JPH08229822A - ショットブラスト方法およびその設備 - Google Patents

ショットブラスト方法およびその設備

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JPH08229822A
JPH08229822A JP6192395A JP6192395A JPH08229822A JP H08229822 A JPH08229822 A JP H08229822A JP 6192395 A JP6192395 A JP 6192395A JP 6192395 A JP6192395 A JP 6192395A JP H08229822 A JPH08229822 A JP H08229822A
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JP
Japan
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product
work
weight
clamp device
vertical plane
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Application number
JP6192395A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Miyashita
哲也 宮下
Hitoshi Rokutanda
等 六反田
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Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品をブラスト処理室に搬入・出させるとと
もに製品を垂直面内で回転させながらブラスト処理し得
るようにした方法において、挟持した製品に傷が付いた
り、製品がクランプ装置から落下したり、製品にショッ
トの当たらない影の部分ができたりすることのないよう
にする。 【構成】 製品の重量を計量する第1工程と、重量を計
量した製品を前記ブラスト室のクランプ装置内に搬入す
る第2工程と、重量の計量結果に基づき重量に対応した
挟持力で製品を挟持して製品を自重で移動可能にした状
態で、製品を垂直面内で回転させながら当該製品にショ
ットを投射する第3工程と、を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車エンジンのシリ
ンダブロックのように打痕、割れ、欠け等が問題になる
製品を、ブラスト処理室に搬入・出させるとともに垂直
面内で回転させながらブラスト処理し得るようにしたシ
ョットブラスト方法および設備の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の製品をクランプして垂直面
内で回転させるクランプ装置として、特開昭62ー15
077号公報で開示されるものがある。これは、垂直面
内で回転可能な枠体に、製品受承部材と、製品押さえ部
材とを上下動可能に装着し、これら製品受承部材と製品
押さえ部材は、前記枠体に設けた回転軸、歯車およびア
ームにより相互に引き離し可能にする一方、前記枠体に
装着した圧縮コイルバネにより互いに接近可能にして製
品を挟持するように構成されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来のクランプ装置では、圧縮コイルバネによ
る製品の挟持力が製品の高さに比例して増大するため、
製品の高さが高くなると、その大きな挟持力により製品
に傷が付いたり、製品が欠けたりし、また製品の高さが
低いと挟持力が小さくなって製品が落下し、その上挟持
した部分がいわゆる影になってショットが当たらないな
どの問題があった。本発明は上記の事情に鑑みて為され
たもので、挟持した製品に傷が付いたり、製品がクラン
プ装置から落下したり、製品にショットの当たらない影
の部分ができたりすることのないショットブラスト方法
およびその設備を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のショットブラスト方法は、製品をブラスト
処理室に搬入・出させるとともに製品を垂直面内で回転
させながらブラスト処理をし得るようにした方法であっ
て、製品の重量を計量する第1工程と、重量を計量した
製品を前記ブラスト室のクランプ装置内に搬入する第2
工程と、重量の計量結果に基づき重量に対応した挟持力
で製品を挟持して製品を自重で移動可能にした状態で、
製品を垂直面内で回転させながら当該製品にショットを
