JPH1172944A - 一成分現像用負荷電性トナー及び一成分現像方法 - Google Patents
一成分現像用負荷電性トナー及び一成分現像方法Info
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- JPH1172944A JPH1172944A JP23423897A JP23423897A JPH1172944A JP H1172944 A JPH1172944 A JP H1172944A JP 23423897 A JP23423897 A JP 23423897A JP 23423897 A JP23423897 A JP 23423897A JP H1172944 A JPH1172944 A JP H1172944A
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Abstract
通過してスリーブ上に荷電トナーの薄層を形成する現像
方法に適しているトナーであって、トナー帯電立ち上が
りに優れ、帯電量の一定性および環境安定性にも優れた
負荷電性トナーを提供すること。 【解決手段】 トナーをトナー担持体表面に供給し、規
制部材によって該担持体上に摩擦帯電せしめてトナー薄
層を形成し、これを用いて静電潜像を現像する一成分現
像方法に適したトナーであって、該トナーが疎水化剤、
およびカチオン性基を有するシランカプリング剤および
/またはカチオン性基を有するシリコーンオイルで処理
されており酸化鉄粉との接触ブローオフ帯電量(Q)が
−800<Q<0μC/gである無機微粒子を外添処理
してなることを特徴とする負荷電性トナー。
Description
録および静電印刷等に使用される一成分現像方法および
該方法と適したトナーに関する。
は、磁性体キャリアと非磁性トナーの混合物を用いる二
成分現像方式とキャリアを用いない一成分現像方式があ
る。従来、二成分現像方式が主流でより広く用いられて
きたが、最近では一成分現像方式はキャリアを使用しな
いためキャリアの交換も不要で、小型で簡単な現像装置
で安定した画像が得られるという特徴があるため広く用
いられるようになってきた。
ブレードとの圧接間隙を通過しスリーブ上に形成された
荷電トナーの薄層が感光体上に形成された静電荷像を現
像する方式である。トナーの荷電はトナー規制ブレード
の圧接部においてなされる。
ドと接触できる時間は非常に短く、その短時間の間にト
ナーは一定の帯電量まで摩擦帯電される必要があり、従
ってトナーには所定の帯電量まで素早い立ち上がりが要
求される。
に荷電されたりして帯電量にばらつきが生じると現像ス
リーブから感光体、あるいは感光体から紙等の記録部材
への転写がスムーズにしかも均一に行われないため、形
成画像にかぶりが生じたりする。
ムーズ上に残ったトナーは再び規制ブレードと現像スリ
ーブ間の帯電領域に戻り、規制ブレードに接触して荷電
されるが、このようなトナー粒子は2度摩擦帯電される
ことになるため、必要以上に帯電量が大きくなる。この
ようなトナーが存在することになると、トナー帯電量に
バラツキが生じ、上記したようなカブリの発生は避けら
れないことになる。従って、トナーには一旦所定のレベ
ルに荷電されると、その所定値での安定性が要求される
ことになる。
ー帯電量にばらつきが生じるので、トナー帯電量の環境
安定性も要求される。
みなされたものであり、本発明は、現像スリーブと規制
ブレードとの圧接間隙を通過してスリーブ上に荷電トナ
ーの薄層を形成する現像方法に適しているトナーであっ
て、トナー帯電立ち上がりに優れ、帯電量の一定性およ
び環境安定性にも優れた負荷電性トナーを提供すること
を目的とする。
およびカチオン性基を有するシランカプリング剤および
/またはカチオン性基を有するシリコーンオイルで処理
されており酸化鉄粉との接触ブローオフ帯電量(Q)が
−800<Q<0μC/gである無機微粒子をトナーに
外添処理することによって達成される。
ては、シリカ、二酸化チタン、アルミナ、酸化亜鉛、チ
