JPH1172846A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JPH1172846A
JPH1172846A JP10180632A JP18063298A JPH1172846A JP H1172846 A JPH1172846 A JP H1172846A JP 10180632 A JP10180632 A JP 10180632A JP 18063298 A JP18063298 A JP 18063298A JP H1172846 A JPH1172846 A JP H1172846A
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JP
Japan
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projection
image light
image
projection lens
display device
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Application number
JP10180632A
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English (en)
Inventor
Shoichi Yoshii
正一 吉居
Shunichi Kishimoto
俊一 岸本
Yukinori Kuwano
幸徳 桑野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/1073Beam splitting or combining systems characterized by manufacturing or alignment methods
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • G02B27/149Beam splitting or combining systems operating by reflection only using crossed beamsplitting surfaces, e.g. cross-dichroic cubes or X-cubes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筺体の薄型化及び小型化を実現可能とすると
共に、簡単な取り付け作業によって光軸の調整を可能と
する。 【解決手段】 映像投影装置40からの映像光を投写レ
ンズ25で拡大してスクリーンに投影表示する投写型表
示装置において、投写レンズ25とその他の光学部品6
を一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投写型表示装置に
関し、詳しくは、映像投影装置からの投影映像をスクリ
ーンの背面側に受け、スクリーンの正面側に位置する観
察者に向けて映像光を発するようにした投写型表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の背面投写型表示装置を
示した概略の構成図であり、この背面投写型表示装置
は、筺体601内に配置された投影装置602、投写レ
ンズ603、反射ミラー604、605及び透過型の拡
散スクリーン606により概略構成されている。投影装
置602からの投影映像光は投写レンズ603を介して
反射ミラー604、605により反射され、この投影映
像光が透過式スクリーン606の背面側に入射され、ス
クリーン606の前面側から拡散出射されることによ
り、観察者はスクリーン606の前面位置で映像を鑑賞
することができる。
【0003】上記した従来の背面投写型表示装置の画面
を大きくするためには、拡大投写率の大きい投写レンズ
603を使用するか、或いは投影装置602からスクリ
ーン606までの光路距離を長くしなければならない。
【0004】しかしながら、現状では、投写レンズ60
3による拡大投写率には限界があり、一方、かかる拡大
投写率の大きな投写レンズ603を設けた場合には、反
射ミラーの配置や構成によって筺体601の奥行きが大
きくなり、薄型化できないという問題があった。
【0005】また、投影装置602からスクリーン60
6までの光路距離を長くする場合には、同様に筺体60
1の奥行きが大きくなり、薄型化できないという問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さらに、液晶映像投影
