切に調整することによ
り、定尺寸法位置で糊付け接合されず、しかも所定長さ
の弛みのある連結糸で連結された定尺寸法の接合単板を
確実に製造することができるため、その後上記定尺寸法
位置における連結糸を切断するだけで、確実に寸法精度
の高い定尺単板を製造することができる。
のような補助押圧シューによる押圧動作と、糊付装置に
よる糊付け動作のタイミングを適切に調整することによ
り、定尺寸法位置で糊付け接合されず、しかも所定長さ
の弛みのある連結糸で連結された定尺寸法の接合単板を
確実に製造することができるため、その後上記定尺寸法
位置における連結糸を切断するだけで、確実に寸法精度
の高い定尺単板を製造することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
実施形態を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明に係る一実施形態の単板横は
ぎ機が備えている接合装置の要部を示す概略側面図であ
る。
ぎ機が備えている接合装置の要部を示す概略側面図であ
る。
【0020】本実施形態の単板横はぎ機は、前記図7に
符号22で示した接合装置として、以下に詳述する接合
装置を備えている以外は、同図に示したものと実質的に
同一である。従って、以下の説明では図7に示した単板
横はぎ機と実質的に同一の部分には同一符号を付する。
但し、小幅単板として正確に所定の寸法に切断したもの
を予め用意しておく場合には、有寸切断装置16はなく
ともよい。
符号22で示した接合装置として、以下に詳述する接合
装置を備えている以外は、同図に示したものと実質的に
同一である。従って、以下の説明では図7に示した単板
横はぎ機と実質的に同一の部分には同一符号を付する。
但し、小幅単板として正確に所定の寸法に切断したもの
を予め用意しておく場合には、有寸切断装置16はなく
ともよい。
【0021】本実施形態の単板横はぎ機が備えている接
合装置22は、前記図7に示した出側コンベア20を構
成する単板を支持しながら搬送する複数条の下側チェー
ン(下コンベア)20Aと、これら下側チェーン20A
にそれぞれ対向配置された同数の上側チェーン(上コン
ベア)20Bとを備えていると共に、該上側チェーン2
0Bを下側チェーン20A上の小幅単板(有効単板)C
に押付けて搬送力を付与し、該単板Cをその後端が押付
終端位置である第1衝合位置Pに一致するまで搬送する
固定押圧シュー30とを備えている。この固定シュー3
0は、図示は省略するが、搬送方向前端が該方向と直交
する直線上に実質上一致するように、前記上側チェーン
20Bに対応して複数列に配設されている。
合装置22は、前記図7に示した出側コンベア20を構
成する単板を支持しながら搬送する複数条の下側チェー
ン(下コンベア)20Aと、これら下側チェーン20A
にそれぞれ対向配置された同数の上側チェーン(上コン
ベア)20Bとを備えていると共に、該上側チェーン2
0Bを下側チェーン20A上の小幅単板(有効単板)C
に押付けて搬送力を付与し、該単板Cをその後端が押付
終端位置である第1衝合位置Pに一致するまで搬送する
固定押圧シュー30とを備えている。この固定シュー3
0は、図示は省略するが、搬送方向前端が該方向と直交
する直線上に実質上一致するように、前記上側チェーン
20Bに対応して複数列に配設されている。
【0022】又、上記接合装置22は、前記固定押圧シ
ュー30の前方(下流側)で出側コンベア20の間の干
渉しない位置に配設され、順次搬送される単板の前端に
糊Gを付着させる糊付装置32と、同じく上記固定押圧
シュー30の下流で出側コンベア20の間のチェーンと
干渉しない位置に配設され、順次搬送される単板Cの上
面に連結糸Sを貼付する糸貼装置34とを備えている。
ュー30の前方(下流側)で出側コンベア20の間の干
渉しない位置に配設され、順次搬送される単板の前端に
糊Gを付着させる糊付装置32と、同じく上記固定押圧
シュー30の下流で出側コンベア20の間のチェーンと
干渉しない位置に配設され、順次搬送される単板Cの上
面に連結糸Sを貼付する糸貼装置34とを備えている。
【0023】上記接合装置22では、通常動作として、
固定押圧シュー30により、終端がその押付終端の第1
