JPH1175024A - 画像走査露光装置の主走査駆動方法 - Google Patents

画像走査露光装置の主走査駆動方法

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JPH1175024A
JPH1175024A JP23590297A JP23590297A JPH1175024A JP H1175024 A JPH1175024 A JP H1175024A JP 23590297 A JP23590297 A JP 23590297A JP 23590297 A JP23590297 A JP 23590297A JP H1175024 A JPH1175024 A JP H1175024A
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photosensitive material
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JP23590297A
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Futoshi Yoshida
太 吉田
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの形態(フォーマット)に基づい
て、最も走査露光時間を速くする。 【解決手段】 光源ユニット204の移動範囲を画像デ
ータに基づいて、最も左端及び最も右端の画像データを
確実に書き込むことができ、かつ無駄を無くしたストロ
ークとすることによって、トータルとして画像走査露光
時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査露光によって
感光材料へ画像を形成する画像走査露光装置に用いら
れ、メカニカルに駆動する主走査駆動系の駆動方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
画像露光装置では、デジタル露光系を搭載したものが多
く開発されている。一般にデジタル露光系では、半導体
レーザから出力される光ビームに画像データをのせ、ポ
リゴンミラーを高速回転させることで、この光ビームを
偏向すると共に(主走査)、ガルバノミラー等でポリゴ
ンミラーで反射された光ビームをさらに副走査するか、
記録媒体側を移動させながら(あるいはステップ移動さ
せながら)主走査を繰り返すことにより、記録媒体上に
画像を記録するようになっている。ここで、記録媒体
は、コロナ放電によって帯電された感光ドラムであって
もよいし、感光材料であってもよい。また、光源として
は、半導体レーザを用いず、LED等の他の発光体であ
ってもい。
【0003】ここで、複数個の光源を、縦横にマトリク
ス状に配列し、1回の主走査移動で複数ラインの主走査
を行うことができるようにした走査系がある。
【0004】何れにしても、1回の主走査ストローク
は、画像データの形態(画像としてのフォーマット)に
拘らず一定である。このため、画像データの存在しない
領域も含めて主走査するため、その分無駄なストローク
となり、トータル的に露光時間を遅くする原因となって
いる。
【0005】また、1回の主走査で書き込む画像データ
量が多いほど、トータル露光時間は短くなることは、1
回の主走査ストロークが画像データに拘らず一定である
ことから、容易に理解できる。しかし、従来では、画像
データで表される縦横をそのまま、走査時の主走査方向
及び副走査方向としているため、縦横比によっては、1
画像分を形成する時間が長くなることがあった。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、画像データの
形態(フォーマット)に基づいて、最も走査露光時間を
速くすることができる画像走査露光装置の主走査駆動方
法を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の点光源が基板上にマウントされた光源部と、
前記光源部からの光を感光材料上に結像させるための単
一の結像レンズ系と、前記光源部と結像レンズ系とが一
体になったユニットを所定の主走査方向へ移動させる主
走査駆動系と、前記感光材料を前記1回の主走査毎、主
走査方向と直交する方向にステップ移動させる副走査駆
動系と、を有する画像走査露光装置に用いられ、前記主
走査駆動系を入力された画像データに基づいて、メカニ
カルに駆動するための主走査駆動方法であって、前記主
走査光学系の最大主走査ライン長に対する、実画像の有
効主走査ライン長の割合及び位置に基づいて、前記主走
査駆動系の駆動開始位置及び駆動停止位置を設定する、
ことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記入力された画像データの中で
前記光源部の出力レベルが0レベルとなる領域を除く、
書き込み開始側端部と書き込み終了側端部を検索し、こ
の書き込み開始側端部から書き込み終了側端部までを実
画像の有効主走査ライン長とし、前記主走査駆動系をこ
の実画像の有効主走査ライン長間で往復移動させること
を特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記入力された画像データの中
で、1主走査毎に前記光源部の出力レベルが0レベルと
なる領域を除く、書き込み開始側端部と書き込み終了側
端部を検索し、この書き込み開始側端部から書き込み終
了側端部までを実画像の有効主走査ライン長とし、前記
主走査駆動系をこの実画像主走査ライン長間で往復移動
させることを特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、主走査駆
動系における最大主走査ライン長は一定であり、これに
対して、実画像の有効主走査ラインは画像データ毎に異
なる。このため、主走査駆動系を常に最大長駆動するの
ではなく、実画像の有効主走査ラインとの割合に基づい
て駆動開始位置及び駆動停止位置を設定する。