装置からスクリーンに至るまでの光軸を、立体的に折り
返して筺体を薄型化を図ることも考えられるが、その際
には投写レンズ及びその他の光学部品の光軸を調整する
のが難しく、その取り付け作業が煩雑となるという問題
点があった。
【0007】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みな
されたものにして、筺体の薄型化及び小型化を実現可能
とすると共に、簡単な取り付け作業によって光軸の調整
を可能とした投写型表示装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、映像投影装置
からの映像光を投写レンズで拡大してスクリーンに投影
表示する投写型表示装置において、投写レンズとその他
の光学部品を一体化したことを特徴とする。この構成を
用いることにより、簡単な取り付け作業によって光軸調
整等が可能となる。
【0009】そして、映像投影装置からの映像光を反射
して投写レンズに出射する反射光学部材を備え、該反射
光学部材と投写レンズとを一体化するのが好ましい。こ
の構成を用いることにより、スクリーンに至るまでの光
軸を立体的に折り返す構成とした場合においても、光学
部品の取付け作業及びその光軸調整等を容易に行うこと
ができる。
【0010】更に、投写レンズが装着されるレンズ装着
部、液晶パネルが取付られる取付面、及び前記液晶パネ
ルからの映像光の光路を偏光して前記投写レンズに導く
反射光学部材が装着される反射光学部材装着部が形成さ
れた枠体を備え、この枠体に前記の投写レンズ、液晶パ
ネル及び反射光学部材を設けて成る構成としても良い。
この構成を用いることにより、枠体において既に高い精
度を出しておけば、その枠体に液晶パネルを取り付ける
だけで、その光軸調整等を不要若しくは容易にし得る。
【0011】また、映像投影装置からの映像光の光路を
変更して前記投写レンズに導く反射光学部材と、この反
射光学部材と前記投写レンズとを連結して一体化する連
結部材とを備えた構成としても良い。この構成を用いる
ことにより、投写レンズ及び反射光学部材の取り付け作
業が容易になると共に、両者の光軸調整を精度良く行う
ことが可能になる。
【0012】更に具体的には、反射光学部材をプリズム
で構成しても良い。この構成を用いることにより、反射
ミラー等に比較して光路距離を稼ぐことができる。
【0013】そして、映像投影装置から入射する光の波
長が異なる複数種の映像光を合成する合成手段を備え、
該合成手段を前記反射光学部材及び投写レンズと一体化
した構成にしても良く、その合成手段はダイクロイック
プリズムである。この構成を用いることにより、3板方
式の液晶パネルを用いた場合においても、その光学部品
の取付け作業及びその光軸調整を容易に行うことができ
る。
【0014】また、反射光学部材に向かって進む映像光
の光軸が前記スクリーンの長手方向と平行又は略平行に
なるように映像投影装置を配置すると共に、前記反射光
学部材に向かって進む映像光の光軸に対して直交方向又
は略直交方向であって且つ前記スクリーンと平行又は略
平行となる方向に映像光を導くように前記反射光学部材
及び投写レンズを配置した構成にしても良い。この構成
を用いることにより、スクリーンの横方向により規制さ
れる横方向のスペースを有効に利用し、筐体の縦方向並
びに奥行き方向の寸法を小さくできる。
【0015】更に、映像光を前記スクリーンの背面側に
向けて反射する第1光学手段と、前記スクリーンの背面
側に設けられ、映像光を前記第1光学手段に向けて反射
する第2光学手段とを備え、前記第2光学手段にて少な
くとも一回反射されて前記第1光学手段に至り、この第
1光学手段にて反射された映像光が前記第2光学手段を
透過して前記スクリーンに至るように構成させても良
い。この構成を用いることにより、スクリーンと第1光
学手段手段との間で光路距離を稼ぐことができ、筐体の
奥行きを小さくできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、本発明の一実施の形態につき図
面を参照して説明する。
【0017】図1は、この実施の形態1における投写型
表示装置の投写レンズユニットに用いる枠体6を示した
斜視図であり、図2はこの枠体6を用いたときの映像投
影装置40及び投写型表示装置の構成を示した説明図で
ある。枠体6には、投写レンズユニット25(図2参
照)が装着されるレンズ装着部1、光路変更用の反射光
学部材であるミラー9が装着されるミラー装着部10、
赤色映像光と緑色映像光と青色映像光を合成する合成手