衝合位置Pに一致するまでの単板搬送が繰返されること
により、図1に示すように先行と後続の単板Cはそれぞ
れ後端と前端とが、第1衝合位置である上記終端位置P
で衝合されるようになっている。又、衝合された各単板
Cは、順次右方向に搬送され、下流側の上下対形成され
た押えバー40の間を挿通され、その摩擦抵抗力を利用
して強固に接合された後、該押えバー40の下流に設置
された定尺切断装置24により切断され、定尺単板Aが
製造されるようになっている。
固定押圧シュー30により、終端がその押付終端の第1
衝合位置Pに一致するまでの単板搬送が繰返されること
により、図1に示すように先行と後続の単板Cはそれぞ
れ後端と前端とが、第1衝合位置である上記終端位置P
で衝合されるようになっている。又、衝合された各単板
Cは、順次右方向に搬送され、下流側の上下対形成され
た押えバー40の間を挿通され、その摩擦抵抗力を利用
して強固に接合された後、該押えバー40の下流に設置
された定尺切断装置24により切断され、定尺単板Aが
製造されるようになっている。
【0024】又、上記接合装置22では、更に、上記固
定押圧シュー30の下流に、上側チェーン20Bを下側
チェーン20A上の単板Cに押付けて、該単板Cをその
後端が上記糸貼装置34より下流の押付終端位置(第2
衝合位置)に達するまで搬送する補助押圧シュー36が
配設され、且つ前記糊付装置32による糊付け動作を行
うか否かを選択できるようになっている。
定押圧シュー30の下流に、上側チェーン20Bを下側
チェーン20A上の単板Cに押付けて、該単板Cをその
後端が上記糸貼装置34より下流の押付終端位置(第2
衝合位置)に達するまで搬送する補助押圧シュー36が
配設され、且つ前記糊付装置32による糊付け動作を行
うか否かを選択できるようになっている。
【0025】上記接合装置について更に詳述すると、前
記下側チェーン20A及び上側チェーン20Bは、それ
ぞれ矢印方向に回転し、対向位置では共に搬送方向に移
動するようになっていると共に、下側チェーン20Aは
支持台38で下方より支持されている。又、前記固定押
圧シュー30はスプリング30Aによる押付力を受けて
上側チェーン20Bの背面を常時押圧することにより、
単板Cに搬送力を与えるようになっている。従って、こ
の固定押圧シュー30の押圧により単板Cを搬送する場
合、その終端で搬送力が消滅するため、通常は図示した
状態、即ち後端が上記第1衝合位置Pの位置になるまで
搬送される。
記下側チェーン20A及び上側チェーン20Bは、それ
ぞれ矢印方向に回転し、対向位置では共に搬送方向に移
動するようになっていると共に、下側チェーン20Aは
支持台38で下方より支持されている。又、前記固定押
圧シュー30はスプリング30Aによる押付力を受けて
上側チェーン20Bの背面を常時押圧することにより、
単板Cに搬送力を与えるようになっている。従って、こ
の固定押圧シュー30の押圧により単板Cを搬送する場
合、その終端で搬送力が消滅するため、通常は図示した
状態、即ち後端が上記第1衝合位置Pの位置になるまで
搬送される。
【0026】又、前記糊付装置32は、支点32Aを中
心に矢印方向の回動が可能になされており、エアシリン
ダ等の流体圧シリンダ32Bにより、糊Gが吐出される
ノズル先端が搬送される単板の前端に当接する糊付位置
と、ノズル先端が搬送面より下になる非糊付位置とに選
択的に移動させることができるようになっている。従っ
て、制御装置(図示せず)により、搬送されてくる所定
寸法の単板をセンサで検出し、その検出信号に基づい
て、通常はその前端への糊付けを実行させると共に、定
尺寸法となる一定枚数毎に単板の前端に糊を付着させな
いように制御することが可能となっている。
心に矢印方向の回動が可能になされており、エアシリン
ダ等の流体圧シリンダ32Bにより、糊Gが吐出される
ノズル先端が搬送される単板の前端に当接する糊付位置
と、ノズル先端が搬送面より下になる非糊付位置とに選
択的に移動させることができるようになっている。従っ
て、制御装置(図示せず)により、搬送されてくる所定
寸法の単板をセンサで検出し、その検出信号に基づい
て、通常はその前端への糊付けを実行させると共に、定
尺寸法となる一定枚数毎に単板の前端に糊を付着させな