タン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム等が挙げら
れ、平均1次粒径0.001〜5μm、好ましくは0.0
1〜1μmのものが使用される。
SIL(アエロジル) 50、AEROSIL 90
G、AEROSIL 130、AEROSIL 200、
AEROSIL 300、AEROSIL 380、AE
ROSIL TT600、AEROSIL MOX17
0、AEROSIL MOX80およびAEROSIL
COK84(以上、日本アエロジル社製)、Ca−O−
SiL L−90、Ca−O−SiL LM−130、C
a−O−SiL LM−150、Ca−O−SiL M−
5、Ca−O−SiL PTG、Ca−O−SiL MS
−55、Ca−O−SiL H−5、Ca−O−SiL
HS−5およびCa−O−SiL EH−5(以上、C
ABOT(キャボット社製)、Wacker(ワッカ
ー)HDK、WACKER N20、WACKER U1
5、WACKER N20E、WACKER T30、W
ACKER T40(以上、WACKER−CHEMI
EGMBH(ワッカー−ケミー ジーエムビーエッチ)
社製)、D−C FineSilica(ディシー フ
ァイン シリカ)(ダウコーニング社製)、およびFr
ansol(フランゾル)(Fransil(フランジ
ル)社製)、アドマファインSO−E2、アドマファイ
ンSO−E3、アドマファインSO−C2、アドマファ
インSO−C3、アドマファインSO−C5(以上アド
マテックス社製)等の乾式製法シリカ、カープレックス
#67、カープレックス#80、カープレックス#10
0、カープレックス#1120、FPS−1、FPS−
3、FPS−4(以上シオノギ製薬社製)、シーホスター
(日本触媒社製)等の湿式製法シリカ等が市場で入手可能
である。
−15、KA−20、KA−30、KA−35、KA−
80、KA−90およびSTT−30(以上、チタン工
業社製)として入手可能なアナターゼ型二酸化チタン、
KR−310、KR−380、KR−460、KR−4
80、KR−270およびKV−300(以上、チタン
工業社製)として市場入手可能なルチル型二酸化チタ
ン、MT−150A、MT−600B、MT−100
S、MT−500B、JR−602SおよびJR−60
0Aとして入手可能なテイカ社製の二酸化チタン、およ
びP25として市場入手可能な日本アエロジル社製の二
酸化チタン等が使用できる。
xide(アルミニウム オキサイド)C(日本アエロ
ジル社製)アドマファインAO−500、アドマファイ
ンAO−502、アドマファインAO−509、アドマ
ファインAO−800、アドマファインAO−802、
アドマファインAO−809(以上アドマテックス社製)
として市場入手可能である。
R、ZINCOX SUPER−10、ZINCOX
SUPER−20R、ZINCOX SUPER−3
0、23−K、23−K(A)、23−K(C)(以上白水
化学工業社製)等が市場入手可能なものとして使用でき
る。
士チタン工業社製)等が市場入手可能なものとして使用
できる。
タン工業社製)等が市場入手可能なものとして使用でき
る。
を疎水化剤、およびカチオン性基を有するシランカプリ
ング剤および/またはカチオン性基を有するシリコーン
オイルで処理して用いる。
ルシラン、アルキルシラン、アルコキシシラン、シラザ
ン等のシランカップリング剤、およびシリコーンオイル
を挙げることができる。
は;
オイルとしては、25℃における粘度が0.5〜100
00センチストークス、好ましくは1〜1000センチ
ストークスの物が用いられ、例えばジメチルシリコーン
オイル、メチルフェニルシリコーンオイル、α−メチル
スチレン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシリコ
ーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等が特に好ま
しい。
