JPH1177541A - ショットブラスト方法およびその設備 - Google Patents

ショットブラスト方法およびその設備

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JPH1177541A
JPH1177541A JP25774097A JP25774097A JPH1177541A JP H1177541 A JPH1177541 A JP H1177541A JP 25774097 A JP25774097 A JP 25774097A JP 25774097 A JP25774097 A JP 25774097A JP H1177541 A JPH1177541 A JP H1177541A
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JP
Japan
Prior art keywords
product
shot
rotating
vertical surface
vertical plane
Prior art date
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Application number
JP25774097A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Yamamoto
万俊 山本
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Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部が複雑な形状を成す製品でも、比較的短
時間でショットブラストすることができるショットブラ
スト方法およびその設備を提供する。 【解決手段】 製品を、第1の垂直面内で回転させると
ともにこの第1の垂直面とほぼ直交する第2の垂直面内
で上下回動させながら、前記製品にショットを投射す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車エンジンの
シリンダヘッドやシリンダブロックのような内部が複雑
な形状を成す製品をショットブラストするのに好適な方
法およびその設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車エンジンのシリンダヘッド
等のような内部が複雑な形状を成す製品をショットブラ
ストする方式の一つとして、製品をフォーク状のクラン
プ部材でクランプして垂直面内で回転させながら、ショ
ットを投射して行うようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来のショットブラスト方式では、特に内部が
複雑な形状を成す製品の場合、ショットの当たりずらい
影の部分ができるため、長時間かけてショットを投射す
る必要があり、その結果、生産性が悪くなり、しかも設
備自体にも長時間ショットの投射を受けることとなりそ
れを無駄に早く摩耗させてしまうなどの問題があった。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的
は、内部が複雑な形状を成す製品でも、比較的短時間で
ショットブラスト処理することができるショットブラス
ト方法およびその設備を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明におけるショットブラスト方法は、内部が複
雑な形状を成す製品をショットブラストする方法であっ
て、前記製品を、第1の垂直面内で回転させるとともに
この第1の垂直面とほぼ直交する第2の垂直面内で上下
回動させながら、前記製品にショットを投射することを
特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1ないし図4に基づき詳細に説明する。本発明を適用
したショットブラスト設備は、正面図である図2に示す
ように、研掃室を構成するキャビネット1と、キャビネ
ット1内で製品Wをクランプして第1の垂直面内で回転
させるとともに前記第1の垂直面とほぼ直交する第2の
垂直面内で上下回動させる回転・回動装置2と、この回
転・回動装置2の製品Wにショットを投射する手段とし
ての複数個の遠心式ショット投射装置3、3と、製品W
を前記回転・回動装置2に対して搬入・搬出する製品搬
送装置4とで構成してある。
【0006】そして、前記回転・回動装置2は、図1お
よび図3に示すように、前記製品Wをクランプして第1
の垂直面内で回転させる製品回転装置5と、この製品回
転装置5を前記第1の垂直面とほぼ直交する第2の垂直
面内で上下回動させる回動装置6と、で構成してある。
【0007】また、前記製品回転装置5は、図4で最も
良く分かるように、前記回動装置6に固定された支持部
材7に軸受8を介して垂直面内で回転自在に設けられか
つ右端面に鎖車9が装着された円筒状の回転体10と、
前記支持部材7に装着された減速機付きモータ11と、
モータ11の出力軸に嵌着されかつ前記鎖車9に無端ロ
ーラチェーン12を介して連結された鎖車13と、前記
回転体10の右外面にこれと同心して装着された筒状の
連結部材14と、この連結部材14の右端に装着された
垂直面内で回転可能な回転体15と、この回転体15に
2本の支持軸16、16を介して片持ち状態に装着され
るとともに回動可能に構成された右方へ延びる一対のア
ーム17、17と、これら一対のアーム17、17の先
端に上下回動自在に装着されて製品Wを挟持する一対の
挟持部材18、19と、これら一対の挟持部材18、1
9にこれらとほぼ直交して装着されて前記製品Wをクラ
ンプする複数のクランプ部材20、20と、一端を下位
の挟持部材19に他端を前記回転体15にそれぞれピン
連結されたリンク21と、前記2本の支持軸16に一端
をそれぞれ固着された一対のリンク22、22と、前記
回転体10に装着されたシリンダ23と、一端を前記リ
ンク22、22に他端を前記シリンダ23のピストンロ
ッドの先端にそれぞれピン連結された連結杆24と、で
構成してあって、シリンダ23の伸縮作動により一対の
アーム17、17が上下回動されて挟持部材18、19
は開閉するようになっている。
【0007】なお、回転体15と下側のアーム17と下
側の挟持部材19とリンク21とは平行クランク機構を
構成していて、シリンダ23の伸縮作動により、下側の
挟持部材19およびクランプ部材20はほぼ水平状態を
維持して昇降するようになっている。
【0008】また、前記回動装置6は、図1および図3
に示すように、前記製品回転装置5の支持部材7が装着
されかつ支持軸25を介して上下回動自在に支持されて
配設された回動部材26と、前記キャビネット1の左外
側面に装着されて前記回転軸25および前記回動部材2
6を支持するブラケット27と、枢支されて別途配設さ