いように制御することが可能となっている。
【0027】又、前記糸貼装置34では、図示しないボ
ビンに巻回されている連結糸Sをホットメルト接着剤等
の熱可塑性接着剤(糊)が充填されているノズル(図示
せず)を通過させてその表面に糊を塗布した後、搬送さ
れる単板C上に導いて順次貼り付けた後、冷却した水を
内部に循環して、表面を冷却した冷却ロールで糊を固化
させることにより、連結糸を接合単板上に貼付するよう
になっている。なお、この糸貼装置34としては、予め
ホットメルト接着剤が塗布された糸を加熱したロールに
より単板表面に押付けて貼付けるものであっても、又、
接着剤として、この加熱ロールで硬化させるこができる
熱硬化性接着剤を使用することもできる。
ビンに巻回されている連結糸Sをホットメルト接着剤等
の熱可塑性接着剤(糊)が充填されているノズル(図示
せず)を通過させてその表面に糊を塗布した後、搬送さ
れる単板C上に導いて順次貼り付けた後、冷却した水を
内部に循環して、表面を冷却した冷却ロールで糊を固化
させることにより、連結糸を接合単板上に貼付するよう
になっている。なお、この糸貼装置34としては、予め
ホットメルト接着剤が塗布された糸を加熱したロールに
より単板表面に押付けて貼付けるものであっても、又、
接着剤として、この加熱ロールで硬化させるこができる
熱硬化性接着剤を使用することもできる。
【0028】又、前記補助押圧シュー36は、流体圧シ
リンダ36Aにより上下動可能になされ、下降時に前記
固定押圧シュー30の場合と同様に、上側チェーン20
Bの背面を押圧して単板に搬送力を与え、該単板を該補
助押圧シュー36の終端位置である第2衝合位置Qにそ
の後端が一致するまで搬送する。従って、この補助押圧
シュー36を下降させて搬送した単板に対する後続単板
の衝合位置は、固定押圧シュー30のみで搬送する場合
の前記第1衝合位置Pから補助押圧シュー36の長さだ
け下流の第2衝合位置Qに移動することになる。
リンダ36Aにより上下動可能になされ、下降時に前記
固定押圧シュー30の場合と同様に、上側チェーン20
Bの背面を押圧して単板に搬送力を与え、該単板を該補
助押圧シュー36の終端位置である第2衝合位置Qにそ
の後端が一致するまで搬送する。従って、この補助押圧
シュー36を下降させて搬送した単板に対する後続単板
の衝合位置は、固定押圧シュー30のみで搬送する場合
の前記第1衝合位置Pから補助押圧シュー36の長さだ
け下流の第2衝合位置Qに移動することになる。
【0029】又、前記糸貼装置34は、この補助押圧シ
ュー36の搬送方向長さの範囲内に設置されているの
で、上記第2衝合位置Qは、該糸貼装置34による糸貼
位置より下流に位置するため、該第2衝合位置Qに後端
が一致するまで単板が搬送される場合には、糸貼装置3
4から第2衝合位置Qまでの間は糸だけの状態になる。
ュー36の搬送方向長さの範囲内に設置されているの
で、上記第2衝合位置Qは、該糸貼装置34による糸貼
位置より下流に位置するため、該第2衝合位置Qに後端
が一致するまで単板が搬送される場合には、糸貼装置3
4から第2衝合位置Qまでの間は糸だけの状態になる。
【0030】次に、本実施形態の作用を、接合装置を模
式的に示した図2〜図6を用いて説明する。
式的に示した図2〜図6を用いて説明する。
【0031】単板横はぎ機に挿入する小幅単板として
は、一定枚数で定尺寸法となる一定幅の単板を使用す
る。この一定幅の単板Cは予め準備しても、又、有寸切
断装置16で順次一定幅に切断して作成するようにして
もよい。
は、一定枚数で定尺寸法となる一定幅の単板を使用す
る。この一定幅の単板Cは予め準備しても、又、有寸切
断装置16で順次一定幅に切断して作成するようにして
もよい。
【0032】図2、図3に示すように、補助押圧シュー
36を下降させないで行う通常の端面間の接合の場合に
は、常に働いている固定押圧シュー30により搬送され
た先行単板C1の後端は第1衝合位置Pにて停止してお
り、該固定押圧シュー30により搬送される後続単板C
2は前端に前記糊付装置32により接着剤Gが塗布され
た後、図3に示すように更に搬送されて停止している先
行単板C1の後端と上記第1衝合位置Pで衝合し、先行
単板C1を押し送りすると共に、前記糸貼装置34によ