部に対して1〜50重量部、好ましくは5〜30重量部
である。
ミノシラン、アンモニウム塩基含有シラン、アミノ変性
シリコーンオイルを使用することができる。
ショナルシランであり、下記一般式で表されるものを使
用可能である; XmSiYn (式中、Xはアルコキシ基または塩素原子、mは1〜3
の整数、Yは1〜3級アミノ基を有する炭化水素基、n
は1〜3の整数を表す)。
体的には;
他の加水分解性の基や水酸基に置換したものが挙げら
れ、これらは2種以上を組み合わせて用いてもよい。
一般式で表されるものを使用可能である;
コキシ基を表わし、R2はアルキレン基、フェニレン基
を表わし、R3、R4は水素、アルキル基或いはアリール
基を表わす。但し、上記アルキル基、アリール基、アル
キレン基、フェニレン基はアミンを含有していても良い
し、また帯電性を損ねない範囲でハロゲン等の置換基を
有していても良い。m及びnは正の整数を示す。)
能である。 25℃における粘度 アミン当量 商品名 (cPs) SF8417(トーレ・シリコーン社製) 1200 3500 KF393(信越化学社製) 60 360 KF857(信越化学社製) 70 830 KF860(信越化学社製) 250 7600 KF861(信越化学社製) 3500 2000 KF862(信越化学社製) 750 1900 KF864(信越化学社製) 1700 3800 KF865(信越化学社製) 90 4400 KF369(信越化学社製) 20 320 KF383(信越化学社製) 20 320 X−22−3680(信越化学社製) 90 8800 X−22−380D(信越化学社製) 2300 3800 X−22−3801C(信越化学社製) 3500 3800 X−22−3810B(信越化学社製) 1300 1700 なお、アミン当量とは、アミン1個あたりの当量(g/
eqiv)で、分子量を1分子あたりのアミン数で割っ
た値である。
機微粒子100重量部に対して0.1〜20重量部、好
ましくは0.5〜10重量部使用する。
を有する表面処理剤で無機微粒子を処理するには、その
ような表面処理剤をテトラヒドロフラン(THF)、ト
ルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトンあるいはアセ
トンエタノール、塩化水素飽和エタノール等の溶剤を用
いて混合希釈し、無機微粉末をブレンダー等で強制的に
撹拌しつつ表面処理剤の希釈液を滴下したりスプレーし
たりして加え充分混合する。その際、ニーダーコータ
ー、スプレードライヤー、カーマルプロセッサー、流動
床等の装置が使用できる。
ーブンに入れ加熱し乾燥させる。その後再びミキサー・
ジェットミル等にて充分に解砕する。また、必要に応じ
て分級する事が望ましい。このような方法において各々
の表面処理剤は同時に用いて処理しても別々に処理して
もよい。
プリング剤の有機溶剤溶液に浸漬し、乾燥させたり、ま
たは無機微粉末を水中に分散してスラリー状にしたうえ
で表面処理剤の水溶液を滴下し、その後無機微粉末を沈
降させて加熱乾燥して解砕する、というような湿式によ
る処理法もある。加熱時の温度は100℃以上が好まし
い。100℃未満であると無機微粉末と表面処理剤との
縮合反応が完結しにくくなる。
微粒子が、疎水化度として30%以上、好ましくは50
%以上を有し、酸化鉄粉との接触ブローオフ帯電量
(Q)として−800<Q<0μC/g、好ましくは−
700〜−200μC/gを有することが必要である。
lのビーカーに純水50mlを入れ、0.2gのシリカ
等を添加する。ビーカーを撹拌しながら、ビュレットか
ら無水硫酸ナトリウムで脱水したメタノールを加え、液
面上にシリカがほぼ認められなくなった点を終点として
要したメタノール量から下記式により疎水化度を算出す
る。
は、ブローオフ粉体帯電量測定装置(東芝ケミカル社製)
を用い、鉄粉キャリア(Z−150/250)(パウダー
テック社製)に対してサンプル濃度0.2wt、混合は
ターブラーミキサーで1分間混合した際の値で示してあ
