JPH117109A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH117109A
JPH117109A JP17516097A JP17516097A JPH117109A JP H117109 A JPH117109 A JP H117109A JP 17516097 A JP17516097 A JP 17516097A JP 17516097 A JP17516097 A JP 17516097A JP H117109 A JPH117109 A JP H117109A
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JP
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silver halide
color
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atom
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JP17516097A
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English (en)
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Akihito Yokozawa
晶人 横沢
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高照度短時間露光適性、迅速処理適性、鮮鋭
性、耐圧力性に優れかつ色再現性の改良されたハロゲン
化銀カラー感光材料を提供する。 【解決手段】 耐水性樹脂で両面ラミネートした反射支
持体上に、塩化銀含有率95モル%以上で周期律第VIII
族金属イオンを含む感光性ハロゲン化銀粒子を含有する
親水性コロイド層を少なくとも1層有するハロゲン化銀
カラー写真感光材料において、該親水性コロイド層の少
なくとも1層に特定のシアンカプラー、および耐拡散性
を有する、非発色性で、かつ、無色のカルボン酸または
その塩を含有し、かつ該支持体の感光性ハロゲン化銀粒
子を含有する親水性コロイド層を有する側に耐水性樹脂
に対して18wt%以上の白色顔料を含むラミネート層
を少なくとも1層有するハロゲン化銀カラー写真感光材
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン化銀カラー
感光材料に関するものであり、より詳しくは迅速処理
性、鮮鋭性、耐圧力性に優れ、かつ色再現性の改良され
たハロゲン化銀カラー写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】今日広く普及しているカラー写真は、感
光材料自身および現像処理技術の進歩によってますます
迅速にかつ簡易に入手出来るようになってきた。特にカ
ラープリント分野においては、カラーラボと呼ばれる大
量生産用の高速プリンタや大型処理機器等を設置した生
産拠点による集中処理方式や、店頭に設置されたミニラ
ボと呼ばれる小型のプリンタプロセッサを用いた分散処
理方式などの発達により、多様な目的に応じた生産が行
われている。近年では、高塩化銀乳剤を用いた感光材料
とその処理方法が実用化されており、カラープリントを
より迅速により簡易に入手出来るようになってきてい
る。
【0003】迅速処理については、米国特許4,84
0,878号に塩化銀含有率の高いハロゲン化銀乳剤を
用いたカラー写真感光材料を実質的に亜硫酸イオンおよ
びベンジルアルコールを含有しない発色現像液で処理す
る技術が開示されている。また、露光の迅速化について
は、特開平3−132647号に迅速処理性に優れた高
塩化銀粒子の表面近傍に鉄イオンを集中的に含有させる
ことで、短時間で露光するのに適したハロゲン化銀感光
材料を得る技術が開示されている。この技術を用いるこ
とで、現像処理時間の短縮のみならず、露光時間の短縮
ができる。
【0004】こうした露光および処理の迅速化とともに
カラープリント品質の向上が図られてきた。プリント品
質としては、鮮鋭性と色再現性が重要な品質である。
【0005】ハロゲン化銀感光材料の鮮鋭性を向上する
方法としては、コロイド銀を含むハレーション防止層を
設ける方法および/または、イラジエーション防止染料
を用いる方法が一般に用いられている。しかしこれらの
方法においては、鮮鋭性を更に良くするためにハレーシ
ョン防止層のコロイド銀またはイラジエーション防止染
料を増量することにより感度が低下してしまう。感度低
下すると露光時間が長くなることになり露光時間の短縮
の要求と相反する。感度低下を伴わない鮮鋭性向上の方
法として、反射支持体上の感光性層塗設側の耐汚水性樹
脂からなるラミネート層中の白色顔料の含有量を高める
ことが特開平3−156452号に、耐水性樹脂として
ポリエチレンの代わりにポリエステルを用いることで耐
水性樹脂に対する白色顔料含有量を増加することが出来
るため鮮鋭性を向上できることがEP0507489
(A1)に開示されている。
【0006】カラープリントにおいては、シアンカプラ
ーとして、フェノールまたはナフトール系カプラーが一
般に用いられている。しかしながら、これらのカプラー
から形成される色素は緑色光吸収領域に好ましくない吸
収を有するために感光材料の色再現性を著しく低下させ
るという問題を有している。
【0007】この問題を解決する手段として米国特許第
4,728,598号、同4,873,183号、欧州
特許第249453A2号等にヘテロ環化合物をカプラ
ーとして用いることが提案されている。しかしこれらの
カプラーはカップリング活性が低い等の致命的な問題を
抱えていた。これらの問題を克服したカプラーとして欧
州特許第491197A1号記載のピロロアゾール類が
提案されている。これらのカプラーはカップリング活
性、色相という点で従来のカプラーよりも大幅に改良さ
れたものであったが、更なる改良が望まれていた。
【0008】一方、カプラー構造の検討により上記問題
を克服しようとする試みの他に、添加剤を用いて問題解
決を図る方法も研究されてきた。例えば、米国特許第
5,474,880号記載のアミド化合物やフェノール
化合物類添加による色相調節技術、特開平7−2709
90号記載の水素結合性水素供与化合物添加による発色
性向上技術、特開平6−258820号記載の尿素類添
加や特開平6−3782号記載のカルボン酸添加による
色再現性改良および発色性改良技術が挙げられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、高照度短
時間露光適性、迅速処理適性を有する高塩化銀粒子を用
い、鮮鋭性を良化するためにラミネート層中の白色顔料
の含有率を高め、かつ色再現性の改良のためにピロロト
リアゾール系シアンカプラーを用いることを検討した。
その結果、鮮鋭性および色再現性が確かに改良された。
しかし同時に、感光材料が引っかかれるあるいは曲げら
れる等、感光材料に圧力がかかった場合に圧力のかかっ
た場所の発色濃度が変化して傷が顕著に目立つようにな
ることが分かった。現行のカラープリント処理のような
感材の工程においては感光材料が引っかかれる、あるい
は曲げられることは十分起こり得ることであり、この圧
力耐性の悪化は大きな問題であった。高塩化銀粒子を有
する感光材料の圧カ耐性改良技術として特開平3−13
2647号に、高塩化銀粒子の表面近傍に鉄イオンを集
中的に含有させることが開示されている。この技術を用
いることで耐圧力性はわずかに良化するが依然として実
用上問題であった。
【0010】従って、本発明の目的は、高照度短時間露
光適性、迅速処理適性、鮮鋭性、耐圧力性に優れかつ色
再現性の改良されたハロゲン化銀カラー感光材料を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討した
ところ、下記の手段により本発明の目的が達成されるこ
とを見い出した。 (1)耐水性樹脂で両面ラミネートした反射支持体上
に、塩化銀含有率95モル%以上で周期律第VIII族金属
イオンを含む感光性ハロゲン化銀粒子を含有する親水性
コロイド層を少なくとも1層有するハロゲン化銀カラー
写真感光材料において、該親水性コロイド層の少なくと
も1層に下記一般式(1)で表されるシアンカプラー、
および耐拡散性を有する、非発色性で、かつ、無色のカ
ルボン酸またはその塩を含有し、かつ該支持体の感光性
ハロゲン化銀粒子を含有する親水性コロイド層を有する
側に耐水性樹脂に対して18wt%以上の白色顔料を含
むラミネート層を少なくとも1層有することを特徴とす
るハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0012】
【化6】
【0013】(一般式(1)においてR1 、R2 はそれ
ぞれ独立にアルキル基またはアリール基を表し、R3
4 、R5 はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基また
はアリール基を表し、Zは飽和環または不飽和環を形成
するのに必要な非金属原子群を表し、R6 は置換基を表
し、Xはヘテロ環基、置換アミノ基またはアリール基を
表し、Yは水素原子または発色現像過程で離脱する基を
表す。) (2)前記耐拡散性を有する非発色性、無色のカルボン
酸またはその塩が下記一般式(A)で表されることを特
徴とする(1)項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光
材料。
【0014】
【化7】
【0015】(一般式(A)においてR21、R22および
23はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、置換も
しくは無置換の、アルキル基またはアリール基を表し、
21、R22またはR23はそれ自身が炭素数8〜22から
なる耐拡散性基であるか、もしくはこれを置換基として
少なくとも一つ有し、Mは水素原子、金属原子、アンモ
ニウムを表し、hは0〜6の整数を表す。) (3)前記耐拡散性を有する非発色性、無色のカルボン
酸またはその塩が下記一般式(B)で表されることを特
徴とする(1)項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光
材料。
【0016】
【化8】
【0017】(一般式(B)においてR31、R32
33、R34およびR35はそれぞれ独立に水素原子、置換
もしくは無置換の、アルキル基、アリール基、アシル
基、カルバモイル基またはアルコキシカルボニル基を表
し、Mは水素原子、金属原子、アンモニウムを表し、R
31、R32、R33、R34またはR35はそれ自身が炭素数8
〜22からなる耐拡散性基であるか、もしくはこれを置
換基として少なくとも一つ有し、R31、R32、R33、R
34、R35の任意の二つは連結して環を形成していてもよ
く、kは0〜20の整数を表す。) (4)前記耐拡散性を有する非発色性、無色のカルボン
酸またはその塩が下記一般式(C)で表されることを特
徴とする(1)項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光
材料。
【0018】
【化9】
【0019】(一般式(C)においてR41は置換もしく
は無置換の、アルキル基、アリール基、アシル基、カル
バモイル基、アルコキシカルボニル基、スルホニル基ま
たはスルファモイル基を表し、Z1 はヘテロ原子を表
し、R42はハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキ
ル基、アリール基、アシル基、カルバモイル基、アルコ
キシカルボニル基、スルホニル基またはスルファモイル
基を表し、Lは2価の連結基を表し、Mは水素原子、金
属原子、アンモニウムを表し、R41またはR42は置換基