り単板C1、C2の上面に順次連結糸Sが貼られる。
36を下降させないで行う通常の端面間の接合の場合に
は、常に働いている固定押圧シュー30により搬送され
た先行単板C1の後端は第1衝合位置Pにて停止してお
り、該固定押圧シュー30により搬送される後続単板C
2は前端に前記糊付装置32により接着剤Gが塗布され
た後、図3に示すように更に搬送されて停止している先
行単板C1の後端と上記第1衝合位置Pで衝合し、先行
単板C1を押し送りすると共に、前記糸貼装置34によ
り単板C1、C2の上面に順次連結糸Sが貼られる。
【0033】この接合時において、一定幅の単板をはぎ
合せる場合は、搬送枚数をカウントすることにより定尺
寸法に達することになると判断された最後の小幅単板
(ここではC2とする)には、第1衝合位置Pにて先行
単板の押し送りを開始させると共に、図4に示すように
補助押圧シュー36を下降させて上側チェーン20Bに
よる搬送力を付与し、該単板C2を前記第2衝合位置Q
にその後端が一致するまで搬送する。即ち、定尺寸法と
なる最後の小幅単板(定尺単板の最後尾に位置する単
板)C2は、固定押圧シュー30による通常動作の場合
と比較して補助押圧シュー36の長さLだけ余分に搬送
される。従って、第2衝合位置Qと糸貼装置34による
糸貼り位置との間の距離L′だけ単板に貼られない糸が
弛みとして余分に繰り出されることになる。
合せる場合は、搬送枚数をカウントすることにより定尺
寸法に達することになると判断された最後の小幅単板
(ここではC2とする)には、第1衝合位置Pにて先行
単板の押し送りを開始させると共に、図4に示すように
補助押圧シュー36を下降させて上側チェーン20Bに
よる搬送力を付与し、該単板C2を前記第2衝合位置Q
にその後端が一致するまで搬送する。即ち、定尺寸法と
なる最後の小幅単板(定尺単板の最後尾に位置する単
板)C2は、固定押圧シュー30による通常動作の場合
と比較して補助押圧シュー36の長さLだけ余分に搬送
される。従って、第2衝合位置Qと糸貼装置34による
糸貼り位置との間の距離L′だけ単板に貼られない糸が
弛みとして余分に繰り出されることになる。
【0034】上記補助押圧シュー36は、上記最後尾に
位置する単板C2を搬送した後、図5に示すように元の
位置に上昇させられると共に、次の定尺単板の先頭に位
置することになる後続単板C3の前端には塗布装置32
を制御して接着剤(糊)Gが塗布されないようにする。
この後続単板C3が糸貼装置34に到達した時点から再
び該単板C3の上面へ糸Sが貼られ、更に搬送されて第
2衝合位置Qに停止している先行単板への押し送りを開
始する。従って、図6に示すように、先行の定尺単板A
1と、後に接合が完了する後続の定尺単板A2との間に
は、長さL′の糸の緩みS′を生じさせることができ
る。
位置する単板C2を搬送した後、図5に示すように元の
位置に上昇させられると共に、次の定尺単板の先頭に位
置することになる後続単板C3の前端には塗布装置32
を制御して接着剤(糊)Gが塗布されないようにする。
この後続単板C3が糸貼装置34に到達した時点から再
び該単板C3の上面へ糸Sが貼られ、更に搬送されて第
2衝合位置Qに停止している先行単板への押し送りを開
始する。従って、図6に示すように、先行の定尺単板A
1と、後に接合が完了する後続の定尺単板A2との間に
は、長さL′の糸の緩みS′を生じさせることができ
る。
【0035】その結果、図1又は図2に示したように、
定尺切断装置24の後方に設置させている搬出コンベア
26を常時駆動させるか、又は検知装置(図示せず)を
定尺寸法)より若干短い距離だけ離れた搬出コンベア2
6上に設置して、該検知装置により定尺単板の前端を検
知して、上記搬出コンベア26を駆動して定尺単板を搬
送することにより、定尺位置の端面が接合させていない
先行の定尺単板A1は引張られ、生じている糸の緩みS
´ の長さL´だけ定尺単板間が離れて隙間を生じさせ
ることが可能となる。
定尺切断装置24の後方に設置させている搬出コンベア
26を常時駆動させるか、又は検知装置(図示せず)を
定尺寸法)より若干短い距離だけ離れた搬出コンベア2
6上に設置して、該検知装置により定尺単板の前端を検
知して、上記搬出コンベア26を駆動して定尺単板を搬