段であるダイクロイックプリズム(図示せず)が装着さ
れるプリズム装着部2、及び赤色用と緑色用と青色用の
3つの液晶パネル(図示せず)が取付られる3つの取付
面3,4,5が形成されている。
【0018】そして、枠体6に投写レンズユニット2
5、ダイクロイックプリズム、及び3つの液晶パネルが
設けられる。なお、投写レンズユニット25には投写レ
ンズを光軸方向等に移動させるための機構が設けられて
いる。
【0019】前記3つの液晶パネルは、フォーカス調整
機構を介して枠体6に取り付けられている。また、赤色
用の液晶パネル及び青色用の液晶パネルについては、更
にCG調整用の機構が設けられている。
【0020】上記の構成であれば、枠体6は映像投影装
置40の筐体に比べれば小さいものであるから、自重に
よる歪みなどが小さく、また、成形等も容易であるか
ら、前記の装着部1,2や取付面3,4,5について精
度を出しやすい。従って、この枠体6において既に高い
精度を出しておけば、この枠体6に前記の投写レンズユ
ニット25及び3つの液晶パネルを取り付けるだけで、
それらの光軸の調整等を不要若しくは容易にし得る可能
性がある。
【0021】更に、従来は投写レンズや液晶パネルを映
像投影装置の筐体に組み込んで各種調整をする必要があ
ったが、上記の構成であれば、投写光学ユニットの段階
で当該調整が可能であるから、この調整を済ませた上で
これを映像投影装置40に組み込むことができ、映像投
影装置40の組立作業も効率化することになる。
【0022】また、光路変更用のミラー9を備えるの
で、図2に示すように、映像投影装置40を平置きした
投写型表示装置を実現することが可能となり、投写型表
示装置の高さを低くすることが可能となる。なお、上記
のミラー9に代えて直角プリズムを設けてもよく、この
直角プリズムを用いる場合には、実質的に長い光路距離
を確保することができる。また、枠体6において既に高
い精度を出しているのであれば、枠体6に前記の液晶パ
ネルを取り付けるだけで、そのフォーカス調整等を不要
にすることができる。
【0023】図1の枠体6に代えて、図3及び図4に示
す枠体106を用いてもよい。この枠体106は、プリ
ズムボックス116と投写レンズ装着部101とにより
構成されている。プリズムボックス116には、直角プ
リズム109が装着される直角プリズム装着部110、
ダイクロイックプリズム112が装着されるプリズム装
着部102、及び赤色用と緑色用と青色用の3つの液晶
パネル(図示せず)が取付られる3つの取付面103,
104,105が形成されている。各液晶パネルは、フ
ォーカス調整機構を介して各取付面103,104,1
05に取り付けてもよく、或いはフォーカス調整機構を
介さずに各取付面103,104,105に直付けして
もよい。
【0024】投写レンズ装着部101は、プリズムボッ
クス116の側壁にねじ等により取り付けられた支柱部
101aと、この支柱部101aの上端部に取り付けら
れたC字リング形状の支持部材101bとから成る。支
持部材101bは、支柱部101aに対して水平方向に
微小移動(調節)可能に取り付けられている。また、支
持部材101bの内周側及び投写レンズユニット125
のボディ表面にはねじが切ってあり、投写レンズユニッ
ト125を支持部材101bにねじ込むことで、当該投
写レンズユニット125が保持されると共に、ねじ込み
量を調整することで光軸方向の移動調節が行える。 (実施の形態2)次に、この発明の第2の実施の形態を
図5に基づいて説明する。図5は連結部材206を用い
た映像投影装置240の周辺構成を説明するための構成
図である。なお、図5において、投写レンズ225は、
実際には直角プリズム209の紙面上方に配置されてい
るが、作図の便宜上、紙面水平方向に記載している。
【0025】連結部材206には、投写レンズ225が
装着されるレンズ装着部、光路変更用の反射光学部材で
ある直角プリズム209が装着される直角プリズム装着
部、赤色映像光と緑色映像光と青色映像光を合成する合
成手段であるダイクロイックプリズム212が装着され
るプリズム装着部が形成されている。そして、この連結
部材206に前記の投写レンズ225、直角プリズム2
09、及びダイクロイックプリズム212が設けられて
いる。
【0026】ランプ222aから出射した光は、集光リ
フレクタ221にて反射され、UV/IRフィルタ22
3にて紫外線及び赤外線を除去されて光源装置222か
ら出射し、ダイクロイックミラー241に入射する。こ
のダイクロイックミラー241は、赤色光(R)を透過
