JP2005221980A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 投写レンズの大型化及びコストアップなく、また、画質を劣化させることなく、投写画像の表示位置を変更できプロジェクタ本体の設置位置の自由度を増すことが可能なプロジェクタを提供する。
【解決手段】 光源2、光源2からの光を変調する液晶パネル3及び液晶パネル3で変調された光を投写面に向けて投写する投写レンズ4を有するプロジェクタ本体1aと、投写レンズ4から出射された光束を反射して、投写レンズ4から出射された光束の光軸5bを、その光軸5bから一定距離だけ平行移動した位置の光軸5cに変更して出射する反射手段10とを備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタに関するものである。
従来のプロジェクタでは、光源からの光を液晶パネルに照射し、液晶パネルで光変調した後、投写レンズによってスクリーン上に拡大投写するようにしている。このように構成されたプロジェクタにおいて、液晶パネルの光軸と投写レンズの光軸とが一致するように配置されたタイプのものは、その光軸(プロジェクタの光軸)を中心とした投写画像が構成されるようになっている。したがって、スクリーンに投写画像を表示させる場合には、スクリーンの中心位置に合わせてプロジェクタを設置しなければならず、設置性が悪いという問題があった。そこで、プロジェクタの設置位置を変えずに、投写画像の表示位置を変えることのできるプロジェクタの開発が盛んに行われ、各種提案されている。例えば、投写レンズの光軸を液晶パネルの光軸に対してずらして配置することでこれを可能にした技術がある(特許文献1参照)。
特開平10−260473号公報。
しかしながら、上記特許文献1の技術のように、投写レンズの光軸を液晶パネルの光軸からずらすことで投写画像の表示位置を変える方法では、液晶パネルから出射された光の全てを投写レンズに入射させるために投写レンズを大型化する必要があり、コストアップを招いていた。また、投写レンズを大型化すると、所望の光学性能(解像度、色収差など)を確保することが難しくなるため、画質劣化を招くといった問題もある。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、投写レンズの大型化及びコストアップなく、また、画質を劣化させることなく、投写画像の表示位置を変更できプロジェクタ本体の設置位置の自由度を増すことが可能なプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明に係るプロジェクタは、光源、光源からの光を変調する光変調装置及び光変調装置で変調された光を投写面に向けて投写する投写レンズを有するプロジェクタ本体と、投写レンズから出射された光束を反射して、投写レンズから出射された光束の光軸を、その光軸から一定距離だけ平行移動した位置に変更して出射する反射手段とを備えたものである。
このように、反射手段によって、投写レンズから出射された光束の光軸の位置を変更できるため、プロジェクタ本体の設置位置を変えることなく投写画像の表示位置を変更することができる。よって、プロジェクタ本体の設置位置の自由度が増し、使い勝手の良いプロジェクタを得ることができる。
また、プロジェクタ本体の内部構成はそのままで、反射手段によって光軸の位置を変更するようにしているので、従来のように投写レンズの光軸を液晶パネルの光軸に対してずらすことで実現する方法に比べ、投写レンズを大型化することなく対応でき、コストダウンが可能である。また、単に反射手段で光束を反射させるだけなので、画質劣化を招くことがない。
また、本発明に係るプロジェクタは、反射手段が、互いに平行に配置され、投写レンズから出射された光束を順次反射する複数のミラーで構成されてなるものである。
このように、反射手段は複数のミラーによって単純に構成できる。
また、本発明に係るプロジェクタは、ミラーの位置を変えることで、反射手段から出射される光束の光軸の位置を移動可能なものである。
具体的には、複数のミラーのうちの最後のミラーが、その直前に配置されたミラーとの間隔を変更可能に設けられているものである。
また、複数のミラーのうちの最後のミラーが、その直前に配置されたミラーからの反射光の入射方向を変更可能なように回動可能に設けられているものである。
また、反射手段が、投写レンズから出射された光束の光軸を中心軸として回動可能に設けられているものである。
上記のようにすれば、投写画像の表示位置を自由に変えることが可能となる。
さらに、本発明に係るプロジェクタは、反射手段と色合成光学装置の光出射面との間の光路上に位相差板が設けられているものである。