【0011】この設定の実施態様としては、請求項2に
記載のように、1画像分の画像データの全体から、光源
部の出力レベルが0レベルとなる領域を除く、書き込み
開始側端部と書き込み終了側端部を検索する。すなわ
ち、1画像の走査露光前にこの1画像分の主走査駆動系
の書き込み開始側端部と書き込み終了側端部とを決めて
しまう。その後、書き込み開始側端部から書き込み終了
側端部までを実画像の有効主走査ライン長とし、前記主
走査駆動系をこの実画像の有効主走査ライン長間で往復
移動させる。
【0012】これにより、主走査駆動系の無駄な動きを
軽減することができる。また、1画像分の主走査駆動系
の動作範囲が一定であるため、制御系も簡便となる。
【0013】一方、請求項3に記載のように、1主走査
毎に請求項2で記載した主走査駆動系の動作範囲を設定
する。すなわち、画像データのフォーマットによって長
いラインと短いラインとが混在するため、1画像分の主
走査駆動系の動作範囲を一律に定めると、依然として無
駄な動作領域が残ることがある。
【0014】しかし、1主走査毎に主走査駆動系の動作
範囲を定めることにより、さらに主走査駆動系の無駄な
動きを軽減することができ、制御系が複雑になるという
ことを除けば、走査露光時間の短縮に有効となる。
【0015】請求項4に記載の発明は、前記請求項2又
は請求項3に記載の発明において、前記主走査駆動系の
ストロークの前後に少なくとも速度安定のための立ち上
がり時間分のスルーアップストロークが加算されること
を特徴としている。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、主走査駆
動系がメカニカルであるため、駆動開始から速度が安定
するまでの立ち上がり時間が必要である。この立ち上が
り時間分のスルーアップストロークを前記請求項2又は
請求項3で設定した主走査駆動系の動作範囲に加算す
る。これにより、安定した速度状態で画像走査露光を行
うことができる。
【0017】なお、主走査駆動系の駆動停止時におい
て、慣性力等で所謂立ち下がり時間が必要である。この
立ち下がり時間を考慮し、完全に停止した状態で復路へ
の方向転換を行う方が、メカニカルな部品の損傷等を防
止でき、寿命を延ばすことができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、複数の点光源が
基板上にマウントされた光源部と、前記光源部からの光
を感光材料上に結像させるための単一の結像レンズ系
と、前記光源部と結像レンズ系とが一体になったユニッ
トを所定の主走査方向へ移動させる主走査駆動系と、前
記感光材料を前記1回の主走査毎、主走査方向と直交す
る方向にステップ移動させる副走査駆動系と、を有する
画像走査露光装置に用いられ、前記主走査駆動系を入力
された画像データに基づいて、メカニカルに駆動するた
めの主走査駆動方法であって、入力された画像データの
主走査方向に沿った実質寸法が、前記主走査駆動系の主
走査フルストローク以下か否かを判断し、フルストロー
ク以下の場合には、画像の縦横をそのまま維持して画像
データを出力し、フルストロークを超える場合には、画
像の縦横を転回させた画像データに変換した後、この変
換画像データを出力する、ことを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、画像デー
タには、それぞれホームポジション、すなわち、感光材
料上に走査露光する上での天地がある。一般に天地方向
が副走査方向であり、横方向が主走査方向である。
【0020】ここで、主走査方向に沿った寸法が、主走
査駆動系のフルストローク以内の場合と超える場合とが
ある。
【0021】そこで、これらを比較判断し、フルストロ
ーク以下の場合には、現状の縦横、すなわちホームポジ
ションをそのまま維持して画像データを出力し、フルス
トロークを超える場合には、ホームポジションに対して
90°回転(縦横を転回)させた画像データに変換した
後、この変換画像データを出力する。
【0022】例えば、一般のプリントサイズの天地を副
走査方向に設定しておくと、パノラマサイズの画像デー
タがくると、主走査駆動系のフルストロークを超えるこ
とになる。そこで、画像データを90°回転させると、
天地が主走査方向となり、パノラマサイズのプリントが
可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
「第1の実施の形態」 (全体構成「外観」)図1乃至図3には、本実施の形態
に係る画像記録装置100が示されている。
【0024】この画像記録装置100は、CD−ROM
102やFD104(図3参照)に記録された画像デー
タを読取り、感光材料106に露光すると共に、この感
光材料106に記録された画像を普通紙(受像紙10
8)に転写して出力する装置である。
【0025】箱型のケーシング110の前面(図3の左
側)の上部は傾斜面とされ、操作表示部112が設けら
れている。
【0026】図2に示される如く、操作表示部112
は、右側に位置するモニタ部114と左側に位置する入
力部116とに分類され、モニタ部114は前記読み取
った画像が写し出されるようになっている。
【0027】また、入力部116は、複数の操作キー1
18と、入力データ確認用表示部120とで構成されて
おり、記録枚数入力、サイズ設定、色バランス調製、ネ
ガ/ポジ選択等、画像記録に必要なデータを入力するこ
とができるようになっている。
【0028】操作表示部112の下方には、デッキ部1
22が配設されている。デッキ部122は、図3の右側
に位置するCD−ROM用デッキ部124と、左側に位
置するFDデッキ部126とで構成されている。
【0029】CD−ROM用デッキ部124は、開閉ボ
タン128を押圧操作を行うことにより、トレイ130
が開閉できるようになっている。このトレイ130上に
CD−ROM102を載置することにより、CD−RO
M102を装置内部に装填することができる。
【0030】一方、FDデッキ部126は、FD挿入ス