送することにより、定尺位置の端面が接合させていない
先行の定尺単板A1は引張られ、生じている糸の緩みS
´ の長さL´だけ定尺単板間が離れて隙間を生じさせ
ることが可能となる。
【0036】そのため、この隙間に位置する糸S´ の
部分を簡単に切断することが可能となり、この糸S´
の切断動作を繰返すだけで同一寸法の定尺単板を製造
し、その後所定位置に堆積することが可能となる。従っ
て、通常、確実で正確な定尺切断を行うためには搬送を
停止させる必要があり、特に単板厚みが厚くなるほどそ
の傾向が強いが、本実施形態では、搬送する単板を停止
させることなく、正確に定尺切断することが可能とな
る。
部分を簡単に切断することが可能となり、この糸S´
の切断動作を繰返すだけで同一寸法の定尺単板を製造
し、その後所定位置に堆積することが可能となる。従っ
て、通常、確実で正確な定尺切断を行うためには搬送を
停止させる必要があり、特に単板厚みが厚くなるほどそ
の傾向が強いが、本実施形態では、搬送する単板を停止
させることなく、正確に定尺切断することが可能とな
る。
【0037】以上詳述した如く、本実施形態によれば、
予め定尺寸法に等しい長さとなる複数枚の一定寸法の小
幅単板のみを接合するため、正確な寸法の横はぎ単板が
得られると共に、定尺切断装置により、従来のように接
合後の単板自体を切断する必要がなく、糸のみを切断す
るだけでよくなるので、定尺切断工程を簡単に、しかも
迅速に行うことが可能となるため、定尺切断時に単板の
搬送を停止させる必要がなくなり、生産性が大幅に向上
することができると共に、定尺単板切断装置の構造を簡
単にできるため、単板横はぎ機のコストの低減を図るこ
とも可能となる。
予め定尺寸法に等しい長さとなる複数枚の一定寸法の小
幅単板のみを接合するため、正確な寸法の横はぎ単板が
得られると共に、定尺切断装置により、従来のように接
合後の単板自体を切断する必要がなく、糸のみを切断す
るだけでよくなるので、定尺切断工程を簡単に、しかも
迅速に行うことが可能となるため、定尺切断時に単板の
搬送を停止させる必要がなくなり、生産性が大幅に向上
することができると共に、定尺単板切断装置の構造を簡
単にできるため、単板横はぎ機のコストの低減を図るこ
とも可能となる。
【0038】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるも
のでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
が、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるも
のでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
【0039】例えば、一定寸法の小幅単板を接合する場
合について説明したが、一定枚数で定尺となる単板であ
れば任意の寸法の単板を使用することができる。その
際、寸法が異なる複数種類の小幅単板を使用する場合、
各定尺単板の接合位置を同一にするためには、各小幅単
板を一定の順番で横はぎする必要がある。
合について説明したが、一定枚数で定尺となる単板であ
れば任意の寸法の単板を使用することができる。その
際、寸法が異なる複数種類の小幅単板を使用する場合、
各定尺単板の接合位置を同一にするためには、各小幅単
板を一定の順番で横はぎする必要がある。
【0040】又、予め用意した単板を使用する場合に限
らず、有寸切断装置16により乱尺単板を有寸切断して
小幅単板を作成すると同時に、該単板の有効部分の寸法
を積算して定尺寸法に達した時点で切断することによ
り、定尺単板を構成する単板を作成するようにしてもよ
い。
らず、有寸切断装置16により乱尺単板を有寸切断して
小幅単板を作成すると同時に、該単板の有効部分の寸法
を積算して定尺寸法に達した時点で切断することによ
り、定尺単板を構成する単板を作成するようにしてもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1の発明に
よれば、単板自体を切断せず、連結糸のみを切断するこ
とにより寸法の揃った定尺単板を作成できると共に、定
尺切断工程を簡便に、しかも迅速に行うことができる、