このようにすれば、色合成光学装置の射出光がs偏光光及びp偏光光の両光である場合、位相差板により射出光を45゜偏光光もしくは円偏光光に変換できる。したがって、s偏光光とp偏光光の反射手段での反射率の違いに起因したホワイトバランスの変化を防止できる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のプロジェクタを示す概略側面断面図である。
本実施の形態のプロジェクタ1は、プロジェクタ本体1aと、プロジェクタ本体1aの前方に配置された反射手段10とを備えた構成となっている。
プロジェクタ本体1a内には、光源2と、光源2からの光を変調する光変調装置としての液晶パネル3と、投写レンズ4とを備えている。プロジェクタ本体1a内の各構成部2,3,4は、互いの光軸が一致するようにプロジェクタ本体1a内に配置されている。図において5aはその光軸を示している。このように構成されたプロジェクタ本体1aは、、光源2からの光を、液晶パネルで変調した後、投写レンズ4によって投写面としてのスクリーン(図示せず)に向けて投写する。
反射手段10は、投写レンズ4から出射された光を反射して、投写レンズ4から出射された光束の光軸5b(光軸5aと同じ)を、その光軸5bから一定距離だけ平行移動した位置(図1の光軸5c)に変更して出射するものである。反射手段10は、具体的には互いに平行な状態で配置固定された複数のミラー(ここでは2枚のミラー)11,12で構成され、投写レンズ4から出射された光を順次反射することで光軸5bを光軸5cに変更するものである。
また、複数のミラー11,12のうち、投写レンズ4から出射された光束を最初に反射する第1のミラー11は、投写レンズ4から出射された光束の光軸5bに対して略45度傾いた状態で配置されている。また、第1のミラー11からの反射光を反射する第2のミラー12は、第1のミラー11の上方で、第1のミラー11と平行に配置されている。第1のミラー11は、投写レンズ4側の面に反射面11aを有し、第2のミラー12は、反射面11aに対向する側に反射面12aを有している。かかる構成により、投写レンズ4から出射された光束の光軸5bは、第1のミラー11及び第2のミラー12で順次直角に折り曲げられ、最終的には、光軸5bから距離Lだけ上方に平行移動した光軸5cとなる。なお、距離Lは、第1のミラー11と第2のミラー12間の距離に相当する。
このように、本実施の形態1によれば、投写レンズ4から出射された光束の光軸5bの位置を反射手段10によって上方に距離Lだけ平行移動した位置に変更することができる。すなわち、投写画像の表示位置を、プロジェクタ本体1aの設置位置を変更せずに上方に距離Lだけ移動することができる。したがって、スクリーンが高い位置に設置されていた場合でも、そのスクリーンの位置に合わせて高い位置にプロジェクタ本体1aをセットしなくともスクリーンに投写画像を表示させることが可能となる。よって、プロジェクタ本体1aの設置位置の自由度が増し、使い勝手の良いプロジェクタ1を得ることができる。
また、表示位置の変更を実現する手段として、複数のミラー11,12で構成された反射手段10を用いているので、従来のように投写レンズの光軸を液晶パネルの光軸に対してずらすことで実現する方法に比べ、投写レンズを大型化することなく対応でき、コストダウンが可能である。また、単に反射手段10で光束を反射させることでこれを実現しているので、画質劣化を招くことがない。
なお、本例では、投写画像の表示位置を上方に移動させる例を示したが、これに限られるものではなく、左方向や右方向に移動させるように構成しても良い。
また、図1では、反射手段10内の各ミラー11,12が、光軸5bに対して略45度傾いた状態で平行配置された例を説明したが、各ミラー11,12が平行に配置されていればこの角度で配置されていなくても良く、例えば図2に示すように配置してもよい。この場合も図1の場合と同様の作用効果を得ることができる。なお、図2では、第2のミラー12が第1のミラー11に比べて投写方向にせり出しているが、これは、図2の配置では、投写レンズ4からの出射光が第1のミラー11で反射された後、投写方向に向かう光束となるため、その光束の全てを反射できるように第2のミラー12が投写方向にせり出した配置となっている。なお、第2のミラー12が、第1のミラー11の反射光の全てを反射できる大きさに設定されていれば、投写方向にせり出して配置する必要はない。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2のプロジェクタの概略側面断面図である。なお、図3において図1と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