る。装置条件はSUS400mesh、ブロー圧力1kgf/c
m2、60秒値である。
ナーは少なくとも結着樹脂および着色剤からなり、その
他所望の添加剤、例えば、オフセット防止剤、荷電制御
剤、各種樹脂微粒子等を含有してもよい非磁性負荷電性
トナーであり、体積平均粒径2〜10μm、好ましくは
5〜9μmに調整することが好ましい。また、本発明で
好適に使用されるトナーは、体積平均粒径(D)の2倍
(2D)以上の重量%が2%以下であり、かつ体積平均粒
径の1/3(D/3)以下の個数%が、5%以下の物を使
用することが好ましい。
る方法で調整されたトナー、例えば粉砕法、懸濁重合/
懸濁造粒法等の湿式法、マイクロカプセル法、スプレー
ドライ法、メカノケミカル法等で調整されたトナーが、
使用可能である。なお、トナーの粒径は、コールターマ
ルチサイザー(コールターカウンタ社製)を用い、アパチ
ャー径50μmで測定した値を示してある。
を、トナー100重量部に対して、0.01〜10重量
部、好ましくは0.1〜5重量部添加する。
は、例えば図1に示される概略構成を有する非磁性一成
分現像装置(トナー担持体がマグネットロール等の磁石
部材を備えていない現像装置)に適用される。この装置
はトナー担持体(現像スリーブ)の表面に規制ブレード
を圧接させて、トナー担持体表面におけるトナー量を規
制すると共にトナー担持体表面に供給されたトナーを摩
擦帯電させ、この摩擦帯電されたトナーをトナー担持体
から感光体に供給するように構成されている。
体上に感光層が形成されており、図中矢印方向に回転さ
れる。帯電部材である帯電ブラシ2は、感光体ドラム1
の表面に接触して設けられている。そして、電源3によ
り帯電ブラシ2に所定の帯電電圧を印加することによ
り、感光体ドラム1表面は所定の極性および表面電位に
帯電される。所定の電位に帯電された感光体ドラム1表
面に、画像露光4により静電潜像を形成し、この静電潜
像を非磁性一成分現像装置5により現像し、トナー像を
形成する。なお、一成分現像装置5の詳細については後
述する。
周に導電性弾性層が形成されており、感光体ドラム1に
所定の圧力で圧接されて、図中矢印方向に回転する。ま
た、転写ローラ6にはトナーの荷電極性とは逆極性のバ
イアスが電源7により印加されている。転写材8は感光
体ドラム1と転写ローラ6との間に搬送され、上述した
バイアスの印加の下に感光体ドラム1のトナー像が転写
材8上に転写される。
内部にヒーターを内蔵した加熱ローラ(直径20mm)
および加熱ローラに圧接された加圧ローラ(直径20m
m)からなる定着ローラ対11(バネ圧4.5kg)を
備えた定着装置まで搬送され、定着ローラ対11の間を
通過することにより表面に担持したトナー像が定着され
る。
体ドラム1表面は、クリーニングブレードを備えたクリ
ーニング装置9により残留トナーや紙粉等の異物が除去
され、その後除電装置10の光照射により除電されて次
の作像プロセスに供される。
現像装置5は、図示しない駆動手段により図中矢印方向
に回転駆動される駆動ローラ21を備えており、この駆
動ローラには該ローラの外径より若干大きい内径の可撓
性の現像スリーブ22が外嵌されている。現像スリーブ
22はその両端部が背後から押圧ガイド23により駆動
ローラ21に圧接される一方、該圧接により反対側にで
きたたるみ部分30が感光体ドラム1に柔軟に接触して
いる。また、現像スリーブ22には押圧ガイド23と同
じ側からトナー規制ブレード24が当接している。
5が、さらにその背後にトナー供給室26があり、バッ
ファ室25にはトナー供給回転部材27が、トナー供給
室26にはトナー撹拌・供給回転部材28がそれぞれ配
置されている。さらに、現像スリーブ22の下面には、
バッファ室25から外部へトナーが漏れることを防止す
るための下シール部材29が当接している。この現像装
置によると、回転部材28の回転によりトナー供給室2
6からバッファ室25へ送り込まれた非磁性一成分トナ
ーはトナー供給回転部材27の回転によって順次現像ス
