JP2987366B1 - 定位置断裁されてくるシートを重ねて定寸法に断裁する方法および装置 - Google Patents

定位置断裁されてくるシートを重ねて定寸法に断裁する方法および装置

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JP2987366B1 JP36472798A JP36472798A JP2987366B1 JP 2987366 B1 JP2987366 B1 JP 2987366B1 JP 36472798 A JP36472798 A JP 36472798A JP 36472798 A JP36472798 A JP 36472798A JP 2987366 B1 JP2987366 B1 JP 2987366B1
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Abstract

【要約】 【課題】 銀行券、証券用紙等の供給作業の省力化を計
ることである。 【解決手段】 定位置断裁されてくるシートを重ねて定
寸法に断裁する装置は、定位置断裁されてくるシートを
重ねて受け取るシート集積トレイと、シート集積トレイ
の下流に配置されたギロチンカッターと、ギロチンカッ
ターの下流に配置された製品台とを備え、シート集積ト
レイには、バックゲージが設けられ、バックゲージは、
シート集積トレイ上に重ねられたシートの一端を揃えた
状態で、該重ねられたシートの他端がギロチンカッター
によって定寸法に断裁される位置にくるまで、該重ねら
れたシートをシート集積トレイ上で移動させうる構成と
され、製品台には、前記定寸法に断裁されたシートを前
記ギロチンカッターから該製品台へと、その重ねられた
状態のまま移動させるための搬送手段が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行券、証券用紙
等、印刷前に既に「すき」入れが行われている用紙を、
「すき」が印刷時に所定位置にくるような定位置断裁を
行う、いわゆるマーク切りシートカッターに関するもの
であり、特に、このようなマーク切りシートカッターか
ら定位置断裁されてくるシートを重ねて定寸法に断裁す
る方法および装置に関するものである。勿論、本発明
は、印刷後に定位置断裁されてくるシートを重ねて定寸
法に断裁する方法および装置にも適用しうるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】このようなマーク切りシートカッターと
しては、シートに予めカット位置をマーキングした位
置、乃至は当該マークからシート先端までの長さを決め
られた位置での定位置断裁を、シートの流れ量と回転刃
の回転比によって連続的に行うマーク切りロータリーカ
ッターが使用されている。この種の定位置断裁されたシ
ートは、シートの乾燥度による伸縮の差異、或いは、
「すき」入れ装置のピッチ誤差等によりマークを合わす
ことにより、シート長さは、必ずしも一定せず、そのま
ま印刷することは不可能なため、一般的にはシート流れ
方向の先端部を先ず揃えた上で一旦機外に取り出し、別
工程のギロチンカッターによって後部不揃部を切断し、
定寸法とした後、所定枚数毎に上、下に合紙を入れ印刷
工程に送られる方法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
では、「定位置断裁および集積作業」と、定寸法に切断
する「ギロチン断裁作業」とが別工程となり、更に「運
搬作業」もあり、しかも、ほとんどが人手に頼る情況で
あったため、銀行券、証券用紙等の供給作業の省力化の
妨げとなっていた。
【0004】本発明の目的は、前述したような従来技術
の問題点を解消し、一連の作業を連続作業とし、完全自
動化と高速化を計れるような方法および装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの観点によ
れば、定位置断裁されてくるシートを重ねて定寸法に断
裁する方法は、定位置断裁されてくるシートをシート集
積トレイ上に重ねて受け取り、該シート集積トレイ上に
重ねられたシートの一端をバックゲージにて揃えた状態
で、該重ねられたシートを該シート集積トレイ上をギロ
