JPH1173649A - 多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置 - Google Patents

多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置

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JPH1173649A
JPH1173649A JP9304744A JP30474497A JPH1173649A JP H1173649 A JPH1173649 A JP H1173649A JP 9304744 A JP9304744 A JP 9304744A JP 30474497 A JP30474497 A JP 30474497A JP H1173649 A JPH1173649 A JP H1173649A
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカスジャンプを確実に行う多層記録デ
ィスクのフォーカスジャンプ制御装置を提供する。 【解決手段】 この装置は、ディスク1への読取光の焦
点を光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータ3
fを用いフォーカスエラー信号FEに応じて記録面に対
し焦点を追従させるフォーカスサーボループと、焦点を
ディスクトラックに追従させるトラッキングサーボルー
プとを含み、ループ開閉制御部(9,10,16)は、
指令に応答しフォーカス/トラッキングサーボループを
開放/閉成させ、記録面の一方から他方への焦点の移動
が終了するとフォーカスサーボループを閉成させる。読
取光焦点の移動中は、トラッキングサーボループの閉成
状態を維持する。ジャンプ駆動手段(9,13,11)
は、フォーカス/トラッキングサーボループの開放/閉
成制御下でエラー信号FEに基づき記録面の一方から他
方へ焦点を移動させるアクチュエータ3fの駆動信号を
生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォーカス制御装
置に関し、より詳しくは、ディスクの所定記録面に対し
当該記録面に照射される読取光の最適集光位置の制御を
行うフォーカス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ディジタルビデオディスクまたは
ディジタルヴァーサタイルディスク(略称:DVD)と
称される高記録密度及び大容量の情報記録媒体並びにこ
れを用いたシステムが広く普及されようとしている。か
かるディスクには、情報記録面が介在層(スペーサ若し
くはスペース領域)を挟んだ上下2つの層において形成
される2層記録タイプがあり、このようなタイプのディ
スクを一方のディスク表面側から光学式ピックアップに
よって読み取るには、所望のどちらか一方の層における
情報記録面に対し読取光の焦点(合焦位置若しくは最適
集光位置)合わせを行わなければならない。
【0003】通常、ある一方の層における情報記録面か
ら他方の層における情報記録面へと読取光の焦点を移動
させるフォーカスジャンプ動作は、ピックアップの受光
出力に基づいて生成されるフォーカスエラー信号のゼロ
クロス検出に基づいて行われる。詳述すると、ピックア
ップには、例えば読取光の出射光学系であってその焦点
を決定する対物レンズを光軸方向に変位駆動させること
により読取光の焦点を当該ディスク表面に垂直な方向に
おいて変位させるフォーカスアクチュエータが設けられ
る。かかるフォーカスアクチュエータには、フォーカス
ジャンプ動作初期に、読取光の焦点を目標の記録面へと
移動させるためのフォーカスジャンプ起動信号たる加速
信号が供給される。そしてこの加速信号に応答したフォ
ーカスアクチュエータの変位中において得られるフォー
カスエラー信号から順次検出されるゼロクロスのタイミ
ングに基づいて、当該加速信号の供給を終了させたり、
当該加速信号に応答したフォーカスアクチュエータの変
位を止めるための減速信号をフォーカスアクチュエータ
に供給したり、さらには当該減速信号の供給を終了させ
て目標の記録面に対しフォーカスサーボを再開させる、
という一連の動作が行われる。
【0004】図1には、2層記録ディスクを読み取る場
合において、対物レンズ100によって定められる読取
光の焦点Pのディスク内部層における位置と、該焦点P
が光軸方向に移動したときに得られるフォーカスエラー
信号のレベルFEとの関係が示されており、フォーカス
エラー信号は、基本的に、焦点Pが記録面に合っている
状態でゼロレベル(ゼロクロス点ZC00,ZC10)を示
し、このゼロレベルを中心としてS字カーブを描くこと
が分かる。かかる1つのS字カーブの極小値から極大値
までの期間は、概ね、形成されるフォーカスサーボルー
プの制御範囲に相当する。上述した加速信号や減速信号
の供給制御は、一方の記録面と他方の記録面との間にお
ける焦点移動中に行われるので、図示されているような
フォーカスエラー信号のゼロクロス点,ZC00,ZC0
1,ZC1-1 ,ZC10の検出タイミングに基づいて行わ
れることとなる。
【0005】一方、記録面には、情報信号を担うピット
などの記録マークが列を成してトラック状に形成されて
おり、こうした記録マークを順番に正しく読み取るには
読取光の焦点を当該トラックに追従させなければならな
い。そのためにトラッキングサーボが掛けられる。従来
のコンパクトディスク(CD)の如き単一の層にだけ情
報記録面が形成されるディスクに対しては、フォーカス
サーボ及びトラッキングサーボをオフとした状態から、
読取光の焦点を遠方から記録面に接近させる動作を行
い、フォーカスエラー信号のS字カーブに基づき当該焦
点の当該記録位置への到達に応答してフォーカスサーボ
を掛け、その後にトラッキングサーボを掛ける、という
一連のセットアップ動作が行われている。かかるセット
アップ動作は、プレーヤの電源投入直後やプレーヤへの
ディスク装填直後など、ディスクを改めて読み取る場合
の動作である。
【0006】しかしながら、このような、いわばCDに
おいて定番となっていたセットアップ動作を上述の如き
2層記録タイプのDVDのフォーカスジャンプ動作に適
用すると、問題が発生する。すなわち、ピックアップ内
においてフォーカシング系とトラッキング系とが光学、
電気及び機械的に密接した構成をとっていることに起因
するクロストークの為にトラッキングエラー信号がフォ
ーカスエラー信号に影響を与えてしまう。特に、トラッ
キングサーボをオフとした場合はオンの時よりトラッキ
ングエラー信号が激しく変動することから、トラッキン
グサーボをオフとした状態で行われる従来のフォーカス
ジャンプでは、生成されるフォーカスエラー信号が図1
に示されるような理想的なS字カーブとならないことが
ある。
【0007】この場合、所望のゼロクロスとは異なった
疑似的なゼロクロスの発生により、上述した加速信号や
減速信号の供給制御を正しく遂行することができなくな
り、もってフォーカスアクチュエータを誤動作させ、フ
ォーカスジャンプ動作が失敗してしまうこととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みなされたものであり、フォーカスアクチュエータ
を誤動作させることなく、フォーカスジャンプ動作を確
実に成功させることのできる多層記録ディスクのフォー
カスジャンプ制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による装置は、少
なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有す
るディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光
の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカス
アクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づ
いて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録
面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォー
カスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記
ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキン
グサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置
であって、指令に応答して前記フォーカスサーボループ
を開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の
最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサ
ーボループを閉成させるループ開閉制御手段を備え、前
記読取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサ
ーボループの閉成状態を維持することを特徴としてい
