JPH1171775A - 地中構造物の構築方法 - Google Patents
地中構造物の構築方法Info
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- JPH1171775A JPH1171775A JP9247926A JP24792697A JPH1171775A JP H1171775 A JPH1171775 A JP H1171775A JP 9247926 A JP9247926 A JP 9247926A JP 24792697 A JP24792697 A JP 24792697A JP H1171775 A JPH1171775 A JP H1171775A
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Abstract
を図る。 【解決手段】本発明の構築方法においては、まず、地中
連続壁1を構築する(ステップ101)。次に、地中連
続壁1の頂部外周に該地中連続壁に相互接続される形で
補強体11を構築する(102)。次に、屋根6の周囲
を構成する縁部14を地中連続壁1及び補強体11の天
端に構築する(103)。次に、地中連続壁1の内側を
必要に応じて若干掘り下げ、その地面22上に屋根構築
用足場21を組み立てる(104)。次に、補強体14
に屋根6を接続することによって、該屋根を地中連続壁
1の頂部に架け渡し、地中連続壁1の内側上方を覆う
(105)。次に、地中連続壁1で囲まれた領域を掘り
下げる(106)。次に、掘削された空間2内に躯体工
事を行う(107)。次に、側壁4の天端を補強体14
と一体化し、側壁4の施工を完了する(108)。
Description
LNGタンク等の地中構造物の構築方法に関する。
性などの地下特性を生かして地下空間が様々な用途に利
用されているが、石油地下備蓄、LNGやLPGのタン
ク、ガスタービン発電用の圧気貯蔵タンク、超伝導コイ
ル電力貯蔵、原子力発電所などのエネルギー施設につい
ても積極的な地下空間利用が実施あるいは検討されてい
る。
クを構築するには、図7の例に示すように、まずは環状
の地中連続壁1を工事当初の地盤面である地表9から構
築し、次いで、該地中連続壁1を土留め壁としながらそ
れに取り囲まれた内部空間2を掘り下げる。そして、該
内部空間の底部に底板3を施工した後、該底板の周縁か
ら順次上方に向けて側壁4を一定高さ(ロット)ごとに
構築し、該側壁が最頂部まで完成したならば、該最頂部
に屋根6を架け渡す。
は土木工事終了後に必要な設備工事を行い、最後に盛土
8を施工してLNGタンクを完成させるのが一般的であ
る。
渡し作業は、通常、全体工程の中でもかなり後半に行わ
れるので、地中連続壁1の内部空間2の掘削工事をはじ
め、底板3や側壁4の施工工事が当然ながら屋外での作
業となる。
いて作業効率が低下したり、降雨や降雪といった悪天候
によって工程が大幅に遅延するといったことが生じ、工
事の合理化を図る上では屋外での工事期間を短縮するこ
とが不可欠となっていた。
たもので、天候の影響をできるだけ回避して工事の合理
化を図ることが可能な地中構造物の構築方法を提供する
ことを目的とする。
め、本発明に係る地中構造物の構築方法は請求項1に記
載したように、地中連続壁を構築し、該地中連続壁の内
側に地中構造物を構築する地中構造物の構築方法におい
て、前記地中連続壁を構築後、該地中連続壁の頂部近傍
に屋根を架け渡して前記地中連続壁の内側上方を覆い、
しかる後に、前記地中連続壁で囲まれた掘削空間内に前
記地中構造物の躯体を施工するものである。
は、前記地中連続壁で囲まれた領域の掘削作業を前記屋
根の架け渡しの後に行うものである。
は、該補強体若しくは前記地中連続壁に前記屋根を固定
するものである。
は、前記補強体を前記地中構造物の躯体の一部とするも
のである。
ては、地中連続壁を構築後、まずは該地中連続壁の頂部
近傍に屋根を架け渡し、地中連続壁の内側上方を覆う。
次に、地中連続壁で囲まれた掘削空間内に地中構造物の
躯体を施工する。
においては、先行施工された屋根によって掘削空間への
降雨や降雪あるいは直射日光を遮ることが可能となり、
該躯体工事をいわゆる全天候で進めることが可能とな
る。
根の架け渡しの前に行うか後に行うかは任意であるが、
該掘削作業を前記屋根の架け渡しの後に行うようにすれ
ば、掘削作業も全天候で行うことができるとともに、屋
根の架け渡し作業を、地上に立設した屋根構築用足場を
利用して行うことが可能となり、屋根の架け渡しが高所
作業となるのを回避することができる。
直接固定するようにしてもよいが、地中連続壁の頂部近
傍に該地中連続壁に相互接続される形で所定の補強体を
構築し、該補強体若しくは前記地中連続壁に前記屋根を
固定するようにすれば、屋根重量を支持する際や、地中
連続壁の外側近傍に設置された重機の重量を支持する際
の補強とすることができる。