ロットル132が設けられ、FD104を挿入すること
により、装置内部の駆動系が作動して、FD104を引
き入れる構造となっている。なお、FD104を取り出
す場合は、操作ボタン134を押圧することにより、F
D104を引きだすことができる。
【0031】なお、CD−ROMデッキ部124及びF
Dデッキ部126には、それぞれアクセスランプ13
6、138が設けられ、装置内でアクセス中はこのアク
セスランプ136、138が点灯するようになってい
る。
【0032】デッキ部122のさらに下方には、排出ト
レイ140が配設されている。この排出トレイ140
は、通常は装置内に収容されており、把持部142に指
をかけて引き出すことができるようになっている(図1
参照)。
【0033】この排出トレイ140上に、前記画像が記
録された受像紙108が排出されるようになっている。
【0034】受像紙108は、予めトレイ144に層状
に収容されており、このトレイ144はケーシング11
0の上面に設けられた、トレイ装填口146に装填され
るようになっている。このトレイ装填口146に装填さ
れたトレイ144から、1枚づつ受像紙108を取り出
し、画像を転写させた後、前記排出トレイ140へ案内
される構成である。
【0035】ケーシング110の右側面(図1の紙面手
前側)には、2個の円形のカバー部材148、150が
取付けられている。このカバー部材148、150は、
個々に着脱可能とされており、このカバー部材148、
150の軸線方向に沿った装置内部には、図3に示され
る如く、ロール状の感光材料106を巻き取る供給リー
ル152と巻取リール154とが配設されており、これ
らのリールは、カバー部材148、150と取り外した
状態で取り出し、又は装填することができるようになっ
ている。 (受像紙搬送系)図3に示される如く、トレイ装填口1
46に装填されたトレイ144は、その先端部上面が半
月ローラ156に対向するようになっている。
【0036】半月ローラ156は周面の一部が接線方向
に切りかかれており、通常は、この切欠部158がトレ
イ144内の最上層の受像紙108と、所定の間隔をお
いて対向されている。ここで、半月ローラ156が回転
すると、前記最上層の受像紙108と半月ローラ156
の周面とが接触し、半月ローラ156が1回転すること
によって受像紙108が若干引き出される。引き出され
た受像紙108は、第1のローラ対160に挟持され、
この第1のローラ対160の駆動力によって、トレイ1
44から完全に引き出されるようになっている。
【0037】第1のローラ対160の下流側には、第2
のローラ対162、ガイド板164、第3のローラ対1
66が順に配設されており、受像紙108は第1のロー
ラ対160に挟持された後、第2のローラ対162に挟
持され、かつガイド板164に案内され、第3のローラ
対166に挟持される。
【0038】この第3のローラ対166では、感光材料
106との重ね合わせも行われる。すなわち、第3のロ
ーラ対166は、感光材料106の搬送路としても使用
される。 (感光材料搬送系)感光材料106は、供給リール15
2に層状に巻き取られた長尺の形で装置に装填されてい
る。供給リール152は、前記カバー部材150(装置
後方側)を取り外し、軸線方向に挿入することにより、
所定位置に装填することができる。
【0039】感光材料106が所定位置に装填されてい
る状態で、最外層を引き出し初期設定として所定の搬送
路に沿ってローディングが行われている。ローディング
の手順は、供給リール152から最外層を引き出し、こ
の供給リール152の装填位置近傍の第4のローラ対1
68に挟持させ、リザーバ部170、ガイド板172を
介して、前記第3のローラ対166に挟持させた後、ヒ
ートローラ174に巻き掛けて、巻取リール154に巻
き掛けるようにしている。なお、この場合、ローディン
グに必要な長さ分のリーダテープを供給リール152に
巻き取られた感光材料106の先端部に設けてもよい。
【0040】なお、この感光材料106の搬送路の内、
第4のローラ対168とリザーバ部170との間には露
光部176が設けられている。また、リザーバ部170
とガイド板172との間には、水塗布部178が設けら
れている。この露光部176及び水塗布部178の詳細
については後述するが、工程として感光材料106に露
光部176で画像が露光された後、乳剤面(露光面)に
水が塗布された状態で第3のローラ対166で受像紙1
08と重ね合わされるようになっている。 (ヒートローラ)ヒートローラ174は、本装置の熱現
像転写部であり、円筒状のローラ本体180と、このロ
ーラ本体180の内部の軸線に沿って設けられたヒータ
182と、で構成されており、ヒータ182の作動によ
って、ローラ本体180の表面が加熱され、このローラ
本体180に巻き掛けられる部材(感光材料106及び
受像紙108)に熱を与える役目を有している。この加
熱により、熱現像転写処理がなされ、感光材料106上
に記録された画像が、受像紙108に転写されるように
なっている。
【0041】ヒートローラ174の右下近傍には剥離ロ
ーラ184と剥離爪186とが設けられ、ヒートローラ
174に約1/3程度巻き掛けられた受像紙108を感
光材料106から引き剥がし、排出トレイ140方向に
受像紙108を案内する構造となっている。
【0042】一方、感光材料106は、ヒートローラ1
74に約1/2程度巻き取られ、180°方向転換され
て巻取リール154が装填された位置へ案内されるよう
になっている。 (水塗布部)図3に示される如く、水塗布部178は、
画像形成用溶媒としての水を感光材料106又は受像紙
108に付与し、両者の重ね合わせ面を密着させ、熱現
像する役目を有しており、感光材料106の幅方向に沿
って長尺の塗布片188と、水を貯留するタンク190
とで構成されている。
【0043】塗布片188は、フェルトやスポンジ等の
吸収性の高い部材で、かつ適度な硬さを持ったもので、
感光材料106が搬送時に所定の圧力で接触するように
なっている。タンク190内の水は毛細管現象を利用し