リーブ22表面に供給される。
の駆動回転に摩擦力により従動回転しており、これに供
給されたトナーはトナー規制ブレード24と該スリーブ
22との間を通過することでブレード24の圧力下に摩
擦帯電し、且つ、所定厚さの薄層とされる。このトナー
薄層は現像スリーブ22表面に保持され、感光体ドラム
1に臨む現像領域に搬送され、適切な現像バイアス印加
の下で静電潜像の現像に供される。
成分現像装置の一例を記載したが、これに限定されるも
のではない。例えば、図1の現像装置においては現像ス
リーブ22として、駆動ローラ21の外径よりその内径
が大きく、弛み部分30が形成されるものを使用してい
るが、このような弛み部分が形成されない構成、すなわ
ち駆動ローラ21の外径と同等の内径を有する現像スリ
ーブも使用可能である。
装置としては、図1に記載された装置に限定されるもの
ではなく、例えば、図2に概略構成が記載された画像形
成装置も適用可能である。
置が備えているクリーニング装置9および除電装置10
を備えておらず、コストダウンが図られている。本発明
のトナーはこのようなクリーニング装置を備えていない
現像装置にも好適に用いられる。これは本発明のトナー
が優れた転写性をを有するため感光体上に残留するトナ
ー量が低減されているためである。そして、現像装置5
が残留トナーの回収および静電潜像の現像を行ってお
り、帯電ブラシ2が感光体ドラム1の帯電および除電を
行っている。また、転写装置として、トナーの荷電極性
とは逆極性のバイアスが電源7により印加された針電極
6'を備えている。定着装置の定着ローラ対11'(バネ
圧6.2kg)は、内部に図示しないヒーターを備えた
加熱ローラおよび加熱ローラに圧接された加圧ローラを
備えており、加熱ローラの直径(16mm)は加圧ロー
ラの直径(20mm)より小さくなっている。この構成
により定着ニップ幅が広くなっており、厚紙に対する定
着性能が向上されている。以下、本発明を実施例を用い
てさらに説明する。
びにオクタデシルジメチル[3−(トリメトキシシリル)
プロピル]アンモニウムクロライド2重量部をエタノー
ル500重量部に溶解し、親水性シリカ#380(キャ
ボット社製EH−5:比表面積380m2/g)を100
重量部混合撹拌した後、エバポレーターを用いて溶剤の
エタノールを除き乾燥した。次にこのシリカ微粒子をヘ
ンシェルミキサーを用いて解砕処理した後、得られたシ
リカ微粒子を120℃のオーブン中で3時間加熱乾燥し
た。ここで得られた疎水性シリカをジェットミルにより
微粉砕(解砕)一粗粉分級して疎水性シリカ微粒子(A)を
得た。
デシルジメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]ア
ンモニウムクロライド(b)との処理量を以下の通りとす
る以外は同様の方法により疎水性シリカ微粒子(B)〜
(G)を得た。 (a)/(b)=0/2 シリカ微粒子(B) (a)/(b)=10/2 シリカ微粒子(C) (a)/(b)=30/2 シリカ微粒子(D) (a)/(b)=20/0.5 シリカ微粒子(E) (a)/(b)=20/10 シリカ微粒子(F) (a)/(b)=20/0 シリカ微粒子(G)
(キャボット社製M−5:比表面積200m2/g)に、
また、表面処理剤をオクチルシラン20重量部、アミノ
変性シリコーンオイル(信越化学社製;KF−857)3
重量部とする以外は処理例1と同様の方法で疎水性シリ
カ微粒子(H)を得た。
アミノプロピルメチルジメトキシシラン10重量部とす
る以外は処理例8と同様の方法で疎水性シリカ微粒子
(I)を得た。
水化度、ブローオフ帯電量、逆チャージ成分の有無、粒
度分布を表1にまとめた。
無機微粒子のブローオフ帯電量を測定する際に得られる
帯電量曲線において、逆帯電成分の存在が認められる場
合(帯電量曲線の一部が逆帯電性になっている場合)を
「有」、逆帯電成分の存在が認められない場合を「無」とし
て評価した。
回析式の乾式法による粒径測定装置:レーザー回析式粒
径分布測定装置HELOS&RODOS(日本レーザー