る。
【0010】かかるフォーカスジャンプ制御装置におい
て、前記フォーカスサーボループの開放及び前記トラッ
キングサーボループの閉成制御下において前記フォーカ
スエラー信号に基づき前記記録面の一方から他方へ前記
読取光の最適集光位置を移動させるための前記フォーカ
スアクチュエータの駆動信号を生成するジャンプ駆動手
段を有するようにすることができる。
【0011】この駆動信号は、前記読取光の最適集光位
置の移動方向へ前記フォーカスアクチュエータを加速変
位させる加速信号を含み得る。また、前記駆動信号は、
前記読取光の最適集光位置の移動を停止させるべく前記
フォーカスアクチュエータを減速させる減速信号を含み
得る。本発明による装置は、少なくとも2つの層の各々
に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照
射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光
軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前
記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカ
スエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最
適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前
記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるト
ラックに追従させるトラッキングサーボループとを有す
るフォーカスジャンプ制御装置であって、指令に応答し
て前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の
一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終
了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させる
ループ開閉制御手段を備え、前記読取光の最適集光位置
の移動中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記ト
ラッキングサーボループの閉成を持続し、その後に前記
トラッキングサーボループを開放させることを特徴とし
ている。
【0012】かかるフォーカスジャンプ制御装置におい
ては、前記フォーカスサーボループの開放及び前記トラ
ッキングサーボループの閉成制御下において前記フォー
カスエラー信号に基づき前記読取光の最適集光位置の前
記記録面の一方から他方への移動方向へ前記フォーカス
アクチュエータを加速変位させる加速信号を生成するジ
ャンプ駆動手段をさらに有するようにすることができ
る。
【0013】ここで前記第1タイミングは、前記読取光
の最適集光位置が前記記録面の一方に対する前記フォー
カスアクチュエータの制御範囲から離れたタイミングと
され得る。また、前記フォーカスエラー信号が所定レベ
ルを通過したことを特定レベルクロスとして検出する検
出手段をさらに有し、前記第1タイミングは、前記読取
光の最適集光位置が前記記録面の一方に対する前記フォ
ーカスアクチュエータの制御範囲から離れた後の前記特
定レベルクロスの検出タイミングから所定時間が経過し
たタイミングとすることもできる。
【0014】さらに、前記トラッキングサーボループ
は、第2タイミングをもって閉成され、前記第2タイミ
ングは、前記フォーカスサーボループの閉成タイミング
以後のタイミングとすることもできる。また、前記ジャ
ンプ駆動手段は、前記読取光の最適集光位置の移動を停
止させるべく前記フォーカスアクチュエータを減速させ
る減速信号を前記加速信号に引き続いて発生するように
することができる。
【0015】本発明による装置は、少なくとも2つの層
の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取
光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置を
その光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを
用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフ
ォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取
光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループ
と、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成さ
れるトラックに追従させるトラッキングサーボループと
を有するフォーカスジャンプ制御装置であって、トラッ
キングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作及びトラッ
キングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作のどち
らか一方を、ジャンプモードにおいて実行すべき動作と
して選択する選択手段を有し、前記トラッキングサーボ
継続型フォーカスジャンプ動作は、指令に応答して前記
フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方か
ら他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了した
ときに前記フォーカスサーボループを閉成させ、前記読
取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボ
ループの閉成状態を維持する動作であり、前記トラッキ
ングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作は、指令
に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記
記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の
移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉
成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイ
ミングまでの所定期間に亘り前記トラッキングサーボル
ープの閉成を持続し、その後に前記トラッキングサーボ
ループを開放させる動作であることを特徴としている。
【0016】かかるフォーカスジャンプ制御装置におい
て、前記記録面の一方に形成されるトラックと前記記録
面の他方に形成されるトラックとの偏倚を検出する検出
手段をさらに有し、前記選択手段は、前記検出手段の検
出結果に応じてトラッキングサーボ継続型フォーカスジ
ャンプ動作及びトラッキングサーボ一時間欠型フォーカ
スジャンプ動作のどちらか一方を選択するようにするこ
とができる。
【0017】ここで前記検出手段は、セットアップ時に
おいて、トラッキングサーボ継続型ジャンプ動作を行
い、前記読取信号から所定の信号が取得されることを検
知し、所定時点から所定の信号を取得した時点までの時
間を計時し、その計時時間を基準値と比較して当該計時
時間が前記基準値よりも小なるときは、前記選択手段を
して前記トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ
動作を選択せしめ、当該計時時間が前記基準値よりも小
なるときは、前記選択手段をして前記トラッキングサー
ボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作を選択せしめるよ
うにすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例の
フォーカスジャンプ制御装置を用いた光ディスクプレー
ヤの概略構成を示している。図2において、プレーヤに
装填された2層記録ディスク1は、スピンドルモータ2
によって回転駆動されつつ、ピックアップ3から発せら
れた読取光が照射される。この読取光は、ディスク1の
保護層を介して記録面に達するとともに、その記録面に
形成されたピット等の記録情報を担ういわゆる記録マー
クにより変調を受け、当該記録面からの反射光となって
ピックアップ3に戻る。
【0019】ピックアップ3は、読取光を発するだけで
なく、ディスク1からの反射光を受光してその反射光の
光量及び/または状態に応じた種々の電気信号を発生す
る光電変換を行う。ピックアップ3の光学系は、例え
ば、光源たるレーザーダイオードを含む読取光発射系3
1と、この読取光発射系から発せられた読取光を反射す
るビームスプリッタ32と、その反射した読取光をディ
スク1の記録面へと集光させ当該ディスクからの戻り光
をビームスプリッタ32へと導く対物レンズ33と、ビ
ームスプリッタ32を経た戻り光に非点収差を付与する
円筒レンズなどの非点収差付与光学系34と、この光学
系34を経た戻り光を受光する図示の如き4分割フォト