て、塗布片188へ常に適度な量が移行するようになっ
ており、前記感光材料106と塗布片188とが接触す
ることにより、塗布片188によって感光材料106の
表面(乳剤面)に水が塗布される構成である。
【0044】また、塗布片188が適度な圧力で感光材
料106に当接しているため、水は、均一に塗布され
る。
【0045】タンク190内の水は、水塗布部178全
体を取り外すことにより、補充するようになっている
が、配管を施して、装置外部から常に水を供給するよう
にしてもよい。
【0046】なお、本実施の形態では、画像形成用溶媒
として水を使用しているが、この水は純水に限らず、広
く一般的に使用されている意味で水を含む。また、水と
メタノール、DMF、アセトン、ジイソプチルケトン等
の低沸点溶媒との混合溶媒であもよい。さらに、画像形
成促進剤、カブリ防止剤、現像停止剤、親水性熱溶媒等
を含有させた溶液であってもよい。 (露光部)図4には、本実施の形態に係る露光部176
が示されている。
【0047】露光部176は、感光材料106の搬送路
上方に設けられた光源ユニット200を主構成として、
コントローラ202に接続されている。コントローラ2
02には、画像信号がメモリされており(前記CD−R
OM102やFD104から読み取った画像信号)、こ
の画像信号に応じて、光源ユニット200内の光源部2
04を点灯させるようになっている。光源ユニット20
0は、後述する主走査ユニット206の駆動によって、
感光材料106の幅方向(主走査方向)に移動可能とな
っており、感光材料106が露光部176をステップ駆
動するときの停止時に主走査が行われるようになってい
る。
【0048】露光部176の光源ユニット200は、箱
型の露光ケーシング214によって覆われており、この
露光ケーシング214の上端面にフルカラー画像形成用
光源部204が配設され、このフルカラー画像形成用光
源部204の発光面が露光ケーシング214内側に向け
られている。フルカラー画像形成用光源部204の発光
面側には、アパーチャ216が設けられ、複数(各色そ
れぞれ11個づつ)のLEDチップ208からの光の広
がりを制限している。
【0049】アパーチャ216の下流側で露光ケーシン
グ214の中央部には、レンズ212が配設され、フル
カラー画像形成用光源部204からの光を集光し、感光
材料106上に結像させる役目を有している。なお、結
像される光の解像度は、300〜400dpi程度であ
る。なお、レンズ212では図面の上で単体で示してい
るが、複数枚のレンズを組み合わせて単一のレンズ系を
構成してもよい。
【0050】ここで、レンズ212は、複数枚のレンズ
と絞りで構成されており、像面の高さがある程度変わっ
ても倍率が変動しない特性を持ったレンズであり、主走
査ユニット206による主走査移動時や、LEDチップ
208の取り付け状態による微小な誤差を吸収すること
ができる。
【0051】また、ピントは、図示しないオートフォー
カス機構によって常に調整されている。
【0052】光源ユニット200は、主走査ユニット2
06の一部を構成する互いに平行な一対のガイドシャフ
ト218に支持されている。このガイドシャフト218
は、感光材料106の幅方向(図4の矢印W方向)に沿
って配設されており、光源部204は、このガイドシャ
フト218に案内されて、感光材料106の幅方向に移
動可能とされている。
【0053】光源部204の露光ケーシング214に
は、無端のタイミングベルト220の一部が固定されて
いる。このタイミングベルト220の両端は、それぞれ
ガイドシャフト218の両端近傍に位置するスプロケッ
ト222に巻き掛けられている。一方のスプロケット2
22の回転軸には変速機224を介してステッピングモ
ータ226の回転軸と連結されており、このステッピン
グモータ226の往復回転によって、光源部206は、
ガイドシャフト218に沿って往復移動される。
【0054】ステッピングモータ226の駆動は、コン
トローラ202によって制御され、感光材料106のス
テップ移動と同期がとられている。すなわち、感光材料
106が1ステップ移動して停止した状態で、ステッピ
ングモータ226が回転を開始して感光材料106上を
光源部204が感光材料106の幅方向に沿って移動す
る。所定パルスを確認した後、ステッピングモータ22
6を逆回転させることにより、光源部204は、元の位
置に戻る。この光源部204の戻り動作と同時に感光材
料106の次の移動が開始されるようになっている。
【0055】光源ユニット200の光出力側、感光材料
106との対向面にはフォトダイオード228が配設さ
れ、フルカラー画像形成用光源部204からの光源の光
量に応じた信号を出力するようになっている。このフォ
トダイオード228は、光量補正ユニット230に接続
され、前記信号はこの光量補正ユニット230へ入力さ
れる。
【0056】光量補正ユニット230では、検出した各
色のLEDチップ208からの光量を比較して、濃度、
色バランス調整を行い、補正値をコントローラ202へ
出力する役目を有している。この補正値に基づいて、光
源部204へ送られる画像信号が補正され、適正な光量
で各LEDチップ208が点灯する。
【0057】図5に示される如く、フルカラー画像形成
用光源部204は、LEDチップ208が集合して構成
されており、それぞれB(ブルー)、G(グリーン)、
R(レッド)の各色に発色するLEDチップ208(以
下、色毎の個々に説明する場合には、B色に発色するL
EDチップをB−LEDチップ208B、G色に発色す
るLEDチップをG−LEDチップ208G、R色に発
色するLEDチップをR−LEDチップ208Rとい
う)がそれぞれ基板210上で、感光材料106の幅方
向(主走査方向)に沿って、同一の配列規則にしたがっ
て取り付けられている。すなわち、基板210の平面視
で右端には、11個のB−LEDチップ208Bが、2
列、かつ千鳥状に配列され、左端には、11個のR−L
EDチップ208Rが、2列、かつ千鳥状に配列され、
中央には、11個のG−0EDチップ208Gが、2
