JP3950529B2 - 多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置及びその制御方法 - Google Patents

多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3950529B2
JP3950529B2 JP30474497A JP30474497A JP3950529B2 JP 3950529 B2 JP3950529 B2 JP 3950529B2 JP 30474497 A JP30474497 A JP 30474497A JP 30474497 A JP30474497 A JP 30474497A JP 3950529 B2 JP3950529 B2 JP 3950529B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
servo loop
reading light
tracking servo
optimum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30474497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1173649A (ja
Inventor
真一 猶原
孝司 鈴木
A.ブラッドショ
基 木村
則夫 松田
和茂 川名
憲一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Priority to JP30474497A priority Critical patent/JP3950529B2/ja
Priority to US09/105,269 priority patent/US6151280A/en
Publication of JPH1173649A publication Critical patent/JPH1173649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3950529B2 publication Critical patent/JP3950529B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08511Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with focus pull-in only
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B2007/0003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
    • G11B2007/0009Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage
    • G11B2007/0013Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage for carriers having multiple discrete layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0945Methods for initialising servos, start-up sequences

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォーカス制御装置に関し、より詳しくは、ディスクの所定記録面に対し当該記録面に照射される読取光の最適集光位置の制御を行うフォーカス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、ディジタルビデオディスクまたはディジタルヴァーサタイルディスク(略称:DVD)と称される高記録密度及び大容量の情報記録媒体並びにこれを用いたシステムが広く普及されようとしている。かかるディスクには、情報記録面が介在層(スペーサ若しくはスペース領域)を挟んだ上下2つの層において形成される2層記録タイプがあり、このようなタイプのディスクを一方のディスク表面側から光学式ピックアップによって読み取るには、所望のどちらか一方の層における情報記録面に対し読取光の焦点(合焦位置若しくは最適集光位置)合わせを行わなければならない。
【0003】
通常、ある一方の層における情報記録面から他方の層における情報記録面へと読取光の焦点を移動させるフォーカスジャンプ動作は、ピックアップの受光出力に基づいて生成されるフォーカスエラー信号のゼロクロス検出に基づいて行われる。
詳述すると、ピックアップには、例えば読取光の出射光学系であってその焦点を決定する対物レンズを光軸方向に変位駆動させることにより読取光の焦点を当該ディスク表面に垂直な方向において変位させるフォーカスアクチュエータが設けられる。かかるフォーカスアクチュエータには、フォーカスジャンプ動作初期に、読取光の焦点を目標の記録面へと移動させるためのフォーカスジャンプ起動信号たる加速信号が供給される。そしてこの加速信号に応答したフォーカスアクチュエータの変位中において得られるフォーカスエラー信号から順次検出されるゼロクロスのタイミングに基づいて、当該加速信号の供給を終了させたり、当該加速信号に応答したフォーカスアクチュエータの変位を止めるための減速信号をフォーカスアクチュエータに供給したり、さらには当該減速信号の供給を終了させて目標の記録面に対しフォーカスサーボを再開させる、という一連の動作が行われる。
【0004】
図1には、2層記録ディスクを読み取る場合において、対物レンズ100によって定められる読取光の焦点Pのディスク内部層における位置と、該焦点Pが光軸方向に移動したときに得られるフォーカスエラー信号のレベルFEとの関係が示されており、フォーカスエラー信号は、基本的に、焦点Pが記録面に合っている状態でゼロレベル(ゼロクロス点ZC00,ZC10)を示し、このゼロレベルを中心としてS字カーブを描くことが分かる。かかる1つのS字カーブの極小値から極大値までの期間は、概ね、形成されるフォーカスサーボループの制御範囲に相当する。上述した加速信号や減速信号の供給制御は、一方の記録面と他方の記録面との間における焦点移動中に行われるので、図示されているようなフォーカスエラー信号のゼロクロス点,ZC00,ZC01,ZC1-1 ,ZC10の検出タイミングに基づいて行われることとなる。
【0005】
一方、記録面には、情報信号を担うピットなどの記録マークが列を成してトラック状に形成されており、こうした記録マークを順番に正しく読み取るには読取光の焦点を当該トラックに追従させなければならない。そのためにトラッキングサーボが掛けられる。従来のコンパクトディスク(CD)の如き単一の層にだけ情報記録面が形成されるディスクに対しては、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボをオフとした状態から、読取光の焦点を遠方から記録面に接近させる動作を行い、フォーカスエラー信号のS字カーブに基づき当該焦点の当該記録位置への到達に応答してフォーカスサーボを掛け、その後にトラッキングサーボを掛ける、という一連のセットアップ動作が行われている。かかるセットアップ動作は、プレーヤの電源投入直後やプレーヤへのディスク装填直後など、ディスクを改めて読み取る場合の動作である。
【0006】
しかしながら、このような、いわばCDにおいて定番となっていたセットアップ動作を上述の如き2層記録タイプのDVDのフォーカスジャンプ動作に適用すると、問題が発生する。すなわち、ピックアップ内においてフォーカシング系とトラッキング系とが光学、電気及び機械的に密接した構成をとっていることに起因するクロストークの為にトラッキングエラー信号がフォーカスエラー信号に影響を与えてしまう。特に、トラッキングサーボをオフとした場合はオンの時よりトラッキングエラー信号が激しく変動することから、トラッキングサーボをオフとした状態で行われる従来のフォーカスジャンプでは、生成されるフォーカスエラー信号が図1に示されるような理想的なS字カーブとならないことがある。
【0007】
この場合、所望のゼロクロスとは異なった疑似的なゼロクロスの発生により、上述した加速信号や減速信号の供給制御を正しく遂行することができなくなり、もってフォーカスアクチュエータを誤動作させ、フォーカスジャンプ動作が失敗してしまうこととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、フォーカスアクチュエータを誤動作させることなく、フォーカスジャンプ動作を確実に成功させることのできる多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による装置は、少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置であって、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させるとともに、前記読取光の最適集光位置の移動前に前記トラッキングサーボループを閉成状態にするループ開閉制御手段を備え、前記読取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボループの閉成状態を維持することを特徴としている。
【0010】
かかるフォーカスジャンプ制御装置において、前記フォーカスサーボループの開放及び前記トラッキングサーボループの閉成制御下において前記フォーカスエラー信号に基づき前記記録面の一方から他方へ前記読取光の最適集光位置を移動させるための前記フォーカスアクチュエータの駆動信号を生成するジャンプ駆動手段を有するようにすることができる。