として炭素数8〜22からなる耐拡散性基であるか、も
しくはこれを置換基として少なくとも一つ有し、mは0
〜3の整数を表し、nは0〜5の整数を表し、pは0〜
6の整数を表す。) (5)前記耐拡散性を有する非発色性、無色のカルボン
酸またはその塩が下記一般式(D)で表されることを特
徴とする(1)項に記載のハロゲン化銀カラー写真感光
材料。
【0020】
【化10】
【0021】(一般式(D)においてR51、R52はそれ
ぞれ独立に置換もしくは無置換の、アルキル基、アリー
ル基、アシル基、カルバモイル基またはアルコキシカル
ボニル基を表し、R53はハロゲン原子、置換もしくは無
置換の、アルキル基、アリール基、アシル基、カルバモ
イル基、アルコキシカルボニル基、スルホニル基または
スルファモイル基を表し、Mは水素原子、金属原子、ア
ンモニウムを表し、qは0〜2の整数を表し、rは0〜
4の整数を表し、R51、R52またはR53は置換基として
炭素数8〜22からなる耐拡散性基であるか、もしくは
これを置換基として少なくとも一つ有する。) (6)前記シアンカプラー含有層中に各ハロゲン化銀粒
子の体積の50%以内の粒子表面部分に鉄イオンをそれ
以外の領域より多く含有する感光性ハロゲン化銀粒子を
有することを特徴とする(1)、(2)、(3)、
(4)または(5)項に記載のハロゲン化銀カラー写真
感光材料。 (7)前記シアンカプラー含有層中に各ハロゲン化銀粒
子の体積の50%以内の粒子表面部分にルテニウムイオ
ンをそれ以外の領域より多く含有することを特徴とする
(1)、(2)、(3)、(4)または(5)項に記載
のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳細に説明す
る。本発明に用いられるカプラーについて詳しく述べ
る。一般式(1)においてR1 〜R5 で表されるアルキ
ル基は、炭素数1〜36の直鎖、分岐、環状のアルキル
基であり、好ましくは炭素数1〜22の直鎖、分岐、環
状のアルキル基であり、特に好ましくは炭素数1〜8の
直鎖もしくは分岐のアルキル基であり、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、t
−アミル、t−オクチル、デシル、ドデシル、セチル、
ステアリル、シクロヘキシル、2−エチルヘキシルが挙
げられる。
【0023】一般式(1)においてR1 〜R5 で表され
るアリール基は、炭素数6〜20のアリール基であり、
好ましくは炭素数6〜14のアリール基であり、特に好
ましくは炭素数6〜10のアリール基であり、例えばフ
ェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−フェナント
リルが挙げられる。一般式(1)におけるR1 〜R5
アルキル又はアリール基であるが、これらはさらに置換
基を有していてもよい。このような置換基としてはアル
キル基又はアリール基に置換しうるものであれば特に制
限はないが、例えばアルコキシ基、ハロゲン、アリール
基、アルキル基などがあげられる。
【0024】一般式(1)においてZで表される飽和環
を形成するのに必要な非金属原子群は、5〜8員環を形
成するのに必要な非金属原子群であり、この環は置換さ
れていてもよく、飽和環であっても不飽和環であっても
よく、環を形成する非金属原子は炭素原子、酸素原子、
窒素原子、硫黄原子が挙げられるが、好ましくは6員環
飽和炭素環であり、特に好ましくは4位が炭素数1〜2
4のアルキル基で置換されたシクロヘキサン環である。
Zで表わされる非金属原子群で形成される飽和環上に置
換していてもよい置換基としては特に制限はないが、例
えば置換または無置換のアルキル基またはアリール基な
どがあげられる。
【0025】一般式(1)においてR6 で表される置換
基は、例えば、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素
原子、臭素原子)、脂肪族基(例えば、炭素数1〜36
の直鎖または分岐鎖アルキル基、アラルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアル
ケニル基で、詳しくは例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、t−ブチル、トリデシル、t−アミ
ル、t−オクチル、2−メタンスルホニルエチル、3−
(3−ペンタデシルフェノキシ)プロピル、3−{4−
{2−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フ
ェノキシ〕ドデカンアミド}フェニル}プロピル、2−
エトキシトリデシル、トリフルオロメチル、シクロペン
チル、3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシプロピ
ル))、アリール基(炭素数6〜36のアリール基であ
り例えば、フェニル、4−t−ブチルフェニル、2,4
−ジ−t−アミルフェニル、4−テトラデカンアミドフ
ェニル、2−メトキシフェニル)、ヘテロ環基(炭素数
1〜36のヘテロ環基であり例えば、2−フリル、2−
チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリ
ル)、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキ
シ基、アミノ基、アルコキシ基(炭素数1〜36の直
鎖、分岐鎖または環状のアルコキシ基であり例えば、メ
トキシ、エトキシ、ブトキシ、2−メトキシエトキシ、
2−ドデシルオキシエトキシ、2−メタンスルホニルエ
トキシ)、アリールオキシ基(炭素数6〜36のアリー
ルオキシ基であり例えば、フェノキシ、2−メチルフェ
ノキシ、4−t−ブチルフェノキシ、3−ニトロフェノ
キシ、3−t−ブチルオキシカルバモイルフェノキシ、
3−メトキシカルバモイル)、アシルアミノ基(炭素数
2〜36のアシルアミノ基であり例えば、アセトアミ
ド、ベンズアミド、テトラデカンアミド、2−(2,4
−ジ−t−アミルフェノキシ)ブタンアミド、4−(3
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)ブタンアミ
ド、2−{4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)
フェノキシ}デカンアミド)、アルキルアミノ基(炭素
数1〜36のアルキルアミノ基であり例えば、メチルア
ミノ、ブチルアミノ、ドデシルアミノ、ジエチルアミ
ノ、メチルブチルアミノ)、アニリノ基(炭素数6〜3
6のアニリノ基であり例えば、フェニルアミノ、2−ク
ロロアニリノ、2−クロロ−5−テトラデカンアミノア
ニリノ、2−クロロ−5−ドデシルオキシカルボニルア
ニリノ、N−アセチルアニリノ、2−クロロ−5−{2
−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)ドデ
カンアミド}アニリノ)、ウレイド基(炭素数2〜36
のウレイド基であり例えば、フェニルウレイド、メチル
ウレイド、N,N−ジブチルウレイド)、スルファモイ
ルアミノ基(炭素数1〜36のスルファモイルアミノ基
であり例えば、N,N−ジプロピルスルファモイルアミ
ノ、N−メチル−N−デシルスルファモイルアミノ)、
アルキルチオ基(炭素数1〜36のアルキルチオ基であ
り例えば、メチルチオ、オクチルチオ、テトラデシルチ
オ、2−フェノキシエチルチオ、3−フェノキシプロピ
ルチオ、3−(4−t−ブチルフェノキシ)プロピルチ
オ)、アリールチオ基(炭素数6〜36のアリールチオ
基であり例えば、フェニルチオ、2−ブトキシ−5−t
−オクチルフェニルチオ、3−ペンタデシルフェニルチ
オ、2−カルボキシフェニルチオ、4−テトラデカンア
ミドフェニルチオ)、アルコキシカルボニルアミノ基
(炭素数2〜36のアルコキシカルボニルアミノ基であ
り例えば、メトキシカルボニルアミノ、テトラデシルオ
キシカルボニルアミノ)、スルホンアミド基(炭素数1
〜36のアルキル及びアリールスルホンアミド基であり
例えば、メタンスルホンアミド、ブタンスルホンアミ
ド、オクタンスルホンアミド、ヘキサデカンスルホンア
ミド、ベンゼンスルホンアミド、p−トルエンスルホン
アミド、オクタデカンスルホンアミド、2−メトキシ−
5−t−ブチルベンゼンスルホンアミド)、カルバモイ
ル基(炭素数1〜36のカルバモイル基であり例えば、
N−エチルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイ
ル、N−(2−ドデシルオキシエチル)カルバモイル、
N−メチル−N−ドデシルカルバモイル、N−{3−
(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピル}カル
バモイル)、スルファモイル基(炭素数1〜36のスル
ファモイル基であり例えば、N−エチルスルファモイ
ル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−(2−ド
デシルオキシエチル)スルファモイル、N−エチル−N
−ドデシルスルファモイル、N,N−ジエチルスルファ
モイル)、スルホニル基(炭素数1〜36のアルキル及
びアリールスルホニル基であり例えば、メタンスルホニ
ル、オクタンスルホニル、ベンゼンスルホニル、トルエ
ンスルホニル)、アルコキシカルボニル基(炭素数2〜
36のアルコキシカルボニル基であり例えば、メトキシ
カルボニル、ブチルオキシカルボニル、ドデシルオキシ
カルボニル、オクタデシルオキシカルボニル)、ヘテロ
環オキシ基(炭素数1〜36のヘテロ環オキシ基であり
例えば、1−フェニルテトラゾール−5−オキシ、2−
テトラヒドロピラニルオキシ)、アゾ基(例えば、フェ
ニルアゾ、4−メトキシフェニルアゾ、4−ピバロイル
アミノフェニルアゾ、2−ヒドロキシ−4−プロパノイ
ルフェニルアゾ)、アシルオキシ基(炭素数2〜36の
アシルオキシ基であり例えば、アセトキシ)、カルバモ
イルオキシ基(炭素数1〜36のカルバモイルオキシ基
であり例えば、N−メチルカルバモイルオキシ、N−フ
ェニルカルバモイルオキシ)、シリルオキシ基(炭素数
3〜36のシリルオキシ基であり例えば、トリメチルシ
リルオキシ、ジブチルメチルシリルオキシ)、アリール
オキシカルボニルアミノ基(炭素数7〜36のアリール
オキシカルボニルアミノ基であり例えば、フェノキシカ
ルボニルアミノ)、イミド基(炭素数4〜36のイミド
基であり例えば、N−スクシンイミド、N−フタルイミ
ド、3−オクタデセニルスクシンイミド)、ヘテロ環チ
オ基(炭素数1〜36のヘテロ環チオ基であり例えば、
2−ベンゾチアゾリルチオ、2,4−ジ−フェノキシ−
1,3,5−トリアゾール−6−チオ、2−ピリジルチ
オ)、スルフィニル基(炭素数1〜36のスルフィニル基
であり例えば、ドデカンスルフィニル、3-ペンタデシル
フェニルスルフィニル、3−フェノキシプロピルスルフ
ィニル)、アルキル、アリール若しくは複素環オキシカ
ルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブトキシカ
ルボニル、ドデシルオキシカルボニル、オクタデシルオ
キシカルボニル、フェニルオキシカルボニル、2−ペン
タデシルオキシカルボニル)、アルキル、アリール若し
くは複素環オキシカルボニルアミノ基(例えばメトキシ
カルボニルアミノ、テトラデシルオキシカルボニルアミ
ノ、フェノキシカルボニルアミノ、2,4−ジ−tert−
ブチルフェノキシカルボニルアミノ)、スルホンアミド
基(例えばメタンスルホンアミド、ヘキサデカンスルホ
ンアミド、ベンゼンスルホンアミド、p−トルエンスル
ホンアミド、オクタデカンスルホンアミド、2−メトキ
シ−5−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド)、カル
バモイル基(例えばN−エチルカルバモイル、N,N−