その上、定尺切断時に単板の搬送停止が不必要となるこ
とから、生産性を大幅に向上することができる。
よれば、単板自体を切断せず、連結糸のみを切断するこ
とにより寸法の揃った定尺単板を作成できると共に、定
尺切断工程を簡便に、しかも迅速に行うことができる、
その上、定尺切断時に単板の搬送停止が不必要となるこ
とから、生産性を大幅に向上することができる。
【0042】又、従来のように、横はぎされた連続状態
の単板を定尺切断する必要がないため、この工程で発生
する可能性がある切断誤差が生じず、台板等の高品質合
板の製造に適した寸法精度の高い定尺単板を容易且つ確
実に製造することができる。これにより、各小幅単板の
接合位置を任意に設計可能であるため、この定尺単板を
使用して製造される台板等の高品質合板を加工してフロ
ーリングを製造する際に施されるさね加工においても、
おざねやめざね部分に欠け等の不都合が生じることな
く、接合強度が低下することもない、精度が高い高性能
の製品を製造することができる。
の単板を定尺切断する必要がないため、この工程で発生
する可能性がある切断誤差が生じず、台板等の高品質合
板の製造に適した寸法精度の高い定尺単板を容易且つ確
実に製造することができる。これにより、各小幅単板の
接合位置を任意に設計可能であるため、この定尺単板を
使用して製造される台板等の高品質合板を加工してフロ
ーリングを製造する際に施されるさね加工においても、
おざねやめざね部分に欠け等の不都合が生じることな
く、接合強度が低下することもない、精度が高い高性能
の製品を製造することができる。
【0043】その際、請求項2の発明によれば、同一寸
法の小幅単板を接合するため、フローリングとして使用
される合板の製造に適した定尺単板を容易且つ確実に製
造できる。
法の小幅単板を接合するため、フローリングとして使用
される合板の製造に適した定尺単板を容易且つ確実に製
造できる。
【0044】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の定尺単板の製造方法を確実に実行することがで
きる。
求項2の定尺単板の製造方法を確実に実行することがで
きる。
【図1】実施形態の単板横はぎ機が備えている接合装置
の要部構成を示す概略部分側面図
の要部構成を示す概略部分側面図
【図2】上記単板横はぎ機による接合工程を示す説明図
【図3】上記単板横はぎ機による接合工程を示す他の説
明図
明図
【図4】上記単板横はぎ機による接合工程を示す更に他
の説明図
の説明図
【図5】上記単板横はぎ機による接合工程を示す更に他
の説明図
の説明図
【図6】上記単板横はぎ機による接合工程を示す更に他
の説明図
の説明図
【図7】単板横はぎ機の一例の全体構成の概略を示す説
明図
明図
【図8】フローリングを製造する際に合板を切断する位
置を示す斜視図
置を示す斜視図
【図9】合板を切断した小合板を本ざね加工した状態を
示す断面図
示す断面図
16…有寸切断装置 20A…下側チェーン 20B…上側チェーン 22…接合装置 24…定尺切断装置 30…固定押圧シュー 32…糊付装置 34…糸貼装置 36…補助押圧シュー 38…支持台 P…第1衝合位置 Q…第2衝合位置
Claims (3)
- 【請求項1】単板を順次搬送しながら、先行単板の後端
に後続単板の前端を糊付け接合する共に、接合された単
板の上下両面の少なくとも一方に連結糸を貼付した後、
定尺位置で切断して定尺単板を製造する定尺単板の製造
方法において、 一定枚数を接合すると定尺寸法になる単板を用意し、先
行する接合された定尺単板の最後尾に位置する単板の後
端と、接合されると定尺単板の先頭に位置する単板の前
端とは糊付接合せず、且つ連結糸をこれら両単板間に所
定の弛みを与えて貼付することを特徴とする定尺単板の
製造方法。 - 【請求項2】一定枚数を接合すると定尺になる単板が、
搬送方向に全て同一長さであることを特徴とする請求項
1に記載の定尺単板の製造方法。 - 【請求項3】単板を支持しながら搬送する複数条の下コ
ンベアと、該下コンベアのそれぞれに対向配置された上
コンベアと、該上コンベアを下コンベア上の単板に押付
けて搬送力を付与し、該単板を押付終端位置である第1
衝合位置迄搬送するための、搬送方向前端が該方向と直
