JPH11328684A - 光ディスク種類判別方法及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク種類判別方法及び光ディスク装置

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JPH11328684A
JPH11328684A JP13640398A JP13640398A JPH11328684A JP H11328684 A JPH11328684 A JP H11328684A JP 13640398 A JP13640398 A JP 13640398A JP 13640398 A JP13640398 A JP 13640398A JP H11328684 A JPH11328684 A JP H11328684A
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JP
Japan
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optical disk
unit
reflected light
optical disc
light
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Application number
JP13640398A
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English (en)
Inventor
Hisanori Takamure
久宜 高牟礼
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの種類を判別するためにかかる時
間を大幅に削減することができる光ディスク種類判別方
法及び光ディスク装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 各種の光ディスク24に対応して読み出
し又は書き込みに用いられるレ−ザ光を複数種類発光す
る光源部7,9と、各レ−ザ光を記録面に集光させる対
物レンズ11と、対物レンズ11を光軸方向へ進退させ
るアクチュエ−タ12と、光ディスク24の記録面で反
射される各レ−ザ光の反射光を検出する光検出部15,
18と、光検出部15,18で検出される各レ−ザ光の
反射光量を測定し、測定される各反射光の中で所定レベ
ル以上の反射光量となる反射光を検出する判別部1とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体となる光
ディスクの種類を正確に且つ迅速に判別する光ディスク
種類判別方法及び光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声情報が記録されたCD(コン
パクトディスク)や映像情報等も収録可能なCD−RO
M等の光ディスクが広く普及している。又最近では、長
時間の動画に対応するために光ディスクの高密度化が進
んでおり、DVD(デジタルビデオディスクまたはデジ
タルバァーサタイルディスク)と称される大容量光ディ
スクが実用化されている。このため、複数種類の光ディ
スクのデ−タを記録再生する光ディスク装置では、光デ
ィスクの種類を迅速に且つ正確に判別する技術が強く求
められている。
【0003】従来、複数種類の光ディスクのデ−タを記
録再生する光ディスク装置として、図4に示すものがあ
った。この図4は従来の光ディスク装置のブロック図、
図5は従来の光ディスク装置の動作フローチャートであ
る。
【0004】各図において従来の光ディスク装置は、光
ディスク24を保持し回転させるスピンドルモータ5
と、当該スピンドルモータ5を駆動するスピンドルドラ
イバ部6と、DVD用のレーザ光を光ディスク24に出
射するDVD用光源部7と、当該DVD用光源部7を駆
動するDVD用ドライバ部と、DC用のレーザ光を光デ
ィスク24に出射するCD用光源部9と、当該CD用光
源部9を駆動するCD用ドライバ部と、前記DVD用光
源部7及びCD用光源部9から出射されるレーザ光を光
ディスク24の記録面に集光させる対物レンズ11と、
当該対物レンを光ディスク24の記録面側へ進退させ、
レーザ光の焦点を記録面に合わせるアクチュエータ12
と、当該アクチュエータ12を駆動するアクチュエータ
ドライバ部13と、DVD用光源部7から出射され、光
ディスク24の記録面で反射される反射光を検出するD
VD用光検出部15と、当該DVD用光検出部15で検
出される反射光の反射光量に応じた信号を再生するDV
D信号生成部16と、当該DVD信号生成部16を駆動
するDVD用サーボコントロ−ル部17と、CD用光源
部9から出射され、光ディスク24の記録面で反射され
る反射光を検出するCD用光検出部18と、当該CD用
光検出部18で検出される反射光の反射光量に応じた信
号を再生するCD信号生成部19と、当該CD信号生成
部19を駆動するCD用サーボコントロ−ル部20と、
DVD用サーボコントロ−ル部17又はCD用サーボコ
ントロ−ル部20からアクチュエータ12へ出力させる
駆動信号をいずれか一方に切り換える第一切換部21
と、DVD用サーボコントロ−ル部17又はCD用サー
ボコントロ−ル部20からスピンドルドライバ部へ出力
させる駆動信号をいずれか一方に切り換える第二切換部
22と、第一切換部21及び第二切換部22を制御する
制御部23とを備える構成である。
【0005】次に、前記構成に基づく従来の光ディスク
装置の動作について光ディスク24判別方法を合わせて
説明する。CDとDVDではディスク構造と記録密度が
異なるため、光学系を各々に適したものを選択しなけれ
ばならない。一般にCD再生用の光学系には開口数0.
