JPH1174496A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH1174496A
JPH1174496A JP9232225A JP23222597A JPH1174496A JP H1174496 A JPH1174496 A JP H1174496A JP 9232225 A JP9232225 A JP 9232225A JP 23222597 A JP23222597 A JP 23222597A JP H1174496 A JPH1174496 A JP H1174496A
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JP
Japan
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solid
insulating substrate
state imaging
imaging device
cap
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JP9232225A
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Inventor
Koki Kitaoka
幸喜 北岡
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Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48225Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤8の熱硬化型エポキシ樹脂等を用いた
場合、接着剤8を硬化させる過程で加えられる熱によ
り、膨張したキャビティ9内の空気が、半硬化状態の接
着剤8を押しのけてキャビティ9の外に出る際に、接着
剤8内にはボイド12ができてしまう。 【解決手段】 表面に配線パターンが5形成され、且つ
該配線パターンと電気的に接続された固体撮像素子2が
搭載された絶縁性基板1とキャップ7とを貼り合わせて
なるキャビティ9に透光性樹脂を充填する。また、絶縁
性基板1の両面に形成された上記配線パターン5、11
の相互の電気的接続を得るために垂直方向に設けられた
スルーホール13が、絶縁性基板1とキャップ7との接
着部位よりも内側に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面に配線パター
ンが形成され、且つ、この配線パターンと電気的に接続
された固体撮像素子を搭載した絶縁基板と、バスタブ状
透光性キャップ(以下、「キャップ」と略す。)とを貼
り合わせてなる固体撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固体撮像素子を透光性樹脂にて封
止してなる表面実装型パッケージの固体撮像装置として
は、特開平4−87262号公報に記載のような構造の
ものが開示されているが、この構造のパッケージを製造
する場合には、以下の問題があった。
【0003】1つは透光性樹脂により形成されるパッケ
ージ表面の内、固体撮像素子の受光面に光を入射させる
部分の表面精度が一般的には光学部品並の高精度の加工
が要求されるが、この部分の表面精度は即ち透光性樹脂
を注入する金型の表面精度となる。
【0004】従って、パッケージの表面を光学平面並に
仕上げるためには、上記金型の表面加工精度を上げざる
を得ない。一般にこのような高精度な金型の製造は非常
に高価になることが知られている。更に、上記金型中に
注入された透光性樹脂を加熱硬化させる必要があるか
ら、透光性樹脂の硬化完了まで金型からパッケージを離
型させることができないため、該パッケージを大量に製
造する場合、上記のような高精度で高価な金型を多数用
意しなければならず、コスト高を招くというデメリット
があった。
【0005】また、他の問題点として、透光性樹脂の硬
化後に金型からパッケージを離型する際の破損防止及び
作業性向上の目的で、透光性樹脂充填前に金型表面に離
型剤を噴霧しておかなければならず、更に、透光性樹脂
硬化後にパッケージ表面に該離型剤が残留した場合、光
学的な異物となり、撮像品位劣化を招くという危険性が