列、かつ千鳥状に配列されており、合計6列のLEDチ
ップが配列されている。
【0058】基板210には、所定の配線がエッチング
処理等で施されているが、この配線間が短絡しないよう
に、金属で被覆されており、放熱機能を有している。こ
のため、LEDチップ208の点灯による発熱を抑制す
ることができ、発光量の変動を抑えることができる。な
お、LEDチップ208の外形寸法(x×y)は約36
0×360μmである。
【0059】また、基板210にマウントすべきLED
チップ208の同一色の列間ピッチPは600μmで、
各列の行ピッチLは520μm、千鳥状としたときの段
差寸法Dは260μm、各色間の隙間寸法GはR−G
間、G−B間で同一であることが好ましい。なお、図5
に示すLEDチップ208の斜線部分は、実際に発光す
る領域であり、千鳥状とした隣り合う列同志の発光領域
の境を一致させている。
【0060】上記構造の光源部204により、感光材料
106上には、各色共に1回の主走査で11本の主走査
ラインが記録できることになる。なお、主走査ラインピ
ッチ間は偶数の10となる。
【0061】ここで、本実施の形態では、感光材料10
6のステップ移動は、感光材料106上に記録される前
回の第1番目の主走査ラインが、前回の6番目と7番目
の間の主走査ラインの中間位置にくるピッチ(5.5 ライ
ンピッチ)で副走査駆動、停止を繰り返すように制御さ
れている。なお、図8において、細実線が前回の主走査
によって形成された主走査ラインであり、鎖線が今回の
主走査によって形成される主走査ラインであり、太実線
が次回の主走査によって形成される主走査ラインであ
る。
【0062】このように、LEDチップ208を奇数個
とし(すなわち、10間隔とし)、主走査ライン間にさ
らに主走査ラインを形成するようにして解像度を2倍に
増加させている。なお、LEDチップ208を奇数個と
することにより、副走査ピッチを全て同一とすることが
できる。また、最初の主走査駆動時の第1番目から5番
目の主走査ラインは、制御上書き込み無しとしている。 (光源ユニット駆動制御部)図6には、コントローラ2
02の詳細を示すブロック図が示されている。
【0063】コントローラ202に入力される画像デー
タ信号は、まず、信号/光量変換部300へ入力され、
画像データがLEDチップ208の発光量に換算される
ようになっている。なお、この換算には、感光材料の感
度特性等様々な要因が含まれる。
【0064】光量データは、最左端主走査ライン検索部
302へ入力され、1主走査ライン毎に最も左端まで画
像データが存在するラインを検索する。すなわち、適用
される感光材料がネガであれば、光を全く必要としない
白レベル(0レベル)とそれ以上のレベルとの境目を検
索する。光量データそのものは、この最左端主走査ライ
ン検索部302をスルーして、最右端主走査ライン検索
部304へ入力される。この最右端主走査ライン検索部
304では、1主走査ライン毎に最も右端まで画像デー
タが存在するラインを検索する。この検索も上記と同様
に光を全く必要としない白レベル(0レベル)とそれ以
上のレベルとの境目を検索する。
【0065】光量データはこの最右端主走査ライン検索
部304もスルーして、フレームメモリ306へ一旦記
憶されるようになっている。
【0066】フレームメモリ306はデータ出力制御部
308からの指示で、所定ライン(本実施の形態では、
11ライン)毎に光量データを発光制御部310へ出力
する。この発光制御部310では、LED208を光量
データに基づいて発光させる。
【0067】一方、最左端主走査ライン検索部302及
び最右端主走査ライン検索部304で検索された2種の
主走査ラインは、ストローク決定部312に入力され、
このストローク決定部312において、光源ユニット2
04の移動スロトークが決定され、この移動ストローク
は駆動制御部314へ送出されるようになっている。な
お、このストローク決定部312には、スルーアップス
トローク・スルーダウンストローク・メモリ316が接
続されており、光源ユニット204のメカニカルな駆動
に起因する、速度安定までの立ち上がり時間に相当する
ストローク(スルーアップストローク)と、往路から復
路への反転時に一旦停止するまでの立ち下がり時間に相
当するストローク(スルーダウンストローク)と、が前
記ストローク決定部312で決定された移動ストローク
に加算されるようになっている。
【0068】駆動制御部314は、ステッピングモータ
226の駆動(正転、逆転、停止)を制御しており、1
画像分はストローク決定部312から入力された移動ス
トロークの範囲で駆動するように制御される。 (リザーバ部)リザーバ部170は、前述の如く露光部
174と水塗布部178との間に配設されており、2対
の挟持ローラ対192、194と、1個のダンサーロー
ラ196とで構成されている。感光材料106は、2対
の挟持ローラ対192、194に掛け渡されており、こ
の間で感光材料106に略U字型の弛みを設けている。
この弛みに対応してダンサーローラ196を上下動する
ようになっており、弛み部の感光材料106を保持して
いる。
【0069】露光部176では、感光材料106はステ
ップ移動するが、水塗布部178では、水の均一な塗布
のために一定速度で搬送させる必要がある。このため、
露光部176と水塗布部178との間に感光材料106
の搬送速度差が生じる。この速度差を吸収するために、
ダンサーローラ196が上下動させ、感光材料106の
弛み量を調整し、感光材料106のステップ移動と定速
移動とを同時に行えるようにしている。
【0070】以下に本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、画像記録のための全体の流れを説明する。
【0071】トレイ144をトレイ装填口146に装填
しておき、感光材料106を巻き取った状態の供給リー
ル152及び空状態の巻取リール154をそれぞれ所定
位置に装填し、かつローディングが完了した状態で、操
作表示部112のプリント開始キーを操作すると、コン
