JPH0862721A - 液晶テレビ - Google Patents

液晶テレビ

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JPH0862721A
JPH0862721A JP7189007A JP18900795A JPH0862721A JP H0862721 A JPH0862721 A JP H0862721A JP 7189007 A JP7189007 A JP 7189007A JP 18900795 A JP18900795 A JP 18900795A JP H0862721 A JPH0862721 A JP H0862721A
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Tatsuo Shimazaki
達雄 島崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画面を液晶表示パネルの画面よりも大きくして
表示画像を見やすくするとともに、必要に応じて外部ス
クリーンを用いることにより、この外部スクリーンにさ
らに大画面の画像を表示することも可能とする。 【解決手段】窓部2a,2bを有しその一方の窓部2a
に透過型スクリーン5を配置した本体ケース内1に、テ
レビジョン画像を表示するための液晶表示パネルおよび
その駆動回路や冷却手段等を収容した画像投射ユニット
3と、この画像投射ユニット3から投射される画像光を
拡大して前記透過型スクリーン5に投影する投影系とを
設けるとともに、前記投影系により投影される画像光を
本体ケース1の他方の窓部2bから外部に向けて投影す
るための回動ミラー4を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶テレビに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビジョン受像機として、テレ
ビジョン画像の表示体に液晶表示パネルを用いた液晶テ
レビジョン受像機が実用化されており、一般に液晶テレ
ビと呼ばれている。
【0003】この液晶テレビとしては、従来、前面に表
示窓部を設けた本体ケース内に、前記表示窓部に対向さ
せて液晶表示パネルを配置するとともに、前記本体ケー
ス内に、表示パネル駆動回路およびリニア回路等を収納
した構成のものがある。
【0004】上記液晶テレビは、ブラウン管を用いる通
常のテレビジョン受像機に比べてはるかに軽量であり、
携帯や部屋間の持ち運びに便利であるという利点をもっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレビジョ
ン受像機は、年々大画面化される傾向にあるが、テレビ
ジョン画像の表示に用いる液晶表示パネルは大画面化が
難しいとされている。そして、従来の液晶テレビは、液
晶表示パネルの表示を直接観察するものであるため、そ
の画面の大きさが液晶表示パネルの画面と同じであり、
したがって、画面が小さくて表示画像が見づらいという
難点をもっている。
【0006】この発明は、画面を液晶表示パネルの画面
よりも大きくして表示画像を見やすくするとともに、必
要に応じて外部スクリーンを用いることにより、この外
部スクリーンにさらに大画面の画像を表示することも可
能とした液晶テレビを提供することを目的としたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、窓部を有し
この窓部に透過型スクリーンを配置した本体ケース内
に、テレビジョン画像を表示するための液晶表示パネル
とこの液晶表示パネルとほぼ同一平面上に配置された表
示パネル駆動回路とを備えた画像表示部と、前記表示パ
ネル駆動回路に接続されたリニア回路と、前記液晶表示
パネルに光を供給する光源と、前記画像表示部の側方に
配置され前記液晶表示パネル面に沿って冷却空気を流す
冷却手段と、前記光源から供給されて液晶表示パネルを
通った光を拡大して前記透過型スクリーンに投影する投