【0011】
この駆動信号は、前記読取光の最適集光位置の移動方向へ前記フォーカスアクチュエータを加速変位させる加速信号を含み得る。
また、前記駆動信号は、前記読取光の最適集光位置の移動を停止させるべく前記フォーカスアクチュエータを減速させる減速信号を含み得る。
本発明による装置は、少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置であって、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させるループ開閉制御手段を備え、前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記トラッキングサーボループの閉成を持続し、その後に前記トラッキングサーボループを開放させることを特徴としている。
【0012】
かかるフォーカスジャンプ制御装置においては、前記フォーカスサーボループの開放及び前記トラッキングサーボループの閉成制御下において前記フォーカスエラー信号に基づき前記読取光の最適集光位置の前記記録面の一方から他方への移動方向へ前記フォーカスアクチュエータを加速変位させる加速信号を生成するジャンプ駆動手段をさらに有するようにすることができる。
【0013】
ここで前記第1タイミングは、前記読取光の最適集光位置が前記記録面の一方に対する前記フォーカスアクチュエータの制御範囲から離れたタイミングとされ得る。
また、前記フォーカスエラー信号が所定レベルを通過したことを特定レベルクロスとして検出する検出手段をさらに有し、前記第1タイミングは、前記読取光の最適集光位置が前記記録面の一方に対する前記フォーカスアクチュエータの制御範囲から離れた後の前記特定レベルクロスの検出タイミングから所定時間が経過したタイミングとすることもできる。
【0014】
さらに、前記トラッキングサーボループは、第2タイミングをもって閉成され、前記第2タイミングは、前記フォーカスサーボループの閉成タイミング以後のタイミングとすることもできる。
また、前記ジャンプ駆動手段は、前記読取光の最適集光位置の移動を停止させるべく前記フォーカスアクチュエータを減速させる減速信号を前記加速信号に引き続いて発生するようにすることができる。
【0015】
本発明による装置は、少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置であって、トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作及びトラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作のどちらか一方を、ジャンプモードにおいて実行すべき動作として選択する選択手段を有し、前記トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボループの閉成状態を維持する動作であり、前記トラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記トラッキングサーボループの閉成を持続し、その後に前記トラッキングサーボループを開放させる動作であることを特徴としている。
【0016】
かかるフォーカスジャンプ制御装置において、前記記録面の一方に形成されるトラックと前記記録面の他方に形成されるトラックとの偏倚を検出する検出手段をさらに有し、前記選択手段は、前記検出手段の検出結果に応じてトラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作及びトラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作のどちらか一方を選択するようにすることができる。
【0017】
ここで前記検出手段は、前記検出手段は、セットアップ時において、トラッキングサーボ継続型ジャンプ動作を行い、前記読取信号から所定の信号が取得されることを検知し、所定時点から所定の信号を取得した時点までの時間を計時し、その計時時間を基準値と比較して当該計時時間が前記基準値よりも小なるときは、前記選択手段をして前記トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作を選択せしめ、当該計時時間が前記基準値よりも小なるときは、前記選択手段をして前記トラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作を選択せしめるようにすることができる。
本発明による方法は、少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置による制御方法であって、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させる工程と、指定に応答して前記読取光の最適集光位置の移動前に前記トラッキングサーボループを閉成状態にする工程と、前記読取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボループの閉成状態を維持する工程と、を備えることを特徴としている。
本発明による他の方法は、少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置による制御方法であって、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させる工程と、前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記トラッキングサーボループの閉成を維持し、その後に前記トラッキングサーボループを開放させる工程と、を備えることを特徴としている。
本発明による更に他の方法は、少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置による制御方法であって、トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作及びトラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作のどちらか一方を、ジャンプモードにおいて実行すべき動作として選択する工程を備え、前記トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボループの閉成状態を維持する動作であり、前記トラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記トラッキングサーボループの閉成を持続し、その後に前記トラッキングサーボループを開放させる動作であることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施例のフォーカスジャンプ制御装置を用いた光ディスクプレーヤの概略構成を示している。
図2において、プレーヤに装填された2層記録ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転駆動されつつ、ピックアップ3から発せられた読取光が照射される。この読取光は、ディスク1の保護層を介して記録面に達するとともに、その記録面に形成されたピット等の記録情報を担ういわゆる記録マークにより変調を受け、当該記録面からの反射光となってピックアップ3に戻る。
【0019】
ピックアップ3は、読取光を発するだけでなく、ディスク1からの反射光を受光してその反射光の光量及び/または状態に応じた種々の電気信号を発生する光電変換を行う。ピックアップ3の光学系は、例えば、光源たるレーザーダイオードを含む読取光発射系31と、この読取光発射系から発せられた読取光を反射するビームスプリッタ32と、その反射した読取光をディスク1の記録面へと集光させ当該ディスクからの戻り光をビームスプリッタ32へと導く対物レンズ33と、ビームスプリッタ32を経た戻り光に非点収差を付与する円筒レンズなどの非点収差付与光学系34と、この光学系34を経た戻り光を受光する図示の如き4分割フォトディテクタ35とによって構成される。4分割フォトディテクタ35の受光面は、その受光中心において直交する2つの直線により区分けされた4つの受光部a,b,c及びdを有し、その一方の直線(ここでは受光部a,cと受光部b,dとの境界に相当する直線)がディスク1のトラック接線方向に平行となるように配される。
【0020】
主としてディスク1の記録情報に応じた信号成分を有する読取信号(いわゆるRF信号(Radio Frequency ))は、各受光部a,b,c及びdによる光電変換信号の和によって得ることができる。具体的には、フォトディテクタ35の受光面における当該受光中心に関し点対称に位置する受光部(aとd,bとc)の光電変換信号同士を加算する加算回路36及び37と、これら加算回路の両出力信号をさらに加算する加算回路38とが設けられ、かかる終段加算回路38の出力((a+d)+(b+c))をもって読取信号を生成する。読取信号は、他にも種々の公知な方法によって生成することができる。
【0021】
主としてディスク1の記録面に対する読取光の最適集光位置の誤差に応じたフォーカスエラー信号は、反射光がディスクの記録面に対する読取光の合焦状態に応じてフォトディテクタ35の受光面における形状及び強度を変えることに基づき、当該受光中心に関し点対称に位置する受光部(aとd,bとc)の光電変換信号同士を加算し、これにより得られる2つの加算信号の差をとることによって得られる。すなわち、加算回路36及び37の各出力信号を減算する減算回路39の出力((a+d)−(b+c))をもってフォーカスエラー信号が生成される。フォーカスエラー信号は、他にも種々の公知な方法によって生成することができる。