トローラ202では、CD−ROM102又はFD10
4から画像データを読取り、記憶する。
【0072】コントローラ202で画像データを記憶す
ると、供給リール152が駆動して、感光材料106の
搬送を開始する。
【0073】感光材料106が露光部176の所定位置
に至ると、感光材料106は一旦停止して、コントロー
ラ202から画像信号がフルカラー画像形成用光源部2
04へ出力される。この画像信号は、10ライン毎に出
力され、フルカラー画像形成用光源部204は、ステッ
ピングモータ226の駆動によってガイドシャフト21
8に案内され感光材料106の幅方向に沿って移動する
(主走査)。なお、この画像信号の出力の開始前にフォ
トダイード228によってフルカラー画像形成用光源部
204からの各色の光量を検出し、2量補正ユニット2
30において、濃度、色バランス等を調整するための補
正値をコントローラ202へ供給し、画像信号を補正し
ている。この補正値は1画像毎に実行される。
【0074】1回の主走査が終了すると、感光材料10
6は、1ステップ(5.5 ラインピッチ)移動し停止し、
2回目の主走査がなされる。これを繰り返すことによ
り、感光材料106上に1フレーム分の画像が記録され
る。なお、記録が終了した感光材料106は、リザーバ
部170の上流側の挟持ローラ対192のみの駆動(下
流側の挟持ローラ対194は停止)によって、ダンサー
ローラ196に巻き掛けられるようにリザーバ部170
で弛んだ状態で保持され、水塗布部178へは至らない
ようになっている。
【0075】リザーバ部170に、1画像分の長さの感
光材料106がたまると、リザーバ部170の下流側の
挟持ローラ対194が駆動を開始する。これにより、感
光材料(画像記録済)106が水塗布部178へ搬送さ
れる。水塗布部178では、感光材料106は定速搬送
され、塗布片188によって水が均一に塗布される。
【0076】この塗布片188には、タンク190から
水が常に送られており、かつ所定の圧力で感光材料10
6を押圧しているため、適量の水が感光材料106へ塗
布される。
【0077】水が塗布された感光材料106は、ガイド
板172に案内されて第3のローラ対166へと搬送さ
れる。
【0078】一方、受像紙108は、半月ローラ156
が1回転することにより、半月ローラ156の周面と受
像紙108の先端部とが接触し、最上層の受像紙108
が引き出され、第1のローラ対160の挟持される。こ
の第1のローラ対160の駆動によって、受像紙108
はトレイ144から引き出され、第2のローラ対162
に挟持された状態で、感光材料106を到着を待つ。
【0079】感光材料106がガイド板を通過するのに
同期して、第1のローラ対160及び第2のローラ対1
62の駆動が開始され、受像紙108は、ガイド板16
4に案内されて第3のローラ対166へと搬送される。
【0080】第3のローラ対166では、感光材料10
6と受像紙108とが重ね合わされた状態で挟持し、ヒ
ートローラ174へ送り出す。このとき、感光材料10
6に塗布された水によって、両者が密着される。
【0081】重ね合わされた状態の感光材料106と受
像紙108は、ヒートローラ174に巻き掛けられ、ヒ
ータ182からの熱を受け、熱現像転写処理がなされ
る。すなわち、感光材料106に記録された画像が受像
紙108へ転写され、顕像化される。
【0082】ヒートローラ174に約1/3程度巻き掛
けられた状態で熱現像転写は完了し、受像紙108は、
剥離ローラ184及び剥離爪186によって感光材料1
06から剥がされ、剥離ローラ184に巻き掛けられる
形で排出トレイ140上に排出される。
【0083】一方、感光材料106は、ヒートローラ1
74に約1/2巻き掛けられた後、接線方向に移動し
て、巻取リール154に巻き取られる。
【0084】ここで、コントローラ202に取り込まれ
る画像データは、その画像データの形態によって、幅の
狭い画像であったり、幅の広い画像であったりする。こ
のような画像幅の違いに無関係で、常に光源ユニット2
04をフルストローク駆動することは非常に無駄であ
る。そこで、本実施の形態では、光源ユニット204の
ストロークを画像データに基づいて定めている。
【0085】以下に図7のフローチャートに従い光源ユ
ニット204の移動ストローク制御についての流れを説
明する。
【0086】まず、ステップ350では、画像データが
入力したか否かが判断され、肯定判定されると、ステッ
プ352へ移行して信号/光量変換部300において画
像データ信号が光量データに変換される。
【0087】次のステップ354では、最左端主走査ラ
イン検索部302において、各主走査ラインの内、最も
左端に至るラインを検索する。次いでステップ356で
は、最右端主走査ライン検索部304において、各主走
査ラインの内、最も右端に至るラインを検索する。
【0088】次のステップ358では、ステップ352
で得られた光量データをフレームメモリ306に記憶
し、ステップ360へ移行する。
【0089】ステップ360では、ストローク決定部3
12において、前記検索された最左端と最右端まで至る
ラインが確実に書き込め、かつ無駄のない光量ユニット
204の移動ストロークを決定する。
【0090】次のステップ362では、画像記録時期か
否かが判断され、肯定判定されると、ステップ364へ
移行して、フレームメモリ306から必要量(11ライ
ン分)の光量データが読み出され、次いでステップ36
6でステッピングモータ226を所定の速度で駆動させ
る。このとき、光源ユニット204は、決定された移動
ストロークの範囲内で往復移動させる。次いで、ステッ
プ368で光量データを発光制御部310を介して光源
部204のLED208へ送出する。
【0091】ステップ370では1フレーム(1画像)
分の処理が完了したか否かが判断され、否定判定の場合
は、ステップ364へ戻り次の必要量(11ライン分)
の光量データDL’を読み出し、ステップ366、36
8を繰り返す。
【0092】ステップ378で肯定判定された場合は、