実施の形態2のプロジェクタ110は、図1に示した実施の形態1の反射手段10に代えて、反射手段111を設けたものである。反射手段111は、反射手段111内の最後のミラーである第2のミラー12が、その直前のミラーである第1のミラー11との距離を変更可能に設けられたもので、第1のミラー11と第2のミラーが互いに平行な状態とされるのは実施の形態1と同様である。このように構成された反射手段111では、第2のミラー12を図3の点線で示すように上方へ移動させると、その移動距離分、光軸5cが上方へ移動する。すなわち、投写画像の表示位置が、第2のミラー12の移動距離分、上方へ移動することになる。また、第2のミラー12を下方へ移動させれば、その移動距離分、光軸5cが下方へ移動して投写画像の表示位置が下方に移動することになる。
このように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の作用効果が得られるとともに、反射手段111によって、プロジェクタ本体1aの設置位置はそのままで投写画像の表示位置を上下方向に移動させることが可能となる。したがって、スクリーンの高さに合わせてプロジェクタ本体1aを配置しなくてもスクリーンに投写画像を映すことが可能となる。よって、プロジェクタ本体1aの設置位置の自由度が更に増し、使い勝手の良いプロジェクタ1を得ることが可能となる。
また、従来製品の高さ調整を行う脚調整装置が不要となり部品を削減できる。
なお、この例では投写画像の表示位置を上下方向に移動させる場合を例に説明したが、これに限られるものではなく、左右方向に移動させるように構成しても良い。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3のプロジェクタの概略側面断面図である。なお、図4において図1と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
実施の形態3のプロジェクタ120は、図1に示した実施の形態1の反射手段10に変えて、反射手段121を設けたものである。この反射手段121は、光軸5a(5b)を中心軸として図4の矢印Aに示すように回動可能に設けられたもので、それ以外の構成は図1の反射手段10と同様である。
ここで、反射手段121を図4に示した位置から投写方向に向かって右側に90度回転させた場合について考える。図5は、その状態を示したプロジェクタの概略平面図である。この場合、投写レンズ4から出射された光束の光軸5bは、右方向に距離Lだけ平行移動した光軸5cとなる。したがって、投写画像の表示位置を光軸5bから右方向に距離Lだけ移動した位置に移動させることができる。
このように、実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の作用効果が得られるとともに、反射手段121を回動可能としたため、投写レンズ4から出射された光束の光軸5bの位置を、光軸5bを中心とした半径Lの円の円周上の任意の位置に平行移動させることができる。よって、プロジェクタ本体1aの設置位置の自由度が増し、使い勝手の良いプロジェクタ120を得ることができる。
実施の形態4.
図6は、実施の形態4のプロジェクタの概略構成図である。なお、図6において図1と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
実施の形態4のプロジェクタ130は、図1に示した実施の形態1の反射手段10に代えて反射手段131を設けたものである。反射手段131は、反射手段131内の最後のミラーである第2のミラー12が、その直前に配置されたミラーである第1のミラー11からの反射光の入射方向を変更可能なように図示矢印B方向に回動可能に設けられているものである。
このように構成された反射手段131では、第2のミラー12を図6の点線で示すように回転させると、その回転角度分、光軸5cが回転して光軸5dとなる。すなわち、投写画像の表示位置が上方に移動することになる。また、第2のミラー12を反対方向に回転させた場合には、投写画像の表示位置が下方に移動することになる。
このように、実施の形態4では、反射手段131によって投写画像の表示位置を上下方向に移動させることが可能となる。ただし、この投写方法は、いわゆる「あおり投写」となることから台形補正回路が新たに必要となり、また、単に順次反射させることによって位置を変える上述の実施の形態1〜実施の形態3の方法と比べて画質劣化は免れないことから、実施の形態1〜実施の形態3の方法で平行移動させた位置から更に所定方向に移動させたい場合等に限定して用いることが好ましい。
以上に反射手段の構成例を説明したが、各実施の形態の各反射手段10,111,121,131の特徴部分を適宜組み合わせた構成としても良い。例えば、実施の形態2と実施の形態3とを組み合わせて第1のミラー11と第2のミラー12間の距離を調整可能で、且つ光軸5a(5b)を中心軸として反射手段を回動可能な構成としても良い。この場合、投写画像の表示位置を任意の位置に変えることが可能となり、プロジェクタの設置場所の自由度を格段に上昇させることが可能となる。