【0022】
主としてディスク1の記録面に形成されるトラックに対する読取光の最適集光位置の誤差に応じたトラッキングエラー信号は、上記トラック接線方向に平行な直線で区分けされる受光領域間の受光レベルの差異に基づいて得ることができる。具体的には、フォトディテクタ35の受光面における当該トラック接線方向に平行な直線で区分けされる一方の受光部a,cの光電変換信号同士を加算する加算回路3Aと、もう片方の受光部b,dの光電変換信号同士を加算する加算回路3Bと、これら加算回路の両出力信号を減算する減算回路3Cとが設けられ、かかる終段減算回路3Cの出力((a+c)−(b+d))をもってトラッキングエラー信号を生成する。トラッキングエラー信号の生成法には、他にも3ビーム法等がある。
【0023】
ピックアップ3にはまた、光源から発射された読取光をディスク1に照射する対物レンズ33をその光軸方向に移動させるためのフォーカスアクチュエータ3fが内蔵されている。フォーカスアクチュエータ3fは、後述する駆動信号のレベル及び極性に応じて対物レンズ33をディスク1の表面に垂直な方向に変位せしめる。ピックアップ3にはさらに、対物レンズ33による読取光の照射位置をディスク1の半径方向に移動させるためのトラッキングアクチュエータ3tが内蔵されている。トラッキングアクチュエータ3tは、後述する駆動信号のレベル及び極性に応じて読取光のディスク記録面上の照射位置を変位せしめる。
【0024】
注記するに、本発明が特に問題視しているクロストークは、一般に、図2からも分かるように、ピックアップ3内においてフォーカシング系とトラッキング系とが、光学、電気、機械的に密接した構成を採っていることによるものと解することができる。また、図2に示される構成の他に、ピックアップ内に加算回路などの電子回路を含めない構成もあるし、本実施例においてもこの構成を採用することができるが、本質的なクロストーク発生の解決策にはならない。本明細書において示される各実施例では、クロストークの生じ易いピックアップを使っても良好なフォーカスジャンプ動作ができるようにしている。
【0025】
上述の如く生成された読取信号は、RFアンプ4によって増幅された後、イコライザ5を経てアナログ/ディジタル(A/D)変換器51に伝送される。A/D変換器51は、伝送された読取信号をディジタル信号に変換してデコーダ52へ転送する。このデコーダは、ここではDVD用に設けられたものであり、転送されたディジタル信号に所定の復号処理を施して再生データを出力する。この再生データは、図示せぬ後段のデータ処理系に送られる。データ処理系は、ディジタル/アナログ(D/A)変換器及び/または定められたインターフェース回路を含み、再生データから最終的な音声若しくは映像信号またはコンピュータデータ信号を得、このような再生信号を例えばプレーヤ外部へと導出する。なお、デコーダ52の出力には、例えばディスク1の物理アドレスを示すアドレスデータADが含まれており、このアドレスデータADは、後述の実施例を実現するためにマイクロコンピュータ9に送られる。
【0026】
ピックアップ3の出力段たる減算回路39から導出されるフォーカスエラー信号は、エラーアンプ6に供給され、これにより増幅されたフォーカスエラー信号FEがゼロクロス検出回路7及びイコライザ8へと供給される。
ゼロクロス検出回路7は、フォーカスエラー信号FEのレベルが所定レベル、本例ではゼロレベルを通過したことを検出し、その検出結果に応じたゼロクロス検出信号FZCを発生し、マイクロコンピュータ9へ供給する。ゼロクロス検出回路7の詳しい検出原理及びゼロクロス検出信号FZCの詳しい態様は後述する。
【0027】
イコライザ8は、供給されたフォーカスエラー信号FEに波形等化の処理を施し、その等化されたフォーカスエラー信号をループスイッチ回路10の入力端に供給する。ループスイッチ回路10の出力端は、コンデンサ1Cを介して接地されるとともに、加算器11の一端に接続される。スイッチ回路10及びコンデンサ1Cは、ホールド回路1Hを形成する。スイッチ回路10は、マイクロコンピュータ9からのフォーカスジャンプステータス信号FJUMPに応じてオンオフ制御される。従って、スイッチ回路10は、ステータス信号FJUMPがフォーカスサーボループを閉成すべきことを示しているときには、オンとなってイコライザ8からのフォーカスエラー信号を後段加算器11に出力し、ステータス信号FJUMPがジャンプ動作中にあってフォーカスサーボループを開放すべきことを示しているときには、オフとなってフォーカスエラー信号を遮断しコンデンサ1Cの蓄積レベルを加算器11に出力する。コンデンサ1Cは、読取光合焦位置のジャンプ動作直前におけるイコライザ8からのフォーカスエラー信号のレベルを保持し、当該ジャンプ動作中(フォーカスサーボループを開放している間)におけるフォーカスアクチュエータ3fの駆動信号FDの初期レベルを生成するための信号を加算器11へ供給する。
【0028】
なお、ループスイッチ回路10がオフ状態のときは、制御動作信号(actuating signal)または制御偏差(control error)であるフォーカスエラー信号FEが加算器11を介してドライバアンプ14に供給されず、フィードバックによって制御量の値を目標値と比較してそれらを一致させるように訂正動作を行うフィードバック制御が解かれることとなるので、かかるフィードバック制御の1つであるサーボとしても動作しなくなる。以下では、トラッキング系についても同様に、このようにフィードバック制御が解除されたときは「サーボオフ」、フィードバック制御が行われているときは「サーボオン」として表現する。
【0029】
マイクロコンピュータ9は、プレーヤにおける種々の制御及び処理を行うが、読取光の合焦位置を1の記録面から他の記録面へとジャンプさせる動作(以下、ジャンプ動作と略称する)に関しては、指令手段たる操作部12からのジャンプ指令信号に応答してジャンプモードに対応する処理を実行する。このジャンプモードは、後述の実施例において少なくとも2種類の設定が可能である。かかるモード設定及びその他記憶処理のために、マイクロコンピュータ9はRAM(ランダムアクセスメモリ)9mを擁しており、必要に応じて随時RAM9mをアクセスすることを可能としている。後述の実施例において、ジャンプモードの設定は、デコーダ52からのアドレスデータADを使って行われる。その詳細は後に明らかとなる。
【0030】
ジャンプモードにおいて、マイクロコンピュータ9は、ゼロクロス検出信号FZCに基づき、フォーカスアクチュエータ3fを加速させて所定方向に変位させるためのキックパルスFKP及びこのキックパルスによって変位途中にあるフォーカスアクチュエータ3fを減速させて該所定方向への変位を停止させるためのブレーキパルスFBP並びに上記ジャンプステータス信号FJUMPを発生する。パルスFKP及びFBPの双方はジャンプパルス生成回路13に、ステータス信号FJUMPはスイッチ回路10の制御入力端に供給される。
【0031】
ジャンプパルス生成回路13は、キックパルスFKP及びブレーキパルスFBPを基に、対応する極性を与えつつこれらパルスを合成してジャンプパルスFPを生成し、加算器11に供給する。
加算器11は、ホールド回路1Hからの信号とジャンプパルスFPとを加算し、その加算出力をドライバアンプ14に供給する。ドライバアンプ14は、加算器11の出力に応じた駆動信号FDを発生し、フォーカスアクチュエータ3fに供給する。これにより、スイッチ回路10がオンとなってイコライザ8の出力信号を中継するフォーカスサーボループの閉成時には、フォーカスエラー信号FEのレベルがゼロになるように、すなわち読取光の合焦位置が記録面に追従するようにフォーカスアクチュエータ3fが駆動される。他方、スイッチ回路10がオフとなってコンデンサ1Cによる保持信号が加算器11に供給されるフォーカスサーボループの開放時には、ジャンプパルスFPに応じて強制的に目標の記録面へと読取光の合焦位置が移動するようにフォーカスアクチュエータ3fが駆動される。
【0032】
ピックアップ3の出力段たる減算回路3Cから導出されるトラッキングエラー信号は、エラーアンプ15に供給され、これにより増幅されたトラッキングエラー信号TEが、ループスイッチ回路16を経てイコライザ17へと供給される。スイッチ回路16は、マイクロコンピュータ9からのトラッキングサーボループ制御信号TSに応じてオンオフ制御される。従って、スイッチ回路16は、制御信号TSがトラッキングサーボループを閉成すべきことを示しているときには、オンとなってエラーアンプ15からのトラッキングエラー信号TEを後段イコライザ17に出力し、制御信号TSがトラッキングサーボループを開放すべきことを示しているときには、オフとなってトラッキングエラー信号TEを遮断する。
【0033】
イコライザ17は、供給されたトラッキングエラー信号TEに波形等化の処理を施し、その等化されたトラッキングエラー信号をドライバーアンプ18に供給する。ドライバアンプ18は、イコライザ17の出力に応じた駆動信号TDを発生し、トラッキングアクチュエータ3tに供給する。これにより、スイッチ回路16がオンとなってエラーアンプ15の出力信号を中継するトラッキングサーボループの閉成時には、トラッキングエラー信号TEのレベルがゼロになるように、すなわち読取光の合焦位置が記録面に形成されるトラックに追従するようにトラッキングアクチュエータ3tが駆動される。
【0034】
なお、マイクロコンピュータ9は、上記ジャンプ動作モードにおいて、後述される如き態様にてループ制御信号TSを発生する。この態様は、本実施例の主要な特徴の1つに相当する。
次に、マイクロコンピュータ9によって実行されるフォーカスジャンプ処理及びこれに応答した各部動作の態様を説明する。
【0035】
図3は、かかるフォーカスジャンプ処理の手順を示し、図4は、図2における各部出力信号の波形を示している。