1画像の記録が完了したと判断され、処理は終了する。
【0093】このように、光源ユニット204の移動範
囲を画像データに基づいて、最も左端及び最も右端の画
像データを確実に書き込むことができ、かつ無駄を無く
したストロークとすることによって、トータルとして画
像走査露光時間を短縮することができる。 「第2の実施の形態」以下に、本発明の第2の実施の形
態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同
一構成部分については、同一の符号を付してその構成の
説明を省略する。
【0094】図9に示される如く、本第2の実施の形態
の特徴は、第1の実施の形態が1画像分の中で、最左端
及び最右端までいたるラインを検索し、これを両端とす
るストークを移動ストロークとして決定していたのに対
し、信号/光量変換部300で変換した光量データを第
1のフレームメモリ301へ記憶しておく。この第1の
フレームメモリ301には、1主走査ライン設定部30
3が接続されており、予め設定された1主走査ライン数
(本第1及び第2の実施の形態では、11ライン)に基
づく信号が後述するストローク決定部312からの信号
に応じて出力し、フレームメモリ301から、11ライ
ンづつ光量データが出力されるようになっている。
【0095】出力された11ライン分の光量データ毎
に、最左端主走査ライン検索部302及び最右端主走査
ライン検索部304では、第1の実施の形態と同様にこ
の11ライン中で最も左端及び右端となるラインを検索
し、ストローク決定部312へ送出する。なお、最右端
主走査ライン検索部302をスルーした光量データは第
2のフレームメモリ307へ順次蓄積される。
【0096】ストローク決定部312では、この11ラ
インにおける移動ストロークを決定し、この決定された
移動ストロークをストロークメモリ305へ記憶する。
すなわち、このストロークメモリ305には、11ライ
ン毎の異なる移動ストロークが蓄積されることになる。
また、ストローク決定部312では、移動ストロークが
決定する毎に前記1主走査ライン設定部303に信号が
出力され、次の11ライン分の出力を促すようになって
いる。
【0097】ストロークメモリ305に記憶された各移
動ストロークは、該当する11ラインの書き込み時に順
次読み出され、光源ユニット204は各主走査毎に最適
な移動ストロークで移動されることになる。すなわち、
本第2の実施の形態によれば、1画像としてではなく、
部分的にそれぞれに最低必要な移動ストロークで光源ユ
ニット204を移動させるため、おおきな無駄を省くこ
とができ、走査露光時間をさらに短縮することができ
る。 「第3の実施の形態」以下に本発明の第3の実施の形態
について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一
構成部分については、同一の符号を付してその構成の説
明を省略する。
【0098】図10に示される如く、本第3の実施の形
態は、請求項5に係る発明の実施の形態であり、その特
徴は画像データの向きによって、画像データを書き換え
る点にある。
【0099】すなわち、信号/光量変換部300で変換
された光量データは、主走査最長ライン検索部400へ
入力され、主走査方向に最も長いラインを検索し、その
長さを判定部402へ送出する。
【0100】判定部402には、光源ユニット204の
最長ストロークメモリ404から最長ストロークデータ
が入力され、両者が比較判定される。
【0101】この判定部402において、光量データの
ライン長の方が長いと判断されると、この画像はこのま
までは適切な走査露光が行えないことになる(NG判
定)。一方、光量データの方が短いと判断されると、こ
の画像はこのままで適切な走査露光が行える(OK判
定)。
【0102】このいずれかの判定が、後述する画像転動
処理部406へ送出される。一方、光量データは、前記
主走査長ライン検索部400をスルーして、一旦第1の
フレームメモリ408に記憶されており、画像転動処理
部406へ送出される。
【0103】ここで、OK判定信号の場合には、第1の
フレームメモリ408に記憶された光量データのまま第
2のフレームメモリ410に記憶される。一方、NG判
定信号の場合には、画像の縦横が90°転動するように
光量データの縦横を入れ換える処理がなされ、処理後の
光量データが第2のフレームメモリ410へ記憶される
ようになっている。その後は、図6に準じて各処理がな
される。
【0104】すなわち、この第3の実施の形態では、入
力される画像データを長尺の感光材料106に対して通
常サイズの画像天地を副走査方向として走査露光してい
る場合に、パノラマサイズ等、幅広の画像データが入力
されたときの対処方法である。
【0105】このパノラマサイズの画像の天地を主走査
方向に置き換えれば、長尺の感光材料106の長手方向
がパノラマの幅方向となるため、本装置での画像形成が
可能となる。
【0106】この第3の実施の形態は、前記第1の実施
の形態とは独立して処理が可能であり、また、図9に準
じた処理を併用してもよい。
【0107】また、この第3の実施の形態では、サイズ
オーバーで適切な走査露光が行えない画像に対して、9
0°転動させるようにしたが、画像の縦横比をくらべ、
主走査によって露光される方を長手方向とすることによ
り、走査露光の時間短縮という請求項1乃至請求項4の
目的も達成することができる。
【0108】本実施の形態によれば、コンパクトな構造
で画像記録を行うことができ、また、装置内にCD−R
OM用デッキ124及びFD用デッキ126を搭載して
いるため、迅速に画像データを取り込むことができる。
また、モニタ部114により、記録する画像を確認する
ことができるため、濃度や色バランスの調整が容易であ
る。
【0109】また、排出トレイ140を格納式としたの
で、非使用時は、受像紙108を収容したトレイ140
を取り外すことにより、凹凸の少ない外形となり、作業
スペースを有効利用することができる。
【0110】さらに、本実施の形態の装置では、水塗布