あるため、パッケージ洗浄が不可欠となり、この面でも
コストが向上していた。
【0006】また、充填の際に金型からはみ出した透光
性樹脂が硬化後に樹脂バリとなるが、パッケージの透光
性樹脂中にこの樹脂バリが混入すると、離型剤と同様に
撮像品位の劣化を招く恐れがあるため、パッケージ離型
後、頻繁に金型のクリーニングを繰り返し、樹脂バリの
除去に努めなければならず、作業性も悪くなっていた。
更に、頻繁に金型のクリーニングを繰り返したにもかか
わらず、樹脂バリがパッケージの透光性樹脂中に混入
し、撮像品位が劣化した場合、この固体撮像装置は不良
となるため、歩留まりの低下も招いていた。
【0007】上記問題点を解決するために、図7乃至図
11に示すような、固体撮像装置が開発された。図7は
従来の両面に配線パターンが形成され、且つ、この配線
パターンと電気的に接続された固体撮像素子を搭載した
絶縁基板と、キャップとを貼り合わせてなるキャビティ
内に透光性樹脂を充填してなる固体撮像装置の上方から
に一部斜視図、図8は同固体撮像装置の下方からの一部
斜視図、図9は図7におけるX−X’方向断面図、図1
0は図7におけるY−Y’方向断面図、図11(a)は
同固体撮像装置内のガラスエポキシ等からなる絶縁性基
板と、バスタブ状キャップとの接着部位の一部断面図で
あり、図11(b)はその拡大図である。
【0008】以下、図7乃至図11を用いて、従来の固
体撮像装置の構造を説明する。
【0009】セラミックやガラスエポキシ等の絶縁性材
料からなる基板21は、その表裏に厚膜印刷技術や写真
食刻技術により所定の配線パターンが形成されている。
配線パターンの材質は、一般的には絶縁性基板21の材
質がセラミックの場合はタングステンペースト等の高融
点金属であり、ガラスエポキシの場合は銅箔等の金属箔
である。また、表裏の配線パターンの電気的接続の目的
で、絶縁性基板21の側面には、絶縁性基板21の材質
がセラミックの場合はタングステンペースト等、ガラス
エポキシの場合は銅メッキ等からなるスルーホール30
が設けられ、更に、表裏配線パターン及びスルーホール
の表面には金メッキ等が施されている。
【0010】尚、絶縁性基板21の材質がガラスエポキ
シ等の場合、CCD等の固体撮像素子23と絶縁性基板
21とのワイヤボンドに使用される部位、及び実装基板
(図示せず。)とのハンダ付けに使用される部位以外の
配線パターンはエポキシ樹脂等からなるレジスト24に
て保護されることもある。
【0011】上述のように予め加工された絶縁性基板2
1は以下の加工工程を経て固体撮像装置22を得る。
【0012】まず、CCD等の固体撮像素子23は絶縁
性基板21の表面に、銀ペースト等の接着剤(図示せ
ず。)にて搭載される。更に、固体撮像素子23上にア
ルミ電極(図示せず。)と絶縁性基板21の表面に形成
された配線パターン25とは金細線26でワイヤボンド
されることで電気的に接続される。そして、バスタブ状
に形成されたガラス又は透光性樹脂からなるキャップ2
7は、エポキシ樹脂等からなる接着剤28を介して、絶
縁性基板21の表面に取り付けられる。
【0013】このとき、接着剤28は予めキャップ27
の接着面に塗布されていても良いし、絶縁性基板21の
接着部位に塗布されていても良い。絶縁性基板21とキ
ャップ27とを接着することで得られるキャビティ29
は中空状態となる。尚、接着剤28はシート状のものを
用いても良い。そして、絶縁性基板21の裏面配線パタ
ーン31により固体撮像装置22は実装基板(図示せ
ず。)にハンダ付けされる。
【0014】上述のような、固体撮像装置では、バスタ
ブ状に形成されたキャップを予め用意し、このキャップ
と固体撮像装置を取り付けた基板とを貼り合わせた構造
であるため、バスタブ状キャップを安価な金型で形成
し、この後キャップ表面を研磨する事により、容易にパ
ッケージ表面の精度を光学部品並にすることができ、ま
た、キャップ表面に残留した離型剤の洗浄もパッケージ
品の洗浄に比べて遥かに容易であるというメリットがあ
る。
【0015】また、キャップ形成時に樹脂バリやガラス
バリの発生は避けられず、この除去のために、金型のク
リーニングは必要であるが、仮に樹脂バリ又はガラスバ
リがキャップ中に混入したとしても、固体撮像素子を搭
載した基板との貼り付け前の検査にて異物の混入してい