マイクロコンピュータ9は、例えば1つの記録面を読み取っている最中に、操作部12から、読取光の合焦位置を別の記録面へと移動させるためのフォーカスジャンプ指令信号FTRIGを受信すると、それまで実行していた処理に割り込んで、先ずフォーカスサーボループを開放する(ステップS1)。具体的には、ジャンプステータス信号FJUMPを立ち上げることにより、スイッチ回路10がイコライザ8からのフォーカスエラー信号の出力を断ち、コンデンサ1Cの出力信号が加算器11へ供給されるような制御がなされる。またさらに重要なことは、このステップS1においてトラッキングサーボを継続している点である。すなわちマイクロコンピュータ9は、フォーカスジャンプ指令信号FTRIGに応答して、ループ制御信号TSを低レベルにし或いは継続させ、ループスイッチ回路16をオンに制御してトラッキングサーボループを閉成しておく。これにより、トラッキングエラー信号による当該波形のクロストークをかなり軽減させたフォーカスエラー信号が得られる。
【0036】
マイクロコンピュータ9はまた、同ジャンプ指令信号FTRIGに応答してキックパルスFKPを立ち上げる(ステップS2)。
これによりジャンプパルス生成回路13は、このキックパルスに対応した正極性の高レベルを有するジャンプパルスFPを生成するので、加算器11は、ジャンプパルスFPが示す正極性の高レベルと保持回路1Hからのエラー保持レベルとを足し合わせたレベルの加算出力をなし、この加算出力に応じた駆動信号FDがドライバーアンプ14からフォーカスアクチュエータ3fへと供給される。従ってキックパルスFKPの発生期間において、アクチュエータ3fは、読取光の合焦位置が新たに目標とする記録面へ移動する方向に強制的に加速せしめられる。これに伴いフォーカスエラー信号FEは、読取光の合焦位置がそれまで追従していた記録面から離れるにつれ、レベルの絶対値が大きくなり、最小値(図4のVmin を参照)を経た後に再びゼロレベルに戻る谷形の変化を呈することとなる。
【0037】
マイクロコンピュータ9は、このような変化を呈するフォーカスエラー信号FEに基づいて生成されるゼロクロス検出信号FZCを監視し、その立ち上がりエッジ、すなわちフォーカスエラー信号FEの第2ゼロクロス点ZC2を検出する(ステップS4)。
なお、ゼロクロス検出回路7は、次のようにしてフォーカスエラー信号FEのゼロクロスを検出する。すなわち、フォーカスエラー信号FEの負極性レベルについては、該レベルが所定の閾値−Vthを横切ったときにゼロクロスが生じたことを検出し、フォーカスエラー信号FEの正極性レベルについては、該レベルが所定の閾値+Vthを横切ったときにゼロクロスが生じたことを検出する。閾値−Vth及びVthの絶対値には、フォーカスエラー信号FEがゼロレベル近傍から大きく離れたものと判断され、かつ、フォーカスエラー信号FEが比較的大なる絶対値レベルから十分にゼロレベル近傍に達したものと判断されうる値が設定される。実際には、所定の電圧幅をフォーカスエラー信号FEが通過することを検出しているのである。
【0038】
ステップS4において第2ゼロクロス点ZC2が検出されると、マイクロコンピュータ8は、キックパルスFKPを立ち下げる(ステップS5)。これによりジャンプパルス生成回路13は、その出力ジャンプパルスFPをゼロレベルへと立ち下げるので、加算器11は、ジャンプパルスFPが示すゼロレベルと保持回路1Hからの初期バイアスレベルとを足し合わせたレベルの加算出力、従ってレベル保持回路1Hの出力保持レベルを得る。これに伴い、フォーカスアクチュエータ3fには、急激にレベルの下がった駆動信号FDがドライバーアンプ14から供給されるが、先に発せられたキックパルスFKPによる駆動の慣性モーメントがあるので、フォーカスアクチュエータ3fは、速度を落としつつも読取光の合焦位置を目標の記録面へ移動させる変位を継続する。
【0039】
その後マイクロコンピュータ9は、ゼロクロス検出信号FZCを監視し、その立ち下がりエッジを検出する(ステップS6)。これは第3ゼロクロス点ZC3の検出に相当する。フォーカスエラー信号FEは、目標の記録面に対するフォーカス制御範囲(図1参照)に入る前に上記閾値+Vthを超え第3ゼロクロス点ZC3が検出されることとなる。
【0040】
第3ゼロクロス点ZC3が検出されると、マイクロコンピュータ9は、ブレーキパルスFBPを立ち上げる(ステップS7)。これによりジャンプパルス生成回路13は、その出力ジャンプパルスFPを負極性の低レベルへとさらに立ち下げるので、加算器11は、ジャンプパルスFPが示すこの低レベルと保持回路1Hからの保持レベルとを足し合わせたレベルの加算出力をドライバアンプ14に供給する。これに伴いフォーカスアクチュエータ3fには、それまでの読取光合焦位置の目標記録面への移動を停止するための駆動信号FDが供給され、フォーカスアクチュエータ3fは、その変位速度を徐々に落としていくこととなる。
【0041】
このようなアクチュエータの減速過程においてマイクロコンピュータ9は、ゼロクロス検出信号FZCを監視し、その立ち上がりエッジを検出する(ステップS8)。これは第4ゼロクロス点ZC4の検出に相当する。フォーカスエラー信号FEは、読取光の焦点が第3ゼロクロス点ZC3に対応する位置から目標の記録面に近づくにつれレベルが大きくなり、最大値(図4のVmax を参照)を経た後今度は一転して徐々にレベルが小さくなり、読取光の焦点が丁度目標の記録面に達したときにゼロレベルに達するので、第4ゼロクロス点ZC4が検出されることとなる。
第4ゼロクロス点ZC4が検出されると、マイクロコンピュータ8は、ブレーキパルスFBPを立ち下げ(ステップS9)、ジャンプステータス信号FJUMPを立ち下げてフォーカスサーボループを閉成する(ステップS10)。これによりジャンプパルス生成回路13は、その出力ジャンプパルスFPをゼロレベルへと立ち上げる一方、スイッチ回路10は、イコライザ8からのフォーカスエラー信号を加算器11を介してドライバアンプ14に中継するよう制御される。よってフォーカスアクチュエータ3fは、以降、フォーカスエラー信号FEに基づき目標の記録面に対して読取光の合焦位置を追従させる定常のフォーカスサーボ動作を遂行することとなる。
【0042】
かくしてフォーカスジャンプ動作が終了し、マイクロコンピュータ8は、例えば当該目標の記録面の記録情報を再生するモードに移行する。
本実施例によるフォーカスジャンプ動作の特徴は、トラッキングサーボループを閉じたまま、つまりトラッキングサーボを掛けた状態でフォーカスジャンプを行う点にある。これにより、読取光の合焦点が元の記録面のフォーカス制御範囲内にある期間t0においては、当該元の記録面におけるトラックに読取光の合焦点が追従するので、トラッキングエラー信号TEのレベルはゼロ近傍を保つこととなる。従って、この期間のトラッキングエラーTEのレベルは安定しているので、フォーカスエラー信号FEにトラッキングエラーTEによるクロストークが生じない。
【0043】
また、期間t0を過ぎてから読取光の合焦点が目標の記録面のフォーカス制御範囲に入るまでの期間t1においては、第1記録面と第2記録面との間を読取光の焦点が移動している状態で戻り光強度が小さいので、トラッキングエラー信号TEは不定状態となるが、ディスクによってはトラッキングエラー信号TEのレベルが安定する場合があり、この場合、フォーカスエラー信号FEに生ずるクロストークが小さくて済むこととなる。なお、かかるトラッキングエラー信号TEの不定状態の詳細については後述する。
【0044】
さらに、期間t1を過ぎてからは、読取光の合焦点は目標の記録面にフォーカス制御範囲内に入り、当該目標の記録面におけるトラックに読取光の合焦点が追従させられるので、トラッキングエラー信号TEのレベルはゼロへ収束せしめられる。故にこの期間のトラッキングエラーTEのレベルも比較的安定し、フォーカスエラー信号FEにおけるトラッキングエラーTEによるクロストークもそれほど大きくはならない。
【0045】
かくして一連のフォーカスジャンプ動作は、実質的にフォーカスエラー信号FEにクロストークの乗り難い状況で行われうるので、フォーカスエラー信号FEが、図1に示されるようなS字カーブによる所望のゼロクロスとは違う異常なゼロクロスを呈することを防止することができる。従ってゼロクロス検出信号FZCもクロストークの影響を受けず、加速信号たるキックパルスFKPや減速信号たるブレーキパルスFBPを正しく発生させることができ、もって目標記録面へのジャンプ動作を確実に成功させることに寄与し得るのである。
【0046】
このような作用効果について明確に説明するために、図5には従来の如くトラッキングサーボループを開放した状態でフォーカスジャンプを行った場合の各部出力波形が示される。
この場合、ループ制御信号TSが高レベルとなってトラッキングサーボループが開放されるとすぐに、トラッキングエラー信号TEが激しいレベル変動を呈し始めることとなる。これは、既述した如き、ディスク記録面に形成されるトラックの動的偏心による。より詳しくは、かかる動的偏心は、読取光のディスク記録面上の照射スポットに対する当該記録面のトラックの相対位置が時間とともに変動する現象を指しており、その原因は、当該トラック自体がディスク記録面においてディスクの回転軸に対して偏心している点と、ディスクを回転させたときにその回転駆動機構における回転軸とディスク中心とがずれている点の2つが挙げられる。
【0047】