投射する第3工程と、を有することを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2に基づき詳細に説明する。正面図である図1に示す
ように、中央位置に、計量手段としてのロードセル1に
より支持したローラーコンベヤ38が支持台2をもって
配置してある。そして、ローラーコンベヤ38の上方に
は、上面にレール3を取り付けた左右方向へ延びる梁部
材4が配置してあり、梁部材4は、左側をブラスト処理
室を構成するキャビネット5により、また右端を基礎上
に立設した支柱6によりそれぞれ支持してある。そし
て、前記キャビネット5の右側壁には、後述の製品を載
置した製品載置部材13が入出可能でかつゴム暖簾式の
シール機構39を備えた出入り口(図示せず)が設けて
ある。
【0006】また、前記梁部材4には搬送装置7が配置
してあり、搬送装置7は、前記レール3上に走行可能に
配置された走行台車8と、走行台車8に装着された上向
きのシリンダ9と、シリンダ9のピストンロッドの上端
に装着された昇降可能なコ字形状のフレーム10と、ピ
ストンロッドの先端が前記走行台車8に連結されかつ渡
し部材11を介して前記梁部材4に設置された横向きの
シリンダ12と、前記フレーム10の下部に設けられた
製品載置部材13とで構成してあって、製品載置部材1
3等は前記シリンダ12の伸縮作動により、ローラーコ
ンベヤ38の真上位置と、後述のクランプ装置14との
間を往復移動することができるようになっている。
【0007】また、前記キャビネット5にはクランプ装
置14が装着してあり、クランプ装置14は、図2に示
すように、キャビネット5に固定された支持部材15に
軸受16を介して垂直面内で回転自在に設けられかつ右
端に鎖車17が装着された回転体18と、前記支持部材
15上に設置された減速機付きモータ19と、モータ1
9の出力軸に嵌着されかつ前記鎖車17に無端ローラチ
ェーン20を介して連結された鎖車21と、前記回転体
18の左外面にこれと同心して装着された筒状の連結部
材22と、この連結部材22の左端に装着された垂直面
内で回転可能な回転体23と、この回転体23に2本の
支持軸24を介して片持ち状態に装着されるとともに回
動可能に構成された左方へ延びる一対のアーム25と、
アーム25の左端に枢支されかつ製品が所定距離移動可
能としたストッパ部材26を有する挟持部材27、28
と、一端を下位の挟持部材28にまた他端を前記回転体
23にそれぞれ枢支された挟持部材28の回り止め部材
29と、前記2本の支持軸24に一端をそれぞれ固着さ
れた一対のリンク30と、前記回転体18に装着され後
述する連結杆32の長手方向の力の大きさが増減される
ようにされたアクチュエータとしての油圧シリンダ31
と、一端を前記リンク30にピン連結され他端を前記油
圧シリンダ31のピストンロッドの先端に連結された連
結杆32と、で構成してある。そして、油圧シリンダ3
1には、切替弁33および電気式増減弁34を介して油
圧源35が接続してあり、さらに電気式増減弁34に
は、前記ロードセル1の計量結果に基づき前記挟持部材
27、28がその重量に見合った挟持力を出力できる油
圧を油圧シリンダ31に供給するための指令を出す制御
手段としての制御装置36が電気的に接続してある。
【0008】なお、図1において符号37はショットの
遠心投射装置である。
【0009】次に、このように構成した装置の作用につ
いて説明すると、まず、ブラスト処理すべき製品Wをロ
ーラーコンベヤ38によりロードセル1の真上位置まで
移動させてその重量をロードセル1により計量し、続い
て、搬送装置7のシリンダ9を伸長作動してフレーム1
0を介して製品載置部材13を上昇させ、ローラーコン
ベヤ38上の製品Wを製品載置部材13上に載せる。次
いで、搬送装置7のシリンダ12を伸長作動して走行台
車8等をもって製品Wをキャビネット5内のクランプ装
置14内に搬入し、続いて、シリンダ9を収縮作動して
製品載置部材13等を下降させ、製品Wを一対の開いた
状態の挟持部材27、28のうち下位の挟持部材28の
上に載せる。
【0010】すると、クランプ装置14においては、ロ
ードセル1の計量結果に基づき油圧シリンダ31には電
気式増減圧弁34を介して製品Wの重量に見合った圧力
を有する油圧が油圧源35から供給され、油圧シリンダ
31が作動されて一対のアーム25および挟持部材2
7、28が閉じられ、製品Wが挟持されるが、この製品
Wの挟持力は、製品Wを90度回転させて挟持部材2
7、28が製品Wを側面で挟持する状態になった時、製
品Wがストッパ部材26、26に当たるまでずれ落ちる
大きさに制御されたものである。