4の対物レンズ11と波長780nmのレーザ光を用い
て再生するが、DVDの再生時には対物レンズ11の開
口数を0.6、レーザ光の波長を650nm前後に切り
替える必要がある。このため、対物レンズ11とレーザ
光を各々2つ用意する必要があるが、光学部品を工夫す
ることにより1つの対物レンズ11で2種類の光ディス
ク24に対応することができる。例えば、図4の対物レ
ンズ11の開口数は0.6であるが、CD用光源部9の
光路上に図示していない絞りを挿入して通過させる光束
の径を小さくすることにより、CD用光源部9に対して
は実質的な対物レンズ11の開口数は0.4となってC
D再生が可能となる。
【0006】ここでは、1つの対物レンズ11を用いて
DVDとCDの再生を行う光ディスク装置における光デ
ィスクの種類の判別及びフォーカス引き込み動作を説明
する。
【0007】図4において、光ディスク24はスピンド
ルモータ5と連結して装着されており、制御部23から
の指令に従ってスピンドルドライバ部により回転駆動さ
れる。まず、2つのレーザ光のうちどちらか片方、例え
ば波長650nmのDVD用のレーザ光を発光させた状
態で、対物レンズ11を支持するアクチュエータ12を
アクチュエータドライバ部13により光軸方向に駆動さ
せてフォーカスサーチを行う。この時に装着されている
光ディスク24がDVDの場合、フォーカス引き込みが
行われた後、トラッキングサーボがONされてデータ再
生処理に移る。
【0008】光ディスク24がCDの場合には、DVD
用のレーザ光のレーザビームでは開口数がディスクと適
合しないため、収差が発生してディスク面上に正しくス
ポットを集光することができない。このため上述のDV
Dの場合とは異り、フォーカスサーチを行ってもフォー
カス引き込みはできない。
【0009】図5は、前述したフォーカス引き込みが行
えない光ディスクが装着されている場合の光ディスクの
種類の判別処理を説明する、従来の処理ルーチンの形態
の一例を示している。
【0010】図5に示すように、光ディスク装置が再生
動作を開始すると(S21)、S21で装着されている
光ディスク24を回転駆動させ(S22)、DVD用の
レーザ光又はCD用のレーザ光のいずれかを出射させる
(S23)。なお、ここでは、DVD用のレーザ光を出
射させる(S23)、又同時に図4に示した第一、二切
換部によって信号生成部やサーボコントロ−ル部3もD
VD信号生成部16とDVD用サーボコントロ−ル部1
7が選択され、フォーカスサーチを行う(S24)。一
度フォーカス引き込みに失敗する(S25)と、制御部
23は、傷や汚れによりフォーカス引き込みに失敗した
のではないことを確認するために、光ディスク24を回
転駆動させながら、図4に示していないフィードモータ
を用いて対物レンズ11を光ディスク24の半径方向に
移動させ(S28)、再度フォーカス引き込みを試みる
(S24)。フォーカスサーチを数回繰り返してもフォ
ーカス引き込みが成功しない場合(S29(この場合は
3回))、制御部23は光ディスク24がCDであると
判断して、DVD用のレーザ光へDVD光源用ドライバ
部8からの通電を停止してCD光源用ドライバ部10に
よってCD用のレーザ光を出射させる(S30)。この
レーザ光の切り換えと同時に、第一、二切換部によって
信号生成部とサーボコントロ−ル部3もCD信号生成部
19とCD用サーボコントロ−ル部20とが選択され
る。CD用のレーザ光を出射させつつアクチュエータ1
2に連結された対物レンズ11をアクチュエータドライ
バ部13によって光軸方向に駆動させてフォーカスサー
チを行う(S24)。この時、CD用光検出部18は光
ディスク24からの反射光に応じた出力を検出する。又
CD信号生成部19によって生成された制御信号に基づ
いてCD用サーボコントロ−ル部20はアクチュエータ
ドライバ部13にコントロール信号を出力する。アクチ
ュエータドライバ部13はコントロール信号に従ってア
クチュエータ12を駆動し、フォーカス引き込みを行
う。フォーカス引き込みが成功すると(S25)、トラ
ッキング引き込みを行って(S26)データ再生動作に
移行する(S27)。なお、DVD用レーザ光およびC