このトラッキングエラー信号TEのレベル変動に伴い、フォーカスジャンプ動作開始から、ゼロクロス検出信号FZCが立ち下がりエッジと立ち上がりエッジとを短時間の間に順次呈することとなる。よってマイクロコンピュータ側は、ゼロクロス検出信号FZCの当該立ち上がりエッジによってキックパルスFKPを終了せしめかつその後すぐに発生するゼロクロス検出信号FZCの当該立ち下がり及び立ち上がりエッジによってブレーキパルスFBPを発生しかつ消滅させてしまう。結局、このようにして得られるジャンプパルスFPは、キックパルス部分のパルス幅が極端に短くしかもキックパルス部とブレーキパルス部との間も極端に短くさらにブレーキパルス部のパルス幅も極端に短い波形となり、このようなジャンプパルスに応じた駆動信号が供給されるフォーカスアクチュエータ3fは、読取光の合焦位置を目標の記録面に到達させるまでの変位をなすことができず、もって当該ジャンプ動作は失敗に終わることとなるのである。(図5の※1参照)
また、たとえフォーカスジャンプ動作開始直後におけるクロストークがフォーカスエラー信号FEに生じずキックパルスFKPの生成が正しくなされたとしても、期間t2以降においてやはり同様の激しいレベル変動を呈するトラッキングエラー信号TEのクロストークがフォーカスエラー信号FEに乗るので、第4ゼロクロス点ZC4に対応するゼロクロス検出信号FZCの立ち上がりエッジが早めに現れ、ブレーキパルスを早めに消滅させかつフォーカスサーボも読取光の合焦位置が目標の記録面に到達するかなり前においてオンとされる可能性がある。結局、このようにして得られるジャンプパルスFPは、ブレーキパルス部のパルス幅も短い波形となり、しかも早すぎるタイミングでフォーカスサーボが掛けられることとなり、当該サーボの整定までに長い時間を要してしまうこととなるのである。(図5の※2参照)
これに対して本実施例においては、フォーカスジャンプ動作の開始からトラッキングサーボを掛けまたは持続し、フォーカスエラー信号FEにクロストークの乗り難い状況で当該ジャンプ動作を行うことにより、適正なキック及びブレーキパルスを発生させ、目標記録面への確実なジャンプ動作を達成しているのである。
【0048】
なお、本実施例における期間t2以降においてフォーカスエラー信号FEの第4ゼロクロス点ZC4近傍においても同様の異常なゼロクロスが生じる可能性があるが、ここで誤ったゼロクロス検出がなされジャンプステータス信号FJUMP及びブレーキパルスFBPの立ち下げタイミングが狂ったとしても、フォーカスサーボループの閉成のタイミングが早まるだけなので、目標記録面に読取光の焦点を到達させることができ、フォーカスジャンプ動作全体として大きな影響はない。
【0049】
以上説明した実施例は、読取光の合焦位置が目標の記録面近傍に達してフォーカスサーボをかけたときに、元の記録面に形成されかつ読取光の追従の対象としていたトラックと、目標の記録面に形成されかつ新たに読取光の追従の対象とされるトラックとの間に大きな隔たりがないことを前提にして良好なフォーカスジャンプ動作を実現している。
【0050】
しかしながら、実際には、ディスク1の平坦面から透視した図6に示されるように、例えば第1記録面のあるトラック101を読み取っている最中にフォーカスジャンプ指令が発せられて第2記録面へジャンプした結果、第2記録面に到達した読取光の集光点にディスク半径方向において最も近いトラック102が、トラック101からディスク半径方向において大きく距離を隔てていることがある。これは、いわゆる記録面どうしの「トラックずれ」であり、第1記録面を担持する層と第2記録面を担持する層との張り合わせによって作製されるDVDに、こうしたトラックずれがあることは少なくない。詳述すると、例えば、図6に示されるように、ジャンプ元の第1記録面のトラック101の中心がディスク中心に一致していても、ジャンプ先の第2記録面のトラック102の中心がディスク中心から大きく外れている場合が多く、100[μm]オーダーのずれが予想される。
【0051】
ディスクにトラックずれがない場合は、ジャンプ元とジャンプ先のトラックは互いにディスク半径方向においてほぼ同じ位置となり、図4に示されるように、読取光の焦点が目標の記録面近傍に達すると、その目標の記録面のトラックにほぼ読取光の焦点が合うこととなるので、トラッキングエラー信号TEはゼロレベルから大きく外れることはない。
【0052】
これとは逆に、ジャンプ元とジャンプ先のトラックがディスク半径方向において大きく異なる位置にある場合は、読取光の焦点が目標の記録面近傍に達すると、その目標の記録面のトラックから読取光の焦点が大きく離れることとなるので、このとき上記実施例のようにトラッキングサーボが掛かっていると読取光の焦点をその離れている目標記録面のトラックに直ちに追従すべく大きな変位を与えるようトラッキングアクチュエータ3tを駆動せざるを得なくなる。従ってトラッキングアクチュエータ3tは、比較的急激な変位を強いられることとなり、このような変位(「トラック滑り」)によって図7に示される如くトラッキングエラー信号TEは激しくレベル変動することとなる。この結果、フォーカスサーボがオンとなってから長い間トラッキングエラー信号TEの顕著な変動が続き目標記録面のトラックに対するトラッキングサーボが不安定となり、該エラー信号TEがゼロ近傍に収束しトラッキングサーボが安定するまでに相当な時間を要し、最悪時には、トラッキングサーボがその制御範囲から完全に外れてトラッキングアクチュエータ3tを制御することができない状況となってしまう。
【0053】
これに対処するためには、図7に示されるように、トラッキングサーボループ制御信号TSを一旦高レベルとしてトラッキングサーボループを一時開放しトラッキングアクチュエータ3tを中立位置に戻して正常なエラー信号が得られる状態に戻してから、再びトラッキングサーボをオン(したがって制御信号は低レベル)とする必要がある。
【0054】
他方、上述した期間t1におけるトラッキングエラー信号TEの不定状態も、同様のトラッキングサーボ不能を招来する可能性があり、そうなった場合にも、かかるトラッキングサーボループの制御を必要とする。
以下に説明される本発明による第2の実施例は、かかるトラック滑りに対処せんとするものである。
【0055】
図8は、かかる第2の実施例のフォーカスジャンプ制御装置におけるマイクロコンピュータ9によって実行されるフォーカスジャンプ処理の手順を示し、図9はこれに応答した各部動作の態様を示している。なお、本フォーカスジャンプ制御装置は、図2と同等の基本構成を有するものであり、すなわちハードウェアは同じく構成される。
【0056】
図8に示される処理において、図3に示される処理と異なる点は、フォーカスサーボをオンとさせるステップS10の前にトラッキングサーボループを開放する(ステップS901)点であり、もう1つはそのトラッキングサーボループの開放から所定時間ta が経過すると(ステップS12)、トラッキングサーボループを閉成する(ステップS13)、という手順を経てフォーカスジャンプが終了する点である。ステップS901のトラッキングサーボループの開放は、ゼロクロス検出信号FZCの立ち上がりエッジにより示されるフォーカスエラー信号FEの第4ゼロクロス点ZC4に応答してスイッチ回路16をオフとするよう制御信号TSを発生することにより達成される。ステップS13におけるトラッキングサーボループの閉成は、該所定時間経過後にスイッチ回路16をオンとするよう制御信号TSを発生することにより達成される。また、マイクロコンピュータ9の内部に形成されるタイマーによって、トラッキングサーボループの開放タイミングからの経過時間ta が計られる。
【0057】
図9には、このように目標記録面に対するフォーカスサーボの開始直前から所定時間ta の間に亘り制御信号TSが高レベルとなってトラッキングサーボを一時的にオフとする態様が示されている。このようにフォーカスサーボが目標記録面において再開される直前から所定時間ta の間、トラッキングサーボがオフとされることにより、トラックずれがあってもフォーカスサーボの再開からトラッキングエラー信号TEがゼロ近傍に収束するまでの時間が図7の場合に比べて短くなるとともに、ほぼ一定した時間内に収まることが保証される。
【0058】
以上の第2実施例をさらに改変してトラック滑りのみならず上述したトラッキングエラー信号TEの不定状態にも対処したのが次の第3実施例である。
図10は、かかる第3の実施例のフォーカスジャンプ制御装置におけるマイクロコンピュータ9によって実行されるフォーカスジャンプ処理の手順を示し、図11はこれに応答した各部動作の態様を示している。なお、本フォーカスジャンプ制御装置も、図2と同等の基本構成を有するものであり、すなわちハードウェアは同じく構成される。
【0059】
図10に示される処理において、図3に示される処理と異なる点は、キックパルスを立ち下げるステップS5に引き続き第2ゼロクロス点ZC2の発生から所定時間tb の経過を待ち(ステップS501)、該所定時間が経過するとトラッキングサーボループを開放し(ステップS502)、その後にステップS6の第3ゼロクロス検出処理に移行する点であり、もう1つは、フォーカスサーボをオンとさせるステップS10に引き続き第4ゼロクロス点ZC4の発生から所定時間ta の経過を待ち(ステップS12)、該所定時間が経過するとトラッキングサーボループを閉成する(ステップS13)、という手順を経てフォーカスジャンプが終了する点である。ここでのトラッキングサーボループの開放及び閉成態様も、スイッチ回路16を各対応する制御信号TSによって制御する点で上述と同様である。また、各所定時間の計時もマイクロコンピュータ9の内部に形成されるタイマーによって行われる。
【0060】