交する直線上に実質上一致するように、上コンベアに対
応して配設された複数列の固定押圧シューと、該固定押
圧シューの前方に配設され、順次搬送される単板の前端
に糊付けする糊付装置と、上記固定押圧シューの下流に
配設され、順次搬送される単板の上下両面の少なくとも
一方に連結糸を貼付する糸貼装置とを有する単板接合装
置を備えた単板横はぎ機において、 上記固定押圧シューの下流に、上コンベアを下コンベア
上の単板に押付けて搬送力を付与し、該単板を上記糸貼
装置より下流の押付終端位置である第2衝合位置迄搬送
する補助押圧シューを配設すると共に、 上記糊付装置による単板の前端への糊付けを選択できる
ようにしたことを特徴とする単板横はぎ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24388597A JPH1177611A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 定尺単板の製造方法及び単板横はぎ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24388597A JPH1177611A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 定尺単板の製造方法及び単板横はぎ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177611A true JPH1177611A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17110443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24388597A Pending JPH1177611A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 定尺単板の製造方法及び単板横はぎ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1177611A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100414553B1 (ko) * | 2002-03-15 | 2004-01-13 | 강림보냉 주식회사 | 보온판재 가공장치 및 가공방법 |
JP2008068445A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Hashimoto Denki Co Ltd | 横はぎ生単板及びその製造方法と装置 |
CN105690504A (zh) * | 2015-07-07 | 2016-06-22 | 山东长兴木业机械有限公司 | 一种新型全自动中板横竖拼板机 |
CN106239648A (zh) * | 2015-04-22 | 2016-12-21 | 王和根 | 具有自动翻料功能的自动拼板机 |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP24388597A patent/JPH1177611A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100414553B1 (ko) * | 2002-03-15 | 2004-01-13 | 강림보냉 주식회사 | 보온판재 가공장치 및 가공방법 |
JP2008068445A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Hashimoto Denki Co Ltd | 横はぎ生単板及びその製造方法と装置 |
CN106239648A (zh) * | 2015-04-22 | 2016-12-21 | 王和根 | 具有自动翻料功能的自动拼板机 |
CN105690504A (zh) * | 2015-07-07 | 2016-06-22 | 山东长兴木业机械有限公司 | 一种新型全自动中板横竖拼板机 |
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