社製)を使用し、レンジ1:0.1〜35μmでエアー
圧6.5barで測定した値を示してある。
合した後、2軸押し出し混練機(PCM−30:池貝鉄
工社製)を使用して、溶融混練した後冷却した。得られ
た混練物を冷却プレスローラーで2mm厚に圧延し、冷
却ベルトで冷却した後、フェザーミルで粗粉砕した。そ
の後、機械式粉砕機(KTM:川崎重工業社製)で平均粒
径10〜12μmまで粉砕し、さらに、ジェット粉砕機
(IDS:日本ニューマチック工業社製)で平均粒径8μ
mまで粉砕粗粉分級した後、微粉分級をロータ型分級機
(ティープレックス型分級機タイプ:100ATP:ホ
ソカワミクロン社製)を使用して体積平均粒径8.2μm
トナー粒子(A)を得た。
で調製した。2リットルの4つ口フラスコ還流冷却器、
水分離装置、窒素ガス導入管、温度計、撹拌装置を取り
付け、マントルヒーター中に設置し、アルコール成分と
して、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン735gとポリオキシ
エチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン292.5g、2価カルボン酸としてテレフ
タル酸448.2g、3価カルボン酸としてトリメリッ
ト酸22gを仕込み、フラスコ内に窒素を導入しながら
220℃で撹拌しながら反応させ、酸価を測定しながら
反応の進行を追跡し、所定の酸価に達した時点で反応を
終了し、軟化点105.1℃のポリエステル樹脂A1を
得た。なお、軟化点は高化式フローテスター(CFT−
500:島津製作所社製)を用い、ダイスの細孔の径1
mm、加圧20kg/cm2、昇温速度6℃/minの
条件下で1cm2の試料を溶融流出させたときの流出開
始点から流出終了点の高さの1/2に相当する温度を軟
化点とした。
で調製した。2リットルの4つ口フラスコに還流冷却
器、水分離装置、窒素ガス導入管、温度計、撹拌装置を
取り付け、マトルヒーター中に設置し、アルコール成分
として、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン735gとポリオキ
シエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン292.5g2価カルボン酸としてテレフ
タル酸249gとコハク酸177g、3価カルボン酸と
してトリメリット酸22gを仕込み、フラスコ内に窒素
を導入しながら220℃で撹拌しながら反応させ、酸価
を測定しながら反応の進行を追跡し、所定の酸価に達し
た時点で終了し、軟化点150.1℃のポリエステル樹
脂B1を得た。
サイド(PO)およびビスフェノールAエチレンオキサイ
ド(EO)を、酸成分としてフマール酸(FA)およびテレ
フタル酸(TPA)から得られたテトラヒドロフラン不溶
解成分を持たない線状ポリエステル樹脂(Mn:450
0、Mw/Mn:2.3、ガラス転移点:60.2℃、軟
化点:100.3℃)100部に対して、フタロシアニン
顔料(C.I.Pigment Blue 15−3)3部(「部」は
「重量部」を表わす、以下同じ)と、荷電制御剤としてサ
リチル酸誘導体の亜鉛錯体(ボントロンE−84:オリ
エント化学工業社製)2.0部、低分子量ポリプロピレン
(ビスコール100TS:三洋化成工業社製)2部とする
以外は同様の方法でシアン色トナー粒子(B)を得た。
例3においてはC.I.Pigment Red 184を3重量
部、製造例4においてはC.I.Solvent Yellow 16
2を3重量部、製造例5においてはカーボンブラックモ
ーガルL(キャボット社製)を5重量部とする以外は製造
例2と同様の方法でマゼンタ、イエロー、ブラックの各
着色トナー粒子(C)、(D)および(E)を得た。
分布を下記表2に示す。
リカ微粒子を表3中に示した量で混合しトナーを調製し
た。混合はヘンシェルミキサーを用い、周速40m/s
ecで90秒処理した後、振とう篩機により目開き90