チンカッターの方へと移動させて、該重ねられたシート
の他端を該ギロチンカッターにて定寸法に断裁し、該定
寸法に断裁されたシートを前記ギロチンカッターから製
品台へと、その重ねられた状態のまま移動させることを
特徴とする。
【0006】本発明の別の観点によれば、定位置断裁さ
れてくるシートを重ねて定寸法に断裁する装置は、前記
定位置断裁されてくるシートを重ねて受け取るシート集
積トレイと、該シート集積トレイの下流に配置されたギ
ロチンカッターと、該ギロチンカッターの下流に配置さ
れた製品台とを備えており、前記シート集積トレイに
は、バックゲージが設けられており、該バックゲージ
は、前記シート集積トレイ上に重ねられたシートの一端
を揃えた状態で、該重ねられたシートの他端が前記ギロ
チンカッターによって定寸法に断裁される位置にくるま
で、該重ねられたシートを前記シート集積トレイ上で移
動させうる構成とされており、前記製品台には、前記定
寸法に断裁されたシートを前記ギロチンカッターから該
製品台へと、その重ねられた状態のまま移動させるため
の搬送手段が設けられていることを特徴とする。
【0007】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
ギロチンカッターは、下刃まな板式固定型ギロチンカッ
ターである。
【0008】本発明の別の実施の形態によれば、前記シ
ート集積トレイは、前記定位置断裁されたシートをシー
トの流れ方向に斜めに受け取るシート受取斜め位置と、
前記ギロチンカッターの給紙テーブルのレベルに整列す
るシート送り水平位置との間で移動しうるものであり、
前記バックゲージは、前記シート集積トレイに取り付け
られていて、該シート集積トレイが前記シート受取斜め
位置にあるときには、該シート集積トレイ上に重ねられ
てくるシートの一端を受け止めて揃えるように作用し、
前記シート集積トレイが前記シート送り水平位置にある
ときには、前記シート集積トレイに対して移動させられ
て、該シート集積トレイ上の重ねられたシートを前記ギ
ロチンカッターの方へと移動させるように作用するもの
である。
【0009】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記搬送手段は、前記ギロチンカッターによって定寸法
に断裁された前記重ねられたシートの断裁端部を把持し
て前記製品台上へと引き出すようにするグリッパーであ
る。
【0010】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記シート集積トレイには、前記バックゲージの側に、
シートの向きを示すための角裁を行うための角裁手段
と、集積されるシート間のエヤーをパージしブロック化
して層間のずれを防止するエヤーパージ装置とが設けら
れている。
【0011】
【作用】本発明によれば、「定位置断裁作業」とシート
長さを揃えるための「ギロチン断裁作業」および製品を
パレットに積み上げる「最終集積作業」が個々に行わ
れ、且つ人手を要していた作業を、定位置断裁用シート
カッターのシート集積部(トレイ)とギロチンカッター
の給紙テーブルを共用し、バックゲージで断裁寸法を決
め、ギロチン断裁を行う。ギロチン断裁を終了した製品
は、後述する方法によって製品テーブル上に搬送され
る。なお、製品テーブルは、3系列共通の1台のテーブ
ルで連結し、このテーブル末端でテーブルリフターを使
用した最終集積部において、パレット上に所要枚数を集
積するように構成することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に基づいて、本発
明の実施例について、本発明をより詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明を組み込んだシートカッタ
ーの全体を略示する平面図であり、図2は、図1におけ
るA矢視図であり、図3は、図1におけるB矢視図であ
る。これら図に示されるように、この実施例のシートカ
ッターにおいては、原反用アンリールスタンド1は、タ
ーレット方式とし後部から供給された原反を運転中徐々
に回転させてアンリールスタンド1の前方(流れ方向よ
り見て)に移動させ且つ両面テープ糊等で現在使用中の