ディテクタ35とによって構成される。4分割フォトデ
ィテクタ35の受光面は、その受光中心において直交す
る2つの直線により区分けされた4つの受光部a,b,
c及びdを有し、その一方の直線(ここでは受光部a,
cと受光部b,dとの境界に相当する直線)がディスク
1のトラック接線方向に平行となるように配される。
【0020】主としてディスク1の記録情報に応じた信
号成分を有する読取信号(いわゆるRF信号(Radio Fr
equency ))は、各受光部a,b,c及びdによる光電
変換信号の和によって得ることができる。具体的には、
フォトディテクタ35の受光面における当該受光中心に
関し点対称に位置する受光部(aとd,bとc)の光電
変換信号同士を加算する加算回路36及び37と、これ
ら加算回路の両出力信号をさらに加算する加算回路38
とが設けられ、かかる終段加算回路38の出力((a+
d)+(b+c))をもって読取信号を生成する。読取
信号は、他にも種々の公知な方法によって生成すること
ができる。
【0021】主としてディスク1の記録面に対する読取
光の最適集光位置の誤差に応じたフォーカスエラー信号
は、反射光がディスクの記録面に対する読取光の合焦状
態に応じてフォトディテクタ35の受光面における形状
及び強度を変えることに基づき、当該受光中心に関し点
対称に位置する受光部(aとd,bとc)の光電変換信
号同士を加算し、これにより得られる2つの加算信号の
差をとることによって得られる。すなわち、加算回路3
6及び37の各出力信号を減算する減算回路39の出力
((a+d)−(b+c))をもってフォーカスエラー
信号が生成される。フォーカスエラー信号は、他にも種
々の公知な方法によって生成することができる。
【0022】主としてディスク1の記録面に形成される
トラックに対する読取光の最適集光位置の誤差に応じた
トラッキングエラー信号は、上記トラック接線方向に平
行な直線で区分けされる受光領域間の受光レベルの差異
に基づいて得ることができる。具体的には、フォトディ
テクタ35の受光面における当該トラック接線方向に平
行な直線で区分けされる一方の受光部a,cの光電変換
信号同士を加算する加算回路3Aと、もう片方の受光部
b,dの光電変換信号同士を加算する加算回路3Bと、
これら加算回路の両出力信号を減算する減算回路3Cと
が設けられ、かかる終段減算回路3Cの出力((a+
c)−(b+d))をもってトラッキングエラー信号を
生成する。トラッキングエラー信号の生成法には、他に
も3ビーム法等がある。
【0023】ピックアップ3にはまた、光源から発射さ
れた読取光をディスク1に照射する対物レンズ33をそ
の光軸方向に移動させるためのフォーカスアクチュエー
タ3fが内蔵されている。フォーカスアクチュエータ3
fは、後述する駆動信号のレベル及び極性に応じて対物
レンズ33をディスク1の表面に垂直な方向に変位せし
める。ピックアップ3にはさらに、対物レンズ33によ
る読取光の照射位置をディスク1の半径方向に移動させ
るためのトラッキングアクチュエータ3tが内蔵されて
いる。トラッキングアクチュエータ3tは、後述する駆
動信号のレベル及び極性に応じて読取光のディスク記録
面上の照射位置を変位せしめる。
【0024】注記するに、本発明が特に問題視している
クロストークは、一般に、図2からも分かるように、ピ
ックアップ3内においてフォーカシング系とトラッキン
グ系とが、光学、電気、機械的に密接した構成を採って
いることによるものと解することができる。また、図2
に示される構成の他に、ピックアップ内に加算回路など
の電子回路を含めない構成もあるし、本実施例において
もこの構成を採用することができるが、本質的なクロス
トーク発生の解決策にはならない。本明細書において示
される各実施例では、クロストークの生じ易いピックア
ップを使っても良好なフォーカスジャンプ動作ができる
ようにしている。
【0025】上述の如く生成された読取信号は、RFア
ンプ4によって増幅された後、イコライザ5を経てアナ
ログ/ディジタル(A/D)変換器51に伝送される。
A/D変換器51は、伝送された読取信号をディジタル
信号に変換してデコーダ52へ転送する。このデコーダ
は、ここではDVD用に設けられたものであり、転送さ
れたディジタル信号に所定の復号処理を施して再生デー
タを出力する。この再生データは、図示せぬ後段のデー
タ処理系に送られる。データ処理系は、ディジタル/ア
ナログ(D/A)変換器及び/または定められたインタ
ーフェース回路を含み、再生データから最終的な音声若
しくは映像信号またはコンピュータデータ信号を得、こ
のような再生信号を例えばプレーヤ外部へと導出する。
なお、デコーダ52の出力には、例えばディスク1の物
理アドレスを示すアドレスデータADが含まれており、
このアドレスデータADは、後述の実施例を実現するた
めにマイクロコンピュータ9に送られる。
【0026】ピックアップ3の出力段たる減算回路39
から導出されるフォーカスエラー信号は、エラーアンプ
6に供給され、これにより増幅されたフォーカスエラー
信号FEがゼロクロス検出回路7及びイコライザ8へと
供給される。ゼロクロス検出回路7は、フォーカスエラ
ー信号FEのレベルが所定レベル、本例ではゼロレベル
を通過したことを検出し、その検出結果に応じたゼロク
ロス検出信号FZCを発生し、マイクロコンピュータ9
へ供給する。ゼロクロス検出回路7の詳しい検出原理及
びゼロクロス検出信号FZCの詳しい態様は後述する。
【0027】イコライザ8は、供給されたフォーカスエ
ラー信号FEに波形等化の処理を施し、その等化された
フォーカスエラー信号をループスイッチ回路10の入力
端に供給する。ループスイッチ回路10の出力端は、コ
ンデンサ1Cを介して接地されるとともに、加算器11
の一端に接続される。スイッチ回路10及びコンデンサ
1Cは、ホールド回路1Hを形成する。スイッチ回路1
0は、マイクロコンピュータ9からのフォーカスジャン
プステータス信号FJUMPに応じてオンオフ制御され
る。従って、スイッチ回路10は、ステータス信号FJ
UMPがフォーカスサーボループを閉成すべきことを示
しているときには、オンとなってイコライザ8からのフ
ォーカスエラー信号を後段加算器11に出力し、ステー
タス信号FJUMPがジャンプ動作中にあってフォーカ
スサーボループを開放すべきことを示しているときに
は、オフとなってフォーカスエラー信号を遮断しコンデ
ンサ1Cの蓄積レベルを加算器11に出力する。コンデ
ンサ1Cは、読取光合焦位置のジャンプ動作直前におけ
るイコライザ8からのフォーカスエラー信号のレベルを
保持し、当該ジャンプ動作中(フォーカスサーボループ
を開放している間)におけるフォーカスアクチュエータ
3fの駆動信号FDの初期レベルを生成するための信号
を加算器11へ供給する。
【0028】なお、ループスイッチ回路10がオフ状態
のときは、制御動作信号(actuating signal)または制
御偏差(control error)であるフォーカスエラー信号
FEが加算器11を介してドライバアンプ14に供給さ
れず、フィードバックによって制御量の値を目標値と比
較してそれらを一致させるように訂正動作を行うフィー
ドバック制御が解かれることとなるので、かかるフィー
ドバック制御の1つであるサーボとしても動作しなくな
る。以下では、トラッキング系についても同様に、この
ようにフィードバック制御が解除されたときは「サーボ
オフ」、フィードバック制御が行われているときは「サ
ーボオン」として表現する。
【0029】マイクロコンピュータ9は、プレーヤにお
ける種々の制御及び処理を行うが、読取光の合焦位置を
1の記録面から他の記録面へとジャンプさせる動作(以
下、ジャンプ動作と略称する)に関しては、指令手段た
る操作部12からのジャンプ指令信号に応答してジャン
プモードに対応する処理を実行する。このジャンプモー
ドは、後述の実施例において少なくとも2種類の設定が
可能である。かかるモード設定及びその他記憶処理のた
めに、マイクロコンピュータ9はRAM(ランダムアク
セスメモリ)9mを擁しており、必要に応じて随時RA
M9mをアクセスすることを可能としている。後述の実
施例において、ジャンプモードの設定は、デコーダ52
からのアドレスデータADを使って行われる。その詳細
は後に明らかとなる。
【0030】ジャンプモードにおいて、マイクロコンピ
ュータ9は、ゼロクロス検出信号FZCに基づき、フォ
ーカスアクチュエータ3fを加速させて所定方向に変位
させるためのキックパルスFKP及びこのキックパルス
によって変位途中にあるフォーカスアクチュエータ3f
を減速させて該所定方向への変位を停止させるためのブ
レーキパルスFBP並びに上記ジャンプステータス信号
FJUMPを発生する。パルスFKP及びFBPの双方
はジャンプパルス生成回路13に、ステータス信号FJ
UMPはスイッチ回路10の制御入力端に供給される。
【0031】ジャンプパルス生成回路13は、キックパ
ルスFKP及びブレーキパルスFBPを基に、対応する
極性を与えつつこれらパルスを合成してジャンプパルス
FPを生成し、加算器11に供給する。加算器11は、
ホールド回路1Hからの信号とジャンプパルスFPとを
加算し、その加算出力をドライバアンプ14に供給す
る。ドライバアンプ14は、加算器11の出力に応じた
駆動信号FDを発生し、フォーカスアクチュエータ3f