の一部とするならば、躯体工事終了後に補強体を撤去す
る必要がなくなるし、躯体の一部として有効利用するこ
とにもなる。
構築方法の実施の形態について、添付図面を参照して説
明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等につい
ては同一の符号を付してその説明を省略する。
築方法の手順を示したフローチャートである。同図でわ
かるように、本実施形態の構築方法においては、まず、
従来技術で説明したと同様の地中連続壁1を円筒状に構
築する(ステップ101)。
1の頂部外周に該地中連続壁に相互接続される形で鉢巻
き状の補強体11をRC造として構築する(ステップ1
02)。なお、地中連続壁1や補強体11の天端には接
続用差し筋12、13を予め埋設しておく。
囲を構成する縁部14を地中連続壁1及び補強体11の
天端に構築する(ステップ103)。このとき、地中構
造物の側壁4に一体化するための差し筋16を下方に突
出させておく。
内側を必要に応じて若干掘り下げ、その地面22上に屋
根構築用足場21を組み立てる(ステップ104)。
によって、該屋根を地中連続壁1の頂部に架け渡し、地
中連続壁1の内側上方を覆う(ステップ105)。
用足場21を解体し、しかる後に、図4に示すように、
地中連続壁1で囲まれた領域を掘り下げる(ステップ1
06)。掘削された土砂については、屋根6に形成され
た搬出入用仮開口31を介して地上に搬出する。
間2内の底部に底板41、42、43、44を順次施工
するとともに、引き続いて円筒状の側壁4を底版43か
ら順巻き工法、すなわち上方に向けて立設する(ステッ
プ107)。
構築していくのがよい。また、底版41〜44並びに側
壁4に必要な資材あるいは不要となった資材について
は、搬出入用仮開口31を介して随時搬出入すればよ
い。
体14と一体化し、側壁4の施工を完了する(ステップ
108)。なお、搬出入用仮開口31は、保冷工事等の
内部設備工事等の工程を適宜考慮して、適当な時期に塞
いでおく。
中構造物の構築方法によれば、先行施工された屋根6に
よって掘削空間2への降雨や降雪あるいは直射日光を遮
ることが可能となり、底版41〜44を敷設する工事及
び側壁4を立ち上げる工事をいわゆる全天候で進めるこ
とが可能となる。
根6の架け渡しの後に行うようにしたので、地中連続壁
1で囲まれた領域を掘削する作業も全天候で行うことが
できるとともに、屋根6の架け渡し作業を、地上に立設
した屋根構築用足場21を利用して行うことが可能とな
り、屋根の架け渡しが高所作業となるのを回避すること
ができる。
の頂部に該地中連続壁に相互接続される形で補強体11
を構築し、屋根6をその縁部14を介して地中連続壁1
及び補強体11に固定するようにしたので、屋根6の重
量を支持する際の補強となるとともに、地中連続壁1の
頂部の水平剛性が増加するので、図4のように地中連続
壁1の外側近傍に重機32を据え付けた場合にも、該重
機の重量を十分に支持することが可能となる。
渡しの後に行うようにしたが、掘削作業を全天候で行う
必要がないのであれば、地中連続壁で囲まれた領域の掘
削作業を屋根の架け渡しの前に行ってもかまわない。
しては、例えば、掘削終了後、地中連続壁1で囲まれた
掘削空間底面にて屋根6を組み立て、しかる後に、該屋
根6を例えば地中連続壁の頂部に設けた反力架台で反力
をとりながらリフトアップし、これを縁部14に接続す
るようにするのがよい。なお、屋根6を組み立てる時期
については、底版41〜44を施工する前でもよいし、
施工した後でもよい。
11を予め構築し、該補強体と地中連続壁1の上に屋根
6の縁部14を構築するようにしたが、強度上問題がな
いのあれば、補強体11を省略して屋根6の縁部14を
地中連続壁1にのみ接続するようにしてもよい。
連続壁1の外周に構築するようにしたが、これに代えて
図6に示すように、地中連続壁1の頂部内側に補強体5
1を構築するようにしてもよい。かかる構成において、
補強体51を側壁4の最頂部となる位置に構築しておけ
ば、躯体工事完了後は、補強体51が該側壁4の最頂部
を構成することとなり、該補強体を撤去する必要もなく
なるし、躯体の一部として有効利用することも可能とな
る。
形態で述べたステップ104〜105と同様、地中連続
壁1の内側を必要に応じて若干掘り下げ、その地面22
上に屋根構築用足場21を組み立て、しかる後に、補強
体51に屋根6を接続して地中連続壁1の頂部近傍に架
け渡し、地中連続壁1の内側上方を覆うようにすればよ
い。
明の地中構造物の構築方法によれば、先行施工された屋
根によって掘削空間への降雨や降雪あるいは直射日光を
遮ることが可能となり、底版を敷設する工事及び側壁を
立ち上げる工事をいわゆる全天候で進めることが可能と
なる。
の構築方法によれば、地中連続壁で囲まれた領域を掘削
する作業も全天候で行うことができるとともに、屋根の