ないキャップだけを選別し、この良品キャップを使用す
ることが可能であるため、従来の方法に比べて歩留まり
が飛躍的に向上する。
【0016】更に、固体撮像装置の撮像品位低下を招く
異物の大きさは、固体撮像素子表面からの距離が離れる
ほど大きくても許容されることが知られているが、樹脂
バリが固体撮像素子表面に載る可能性がる場合には、直
径が2μm以下の樹脂バリでも撮像品位低下を招く恐れ
があった。しかし、キャップを用いた場合、例えばキャ
ップ深さが1mmの場合、樹脂バリまたはガラスバリは
撮像素子の表面から1mm以内には存在しないため、樹
脂バリが上記と同等の撮像劣化を招く大きさは直径5μ
m程度まで許容される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の固体撮像装置には、以下のような課題があ
った。金細線26にてCCD等の固体撮像素子23のア
ルミ電極とワイヤボンドにて電気的に接続される絶縁性
基板21の表面配線パターン25と、固体撮像装置22
を実装基板にハンダ付けするために設けられた絶縁性基
板21の裏面配線パターン31とを電気的に接続し、且
つ、絶縁性基板21とキャップ27とで形成される中空
キャビティ29の気密性を確保するために、スルーホー
ル30は従来、絶縁性基板21の側面に設けなければな
らなかった。
【0018】しかしながら、上述のように表面配線パタ
ーン25を絶縁性基板21とキャップ27との接着部位
に配置した場合、図11に示すとおり、接着剤28の塗
布厚みは絶縁性基板表面に形成された配線パターン25
の厚み以上必要になる。一般的に、絶縁性基板21の材
質はガラスエポキシの場合、配線パターン25の厚みは
約35μmtであり、セラミックの場合で約10〜15
μmtである。
【0019】また、絶縁性基板21上の配線パターン2
5のない部位に熱硬化型エポキシ樹脂からなる接着剤2
8を塗布し、キャップ27との間に1〜2kg/cm2
の荷重をかけた状態で150℃で2時間のキュアをした
場合、硬化後の接着剤28の厚みは通常数μmt程度に
なることが知られている。
【0020】したがって、絶縁性基板21とキャップ2
7との接着部位の内、配線パターン25のある箇所とな
い箇所とで、接着剤28の厚みは数μmt〜数十μmt
の幅をもつことになる。
【0021】接着剤28の熱硬化型エポキシ樹脂等を用
いた場合、接着剤28を硬化させる過程で加えられる熱
により、膨張したキャビティ29内の空気が、半硬化状
態の接着剤28を押しのけてキャビティ29の外に出る
際に、接着剤28内にはボイド32ができてしまうが、
特に接着剤28の厚みが厚い場合や、接着面に凹凸があ
る場合にこのボイド32の発生の傾向が顕著であり、最
悪、キャビティ29と外部とが貫通するエアパスが発生
するため、気密性が損なわれ、製造歩留まりの低下を招
いていた。
【0022】また、仮にエアパスが発生しなかった場合
でも、接着剤28の厚みが厚いほど、また、接着剤28
中にボイド32が存在するだけでも、耐湿信頼性が著し
く損なわれることが知られており、固体撮像装置22の
信頼性の低下をも招いていた。
【0023】本発明は、このような状況に鑑みて、創出
されたもので、接着部位でのボイドやエアパスの発生に
よる製造歩留まり及び信頼性の低下の改善を図ることを
目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
固体撮像装置は、表面に配線パターンが形成され、且つ
該配線パターンと電気的に接続された固体撮像素子が搭
載された絶縁材料からなる基板と、バスタブ状に形成さ
れた透光性材料からなるキャップとを貼り合わせてなる
空間に透光性樹脂を充填したことを特徴としたものであ
る。
【0025】また、請求項2記載の本発明の固体撮像装
置は、上記基板の両面に形成された上記配線パターンの
相互の電気的接続を得るために垂直方向に設けられたス
ルーホールが、上記絶縁性基板とバスタブ状透光性キャ
ップとの接着部位よりも内側に設けられたことを特徴と
する、請求項1記載の固体撮像装置である。
【0026】更に、請求項3記載の本発明の固体撮像装
置は、上記基板と上記バスタブ状透光性キャップとを貼
り合わせてなる空間に透光性樹脂を充填するために設け
られた貫通孔が、上記基板上の固体撮像素子搭載箇所、