シートに接着し得る状態としておく。これは、後方の原
反30が使用し終わる寸前に、予め先ずオートスプライ
サーヘッド2のライン速度検出器21を原反に接して、
原反の表面速度を計測しながら、原反30′の表面速度
をライン速度に同調回転させた上でオートスプライサー
ヘッド2を作動させて、使用中のシートに接着させ自動
的にシート継なぎを行うオートスプライサー式のターレ
ット型アンリールスタンドである。ブレーキには、AC
サーボモータを使用したモータブレーキを使用し、回生
制御によって省エネを計ると共に、シート継なぎ時に
は、モータとして高精度な回転制御も行えるという回転
駆動とブレーキの両方を兼用するシステムであり、その
切換は、自動的に行える。
【0014】シートは、アンリールスタンドの後方に設
置されたスリッター3で、この実施例では、3等分され
る。このスリッター3は、シートの蛇行に追従して左右
に移動し得るセンタリング機能を有している。シートに
マーキングされたセンタリングマークを検出するための
検出センサー31が設けられている。スリットされたシ
ートは、この実施例では、3等分され、それぞれシート
流れ方向に45度斜めに設置した方向変換ロール22に
よって流れ方向を90度変えることにより各シート間隔
を広げ、以後は3台のNCカッターを並列に配した状態
の同様の機構となる。従って、各列のターニングナイフ
5は、3台となり、夫々ACサーボモータで駆動し、検
出したマークに従い定位置断裁を行う。
【0015】このように定位置断裁されたシートは、欠
点検出器8を通して、下流へと送られ、欠点検出器8で
汚れ、穴等を検出した場合は、リゼクトゲート9よりこ
のシートを損紙として損紙箱6へ排出する。良品シート
は、シート集積トレイへと送られていくことになる。こ
の実施例では、シート集積トレイは、各列とも、2段式
とされており、第1のシート集積トレイ19および第2
のシート集積トレイ19′が設けられており、高速コン
ベヤーの枚数切換ゲート10で交互に切換て使用する方
式としている。このシート集積トレイ19を含めて、そ
の下流のシステム構成は、本発明を適用してなるもので
あり、その構成の詳細を、図4および図5に示してい
る。
【0016】図3から分かるように、第1のシート集積
トレイ19と第2のシート集積トレイ19′とは、構造
的には同じものであるので、第1のシート集積トレイ1
9に関する部分についてのみ、詳細に説明する。図4
は、第1のシート集積トレイ19と、この下流に配置さ
れたギロチンカッター18と、このギロチンカッター1
8の下流に配置された製品台24とをより詳細に示して
おり、図5は、この製品台24のさらに下流に配置され
た最終製品集積部25を、図4とは90度異なる方向か
ら見て示している。すなわち、図4は、図1のB矢視図
と同様の図であるが、図5は、図1のA矢視図と同様の
図である。この実施例で使用するギロチンカッター18
は、下刃まな板式固定型のものであり、例えば、株式会
社永井機械製作所による「マーキス63NCDXTコン
ピューター断裁機」に類似のギロチンカッターとされて
いる。この下刃まな板式固定型のギロチンカッターは、
重ねられたシートを、切断時にずれを生じないよう、下
刃に相当する“まな板”とクランパーによって強力にク
ランプした後、上刃のみで断裁するものである。
【0017】図4によく示されるように、シート集積ト
レイ19は、定位置断裁されたシートをシートの流れ方
向に斜めに受け取るシート受取斜め位置(実線で示す位
置)と、ギロチンカッター18の給紙テーブルのレベル
に整列するシート送り水平位置(仮想線で示した位置)
との間で移動しうるものとされている。また、この実施
例では、シート集積トレイ19および製品台24は、い
ずれもエヤーテーブルを使用しシートの引っ掛かりやめ
くれを防止する構造としている。また、シート集積トレ
イ19には、バックゲージ17が設けられており、この
バックゲージ17は、後述するように、定位置断裁され
て送られてくるシートの一端を受け止め、シート集積ト
レイ19上に重ねられたシートの一端を揃えた状態で、
該重ねられたシートの他端がギロチンカッター18によ
って定寸法に断裁される位置にくるまで、該重ねられた
シートをシート集積トレイ19上で移動させうるものと