なお、上記各実施の形態の各反射手段10,111,121,131は、プロジェクタ本体1aに固定的に装着されていてもよいし、着脱自在に装着されていてもよい。また、プロジェクタ本体1aに設けた収納部(図示せず)に畳んで収納できるようにしてもよい。
次に、プロジェクタ本体1a内の光学系について説明する。
図7は、プロジェクタ本体内の光学系を示す構成図であり、この図7を参照しながら、その光学系の構成および作用を以下に説明する。なお、図7には、上述の各反射手段のうち、反射手段10を適用した例を示している。
この光学系は、照明光学系23、色光分離光学系8、リレー光学系25、液晶パネル3R,3G,3B、色光合成のための色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム9、および投写レンズ4などから構成されている。
照明光学系23は、ランプ2a及びリフレクタ2bから構成された光源2、インテグレータレンズを構成する第1および第2レンズアレイ21,22、光の進行方向を調整する反射ミラー31、偏光ビームスプリッタ32および重畳レンズ33を備えている。
第1レンズアレイ21は、略矩形状の輪郭を有する小レンズ211がM行N列のマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズ211は、光源2から入射された平行な光束を複数の(すなわちM×N個の)部分光束に分割し、各部分光束を第2レンズアレイ22の近傍で結像させる。各小レンズ211の輪郭の形状は、液晶パネル3R,3G,3Bの画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。例えば、液晶パネルの画像形成領域のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であるならば、各小レンズのアスぺクト比も4:3に設定される。
また、第2レンズアレイ22も、第1レンズアレイ21の小レンズ211に対応して、小レンズ221がM行N列のマトリクス状に配列された構成を有している。
色光分離光学系8は、2枚のダイクロイックミラー41,42と反射ミラー43とを備え、照明光学系23の重畳レンズ33から出射される光を、赤、緑、青の3つの色光に分離する機能を有している。
リレー光学系25は、ダイクロイックミラー42からの透過光に対応する光路で、入射側レンズ54、反射ミラー71,72、およびリレーレンズ73を備えている。
液晶パネル3R,3G,3Bは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたもので、クロスダイクロイックプリズム9の3側面と対向するように、クロスダイクロイックプリズム9に固定部材を介して接着固定されている。また、各液晶パネル3R,3G,3Bの光入出射面側には、入射側偏光板60R,60G,60Bが、そして光出射面側には出射側偏光板61R,61G,61Bがそれぞれ配置されている。
クロスダイクロイックプリズム9は、赤、緑,青の3色の色光を合成してカラー画像を形成するもので、赤光を反射する誘電体多層膜と、青光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に形成され、これらの誘電体多層膜によって上記3つの色光が合成される。そして、クロスダイクロイックプリズム9の出射面側に、投写レンズ4が配置されている。
続いて、上記光学系の作用を説明する。光源2のランプ2aから射出された光はリフレクタ2bで反射されて、第1および第2レンズアレイ21,22で構成されるインテグレータレンズに入る。インテグレータレンズは、第1レンズアレイ21の各レンズセルで形成される像を、第2レンズアレイ22および重畳レンズ33により各液晶パネル3R,3G,3Bの画像表示面に結像させることで、光の利用率を向上させかつ照明むらを改善する作用を果たす。第2レンズアレイ22から出射された光(p偏光およびs偏光の双方を含む光)は、偏光ビームスプリッタ32でその一方の偏光光に揃えて出射され、重畳レンズ33に入る。そして、重畳レンズ33を出た光は、続いて色光分離光学系8に入る。
色光分離光学系8の第1ダイクロイックミラー41では、照明光学系23から出射された光束の赤色光成分を反射するとともに、青色光成分と緑色光成分とを透過させる。第1ダイクロイックミラー41によって反射した赤色光は、反射ミラー43を介して、フィールドレンズ51に入り、さらに赤色光用の液晶パネル3Rに達する。このフィールドレンズ51は、各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル3G,3Bの前に設けられたフィールドレンズ52,53も同様に作用する。
第1ダイクロイックミラー41を透過した青色光と緑色光のうちで、緑色光は第2ダイクロイックミラー42によって反射し、フィールドレンズ52を通って緑色光用の液晶パネル3Gに達する。一方、青色光は第2ダイクロイックミラー42を透過してリレー光学系25を通り、さらにフィールドレンズ53を通って青色光用の液晶パネル3Bに達する。
色光分離光学系8で分離された赤、緑、青の各色光は、液晶パネル3R,3G,3Bに入射するにあたり、入射側偏光板60R,60G,60Bで特定の偏光光のみとされる。この後、各偏光光は、与えられた画像情報に従って各液晶パネル3R,3G,3Bで変調され、変調光として出射側備光板61R,61G,61Bに出射される。この出射側偏光板61R,61G,61Bにおいては、変調光のうちの特定の偏光光のみが透過し、クロスダイクロイックプリズム9に入射する。そして、各色光はクロスダイクロイックプリズム9で合成されて合成光となり、投写レンズ4からスクリーンにカラー画像として投写される。
また、色合成光学装置であるクロスダイクロイックプリズム9の射出光が、s偏光光及びp偏光光の両光である場合、s偏光光とp偏光光とでは各ミラー11,12で反射したときの反射率が異なることから、ホワイトバランスがくずれてしまう。このため、この場合はクロスダイクロイックプリズム9と第1のミラー11との間の光路上に、入射光を45゜偏光光もしくは円偏光光に変換する図7の点線で示す位相差板13を配置し、ホワイトバランスの変化を無くすようにする。
また、上記各実施の形態では、透過型の液晶パネルを用いたプロジェクタを例に説明したが、本発明は、反射型の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等の光変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、それが光を反射するタイプであることを意味している。また、光変調装置は液晶パネルに限られるものではなく、例えば、マイクロミラーを用いた装置であってもよい。
実施の形態1のプロジェクタを示す概略側面断面図。 図1の各ミラーの他の配置例を示す図。 実施の形態2のプロジェクタの概略側面断面図。 実施の形態3のプロジェクタの概略側面断面図。 図4の反射手段を所定方向に90度回転させた状態を示す概略平面図。 実施の形態4のプロジェクタの概略構成図。 プロジェクタ本体内の光学系を示す構成図。
符号の説明
1,110,120,130 プロジェクタ、1a プロジェクタ本体、2 光源、3 液晶パネル、4 投写レンズ、5a〜5d 光軸、10,111,121,131 反射手段、11 第1のミラー、12 第2のミラー。

Claims (7)

  1. 光源、光源からの光を変調する光変調装置及び光変調装置で変調された光を投写面に向けて投写する投写レンズを有するプロジェクタ本体と、
    前記投写レンズから出射された光束を反射して、前記投写レンズから出射された光束の光軸を、その光軸から一定距離だけ平行移動した位置に変更して出射する反射手段と
    を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記反射手段は、互いに平行に配置され、前記投写レンズから出射された光束を順次反射する複数のミラーで構成されてなることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 前記ミラーの位置を変えることで、前記反射手段から出射される光束の光軸の位置を移動可能としたことを特徴とする請求項2記載のプロジェクタ。
  4. 前記複数のミラーのうちの最後のミラーが、その直前に配置されたミラーとの距離を変更可能に設けられていることを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ。
  5. 前記複数のミラーのうちの最後のミラーが、その直前に配置されたミラーからの反射光の入射方向を変更可能なように回動可能に設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のプロジェクタ。
  6. 前記反射手段が、前記投写レンズから出射された光束の光軸を中心軸として回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のプロジェクタ。
  7. 前記反射手段と色合成光学装置の光出射面との間の光路上に位相差板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載のプロジェクタ。
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