に供給する。これにより、スイッチ回路10がオンとな
ってイコライザ8の出力信号を中継するフォーカスサー
ボループの閉成時には、フォーカスエラー信号FEのレ
ベルがゼロになるように、すなわち読取光の合焦位置が
記録面に追従するようにフォーカスアクチュエータ3f
が駆動される。他方、スイッチ回路10がオフとなって
コンデンサ1Cによる保持信号が加算器11に供給され
るフォーカスサーボループの開放時には、ジャンプパル
スFPに応じて強制的に目標の記録面へと読取光の合焦
位置が移動するようにフォーカスアクチュエータ3fが
駆動される。
【0032】ピックアップ3の出力段たる減算回路3C
から導出されるトラッキングエラー信号は、エラーアン
プ15に供給され、これにより増幅されたトラッキング
エラー信号TEが、ループスイッチ回路16を経てイコ
ライザ17へと供給される。スイッチ回路16は、マイ
クロコンピュータ9からのトラッキングサーボループ制
御信号TSに応じてオンオフ制御される。従って、スイ
ッチ回路16は、制御信号TSがトラッキングサーボル
ープを閉成すべきことを示しているときには、オンとな
ってエラーアンプ15からのトラッキングエラー信号T
Eを後段イコライザ17に出力し、制御信号TSがトラ
ッキングサーボループを開放すべきことを示していると
きには、オフとなってトラッキングエラー信号TEを遮
断する。
【0033】イコライザ17は、供給されたトラッキン
グエラー信号TEに波形等化の処理を施し、その等化さ
れたトラッキングエラー信号をドライバーアンプ18に
供給する。ドライバアンプ18は、イコライザ17の出
力に応じた駆動信号TDを発生し、トラッキングアクチ
ュエータ3tに供給する。これにより、スイッチ回路1
6がオンとなってエラーアンプ15の出力信号を中継す
るトラッキングサーボループの閉成時には、トラッキン
グエラー信号TEのレベルがゼロになるように、すなわ
ち読取光の合焦位置が記録面に形成されるトラックに追
従するようにトラッキングアクチュエータ3tが駆動さ
れる。
【0034】なお、マイクロコンピュータ9は、上記ジ
ャンプ動作モードにおいて、後述される如き態様にてル
ープ制御信号TSを発生する。この態様は、本実施例の
主要な特徴の1つに相当する。次に、マイクロコンピュ
ータ9によって実行されるフォーカスジャンプ処理及び
これに応答した各部動作の態様を説明する。
【0035】図3は、かかるフォーカスジャンプ処理の
手順を示し、図4は、図2における各部出力信号の波形
を示している。マイクロコンピュータ9は、例えば1つ
の記録面を読み取っている最中に、操作部12から、読
取光の合焦位置を別の記録面へと移動させるためのフォ
ーカスジャンプ指令信号FTRIGを受信すると、それ
まで実行していた処理に割り込んで、先ずフォーカスサ
ーボループを開放する(ステップS1)。具体的には、
ジャンプステータス信号FJUMPを立ち上げることに
より、スイッチ回路10がイコライザ8からのフォーカ
スエラー信号の出力を断ち、コンデンサ1Cの出力信号
が加算器11へ供給されるような制御がなされる。また
さらに重要なことは、このステップS1においてトラッ
キングサーボを継続している点である。すなわちマイク
ロコンピュータ9は、フォーカスジャンプ指令信号FT
RIGに応答して、ループ制御信号TSを低レベルにし
或いは継続させ、ループスイッチ回路16をオンに制御
してトラッキングサーボループを閉成しておく。これに
より、トラッキングエラー信号による当該波形のクロス
トークをかなり軽減させたフォーカスエラー信号が得ら
れる。
【0036】マイクロコンピュータ9はまた、同ジャン
プ指令信号FTRIGに応答してキックパルスFKPを
立ち上げる(ステップS2)。これによりジャンプパル
ス生成回路13は、このキックパルスに対応した正極性
の高レベルを有するジャンプパルスFPを生成するの
で、加算器11は、ジャンプパルスFPが示す正極性の
高レベルと保持回路1Hからのエラー保持レベルとを足
し合わせたレベルの加算出力をなし、この加算出力に応
じた駆動信号FDがドライバーアンプ14からフォーカ
スアクチュエータ3fへと供給される。従ってキックパ
ルスFKPの発生期間において、アクチュエータ3f
は、読取光の合焦位置が新たに目標とする記録面へ移動
する方向に強制的に加速せしめられる。これに伴いフォ
ーカスエラー信号FEは、読取光の合焦位置がそれまで
追従していた記録面から離れるにつれ、レベルの絶対値
が大きくなり、最小値(図4のVmin を参照)を経た後
に再びゼロレベルに戻る谷形の変化を呈することとな
る。
【0037】マイクロコンピュータ9は、このような変
化を呈するフォーカスエラー信号FEに基づいて生成さ
れるゼロクロス検出信号FZCを監視し、その立ち上が
りエッジ、すなわちフォーカスエラー信号FEの第2ゼ
ロクロス点ZC2を検出する(ステップS4)。なお、
ゼロクロス検出回路7は、次のようにしてフォーカスエ
ラー信号FEのゼロクロスを検出する。すなわち、フォ
ーカスエラー信号FEの負極性レベルについては、該レ
ベルが所定の閾値−Vthを横切ったときにゼロクロスが
生じたことを検出し、フォーカスエラー信号FEの正極
性レベルについては、該レベルが所定の閾値+Vthを横
切ったときにゼロクロスが生じたことを検出する。閾値
−Vth及びVthの絶対値には、フォーカスエラー信号F
Eがゼロレベル近傍から大きく離れたものと判断され、
かつ、フォーカスエラー信号FEが比較的大なる絶対値
レベルから十分にゼロレベル近傍に達したものと判断さ
れうる値が設定される。実際には、所定の電圧幅をフォ
ーカスエラー信号FEが通過することを検出しているの
である。
【0038】ステップS4において第2ゼロクロス点Z
C2が検出されると、マイクロコンピュータ8は、キッ
クパルスFKPを立ち下げる(ステップS5)。これに
よりジャンプパルス生成回路13は、その出力ジャンプ
パルスFPをゼロレベルへと立ち下げるので、加算器1
1は、ジャンプパルスFPが示すゼロレベルと保持回路
1Hからの初期バイアスレベルとを足し合わせたレベル
の加算出力、従ってレベル保持回路1Hの出力保持レベ
ルを得る。これに伴い、フォーカスアクチュエータ3f
には、急激にレベルの下がった駆動信号FDがドライバ
ーアンプ14から供給されるが、先に発せられたキック
パルスFKPによる駆動の慣性モーメントがあるので、
フォーカスアクチュエータ3fは、速度を落としつつも
読取光の合焦位置を目標の記録面へ移動させる変位を継
続する。
【0039】その後マイクロコンピュータ9は、ゼロク
ロス検出信号FZCを監視し、その立ち下がりエッジを
検出する(ステップS6)。これは第3ゼロクロス点Z
C3の検出に相当する。フォーカスエラー信号FEは、
目標の記録面に対するフォーカス制御範囲(図1参照)
に入る前に上記閾値+Vthを超え第3ゼロクロス点ZC
3が検出されることとなる。
【0040】第3ゼロクロス点ZC3が検出されると、
マイクロコンピュータ9は、ブレーキパルスFBPを立
ち上げる(ステップS7)。これによりジャンプパルス
生成回路13は、その出力ジャンプパルスFPを負極性
の低レベルへとさらに立ち下げるので、加算器11は、
ジャンプパルスFPが示すこの低レベルと保持回路1H
からの保持レベルとを足し合わせたレベルの加算出力を
ドライバアンプ14に供給する。これに伴いフォーカス
アクチュエータ3fには、それまでの読取光合焦位置の
目標記録面への移動を停止するための駆動信号FDが供
給され、フォーカスアクチュエータ3fは、その変位速
度を徐々に落としていくこととなる。
【0041】このようなアクチュエータの減速過程にお
いてマイクロコンピュータ9は、ゼロクロス検出信号F
ZCを監視し、その立ち上がりエッジを検出する(ステ
ップS8)。これは第4ゼロクロス点ZC4の検出に相
当する。フォーカスエラー信号FEは、読取光の焦点が
第3ゼロクロス点ZC3に対応する位置から目標の記録
面に近づくにつれレベルが大きくなり、最大値(図4の
Vmax を参照)を経た後今度は一転して徐々にレベルが
小さくなり、読取光の焦点が丁度目標の記録面に達した
ときにゼロレベルに達するので、第4ゼロクロス点ZC
4が検出されることとなる。第4ゼロクロス点ZC4が
検出されると、マイクロコンピュータ8は、ブレーキパ
ルスFBPを立ち下げ(ステップS9)、ジャンプステ
ータス信号FJUMPを立ち下げてフォーカスサーボル
ープを閉成する(ステップS10)。これによりジャン
プパルス生成回路13は、その出力ジャンプパルスFP
をゼロレベルへと立ち上げる一方、スイッチ回路10
は、イコライザ8からのフォーカスエラー信号を加算器
11を介してドライバアンプ14に中継するよう制御さ
れる。よってフォーカスアクチュエータ3fは、以降、
フォーカスエラー信号FEに基づき目標の記録面に対し
て読取光の合焦位置を追従させる定常のフォーカスサー
ボ動作を遂行することとなる。
【0042】かくしてフォーカスジャンプ動作が終了
し、マイクロコンピュータ8は、例えば当該目標の記録
面の記録情報を再生するモードに移行する。本実施例に
よるフォーカスジャンプ動作の特徴は、トラッキングサ
ーボループを閉じたまま、つまりトラッキングサーボを
掛けた状態でフォーカスジャンプを行う点にある。これ
により、読取光の合焦点が元の記録面のフォーカス制御