ジブチルカルバモイル、N−(2−ドデシルオキシエチ
ル)カルバモイル、N−メチル−N−ドデシルカルバモ
イル、N−〔3−(2,4−ジ−tert−アミルフェノキ
シ)プロピル〕カルバモイル)、スルファモイル基(例
えばN−エチルスルファモイル、N,N−ジプロピルス
ルファモイル、N−(2−ドデシルオキシエチル)スル
ファモイル、N−エチル−N−ドデシルスルファモイ
ル、N,N−ジエチルスルファモイル)、ホスホニル基
(例えばフェノキシホスホニル、オクチルオキシホスホ
ニル、フェニルホスホニル)、スルファミド基(例えば
ジプロピルスルファモイルアミノ)、イミド基(例えば
N−サクシンイミド、ヒダントイニル、N−フタルイミ
ド、3−オクタデセニルスクシンイミド)、アゾリル基
(例えばイミダゾリル、ピラゾリル、3−クロロ−ピラ
ゾール−1−イル、トリアゾリル)、ヒドロキシ基、シ
アノ基、カルボキシ基、ニトロ基、スルホ基、無置換の
アミノ基などが挙げられる。
【0026】R6 として好ましくは、アルキル基、アリ
ール基、ヘテロ環基、シアノ基、ニトロ基、アシルアミ
ノ基、アリールアミノ基、ウレイド基、スルファモイル
アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキ
シカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、スルホニル基、アルコキシカ
ルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ヘテロ環オ
キシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アリ
ールオキシカルボニルアミノ基、イミド基、ヘテロ環チ
オ基、スルフィニル基、ホスホニル基、アシル基、アゾ
リル基を挙げることができる。更に好ましくはアルキル
基、アリール基であり、より好ましくはアルキル基で置
換されたアリール基である。この置換アリール基として
は、炭素数4以上のアルキル基でp位に置換されたフェ
ニル基を挙げることができる。
【0027】Xは、ヘテロ環、置換アミノ基、もしくは
アリール基を表し、ヘテロ環としては、窒素原子、酸素
原子、またはイオウ原子を有する5〜8員環で炭素数1
〜36のものが好ましい。更に好ましくは、窒素原子で
結合した5員または6員環で、そのうち6員環が特に好
ましい。具体例として、イミダゾール、ピラゾール、ト
リアゾール、ラクタム化合物、ピペリジン、ピロリジ
ン、ピロール、モルホリン、ピラゾリジン、チアゾリジ
ン、ピラゾリンなどが挙げられ、好ましくはモルホリ
ン、ピペリジンが挙げられ、特にモルホリンが好まし
い。置換アミノ基の置換基としては、脂肪族基、アリー
ル基若しくはヘテロ環基が挙げられる。脂肪族基として
は、先に挙げたR6 の置換基が挙げられ、更にこれら
は、シアノ基、アルコキシ基(例えばメトキシ)、アル
コキシカルボニル基(例えばエトキシカルボニル)、ク
ロル、水酸基、カルボキシル基で置換されていても良
い。置換アミノ基としては、1置換よりも2置換の方が
好ましい。アリール基としては、炭素数6〜36のもの
が好ましく、更に単環がより好ましい。具体例として
は、フェニル、4−t−ブチルフェニル、2−メチルフ
ェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2−メトキ
シフェニル、4−メトキシフェニル、2,6−ジクロロ
フェニル、2−クロロフェニル、2,4−ジクロロフェ
ニル等が挙げられる。Xがヘテロ環基又はアリール基の
場合はそれらは置換基を有していてもよい。このような
置換基としては特に制限はないが、例えば、アルキル
基、ハロゲン、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基
などがあげられる。
【0028】Yは、水素原子もしくは発色現像過程で脱
離するもので、例えばYが表す置換基としては、特開昭
61−228444号公報等に記載されている様なアル
カリ条件下で、離脱しうる基や特開昭56−13373
4号公報に記載されている様な現像主薬との反応によ
り、カップリングオフする置換基が挙げられるが、好ま
しくはYは、水素原子の場合である。
【0029】一般式(1)で表されるカプラーは、R6
が一般式(1)で表されるカプラー残基を含有していて
二量体以上の多量体を形成していたり、R6 が高分子鎖
を含有していて単重合体(単独重合体)若しくは共重合
体を形成していてもよい。高分子鎖を含有している単重
合体若しくは共重合体とは一般式(1)で表されるカプ
ラー残基を有する付加重合体エチレン型不飽和化合物の
単独もしくは共重合体が典型例である。この場合、一般
式(1)で表されるカプラー残基を有するシアン発色繰
り返し単位は重合体中に1種類以上含有されていてもよ
く、共重合成分としてアクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、マレイン酸エステル類の如き芳香族一級ア
ミン現像薬の酸化生成物とカップリングしない非発色性
のエチレン型モノマーの1種または1種以上を含む共重
合体であってもよい。以下に本発明に用いられるカプラ
ー具体例を示すが、これらに限定されるものではない。
【0030】
【化11】
【0031】
【化12】
【0032】
【化13】
【0033】
【化14】
【0034】
【化15】
【0035】
【化16】
【0036】
【化17】
【0037】
【化18】
【0038】本発明に用いられる一般式(I)で表わさ
れる化合物は、公知の方法、例えば、特開平5−255
333号、同5−202004号、同7−48376号
に記載の方法にて合成する事ができる。
【0039】以下に本発明の化合物の具体的合成例を示
す。 合成例1.例示化合物(1)の合成 下記ルートにより例示化合物(1)を合成した。
【0040】
【化19】
【0041】化合物(b)の合成 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルシクロヘキサノー
ル、17g(75mmol) のアセトニトリル200ml溶液
に、0℃にて無水トリフルオロ酢酸、10.6ml(75
mmol)を滴下し引き続き、化合物(a)、15.6g
(60.4mmol)をゆっくり添加した。反応液を室温に
て2時間攪拌した後、水300ml、酢酸エチル300ml
を加え、抽出した。有機層を重曹水、水、食塩水で洗浄
した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去し、アセトニトリルで再結晶する事により、(b)
を19.6g得た。
【0042】化合物(c)の合成 19.6gの(b)の酢酸エチル200ml溶液に、ピリ
ジン5mlを加え、ブロミンを水冷下、滴下した。1時間
攪拌した後、水300ml、酢酸エチル300mlを加え、
抽出した。抽出後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去し、残留物にアセトニトリルを加
え、再結晶した。(c)を18.0g得た。
【0043】化合物(d)の合成 シアノ酢酸メチル2.2gのジメチルアセトアミド20
ml溶液に、0℃にて水素化ナトリウム0.8gをゆっく
り加え、室温にて30分攪拌した。(溶液S)ジメチル
アセトアミド50mlに溶解した10.0gの(c)を、
氷冷下、(溶液S)にゆっくり滴下した。1時間攪拌し
た後、反応液に、水20mlに溶解した水酸化ナトリウム
4g、メタノール20mlを添加し、反応温度を50℃に
保ち、1時間攪拌した。反応後、酢酸エチルを200ml
加え、塩酸水にて、中和した。水洗浄した後、酢酸エチ
ル層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去
し、粗化合物(d)を得た。
【0044】例示化合物(1)の合成 得られた粗化合物8.0gをジメチルアセトアミド40
ml、ピリジン6mlに溶解し、0℃にて、モルホリノカル
バモイルクロリドを4.3g添加した。室温にて2時間
攪拌した後、希塩酸水200mlに注加し、酢酸エチル2
00mlで抽出した。有機相を水洗し、硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下、溶媒を留去し、残留物にヘキサ
ンを加え、晶析する事により、例示化合物(1)を6.
0g得た。融点は、256℃〜257℃。
【0045】合成例2.例示化合物(25)の合成 化合物(1)の合成において、モルホリノカルバモイル
クロリドの代わりにジアリルカルバモイルクロリドを
4.5g添加し、室温にて、2時間攪拌した。反応後、
希塩酸水200mlに注加し、酢酸エチル200mlで抽出
した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下、溶媒を留去し、残留物にヘキサンを加え、晶析する
事により目的の例示化合物を5.5g得た。融点は、2
19℃〜220℃。他の化合物も同様に合成できる。
【0046】本発明に用いられる耐拡散性基を有する非
発色性で、かつ、無色のカルボン酸について詳しく述べ
る。耐拡散性基とは、有機素材を各層中に固定する目的
で置換基としてその有機素材(化合物)に導入するもの
であり、通常ある程度の大きさをもった置換もしくは無
置換の、アルキル基またはアリール基が用いられる。本
発明のカルボン酸の場合、カルボキシル基が親水性の高
い官能基である為、十分な耐拡散性を付与する必要があ
る。従って耐拡散性基としては、置換基を含めた総炭素
数8〜32のアルキル基、またはアリール基が好まし
く、高沸点有機溶媒に対する溶解性をも考慮すると置換
基を含めた総炭素数12〜22のアルキル基またはアリ
ール基がより好ましく、また生産性をも踏まえると炭素
数12〜20の直鎖または分岐のアルキル基が特に好ま
しい。一つの有機素材に置換する耐拡散性基の数は1〜
4が好ましく、1または2がより好ましく、特に1が好
ましい。
【0047】耐拡散性基の具体的な例としては、n−オ
クチル、n−デシル、n−ドデシル、n−テトラデシ
ル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、シクロヘキ
シル、シクロペンチル、2−エチルヘキシル、2−n−
ヘキシル−n−デシル、2−n−ノニル−n−ドデシ
ル、イソミリスチル、イソパルミチル、イソステアリル
等のアルキル基;これらアルキル基部を有するアシル
基、アシルアミノ基、アルコキシ基、アルコキシカルボ
ニル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニルアミノ
基、カルバモイルアミノ基、スルフェニル基、スルフィ
ニル基、スルホニル基、スルファモイル基、スルホニル
アミノ基、スルファモイルアミノ基;2,5−ジ−t−
アミルフェニル、2,5−ジ−t−ブチルフェニル、4
−t−オクチルフェニル、3−n−ペンタデシルフェニ
ル等のアリール基;これらアリール基部を有するアシル
基、アシルアミノ基、アリールオキシ基、アリールオキ
シカルボニル基、カルバモイル基、アリールオキシカル
ボニルアミノ基、カルバモイルアミノ基、スルフェニル
基、スルフィニル基、スルホニル基、スルファモイル
基、スルホニルアミノ基、スルファモイルアミノ基が挙
げられる。
【0048】非発色性とは、発色現像過程において現像
主薬の酸化体とカップリング反応を経て色素を生じない
という意味であり、無色とは感光材料への導入前後にお
いて、実質的に無色である(具体的には、本発明の目的
で使用する量をゼラチン水溶液中に溶解するかまたは均
一に分散して塗布した場合に肉眼で見て着色を感知しな
いことである。)ことを意味しており、従って本発明の
「耐拡散性基を有する非発色性、無色のカルボン酸」は
色素形成カプラー、色素、染料を含有しない。
【0049】本発明に用いられる耐拡散性基を有する非
発色性、無色のカルボン酸は前記の一般式(A)、
(B)、(C)または(D)で示される構造であること
が好ましい。
【0050】一般式(A)、(B)、(C)、(D)で
示されるカルボン酸について詳しく述べる。一般式
(A)、(B)、(C)、(D)においてR21、R22
23、R31、R32、R33、R34、R35、R41、R42、R
53で表されるハロゲン原子として好ましいものはフッ素
原子、塩素原子、臭素原子であり、より好ましくはフッ
素原子、塩素原子であり、特に好ましくは塩素原子であ
る。一般式(A)、(B)、(C)、(D)においてR
21、R22、R23、R31、R32、R33、R34、R35
41、R42、R51、R52、R53で表される置換もしくは
無置換のアルキル基として好ましいものは炭素数1〜3
0の直鎖、分岐、環状のアルキル基であり、より好まし
くは炭素数1〜22の直鎖、分岐のアルキル基であり、
特に好ましくは炭素数1〜20の直鎖のアルキル基であ
る。一般式(A)、(B)、(C)、(D)においてR
21、R22、R23、R31、R32、R33、R34、R35
41、R42、R51、R52、R53で表される置換もしくは
無置換のアリール基として好ましいものは炭素数6〜2
0のアリール基であり、より好ましくは炭素数6〜14
のアリール基であり、特に好ましくは炭素数1〜10の
アリール基である。
【0051】一般式(B)、(C)、(D)においてR
31〜R35、R41、R42、R51、R52、R53で表されるア
シル基は一般式−COR61で表され、R61は水素原子、
置換もしくは無置換のアルキル基またはアリール基を表
す。一般式(B)、(C)、(D)においてR31
35、R41、R42、R51、R52、R53で表されるカルバ
モイル基は一般式−CONR6263で表され、R62およ
びR63はそれぞれ独立に水素原子、置換もしくは無置換
の、アルキル基、アリール基を表す。一般式(B)、
(C)、(D)においてR31〜R35、R41、R42
51、R52、R53で表されるアルコキシカルボニル基は
一般式−CO2 64で表され、R64は水素原子、置換も
しくは無置換の、アルキル基、アリール基を表す。一般
式(C)、(D)においてR41、R42、R53で表される
スルホニル基は一般式−SO2 65で表され、R65は水
素原子、置換もしくは無置換の、アルキル基、アリール
基を表す。一般式(C)、(D)においてR41、R42
53で表されるスルファモイル基は一般式−SO2 NR
6667で表され、R66およびR67はそれぞれ独立に水素
原子、置換もしくは無置換の、アルキル基またはアリー
ル基を表す。
【0052】一般式(C)において、二価の連結基Lと
して好ましいものは次の一般式、−(CR7172
s −、−O−、−CO−、−NR73−、−SO2 −で表
される。これら一般式においてR71、R72、R73は水素
原子、置換もしくは無置換のアルキル基またはアリール
基を表し、sは1〜6の整数を表す。
【0053】R61〜R67、R71〜R73で表される置換も
しくは無置換のアルキル基として好ましいものは、炭素
数1〜30の直鎖、分岐、環状のアルキル基であり、よ
り好ましくは炭素数1〜22の直鎖、分岐のアルキル基
であり、特に好ましくは炭素数1〜20の直鎖のアルキ
ル基である。R61〜R67、R71〜R73で表される置換も
しくは無置換のアリール基として好ましいものは炭素数
6〜20のアリール基であり、より好ましくは炭素数6
〜14のアリール基であり、特に好ましくは炭素数1〜
10のアリール基である。
【0054】一般式(C)において、Z1 で表されるヘ
テロ原子として好ましいものは酸素原子、窒素原子、硫
黄原子であり、より好ましくは酸素原子または窒素原子
であり、特に好ましくは酸素原子である。前記のように
一般式(A)、(B)、(C)、(D)においてR21
22、R23、R31、R32、R33、R34、R35、R41、R
42、R51、R52、R53の基は、無置換のものだけでなく
さらに置換されたものも含み、このような場合のさらに
置換していてもよい置換基としては置換しうるものであ
れば特に制限はない。
【0055】一般式(A)、(B)、(C)、(D)に
おいてMは水素原子、金属原子またはアンモニウムを表
す。Mが金属原子を表すとき、好ましいものはアルカリ
金属であり、より好ましくはリチウム、カリウム、ナト
リウムであり、特に好ましくはナトリウムである。Mで
表されるアンモニウムは一般式NR81828384で表
され、R81、R82、R83、R84はそれぞれ独立に水素原
子、置換もしくは無置換の、アルキル基またはアリール
基を表す。R81、R82、R83、R84で表される置換もし
くは無置換のアルキル基として好ましいものは、炭素数
1〜20の直鎖、分岐、環状のアルキル基であり、より
好ましくは炭素数1〜8の直鎖、分岐のアルキル基であ
り、特に好ましくは炭素数1〜4の直鎖のアルキル基で
ある。R81、R82、R83、R84で表される置換もしくは
無置換のアリール基として好ましいものは炭素数6〜2
0のアリール基であり、より好ましくは炭素数6〜14
のアリール基であり、特に好ましくは炭素数1〜10の
アリール基である。R81、R82、R83、R84は好ましく
は水素原子またはアルキル基であるが、より好ましくは
水素原子または低級アルキル基(炭素数1〜4)であ
り、特に好ましくは水素原子である。一般式(A)、
(B)、(C)、(D)においてMは好ましくは水素原
子またはナトリウム原子であるが、特に好ましくは水素
原子である。
【0056】一般式(A)において、hは好ましくは0
〜3の整数であり、より好ましくは0〜2の整数であ
り、特に好ましくは0である。一般式(A)において、
21、R22、R23のうち少なくとも一つが水素原子では
ないことが好ましく、二つ以上が水素原子ではないこと
がより好ましく、二つが水素原子ではないことが特に好
ましい。一般式(A)において、R21、R22、R23のう
ち少なくとも一つがハロゲン原子ではないことが好まし
く、二つ以上がハロゲン原子ではないことがより好まし
く、二つがハロゲン原子ではないことが特に好ましい。
一般式(B)において、kは好ましくは0〜18の整数
であり、より好ましくは0〜14の整数であり、特に0
〜10の整数であることが好ましい。
【0057】一般式(C)において、R41は置換もしく
は無置換のアルキル基、アリール基であることが好まし
く、置換もしくは無置換のアルキル基であることがより
好ましい。一般式(C)において、R42はハロゲン原
子、置換もしくは無置換のアルキル基、アシル基、カル
バモイル基、アルコキシカルボニル基であることが好ま
しく、無置換のアルキル基、カルバモイル基、アルコキ
シカルボニル基であることがより好ましい。一般式
(C)において、mは好ましくは1または2であり、よ
り好ましくは1であり、nは好ましくは0〜3の整数で
あり、より好ましくは0〜2の整数であり、特に好まし
くは0または1であり、pは好ましくは0〜3の整数で
あり、より好ましくは0〜2の整数であり、特に好まし
くは0である。一般式(C)においてmが2以上の整数
のとき、複数個の(Z1 −R41)はそれぞれ同一でも異
なっていてもよく、nが2以上の整数のとき、複数個の
42はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、pが2以
上の整数のとき、複数個のLはそれぞれ同一でも異なっ
ていてもよい。
【0058】一般式(D)において、R51、R52は置換
もしくは無置換のアルキル基、アリール基であることが
好ましく、置換もしくは無置換のアルキル基であること
がより好ましい。一般式(D)において、R53はハロゲ
ン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、アシル基、
カルバモイル基、アルコキシカルボニル基であることが
好ましく、ハロゲン原子または無置換のアルキル基であ
ることがより好ましい。一般式(D)において、qは好
ましくは0または1であり、より好ましくは0であり、
rは好ましくは0〜3の整数であり、より好ましくは0
〜2の整数であり、特に好ましくは0または1である。
一般式(D)においてqが2以上の整数のとき、複数個
の(O−R51)はそれぞれ同一でも異なっていてもよ
く、rが2以上の整数のとき、複数個のR53はそれぞれ
同一でも異なっていてもよい。
【0059】一般式(A)、(B)、(C)、(D)に
おいて、R21〜R23、R31〜R35、R41、R42、L、R
51、R52、R53は置換基を有していてもよく、置換基の
例としては一般式(1)のR3 の例として記述したもの
を挙げることができる。次に本発明に用いられる耐拡散
性基を有する非発色性、無色のカルボン酸の具体例を示
すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0060】
【化20】
【0061】
【化21】
【0062】
【化22】
【0063】
【化23】
【0064】
【化24】
【0065】
【化25】
【0066】
【化26】
【0067】
【化27】
【0068】
【化28】
【0069】本発明のハロゲン化銀カラー感光材料は、
前記のシアンカプラーと前記の耐拡散性基を有する非発
色性、無色のカルボン酸とを含有して成る。本発明に用
いられるシアンカプラーを含有する層としては、支持体
上の親水性コロイド層である他特に限定はない。一般的
な感光材料は支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑
感性ハロゲン化銀乳剤層および赤感性ハロゲン化銀乳剤
層を少なくとも一層ずつこの順で塗設して構成すること
ができるが、これと異なる順序であってもよい。また、
赤外感光性ハロゲン化銀乳剤層を前記の感光性乳剤層の
少なくとも一つの代わりに用いることもできる。これら
の感光性乳剤層には、それぞれの波長域に感度を有する
ハロゲン化銀乳剤と感光する光と補色の関係にある色素
を形成するカラーカプラーを含有させることで減色法の
色再現を行うことができる。但し、感光性乳剤とカラー
カプラーの発色色相とは、上記のような対応を持たない
構成としてもよい。本発明においてシアンカプラーを感
光材料に適用する場合には、特に赤感性ハロゲン化銀乳
剤層に使用することが好ましい。本発明においてシアン
カプラーの感光材料中の含有量は、同一層中のハロゲン
化銀1モル当り1×10-3〜1モルが適当であり、好ま
しくは2×10-3〜3×10-1モルである。本発明にお
いて耐拡散性基を有する非発色性、無色のカルボン酸を
含有する層としては、本発明のシアンカプラーを含む親
水性コロイド層である他、特に限定はない。本発明の耐
拡散性基を有する非発色性、無色のカルボン酸の含有量
は感光材料中に含有される本発明のシアンカプラー1モ
ル当り1×10-1〜1×103モルが適当であり、好ま
しくは1〜1×102 モル、更に好ましくは1.2〜1
×10モルである。
【0070】本発明において、前記の本発明のシアンカ
プラーおよび本発明の耐拡散性基を有する非発色性、無
色のカルボン酸を親水性コロイド層中に含有させる方法
としては、公知の種々の方法が利用できる。通常、オイ
ルプロテクト法として公知の水中油滴分散法により添加
することができる。即ち、カプラーをリン酸エステル、
フタル酸エステル、脂肪酸エステル、アミドなどの高沸
点有機溶媒および低沸点の補助溶媒中に溶解した後、界
面活性剤を含むゼラチン水溶液中に分散させる方法であ
る。
【0071】本発明において、感光性乳剤層に用いられ
るハロゲン化銀乳剤としては、迅速処理に適した実質的
に沃化銀を含まず塩化銀含有率が95モル%以上の塩化
銀もしくは塩臭化銀よりなるものを好ましく用いられ
る。ここで実質的に沃化銀を含まないとは、沃化銀含有
率が1モル%以下、好ましくは0.2%以下のことを言
う。本発明においては高塩化銀乳剤の塩化銀含有率は9
8モル%以上(含、100モル%)が好ましい。また好
ましくは、100モル%未満である。
【0072】本発明のハロゲン化銀粒子には、臭化銀富
有相を付与することが好ましく、本発明のハロゲン化銀
粒子の臭化銀富有相は、粒子頂点近傍に、臭化銀富有相
中の全臭化銀含有率において、少なくとも10モル%以
上の局在相をエピタキシャル成長させてつくることか好
ましい。本発明における「頂点の近傍」とは、好ましく
は投影された立方体や立方体に準ずる正常晶の塩(臭)
化銀粒子の面積と同一面積の円の直径の1/3、より好
ましくは、1/5の長さを一辺とし、粒子の頂点(立方
体もしくは、立方体とみなした正常晶粒子の稜の交点)
をその1つの角とする正方形の面積内である。臭化銀富
有相の臭化銀含有率は合計で10モル%以上であること
が好ましいが、臭化銀含有率が高すぎると感光材料に圧
力が加えられたときに減感を引き起こしたり、処理液の
組成の変動によって感度、階調が大きく変化してしまう
などの写真感光材料にとって好ましくない特性が付与さ
れてしまう場合がある。臭化銀富有相の臭化銀含有率
は、これらの点を考慮に入れて、10〜60モル%の範
囲が好ましく、20〜50モル%の範囲が最も好まし
い。臭化銀富有相の臭化銀含有率は、X線回折法(例え
ば、日本化学会編「新実験化学口座6、構造解析」丸善
に記載されている)などを用いて分析することができ
る。臭化銀富有相は、本発明のハロゲン化銀粒子を構成
する全銀量の0.1〜5モル%の銀から構成されている
ことが好ましく、0.3〜4モル%の銀から構成されて
いることが更に好ましい。
【0073】本発明におけるハロゲン化銀乳剤の調製工
程は、一般によく知られているように、水溶性銀塩と水
溶性ハロゲン化物の反応によるハロゲン化銀粒子形成工
程、脱塩工程および化学熟成工程よりなる。本発明にお
ける臭化銀富有相の付与は前記工程のうち化学熟成工程
より前であることが好ましく、さらには、脱塩工程より
前であることが好ましく、特にハロゲン化銀ホスト粒子
の形成に引き続いて行われることが好ましい。臭化銀富
有相中には、IrCl6 2- 等の第VIII族金属錯イオンを
含有させることが好ましい。また、ハロゲン化銀乳剤粒
子の臭化銀富有相にイリジウム化合物を含有させる場
合、該富有相は、ハロゲン化銀粒子調製時に添加する全
イリジウムの少なくとも50モル%とともに沈積される
ことが好ましい。富有相が、添加する全イリジウムの少
なくとも80モル%とともに沈積されることが更に好ま
しく、添加する全イリジウムと共に沈積されることが最
も好ましい。ここで該富有相をイリジウムとともに沈積
するとは、富有相を形成するための銀あるいはハロゲン
の供給と同時、供給の直前、または供給の直後にイリジ
ウム化合物を供給することを言う。ハロゲン化銀ホスト
粒子よりも平均粒径が小さく、しかも臭化銀含有率が高
いハロゲン化銀微粒子を混合した後、熟成することによ
って、臭化銀富有相を形成する場合、臭化銀含有率が高
いハロゲン化銀微粒子に予めイリジウム塩を含有させて
おくことが好ましい。
【0074】本発明に用いるハロゲン化銀粒子は、外表
面に(100)面を持つものであっても、(111)面
を持つものであっても、あるいはその両方の面を持つも
のであっても、さらにはより高次の面を含むものであっ
てもよいが、主として、(100)面からなる立方体、
あるいは14面体が好ましい。本発明のハロゲン化銀粒
子の大きさは、通常用いられる範囲内であればよいが、
平均粒径が0.1μm〜1.5μmである場合が好まし
い。粒径分布は、多分散であっても単分散であってもよ
いが、単分散である方が好ましい。単分散の程度を表す
粒子サイズ変動係数は、統計学上の標準偏差(s)と平
均粒子サイズ(d)との比(s/d)で0.2以下が好
ましく、0.15以下がさらに好ましい。また、2種類
以上の単分散乳剤を混合して用いることも好ましく行え
る。
【0075】ハロゲン化銀粒子の形状は、立方体や14
面体の他に8面体のような規則的な(regular)
結晶形を有するもの、球状、板状等のような変則的な
(irregular)結晶形を有するもの、あるいは
これらの複合形を有するものを用いることができる。ま
た、種々の結晶形を有するものの混合したものからなっ
ていても良い。本発明においては、これらの中でも上記
規則的な結晶形を有する粒子を50重量%以上、好まし
くは70重量%以上、より好ましくは90重量%以上含
有するのがよい。また、規則的な結晶形を有する粒子以
外にも平均アスペクト比(円換算直径/厚み)が5以
上、好ましくは8以上の平板伏粒子が投影面積として全
粒子の50重量%以上であるような乳剤も好ましく用い
ることができる。本発明に用いる塩臭化銀乳剤は、P.
Glafkides著 Chimieet Phisi
que Photogfaphique(Paul M
ontel社刊、1967年)、G.F.Duffin
著 PhotographicEmulsion Ch
emistry(Focal Press社刊、196
6年)、V.L.Zelikman et a1著 M
aking andCoating Photogra
phic Emulsion(FocalPress社
刊、1964年)等に記載された方法を用いて調製する
ことができる。即ち、酸性法、中性法、アンモニア法等
のいずれでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩
を反応させる形式としては、片側混合法、同時混合法、
及びそれらの組み合わせなどのいずれかの方法を用いて
も良い。粒子を銀イオン過剰の雰囲気の下において形成
させる方法(いわゆる逆混合法)を用いることもでき
る。同時混合法の1つの形式として、ハロゲン化銀の生
成する液相中のpAgを一定に保つ方法、即ち所謂コン
トロールド・ダブルジェット法を用いることもできる。
この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一
に近いハロゲン化銀乳剤を得ることができる。
【0076】本発明において、高照度短時間露光適性を
与えるために周期律第VIII族金属イオンをハロゲン化銀
粒子中に含有させることが必要であり、金属イオンはハ
ロゲン化銀粒子の形成中に金属錯体の形で、分散媒(ゼ
ラチンあるいは保護コロイド性を有するポリマー)溶液
中、ハロゲン化物溶液中、銀塩溶液中あるいはその他の
水溶液中に存在させることでハロゲン化銀粒子中に含有
せしめることが出来る。また、臭化銀微粒子を添加する
ことで臭化銀局在相を形成させる場合には、金属イオン
をあらかじめ含有させた臭化銀微粒子を用いることによ
り臭化銀局在相中に選択的に金属イオンを含有させるこ
とも出来る。本発明において、本発明のシアンカプラー
を含有する層中のハロゲン化銀粒子には周期律第VIII族
金属イオンを含有することが好ましい。これらの金属イ
オンとしては、例えば鉄、コバルト、ニッケル、ルテニ
ウム、ロジウム、イリジウムおよび白金が挙げられる。
好ましくは鉄あるいはルテニウムが用いられる。鉄ある
いはルテニウムはハロゲン化銀粒子の体積の50%以下
の表面層にその他のハロゲン化銀粒子の部分より多くな
るように集中して含有させることがより好ましい。粒子
体積の50%以下とは、粒子1個の体積の50%以下の
体積に相当する表面部分を指す。この表面部分は、更に
好ましくは40%以下であり、20%以下がより好まし
い。
【0077】また、本発明に用いる第VIII族金属イオン
は1種類だけでなく、2種類以上用いることが好まし
い。本発明においては鉄とイリジウムあるいはルテニウ
ムとイリジウムを併用することが好ましい。乳剤粒子に
臭化銀局在相を有する場合には、臭化銀局在相にイリジ
ウムイオンの一部または全部を含有させることが好まし
い。鉄、ルテニウムおよびイリジウムをハロゲン化銀粒
子に含有させる場合に用いられる化合物の具体例を以下
に挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0078】(鉄化合物)ヒ酸鉄(II)、臭化鉄(I
I)、炭酸鉄(II)1水和物、塩化鉄(II)、クエン酸
鉄(II)、フッ化鉄(II)、ギ酸鉄(II)、グルコン酸
鉄(II)、水酸化鉄(II)、沃化鉄(II)、乳酸鉄(I
I)、シュウ酸鉄(II)2水和物、コハク酸鉄(II)、
硫酸鉄(II)7水和物、チオシアン酸鉄(II)3水和
物、硝酸鉄(II)6水和物、硝酸鉄(II)アンモニウ
ム、塩基性酢酸鉄(III)、アルブミン酸鉄(III)、酢酸
鉄(III)アンモニウム、臭化鉄(III)、塩化鉄(III)、
クロム酸鉄(III)、クエン酸鉄(III)、フッ化鉄(II
I)、ギ酸鉄(III)、グリセロ・リン酸鉄(III)、水酸化
鉄(III)、酸性リン酸鉄(III)、硝酸鉄(III)9水和
物、リン酸鉄(III)、ピロリン酸鉄(III)、ピロリン酸
鉄(III)ナトリウム、チオシアン酸鉄(III)、硫酸鉄
(III)9水和物、硫酸鉄(III)アンモニウム、硫酸鉄
(III)グアニジニウム、クエン酸鉄(III)アンモニウ
ム、ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム3水和物、ペンタ
シアノアンミン鉄(II)カリウム、エチレンジニトリロ
四酢酸鉄(III)ナトリウム、へキサシアノ鉄(III)酸カ
リウム。
【0079】(ルテニウム化合物)フッ化ルテニウム
(VI)、塩化ルテニウム(IV)5水和物、へキサクロロ
ルテニウム(IV)酸カリウム、塩化ルテニウム(III)、
臭化ルテニウム(III)、沃化ルテニウム(III)、ヘキサ
アンミンルテニウム(III)臭化物、クロロペンタアンミ
ンルテニウム(III)塩化物、ヘキサアンミンルテニウム
(II)塩化物、へキサシアノルテニウム(II)酸カリウ
ム3水和物。
【0080】(イリジウム化含物)へキサクロロイリジ
ウム(IV)酸カリウム、へキサブロモイリジウム(IV)
酸カリウム、ヘキサクロロイリジウム(IV)酸アンモニ
ウム、臭化イリジウム(III)4水和物、沃化イリジウム
(III)、へキサクロロイリジウム(III)酸カリウム3水
和物、ヘキサブロモイリジウム(III)酸カリウム、トリ
ス(オキサラト)イリジウム(III)酸カリウム4水和
物、ヘキサシアノイリジウム(III)酸カリウム、塩化イ
リジウム(II)。
【0081】これらの化合物の中でも、特にヘキサシア
ノ鉄(II)酸塩、へキサシアノ鉄((III)酸塩、ヘキサ
シアノルテニウム(II)酸塩、へキサクロロイリジウム
(IV)酸塩、へキサブロモイリジウム(IV)酸塩、ヘキ
サクロロイリジウム(III)酸塩およびヘキサブロモイリ
ジウム(III)酸塩が好ましく用いられる。これら第VIII
族金属イオンの添加量は目的に応じて広範囲にわたる
が、ハロゲン化銀1モルに対して10-9〜10-3モルが
好ましい。より好ましくはハロゲン化銀1モルに対して
10-8〜5×10-4モルである。
【0082】周期律第VIII族金属イオン以外にも銅、
金、亜鉛、カドミウムあるいは鉛などの金属が含まれて
も良い。これらの金属は目的に応じて第VIII族金属が含
まれる層に共存させてもよいし、第VIII族金属が含まれ
ない層に含有させてもよい。これらの金属イオンの添加
量は目的に応じて広範囲にわたるが、一般にハロゲン化
銀1モルに対して10-9〜10-2モルが好ましい。
【0083】以下に本発明の反射支持体について詳細に
説明する。本発明の反射支持体は該反射支持体の感光性
層塗設側に耐水性樹脂に対して白色顔料が18wt%以
上含有されているラミネート層を少なくとも1層有する
ことが必要である。この含有量が18wt%より少ない
と、画像の鮮鋭性が十分といえない。この白色顔料の含
有量は22wt%以上70wt%以下が好ましい。70
wt%を越えるとラミネート層の膜割れを生じる場合が
あり好ましくない。また、本発明の反射支持体において
は、感光性層塗設側の耐水性樹脂ラミネート層が白色顔
料の含有率の異なる2層以上のラミネート層からなる反
射支持体であることがコスト、支持体の製造適性の観点
からより好ましい場合もある。この場合基体に最も近い
ラミネート層の白色顔料の含有率に対してこの層よりも
上層にある少なくとも一層のラミネート層の白色顔料の
含有率が高いことが好ましい。 多層ラミネート層にお
ける各層の白色顔料含有率は最も白色顔料の含有率の高
い層において、18wt%以上70wt%以下であり、
22wt%以上70wt%以下が好ましい。上記のラミ
ネート層以外のラミネート層の白色顔料含有率は0wt
%以上70wt%以下が好ましく、0wt%以上40w
t%以下がより好ましい。
【0084】前記の白色顔料としては酸化チタン、硫酸
バリウム、炭酸バリウム、酸化アルミなどが有効であ
り、また耐水性樹脂としてはポリエチレンやポリエチレ
ンテレフタレートなどが有用である。これらの素材、お
よび、その他、反射支持体については特開平7−777
75号19頁左43行目〜20頁右30行目、同20頁
右38行目〜21頁左17行目および同21頁左27行
目〜23頁右1行目に記載のものが本発明に好ましく適
用できる。
【0085】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は通
常、化学増感及び分光増感を施される。化学増感法につ
いては、不安定硫黄化合物の添加に代表される硫黄増
感、金増感に代表される貴金属増感、セレン増感、テル
ル増感あるいは還元増感等を単独もしくは併用して用い
ることができる。化学増感に用いられる化合物について
は、特開昭62−215272号公報の第18頁右下欄
〜第22頁右上欄に記載のものが好ましく用いられる。
【0086】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、当業
界で知られる金増感を施したものが、高感度を得ること
ができる点や処理依存性が少ない点で好ましく用いるこ
とができる。金増感を施すには、塩化金酸もしくはその
塩、チオシアン酸金類あるいはチオ硫酸金類等の化合物
を用いることができる。これらの化合物の添加量は場合
に応じて広範に変わり得るがハロゲン化銀1モル当たり
5×10-7〜5×10-3モル、好ましくは1×10-6
1×10-4モルである。これらの化合物の添加時期は、
本発明に用いる化学増感が終了するまでに行われる。本
発明においては、金増感を他の増感法、例えば硫黄増
感、セレン増感、テルル増感、還元増感あるいは金化合
物以外を用いた貴金属増感等と組み合わせることも好ま
しく行われる。
【0087】本発明に係わる感光材料には、画像のシャ
ープネス等を向上させる目的で親水性コロイド層に欧州
特許EP0,337,490A2号の第27〜76頁に
記載の、写真処理により脱色可能な染料(中でもオキソ
ノール系染料)を該感光材料の680nmにおける光学
反射濃度が0.50以上になるように添加するのが好ま
しい。本発明においては、水溶性染料の代わり或いは水
溶性染料と併用して、処理で脱色可能な着色層が用いら
れる。処理で脱色可能な着色層は、乳剤層に直かに接し
てもよく、ゼラチンやハイドロキノンなどの処理混色防
止剤を含む中間層を介して接するように配置されていて
も良い。この着色層は、着色された色と同種の原色に発
色する乳剤層の下層(支持体側)に設置されることが好
ましい。各原色毎に対応する着色層を全て個々に設置す
ることも、このうちに一部のみを任意に選んで設置する
ことも可能である。また、複数の原色域に対応する着色
を行った着色層を設置することも可能である。着色層の
光学反射濃度は、露光の際に分光感度が極大値となる波
長において光学濃度値が0.2以上3.0以下であるこ
とが好ましい。更に好ましくは、0.5以上2.5以
下、特に0.8以上2.0以下が好ましい。
【0088】本発明に用いられるハロゲン化銀写真感光
材料には、その他にも従来公知の写真用素材や添加剤を
使用できる。例えば本発明の反射支持体のラミネート層
の耐水性樹脂層中には蛍光増白剤を含有するのが好まし
い。また、蛍光増白剤は感材の親水性コロイド層中に分
散してもよい。蛍光増白剤として、好ましくは、ベンゾ
オキサゾール系、クマリン系、ピラゾリン系が用いるこ
とができ、更に好ましくは、ベンゾオキサゾリルナフタ
レン系及びベンゾオキサゾリルスチルベン系の蛍光増白
剤である。使用量は、特に限定されないが、好ましくは
1〜100mg/m2 である。耐水性樹脂に混合する場
合の混合比は、好ましくは樹脂に対して0.0005〜
3重量%であり、更に好ましくは0.001〜0.5重
量%である。前記の反射型支持体やハロゲン化銀乳剤、
更にはハロゲン化銀粒子中にドープされる異種金属イオ
ン種、ハロゲン化銀乳剤の保存安定剤またはカブリ防止
剤、化学増感法(増感剤)、分光増感法(分光増感
剤)、本発明のシアンカプラーと併用することのできる
シアンカプラー、マゼンタ、イエローカプラーおよびそ
の乳化分散法、色像保存性改良剤(ステイン防止剤や褪
色防止剤)、染料(着色層)、ゼラチン種、感材の層構
成や感材の被膜pHなどについては、表1〜5の特許に
記載のものが本発明に好ましく適用できる。
【0089】
【表1】
【0090】
【表2】
【0091】
【表3】
【0092】
【表4】
【0093】
【表5】
【0094】本発明に用いうる防菌・防黴剤としては特
開昭63−271247号に記載のものが有用である。
【0095】本発明の感光材料に露光を施す際には半導
体レーザー、ガスレーザー等の高照度光源を用いること
ができる。また、システムをよりコンパクトで、安価な
ものにするために半導体レーザーを使用するか、又は半
導体レーザーあるいは半導体レーザーを励起光源に用い
た固体レーザ一と非線形光学結晶を組み合わせた第2高
調波発生光源(SHG)を使用することが好ましい。特
にコンパクトで、安価、更に寿命が長く、安定性が高い
装置を設計するためには、半導体レーザーの使用が好ま
しく、露光光源の少なくとも一つは半導体レーザーを使
用することが好ましい。本発明においてレーザー光源を
用いる場合、レーザービームの波長は、感光材料の分光
極大にょり、任意に設定できる。また、本発明における
1画素当たりの露光時間としては10-4秒以下が好まし
く、10-6秒以下がより好ましい。10-12 秒以上が好
ましい。
【0096】前記した高照度露光光源を使用する場合、
本発明の感光材料の分光感度極大は、使用する高照度露
光用光源の波長により設定することができる。感光材料
の取扱い性や一般の感光材料との共用性から、本発明の
感光材料の分光感度極大は、青、緑、赤の可視領域にす
ることが特に好ましい。半導体レーザーを励起光源に用
いた固体レーザーあるいは半導体レーザーと非線形光学
結晶を組み合わせて得られるSHG光源では、レーザー
の発振波長を半分にできるので、青色光、緑色光が得ら
れる。従って、感光材料の分光感度極大は通常の青、
緑、赤の3つの領域に持たせることが可能である。
【0097】上記レーザー光源を用いて走査露光する場
合、実効ビーム径は、特開平5−19423号4頁左下
欄の記載と全く同様の方法で求められる。すなわち、感
光材料に対して、形成する画像の中の最高発色濃度を与
えるに足るレーザー光強度の50%の出力のレーザー光
のビームを用いて一本の線分を露光し、発色現像処理を
施して線状の発色像を得る。この発色像をミクロ濃度計
をもちいて該線分の垂直方向に濃度プロファイルを測定
する。このプロファイルの最高濃度Dmaxの1/5に
対応する濃度D1/5の線幅をもって実効ビーム径とす
る。本発明の走査露光における実効ビーム径は、200
μm以下であるが、好ましくは10μm〜180μmで
あり、更に好ましくは20μm〜150μmである。走
査露光におけるレーザービームの形状は、特に限定され
るものではない。レーザービームの径は、レーザービー
ムに垂直な断面の強度が中心軸上の強度の1/e2 (約
13.5%)に低下する周縁部の径をいう。本発明で適
用される走査露光において、レーザービームの径は実効
ビーム径の範囲を満足できれば特に限定されるものでは
ないが、200μm以下であり、好ましくは10μm〜
150μmであり、更に好ましくは、20μm〜100
μmである。
【0098】走査露光における走査ピッチは、ラスタ
(レーザービームの軌跡)の間隔で定義され、レーザー
ビームが円である場合には、ビームの中心の間隔で表さ
れる。本発明においては、実効ビーム径が画像走査ピッ
チよりも大きいことが好ましい。具体的には、下記数式
において、ラスタ間重なり幅は下記の数式の関係にある L:重なり幅、d:実効ビーム径、p:走査ピッチ L=d−p 上記式により、本発明の走査ピッチは0.25μm〜1
90μmが好ましく、2μm〜80μmが最も好まし
い。また、ラスタ間の重なり幅は、本発明において特に
限定されるものではないが、画像ムラや色飛びなどを防
ぐ上で、実効ビーム径の5%〜95%の範囲であり、好
ましくは15%〜85%、更に好ましくは20%〜80
%の範囲である。
【0099】レーザービーム走査は、感光材料を円筒形
のドラムに巻き付け、これを高速で回転することで主走
査をおこない、光源を円筒の軸方向に徐々に移動させる
ことで副走査を行う方法、所謂ドラムスキャニングでも
おこなうことができるが、レーザービームを高速で回転
する多面体状の鏡面(ポリゴンミラー)に入射させるこ
とで主走査を行い、これと垂直な方向に感光材料を移動
させることで副走査を行う方法がより好ましい。ポリゴ
ンミラーの面数は、特に制限はないが、2〜36面が好
ましく、なかでも6〜14面が好ましい。ポリゴンミラ
ーの安定な回転数としては4000〜36000rpm
の範囲が好ましい。この回転数に鏡面の面数を乗じると
時間当たりの走査本数が算出できる。
【0100】また本発明に係わる感光材料を処理するに
は、特開平2−207250号の第26頁右下欄1行目
〜34頁右上欄9行目、及び特開平4−97355号の
第5頁左上欄17行目〜18頁右下欄20行目に記載の
処理素材や処理方法が好ましく適用できる。また、この
現像液に使用する保恒剤としては、前記の表に掲示した
特許に記載の化合物が好ましく用いられる。また、本発
明の感光材料に対して、画像情報の読み取りから露光お
よび処理を行う装置としては、特開平8−16238号
の第5頁〜12頁や図1〜2に記載されたデジタル写真
プリンタを好ましく用いることができる。特に画像記録
部の光ビームの強度変調には従来よく知られており、ま
た容易に入手できる音響光学素子を用いるのが好まし
い。
【0101】
【実施例】
実施例1 乳剤の調製 石灰処理ゼラチンの4%水溶液1000mlに塩化ナト
リウム5.0gを加え、N,N−ジメチルイミダゾリジ
ン−2−チオン(1%水溶液)を2.2ml添加し溶液
Iを調製した。この溶液I中に硝酸銀を0.71モル含
む水溶液(溶液II)と塩化ナトリウム0.71モルを含
む水溶液(溶液III)とを激しく撹拌しながら55℃で添
加、混合した。続いて、硝酸銀を0.43モル含む水溶
液(溶液IV)と塩化ナトリウム0.43モルを含む水溶
液(溶液V)とを激しく撹拌しながら55℃で添加、混
合した。更に硝酸銀を0.28モル含む水溶液(溶液V
I)と塩化ナトリウム0.28モルを含む水溶液(溶液V
II)とを激しく撹拌しながら55℃で添加、混合した。
また、上記溶液III 、VおよびVII 中にフェロシアン化
カリウムを各々7.1×10-6モル、4.3×10-6
ルおよび2.8×10-6モルずつ共存させ、全体として
ハロゲン化銀1モル当たり1.0×10-5モル乳剤粒子
中に均一に含有せしめた。55℃で20分間保った後、
降温し、脱塩および水洗を施した。更に、石灰処理ゼラ
チン130gを加え、pH、pAgを調節した後、臭化
銀微粒子(0.05μm)を添加して塩化銀乳剤粒子表
面に臭化銀局在相を形成させ、トリエチルチオ尿素を添
加して最適に硫黄増感を施し、赤感光性増感色素Gをハ
ロゲン化銀1モル当たり6.2×10-5モル加え分光増
感を施した。上記臭化銀局在相中にヘキサクロロイリジ
ウム(IV)酸カリウムをハロゲン化銀1モル当たり2.
5×10-6モル含有させた。得られた赤感光性塩臭化銀
乳剤をR−1とした。
【0102】
【化29】
【0103】赤感光性乳剤R−1に対して、粒子形成時
の温度を変えることで粒子サイズを変え、更に粒子表面
積当たり同じとなるように赤感光性増感色素の添加量を
変えることで赤感光性乳剤R−2を調製した。赤感光性
乳剤R−1に対して、粒子形成時の温度を変えることで
粒子サイズを変え、溶液III 、溶液VおよびVII および
臭化銀局在相中の金属イオンの量を変え、更に赤感光性
増感色素の代わりに青感光性増感色素D、E、Fまたは
緑感光性増感色素D、E、Fを加えることにより、それ
ぞれ緑感光性乳剤G−1、G−2および青感光性乳剤B
−1、B−2を調製した。
【0104】
【化30】
【0105】
【化31】
【0106】これら乳剤のハロゲン組成、サイズ、金属
イオン含有量等を表6に示す。
【0107】
【表6】
【0108】試料(101)の調製 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体表面にコロ
ナ放電処理を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム塩を含むゼラチン下塗り層を設け、更に種々の
写真構成層を塗布した。写真構成層を塗設する側のポリ
エチレンラミネート層にはK−1およびK−2をそれぞ
れ3mg/m2 、12mg/m2 、酸化チタンを14w
t%ずつ含有させた。
【0109】
【化32】
【0110】下記に示す写真構成層を塗布して多層ハロ
ゲン化銀カラー感光材料(101)を調製した。 第5層塗布液調製 シアンカプラー(ExC)100.0g、色像安定剤
(Cpd−7)30.0g、色像安定剤(Cpd−8)
20.0g、色像安定剤(Cpd−16)45.5g、
色像安定剤(Cpd−17)31.5g、色像安定剤
(Cpd−18)45.5g、色像安定剤(Cpd−1
9)31.5g、色像安定剤(Cpd−20)5.8g
を溶媒(Solv−9)65.5gおよび酢酸エチル8
0gに溶解し、この溶液をドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム6.0gを含む20%ゼラチン水溶液600
mlに乳化分散させて乳化分散物C−1を調製した。前
記の乳化分散物C−lと赤感光性乳剤R−1およびR−
2を混合溶解し、下記に示す組成となるように第5層塗
布液を調製した。
【0111】第1層から第4層、第6層および第7層の
塗布液も第5層塗布液と同様の方法で調製した。各層の
ゼラチン硬化剤としては1−オキシ−3,5−ジクロロ
−s−トリアジンナトリウム塩を用いた。また、各層に
Cpd−12とCpd−13をそれぞれ全量が25.0
mg/m 2 、50.0mg/m2 となるように添加し
た。また第5層には下記の化合物を3.5mg/m2
加した。
【0112】
【化33】
【0113】また青感光性乳剤層、緑感光性乳剤層およ
び赤感光性乳剤層に対し、1−(5−メチルウレイドフ
ェニル)−5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロ
ゲン化銀1モル当たり8.8×10-4モル、3.0×1
-3モル、2.8×10-3モルずつ添加した。また青感
光性乳剤層および緑感光性乳剤層に対し、4−ヒドロキ
シ−6−メチル−l,3,3a,7−テトラザインデン
をそれぞれハロゲン化銀1モル当たり8.0×10-5
ル、1.5×10-4モルずつ添加した。またイラジエー
ション防止染料として、下記に示す染料を第2層、第4
層および第6層に分割して添加した。
【0114】
【化34】
【0115】(層構成)以下に各層の組成を示す。数字
は塗布量(g/m2 )を表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換
算塗布量を示す。 支持体 第一層側のポリエチレン樹脂層中に酸化チタン(14w
t%)と青味染料(群青)、K−1(3mg/m2 )お
よびK−2(12mg/m2 )を含む。 第一層(青感性乳剤層) 塩臭化銀乳剤B−1 0.11 塩臭化銀乳剤B−2 0.16 ゼラチン 1.22 イエローカブラー(ExY) 0.79 色像安定剤(Cpd−1) 0.08 色像安定剤(Cpd−2) 0.04 色像安定剤(Cpd−3) 0.08 色像安定剤(Cpd−5) 0.01 溶媒(Solv−1) 0.13 溶媒(Solv−5) 0.13
【0116】第二層(混色防止層) ゼラチン 0.90 混色防止剤(Cpd−4) 0.08 溶媒(Solv−1) 0.10 溶媒(Solv−2) 0.15 溶媒(Solv−3) 0.25 溶媒(Solv−7) 0.03 第三層(緑感性乳剤層) 塩臭化銀乳剤G−1 0.06 塩臭化銀乳剤G−2 0.08 ゼラチン 1.45 マぜンタカプラー(ExM) 0.16 紫外線吸収剤(UV−2) 0.16 色像安定剤(Cpd−2) 0.03 色像安定剤(Cpd−5) 0.10 色像安定剤(Cpd−6) 0.01 色像安定剤(Cpd−7) 0.08 色像安定剤(Cpd−8) 0.01 溶媒(Solv−3) 0.13 溶媒(Solv−4) 0.39 溶媒(Solv−6) 0.26
【0117】第四層(混色防止層) ゼラチン 0.68 混色防止剤(Cpd−4) 0.06 溶媒(Solv−1) 0.07 溶媒(Solv−2) 0.11 溶媒(Solv−3) 0.18 溶媒(Solv−7) 0.02 第五層(赤感性乳剤層) 塩臭化銀乳剤R−1 0.10 塩臭化銀乳剤R−2 0.10 ゼラチン 1.10 シアンカプラー(ExC) 0.33 色像安定剤(Cpd−7) 0.10 色像安定剤(Cpd−8) 0.07 色像安定剤(Cpd−16) 0.15 色像安定剤(Cpd−17) 0.10 色像安定剤(Cpd−18) 0.15 色像安定剤(Cpd−19) 0.10 色像安定剤(Cpd−20) 0.02 溶媒(Solv−9) 0.22 第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 0.48 紫外線吸収剤(UV−1) 0.38 色像安定剤(Cpd−5) 0.01 色像安定剤(Cpd−7) 0.05 溶媒(Solv−8) 0.05 第七層(保護層) ゼラチン 0.90 ポリビニルアルコールのアクリル変性 共重合体(変性度17%) 0.05 流動パラフィン 0.02 色像安定剤(Cpd−11) 0.01
【0118】
【化35】
【0119】
【化36】
【0120】
【化37】
【0121】
【化38】
【0122】
【化39】
【0123】
【化40】
【0124】
【化41】
【0125】
【化42】
【0126】試料(101)に対して、ポリエチレンラ
ミネート層中の酸化チタン含有量を変えることで試料
(102)を作製した。試料(102)に対して、第5
層に本発明のカルボン酸系化合物を添加する以外は同様
にして試料(103)を作製した。また、試料(10
1)に対して、第5層のシアンカプラー種を変え、カプ
ラー塗布量および塩臭化銀塗布量を下記に示すように変
更する以外は同様にして試料(104)を作製した。数
字は塗布量(g/m2 )を表す。 塩臭化銀乳剤R−1 0.06 塩臭化銀乳剤R−2 0.06 シアンカプラー(1) 0.12 また、試料(104)に対してポリエチレンラミネート
層中の酸化チタン含有量を変える、および/あるいは第
5層中の各種添加剤量を変える、および/あるいはシア
ンカプラー種を塗布モル量を変えずに変更することで試
料(104)〜(125)を作製した。これらの試料の
ポリエチレンラミネート層中の酸化チタン含有量、第5
層のカプラー種および変更した添加剤の種類と塗布量を
表7に示す。
【0127】
【表7】
【0128】試料(101)に対して、以下の露光、処
理を行った。赤色フィルターを介して感光計(富士フイ
ルム(株)製 FWH型、光源の色温度3200K)を
使用して、露光量250CMS、露光時間1/10秒で
センシトメトリー用階調露光を与えた後、更に下記の処
理を行った。
【0129】 処理工程 温 度 時 間 補充液* タンク容量 カラー現像 38.5℃ 45秒 120ml 500ml 漂白定着 30〜35℃ 45秒 リンス(1) 30〜35℃ 20秒 リンス(2) 30〜35℃ 20秒 リンス(3) 30〜35℃ 20秒 乾 燥 70〜80℃ 60秒 *補充量は感光材料1m2 当り (リンスは(3)→(1)ヘの3タンク向流方式とした)
【0130】各処理液の組成は以下の通りである。 カラー現像液 タンク液 補充液 水 700ml 700ml トリイソプロピレン(β)スルホン酸 ナトリウム 0.1g 0.1g エチレンジアミン四酢酸 2.5g 3.0g 1,2−ジヒドロキシベンゼン−4,6− ジスルホン酸2ナトリウム塩 0.5g 0.5g トリエタノールアミン 9.0g 12.0g 塩化カリウム 5.0g − 臭化カリウム 0.02g − 炭酸カリウム 27.0g 27.0g 蛍光増白剤(WHITEX4、住友化学製) 1.0g 3.0g 亜硫酸ナトリウム 0.1g 0.1g ジナトリウム−N,N−ビス(スルホナート エチル)ヒドロキシルアミン 8.5g 11.0g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミド エチル)−3−メチル−4−アミノアニリン 硫酸塩 5.0g 9.5g 水を加えて 1000ml 1000ml pH(25℃) 10.0 11.0
【0131】 漂白定着液(タンク液と補充液は同じ) 水 600ml チオ硫酸アンモニウム(700g/リットル) 100ml 亜硫酸ナトリウム 30g エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム 55g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 5g 臭化アンモニウム 40g 硝酸(67%) 30g 水を加えて 100ml pH(25℃)(酢酸及びアンモニウム水にて) 5.8 リンス液(タンク液と補充液は同じ) イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3pp
m以下)
【0132】処理済みの試料(101)の発色濃度を測
定をすることでシアン発色層に対応するセンシトメトリ
ーを得た。得られたセンシトメトリーにおいて、発色濃
度1.2を与える露光量を読みとり、その逆数を感度
(S)とした。試料(101)の感度を100としたと
きの相対感度で評価を行い、この値が大きいほど感度が
高いことを示す。得られたセンシトメトリーにおいて、
発色濃度0.9および1.5を与える露光量E(0.
9)とE(1.5)を読みとり、その比をE(1.5)
/E(0.9)を階調(γ)とした。この値が小さいほ
ど硬調であることを示す。試料(102)〜(126)
についても試料(101)と同様に露光、処理を行いセ
ンシトメトリーを得、相対感度と階調を同様にして求め
た。
【0133】色再現性を評価するために、赤色フィルタ
ーを介して発色濃度が1.2となる露光を与え上記処理
を施した。処理後のサンプルの反射スペクトルを測定
し、波長540nmおよび620nmにおける反射濃度
D(540nm)およびD(620nm)を得、この比
D(540nm)/D(620nm)を求めた。この値
が小さいほどシアン画像中のマゼンタ成分が少なく色再
現上優れていることを示す。鮮鋭性を評価するために、
赤色フィルターを介して上記感光計を用いて、種々の周
波数の矩形パターンを有する光学ウェッジを感光材料に
密着露光し、上記処理を施した。鮮鋭度の指標としてC
TF値(周波数0、すなわち矩形パターンの繰り返しが
なく、高光量部と低光量部が非常に広い面積にわたって
連続して露光を行った際の高濃度部と低濃度部の濃度差
△D0 と矩形パターンの周波数C(本/mm)における
同様の濃度差の比:△Dc /△D0 )が0.5となる周
波数C(本/mm)を求めた。ただし、各試料において
周波数0における高濃度部の発色濃度がそれぞれl.2
となるように露光量を調節した。この値が大きいほど鮮
鋭性により優れていることを示す。
【0134】耐圧力性を評価するために以下の実験を行
った。 (実験1)未露光の試料を90度の角度を持つプラスチ
ック製の型枠にそって折り曲げ、その後上記の露光、処
理を行った。 (実験2)25℃40%R.H.の暗室中で、ナイロン
たわし片(1cm×3cm)を取り付けたアクリル板に
200gの加重をかけ固定する。25℃40%R.H.
の暗室中で、このアクリル板に3cm×15cmの未露
光の試料を感光層塗布面がナイロンたわしと接するよう
にはさみ、その後上記の露光、処理を行った。 実験1、2それぞれについて目視で評価を行った。[評
価の基準は、○;圧力のかかった所の発色濃度の増減は
見られない。△;圧力のかかった所の発色濃度の増減が
わずかに見られる。×;圧力のかかった所の発色濃度の
増減が見られる。××;圧力のかかった所の発色濃度の
増減が明らかに見られる。]評価結果を表8に示す。
【0135】
【表8】
【0136】表8において、試料(101)、(10
2)と試料(104)〜(108)の比較より色再現性
に優れる本発明のシアンカプラーを用い、かつ鮮鋭性向
上のためにラミネート層の酸化チタンの含有量を18w
t%以上に増やすことで耐圧力性が特異的に悪化した。
試料(104)〜(108)と(109)〜(11
2)、(114)〜(117)の比較より、上記耐圧力
性の悪化が本発明のカルボン酸系化合物を用いることで
改良出来ることが明らかである。また、特開平6−37
82号に具体的に記載された色再現性改良効果を有する
シアンカプラーを用いた場合には、従来から用いられて
いるフェノール系シアンカプラーに比べて色再現性が良
化しているが、本発明のシアンカプラーよりはやや劣
り、耐圧力性に関しては明らかに劣っていることは明ら
かである(試料121と125の比較)。
【0137】実施例2 赤感光性乳剤R−1およびR−2に対して、溶液III 、
溶液Vおよび溶液VII中の金属イオンの種類および/あ
るいは量を変えることにより赤感光性乳剤R−3〜R−
12を調製した。これら乳剤の金属イオン含有量および
金属イオンの含有位置等を表9に示す。
【0138】
【表9】
【0139】実施例1の試料(115)に対して赤感光
性乳剤R−lおよびR−2の代わりに赤感光性乳剤R−
3〜R−12を用いること以外は同様にして試料(20
1)〜(205)を調製した。試料(115)および
(201)〜(205)についても実施例1と同様に評
価を行った。評価結果を表10に示す。
【0140】
【表10】
【0141】表10において、試料(115)、(20
1)および(202)の比較からハロゲン化銀粒子の鉄
イオンの含有量を変えることでは、相対感度(高感なほ
ど露光時間を短縮できる)、鮮鋭性および耐圧力性の各
性能が取り合いの関係にあり、これ以上の改良は出来な
い。試料(115)および試料(203)〜(205)
の比較から鉄イオンまた鉄イオンの代わりにルテニウム
イオンをハロゲン化銀粒子表面に集中して含有させるこ
とにより鮮鋭性を損なわずに相対感度および耐圧力性を
さらに良化出来ることが明らかである。
【0142】
【発明の効果】本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材
料は高照度短時間露光適性、迅速処理適性、鮮鋭性、耐
圧力性に優れ、かつ、色再現性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03C 7/392 G03C 7/392 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐水性樹脂で両面ラミネートした反射支
    持体上に、塩化銀含有率95モル%以上で周期律第VIII
    族金属イオンを含む感光性ハロゲン化銀粒子を含有する
    親水性コロイド層を少なくとも1層有するハロゲン化銀
    カラー写真感光材料において、該親水性コロイド層の少
    なくとも1層に下記一般式(1)で表されるシアンカプ
    ラー、および耐拡散性を有する、非発色性で、かつ、無
    色のカルボン酸またはその塩を含有し、かつ該支持体の
    感光性ハロゲン化銀粒子を含有する親水性コロイド層を
    有する側に耐水性樹脂に対して18wt%以上の白色顔
    料を含むラミネート層を少なくとも1層有することを特
    徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 (一般式(1)においてR1 、R2 はそれぞれ独立にア
    ルキル基またはアリール基を表し、R3 、R4 、R5
    それぞれ独立に水素原子、アルキル基またはアリール基
    を表し、Zは飽和環または不飽和環を形成するのに必要
    な非金属原子群を表し、R6 は置換基を表し、Xはヘテ
    ロ環基、置換アミノ基またはアリール基を表し、Yは水
    素原子または発色現像過程で離脱する基を表す。)
  2. 【請求項2】 前記耐拡散性を有する非発色性、無色の
    カルボン酸またはその塩が下記一般式(A)で表される
    ことを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀カラー
    写真感光材料。 【化2】 (一般式(A)においてR21、R22およびR23はそれぞ
    れ独立に水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換
    の、アルキル基またはアリール基を表し、R21、R22
    たはR23はそれ自身が炭素数8〜22からなる耐拡散性
    基であるか、もしくはこれを置換基として少なくとも一
    つ有し、Mは水素原子、金属原子、アンモニウムを表
    し、hは0〜6の整数を表す。)
  3. 【請求項3】 前記耐拡散性を有する非発色性、無色の
    カルボン酸またはその塩が下記一般式(B)で表される
    ことを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀カラー
    写真感光材料。 【化3】 (一般式(B)においてR31、R32、R33、R34および
    35はそれぞれ独立に水素原子、置換もしくは無置換
    の、アルキル基、アリール基、アシル基、カルバモイル
    基またはアルコキシカルボニル基を表し、Mは水素原
    子、金属原子、アンモニウムを表し、R31、R32
    33、R34またはR35はそれ自身が炭素数8〜22から
    なる耐拡散性基であるか、もしくはこれを置換基として
    少なくとも一つ有し、R31、R32、R33、R34、R35
    任意の二つは連結して環を形成していてもよく、kは0
    〜20の整数を表す。)
  4. 【請求項4】 前記耐拡散性を有する非発色性、無色の
    カルボン酸またはその塩が下記一般式(C)で表される
    ことを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀カラー
    写真感光材料。 【化4】 (一般式(C)においてR41は置換もしくは無置換の、
    アルキル基、アリール基、アシル基、カルバモイル基、
    アルコキシカルボニル基、スルホニル基またはスルファ
    モイル基を表し、Z1 はヘテロ原子を表し、R42はハロ
    ゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、アリール
    基、アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
    基、スルホニル基またはスルファモイル基を表し、Lは
    2価の連結基を表し、Mは水素原子、金属原子、アンモ
    ニウムを表し、R41またはR42は置換基として炭素数8
    〜22からなる耐拡散性基であるか、もしくはこれを置
    換基として少なくとも一つ有し、mは0〜3の整数を表
    し、nは0〜5の整数を表し、pは0〜6の整数を表
    す。)
  5. 【請求項5】 前記耐拡散性を有する非発色性、無色の
    カルボン酸またはその塩が下記一般式(D)で表される
    ことを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀カラー
    写真感光材料。 【化5】 (一般式(D)においてR51、R52はそれぞれ独立に置
    換もしくは無置換の、アルキル基、アリール基、アシル
    基、カルバモイル基またはアルコキシカルボニル基を表
    し、R53はハロゲン原子、置換もしくは無置換の、アル
    キル基、アリール基、アシル基、カルバモイル基、アル
    コキシカルボニル基、スルホニル基またはスルファモイ
    ル基を表し、Mは水素原子、金属原子、アンモニウムを
    表し、qは0〜2の整数を表し、rは0〜4の整数を表
    し、R51、R52またはR53は置換基として炭素数8〜2
    2からなる耐拡散性基であるか、もしくはこれを置換基
    として少なくとも一つ有する。)
  6. 【請求項6】 前記シアンカプラー含有層中に各ハロゲ
    ン化銀粒子の体積の50%以内の粒子表面部分に鉄イオ
    ンをそれ以外の領域より多く含有する感光性ハロゲン化
    銀粒子を有することを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項4または請求項5に記載のハロゲン化
    銀カラー写真感光材料。
  7. 【請求項7】 前記シアンカプラー含有層中に各ハロゲ
    ン化銀粒子の体積の50%以内の粒子表面部分にルテニ
    ウムイオンをそれ以外の領域より多く含有することを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4また
    は請求項5に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004010219A1 (ja) * 2002-07-18 2004-01-29 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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