影系とを設けるとともに、前記投影系により投影される
光を前記本体ケースの窓部から外部に向けて投影する手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】この発明において、前記投影系により投影
される光を外部に向けて投影するための投影窓部は、透
過型スクリーンが配置される窓部とは別に設けてもよ
く、その場合は、前記投影系を、液晶表示パネルを出射
した画像光の光路を、前記透過型スクリーンに向かう光
路と前記投影窓部に向かう光路とに選択的に切替える光
路切替え手段を備えた構成とすればよい。
【0009】すなわち、この発明の液晶テレビは、液晶
表示パネルを通った光を投影系により拡大して本体ケー
スの窓部に配置した透過型スクリーンに投影表示するも
のであり、この液晶テレビによれば、画面を液晶表示パ
ネルの画面よりも大きくして表示画像を見やすくするこ
とができる。
【0010】また、この発明の液晶テレビは、前記投影
系により投影される光を本体ケースの窓部から外部に向
けて投影する手段を備えているため、必要に応じて外部
スクリーンを用い、前記投影系により投影される光を前
記外部スクリーンに投影することにより、この外部スク
リーンにさらに大画面の画像を表示することも可能であ
る。
【0011】しかも、この発明の液晶テレビにおいて
は、画像表示部を構成する液晶表示パネルとその駆動回
路とをほぼ同一平面上に配置し、この画像表示部の側方
に前記液晶表示パネル面に沿って冷却空気を流す冷却手
段を配置しているため、冷却空気の流れをスムーズにし
て画像表示部を効率よく冷却することができ、したがっ
て、光源からの放射熱や前記光源からの光による液晶表
示パネル等の昇温を効果的に抑制して、熱による表示特
性の変化等を防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1はこの発明の第1の実施例
による液晶テレビの平面図であり、(a)は通常の使用
状態、(b)は外部スクリーンを用いる使用状態を示し
ている。図2は液晶テレビの内部に設けられた画像投射
ユニットの斜視図である。
【0013】この実施例の液晶テレビの構成を説明する
と、図1において、1は液晶テレビの本体ケースであ
り、この本体ケース1の2つの側面にはそれぞれ窓部2
a,2bが設けられている。
【0014】3は上記本体ケース1内に設けられた画像
投射ユニットであり、この画像投射ユニット3は、液晶
表示パネルによってテレビジョン画像を表示し、その光
を前方に投射する。
【0015】この画像投射ユニット3の構成を説明する
と、図2において、10は画像投射ユニットのケースで
あり、このケース10の前面には画像投射窓11が開口
され、またケース10内には画像表示部12が設けられ
ている。
【0016】この画像表示部12は、ケース底面に立設
された支持板13に、前記画像投射窓11と対向させて
上記テレビジョン画像を表示するためのドットマトリッ
クス液晶表示パネル14を設けるとともに、前記支持板
13に、液晶表示パネル14の一側と上下に位置させて
合計3枚の表示パネル駆動回路基板15,16,16を
設けたものであり、これら表示パネル駆動回路基板1
5,16,16は、図2のように、液晶表示パネル14
とほぼ同一平面上に配置されて構成されている。なお、
前記支持板13には、その表示パネル取付け部に、液晶
表示パネル14の表示画面14aより若干大きな開口
(図示せず)が設けられている。
【0017】上記表示パネル駆動回路基板のうち、液晶
表示パネル14の一側に設けられた1枚の回路基板15
は走査側駆動回路基板、液晶表示パネル14の上下に設
けられた2枚の回路基板16,16は信号側駆動回路基
板であり、これら表示パネル駆動回路基板15,16,
16はそれぞれ、フィルム状のヒートシールコネクタ1
7,17によって液晶表示パネル14の端子配列部に接
続されている。
【0018】さらに、前記ケース10内の後部には、上