μmのメッシュを通過させた。
装填したプリンター(SP101)(ミノルタ社製)に
装填し、かぶり、転写性について以下のように評価し
た。結果は上記表3に示してある。
℃、85%RH)において、単色でB/W30%の文字
パターンを連続10枚画出しした際のかぶりのレベルで
3段階評価を行った。 ○:目視評価で殆どかぶりが認められない △:若干のかぶりが認められるが実用上問題なし ×:かぶりが全面に渡って存在し、実用上問題がある
性に対して3段階評価を行った。 ○:90%以上 △:80%以上 ×:80%以上
プロセスでB/W比5%チャートを用いて3000枚の
耐久試験を行ったところ、かぶり等画像上の問題がなか
った。
しシリカ微粒子Aを1重量%処理してなるトナーを用い
て初期評価を行ったところ中抜け、飛び散り、かぶりに
対して全く問題なく、また、転写性についても、評価レ
ベル「○」であった。
隙を通過してスリーブ上に荷電トナーの薄層を形成する
一成分現像方法に適しており、転写性に優れ、かぶり、
中抜け等のない優れた画像形成のできるトナーを提供し
た。
構成図を示す図である。
グ装置および除電装置を装備しない画像形成装置の概略
構成図を示す図である。
光、5:一成分現像装置、6:転写ローラ、6':針電
極、7:電源、8:転写材、9:クリーニング装置、1
0:除電装置、11、11':定着ローラ対、21:駆
動ローラ、22:現像スリーブ、23:押圧ガイド、2
4:トナー規制ブレード、25:バッファ室、26:ト
ナー供給室、27:トナー供給回転部材、28:トナー
撹拌・供給回転部材、29:下シール部材、30:弛み
部分
Claims (8)
- 【請求項1】 トナーをトナー担持体表面に供給し、規
制部材によって該担持体上に摩擦帯電せしめてトナー薄
層を形成し、これを用いて静電潜像を現像する一成分現
像方法に適したトナーであって、該トナーが疎水化剤、
およびカチオン性基を有するシランカプリング剤および
/またはカチオン性基を有するシリコーンオイルで処理
されており酸化鉄粉との接触ブローオフ帯電量(Q)が
−800<Q<0μC/gである無機微粒子を外添処理
してなることを特徴とする一成分現像用負荷電性トナ
ー。 - 【請求項2】 無機微粒子の疎水化度が50%以上であ
る請求項1記載のトナー。 - 【請求項3】 無機微粒子が疎水化剤、カチオン性基を
有するシランカプリング剤およびカチオン性基を有する
シリコーンオイルで処理されている請求項1または2記
載のトナー。 - 【請求項4】 トナーの重量平均粒径が2〜9μm、重
量平均粒径の2倍以上の粒子の含有割合が2重量%以下
であり、重量平均粒径の1/3以下の粒子の含有割合が
5個数%以下の粒径分布を有することを特徴とする請求
項1〜3いずれかに記載のトナー。 - 【請求項5】 トナーをトナー担持体表面に供給し、規
制部材によって該担持体上に摩擦帯電せしめてトナー薄
層を形成し、これを用いて静電潜像を現像する一成分現
像方法への使用であって、トナーが疎水化剤、およびカ
チオン性基を有するシランカプリング剤および/または
カチオン性基を有するシリコーンオイルで処理されてお
り酸化鉄粉との接触ブローオフ帯電量(Q)が−800
<Q<0μC/gである無機微粒子を外添処理してなる
負荷電性トナーを使用することを特徴とする一成分現像
方法。 - 【請求項6】 無機微粒子の疎水化度が50%以上であ
る請求項5記載の一成分現像方法。 - 【請求項7】 無機微粒子が疎水化剤、カチオン性基を
有するシランカプリング剤およびカチオン性基を有する
シリコーンオイルで処理されている請求項5または6記
載の一成分現像方法。 - 【請求項8】 トナーの体積平均粒径が2〜10μm、
体積平均粒径の2倍以上の粒子の含有割合が2重量%以
下であり、体積平均粒径の1/3以下の粒子の含有割合
が5個数%以下の粒径分布を有することを特徴とする請
求項5〜7いずれかに記載の一成分現像方法。
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