範囲内にある期間t0においては、当該元の記録面にお
けるトラックに読取光の合焦点が追従するので、トラッ
キングエラー信号TEのレベルはゼロ近傍を保つことと
なる。従って、この期間のトラッキングエラーTEのレ
ベルは安定しているので、フォーカスエラー信号FEに
トラッキングエラーTEによるクロストークが生じな
い。
【0043】また、期間t0を過ぎてから読取光の合焦
点が目標の記録面のフォーカス制御範囲に入るまでの期
間t1においては、第1記録面と第2記録面との間を読
取光の焦点が移動している状態で戻り光強度が小さいの
で、トラッキングエラー信号TEは不定状態となるが、
ディスクによってはトラッキングエラー信号TEのレベ
ルが安定する場合があり、この場合、フォーカスエラー
信号FEに生ずるクロストークが小さくて済むこととな
る。なお、かかるトラッキングエラー信号TEの不定状
態の詳細については後述する。
【0044】さらに、期間t1を過ぎてからは、読取光
の合焦点は目標の記録面にフォーカス制御範囲内に入
り、当該目標の記録面におけるトラックに読取光の合焦
点が追従させられるので、トラッキングエラー信号TE
のレベルはゼロへ収束せしめられる。故にこの期間のト
ラッキングエラーTEのレベルも比較的安定し、フォー
カスエラー信号FEにおけるトラッキングエラーTEに
よるクロストークもそれほど大きくはならない。
【0045】かくして一連のフォーカスジャンプ動作
は、実質的にフォーカスエラー信号FEにクロストーク
の乗り難い状況で行われうるので、フォーカスエラー信
号FEが、図1に示されるようなS字カーブによる所望
のゼロクロスとは違う異常なゼロクロスを呈することを
防止することができる。従ってゼロクロス検出信号FZ
Cもクロストークの影響を受けず、加速信号たるキック
パルスFKPや減速信号たるブレーキパルスFBPを正
しく発生させることができ、もって目標記録面へのジャ
ンプ動作を確実に成功させることに寄与し得るのであ
る。
【0046】このような作用効果について明確に説明す
るために、図5には従来の如くトラッキングサーボルー
プを開放した状態でフォーカスジャンプを行った場合の
各部出力波形が示される。この場合、ループ制御信号T
Sが高レベルとなってトラッキングサーボループが開放
されるとすぐに、トラッキングエラー信号TEが激しい
レベル変動を呈し始めることとなる。これは、既述した
如き、ディスク記録面に形成されるトラックの動的偏心
による。より詳しくは、かかる動的偏心は、読取光のデ
ィスク記録面上の照射スポットに対する当該記録面のト
ラックの相対位置が時間とともに変動する現象を指して
おり、その原因は、当該トラック自体がディスク記録面
においてディスクの回転軸に対して偏心している点と、
ディスクを回転させたときにその回転駆動機構における
回転軸とディスク中心とがずれている点の2つが挙げら
れる。
【0047】このトラッキングエラー信号TEのレベル
変動に伴い、フォーカスジャンプ動作開始から、ゼロク
ロス検出信号FZCが立ち下がりエッジと立ち上がりエ
ッジとを短時間の間に順次呈することとなる。よってマ
イクロコンピュータ側は、ゼロクロス検出信号FZCの
当該立ち上がりエッジによってキックパルスFKPを終
了せしめかつその後すぐに発生するゼロクロス検出信号
FZCの当該立ち下がり及び立ち上がりエッジによって
ブレーキパルスFBPを発生しかつ消滅させてしまう。
結局、このようにして得られるジャンプパルスFPは、
キックパルス部分のパルス幅が極端に短くしかもキック
パルス部とブレーキパルス部との間も極端に短くさらに
ブレーキパルス部のパルス幅も極端に短い波形となり、
このようなジャンプパルスに応じた駆動信号が供給され
るフォーカスアクチュエータ3fは、読取光の合焦位置
を目標の記録面に到達させるまでの変位をなすことがで
きず、もって当該ジャンプ動作は失敗に終わることとな
るのである。(図5の※1参照) また、たとえフォーカスジャンプ動作開始直後における
クロストークがフォーカスエラー信号FEに生じずキッ
クパルスFKPの生成が正しくなされたとしても、期間
t2以降においてやはり同様の激しいレベル変動を呈す
るトラッキングエラー信号TEのクロストークがフォー
カスエラー信号FEに乗るので、第4ゼロクロス点ZC
4に対応するゼロクロス検出信号FZCの立ち上がりエ
ッジが早めに現れ、ブレーキパルスを早めに消滅させか
つフォーカスサーボも読取光の合焦位置が目標の記録面
に到達するかなり前においてオンとされる可能性があ
る。結局、このようにして得られるジャンプパルスFP
は、ブレーキパルス部のパルス幅も短い波形となり、し
かも早すぎるタイミングでフォーカスサーボが掛けられ
ることとなり、当該サーボの整定までに長い時間を要し
てしまうこととなるのである。(図5の※2参照) これに対して本実施例においては、フォーカスジャンプ
動作の開始からトラッキングサーボを掛けまたは持続
し、フォーカスエラー信号FEにクロストークの乗り難
い状況で当該ジャンプ動作を行うことにより、適正なキ
ック及びブレーキパルスを発生させ、目標記録面への確
実なジャンプ動作を達成しているのである。
【0048】なお、本実施例における期間t2以降にお
いてフォーカスエラー信号FEの第4ゼロクロス点ZC
4近傍においても同様の異常なゼロクロスが生じる可能
性があるが、ここで誤ったゼロクロス検出がなされジャ
ンプステータス信号FJUMP及びブレーキパルスFB
Pの立ち下げタイミングが狂ったとしても、フォーカス
サーボループの閉成のタイミングが早まるだけなので、
目標記録面に読取光の焦点を到達させることができ、フ
ォーカスジャンプ動作全体として大きな影響はない。
【0049】以上説明した実施例は、読取光の合焦位置
が目標の記録面近傍に達してフォーカスサーボをかけた
ときに、元の記録面に形成されかつ読取光の追従の対象
としていたトラックと、目標の記録面に形成されかつ新
たに読取光の追従の対象とされるトラックとの間に大き
な隔たりがないことを前提にして良好なフォーカスジャ
ンプ動作を実現している。
【0050】しかしながら、実際には、ディスク1の平
坦面から透視した図6に示されるように、例えば第1記
録面のあるトラック101を読み取っている最中にフォ
ーカスジャンプ指令が発せられて第2記録面へジャンプ
した結果、第2記録面に到達した読取光の集光点にディ
スク半径方向において最も近いトラック102が、トラ
ック101からディスク半径方向において大きく距離を
隔てていることがある。これは、いわゆる記録面どうし
の「トラックずれ」であり、第1記録面を担持する層と
第2記録面を担持する層との張り合わせによって作製さ
れるDVDに、こうしたトラックずれがあることは少な
くない。詳述すると、例えば、図6に示されるように、
ジャンプ元の第1記録面のトラック101の中心がディ
スク中心に一致していても、ジャンプ先の第2記録面の
トラック102の中心がディスク中心から大きく外れて
いる場合が多く、100[μm]オーダーのずれが予想
される。
【0051】ディスクにトラックずれがない場合は、ジ
ャンプ元とジャンプ先のトラックは互いにディスク半径
方向においてほぼ同じ位置となり、図4に示されるよう
に、読取光の焦点が目標の記録面近傍に達すると、その
目標の記録面のトラックにほぼ読取光の焦点が合うこと
となるので、トラッキングエラー信号TEはゼロレベル
から大きく外れることはない。
【0052】これとは逆に、ジャンプ元とジャンプ先の
トラックがディスク半径方向において大きく異なる位置
にある場合は、読取光の焦点が目標の記録面近傍に達す
ると、その目標の記録面のトラックから読取光の焦点が
大きく離れることとなるので、このとき上記実施例のよ
うにトラッキングサーボが掛かっていると読取光の焦点
をその離れている目標記録面のトラックに直ちに追従す
べく大きな変位を与えるようトラッキングアクチュエー
タ3tを駆動せざるを得なくなる。従ってトラッキング
アクチュエータ3tは、比較的急激な変位を強いられる
こととなり、このような変位(「トラック滑り」)によ
って図7に示される如くトラッキングエラー信号TEは
激しくレベル変動することとなる。この結果、フォーカ
スサーボがオンとなってから長い間トラッキングエラー
信号TEの顕著な変動が続き目標記録面のトラックに対
するトラッキングサーボが不安定となり、該エラー信号
TEがゼロ近傍に収束しトラッキングサーボが安定する
までに相当な時間を要し、最悪時には、トラッキングサ
ーボがその制御範囲から完全に外れてトラッキングアク
チュエータ3tを制御することができない状況となって
しまう。
【0053】これに対処するためには、図7に示される
ように、トラッキングサーボループ制御信号TSを一旦
高レベルとしてトラッキングサーボループを一時開放し
トラッキングアクチュエータ3tを中立位置に戻して正
常なエラー信号が得られる状態に戻してから、再びトラ
ッキングサーボをオン(したがって制御信号は低レベ
ル)とする必要がある。
【0054】他方、上述した期間t1におけるトラッキ
ングエラー信号TEの不定状態も、同様のトラッキング
サーボ不能を招来する可能性があり、そうなった場合に
も、かかるトラッキングサーボループの制御を必要とす
る。以下に説明される本発明による第2の実施例は、か
かるトラック滑りに対処せんとするものである。