D用レーザ光ともにフォーカス引き込みが失敗すると
(S31)、光ディスクの点検を促すために再生動作を
終了させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスク装置
は以上のように構成させていたことから、最初に選択し
たレーザ光と装着される光ディスク24の種類とが適合
していない場合、必要以上のフォーカスサーチを数回繰
り返さなければならず、光ディスク24の種類の判別に
手間がかかり、データの記録再生が開始されるまでの立
ち上げ時間が長くなるという課題を有する。
【0012】本発明は、光ディスクの種類を迅速に且つ
確実に判別でき、光ディスクの種類を判別するためにか
かる時間の削減により、光ディスクの記録再生を迅速に
開始することができ、又、記録可能な光ディスクに対し
ても、記録デ−タの破壊を防止できる光ディスク種類判
別方法及び光ディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク種類
判別方法及び光ディスク装置は、光ディスクの読み出し
又は書き込みに用いられるレーザ光を各光ディスクに各
々対応する複数種類出射させ、この出射された複数種類
のレーザ光を特定の一の光ディスクの記録面に集光投射
しつつ焦点深度を変化させ、所定の焦点深度に変化した
状態における前記光ディスクの記録面で反射される反射
光量に基づき、光ディスクの種類の判別を行うものであ
る。
【0014】この本発明によれば、光ディスクの種類の
判別にかかる時間を大幅に短縮でき、光ディスクのデ−
タの記録再生を迅速に開始できる光ディスク装置が得ら
れる。又記録可能な光ディスクに対しても、記録デ−タ
の破壊を防止できる光ディスク装置が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光ディスクの読み出し又は書き込みに用いられるレ
ーザ光を各光ディスクに各々対応する複数種類出射さ
せ、当該出射された複数種類のレーザ光を特定の一の光
ディスクの記録面に集光投射しつつ焦点深度を変化さ
せ、当該所定の焦点深度に変化した状態における前記光
ディスクの記録面で反射される反射光量に基づいて光デ
ィスクの種類を判別することを特徴とする光ディスク種
類判別方法であり、光ディスクの記録面から反射される
レーザ光の反射光の反射光量に基づき、光ディスクの種
類の判別を行えるので、光ディスクの種類の判別にかか
る時間を大幅に短縮でき、光ディスクのデ−タの記録再
生を迅速に開始できるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、各種の
光ディスクに対応して読み出し又は書き込みに用いられ
るレーザ光を複数種類発光する光源部と、当該光源部の
各レーザ光を光ディスクの記録面に集光させる集光部
と、当該集光部を光軸方向へ進退させるアクチュエ−タ
と、当該アクチュエ−タの進退動作により前記光源部の
各レーザ光の焦点を光ディスクの記録面に投射させ、前
記光ディスクの記録面で反射される前記光源部の各レー
ザ光の反射光を検出する光検出部と、前記光源部から複
数種類のレーザ光が出射され、前記光検出部で検出され
る各レーザ光の反射光量を測定する反射光量測定部と、
当該反射光量測定部により測定される各反射光の中で所
定レベル以上の反射光量となる反射光を検出する反射光
量検出部とを備え、当該反射光量検出部で検出された反
射光におけるレーザ光に基づいて光ディスクの種類を判
別することを特徴とする光ディスク装置であり、光ディ
スクの記録面から反射されるレーザ光の反射光の反射光
量に基づき、光ディスクの種類の判別を行えるので、光
ディスクの種類の判別にかかる時間を大幅に短縮でき、
光ディスクのデ−タの記録再生を迅速に開始できるとい
う作用を有する。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、前記請
求項2に記載の光ディスク装置において、前記反射光量
測定部が、反射光量に応じた信号を生成する構成とし、
当該信号に少なくとも再生信号の振幅情報又はフォ−カ
スエラー信号の振幅情報を含む構成とすることを特徴と