図11には、このように第2ゼロクロス点ZC2の発生からの所定時間tb 経過時点Tbから第4ゼロクロス点ZC4の発生からの所定時間ta 経過時点Taまでの間に亘って制御信号TSが高レベルとなってトラッキングサーボをオフとする態様が示されている。かかる時点Tbは、概ね元の記録面とジャンプ先の記録面との間の中央位置に読取光の焦点が移動した時点に相当する。すなわち本実施例においては、読取光の焦点が元の記録面から十分に離れたことを判断してからトラッキングサーボをオフとするようにしており、実際にはこれを元の記録面に対するフォーカス制御範囲(図1参照)から読取光の焦点が完全に外れかつ上記S字カーブから確かに抜け出たことを検知してからトラッキングサーボをオフとするようにしているので元の記録面を読取光の焦点が移動している間はトラッキングエラー信号によるクロストークのある波形をかなり軽減させたフォーカスエラー信号に基づきゼロクロス検出を行うことができる。また、図9に比して不定期間が短くなるのでトラッキングサーボ不能となる確率が少なくなる。
【0061】
以上の説明から分かるように、第1、第2実施例はクロストークによるフォーカスエラー信号の変動が大きいピックアップに対して有効であり、特に、トラックずれが無い場合は第1実施例が最もトラッキングエラー信号の収束が早い。第3実施例は、クロストークによるフォーカスエラー信号の変動が比較的に小さいピックアップやトラッキングエラー信号TEの不定状態がトラッキングサーボの不能を引き起こす可能性が高いピックアップに対して有効である。
【0062】
前述のように、本発明が問題視しているクロストークはピックアップ内においてフォーカシング系とトラッキング系とが光学、電気、機械的に密接した構成をとっていることに起因するので、同型式のピックアップであってもレンズの作り等によりクロストークの影響は個々に異なる。そこで、これら実施例の態様を旨く使い分けるようにしたのが次の第4実施例である。
【0063】
図12は、プレーヤの電源投入直後やプレーヤへの新たなディスク装填直後など、ディスクを改めて読み取る場合のセットアップ動作においてマイクロコンピュータ9が実行する処理の手順を示している。
マイクロコンピュータ9は、かかるセットアップ時において、先ずタイマーを起動し(ステップS21)、トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプすなわち第1実施例において説明された図3に示される一連の処理を実行する(ステップS22)。なお、最初のステップS21に移る前においては、装填ディスク1の回転駆動や読取光源の立ち上げ、各種メモリのリセット等が済んで当該第1実施例の処理が適正に実行できる状態に予め設定されている。
【0064】
ステップS22においては、前の説明で明らかなように、図4に示される動作態様か若しくは図7に示される動作態様となる。ここで読取対象となっているディスク1に対しトラック滑りがない場合は、図4に示される動作態様になり、トラック滑りがある場合は、図7に示される動作態様になる。いずれにしてもフォーカスジャンプ動作が終了すると、マイクロコンピュータ9は、アドレスデータAD(図1参照)を取得できたか否かを判別し(ステップS23)、取得できるまで待機状態をつくる。取得できたことが判別されると、タイマーの計時動作を停止させる(ステップS24)。停止されたタイマーの計時値は、基準値Ts と比較される(ステップS25)。
【0065】
ステップS23の処理は、まさにマイクロコンピュータ9がデコーダ52からアドレスデータADを受け取ったかどうかで判別するものである。デコーダ52は、読取信号にノイズが少なく良質であればアドレスデータADの解読が可能となるが、これはこの場合目標記録面においてフォーカスサーボ及びトラッキングサーボが安定動作しているかどうかに大きく依存している。
【0066】
従って図4に示される態様となった場合、フォーカスサーボが再開してから間もなくフォーカスサーボ及びトラッキングサーボが安定するので、当該フォーカスサーボの再開からさほど時間を掛けずにアドレスデータADは取得される。よってステップS25においてはタイマーの計時値が基準値Ts よりも小さいことが判別され、フォーカスジャンプモードにはトラッキングサーボ継続型のフォーカスジャンプ、すなわち第1実施例として説明した図3に示される処理を行うよう設定される(ステップS26)。
【0067】
これに対し、図7に示される態様となった場合、既述の如きトラック滑りに起因してトラッキングエラー信号TEの収束時間が長くなる故に、フォーカスサーボが再開してから長時間経ってフォーカスサーボ及びトラッキングサーボが安定するので、当該フォーカスサーボの再開から長い時間を掛けてアドレスデータADが取得される。よってステップS25においてはタイマーの計時値が基準値Ts を超えることが判別され、フォーカスジャンプモードにはトラッキングサーボ一時間欠型のフォーカスジャンプ、すなわち第2及び第3実施例として説明した図8または図10に示される処理を行うよう設定される(ステップS27)。
【0068】
ステップS26及びS27の設定は、メモリ9mにおいてなされる。
なお、図12に示されるフローチャートにおいては、ステップS25による1度の判別結果をもってフォーカスジャンプモードを設定しているが、ステップS21〜S24の処理及び動作を複数回行い、得られる複数の判別結果に基づいてフォーカスジャンプモードの設定をするようにしても良い。このようにした場合は、ディスク1に対してより適正なフォーカスジャンプモードの設定を行うことができて好ましい。
【0069】
このようにしてフォーカスジャンプモードの設定がなされると、以後、新たにセットアップがなされるまでは、マイクロコンピュータ9は、かかる設定内容に従ったフォーカスジャンプ動作を司ることとなる。
図13には、その処理手順が示されており、ジャンプ指令信号FTRIGが発せられるなどしてマイクロコンピュータ9にフォーカスジャンプモードの移行司令が発せられると、マイクロコンピュータ9は、メモリ9mにおいてなされた設定内容に基づき、当該モードに設定されているのは何かを判定する(ステップS31)。そしてその判定結果に応じて、対応するタイプのフォーカスジャンプ処理を行う(ステップS32,S33)。
【0070】
かくして本実施例は、読取対象のディスクにトラック滑りが発生するか否かを予め判断しておき、無い場合はこれに有効な第1実施例で説明したフォーカス動作を行い、有る場合はこれに有効な第2または第3実施例を選択するようにしている。これにより、読取対象のディスクに適したジャンプ動作を行うことができ、もってジャンプ動作の所要時間が著しく長くなってしまうことを防止することができる。
【0071】
トラック滑りの検出方法には、他にも種々の方法が考えられる。従って、ステップS22の実行に基づくトラック滑りの検出に代えて、別のトラック滑り検出手段を設け、その検出結果に応じて、ジャンプモード時にトラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプかトラッキングサーボ一時間欠型のフォーカスジャンプのどちらかを選択して実行するようにすれば良いのである。
【0072】
なお、これまでの説明においては、一方向のフォーカスジャンプ動作について説明したが、逆方向のフォーカスジャンプ動作の場合は、フォーカスエラー信号FEのS字カーブの極性が逆になり、またフォーカスアクチュエータの駆動方向も逆になるので、これに対応したキックパルス及びブレーキパルス並びにジャンプステータス信号を発生すれば良い。
【0073】
また、上記実施例においては、2層記録型のDVDを挙げたが、このようなDVDに限らず、少なくとも2つの層において情報記録面を形成するディスクに本発明は適用可能である。
この他にも、上記実施例では限定的な説明を行ったが、当業者の設計可能な範囲で適宜改変することができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フォーカスアクチュエータを誤動作させることなくフォーカスジャンプ動作を確実に成功させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2層記録ディスクにおいて、通常のフォーカスジャンプ動作における読取光の焦点のディスク内部層における位置と焦点が光軸方向に移動したときに得られるフォーカスエラー信号のレベルとの関係を示す図である。
【図2】本発明による一実施例のフォーカスジャンプ制御装置が適用された光ディスクプレーヤの概略構成を示すブロック図である。
【図3】図2のプレーヤにおけるマイクロコンピュータによって実行されるフォーカスジャンプ動作処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図3のフォーカスジャンプ動作処理においてフォーカスジャンプ制御装置の各部出力が呈する波形を示すタイムチャートである。
【図5】フォーカスジャンプ中にトラッキングサーボをオフとした場合にフォーカスジャンプ動作においてフォーカス制御装置の各部出力が呈する波形を示すタイムチャートである。
【図6】2層記録ディスクにおける情報記録面どうしのトラックずれを説明するための模式図である。
【図7】トラック滑りの発生するディスクに対し、図3のフォーカスジャンプ動作処理を行った場合のフォーカスジャンプ制御装置の各部出力が呈する波形を示すタイムチャートである。
【図8】本発明による第2実施例のフォーカスジャンプ制御装置において実行されるフォーカスジャンプ動作処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】図8のフォーカスジャンプ動作処理においてフォーカスジャンプ制御装置の各部出力が呈する波形を示すタイムチャートである。
【図10】本発明による第3実施例のフォーカスジャンプ制御装置において実行されるフォーカスジャンプ動作処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】図10のフォーカスジャンプ動作処理においてフォーカスジャンプ制御装置の各部出力が呈する波形を示すタイムチャートである。