【0055】図8は、かかる第2の実施例のフォーカス
ジャンプ制御装置におけるマイクロコンピュータ9によ
って実行されるフォーカスジャンプ処理の手順を示し、
図9はこれに応答した各部動作の態様を示している。な
お、本フォーカスジャンプ制御装置は、図2と同等の基
本構成を有するものであり、すなわちハードウェアは同
じく構成される。
【0056】図8に示される処理において、図3に示さ
れる処理と異なる点は、フォーカスサーボをオンとさせ
るステップS10の前にトラッキングサーボループを開
放する(ステップS901)点であり、もう1つはその
トラッキングサーボループの開放から所定時間ta が経
過すると(ステップS12)、トラッキングサーボルー
プを閉成する(ステップS13)、という手順を経てフ
ォーカスジャンプが終了する点である。ステップS90
1のトラッキングサーボループの開放は、ゼロクロス検
出信号FZCの立ち上がりエッジにより示されるフォー
カスエラー信号FEの第4ゼロクロス点ZC4に応答し
てスイッチ回路16をオフとするよう制御信号TSを発
生することにより達成される。ステップS13における
トラッキングサーボループの閉成は、該所定時間経過後
にスイッチ回路16をオンとするよう制御信号TSを発
生することにより達成される。また、マイクロコンピュ
ータ9の内部に形成されるタイマーによって、トラッキ
ングサーボループの開放タイミングからの経過時間ta
が計られる。
【0057】図9には、このように目標記録面に対する
フォーカスサーボの開始直前から所定時間ta の間に亘
り制御信号TSが高レベルとなってトラッキングサーボ
を一時的にオフとする態様が示されている。このように
フォーカスサーボが目標記録面において再開される直前
から所定時間ta の間、トラッキングサーボがオフとさ
れることにより、トラックずれがあってもフォーカスサ
ーボの再開からトラッキングエラー信号TEがゼロ近傍
に収束するまでの時間が図7の場合に比べて短くなると
ともに、ほぼ一定した時間内に収まることが保証され
る。
【0058】以上の第2実施例をさらに改変してトラッ
ク滑りのみならず上述したトラッキングエラー信号TE
の不定状態にも対処したのが次の第3実施例である。図
10は、かかる第3の実施例のフォーカスジャンプ制御
装置におけるマイクロコンピュータ9によって実行され
るフォーカスジャンプ処理の手順を示し、図11はこれ
に応答した各部動作の態様を示している。なお、本フォ
ーカスジャンプ制御装置も、図2と同等の基本構成を有
するものであり、すなわちハードウェアは同じく構成さ
れる。
【0059】図10に示される処理において、図3に示
される処理と異なる点は、キックパルスを立ち下げるス
テップS5に引き続き第2ゼロクロス点ZC2の発生か
ら所定時間tb の経過を待ち(ステップS501)、該
所定時間が経過するとトラッキングサーボループを開放
し(ステップS502)、その後にステップS6の第3
ゼロクロス検出処理に移行する点であり、もう1つは、
フォーカスサーボをオンとさせるステップS10に引き
続き第4ゼロクロス点ZC4の発生から所定時間ta の
経過を待ち(ステップS12)、該所定時間が経過する
とトラッキングサーボループを閉成する(ステップS1
3)、という手順を経てフォーカスジャンプが終了する
点である。ここでのトラッキングサーボループの開放及
び閉成態様も、スイッチ回路16を各対応する制御信号
TSによって制御する点で上述と同様である。また、各
所定時間の計時もマイクロコンピュータ9の内部に形成
されるタイマーによって行われる。
【0060】図11には、このように第2ゼロクロス点
ZC2の発生からの所定時間tb 経過時点Tbから第4
ゼロクロス点ZC4の発生からの所定時間ta 経過時点
Taまでの間に亘って制御信号TSが高レベルとなって
トラッキングサーボをオフとする態様が示されている。
かかる時点Tbは、概ね元の記録面とジャンプ先の記録
面との間の中央位置に読取光の焦点が移動した時点に相
当する。すなわち本実施例においては、読取光の焦点が
元の記録面から十分に離れたことを判断してからトラッ
キングサーボをオフとするようにしており、実際にはこ
れを元の記録面に対するフォーカス制御範囲(図1参
照)から読取光の焦点が完全に外れかつ上記S字カーブ
から確かに抜け出たことを検知してからトラッキングサ
ーボをオフとするようにしているので元の記録面を読取
光の焦点が移動している間はトラッキングエラー信号に
よるクロストークのある波形をかなり軽減させたフォー
カスエラー信号に基づきゼロクロス検出を行うことがで
きる。また、図9に比して不定期間が短くなるのでトラ
ッキングサーボ不能となる確率が少なくなる。
【0061】以上の説明から分かるように、第1、第2
実施例はクロストークによるフォーカスエラー信号の変
動が大きいピックアップに対して有効であり、特に、ト
ラックずれが無い場合は第1実施例が最もトラッキング
エラー信号の収束が早い。第3実施例は、クロストーク
によるフォーカスエラー信号の変動が比較的に小さいピ
ックアップやトラッキングエラー信号TEの不定状態が
トラッキングサーボの不能を引き起こす可能性が高いピ
ックアップに対して有効である。
【0062】前述のように、本発明が問題視しているク
ロストークはピックアップ内においてフォーカシング系
とトラッキング系とが光学、電気、機械的に密接した構
成をとっていることに起因するので、同型式のピックア
ップであってもレンズの作り等によりクロストークの影
響は個々に異なる。そこで、これら実施例の態様を旨く
使い分けるようにしたのが次の第4実施例である。
【0063】図12は、プレーヤの電源投入直後やプレ
ーヤへの新たなディスク装填直後など、ディスクを改め
て読み取る場合のセットアップ動作においてマイクロコ
ンピュータ9が実行する処理の手順を示している。マイ
クロコンピュータ9は、かかるセットアップ時におい
て、先ずタイマーを起動し(ステップS21)、トラッ
キングサーボ継続型フォーカスジャンプすなわち第1実
施例において説明された図3に示される一連の処理を実
行する(ステップS22)。なお、最初のステップS2
1に移る前においては、装填ディスク1の回転駆動や読
取光源の立ち上げ、各種メモリのリセット等が済んで当
該第1実施例の処理が適正に実行できる状態に予め設定
されている。
【0064】ステップS22においては、前の説明で明
らかなように、図4に示される動作態様か若しくは図7
に示される動作態様となる。ここで読取対象となってい
るディスク1に対しトラック滑りがない場合は、図4に
示される動作態様になり、トラック滑りがある場合は、
図7に示される動作態様になる。いずれにしてもフォー
カスジャンプ動作が終了すると、マイクロコンピュータ
9は、アドレスデータAD(図1参照)を取得できたか
否かを判別し(ステップS23)、取得できるまで待機
状態をつくる。取得できたことが判別されると、タイマ
ーの計時動作を停止させる(ステップS24)。停止さ
れたタイマーの計時値は、基準値Ts と比較される(ス
テップS25)。
【0065】ステップS23の処理は、まさにマイクロ
コンピュータ9がデコーダ52からアドレスデータAD
を受け取ったかどうかで判別するものである。デコーダ
52は、読取信号にノイズが少なく良質であればアドレ
スデータADの解読が可能となるが、これはこの場合目
標記録面においてフォーカスサーボ及びトラッキングサ
ーボが安定動作しているかどうかに大きく依存してい
る。
【0066】従って図4に示される態様となった場合、
フォーカスサーボが再開してから間もなくフォーカスサ
ーボ及びトラッキングサーボが安定するので、当該フォ
ーカスサーボの再開からさほど時間を掛けずにアドレス
データADは取得される。よってステップS25におい
てはタイマーの計時値が基準値Ts よりも小さいことが
判別され、フォーカスジャンプモードにはトラッキング
サーボ継続型のフォーカスジャンプ、すなわち第1実施
例として説明した図3に示される処理を行うよう設定さ
れる(ステップS26)。
【0067】これに対し、図7に示される態様となった
場合、既述の如きトラック滑りに起因してトラッキング
エラー信号TEの収束時間が長くなる故に、フォーカス
サーボが再開してから長時間経ってフォーカスサーボ及
びトラッキングサーボが安定するので、当該フォーカス
サーボの再開から長い時間を掛けてアドレスデータAD
が取得される。よってステップS25においてはタイマ
ーの計時値が基準値Ts を超えることが判別され、フォ
ーカスジャンプモードにはトラッキングサーボ一時間欠
型のフォーカスジャンプ、すなわち第2及び第3実施例
として説明した図8または図10に示される処理を行う
よう設定される(ステップS27)。
【0068】ステップS26及びS27の設定は、メモ
リ9mにおいてなされる。なお、図12に示されるフロ
ーチャートにおいては、ステップS25による1度の判
別結果をもってフォーカスジャンプモードを設定してい
るが、ステップS21〜S24の処理及び動作を複数回
行い、得られる複数の判別結果に基づいてフォーカスジ
ャンプモードの設定をするようにしても良い。このよう
にした場合は、ディスク1に対してより適正なフォーカ
スジャンプモードの設定を行うことができて好ましい。
【0069】このようにしてフォーカスジャンプモード