【0011】次いで、シリンダ9を伸縮作動して製品載
置部材13を下降させ、続いてシリンダ12を収縮作動
して製品載置部材13等をローラーコンベヤ38の真上
位置まで戻す。次いで、遠心投射装置37が駆動されか
つ減速機付きモータ19が駆動されて製品Wはクランプ
装置14により垂直面内で回転されながらブラスト処理
される。そして、この回転途中で、製品Wが図2に示す
状態から約90度回転されて図2が平面図に相当する状
態になり、挟持部材27、28が製品Wを側面で挟持す
る状態になった時、製品Wはストッパ部材26、26に
当たるまでずれ落ちる。したがって、製品Wには挟持部
材27、28による影ができることはない。
【0012】なお、上記の実施例では、ストッパ部材2
6はずれ落ちる製品Wをその外側で止めるようにしてあ
るが、製品Wに孔がある場合にはその孔に入るものにし
て製品Wを内側から止めるようにしてもよい。また、上
記の実施例では、アクチュエータとして油圧シリンダ3
1を採用したが、サーボモータ式シリンダでも良いのは
もちろんである。また、上記の実施例では、油圧シリン
ダ31は回転体18に装着してあるが、連結杆32を油
圧シリンダ31のピストンロッドに回転可能に連結し
て、油圧シリンダ31を回転体18から分離させて設け
るようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、製品をブラスト処理室に搬入・出させるとともに製
品を垂直面内で回転させながらブラスト処理をし得るよ
うにした方法であって、製品の重量を計量する第1工程
と、重量を計量した製品を前記ブラスト室のクランプ装
置内に搬入する第2工程と、重量の計量結果に基づき重
量に対応した挟持力で製品を挟持して製品を自重で移動
可能にした状態で、製品を垂直面内で回転させながら当
該製品にショットを投射する第3工程と、を有するか
ら、挟持した製品に傷が付いたり、製品がクランプ装置
から落下したり、製品にショットの当たらない影の部分
ができたりすることのないようにすることができるなど
の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すー部断面正面図であ
る。
【図2】図1の一部断面A−A矢視拡大図である。
【符号の説明】
1 ロードセル 7 搬送装置 14 クランプ装置 31 油圧シリンダ 34 電気式増減弁 35 油圧源 36 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品をブラスト処理室に搬入・出させる
    とともに製品を垂直面内で回転させながらブラスト処理
    をし得るようにした方法であって、製品の重量を計量す
    る第1工程と、重量を計量した製品を前記ブラスト室の
    クランプ装置内に搬入する第2工程と、重量の計量結果
    に基づき重量に対応した挟持力で製品を挟持して製品を
    自重で移動可能にした状態で、製品を垂直面内で回転さ
    せながら当該製品にショットを投射する第3工程と、を
    有することを特徴とするショットブラスト方法。
  2. 【請求項2】 製品をブラスト処理室に搬入・出させる
    とともに製品を垂直面内で回転させながらブラスト処理
    し得るようにした設備であって、製品の重量を計量する
    計量手段と、前記ブラスト処理室に装着され、前記計量
    手段により重量を計量された製品を挟持するとともに垂
    直面内で回転させるクランプ装置と、前記計量手段の計
    量結果に基づき前記クランプ装置の挟持力を制御する指
    令を出す制御手段と、前記計量手段で重量を計量した製
    品を前記クランプ装置に搬入・出する搬送装置と、を具
    備し、前記クランプ装置は、垂直面内で回転可能に配設
    された回転体と、この回転体に2本の支持軸を介して片
    持ち状態にかつ所要の間隔をおき対向して装着された回
    動可能な一対のアームと、このアームの先端に装着さ
    れ、挟持された前記製品が所定距離移動可能としたスト
    ッパ部材と、前記2本の支持軸に一端がそれぞれ固着さ
    れた一対のリンクと、これら一対のリンクの他端に一端
    がピン連結された連結杆と、出力部分が前記連結杆の他
    端に連結され前記計量手段の計量結果に基づき前記制御
    手段を介して前記連結杆を長手方向へ移動させる力の大
    きさが増減されるようにされたアクチュエータと、で構
    成したことを特徴とするショットブラスト設備。
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