し、緑色光(G)と青色光(B)を反射する。ダイクロ
イックミラー241で分離された赤色光は、全反射ミラ
ー242で反射されて赤色の映像を表示する赤色用の液
晶パネル213に与えられる。赤色光は、この液晶パネ
ル213で透過率を変化されて通過した後、ダイクロイ
ックプリズム212に与えられる。
【0027】一方、ダイクロイックミラー241で反射
された緑色光と青色光はダイクロイックミラー245に
与えられる。このダイクロイックミラー245は、緑色
(G)を反射し、青色光(B)を透過する。ダイクロイ
ックミラー245で分離された緑色光は、緑色の映像を
表示する緑色用の液晶パネル214に与えられる。緑色
光は、この液晶パネル214で透過率を変化されて通過
した後、ダイクロイックプリズム212に与えられる。
【0028】また、ダイクロイックミラー245を透過
した青色光は、全反射ミラー247,248で反射され
て青色の映像を表示する青色用の液晶パネル215に与
えられる。青色光は、この液晶パネル215で透過率を
変化されて通過した後、ダイクロイックプリズム212
に与えられる。
【0029】ダイクロイックプリズム212に入射した
各色光は合成され、カラー映像光(R,G,B)として
出射される。そして、ダイクロイックプリズム212か
ら出射されたカラー映像光は、直角プリズム209によ
って上方に略90度光路を変更されて反射され、投写レ
ンズ225に与えられる。投写レンズ225を経たカラ
ー映像光を図示しないスクリーン上に拡大投影される。
【0030】このように、3板式液晶パネルを用いた映
像投影装置240を用い、スクリーンの横方向により規
制される横方向のスペースを有効に利用し、高さ及び奥
行き寸法を小さくして装置を小型化することができる。
また、連結部材206によって直角プリズム209と投
写レンズ225とダイクロイックプリズム212が一体
的に設けられているので、直角プリズム209、投写レ
ンズ225及びダイクロイックプリズム212の取り付
けの作業が容易になると共に、これら光学部材の光軸調
整を精度良く行うことが可能になる。 (実施の形態3)次に、この発明の第3の実施の形態を
図6乃至図8に基づいて説明する。図6は、この実施の
形態の投写型表示装置の概略構成を示した背面図であ
る。図7は、図6の側面図である。図8は、単板式の液
晶パネルを用いた映像投影装置の構成図である。
【0031】この実施の形態の投写型表示装置301
は、映像投影装置303、投写レンズ304、反射光学
部材である直角プリズム305、反射ミラー306、こ
れらの光学部材を収容する筐体302、及び透過型の拡
散スクリーン307により構成されている。
【0032】映像投影装置303は、図8に示している
ように、リフレクタ331と、メタルハライドランプ3
32と、UV/IRフィルタ333と、コンデンサレン
ズ334と、液晶パネル335と、カラーフィルタ33
6とを、この順に配置することで構成されている。メタ
ルハライドランプ332から照射された白色光は、UV
/IRフィルタ333を透過し、コンデンサレンズ33
4で集光された後、液晶パネル335に入射する。液晶
パネル335は、液晶層を挟み込むように、入射型偏光
板と反射側偏光板を備えて成る。液晶パネル335に入
射した光が前記偏光板を透過して映像光となるときに
は、所定の振動方向の偏光成分による映像光となる。
【0033】カラーフィルタ336は、液晶パネル33
5にマトリックス状に形成された赤色(R)用画素、緑
色(G)用画素、及び青色(B)用画素にそれぞれ対応
した赤色光フィルタ部、緑色光用フィルタ部、及び青色
用フィルタ部を有しており、液晶パネル335を透過し
た白色の映像光をカラー映像光に変換する。
【0034】カラーフィルター336からは、カラー映
像光がスクリーン307の長手方向と平行な方向に出射
される。この出射されたカラー映像光は、光路屈折用の
反射光学部材である直角プリズム305によって、カラ
ー映像光の光軸に対して直角であって且つスクリーン3
07に平行な方向に反射されて投写レンズ304に与え
られる。投写レンズ304は、カラーフィルター336
にて得られたカラー映像光を拡大投影する。ここで、反
射光学部材として直角プリズム305を用いたことによ
り、反射光学部材として反射ミラー等を用いる場合に比
べて光路の距離を稼ぐことが可能となる。
【0035】この実施の形態例の投写型表示装置301
においては、上述した映像投影装置303から出射され
るカラー映像光の光軸(直角プリズム305に向かって
進む映像光の光軸)がスクリーン307の長手方向と平