の設定がなされると、以後、新たにセットアップがなさ
れるまでは、マイクロコンピュータ9は、かかる設定内
容に従ったフォーカスジャンプ動作を司ることとなる。
図13には、その処理手順が示されており、ジャンプ指
令信号FTRIGが発せられるなどしてマイクロコンピ
ュータ9にフォーカスジャンプモードの移行司令が発せ
られると、マイクロコンピュータ9は、メモリ9mにお
いてなされた設定内容に基づき、当該モードに設定され
ているのは何かを判定する(ステップS31)。そして
その判定結果に応じて、対応するタイプのフォーカスジ
ャンプ処理を行う(ステップS32,S33)。
【0070】かくして本実施例は、読取対象のディスク
にトラック滑りが発生するか否かを予め判断しておき、
無い場合はこれに有効な第1実施例で説明したフォーカ
ス動作を行い、有る場合はこれに有効な第2または第3
実施例を選択するようにしている。これにより、読取対
象のディスクに適したジャンプ動作を行うことができ、
もってジャンプ動作の所要時間が著しく長くなってしま
うことを防止することができる。
【0071】トラック滑りの検出方法には、他にも種々
の方法が考えられる。従って、ステップS22の実行に
基づくトラック滑りの検出に代えて、別のトラック滑り
検出手段を設け、その検出結果に応じて、ジャンプモー
ド時にトラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプか
トラッキングサーボ一時間欠型のフォーカスジャンプの
どちらかを選択して実行するようにすれば良いのであ
る。
【0072】なお、これまでの説明においては、一方向
のフォーカスジャンプ動作について説明したが、逆方向
のフォーカスジャンプ動作の場合は、フォーカスエラー
信号FEのS字カーブの極性が逆になり、またフォーカ
スアクチュエータの駆動方向も逆になるので、これに対
応したキックパルス及びブレーキパルス並びにジャンプ
ステータス信号を発生すれば良い。
【0073】また、上記実施例においては、2層記録型
のDVDを挙げたが、このようなDVDに限らず、少な
くとも2つの層において情報記録面を形成するディスク
に本発明は適用可能である。この他にも、上記実施例で
は限定的な説明を行ったが、当業者の設計可能な範囲で
適宜改変することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォーカスアクチュエータを誤動作させることなくフォ
ーカスジャンプ動作を確実に成功させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2層記録ディスクにおいて、通常のフォーカス
ジャンプ動作における読取光の焦点のディスク内部層に
おける位置と焦点が光軸方向に移動したときに得られる
フォーカスエラー信号のレベルとの関係を示す図であ
る。
【図2】本発明による一実施例のフォーカスジャンプ制
御装置が適用された光ディスクプレーヤの概略構成を示
すブロック図である。
【図3】図2のプレーヤにおけるマイクロコンピュータ
によって実行されるフォーカスジャンプ動作処理の手順
を示すフローチャートである。
【図4】図3のフォーカスジャンプ動作処理においてフ
ォーカスジャンプ制御装置の各部出力が呈する波形を示
すタイムチャートである。
【図5】フォーカスジャンプ中にトラッキングサーボを
オフとした場合にフォーカスジャンプ動作においてフォ
ーカス制御装置の各部出力が呈する波形を示すタイムチ
ャートである。
【図6】2層記録ディスクにおける情報記録面どうしの
トラックずれを説明するための模式図である。
【図7】トラック滑りの発生するディスクに対し、図3
のフォーカスジャンプ動作処理を行った場合のフォーカ
スジャンプ制御装置の各部出力が呈する波形を示すタイ
ムチャートである。
【図8】本発明による第2実施例のフォーカスジャンプ
制御装置において実行されるフォーカスジャンプ動作処
理の手順を示すフローチャートである。
【図9】図8のフォーカスジャンプ動作処理においてフ
ォーカスジャンプ制御装置の各部出力が呈する波形を示
すタイムチャートである。
【図10】本発明による第3実施例のフォーカスジャン
プ制御装置において実行されるフォーカスジャンプ動作
処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】図10のフォーカスジャンプ動作処理におい
てフォーカスジャンプ制御装置の各部出力が呈する波形
を示すタイムチャートである。
【図12】本発明による第4実施例のフォーカスジャン
プ制御装置において実行されるセットアップ処理の手順
を示すフローチャートである。
【図13】本発明による第4実施例のフォーカスジャン
プ制御装置において実行されるフォーカスジャンプモー
ドの概要処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク 2 スピンドルモータ 3 ピックアップ 30 フォーカスアクチュエータ 31 読取光発射系 32 ビームスプリッタ 33 対物レンズ 34 非点収差付与光学系 35 4分割フォトデテクタ 36,37,3A,3B 加算回路 38,3C 減算回路 3t トラッキングアクチュエータ 3f フォーカスアクチュエータ 4 RFアンプ 5,8,17 イコライザ 51 A/D変換器 52 デコーダ 6,15 エラーアンプ 7 ゼロクロス検出回路 9 マイクロコンピュータ 9m RAM 1H 保持回路 10,16 スイッチ回路 1C コンデンサ 11 加算器 12 操作部 13 ジャンプパルス生成回路 14,18 ドライバアンプ 101,102 第1,第2記録面形成トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 基 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 松田 則夫 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 川名 和茂 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 高橋 憲一 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの層の各々に形成される
    情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手
    段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位
    させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクか
    らの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号
    に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を
    追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最
    適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従
    させるトラッキングサーボループとを有するフォーカス
    ジャンプ制御装置であって、 指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ
    前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位
    置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループ
    を閉成させるループ開閉制御手段を備え、前記読取光の
    最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボループ
    の閉成状態を維持することを特徴とするフォーカスジャ
    ンプ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカスサーボループの開放及び
    前記トラッキングサーボループの閉成制御下において前
    記フォーカスエラー信号に基づき前記記録面の一方から
    他方へ前記読取光の最適集光位置を移動させるための前
    記フォーカスアクチュエータの駆動信号を生成するジャ
    ンプ駆動手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    フォーカスジャンプ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動信号は、前記読取光の最適集光
    位置の移動方向へ前記フォーカスアクチュエータを加速
    変位させる加速信号を含むことを特徴とする請求項2記
    載のフォーカスジャンプ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動信号は、前記読取光の最適集光
    位置の移動を停止させるべく前記フォーカスアクチュエ
    ータを減速させる減速信号を含むことを特徴とする請求