されている。さらにまた、シート集積トレイ19には、
シート層間のエヤーを抜き、積載されたシート間の滑り
またはずれを防止しブロック化するためのエヤーパージ
装置15が設けられている。例えば、このエヤーパージ
装置15は、シートの集積を終わった後、エヤーシリン
ダー等を使用して鋼板等の圧縮板で上から圧縮して層間
のエヤーをパージするものでも、または、ローラーによ
るスクイズによって層間のエヤーをパージするものでも
よい。
【0018】また、製品として断裁されたシートへの印
刷時の方向を明らかにするためシートの角1個所を斜め
にわずかに断裁する必要のある場合のために、この実施
例では、シート集積トレイ19には、バックゲージ17
の側に、角裁装置16が設けられている。この角裁装置
16は、シート集積トレイ19を水平位置として、ギロ
チンカッター18による定寸法断裁に先立って角裁を行
うことができるものである。
【0019】前述したように定位置断裁されたシート
は、高速コンベヤー12の高速コンベヤーセクションに
よって送られ、さらに高速コンベヤー12の傾斜部によ
って構成されるオーバーラップセクションへと送られ
る。傾斜コンベヤーの下方のコンベヤーは、オーバーラ
ップ用の低速コンベヤー13である。上部の高速コンベ
ヤーと同速のコンベヤー12にシートが移る際、前のシ
ートの後部に突き当たり、ジャミングを起こさないよう
にシートの左右に2個のセパレータ14を配し、後続シ
ートの先端部を持ち上げ、先行するシート後部の上に確
実に重なるようにする。シート下部は、低速で上部は高
速コンベヤーであるために、ここでシート同志のオーバ
ーラップが完了する。
【0020】シート集積トレイ19は、前述したように
斜めに配置されており、且つシート集積トレイに飛び込
む直前に前述のセパレータと同形のセパレータ14をシ
ート両端に配し、シートを湾曲させて剛性をつけシート
集積トレイ19に飛び込み易くする。シート集積トレイ
19の両側には、ガイド板32を配し、且つ微振動を与
えシートのサイドを揃える。振動装置(図示していな
い)は、一般的には、電磁式で直接ガイド板の外側面に
取り付ける。シート集積トレイ19にシートを集積する
に先立って合紙供給部の合紙供給ロール11より合紙を
供給し、枚数カウンタセンサー7による所定枚数の集積
完了の検知直後にも再度合紙を供給し、所定枚数のシー
ト集積体の上下に合紙をおくことができるようにしてい
る。
【0021】その後、シート集積トレイ19をエヤー乃
至油圧シリンダーによって水平状態にし、ギロチンカッ
ター18の給紙用テーブルと連結する。このような連結
は、ストッパー33を用いて行われる。シート集積トレ
イ19を水平状態にした後、エヤーパージャー15によ
って紙層間のエヤーをパージする。エヤーパージャー1
5の構造は、シート集積トレイ19の両側にエヤーシリ
ンダーを配置し、鋼板または肉厚プラスチック板等で集
積されたシートの上面を押し、エヤーをパージするもの
である。従って、パージ用板の大きさは、できるだけ大
きい方がよいが、軽く押すだけでエヤーは比較的簡単に
パージできるものである。エヤーパージする目的は、集
積したシート間の滑りを防止してブロック化することに
ある。水平になったシート集積トレイ19上の積層シー
トは、先ず、角裁装置16によってシート後部のいずれ
か片方のみを10mm程度きり落とした後、バックゲージ
17によってギロチンカッター18に押し込み所定寸法
に断裁される。ギロチンカッター18による定寸法断裁
を行うについては、バックゲージ17で所定の寸法とな
るようシートをギロチン断裁する位置まで移動させる位
置決めを行う。断裁される長さは、マーク切りのために
不揃いになった長さを一定に揃えるためのものであり僅
かである。ギロチンカッター18を、下刃まな板式固定
型とすることにより、断裁能力を向上させ積層シート枚
数を増し、断裁の際の切れ味を非常に良好なものとする
ことができる。
【0022】ギロチンカッター18による断裁完了後、
更にバックゲージ17でブロック化した積層シートを製
品台(テーブル)24に設置されたグリッパー23まで
押し込む。この場合、ギロチンの断裁クズは、ギロチン
カッター18と製品台24との間に設けた隙間から自動
的に落下し断裁クズ吸引ダクト20に吸引排出される。