する光ディスク装置であり、光ディスクの記録面から反
射される反射光に応じて出力される信号結果により検出
されるレーザ光に基づき、光ディスクの種類を判別する
という作用を有する。
【0018】本発明の請求項4に記載の発明は、前記請
求項2ないし3に記載の光ディスク装置において、前記
光源部が、少なくとも波長680nm以下のレーザ光
と、波長750nm以上のレーザ光とを発光させること
を特徴とする光ディスク装置であり、少なくともCDと
DVDとの光ディスクを判別できるという作用を有す
る。
【0019】本発明の請求項5に記載の発明は、前記請
求項2ないし4に記載の光ディスク装置において、前記
反射光量検出部で検出されたレーザ光だけを出射させ、
他のレーザ光の出射を停止させる制御部を備えることを
特徴とする光ディスク装置であり、反射光量検出部で検
出された光ディスクに対応するレーザ光だけを出射さ
せ、光ディスクの種類の判別を終えた後に、直ちに光デ
ィスクのデ−タの記録再生を開始でき、デ−タの記録再
生を迅速に開始できるという作用を有する。
【0020】以下本発明の実施の形態について、図1な
いし3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態における光
ディスク装置のブロック図、図2は図1の光ディスク装
置の動作フローチャート、図3は図2の動作におけるS
字波形と情報信号波形を示す図である。
【0021】本実施の形態に係る光ディスク装置は、従
来の光ディスク装置と同じ構成部分を有するが、従来の
光ディスク装置におけるDVD用サ−ボコントロ−ル部
17と、CD用サ−ボコントロ−ル部20と、第一切換
部21と、第二切換部22とが無く、代わりにDVD信
号生成部16及びCD信号生成部19から出力される信
号の波形情報をもとに光ディスク24の種類を判別し、
その判別結果を制御部23に出力する判別部1と、DV
D信号生成部16及びCD信号生成部19から出力され
る信号波形情報が入力される加算器2と、この加算器2
からの信号及び制御部23からの信号によりアクチュエ
ータドライバ部13へ信号を出力するサーボコントロ−
ル部3とを備えている。
【0022】次に、前記構成に基づく本実施の形態に係
る光ディスク装置の動作について説明する。本実施の形
態は一例として、第1種の光ディスクとなるCD及び第
2種の光ディスクとなるDVDに対応する光ディスク装
置である。
【0023】図1において、光ディスク24はスピンド
ルモータ5と連結して装着されており、制御部23から
の指令に従ってスピンドルドライバ部6により回転駆動
される。DVD用光源部7とCD用光源部9とは、DV
D光源用ドライバ部8とCD光源用ドライバ部10によ
って同時に発光することが可能であり、各光源部から出
射される各レーザ光は途中同一の光路を経由して対物レ
ンズ11に入射し、光軸上の異なった位置に焦点を結
ぶ。
【0024】DVD用光検出部15とCD用光検出部1
8とは光ディスク24の記録面で反射される各レーザ光
の反射光を検出すると共に、各反射光の反射光量を検出
し、検出した反射光量に応じた信号をDVD信号生成部
16とCD信号生成部19とに出力する。
【0025】DVD信号生成部16とCD信号生成部1
9とは各光検出部からの信号と光ディスク24に記録さ
れているデータの再生信号を生成すると共に、生成した
信号を判別部1及び加算器2へ出力する。判別部1は各
信号生成部から出力された信号の波形情報に基づいて光
ディスク24の種類を判別し、判別結果を制御部23に
出力する。
【0026】以下、光ディスクの種類の判別処理を図2
を参照して説明する。光ディスク装置が再生動作を開始
する。制御部23はスピンドルモータ5に装着されてい
る光ディスク24を回転駆動させ(S2)、DVD用光
源部7とCD用光源部9とから各レーザ光を同時に出射
させる(S3)。
【0027】両レーザ光を出射させた状態で、アクチュ
エータ12に連結された対物レンズ11をアクチュエー
タドライバ部13によって光軸方向に強制的に駆動させ
てフォーカスサーチを行う(S4)。一度フォーカス引