    項2または3記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2つの層の各々に形成される
    情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手
    段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位
    させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクか
    らの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号
    に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を
    追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最
    適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従
    させるトラッキングサーボループとを有するフォーカス
    ジャンプ制御装置であって、 指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ
    前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位
    置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループ
    を閉成させるループ開閉制御手段を備え、 前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイミングま
    での所定期間に亘り前記トラッキングサーボループの閉
    成を持続し、その後に前記トラッキングサーボループを
    開放させることを特徴とするフォーカスジャンプ制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記フォーカスサーボループの開放及び
    前記トラッキングサーボループの閉成制御下において前
    記フォーカスエラー信号に基づき前記読取光の最適集光
    位置の前記記録面の一方から他方への移動方向へ前記フ
    ォーカスアクチュエータを加速変位させる加速信号を生
    成するジャンプ駆動手段をさらに有することを特徴とす
    る請求項5記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第1タイミングは、前記読取光の最
    適集光位置が前記記録面の一方に対する前記フォーカス
    アクチュエータの制御範囲から離れたタイミングである
    ことを特徴とする請求項5記載のフォーカスジャンプ制
    御装置。
  8. 【請求項8】 前記フォーカスエラー信号が所定レベル
    を通過したことを特定レベルクロスとして検出する検出
    手段をさらに有し、 前記第1タイミングは、前記読取光の最適集光位置が前
    記記録面の一方に対する前記フォーカスアクチュエータ
    の制御範囲から離れた後の前記特定レベルクロスの検出
    タイミングから所定時間が経過したタイミングであるこ
    とを特徴とする請求項5記載のフォーカスジャンプ制御
    装置。
  9. 【請求項9】 前記トラッキングサーボループは、第2
    タイミングをもって閉成され、前記第2タイミングは、
    前記フォーカスサーボループの閉成タイミング以後のタ
    イミングであることを特徴とする請求項5,7または8
    記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  10. 【請求項10】 前記ジャンプ駆動手段は、前記読取光
    の最適集光位置の移動を停止させるべく前記フォーカス
    アクチュエータを減速させる減速信号を前記加速信号に
    引き続いて発生することを特徴とする請求項6記載のフ
    ォーカスジャンプ制御装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも2つの層の各々に形成され
    る情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取
    手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変
    位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスク
    からの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信
    号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置
    を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の
    最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追
    従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカ
    スジャンプ制御装置であって、 トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作及び
    トラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作
    のどちらか一方を、ジャンプモードにおいて実行すべき
    動作として選択する選択手段を有し、 前記トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作
    は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放
    させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集
    光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボル
    ープを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中に
    前記トラッキングサーボループの閉成状態を維持する動
    作であり、 前記トラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ
    動作は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを
    開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最
    適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサー
    ボループを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動
    中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記トラッキ
    ングサーボループの閉成を持続し、その後に前記トラッ
    キングサーボループを開放させる動作であることを特徴
    とするフォーカスジャンプ制御装置。
  12. 【請求項12】 前記記録面の一方に形成されるトラッ
    クと前記記録面の他方に形成されるトラックとの偏倚を
    検出する検出手段をさらに有し、 前記選択手段は、前記検出手段の検出結果に応じてトラ
    ッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作及びトラ
    ッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作のど
    ちらか一方を選択することを特徴とする請求項11記載
    のフォーカスジャンプ制御装置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段は、セットアップ時にお
    いて、トラッキングサーボ継続型ジャンプ動作を行い、
    前記読取信号から所定の信号が取得されることを検知
    し、所定時点から所定の信号を取得した時点までの時間
    を計時し、その計時時間を基準値と比較して当該計時時
    間が前記基準値よりも小なるときは、前記選択手段をし
    て前記トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動
    作を選択せしめ、当該計時時間が前記基準値よりも小な
    るときは、前記選択手段をして前記トラッキングサーボ
    一時間欠型フォーカスジャンプ動作を選択せしめること
    を特徴とする請求項12記載のフォーカスジャンプ制御
    装置。
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