グリッパー23は、製品台24に設けた細い溝にそって
移動しうるようになっている。グリッパー23まで押し
込まれた積層シートの端部は、グリッパー23によって
グリップされ、グリッパー23を移動させることによ
り、そのグリップされた積層シートは、製品台24上に
引き出される。このように製品台24上に移動を完了し
た集積シートは、グリッパー23を解放することによ
り、製品台24上に置かれる。
【0023】図1の平面図に示されるように、この実施
例では、製品台24は、3系列を1台のテーブルでつな
いだ形状のものとされている。なお、シート集積トレイ
19、ギロチンカッター18の供給テーブル、製品台2
4のいずれも、エヤーテーブルを使用しているので、上
に載置されたシート集積体を移動させることができる。
この3系列共有の製品台24には、グリッパー23で引
き出す方向と直角方向に、積層シートを移動させるため
の押し板27が設けられており、この押し板27は、例
えば、ロッドレスシリンダー26によって駆動されて、
積層シートを片方に押せ押せ状態で最終製品集積部25
へと移動させるようになっている。
【0024】図5によく示されるように、最終製品集積
部25は、テーブルリフター25Aによって高さを調節
するパレット34と、製品台24から送りこまれた製品
であるシート集積体を受け取る薄いコンベヤー28また
は薄いエヤーテーブル(図示していない)とを備える。
製品台24から送られてきたシート集積体は、薄いコン
ベヤー28または薄いエヤーテーブルによって一旦受け
取られる。その場合、いずれもストッパー29によって
シート集積体の先端を揃えるようになっている。しかし
て、ベルトコンベヤーの場合には、既にパレット34の
上に積まれたシート集積体の上部がそのベルトコンベヤ
ーの位置とすれすれとなるように、テーブルリフター2
5Aの高さを調節した上、ベルトを引き抜く方向と逆方
向にベルトを回転させながらコンベヤー28を引き抜い
て行く。エヤーテーブルの場合は、そのまま徐々に引き
抜けばシート集積体は、パレット34上に既に積まれた
製品の上に積み増されうる。こうして、最終製品集積部
25において、既定の集積を終了した製品は、パレット
34と共に次工程に移動させ、所定の作業を完了する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、銀行券、証券用紙等に
必要な定位置断裁装置と、定位置断裁によって生じる長
さの不揃いをギロチンカッターによって定寸法に断裁す
る工程、またはこれに先立って製品をブロック化するエ
ヤーパージ装置、印刷時に製品の向きを明確化する角裁
断裁機等を一体化し、且つ製品の最終集積までの一連の
工程を自動化させることができるので、銀行券、証券用
紙等の供給作業の大幅な省力化を果たすことができる。
【0026】これによって省力化は勿論のこと、枚数計
測の精度向上、ギロチン断裁におけるワンショット枚数
の向上等著しい断裁効率の向上を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだシートカッターの全体を略
示する平面図である。
【図2】図1におけるA矢視図である。
【図3】図1におけるB矢視図である。
【図4】図1のシートカッターシステムにおける第1の
シート集積トレイと、この下流に配置されたギロチンカ
ッターと、このギロチンカッターの下流に配置された製
品台24とをより詳細に示す図である。
【図5】図1のシートカッターシステムにおける製品台
に続く最終製品集積部を詳細に示す図である。
【符号の説明】
1 ターレット式アンリールスタンド 2 オートスプライサー 3 スリッター 4 フィードロール 5 カッター部 6 損紙箱 7 枚数カウンターセンサー 8 欠点検出器 9 損紙ゲート 10 枚数切換ゲート 11 合紙供給ロール 12 高速コンベヤセクション 13 オーバーラップセクション 14 セパレータ 15 エヤーパージャー 16 角裁機 17 バックゲージ 18 ギロチンカッター 19 第1のシート集積トレイ 19′ 第2のシート集積トレイ 20 断裁片吸引ダクト 21 ライン速度検出器 22 方向転換ロール 23 グリッパー 24 製品台 25 最終製品集積部 25A テーブルリフター 26 ロッドレスシリンダー 27 押し板 28 コンベヤー 29 ストッパー 30 原反 30′原反 31 マーキング検出センサー 32 ガイド板 33 ストッパー 34 パレット