き込みに失敗する(S5)と、制御部23は、傷や汚れ
によりフォーカス引き込みに失敗したのではないことを
確認するために、光ディスク24を回転駆動させなが
ら、フィードモータ(図示省略)を用いて対物レンズ1
1を光ディスク24の半径方向に移動させ(S6)、再
度フォーカス引き込みを試みる(S4)。
【0028】フォーカスサーチを数回繰り返してもフォ
ーカス引き込みが成功しない場合(S7)、制御部23
は光ディスク24がCD又はDVD以外の種類であると
判断してすみやかに再生動作を中止する。
【0029】光ディスク24がCD又はDVDであり、
光ディスク24の記録面に傷や汚れがない場合では、1
回のフォーカスサーチ(S4)でフォーカス引き込みが
可能である。フォーカス引き込み成功後、DVD信号生
成部16とCD信号生成部19から出力された信号の波
形情報に基づいて判別部1は光ディスク24の種類を判
別する(S8)。判別結果を受けた制御部23は、適合
しているレーザ光以外の出射を停止する(S9)。その
後、トラッキング引き込みを行い(S10)、データの
再生動作に移行する(S11)。
【0030】上述した様に、本実施の形態によれば、ス
ピンドルモータ5に装着されている光ディスク24がC
D又はDVDで記録面に傷や汚れ等の問題がなければ、
1回のフォーカスサーチでフォーカス引き込みが可能で
あり、引き込み後直ちに光ディスク24の判別を行うこ
とができるので、データ再生を迅速に始めることができ
る。
【0031】図3は焦点位置の異なるレーザ光を出射す
る対物レンズ11を光ディスク24に対し近接する方向
に強制的に移動させた場合の位置関係と、この時、各信
号生成部により生成されるフォーカスエラー信号のS字
形状及び再生信号のピークレベルの変化の様子を説明す
る図である。図3(a)の光ディスク24CはCDであ
り、対物レンズ11はアクチュエータドライバ部13に
よって、一旦光ディスク24Cから遠ざけた後に徐々に
近づけるように移動される。最初にCD用光学部から出
射されたレーザ光の焦点が光ディスク24Cの記録面を
通過する。この時、光ディスク24Cからの反射光によ
って生成されるフォーカスエラー信号は、レーザ光によ
るS字波形F1を出力し、再生信号の波形がR1の形状
となる。更に対物レンズ11を光ディスク24Cに接近
させていくと、DVD用光源部7から出射されたレーザ
光の焦点が光ディスク24Cの記録面を通過することに
より、S字波形F2と再生信号波形R2の出力を呈す
る。光ディスク装置は再生信号がある基準レベルを超え
た場合にフォーカスサーボループが閉じられてフォーカ
ス引き込みが行われるが、本実施の形態ではCDの記録
面に必ずCD用のレーザ光の焦点が先に通過することか
ら、安定してCDに対するフォーカス引き込みを行うこ
とができる。また、CD−R等の記録可能な光ディスク
24に対しても記録データを破壊するという危険をおか
すことなくフォーカス引き込み動作が行える。
【0032】図3(b)の光ディスク24DはDVDで
あり、対物レンズ11をアクチュエータドライバ部13
によって、一旦光ディスク24Dから遠ざけた後に、徐
々に近づけていくと、最初にCD用光学部から出射され
たレーザ光の焦点が光ディスク24Dの記録面を通過す
る。この時、光ディスク24Dからの反射光によって生
成されるフォーカスエラー信号は、レーザビームによる
S字波形F3を出力し、再生信号の波形はR3の形状と
なる。更に対物レンズ11を光ディスク24Dに接近さ
せていくと、DVD用光源部7から出射されたレーザ光
の焦点が光ディスク24の記録面を通過することによ
り、S字波形F4と再生信号波形R4との出力を呈す
る。再生信号波形R3のピークレベルは再生信号波形R
4のピークレベルと比較して充分小さいことから、フォ
ーカスサーボループを閉じる再生信号の基準レベルをR
3のピークレベル以上、R4のピークレベル以下に設定
することにより常に安定してフォーカス引き込み動作を
行うことができる。
【0033】上述した実施の形態では、限定的な説明を
行った部分もあるが、設計可能な範囲で適宜改変できる
ことは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、同一の外