上記配線パターン及び上記スルーホールを避けるよう
に、且つ、少なくとも2カ所以上に形成したことを特徴
とする、請求項1又は請求項2記載の固体撮像装置であ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づいて本発
明について詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の両面に配線パターンが形成
され、且つ、この配線パターンと電気的に接続された固
体撮像素子を搭載した絶縁基板と、キャップとを貼り合
わせてなるキャビティ内に透光性樹脂を充填してなる固
体撮像装置の上方からに一部斜視図、図2は同固体撮像
装置の下方からの一部斜視図、図3は図1におけるX−
X’方向断面図、図4は図1におけるY−Y’方向断面
図、図5は図1におけるX−Y’方向断面図、図6
(a)は同固体撮像装置内のガラスエポキシ等からなる
絶縁性基板とキャップとの接着部位の一部断面図であ
り、図6(b)はその拡大図である。
【0029】図1乃至図6において、1は絶縁性基板、
2は固体撮像装置、3は固体撮像素子、4はレジスト、
5は絶縁性基板表面の配線パターン、6は金細線、7は
バスタブ状透光性キャップ、8は接着剤、9はキャビテ
ィ、11は絶縁性基板裏面の配線パターン、13はキャ
ップと絶縁性基板との接着面より内側に設けられたスル
ーホール、14は貫通孔、15は透光性樹脂、16は空
気である。
【0030】以下、図1乃至図6を用いて、本発明の固
体撮像装置の構造及び製造方法を説明する。
【0031】セラミックやガラスエポキシ等の絶縁性材
料からなる基板1には、その表裏に厚膜印刷技術や写真
食刻技術により所定の表面配線パターン5及び裏面配線
パターン11が形成されている。配線パターンの材質
は、一般的には絶縁性基板1の材質がセラミックの場合
はタングステンペースト等の高融点金属であり、ガラス
エポキシの場合は銅箔等の金属箔である。また、表裏の
配線パターンの電気的接続の目的で、絶縁性基板1とキ
ャップ7との接着部位よりも内側には、絶縁性基板1の
材質がセラミックの場合はタングステンペースト等、ガ
ラスエポキシの場合は銅メッキ等からなるスルーホール
13が設けられ、更に、表裏配線パターン及びスルーホ
ールの表面には金メッキ等が施されている。
【0032】尚、絶縁性基板1の材質がガラスエポキシ
等の場合、CCD等の固体撮像素子3と絶縁性基板1と
のワイヤボンドに使用される部位、及び実装基板(図示
せず。)とのハンダ付けに使用される部位以外の配線パ
ターンはエポキシ樹脂等からなるレジスト4にて保護さ
れることもある。
【0033】また、絶縁性基板1には透光性樹脂15を
充填する目的で、固体撮像素子搭載箇所、配線パターン
及びスルーホールとを避けるようにして貫通孔14を少
なくとも2カ所以上設けられている。
【0034】このように予め加工された絶縁性基板1は
以下の加工工程を経て固体撮像装置2を得る。
【0035】まず、CCD等の固体撮像素子3は絶縁性
基板1の表面に、銀ペースト等の接着剤(図示せず。)
にて搭載される。更に、固体撮像素子3上にアルミ電極
(図示せず。)と絶縁性基板1の表面に形成された配線
パターン5とは金細線6でワイヤボンドされることで電
気的に接続される。そして、バスタブ状に形成されたガ
ラス又は透光性樹脂からなるキャップ7は、エポキシ樹
脂等からなる接着剤8を介して、絶縁性基板1の表面に
取り付けられる。
【0036】このとき、接着剤8は予めキャップ7の接
着面に塗布されていても良いし、絶縁性基板1の接着部
位に塗布されていても良い。絶縁性基板1とキャップ7
との接着部位には表面配線パターンが存在しないため、
接着剤8は均一に薄く広がることができる。
【0037】絶縁性基板1とキャップ7とを接着するこ
とで得られるキャビティ9は中空状態となるが、外部か
らスルーホール13を通して浸入する水分等を防ぐ目的
で、予め絶縁性基板1に設けられた貫通孔14から透光
性樹脂15が注入される。尚、キャップ7及び透光性樹
脂15は無色透明で熱硬化型または紫外線硬化型のアク
リル樹脂やエポキシ樹脂等が望ましい。
【0038】この透光性樹脂15の注入の際、絶縁性基
板1に設けられた貫通孔14の少なくとも1箇所はキャ
ビティ9内の透光性樹脂15と空気16との置換をしや