れかつピストンロッドの先端が前記回動部材26の左端
にピン連結された下向きのシリンダ28と、で構成して
あって、シリンダ28の伸縮作動により、前記製品回転
装置5は上下回動するようになっている。なお、前記支
持部材7と前記キャビネット1の左側壁とはシール機構
50によりシールしてあって、支持部材7が上下回動し
てもショットは外へ飛び出さないようになっている。そ
して、シール機構50は、前記支持部材7の外面に装着
され支持軸25を中心として円弧を成す遮蔽板51と、
この遮蔽板51の両側端部形成された帯状の突起部52
と、前記キャビネット1に形成され前記突起部52、5
2が緩挿されてこれとでラビリンス機構を構成する溝部
材53と、で構成してある。
【0009】また、前記製品搬送装置4においては、図
2に示すように、ローラーコンベヤ29上の製品Wを載
せて持ち上げるフォーク状の製品載せ部材30が、走行
フレーム31にシリンダ32を介して上下動可能にして
装着してあり、走行フレーム31は、逆置L字状の支持
フレーム33の天井部にレール34を介して左右方向へ
移動可能に装着してあり、走行フレーム31の上部左端
には、前記支持フレーム33の上部右端に枢支して配設
された横向きのシリンダ35のピストンロッドの先端が
連結してあって、走行フレーム31、製品載せ部材30
等は、シリンダ35の伸縮作動により左右方向へ移動す
るようになっている。そして、前記ローラーコンベヤ2
9には、製品Wの長さ、高さ等を検知してその種類を判
別するセンサー36が装着してある。
【0010】次に、このように構成した設備を用いて製
品Wをショットブラスとする手順について説明する。ま
ず、ローラーコンベヤ29上のショットブラストすべき
製品Wをセンサー36で検知してその種類を判別し、続
いて、図1に示すように、製品搬送装置4のシリンダ3
2を伸長作動してローラーコンベヤ29上の製品Wを製
品載せ部材30上に載せるとともに持ち上げる。次い
で、製品搬送装置4のシリンダ35を収縮作動して走行
フレーム31、製品載せ部材30等で製品Wをキャビネ
ット1内に搬入するとともに製品回転装置5のクランプ
部材20、20間に入れ、続いて、製品回転装置5のシ
リンダ23を収縮作動してクランプ部材20、20によ
り製品Wをクランプする。
【0011】次いで、シリンダ35を伸長作動して走行
フレーム31、製品載せ部材30等を元の位置に戻し、
続いて、センサー36による製品Wの種類の判別結果に
基づき製品Wの内部および外部の形状に対応した条件
で、製品回転装置5のモータ11を駆動および停止して
製品Wを第1の垂直面内で回転および停止させ、さら
に、回動装置6のシリンダ28を間歇的にして段階的に
伸長あるいは収縮作動して前記第1の垂直面とほぼ直交
する第2の垂直面内で回動装置6および製品Wを間歇的
にして段階的に上下回動させる(図3参照)。そして、
製品Wをこのように回転および回動している間にショッ
ト投射装置3、3を駆動して製品Wにショットを投射す
る。これにより、製品Wの外部にあっては形状に応じた
角度で所要個所にショットが適確に当たるとともに、製
品Wの内部にあってはショットが製品の穴に当たるとき
に製品の回転および回動が一時停止してショットが製品
の内部に進入してその内部の所要個所に所要時間確実に
当たり、さらに、製品Wの傾動により製品Wの内部から
ショットや製品Wからの剥離物が適宜排出されることと
なる。
【0012】以上のショット投射工程を所要時間続けた
後、ショット投射装置3、3の駆動を止め、さらに、製
品回転装置5および製品Wを図1に示すように水平状態
に戻し、シリンダ35を再び収縮作動して製品載せ部材
30等を製品Wの真下に移動させる。次いで、シリンダ
23を伸長作動してクランプ部材20、20による製品
Wのクランプ状態を解き、製品Wを製品載せ部材30上
に載せ、続いて、シリンダ35を伸長作動してショット
ブラスト済の製品Wをキャビネット1内から搬出して1
サイクルを終了する。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、製品を、第1の垂直面内で回転および停止させると
ともにこの第1の垂直面とほぼ直交する第2の垂直面内
で上下回動および停止させながら、前記製品にショット
を投射するようにしたから、内部が複雑な形状を成す製
品でも、その外面は勿論のことその内面も比較的短時間
でショットブラスト処理することが可能になるなどの優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の主要部を示す概略正面図で
ある。
【図2】本発明を適用した設備の概略正面図である。
【図3】図1についての作動説明図である。
【図4】本発明の一部である製品回転装置の一部断面拡
大詳細図である。
【符号の説明】
3 遠心式ショット投射装置 5 製品回転装置 6 回動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が複雑な形状を成す製品をショット
    ブラストする方法であって、前記製品を、第1の垂直面
    内で回転させるとともにこの第1の垂直面とほぼ直交す
    る第2の垂直面内で上下回動させながら、前記製品にシ
    ョットを投射することを特徴とするショットブラスト方
    法。
  2. 【請求項2】 内部が複雑な形状を成す製品をショット
    ブラストする設備であって、前記製品に向けてショット
    を投射する手段3と、前記製品をクランプして第1の垂
    直面内で回転させる製品回転装置5と、この製品回転装
    置5を前記第1の垂直面とほぼ直交する第2の垂直面内
    で上下回動させる回動装置6と、を具備したことを特徴
    とするショットブラスト設備。
JP25774097A 1997-09-05 1997-09-05 ショットブラスト方法およびその設備 Pending JPH1177541A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196338A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Sintokogio Ltd 中物製品のショットブラスト装置
CN107511740A (zh) * 2017-10-20 2017-12-26 青岛安泰重工机械有限公司 一种新型弹丸研磨机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007196338A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Sintokogio Ltd 中物製品のショットブラスト装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040428