観形状でありながらも記録方式の異なる光ディスクの種
類の判別を正確かつ迅速に行うことができるという効果
が得られる。また、この光ディスクの種類を判別するた
めにかかる時間の削減により、光ディスクの記録再生を
迅速に開始することができ、更に記録可能な光ディスク
に対しても、記録デ−タの破壊を防止できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
ブロック図
【図2】図1の光ディスク装置の動作フローチャート
【図3】図2の動作におけるS字波形と情報信号波形を
示す図
【図4】従来の光ディスク装置のブロック図
【図5】従来の光ディスク装置の動作フローチャート
【符号の説明】
1 判別部 2 加算器 3 サーボコントロ−ル部 5 スピンドルモータ 6 スピンドルドライバ部 7 DVD用光源部 8 DVD光源用ドライバ部 9 CD用光源部 10 CD光源用ドライバ部 11 対物レンズ 12 アクチュエータ 13 アクチュエータドライバ部 15 DVD用光検出部 16 DVD信号生成部 17 DVD用サ−ボコントロ−ル部 18 CD用光検出部 19 CD信号生成部 20 CD用サ−ボコントロ−ル部 21 第一切換部 22 第二切換部 23 制御部 24 光ディスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクの読み出し又は書き込みに用い
    られるレーザ光を各光ディスクに各々対応する複数種類
    出射させ、当該出射された複数種類のレーザ光を特定の
    一の光ディスクの記録面に集光投射しつつ焦点深度を変
    化させ、当該所定の焦点深度に変化した状態における前
    記光ディスクの記録面で反射される反射光量に基づいて
    光ディスクの種類を判別することを特徴とする光ディス
    ク種類判別方法。
  2. 【請求項2】各種の光ディスクに対応して読み出し又は
    書き込みに用いられるレーザ光を複数種類発光する光源
    部と、当該光源部の各レーザ光を光ディスクの記録面に
    集光させる集光部と、当該集光部を光軸方向へ進退させ
    るアクチュエ−タと、当該アクチュエ−タの進退動作に
    より前記光源部の各レーザ光の焦点を光ディスクの記録
    面に投射させ、前記光ディスクの記録面で反射される前
    記光源部の各レーザ光の反射光を検出する光検出部と、
    前記光源部から複数種類のレーザ光が出射され、前記光
    検出部で検出される各レーザ光の反射光量を測定する反
    射光量測定部と、当該反射光量測定部により測定される
    各反射光の中で所定レベル以上の反射光量となる反射光
    を検出する反射光量検出部とを備え、当該反射光量検出
    部で検出された反射光におけるレーザ光に基づいて光デ
    ィスクの種類を判別することを特徴とする光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】前記請求項2に記載の光ディスク装置にお
    いて、前記反射光量測定部が、反射光量に応じた信号を
    生成する構成とし、当該信号に少なくとも再生信号の振
    幅情報又はフォ−カスエラー信号の振幅情報を含む構成
    とすることを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記請求項2ないし3に記載の光ディスク
    装置において、前記光源部が、少なくとも波長680n
    m以下のレーザ光と、波長750nm以上のレーザ光と
    を発光させることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】前記請求項2ないし4に記載の光ディスク
    装置において、前記反射光量検出部で検出されたレーザ
    光だけを出射させ、他のレーザ光の出射を停止させる制
    御部を備えることを特徴とする光ディスク装置。
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