すくし、かつ、透光性樹脂中に混入した気泡を排出しや
すくする目的で、樹脂注入には使用せず、ドレインの役
割を担う。その後、透光性樹脂15は加熱や紫外線照射
等の手段により硬化される。そして、絶縁性基板1の裏
面配線パターン11により固体撮像装置2は実装基板
(図示せず。)にハンダ付けされる。
【0039】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明を
用いることにより、絶縁性基板とバスタブ状透光性キャ
ップとを取り付ける際に、両者の間に介する接着剤の厚
みを薄く均一化できるため、接着剤中に発生するボイド
やエアパスが抑えられ、且つ、絶縁性基板とバスタブ状
透光性キャップとからなるキャビティ中に透光性樹脂を
充填することにより、絶縁性基板表裏の配線パターンを
電気的に接続するスルーホールを通しての外部からの水
分等の浸入が防げるため、製造歩留まり及び信頼性が著
しく向上した固体撮像装置が得られる。
【0040】また、絶縁性基板には予め少なくとも2箇
所以上の透光性樹脂注入用孔が設けられているため、キ
ャビティ内での樹脂と空気との置換が行われやすく、且
つ、透光性樹脂中への気泡の巻込みを抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の固体撮像装置の上方か
らの一部斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態の固体撮像装置の下方か
らの一部斜視図である。
【図3】図1におけるX−X’方向断面図である。
【図4】図1におけるY−Y’方向断面図である。
【図5】図1におけるX−Y’方向断面での本発明の一
実施の形態の固体撮像装置の製造工程図である。
【図6】(a)は同固体撮像装置内のガラスエポキシ等
からなる絶縁性基板とキャップとの接着部位の一部断面
図であり、(b)はその拡大図である。
【図7】従来のキャビティ内に透光性樹脂を充填してな
る固体撮像装置の上方からに一部斜視図である。
【図8】同固体撮像装置の下方からの一部斜視図であ
る。
【図9】図7におけるX−X方向断面図である。
【図10】図7におけるY−Y方向断面図である。
【図11】(a)は同固体撮像装置内のガラスエポキシ
等からなる絶縁性基板と、との接着部位の一部断面図で
あり、図11(b)はその拡大図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2 固体撮像装置 3 固体撮像素子 4 レジスト 5 絶縁性基板表面の配線パターン 6 金細線 7 バスタブ状透光性キャップ 8 接着剤 9 キャビティ 11 絶縁性基板裏面の配線パターン 13 キャップと絶縁性基板との接着面より内側に設け
られたスルーホール 14 貫通孔 15 透光性樹脂 16 空気

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏面に配線パターンが形成され、且つ
    該配線パターンと電気的に接続された固体撮像素子が搭
    載された絶縁材料からなる基板と、バスタブ状に形成さ
    れた透光性材料からなるキャップとを貼り合わせてなる
    空間に透光性樹脂を充填したことを特徴とした固体撮像
    装置。
  2. 【請求項2】 上記基板の両面に形成された上記配線パ
    ターンの相互の電気的接続を得るために垂直方向に設け
    られたスルーホールが、上記絶縁性基板と上記バスタブ
    状透光性キャップとの接着部位よりも内側に設けられた
    ことを特徴とする、請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記基板と上記バスタブ状透光性キャッ
    プとを貼り合わせてなる空間に透光性樹脂を充填するた
    めに設けられた貫通孔が、上記基板上の固体撮像素子搭
    載箇所、上記配線パターン及び上記スルーホールを避け
    るように、且つ、少なくとも2カ所以上に設けられてい
    ることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の固体
    撮像装置。
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