部178及び露光部176が感光材料106の搬送方向
に対して固定であり、感光材料106との副走査方向相
対移動は、全て感光材料106の移動によって行われる
ため、移動機構が簡単となる。
【0111】なお、本実施の形態では、装置にCD−R
OM用デッキ部124及びFD用デッキ部126を搭載
したが、他の記録媒体(例えば、光磁気ディスク(M
O)、相変化ディスク(PD)、ビデオテープ等)を装
填可能なデッキ部を搭載してもよい。また、外部(例え
ば、パソコン、テレビジョン等)からの画像信号を取り
込む、画像入力端子を設けてもよい。
【0112】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像走査
露光装置の主走査駆動方向は、画像データの形態(フォ
ーマット)に基づいて、最も走査露光時間を速くするこ
とができるという優れた効果を有する。
【0113】また、上記効果に加え、請求項5に記載の
発明では、通常ではサイズオーバーで処理できない画像
の縦横を90°転動させることにより、処理を可能とす
ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像露光装置の斜視図であ
る。
【図2】本実施の形態に係る画像露光装置の正面図であ
る。
【図3】本実施の形態に係る画像露光装置の内部構成を
示す側面断面図である。
【図4】露光部の概略構成を示す正面図である。
【図5】露光部のフルカラー画像形成用光源部のLED
チップの配置状態を示す平面図である。
【図6】第1の実施の形態に係る図4に示すコントロー
ラの詳細ブロック図である。
【図7】主走査駆動のための制御フローチャートであ
る。
【図8】主走査ラインの状態及び副走査ピッチを示す感
光材料平面図である。
【図9】第2の実施の形態に係る図4に示すコントロー
ラの詳細ブロック図である。
【図10】第2の実施の形態に係る図4に示すコントロ
ーラの詳細ブロック図である。
【符号の説明】
100 画像記録装置 106 感光材料 108 受像紙 174 ヒートローラ 176 露光部 178 水塗布部 200 光源ユニット 202 コントローラ 204 光源部 208 LEDチップ 226 ステッピングモータ 300 信号/光量変換部 302 最左端主走査ライン検索部 304 最右端主走査ライン検索部 312 ストローク決定部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の点光源が基板上にマウントされた
    光源部と、 前記光源部からの光を感光材料上に結像させるための単
    一の結像レンズ系と、 前記光源部と結像レンズ系とが一体になったユニットを
    所定の主走査方向へ移動させる主走査駆動系と、 前記感光材料を前記1回の主走査毎、主走査方向と直交
    する方向にステップ移動させる副走査駆動系と、 を有する画像走査露光装置に用いられ、 前記主走査駆動系を入力された画像データに基づいて、
    メカニカルに駆動するための主走査駆動方法であって、 前記主走査駆動系の最大主走査ライン長に対する、実画
    像の有効主走査ライン長の割合及び位置に基づいて、前
    記主走査駆動系の駆動開始位置及び駆動停止位置を設定
    する、 ことを特徴とする画像走査露光装置の主走査駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記入力された画像データの中で前記光
    源部の出力レベルが0レベルとなる領域を除く、書き込
    み開始側端部と書き込み終了側端部を検索し、この書き
    込み開始側端部から書き込み終了側端部までを実画像主
    走査ライン長とし、前記主走査駆動系をこの実画像の有
    効主走査ライン長間で往復移動させることを特徴とする
    請求項1記載の画像走査露光装置の主走査駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記入力された画像データの中で、1主
    走査毎に前記光源部の出力レベルが0レベルとなる領域
    を除く、書き込み開始側端部と書き込み終了側端部を検
    索し、この書き込み開始側端部から書き込み終了側端部
    までを実画像主走査ライン長とし、前記主走査駆動系を
    この実画像の有効主走査ライン長間で往復移動させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像走査露光装置の主走
    査駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記主走査駆動系のストロークの前後に
    少なくとも速度安定のための立ち上がり時間分のスルー
    アップストロークが加算されることを特徴とする請求項
    2又は請求項3に記載の画像走査露光装置の主走査駆動
    方法。
  5. 【請求項5】 複数の点光源が基板上にマウントされた
    光源部と、 前記光源部からの光を感光材料上に結像させるための単
    一の結像レンズ系と、 前記光源部と結像レンズ系とが一体になったユニットを
    所定の主走査方向へ移動させる主走査駆動系と、 前記感光材料を前記1回の主走査毎、主走査方向と直交
    する方向にステップ移動させる副走査駆動系と、 を有する画像走査露光装置に用いられ、 前記主走査駆動系を入力された画像データに基づいて、
    メカニカルに駆動するための主走査駆動方法であって、 入力された画像データの主走査方向に沿った実質寸法
    が、前記主走査駆動系の主走査フルストローク以下か否
    かを判断し、 フルストローク以下の場合には、画像の縦横をそのまま
    維持して画像データを出力し、 フルストロークを超える場合には、画像の縦横を転回さ
    せた画像データに変換した後、この変換画像データを出
    力する、ことを特徴とする画像走査露光装置の主走査駆
    動方法。
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