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定位置断裁されてくるシートをシート集
    積トレイ上に重ねて受け取り、該シート集積トレイ上に
    重ねられたシートの一端をバックゲージにて揃えた状態
    で、該重ねられたシートを該シート集積トレイ上をギロ
    チンカッターの方へと移動させて、該重ねられたシート
    の他端を該ギロチンカッターにて定寸法に断裁し、該定
    寸法に断裁されたシートを前記ギロチンカッターから製
    品台へと、その重ねられた状態のまま移動させることを
    特徴とする、定位置断裁されてくるシートを重ねて定寸
    法に断裁する方法。
  2. 【請求項2】 定位置断裁されてくるシートを重ねて定
    寸法に断裁する装置において、前記定位置断裁されてく
    るシートを重ねて受け取るシート集積トレイと、該シー
    ト集積トレイの下流に配置されたギロチンカッターと、
    該ギロチンカッターの下流に配置された製品台とを備え
    ており、前記シート集積トレイには、バックゲージが設
    けられており、該バックゲージは、前記シート集積トレ
    イ上に重ねられたシートの一端を揃えた状態で、該重ね
    られたシートの他端が前記ギロチンカッターによって定
    寸法に断裁される位置にくるまで、該重ねられたシート
    を前記シート集積トレイ上で移動させうる構成とされて
    おり、前記製品台には、前記定寸法に断裁されたシート
    を前記ギロチンカッターから該製品台へと、その重ねら
    れた状態のまま移動させるための搬送手段が設けられて
    いることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 前記ギロチンカッターは、下刃まな板式
    固定型ギロチンカッターである請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記シート集積トレイは、前記定位置断
    裁されたシートをシートの流れ方向に斜めに受け取るシ
    ート受取斜め位置と、前記ギロチンカッターの給紙テー
    ブルのレベルに整列するシート送り水平位置との間で移
    動しうるものであり、前記バックゲージは、前記シート
    集積トレイに取り付けられていて、該シート集積トレイ
    が前記シート受取斜め位置にあるときには、該シート集
    積トレイ上に重ねられてくるシートの一端を受け止めて
    揃えるように作用し、前記シート集積トレイが前記シー
    ト送り水平位置にあるときには、前記シート集積トレイ
    に対して移動させられて、該シート集積トレイ上の重ね
    られたシートを前記ギロチンカッターの方へと移動させ
    るように作用するものである請求項2または3記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段は、前記ギロチンカッター
    によって定寸法に断裁された前記重ねられたシートの断
    裁端部を把持して前記製品台上へと引き出すようにする
    グリッパーである請求項2または3または4記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記シート集積トレイには、前記バック
    ゲージの側に、シートの向きを示すための角裁を行うた
    めの角裁手段と、集積されるシート間のエヤーをパージ
    しブロック化して層間のずれを防止するエヤーパージ装
    置とが設けられている請求項2または3または4または
    5記載の装置。
JP36472798A 1998-12-22 1998-12-22 定位置断裁されてくるシートを重ねて定寸法に断裁する方法および装置 Expired - Lifetime JP2987366B1 (ja)

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