記液晶表示パネル14に光を供給する光源が設けられて
いる。この光源は、光源ランプ18と、内面にコールド
ミラーを形成したリフレクタ19とからなっており、こ
れら光源ランプ18とリフレクタ19は、ランプ冷却フ
ァンを内蔵したランプ取付け台20に取付けられてい
る。前記光源ランプ18は、光源をできるだけ明るくす
るために、ハロゲンランプまたはキセノンランプとされ
ている。21はランプ電源ユニットである。
【0019】また、図2において、22は上記光源ラン
プ18と液晶表示パネル14との間に設けられたコンデ
ンサレンズ、23はこのコンデンサレンズ22と液晶表
示パネル14との間に設けられたリレーレンズ(非球面
レンズ)であり、このコンデンサレンズ22とリレーレ
ンズ23はレンズ支持台24に取付けられている。
【0020】25は液晶表示パネル14の前方に設けら
れた集光レンズであり、この集光レンズ25は、レンズ
支持台26に光軸0方向に移動可能に支持された鏡筒2
5a内に設けられている。
【0021】一方、27は、テレビジョン電波の受信回
路およびスピーカ等を備えた受信ユニット(図示しない
が本体ケース1内に設けられている)やビデオ再生装置
からの画像信号が供給されるリニア回路基板であり、こ
のリニア回路基板27は、ケース10内に設けられ、図
示しないケーブルによって上記画像表示部12の各表示
パネル駆動回路基板15,16,16と接続されてい
る。
【0022】また、28は前記光源ランプ18と液晶表
示パネル14との間、例えば光源ランプ18とコンデン
サレンズ22との間に設けられた赤外線吸収フィルタで
あり、この赤外線吸収フィルタ28はフィルタ取付け板
29に取付けられている。
【0023】さらに、30は上記画像表示部12の側方
に位置させてケース10内に設けられた表示パネル冷却
器である。この表示パネル冷却器30は、その構成は図
示しないが、上記ケース10外に開口する吸気口を有す
る器体内に送風ファンを設けたもので、前記器体の前面
には、外部から取入れられて前記送風ファンにより送風
される冷却空気を、画像表示部12の液晶表示パネル1
4面に沿って流すための偏平な冷却空気吹出し口31が
設けられている。
【0024】なお、前記液晶表示パネル14は、その適
正視野角方向が光軸0と一致するように、光軸0に対し
て適正視野角(10〜20°程度)分だけ傾けて設けら
れている。
【0025】この画像投射ユニット3は、液晶表示パネ
ル14にテレビジョン画像を表示させ、その画像光を画
像投射窓11から前方に投射するもので、リフレクタ1
9により反射された光源ランプ18からの照明光は、ま
ず赤外線吸収フィルタ28を通って赤外線成分を吸収さ
れ、この後コンデンサレンズ22およびリレーレンズ2
3を経て液晶表示パネル14をその裏面側から照明す
る。
【0026】そして、上記光源から供給されて液晶表示
パネル14を通った光、つまり液晶表示パネル14の表
示像に対応する画像光は、集光レンズ25を通って画像
投射窓11から投射される。
【0027】一方、上記本体ケース1に設けられた2つ
の窓部2a、2bのうち、第1の窓部2aは画像を表示
する表示窓部とされており、この表示窓部2aには、透
過型スクリーン5が設けられている。
【0028】また、第2の窓部2bは、上記画像光を本
体ケース1の外部に向けて投影する投影窓部とされてお
り、この投影窓部2bからの投影光は、液晶テレビとは
別に配置される外部スクリーンSに投影される。なお、
この外部スクリーンSは、例えば反射型スクリーンであ
る。
【0029】また、上記本体ケース1内には、上記液晶
表示パネル14からの投影光路、つまり、画像投射ユニ
ット3から投射される画像光の光路を、前記表示窓部2
aに設けた透過型スクリーン5に向かう光路と、上記投
影窓部2bに向かう光路とに選択的に切替える光路切替
え手段として、回動ミラー4が設けられている。
【0030】この回動ミラー4は、画像投射ユニット3
の前方(画像投射窓11の前方)に位置させて配置され
ており、図1の(a)に示した第1の姿勢と、図1の