行になるように、映像投影装置303をスクリーン30
7の正面(または背面)側から見て横方向に配置してい
る(図8参照)。
【0036】そして、直角プリズム305及び投写レン
ズ304は、映像投影装置303から出射されるカラー
映像光の光軸(前記直角プリズム305に向かって進む
映像光の光軸)に対して直角であって、且つスクリーン
307と平行となる方向にカラー映像光を導くように設
けられている。つまり、映像投影装置303からのカラ
ー映像光は、直角プリズム305によってその進行方向
を上方向に90°変更されて投写レンズ304に与えら
れる。
【0037】投写レンズ304で拡大されたカラー映像
光は、全反射ミラー306により反射され、この投影カ
ラー映像光が透過型の拡散スクリーン307の背面側に
入射され、スクリーン307の前面側から拡散出射され
ることにより、観察者はスクリーン307の前面位置で
カラー映像を鑑賞することができる。
【0038】ところで、上記した投写型表示装置301
の筐体302は、スクリーン307の横方向(図6の左
右方向)の寸法及び縦方向(図6の上下方向)の寸法が
大きくなる程大きくなる。つまり、筐体302の横方向
の寸法は、スクリーン307の横幅によって制限され、
筐体302の縦方向の寸法は、スクリーン307の縦方
向の長さにスクリーン307の下部に位置する映像投影
装置303及び投写レンズ304などの光学的配置寸法
を考慮して定まる。ここで、仮に、直角プリズム305
に向かって進む映像光の光軸が筐体302の奥行き方向
となるように映像投影装置303を平置きした場合に
は、筐体302の縦方向の寸法は小さくなるものの、筐
体302の奥行き寸法を小さくすることはできない。
【0039】この実施の形態では、映像投影装置303
を筐体302の横方向、即ち、直角プリズム305に向
かって進む映像光の光軸がスクリーン307の長手方向
と平行となるように配置しているので、筐体302の奥
行き寸法も小さくすることができる。
【0040】また、連結部材341によって直角プリズ
ム305と投写レンズ304とが一体的に設けられてい
るので、投写レンズ304及び直角プリズム305の取
り付けの作業が容易になると共に、両者の光軸調整を精
度良く行うことが可能になる。なお、この実施の形態で
は、連結部材341は投写レンズ304のレンズ支持筒
とは別体に構成したが、前記のレンズ支持筒が連結部材
341を兼ねる構成、即ち、レンズ支持筒に直角プリズ
ム305の装着部が形成されている構成を採用してもよ
いものである。
【0041】また、連結部材341に代えて、実施の形
態2で示した枠体106を用いたり、或いはこの枠体1
06を単板用に変形して用い、直角プリズム305と投
写レンズ304と液晶パネル335とを一体化してもよ
いものである。 (実施の形態4)次に、この発明の第4の実施の形態を
図9に基づいて説明する。図9は、この実施の形態の投
写型表示装置の概略構成を示す側面図である。この実施
の形態の投写型表示装置は、実施の形態3と同様、映像
投影装置403として単板式の液晶パネルを用いてお
り、投写レンズ404及び直角プリズム405は、連結
部材441によって一体化されている。
【0042】映像投影装置403から出射されるカラー
映像光の光軸(前記直角プリズム405に向かって進む
映像光の光軸)がスクリーン407の長手方向と平行に
なるように、映像投影装置403をスクリーン407の
正面(または背面)側から見て横方向に配置している。
そして、直角プリズム405及び投写レンズ404は、
前記映像投影装置403から出射されるカラー映像光の
光軸(前記直角プリズム405に向かって進む映像光の
光軸)に対して直交方向であって且つ前記スクリーン4
07と略平行となる方向(スクリーン407に対して幾
分遠ざかる方向)にカラー映像光を導くように配置され
ている。つまり、映像投影装置403からのカラー映像
光は、直角プリズム405によってその進行方向を斜め
上方向に90度変更されて投写レンズ404に与えられ
る。
【0043】ここで、映像投影装置403に設けられて
いる液晶パネルは、液晶層を挟み込むように入射型偏光
板と反射側偏光板を備えており、この実施の形態では、
S偏光のカラー映像光を出射するようになっている。映
像投影装置403から出射されて投写レンズ404を経
たS偏光のカラー映像光は、第1反射ミラー(第1反射
手段)408に与えられる。そして、このS偏光のカラ
ー映像光は、第1反射ミラー408によって反射され、
スクリーン407の背面側に配置された上記第2光学手
段としての光分離手段409に与えられる。
【0044】光分離手段409は、P偏光のみを透過さ
せ、その他の偏光は反射する性質を有する。この実施の
形態では、光分離手段409を平面偏光ミラーによって
構成している。前記光分離手段409により、第1反射
ミラー408からのS偏光のカラー映像光は反射され
る。この反射されたS偏光のカラー映像光は、上記第1
光学手段としての第2反射手段410に至る。
【0045】そして、第2反射手段410は、1/4波
長板410aと全反射ミラー410bとから構成されて
おり、前記光分離手段409からの映像光をスクリーン
407に向けて反射するように配置されている。前記1
/4波長板410aは、これを透過する光に対し、その
振動方向を45度回転させる機能を有する。光分離手段
409からのS偏光の映像光が1/4波長板410aを
透過するときに、第1回目の振動方向回転(45度回
転)が行われ、全反射ミラー410bにて反射されて再
び1/4波長板410aを透過する際に第2回目の振動
方向回転(45度回転)が行われる。これにより、S偏
光のカラー映像光は、その振動方向を合計で90度回転
されることになり、P偏光のカラー映像光となってスク
リーン407へと導かれる(図9の実線参照)。
【0046】スクリーン407の背面側に配置されてい
る光分離手段409は、前述のごとくP偏光は透過する
ので、スクリーン407へと導かれたP偏光のカラー映
像光は光分離手段409を透過する。これにより、スク
リーン407上にカラー映像が表示される。
【0047】映像光の偏光を利用した上記の構成であれ
ば、スクリーン407と第2反射手段410との間の間
隔を狭くして装置の奥行きを小さくしつつ、映像光がス
クリーン407に至るまでの光路を長く稼ぐことができ
る。第3の実施の形態の投写型表示装置との比較では、
装置の高さが幾分高くなるが、奥行きは更に小さくな
る。
【0048】また、この実施の形態では、連結部材44
1によって投写レンズ404と直角プリズム405とを
一体化したが、実施の形態1で示した枠体6を用いた
り、或いは枠体6を単板用に変形して用い、直角プリズ
ム405と投写レンズ404と液晶パネルとを一体化し
てもよいものである。
【0049】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、光学部品の取付け作業
及びその光軸調整等を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の投写型表示装置に用い
る枠体を示す斜視図である。
【図2】図1の枠体から成る投写光学ユニットを用いた
投写型表示装置の概略を示す説明図である。
【図3】図1の枠体の変形例を示した側面図である。
【図4】図3の枠体を構成しているプリズムボックスを
示した斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2の投写型表示装置に用い
る映像投影装置の平面図である。
【図6】本発明の実施の形態3の投写型表示装置の背面
図である。
【図7】図6の投写型表示装置の側面図である。
【図8】図6の投写型表示装置の映像投影装置の概略構
成を示した説明図である。
【図9】本発明の実施の形態4の投写型表示装置の側面
図である。
【図10】従来の投写型表示装置の一例を示した側面図
である。
【符号の説明】
1 レンズ装着部 2 プリズム装着部 3,4,5 取付面 6 枠体 9 ミラー(反射光学部材) 10 ミラー装着部 25 投写レンズユニット 40 映像投影装置 101 投写レンズ装着部 102 プリズム装着部 109 直角プリズム 110 直角プリズム装着部 112 ダイクロイックプリズム 116 プリズムボックス 101a 支柱部 101b 支持部材 409 光分離手段(第2光学手段) 410 第2反射手段(第1光学手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像投影装置からの映像光を投写レンズ
    で拡大してスクリーンに投影表示する投写型表示装置に
    おいて、 投写レンズとその他の光学部品を一体化したことを特徴
    とする投写型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記映像投影装置からの映像光を反射し
    て前記投写レンズに出射する反射光学部材を備え、該反
    射光学部材と前記投写レンズとを一体化したことを特徴
    とする請求項1記載の投写型表示装置。
  3. 【請求項3】 映像投影装置からの映像光を投写レンズ
    で拡大してスクリーンに投影表示する投写型表示装置に
    おいて、 投写レンズが装着されるレンズ装着部、液晶パネルが取
    付られる取付面、及び前記液晶パネルからの映像光の光
    路を偏光して前記投写レンズに導く反射光学部材が装着
    される反射光学部材装着部が形成された枠体を備え、こ
    の枠体に前記の投写レンズ、液晶パネル及び反射光学部
    材を設けて成ることを特徴とする投写型表示装置。
  4. 【請求項4】 映像投影装置からの映像光を投写レンズ
    で拡大してスクリーンに投影表示する投写型表示装置に
    おいて、 前記映像投影装置からの映像光の光路を変更して前記投
    写レンズに導く反射光学部材と、この反射光学部材と前
    記投写レンズとを連結して一体化する連結部材とを備え
    たことを特徴とする投写型表示装置。
  5. 【請求項5】 前記反射光学部材は、プリズムで構成さ
    れていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに
    記載の投写型表示装置。
  6. 【請求項6】 前記映像投影装置から入射する光の波長
    が異なる複数種の映像光を合成する合成手段を備え、該
    合成手段を前記反射光学部材及び投写レンズと一体化し
    たことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の
    投写型表示装置。
  7. 【請求項7】 前記合成手段はダイクロイックプリズム
    であることを特徴とする請求項6記載の投写型表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記反射光学部材に向かって進む映像光
    の光軸が前記スクリーンの長手方向と平行又は略平行に
    なるように映像投影装置を配置すると共に、前記反射光
    学部材に向かって進む映像光の光軸に対して直交方向又
    は略直交方向であって且つ前記スクリーンと平行又は略
    平行となる方向に映像光を導くように前記反射光学部材
    及び投写レンズを配置したことを特徴とする請求項2乃
    至7のいずれかに記載の投写型表示装置。
  9. 【請求項9】 映像光を前記スクリーンの背面側に向け
    て反射する第1光学手段と、前記スクリーンの背面側に
    設けられ、映像光を前記第1光学手段に向けて反射する
    第2光学手段とを備え、 前記第2光学手段にて少なくとも一回反射されて前記第
    1光学手段に至り、この第1光学手段にて反射された映
    像光が前記第2光学手段を透過して前記スクリーンに至
    るように構成されていることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載の投写型表示装置。
JP10180632A 1997-06-27 1998-06-26 投写型表示装置 Pending JPH1172846A (ja)

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JP17266097 1997-06-27
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092717A (ja) * 2007-10-03 2009-04-30 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置
JP2022066075A (ja) * 2020-10-16 2022-04-28 セイコーエプソン株式会社 投射装置
JP2022066074A (ja) * 2020-10-16 2022-04-28 セイコーエプソン株式会社 投射装置

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JP2009092717A (ja) * 2007-10-03 2009-04-30 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置
JP2022066075A (ja) * 2020-10-16 2022-04-28 セイコーエプソン株式会社 投射装置
JP2022066074A (ja) * 2020-10-16 2022-04-28 セイコーエプソン株式会社 投射装置

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