架け渡し作業を、地上に立設した屋根構築用足場を利用
して行うことが可能となり、屋根の架け渡しが高所作業
となるのを回避することができる。
の構築方法によれば、屋根の重量を支持する際の補強と
なるとともに、地中連続壁の頂部の水平剛性が増加する
ので、地中連続壁の外側近傍に重機を据え付けた場合に
も、該重機の重量を十分に支持することが可能となると
いう効果も奏する。
の構築方法によれば、補強体を撤去する必要もなくなる
し、躯体の一部として有効利用することも可能となると
いう効果も奏する。
を示したフローチャート。
手順を示した図であり、(a)は、地中連続壁1の近傍に
補強体11を構築した様子、(b)は地中連続壁1及び補
強体11の上に屋根6の縁部14を構築した様子をそれ
ぞれ示した図。
法の施工手順を示した図であり、地中連続壁1の内側の
地面22に屋根構築用足場21を組み立てた様子を示し
た図。
法の施工手順を示した図であり、屋根6を架け渡した後
で地中連続壁1で囲まれた領域を掘削している様子を示
した図。
法の施工手順を示した図であり、掘削された空間2内に
地中構造物の躯体、すなわち底版41〜44を施工する
とともに底版43から側壁4を順巻きで立設している様
子を示した図。
のであり、地中連続壁1の内側に側壁4の一部となる補
強体51を先行施工した様子を示した図。
縦断面図。
体) 51 補強体(地中構造物の躯
体、側壁)
Claims (4)
- 【請求項1】 地中連続壁を構築し、該地中連続壁の内
側に地中構造物を構築する地中構造物の構築方法におい
て、 前記地中連続壁を構築後、該地中連続壁の頂部近傍に屋
根を架け渡して前記地中連続壁の内側上方を覆い、しか
る後に、前記地中連続壁で囲まれた掘削空間内に前記地
中構造物の躯体を施工することを特徴とする地中構造物
の構築方法。 - 【請求項2】 前記地中連続壁で囲まれた領域の掘削作
業を前記屋根の架け渡しの後に行う請求項1記載の地中
構造物の構築方法。 - 【請求項3】 前記地中連続壁の頂部近傍に該地中連続
壁に相互接続される形で所定の補強体を構築し、該補強
体若しくは前記地中連続壁に前記屋根を固定する請求項
1記載の地中構造物の構築方法。 - 【請求項4】 前記補強体を前記地中構造物の躯体の一
部とする請求項3記載の地中構造物の構築方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24792697A JP3888564B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 地中構造物の構築方法 |
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JPH1171775A true JPH1171775A (ja) | 1999-03-16 |
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---|---|---|---|
JP24792697A Expired - Fee Related JP3888564B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 地中構造物の構築方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3888564B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010174486A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Ohbayashi Corp | 地下タンク構造の側壁の構築方法 |
JP2016169549A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 新設・既設地下構造物の接続構造 |
JP2017524845A (ja) * | 2014-06-13 | 2017-08-31 | ▲長▼江勘▲測▼▲規▼▲劃▼▲設▼▲計▼研究有限▲責▼任公司 | 地下原子力発電所の大型アセンブリ吊上げ搬送方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5168960B2 (ja) * | 2007-03-16 | 2013-03-27 | 株式会社大林組 | 地下式低温液化ガス貯槽 |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP24792697A patent/JP3888564B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3888564B2 (ja) | 2007-03-07 |
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