(b)に示した第2の姿勢とに選択的に回動される。な
お、この回動ミラー4は、ソレノイド等の電動機構で自
動的に回動されるか、あるいは手動で回動される。
【0031】図1において、6aは、画像投射ユニット
3からの画像光を前記表示窓部2aの透過型スクリーン
5に導く第1の投影光路、6bは前記画像投射ユニット
3からの画像光を前記投影窓部2bに導く第2の投影光
路である。
【0032】前記第1の投影光路6aは、上記回動ミラ
ー4を図1の(a)に示す姿勢に回動させることによっ
て構成される光路であり、この第1の光路6aは、回動
ミラー4で反射された画像光を光路6a中に設けた中画
面用投影レンズ7aで拡大して、前記透過型スクリーン
5面に中画面(10〜14インチ程度)の画像として結
像させる。
【0033】また、上記第2の投影光路6bは、前記回
動ミラー4を図1の(b)に示す姿勢に回動させること
によって構成される光路であり、この第2の光路6b
は、回動ミラー4で反射された画像光を固定ミラー8a
を介して前記投影窓部2bに導く構成となっている。そ
して、この第2の光路6bを通って投影窓部2bに導か
れた画像光は、投影窓部2bに設けられている大画面用
投影レンズ7bで拡大され、反射型の外部スクリーンS
面に大画面(50インチ程度)の画像として結像する。
【0034】なお、前記中画面用投影レンズ7aは透過
型スクリーン5面から一定の距離をとった位置に固定さ
れているが、大画面用投影レンズ7bは、外部スクリー
ンSとの距離に応じて焦点合せを行なえるように移動可
能に設けられている。
【0035】また、上記画像投射ユニット3の集光レン
ズ25は、透過型スクリーン5面に画像を投影表示する
ときは中画面用投影レンズ7aに画像光を集光させるよ
うに位置調整され、外部スクリーンS面に画像を投影表
示するときは大画面用投影レンズ7bに画像光を集光さ
せるように位置調整される。この集光レンズ25の位置
調整は、ソレノイド等の電動機構で自動的に行われる
か、あるいは手動で行われる。
【0036】すなわち、この実施例の液晶テレビは、窓
部2a,2bを有しその一方の窓部(表示窓部)2aに
透過型スクリーン5を配置した本体ケース1内に、テレ
ビジョン画像を表示するための液晶表示パネル14とこ
の液晶表示パネル14とほぼ同一平面上に配置された表
示パネル駆動回路(表示パネル駆動回路基板15,1
6,16)とを備えた画像表示部12と、前記表示パネ
ル駆動回路基板15および16,16に接続されたリニ
ア回路(リニア回路基板27)と、前記液晶表示パネル
14に光を供給する光源(光源ランプ18およびリフレ
クタ19)と、前記画像表示部12の側方に配置され前
記液晶表示パネル14面に沿って冷却空気を流す冷却手
段(冷却器30)と、前記光源から供給されて液晶表示
パネル14を通った光を拡大して前記透過型スクリーン
5に投影する投影系とを設けるとともに、前記投影系に
より投影される光を前記本体ケース1の他方の窓部(投
影窓部)2bから上記透過型スクリーン5を通さずに外
部に向けて投影する手段を備えたものである。
【0037】この液晶テレビは、通常は上記回動ミラー
4を図1の(a)に示す姿勢に回動させておいて、液晶
表示パネル14を通った画像光を投影系により拡大して
本体ケース1の表示窓部2aに配置した透過型スクリー
ン5に投影表示するものであり、このときは、上記液晶
表示パネル14の表示画像が中画面用投影レンズ7aで
拡大され、前記透過型スクリーン5に中画面の画像とし
て投影表示される。
【0038】この場合、透過型スクリーン5にその内面
側から投影された画像は、中画面用投影レンズ7aによ
って左右が反転した画像となるが、透過型スクリーン5
を外面側(本体ケース1の外側)から見れば、この透過
型スクリーン5に投影された画像が左右逆に見えるか
ら、透過型スクリーン5の外面に表示された画像は、液
晶表示パネル14の表示画像(画像投射ユニット3の画
像投射窓11側から見た画像)と同じ正像となる。
【0039】また、この液晶テレビは、前記投影系によ
り投影される光を本体ケース1の投影窓部2aから外部
に向けて投影する手段を備えているため、必要に応じて
外部スクリーンSを用い、前記投影系により投影される
光を前記外部スクリーンSに投影することもできる。
【0040】このように外部スクリーンSに大画面の画
像を投影表示するときは、上記回動ミラー4を図1の
(b)に示す姿勢に回動させてやればよく、この姿勢に
回動ミラー4を回動させると、液晶表示パネル14を通
った画像光が回動ミラー4によって第2の光路6bに向
けて反射され、この画像光が投影窓部2bの大画面用投
影レンズ7bによって拡大されて外部スクリーンS面に
結像する。
【0041】この場合、上記回動ミラー4で反射された
画像光が直接大画面用投影レンズ7bに入ると、この大
画面用投影レンズ7bによって外部スクリーンS面に投
影された画像が左右が反転した画像となるが、上記液晶
テレビでは、画像光を固定ミラー8aで反射させて大画
面用投影レンズ7bに導くようにしているため、反射型
スクリーンである外部スクリーンS面に投影された画像
も、投影表示画像投射ユニット3の液晶表示パネル14
の表示画面と同じ正像となる。
【0042】このように、上記液晶テレビは、液晶表示
パネル14を通った光を投影系により拡大して本体ケー
ス1の表示窓部2aに配置した透過型スクリーン5に投
影表示するものであるため、画面を液晶表示パネル14
の画面よりも大きくして表示画像を見やすくすることが
できるし、また、前記投影系により投影される光を本体
ケース1の投影窓部2bから外部に向けて投影する手段
を備えているため、必要に応じて外部スクリーンSを用
い、前記投影系により投影される光を前記外部スクリー
ンSに投影することにより、この外部スクリーンSにさ
らに大画面の画像を表示することも可能である。
【0043】しかも、上記液晶テレビにおいては、画像
表示部12を構成する液晶表示パネル14とその駆動回
路(表示パネル駆動回路基板15,16,16)とをほ
ぼ同一平面上に配置し、この画像表示部12の側方に前
記液晶表示パネル14面に沿って冷却空気を流す冷却手
段(冷却器30)を配置しているため、冷却空気の流れ
をスムーズにして画像表示部12を効率よく冷却するこ
とができ、したがって、光源からの放射熱や前記光源か
らの光による液晶表示パネル14等の昇温を効果的に抑
制して、熱による表示特性の変化等を防ぐことができ
る。
【0044】なお、上記実施例では、回動ミラー4によ
って反射された画像光を表示窓部2aに導く第1の光路
6aを、画像光を直接表示窓部2aに導く光路としてい
るが、この第1の光路6aは、固定ミラーを介して画像
光を表示窓部2aに導く構成としてもよく、その場合で
も、固定ミラー数を偶数枚とすれば、上記実施例と同様
に、透過型スクリーン5に投影表示された画像を正しい
像として見ることができる。
【0045】また、上記実施例では、回動ミラー4によ
って反射された画像光を投影窓部2bに導く第2の光路
6bを、画像光を1枚の固定ミラー8aを介して投影窓
部2bに導く構成としているが、この第2の光路6b
は、複数枚の固定ミラーを介して画像光を投影窓部2b
に導く構成としてもよく、その場合でも、固定ミラー数
を奇数枚とすれば、上記実施例と同様に、外部スクリー
ンSに投影表示された画像を正しい像として見ることが
できる。
【0046】図3はこの発明の第2の実施例による液晶
テレビの平面図であり、(a)は通常の使用状態、
(b)は外部スクリーンを用いる使用状態を示している
。この実施例は、光路切替え手段である回動ミラー4
によって反射された光画像を表示窓部2aの透過型スク
リーン5に導く第1の光路6aを、2枚の固定ミラー8
a,8cを備えた構成とし、前記回動ミラー4によって
反射された画像光を投影窓部2bに導く第2の光路6b
を、1枚の固定ミラー8aを備えた構成としたものであ
る。
【0047】また、上記実施例では、回動ミラー4を画
像投射ユニット3の前方に配置しているが、この回動ミ
ラー4は他の位置に設けてもよい。すなわち、図4はこ
の発明の第3の実施例による液晶テレビの平面図であ
り、(a)は通常の使用状態、(b)は外部スクリーン
を用いる使用状態を示している。
【0048】この実施例は、画像投射ユニット3の前方
に固定ミラー8dを設け、この固定ミラー8dで反射さ
れた画像光を、光路切替え手段である回動ミラー4によ
り第1の方向と第2の方向とに選択的に反射させてやる
ようにしたものである。
【0049】なお、このように画像投射ユニット3と回
動ミラー4との間に固定ミラー8dを介在させた場合、
他の構成を前記第1の実施例と同じにすると、透過型ス
クリーン5および外部スクリーンSに投影表示される画
像の向きが左右逆になる。
【0050】このため、この実施例では、回動ミラー4
で反射された画像光を表示窓部2aに導く第1の光路6
aを、直接または偶数枚の固定ミラーを介して(この実
施例では直接)画像光を表示窓部2aに導く構成とし、
回動ミラー4によって反射された画像光を投影窓部2b
に導く第2の光路6bを、奇数枚(この実施例では1
枚)の固定ミラー8eを介して画像光を投影窓部2bに
導く構成とすることにより、前記表示窓部2aに設けた
透過型スクリーン5に投影する画像と、前記投影窓部2
bから反射型の外部スクリーンSに投影する画像とを互
いに反転させるようにしている。このようにすれば、透
過型スクリーン5および外部スクリーンS面に正しい画
像を投影表示することができる。
【0051】さらに、上記実施例では、液晶表示パネル
14からの投影光路を、回動ミラー4によって2の方向
に向けてやるようにしているが、この投影光路の切替え
は、液晶表示パネル14およびその駆動回路や光源等を
備えた画像投射ユニット3を回動させることによって行
なってもよい。
【0052】図5はこの発明の第4の実施例による液晶
テレビの平面図であり、(a)は通常の使用状態、
(b)は外部スクリーンを用いる使用状態を示してい
る。この実施例は、上記画像投射ユニット3を、図5の
(a)に示す第1の姿勢と、図5の(b)に示す第2の
姿勢とに回動可能に設けたものであり、画像投射ユニッ
ト3は、ソレノイド等の電動機構または手動により支軸
9を中心として回動される。
【0053】そして、この実施例では、画像投射ユニッ
ト3からの画像光を表示窓部2aの透過型スクリーン5
に導く第1の光路6aを、前記画像光を奇数枚(この実
施例では1枚)の固定ミラー8fを介して透過型スクリ
ーン5に導く構成とし、画像投射ユニット3からの画像
光を投影窓部2bに導く第2の光路6bを、前記画像光
を偶数枚(この実施例では2枚)の固定ミラー8g,8
hを介して投影窓部2bに導く構成とすることによっ
て、透過型スクリーン5に投影する画像と反射型の外部
スクリーンSに投影する画像とを互いに反転させるよう
にしており、このようにすれば、透過型スクリーン5お
よび外部スクリーンS面に正しい画像を投影表示するこ
とができる。
【0054】図6はこの発明の第5の実施例による液晶
テレビの平面図であり、(a)は通常の使用状態、
(b)は外部スクリーンを用いる使用状態を示してい
る。この実施例は、画像投射ユニット3を2つの姿勢に
回動可能に設けるとともに、画像投射ユニット3からの
画像光を表示窓部2aに導く第1の光路6aを、前記画
像光を奇数枚(この実施例では1枚)の固定ミラー8f
を介して表示窓部2aに導く構成とし、画像投射ユニッ
ト3からの画像光を投影窓部2bに導く第2の光路6b
を、画像光を直接投影窓部2bに導く構成とすることに
よって、透過型スクリーン5に投影する画像と反射型の
外部スクリーンSに投影する画像とを互いに反転させる
ようにしたものであり、この実施例によっても、透過型
スクリーン5および外部スクリーンS面に正しい画像を
投影表示することができる。
【0055】なお、上記各実施例は、画像投射ユニット
3の液晶表示パネル14に正像を表示させる場合に採用
されるが、液晶表示パネル14に左右が逆の画像を表示
させる場合は、上記各実施例における表示窓部2aと投
影窓部2bとを逆にすればよい。
【0056】
【発明の効果】この発明の液晶テレビは、液晶表示パネ
ルを通った光を投影系により拡大して本体ケースの窓部
に配置した透過型スクリーンに投影表示するものである
ため、画面を液晶表示パネルの画面よりも大きくして表
示画像を見やすくすることができるし、また、前記投影
系により投影される光を本体ケースの窓部から外部に向
けて投影する手段を備えているため、必要に応じて外部
スクリーンを用い、前記投影系により投影される光を前
記外部スクリーンに投影することにより、この外部スク
リーンにさらに大画面の画像を表示することも可能であ
る。
【0057】しかも、この発明の液晶テレビにおいて
は、画像表示部を構成する液晶表示パネルとその駆動回
路とをほぼ同一平面上に配置し、この画像表示部の側方
に前記液晶表示パネル面に沿って冷却空気を流す冷却手
段を配置しているため、冷却空気の流れをスムーズにし
て画像表示部を効率よく冷却することができ、したがっ
て、光源からの放射熱や前記光源からの光による液晶表
示パネル等の昇温を効果的に抑制して、熱による表示特
性の変化等を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による液晶テレビの平
面図であり、(a)は通常の使用状態、(b)は外部ス
クリーンを用いる使用状態を示す。
【図2】液晶テレビの内部に設けられた画像投射ユニッ
トの斜視図。
【図3】この発明の第2の実施例による液晶テレビの平
面図であり、(a)は通常の使用状態、(b)は外部ス
クリーンを用いる使用状態を示す。
【図4】この発明の第3の実施例による液晶テレビの平
面図であり、(a)は通常の使用状態、(b)は外部ス
クリーンを用いる使用状態を示す。
【図5】この発明の第4の実施例による液晶テレビの平
面図であり、(a)は通常の使用状態、(b)は外部ス
クリーンを用いる使用状態を示す。
【図6】この発明の第5の実施例による液晶テレビの平
面図であり、(a)は通常の使用状態、(b)は外部ス
クリーンを用いる使用状態を示す。
【符号の説明】
1…本体ケース 2a…表示窓部 2b…投影窓部 3…画像投射ユニット 14…液晶表示パネル 15,16…表示パネル駆動回路基板 22…コンデンサレンズ 23…リレーレンズ 25…集光レンズ 4…回動ミラー 5…透過型スクリーン 7a…中画面用投影レンズ 7b…大画面用投影レンズ 8a〜8h…固定ミラー S…外部スクリーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓部を有しこの窓部に透過型スクリーンを
    配置した本体ケース内に、 テレビジョン画像を表示するための液晶表示パネルとこ
    の液晶表示パネルとほぼ同一平面上に配置された表示パ
    ネル駆動回路とを備えた画像表示部と、 前記表示パネル駆動回路に接続されたリニア回路と、 前記液晶表示パネルに光を供給する光源と、 前記画像表示部の側方に配置され前記液晶表示パネル面
    に沿って冷却空気を流す冷却手段と、 前記光源から供給されて液晶表示パネルを通った光を拡
    大して前記透過型スクリーンに投影する投影系とを設け
    るとともに、 前記投影系により投影される光を前記本体ケースの窓部
    から外部に向けて投影する手段を備えたことを特徴とす
    る液晶テレビ。
  2. 【請求項2】投影系により投影される光を外部に向けて
    投影するための投影窓部は、透過型スクリーンが配置さ
    れる窓部とは別に設けられており、投影系は、液晶表示
    パネルを出射した画像光の光路を、前記透過型スクリー
    ンに向かう光路と前記投影窓部に向かう光路とに選択的
    に切替える光路切替え手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶テレビ。
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