【図12】本発明による第4実施例のフォーカスジャンプ制御装置において実行されるセットアップ処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明による第4実施例のフォーカスジャンプ制御装置において実行されるフォーカスジャンプモードの概要処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク
2 スピンドルモータ
3 ピックアップ
30 フォーカスアクチュエータ
31 読取光発射系
32 ビームスプリッタ
33 対物レンズ
34 非点収差付与光学系
35 4分割フォトデテクタ
36,37,3A,3B 加算回路
38,3C 減算回路
3t トラッキングアクチュエータ
3f フォーカスアクチュエータ
4 RFアンプ
5,8,17 イコライザ
51 A/D変換器
52 デコーダ
6,15 エラーアンプ
7 ゼロクロス検出回路
9 マイクロコンピュータ
9m RAM
1H 保持回路
10,16 スイッチ回路
1C コンデンサ
11 加算器
12 操作部
13 ジャンプパルス生成回路
14,18 ドライバアンプ
101,102 第1,第2記録面形成トラック

Claims (16)

  1. 少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置であって、
    指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させるとともに、前記読取光の最適集光位置の移動前に前記トラッキングサーボループを閉成状態にするループ開閉制御手段を備え、
    前記読取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボループの閉成状態を維持することを特徴とするフォーカスジャンプ制御装置。
  2. 前記フォーカスサーボループの開放及び前記トラッキングサーボループの閉成制御下において前
    記フォーカスエラー信号に基づき前記記録面の一方から他方へ前記読取光の最適集光位置を移動させるための前記フォーカスアクチュエータの駆動信号を生成するジャンプ駆動手段を有することを特徴とする請求項1記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  3. 前記駆動信号は、前記読取光の最適集光位置の移動方向へ前記フォーカスアクチュエータを加速
    変位させる加速信号を含むことを特徴とする請求項2記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  4. 前記駆動信号は、前記読取光の最適集光位置の移動を停止させるべく前記フォーカスアクチュエ
    ータを減速させる減速信号を含むことを特徴とする請求項2または3記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  5. 少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手
    段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置であって、
    指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させるループ開閉制御手段を備え、
    前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記トラッキングサーボループの閉成を持続し、その後に前記トラッキングサーボループを開放させることを特徴とするフォーカスジャンプ制御装置。
  6. 前記フォーカスサーボループの開放及び前記トラッキングサーボループの閉成制御下において前記フォーカスエラー信号に基づき前記読取光の最適集光位置の前記記録面の一方から他方への移動方向へ前記フォーカスアクチュエータを加速変位させる加速信号を生成するジャンプ駆動手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  7. 前記第1タイミングは、前記読取光の最適集光位置が前記記録面の一方に対する前記フォーカスアクチュエータの制御範囲から離れたタイミングであることを特徴とする請求項5記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  8. 前記フォーカスエラー信号が所定レベルを通過したことを特定レベルクロスとして検出する検出手段をさらに有し、前記第1タイミングは、前記読取光の最適集光位置が前記記録面の一方に対する前記フォーカスアクチュエータの制御範囲から離れた後の前記特定レベルクロスの検出タイミングから所定時間が経過したタイミングであることを特徴とする請求項5記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  9. 前記トラッキングサーボループは、第2タイミングをもって閉成され、前記第2タイミングは、前記フォーカスサーボループの閉成タイミング以後のタイミングであることを特徴とする請求項5,7または8記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  10. 前記ジャンプ駆動手段は、前記読取光の最適集光位置の移動を停止させるべく前記フォーカスアクチュエータを減速させる減速信号を前記加速信号に引き続いて発生することを特徴とする請求項6記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  11. 少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置であって、
    トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作及びトラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作のどちらか一方を、ジャンプモードにおいて実行すべき動作として選択する選択手段を有し、前記トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボループの閉成状態を維持する動作であり、前記トラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記トラッキングサーボループの閉成を持続し、その後に前記トラッキングサーボループを開放させる動作であることを特徴とするフォーカスジャンプ制御装置。
  12. 前記記録面の一方に形成されるトラックと前記記録面の他方に形成されるトラックとの偏倚を検出する検出手段をさらに有し、前記選択手段は、前記検出手段の検出結果に応じてトラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作及びトラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作のどちらか一方を選択することを特徴とする請求項11記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  13. 前記検出手段は、セットアップ時において、トラッキングサーボ継続型ジャンプ動作を行い、前記読取信号から所定の信号が取得されることを検知し、所定時点から所定の信号を取得した時点までの時間を計時し、その計時時間を基準値と比較して当該計時時間が前記基準値よりも小なるときは、前記選択手段をして前記トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作を選択せしめ、当該計時時間が前記基準値よりも小なるときは、前記選択手段をして前記トラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作を選択せしめることを特徴とする請求項12記載のフォーカスジャンプ制御装置。
  14. 少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置による制御方法であって、
    指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させる工程と、
    指定に応答して前記読取光の最適集光位置の移動前に前記トラッキングサーボループを閉成状態にする工程と、
    前記読取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボループの閉成状態を維持する工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  15. 少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置による制御方法であって、
    指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させる工程と、
    前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記トラッキングサーボループの閉成を維持し、その後に前記トラッキングサーボループを開放させる工程と、
    を備えることを特徴とするフォーカスジャンプ制御方法。
  16. 少なくとも2つの層の各々に形成される情報記録面を有するディスクに読取光を照射する読取手段と、前記読取光の最適集光位置をその光軸方向に変位させるフォーカスアクチュエータを用い前記ディスクからの戻り光に基づいて生成されたフォーカスエラー信号に応じて前記記録面に対し前記読取光の最適集光位置を追従させるフォーカスサーボループと、前記読取光の最適集光位置を前記ディスクに形成されるトラックに追従させるトラッキングサーボループとを有するフォーカスジャンプ制御装置による制御方法であって、
    トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作及びトラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作のどちらか一方を、ジャンプモードにおいて実行すべき動作として選択する工程を備え、
    前記トラッキングサーボ継続型フォーカスジャンプ動作は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中に前記トラッキングサーボループの閉成状態を維持する動作であり、
    前記トラッキングサーボ一時間欠型フォーカスジャンプ動作は、指令に応答して前記フォーカスサーボループを開放させ前記記録面の一方から他方への前記読取光の最適集光位置の移動が終了したときに前記フォーカスサーボループを閉成させ、前記読取光の最適集光位置の移動中の第1タイミングまでの所定期間に亘り前記トラッキングサーボループの閉成を持続し、その後に前記トラッキングサーボループを開放させる動作であることを特徴とする制御方法。
JP30474497A 1997-06-27 1997-11-06 多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP3950529B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30474497A JP3950529B2 (ja) 1997-06-27 1997-11-06 多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置及びその制御方法
US09/105,269 US6151280A (en) 1997-06-27 1998-06-26 Focus jump control apparatus of a player for multilayer recording disc

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17266397 1997-06-27
JP9-172663 1997-06-27
JP30474497A JP3950529B2 (ja) 1997-06-27 1997-11-06 多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1173649A JPH1173649A (ja) 1999-03-16
JP3950529B2 true JP3950529B2 (ja) 2007-08-01

Family

ID=26494949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30474497A Expired - Fee Related JP3950529B2 (ja) 1997-06-27 1997-11-06 多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6151280A (ja)
JP (1) JP3950529B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3720203B2 (ja) * 1998-11-17 2005-11-24 パイオニア株式会社 フォーカスジャンプ装置
JP3991483B2 (ja) * 1999-01-08 2007-10-17 ソニー株式会社 ディスクドライブ装置
JP3728390B2 (ja) * 1999-10-08 2005-12-21 パイオニア株式会社 フォーカスサーボ制御装置並びに情報再生装置及び情報記録装置
JP4089177B2 (ja) * 2000-10-25 2008-05-28 株式会社日立製作所 光ディスク装置及び層間ジャンプ方法
JP3672498B2 (ja) * 2001-03-09 2005-07-20 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 対物レンズ移動制御方法および装置
TW541518B (en) * 2001-12-13 2003-07-11 Acer Labs Inc Method for controlling jump layer braking of CD drive
JP3992044B2 (ja) * 2004-04-22 2007-10-17 ソニー株式会社 再生装置、フォーカスジャンプ方法
ATE407425T1 (de) * 2004-07-14 2008-09-15 Koninkl Philips Electronics Nv Fokussteuerung eines mehrstrahlplattenlaufwerks
TWI277078B (en) * 2005-05-20 2007-03-21 Sunplus Technology Co Ltd Focusing servo device, optical disc recording/reproducing device and focus-searching method
JP2008130117A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置
KR20160115223A (ko) * 2015-03-26 2016-10-06 삼성전자주식회사 광학디스크 장치 및 그 제어방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3413684B2 (ja) * 1994-12-16 2003-06-03 ソニー株式会社 多層光ディスク再生装置および方法
JP3546549B2 (ja) * 1995-08-04 2004-07-28 ソニー株式会社 光学式ディスク駆動装置および方法
JP3488584B2 (ja) * 1996-11-06 2004-01-19 パイオニア株式会社 多層光ディスク記録情報の再生装置
JPH1055547A (ja) * 1996-08-07 1998-02-24 Pioneer Electron Corp フォーカスサーボ引き込み装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6151280A (en) 2000-11-21
JPH1173649A (ja) 1999-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6865141B2 (en) Optical disc apparatus switching focus point between layers
JP4420920B2 (ja) 光記録媒体駆動装置、フォーカスオン方法
JPH10143872A (ja) 多層光ディスク記録情報の再生装置
US6101157A (en) Apparatus and method for focus control of read light irradiated on a recording surface
JP3950529B2 (ja) 多層記録ディスクのフォーカスジャンプ制御装置及びその制御方法
JPWO2010038311A1 (ja) 光ディスクドライブ装置及び追加記録方法
JP3672498B2 (ja) 対物レンズ移動制御方法および装置
JP3563239B2 (ja) フォーカス制御装置
US6134196A (en) Carriage controller for multi-layer disc
JPH1139664A (ja) 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
JPH1125468A (ja) フォーカス制御装置
US20010030915A1 (en) Optical disc apparatus
JP2002203324A (ja) フォーカス制御装置、フォーカス制御方法
JPH0821214B2 (ja) デイスク再生方式
JPH1139663A (ja) 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
JP4549419B2 (ja) 光ディスク装置、光ヘッドの制御方法、及び光ヘッドの制御装置
JP3497698B2 (ja) 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
JP2001236657A (ja) 光ディスク読取装置及び光ディスク読取方法
JP4831928B2 (ja) フォーカス制御装置、記録媒体および光ディスク再生装置
JP4289234B2 (ja) 光ディスク装置
JPH1125471A (ja) フォーカス制御装置
JP2010067329A (ja) 光ディスク装置
JP2004030781A (ja) ディスク再生装置および再生方法
JP2011040139A (ja) 光ディスク装置
JP2009076149A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041014

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041215

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041227

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120427

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees