JP2009092717A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

投写型映像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009092717A
JP2009092717A JP2007260380A JP2007260380A JP2009092717A JP 2009092717 A JP2009092717 A JP 2009092717A JP 2007260380 A JP2007260380 A JP 2007260380A JP 2007260380 A JP2007260380 A JP 2007260380A JP 2009092717 A JP2009092717 A JP 2009092717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
projection
optical system
wavelength band
emitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007260380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5140371B2 (ja
Inventor
Tsunehiro Okuda
倫弘 奥田
Yoshihiro Yokote
恵紘 横手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2007260380A priority Critical patent/JP5140371B2/ja
Publication of JP2009092717A publication Critical patent/JP2009092717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5140371B2 publication Critical patent/JP5140371B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】
スクリーンのような被投写面から投写光出射位置までの距離を短縮できる投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】
光源112と、変調すべき波長帯の光に対応して個別に配された複数の光変調素子116と、光源112からの光を光変調素子116に導く導光光学系122、124、126、132、134と、光変調素子116によって変調された光を合成する光合成部140、142と、光合成部140、142によって合成された光を拡大投写する曲面ミラー160を有する投写光学系150と、を備える投写型映像表示装置において、導光光学系122、124、126、132、134により光変調素子116に導かれる複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸のうち、少なくとも2つの軸が含まれる主面(xy面)に対して、光合成部140、142から投写光学系150へ出射する光の進行方向(z軸方向)が交差することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示素子上の画像を被投写面に投写する投写型映像表示装置に関する。
従来の投写型映像表示装置(以下、「プロジェクタ」と称する)は、光学エンジンからの投写光を投写レンズによってスクリーンに投写する構成となっている。これに対し、投写レンズからの光を非球面ミラーにおいて反射させてからスクリーンに投写することにより、投写光の広がり角を大きくする方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−258620号公報
図6に示すように、前述のような非球面ミラーMを用いるタイプのプロジェクタ80では、プロジェクタ80の投写光出射位置(投写光学系の最後の光学部品)から被投写面(スクリーン、机、床など)までの距離、所謂、投写距離Hが小さいほど、投写光の進行に必要なスペースが抑制され、障害物等によって投写光が遮られる可能性が低減される。例えば、図6(a)の使用形態において、壁面に設けられたスクリーン70上に投写された画像を用いて、説明者Pがプレゼンテーションを行なう場合、投写距離Hが小さいほど、プロジェクタ80からの投写光が通る領域に説明者Pが侵入する可能性が低くなり、スクリーン70上の投写画像に説明者Pの影ができ難くなる。このため、説明者Pは、スクリーン70に接近した位置に立つことができ、より円滑に投写された画像を用いてプレゼンテーションを行うことができる。
また、図6(b)の使用形態においても、被投写面として机71上に画像を投写して会議などの打合せを行なう場合、投写距離Hが小さいほど、プロジェクタ80からの投写光が通る領域に会議出席者の手などが侵入する可能性が低くなり、机71上の投写画像に影ができ難くなる。このため、プロジェクタ80のユーザにより高い操作性あるいは使用価値を提供することができる。
しかしながら、図7に示すようなプロジェクタ80においては、その内部の光源12や、光変調素子16、光源12からの光を光変調素子16に導く導光光学系22、24、28、32、34、各波長帯の光を合成する光合成部(クロスダイクロイックプリズム)40、および、合成された光を拡大投写する投写光学系50、60の各構成部品が、それぞれ、導光光学系22、24、28、32、34により光変調素子16に導かれる光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面(xz面)にあり、クロスダイクロイックプリズム40から投写光学系50、60へ出射する光の進行方向(z軸方向)がこの主面に対して平行となるように配置されているため、投写光学系50、60の光学的な性能は投写距離Hを小さくすることが可能であっても、プロジェクタ80の設置場所を考慮して、投写距離Hは最短でもプロジェクタ80のz軸方向の寸法までしか小さくすることができなかった。すなわち、図7のように、投写レンズ50から出射された映像光を曲面ミラー60において光路を大きく折り曲げて被投写面(スクリーン70や机71)へ投写するタイプのプロジェクタ80において、投写距離Hはプロジェクタ80のz軸方向の寸法、特に光学エンジン10のz軸方向の寸法に制約されてしまうという問題があった。
本発明は上記の事情を鑑みてなされたものであり、投写光出射位置から被投写面までの距離(投写距離H)を短縮できる投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、投写型映像表示装置であって、光源と、変調すべき波長帯の光に対応して個別に配された複数の光変調素子と、前記光源からの光のうち前記各波長帯の光をそれぞれ対応する前記光変調素子に導く導光光学系と、前記光変調素子によって変調された前記各波長帯の光を合成する光合成部と、前記光合成部によって合成された光を拡大投写する曲面ミラーを有する投写光学系と、を備える投写型映像表示装置において、前記導光光学系により前記光変調素子に導かれる複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸のうち、少なくとも2つの軸が含まれる主面に対して、前記光合成部から前記投写光学系へ出射する光の進行方向が交差することを特徴とする。
本発明によれば、クロスダイクロイックプリズムのような光合成部から投写レンズへ向かう光の進行方向が、光源から液晶パネルのような光変調素子へと光を導く導光光学系を通る複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面に対して交差するように、導光光学系を構成する光学部品が配置されるので、光源、光変調素子、導光光学系および光合成部を含む光学エンジン部における奥行き寸法を小さくすることができ、この寸法が被投写面から投写光出射位置までの投写距離Hの制約条件となる投写型映像表示装置の投写距離Hを短縮することができる。
具体的な態様として、この投写型映像表示装置は、前記主面と前記光合成部から前記投写光学系へ出射する光の進行方向とは、前記光合成部において交差する。これにより、容易な構成で投写型映像表示装置の投写距離Hを短縮することができる。さらに詳細には、前記光合成部は、前記複数の光変調素子のうち、少なくとも第1の光変調素子および第2の光変調素子によって変調された第1の波長帯の光および第2の波長帯の光を合成して出射する第1の光合成素子と、前記複数の光変調素子のうち、第3の光変調素子によって変調された第3の波長帯の光と前記第1の光合成素子から出射された光と合成すると共に、該合成光を前記主面と直行するように、垂直な方向に折り曲げて前記投写光学系へ出射する第2の光合成素子とを備える。このような具体的な態様においては、光合成素子の組み合わせによって、斯かる交差状態(この場合は、直交状態)を構成することが可能となるので、比較的に安価に投写距離Hが短い投写型映像表示装置を実現することができる。
本発明の第2の態様は、投写型映像表示装置であって、前記光変調素子は、4つ波長帯の光に対応して配されることを特徴とする。ここで、4つの波長帯は、少なくとも青、緑、赤色を含み、光源のスペクトル特性より、例えば黄色などの第4の波長帯を設定することが望ましい。これにより、上記の効果に加え、投写型映像表示装置の色再現範囲を広げること、あるいは、投写型映像表示装置の輝度を向上させることが可能となる。
具体的な態様として、この投写型映像表示装置の前記光合成部は、前記複数の光変調素子のうち、第1の光変調素子および第2の光変調素子によって変調された第1の波長帯の光および第2の波長帯の光を合成して出射する第1の光合成素子と、前記複数の光変調素子のうち、第3の光変調素子および第4の光変調素子によって変調された第3の波長帯の光および第4の波長帯の光を合成して出射する第3の光合成素子と、前記第1の光合成素子から出射された光と前記第3の光合成素子から出射された光とを合成すると共に、該合成光を前記主面と直交するように、垂直な方向に折り曲げて前記投写光学系へ出射する第2の光合成素子とを備える。これにより、色再現範囲が広い、あるいは、輝度が高い投写型映像表示装置を、簡易な構成で実現することができる。
なお、本発明の投写型映像表示装置に用いる光源としては、光合成部から投写光学系へ出射する光の進行方向と平行な軸と、曲面ミラーから投写型映像表示装置の外へ出射する光の進行方向と平行な軸とが含まれる面(yz面)に対して、光源から出射される光の進行方向(x軸方向)が直交するように配置することができる。本発明の投写型映像表示装置は、上述のような図6(a)、(b)に示した使用形態のほか、床や机に置いて壁面や天井を被投写面として投写する形態も考えられる。いずれの使用形態においても、上記のように光源を配置すると、光源内部の発光管を略水平な状態で配置することが可能となり、光源の長寿命化、延いては、投写型映像表示装置の長寿命化を図ることができる。
以上の通り本発明によれば、投写光出射位置から被投写面までの距離(投写距離:H)を短縮することができる。よって、障害物等によって投写光が遮られる可能性を低減でき、より高い操作性あるいは使用価値をユーザに提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかになろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図を用いて本発明の実施の形態に係るプロジェクタの光学系を説明する。
図1は、投写レンズ150からの映像光の出射方向をz方向、光源112からの光の出射方向をx方向、他の一軸をy方向としたときの、本実施例に係る光学系のxy平面上の構成図、図2は同光学系のxz平面上の構成図である。
図1、図2において、110は光学エンジン、150は投写レンズである。光学エンジン110は、光源112からクロスダイクロイックプリズム(第2の光合成素子)140までの光学系を備え、さらに、光源112を冷却するための吸気ファン(図示せず)を備えている。
光源112は、ランプとリフレクタから構成され、略平行な光をフライアイインテグレータ114に出射する。フライアイインテグレータ114は、蝿の目状のレンズ群からなる第1および第2のインテグレータを備え、液晶パネル(光変調素子)116R、116G、116Bに入射する際の光量分布が均一になるように、光源112から出射される光に対し、レンズ作用を付与する。すなわち、蝿の目状に配置されたレンズ群の各レンズを透過した光は、それぞれ液晶パネル116R、116Gおよび116Bに、これらの液晶パネルのアスペクト比(例えば、4:3)の広がりをもって入射する。
PBS(偏光ビームスプリッタ)アレイ118は、複数のPBSと1/2λ板がアレイ状に配列されたものであり、フライアイインテグレータ114から出射された光の偏光方向を一方向に揃える。そして、コンデンサレンズ120は、PBSアレイ118から出射された光に集光作用を付与し、ダイクロイックミラー122へ出射する。ダイクロイックミラー122は、コンデンサレンズ120から出射された光のうち、例えば、赤色波長帯(約575nm以上)の光(以下、「R光」という)と緑色波長帯(約500nm〜575nm)の光(以下、「G光」という)を透過し、青色波長帯(約500nm以下)の光(以下、「B光」という)のみを反射する。ミラー124は、ダイクロイックミラー122によって反射されたB光を反射してコンデンサレンズ126に入射させる。コンデンサレンズ126は、B光が平行光化した状態で液晶パネル116Bに入射するよう、B光にレンズ作用を付与する。液晶パネル116Bは、青色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてB光を変調する。なお、コンデンサレンズ126を透過したB光は、入射側偏光板(図示せず)を介して液晶パネル116Bに入射される。
ダイクロイックミラー128は、ダイクロイックミラー122を透過したG光およびR光のうち、たとえば、G光のみを反射する。コンデンサレンズ130は、G光が平行光化した状態で液晶パネル116Gに入射するよう、G光にレンズ作用を付与する。液晶パネル116Gは、緑色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてG光を変調する。なお、コンデンサレンズ130を透過したG光は、入射側偏光板(図示せず)を介して液晶パネル116Gに入射される。
このような光学部品の配置に伴い、青色用液晶パネル116B、緑色用液晶パネル116Gによって変調されたB光、G光は、クロスダイクロイックプリズム140においてR光と合成される前に、ダイクロイックプリズム(第1の光合成素子)142において合成される。
ミラー132、134は、ダイクロイックミラー128を透過したR光を液晶パネル116Rに導くよう、R光の光路を変更する。R光の光路長はB、G光の光路長に比べて長くなるため、R光の光路ではコンデンサレンズ126、130と同位置に置かれたコンデンサレンズ136において一度結像し、3枚のレンズを1組とするリレーレンズ138のレンズ作用において、B、G光と同様にR光が液晶パネル116Rに入射するよう、各レンズが配置されている。液晶パネル116Rは、赤色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてR光を変調する。なお、コンデンサレンズ136およびリレーレンズ138を透過したR光は、入射側偏光板(図示せず)を介して液晶パネル116Rに入射される。
本実施例のように投写光学系に非球面ミラー160を用いたタイプのプロジェクタではz方向の寸法が投写距離(H)に大きな影響を及ぼす。このため、R光を導くための光学系を構成するダイクロイックミラー122、128、ミラー132、134により液晶パネル116Rに導かれるR光の進行方向に平行な軸はxy平面にあり、G光を導くための光学系を構成するダイクロイックミラー122、128により液晶パネル116Gに導かれるG光の進行方向に平行な軸もxy平面にあり、加えて、B光を導くための光学系を構成するダイクロイックミラー122、ミラー124により液晶パネル116Bに導かれるB光の進行方向に平行な軸もまたxy平面にあるように、これらの光学部品が配置されている。従って、液晶パネル116R、116G、及び116Bに導かれるR光、G光、及びB光の進行方向に平行な軸はいずれも、xy平面にあり、映像光の出射方向となるz軸方向に対して交差するように、詳細には直交するように構成される。
具体的には、複数のダイクロイックミラー122、128、複数のミラー124、132、134を透過あるいは反射して、光を液晶パネル116R、116Gおよび116Bに導く複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面は、図1の紙面と略平行な面を形成する。また、各液晶パネル116において変調され、クロスダイクロイックプリズム140において合成された光は、クロスダイクロイックプリズム140において紙面に垂直な方向に(直交するように)折り曲げられて、投写レンズ150へ出射される。すなわち、複数のダイクロイックミラー122、128、複数のミラー124、132、134により液晶パネル116R、116Gおよび116Bに導かれる複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面に対して、クロスダイクロイックプリズム140から投写レンズ150へ出射される映像光の進行方向が交差する関係となっている。
クロスダイクロイックプリズム140は、液晶パネル116R、116G、116Bによって変調され、出射側偏光板(図示せず)を介したR光、G光およびB光を合成する。ここで、液晶パネル116Rの後段(液晶パネル116Rとクロスダイクロイックプリズム140との間)には、ダイクロイックプリズム142を介しているG光、B光との光路長を等しくするため、プリズム144を配置することが望ましい。
クロスダイクロイックプリズム140において合成された映像光は、z軸に沿って、投写レンズ150へと出射する。投写レンズ150は、映像光を被投写面上に結像させるためのレンズ群と、これらレンズ群の一部を光軸方向に変位させて投写画像のズーム状態およびフォーカス状態を調整するためのアクチュエータを備えている。投写レンズ150から出射した映像光は、非球面ミラー160へ出射され、非球面ミラー160において広角化されて被投写面(スクリーン面)へ投写される。
図3(a)に図2に示した本発明の実施例1のプロジェクタ、同図(b)に図7に示した従来のプロジェクタを対比させて示す。
同図の対比から明らかなように、図3(a)の本実施例のプロジェクタは、光源112から出射して複数のダイクロイックミラー122、128、複数のミラー124、132、134により各液晶パネル116に導かれる複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面(xy面)、すなわち、光学エンジン110内の複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面に対して、クロスダイクロイックプリズム140から投写レンズ150へ出射する映像光の進行方向(z軸方向)が交差するように、各光学部品を配置している。従って、同図(b)のように、光学エンジン10内の複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面とクロスダイクロイックプリズム40から投写レンズ50へ出射する映像光の進行方向とが平行となる従来のプロジェクタの場合の投写距離(H)に比べて、本実施例における光学エンジン110のz軸方向の寸法を小さくすることができるため、延いては、本光学エンジン110を搭載したプロジェクタの投写距離(H’)を小さくすることが可能となる。
図4は本実施例に係る光学系のxy平面上の構成図、図5は同光学系のxz平面上の構成図である。xyzの軸の設定は実施例1と同様である。
光源212は、実施例1と同様に、ランプとリフレクタから構成され、略平行な光をフライアイインテグレータ214に出射する。フライアイインテグレータ214は、蝿の目状のレンズ群からなる第1および第2のインテグレータを備え、液晶パネル216R、216G、216Bに入射する際の光量分布が均一になるように、光源212から出射される光に対し、レンズ作用を付与する。そして、PBSアレイ218を経由し、フライアイインテグレータ214から出射された光の偏光方向を一方向に揃え、コンデンサレンズ220においてPBSアレイ218から出射された光に集光作用を付与してダイクロイックミラー222へ出射する。なお、本実施例ではリレーレンズの構成は省略する。
光源212を超高圧水銀ランプ(以下、「UHPランプ」と称する。)とした場合、黄色波長帯域(約570nm〜600nm)の約580nm付近に約550nm近傍に告ぐ光量のピークが存在する。また、実施例1のように、約575nm以上の光をR光、約500nm〜575nmの光をG光とする(ダイクロイックミラー128のカットオフ波長を設定する)と、映像光の光量は確保できる一方、赤色用液晶パネル116R、緑色用液晶パネル116Gに入射するR光、G光の色純度が低いため、色再現性が低減してしまう。そこで、本実施例では、R光が約600nm以上、黄色波長帯の光(以下、「Ye光」という)が約570nm〜600nm、G光が約500nm〜570nmとなるようにダイクロイックミラー228、229のカットオフ波長を設定し、Ye光を分離して映像信号に応じた光量が黄色用液晶パネル216Yeから出射されるように構成する。
ダイクロイックミラー222は、コンデンサレンズ220から出射された光のうち、R光とYe光とG光とを透過し、B光のみを反射する。ミラー224は、ダイクロイックミラー222によって反射されたB光を反射してコンデンサレンズ226に入射させる。コンデンサレンズ226は、B光が平行光化した状態で液晶パネル216Bに入射するよう、B光にレンズ作用を付与する。液晶パネル216Bは、青色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてB光を変調する。なお、各液晶パネル216の入出射側に図示しない偏光板を備えていることは、実施例1と同様である。ダイクロイックミラー228は、ダイクロイックミラー222を透過したG光、Ye光およびR光のうち、たとえば、G光のみを反射する。コンデンサレンズ230は、G光が平行光化した状態で液晶パネル216Gに入射するよう、G光にレンズ作用を付与する。液晶パネル216Gは、緑色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてG光を変調する。
本実施例が前述の実施例1と異なるのは、ダイクロイックミラー228を透過したYe光およびR光を分離するダイクロイックミラー229と、分離されたYe光の導光路上に配されたコンデンサレンズ231と、Ye光用の液晶パネル216Yeとを有する点、プリズム144に代えてダイクロイックプリズム(第3の光合成素子)246を用いる点である。ダイクロイックミラー229は、ダイクロイックミラー228を透過したYe光およびR光のうち、Ye光のみを反射する。コンデンサレンズ231は、Ye光が平行光化した状態で液晶パネル216Yeに入射するよう、Ye光にレンズ作用を付与する。液晶パネル216Yeは、黄色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてYe光を変調する。
ミラー232、234は、ダイクロイックミラー229を透過したR光を液晶パネル216Rに導くよう、R光の光路を変更する。コンデンサレンズ236は、R光が平行光の状態で液晶パネル216Rに入射するよう、R光にレンズ作用を付与する。液晶パネル216Rは、赤色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてR光を変調する。
本実施例においても、R光を導くための光学系を構成するダイクロイックミラー222、228、229、ミラー232、234により液晶パネル216Rに導かれるR光の進行方向に平行な軸はxy平面にあり、G光を導くための光学系を構成するダイクロイックミラー222、228により液晶パネル216Gに導かれるG光の進行方向に平行な軸もxy平面にあり、B光を導くための光学系を構成するダイクロイックミラー222、ミラー224により液晶パネル216Bに導かれるB光の進行方向に平行な軸もまたxy平面にあるように、これらの光学部品が配置されている。
そして、本実施例ではYe光用の液晶パネル216Yeが追加されているので、Ye光を導くための光学系を構成するダイクロイックミラー222、228、229により液晶パネル216Yeに導かれるYe光の進行方向に平行な軸もまたxy平面にあるように、光学部品が配置されている。従って、液晶パネル216R、216Ye、216Gおよび216Bに導かれるR光、Ye光、G光およびB光の進行方向に平行な軸はいずれも、xy平面にあり、映像光の出射方向となるz軸方向に対して交差するように、詳細には直交するように構成される。
具体的には、複数のダイクロイックミラー222、228、229、複数のミラー224、232、234を透過あるいは反射して、光を液晶パネル216R、216Ye、216Gおよび216Bに導く複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面は、図4の紙面と略平行な面を形成する。また、各液晶パネル216において変調され、クロスダイクロイックプリズム240において合成された光は、クロスダイクロイックプリズム240において紙面に垂直な方向に(直交するように)折り曲げられて、投写レンズ250へ出射される。すなわち、複数のダイクロイックミラー222、228、229、複数のミラー224、232、234により液晶パネル216R、216Ye、216Gおよび216Bに導かれる複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面に対して、クロスダイクロイックプリズム240から投写レンズ250へ出射される映像光の進行方向が交差する関係となっている。
このような光学部品の配置に伴い、青色用液晶パネル216B、緑色用液晶パネル216Gによって変調されたB光、G光は、ダイクロイックプリズム242において合成され、一方、液晶パネル216Ye、216Rによって変調されたYe光、R光はダイクロイックプリズム246において合成され、B光およびG光の合成光とYe光およびR光の合成光とがクロスダイクロイックプリズム240において合成される。
クロスダイクロイックプリズム240において合成された映像光は、実施例1と同様に、投写レンズ250へと出射され、非球面ミラー260において広角化されて被投写面(スクリーン面)へ投写される。
本実施例によれば、UHPランプ212から出射して複数のダイクロイックミラー222、228、229、複数のミラー224、232、234により各液晶パネル216に導かれる複数の光の進行方向を平行な軸が含まれる主面(xy面)、すなわち、光学エンジン210内の複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれるに主面に対して、クロスダイクロイックプリズム240から投写レンズ250へ出射する映像光の進行方向(z軸方向)が交差するように各光学部品を配置しているので、従来のように、光学エンジン10内の複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸が含まれる主面とクロスダイクロイックプリズム40から投写レンズ50へ出射する映像光の進行方向とが平行となる配置に比べて、本実施例における光学エンジン210のz軸方向の寸法を小さくすることができ、延いては、本光学エンジン210を搭載したプロジェクタの投写距離(H)を小さくすることができる。また、実施例1に比べ、光学エンジン210の寸法は変えることなくYe光を活用できるので、本光学エンジン210を搭載したプロジェクタの色再現範囲や光量を向上させることができる。
(その他の事項)
本実施の形態に係るプロジェクタは、図6(a)のようにスクリーンの上部に取り付けられ、壁面に並行して配置されたスクリーンに投写する使用形態や、図6(b)のように床や机の上に置いて、床面あるいは机上に投写する使用形態など、様々な使用形態が考えられる。図6の(a)と(b)の使用形態では、プロジェクタ80の配置が90°回転しており、プロジェクタ80内部の構成部品も90°回転することになる。一方、発光管を有する光源(例えば、UHPランプなどのランプ類)は、ラグビーボール状の発光管の両端を略水平(±10°)に保持しないと、発光管の両端で発光時の高温状態の中で、発光管の中での温度差が大きくなってしまい、発光管が破損する虞がある。
したがって、上述のようなプロジェクタの使用においても、発光管が略水平に保持されるように、光源から出射される光の進行方向が、クロスダイクロイックプリズム140、240から投写レンズ150、250へ出射する光の進行方向と投写レンズ150、250からの光を反射してプロジェクタの外へ出射する光の進行方向とから特定される面(yz面)に対して直交する方向に光源の出射方向を保持することが望ましい。これにより、光源内部の発光管を略水平に配置することができ、光源の長寿命化、延いては、プロジェクタの長寿命化を図ることができる。
なお、本実施の形態において直交、垂直あるいは平行として説明した構成については、製造上の誤差を含むものとする。また、ダイクロイックミラーやミラーのような導光光学系を透過または反射する光の進行方向に平行な軸が含まれる主面は、少なくとも2つの軸により1つの面が特定されるので、光合成部から投写光学系へ出射する光の進行方向は、複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸のうち、少なくとも2つの軸が含まれる主面に対して、交差する関係にあれば良いものとする。
本実施の形態では、光変調素子として透過型の液晶パネルを用いて説明したが、光変調素子としてはこれに限定されるものではなく、DMD(Digital Micromirror Device)や反射型の液晶パネルなども利用可能である。
本発明の一実施例に係る投写型映像表示装置のxy平面上の構成を示す構成模式図である。 本発明の一実施例に係る投写型映像表示装置のxz平面上の構成を示す構成模式図である。 一実施例に係る投写型映像表示装置と従来の短焦点投写型映像表示装置とのz軸方向の寸法差を示す構成模式図である。 本発明の他の実施例に係る投写型映像表示装置のxy平面上の構成を示す構成模式図である。 本発明の他の実施例に係る投写型映像表示装置のxz平面上の構成を示す構成模式図である。 短焦点投写型映像表示装置の使用形態を示す模式図である。 従来の短焦点投写型映像表示装置のxz平面上の構成を示す構成模式図である。
符号の説明
10、110、210 光学エンジン
12、112、212 光源
14、114、214 フライアイインテグレータ
16、116、216 液晶パネル(赤色用…116R、216R:緑色用…116G、216G:青色用…116B、216B:黄色用…216Ye)
18、118、218 PBS(偏光ビームスプリッタ)アレイ
20、120、220 コンデンサレンズ
22、122、222 ダイクロイックミラー
24、32、34、124、132、134、224、232、234 ミラー
28、128、228、229 ダイクロイックミラー
40、140、240 クロスダイクロイックプリズム
50、150、250 投写レンズ
60、160、260 非球面ミラー
70、71 被投写面(スクリーン…70:机…71)
80 プロジェクタ
126、226 コンデンサレンズ
130、136、230、231、236 コンデンサレンズ
138 リレーレンズ
142、242、246 ダイクロイックプリズム
144 プリズム

Claims (5)

  1. 光源と、変調すべき波長帯の光に対応して個別に配された複数の光変調素子と、前記光源からの光のうち前記各波長帯の光をそれぞれ対応する前記光変調素子に導く導光光学系と、前記光変調素子によって変調された前記各波長帯の光を合成する光合成部と、前記光合成部によって合成された光を拡大投写する曲面ミラーを有する投写光学系と、を備える投写型映像表示装置において、
    前記導光光学系により前記光変調素子に導かれる複数の光の進行方向とそれぞれ平行な複数の軸のうち、少なくとも2つの軸が含まれる主面に対して、前記光合成部から前記投写光学系へ出射する光の進行方向が交差することを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    前記主面と前記光合成部から前記投写光学系へ出射する光の進行方向とは、前記光合成部において交差することを特徴とする投写型映像表示装置。
  3. 請求項2記載の投写型映像表示装置において、
    前記光合成部は、
    前記複数の光変調素子のうち、少なくとも第1の光変調素子および第2の光変調素子によって変調された第1の波長帯の光および第2の波長帯の光を合成して出射する第1の光合成素子と、
    前記複数の光変調素子のうち、第3の光変調素子によって変調された第3の波長帯の光と前記第1の光合成素子から出射された光とを合成すると共に、該合成光を前記主面と直交するように折り曲げて前記投写光学系へ出射する第2の光合成素子とを備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
  4. 請求項1または2に記載の投写型映像表示装置において、
    前記光変調素子は、4つ波長帯の光に対応して配されることを特徴とする投写型映像表示装置。
  5. 請求項4記載の投写型映像表示装置において、
    前記光合成部は、
    前記複数の光変調素子のうち、第1の光変調素子および第2の光変調素子によって変調された第1の波長帯の光および第2の波長帯の光を合成して出射する第1の光合成素子と、
    前記複数の光変調素子のうち、第3の光変調素子および第4の光変調素子によって変調された第3の波長帯の光および第4の波長帯の光を合成して出射する第3の光合成素子と、
    前記第1の光合成素子から出射された光と前記第3の光合成素子から出射された光とを合成すると共に、該合成光を前記主面と直交するように折り曲げて前記投写光学系へ出射する第2の光合成素子とを備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
JP2007260380A 2007-10-03 2007-10-03 投写型映像表示装置 Expired - Fee Related JP5140371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007260380A JP5140371B2 (ja) 2007-10-03 2007-10-03 投写型映像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007260380A JP5140371B2 (ja) 2007-10-03 2007-10-03 投写型映像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009092717A true JP2009092717A (ja) 2009-04-30
JP5140371B2 JP5140371B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=40664813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007260380A Expired - Fee Related JP5140371B2 (ja) 2007-10-03 2007-10-03 投写型映像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5140371B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1172846A (ja) * 1997-06-27 1999-03-16 Sanyo Electric Co Ltd 投写型表示装置
JP2000199883A (ja) * 1998-10-29 2000-07-18 Fujitsu Ltd 反射型プロジェクタ装置
JP2003207740A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Sanyo Electric Co Ltd 映像光生成光学ユニット及び背面投写型映像表示装置
JP2004310084A (ja) * 2003-03-27 2004-11-04 Sanyo Electric Co Ltd 色分離合成素子及び映像光生成装置及び投写型映像表示装置
JP2005115113A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Pentax Corp 画像投影光学系
JP2006113093A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2006235516A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Fujinon Corp 投写光学系およびこれを用いた投写型表示装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1172846A (ja) * 1997-06-27 1999-03-16 Sanyo Electric Co Ltd 投写型表示装置
JP2000199883A (ja) * 1998-10-29 2000-07-18 Fujitsu Ltd 反射型プロジェクタ装置
JP2003207740A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Sanyo Electric Co Ltd 映像光生成光学ユニット及び背面投写型映像表示装置
JP2004310084A (ja) * 2003-03-27 2004-11-04 Sanyo Electric Co Ltd 色分離合成素子及び映像光生成装置及び投写型映像表示装置
JP2005115113A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Pentax Corp 画像投影光学系
JP2006113093A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2006235516A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Fujinon Corp 投写光学系およびこれを用いた投写型表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5140371B2 (ja) 2013-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100771636B1 (ko) 프로젝션 시스템
JP4945314B2 (ja) 投写型表示装置
JP5363061B2 (ja) 単板投写型表示装置
JP6946650B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
US7918562B2 (en) Projection optical system having a curved mirror
JP6512919B2 (ja) 画像表示装置
JP2009014807A (ja) プロジェクタ
KR102071079B1 (ko) 조명 장치 및 표시 장치
JP2009237565A (ja) 投射型画像表示装置
US7918561B2 (en) Projection display device in which position of the light source is shifted toward projection optical system side
JP2009109935A (ja) プロジェクタ
JP2011013455A (ja) プロジェクター
CN210835555U (zh) 光源装置以及投影型显示装置
JP5199016B2 (ja) 単板投写型表示装置
JP6503816B2 (ja) プロジェクター
JP5140371B2 (ja) 投写型映像表示装置
JP6436514B2 (ja) 投写型表示装置
US11490059B2 (en) Light source device and projection type display device
JP4902441B2 (ja) 照明装置および投写型映像表示装置
JP2005221980A (ja) プロジェクタ
JP2007249138A (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JP2007249136A (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JP2021033072A (ja) プロジェクター
JP2005345767A (ja) プロジェクタ
JP2002196118A (ja) 光学素子およびプロジェクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100929

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees