JP2840501B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料Info
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Description
感光材料に関するものであり、詳しくは高感度で迅速処
理性に優れ、特に処理液低補充型の連続処理前後での写
真性の変化が小さく、さらには処理液中で圧力が加わる
ことによって発生する減感筋の少ないハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料に関するものである。
のプリントを短い納期で仕上げる要請の強い市場で用い
られる製品においては、現像速度を早める必要性から、
実質的に沃化銀を含まない臭化銀もしくは塩臭化銀が用
いられている。近年、カラー印画紙に対する迅速処理性
能向上の要請はますます強くなり、多くの研究がなされ
ている。例えば国際出願WO87−04534号には塩
化銀含有率の高いハロゲン化銀乳剤よりなるカラー写真
感光材料を実質的に亜硫酸イオンおよびベンジルアルコ
ールを含有しないカラー現像液で迅速処理する方法が開
示されている。しかしながら、塩化銀含有率の高いハロ
ゲン化銀乳剤は、高感化に難点があり、硬調な階調が得
られにくく、さらに相反則不軌、つまり露光照度の変化
による感度、階調の変化が大きいという欠点を有すると
いうことも知られている。
下高塩化銀乳剤と呼ぶ)が抱える前述のような欠点を克
服するために、様々な技術が開示されている。例えば、
特開昭60−222845号には高塩化銀乳剤に高感度
を付与するために、ハロゲン化銀粒子中に臭化銀含有率
の高い相を有するような様々な粒子構造をもたせること
が有効であることが開示されている。しかしながら、本
発明者らが研究を行った結果、これらの臭化銀富有相付
与による高感化を行った塩臭化銀乳剤を用いたハロゲン
化銀感光材料の連続処理を行うとシアン発色の階調、特
に濃度1.8以上の高濃度部が軟調化しやすくなること
がわかった。こうしたことが生じると画像の黒い部分が
赤みを帯び、画像のしまりを失わせ好ましくない。さら
にこの傾向は現像処理液の補充量が少なくなるほど顕著
であることがわかった。現像処理液の補充量を少なくし
た場合、感光材料からの溶出物すなわち現像に伴い発生
するハロゲン化物イオンやその他のイオンまたは感光材
料中に含まれる各種添加剤等の蓄積量が増加し、処理液
の組成変化が顕著となるので、前述のシアン発色の高濃
度部の軟調化はこの組成変化に起因するものであること
が考えられる。さらに、前述のような臭化銀富有相を付
与したハロゲン化銀乳剤を用いた感光材料を連続処理し
た場合、処理液中で圧力が加わった箇所が筋状に減感し
て濃度が低下する所謂減感筋が発生しやすくなり、画質
を著しく損なうことがわかった。処理液の低補充化と低
排出化は環境問題等から時代の趨勢であり、このような
欠点を克服することが写真感光材料を開発するうえで重
要な課題となっていた。特開平2−96150には臭化
銀局在相を付与した高塩化銀乳剤と特定の処理を組み合
わせることによって連続処理前後における写真性変動を
小さくできる技術が開示されているが、本発明者らが検
討を重ねた結果、確かにこの発明によれば、連続処理前
後における写真性変動を小さくできるが必ずしも十分で
はなく、さらには前述のような減感筋の発生を減少させ
ることはできなかった。
度で迅速処理適性をもち、低補充による連続処理安定性
に優れ、連続処理を行ったときの減感筋の出にくいハロ
ゲン化銀カラー感光材料を提供することにある。
発明者らが鋭意検討を行った結果、これまでプリント用
カラー感光材料に一般的に用いられてきたフェノール系
シアンカプラーに変えて以下に述べる特定の置換基をも
ったピロロアゾール型シアンカプラーを用いることによ
って、臭化銀富有相を付与して高感度化した高塩化銀乳
剤を用いても連続処理後におけるシアン発色の軟調化を
防ぎ、しかも減感筋を減少させうることを見出した。ま
た、このシアンカプラーを使用し、かつ写真構成層中の
カルシウム含量を著しく減らすことで連続処理における
減感筋を従来のフェノール系シアンカプラーを用いた場
合よりも、さらに減少させうることを見出し、本発明を
完成するに至った。すなわち本発明は、支持体上にイエ
ロー色素形成カプラー含有感光性ハロゲン化銀乳剤層、
マゼンタ色素形成カプラー含有感光性ハロゲン化銀乳剤
層、シアン色素形成カプラー含有感光性ハロゲン化銀乳
剤層の各々少なくとも一層および非感光性親水層の少な
くとも一層からなる写真構成層を有するハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料において、該シアン色素形成カプラー
を含有するハロゲン化銀乳剤層が、下記一般式(Ia)
で表されるピロロアゾール型シアン色素形成カプラーの
少なくとも一種と、実質的に沃化銀を含有せず、塩化銀
含有率が90モル%以上の塩臭化銀乳剤粒子で、かつ該
粒子表面または内部に臭化銀含有率が他の部分より5モ
ル%以上多い臭化銀富有相を有するハロゲン化銀乳剤粒
子を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真
感光材料、さらには前記の写真構成層に含有されるカル
シウム原子の全含有量が、ハロゲン化銀カラー写真感光
材料1m2 当たり15mg以下であることを特徴とする
前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供するもので
ある。
たはCH(R3 )−を表し、ZbおよびZcは、それぞ
れ−C(R4 )=または−N=を表す。R1 、R2 およ
びR3 は、それぞれハメットの置換基定数σP 値が0.
20以上の電子吸引性基を表す。ただし、R1 とR2 の
σP 値の和は、0.65以上である。R4 は、水素原子
または置換基を表す(ただし、Zaが−NH−を、Zb
が−N=を、Zcが−C(R 4 )=を、それぞれ表す場
合には、R 4 は、脂肪族基、アリール基、アルキル・ア
リールもしくは複素環アシル基、アルキル・アリールも
しくは複素環オキシカルボニル基、カルバモイル基、ス
ルファモイル基、ヒドロキシ基、シアノ基またはニトロ
基を表す。これらの基に含まれるアルキル基、アリール
基もしくは複素環基は、さらに上記場合におけるR 4 で
表される置換基で置換されていてもよい。)。式中に2
つのR4 が存在する場合には、それらは同じであっても
よいし、異なっていてもよい。Xは、水素原子または芳
香族第一級アミンカラー現像主薬の酸化体とのカップリ
ング反応により離脱する基を表す。R1 、R2 、R3 、
R4 またはXの基が2価の基になり、二量体以上の多量
体や、高分子鎖と結合して単独重合体または共重合体を
形成してもよい。)
る。一般式(Ia)において、Zaは−NH−または−
CH(R3 )−を表し、ZbおよびZcは、それぞれ−
C(R4 )=または−N=を表す。従って、本発明の一
般式(Ia)で表されるピロロアゾール型シアン色素形
成カプラーは、具体的には下記一般式(IIa)〜(VIII
a )で表される。
R3 、R4 およびXは、一般式(Ia)におけるそれぞ
れと同義である。本発明において一般式(IIa)、(III
a)または(IVa)で表されるシアンカプラーが好まし
く、特に一般式(IIIa)で表されるシアンカプラーが好
ましい。
よびR3 がいずれもハメットの置換基定数σp 値が0.
20以上の電子吸引性基であり、かつR1 とR2 のσp
値の和が0.65以上である。R1 とR2 のσp 値の和
としては、好ましくは0.70以上であり、上限として
は1.8程度である。
が0.20以上の電子吸引性基である。好ましくは、σ
p 値が0.35以上の電子吸引性基であり、さらに好ま
しくは、σp 値が0.60以上の電子吸引性基である。
上限としては1.0以下の電子吸引性基である。ハメッ
ト則はベンゼン誘導体の反応または平衡に及ぼす置換基
の影響を定量的に論ずるために1935年に L. P. Ham
mettにより提唱された経験則であるが、これは今日広く
妥当性が認められている。ハメット則により求められた
置換基定数にはσp 値とσm 値があり、これらの値は多
くの一般的な成書に記載があるが、例えば、J. A. Dean
編「 Lange's Handbook of Chemistry」第12版、19
79年(McGraw-Hill )や「化学の領域増刊」、122
号、96〜103頁、1979年(南江堂)に詳しい。
本発明においてR1 、R2 およびR3 はハメットの置換
基定数σp 値により規定されるが、これらの成書に記載
の文献既知の値がある置換基にのみ限定されるという意
味ではなくその値が文献未知であってもハメット則に基
づいて測定した場合にその範囲内に含まれる限り包含さ
れることは勿論である。
るR1 、R2 およびR3 の具体例としては、アシル基、
アシルオキシ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ
基、ジアルキルホスホノ基、ジアリールホスホノ基、ジ
アリールホスフィニル基、アルキルスルフィニル基、ア
リールスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリー
ルスルホニル基、スルホニルオキシ基、アシルチオ基、
スルファモイル基、チオシアネート基、チオカルボニル
基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルコキシ基、
ハロゲン化アリールオキシ基、ハロゲン化アルキルアミ
ノ基、ハロゲン化アルキルチオ基、σp値が0.20以
上の他の電子吸引性基で置換されたアリール基、複素環
基、ハロゲン原子、アゾ基またはセレノシアネート基が
挙げられる。これらの置換基のうちさらに置換基を有す
ることが可能な基は、後述するR4 で挙げるような置換
基をさらに有してもよい。
ると、σp 値が0.20以上の電子吸引性基としては、
アシル基(例えば、アセチル、3−フェニルプロパノイ
ル、ベンゾイル、4−ドデシルオキシベンゾイル)、ア
シルオキシ基(例えば、アセトキシ)、カルバモイル基
(例えば、カルバモイル、N−エチルカルバモイル、N
−フェニルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイ
ル、N−(2−ドデシルオキシエチル)カルバモイル、
N−(4−n−ペンタデカンアミド)フェニルカルバモ
イル、N−メチル−N−ドデシルカルバモイル、N−
{3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピ
ル}カルバモイル)、アルコキシカルボニル基(例え
ば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、iso −
プロピルオキシカルボニル、tert−ブチルオキシカルボ
ニル、iso −ブチルオキシカルボニル、ブチルオキシカ
ルボニル、ドデシルオキシカルボニル、オクタデシルオ
キシカルボニル、ジエチルカルバモイルエトキシカルボ
ニル、パーフルオロヘキシルエトキシカルボニル、2−
デシル−ヘキシロキシカルボニルメトキシカルボニ
ル)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキ
シカルボニル、2,5−アミルフェノキシカルボニ
ル)、シアノ基、ニトロ基、ジアルキルホスホノ基(例
えば、ジメチルホスホノ)、ジアリールホスホノ基(例
えば、ジフェニルホスホノ)、ジアルコキシホスホリル
基(例えばジメトキシホスホリル)、ジアリールホスフ
ィニル基(例えば、ジフェニルホスフィニル)、アルキ
ルスルフィニル基(例えば、3−フェノキシプロピルス
ルフィニル)、アリールスルフィニル基(例えば、3−
ペンタデシルフェニルスルフィニル)、アルキルスルホ
ニル基(例えば、メタンスルホニル、オクタンスルホニ
ル)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホ
ニル、トルエンスルホニル)、スルホニルオキシ基(メ
タンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ)、
アシルチオ基(例えば、アセチルチオ、ベンゾイルチ
オ)、スルファモイル基(例えば、N−エチルスルファ
モイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−(2
−ドデシルオキシエチル)スルファモイル、N−エチル
−N−ドデシルスルファモイル、N,N−ジエチルスル
ファモイル)、チオシアネート基、チオカルボニル基
(例えば、メチルチオカルボニル、フェニルチオカルボ
ニル)、ハロゲン化アルキル基(例えば、トリフロロメ
チル、ヘプタフロロプロピル)、ハロゲン化アルコキシ
基(例えばトリフロロメチルオキシ)、ハロゲン化アリ
ールオキシ基(例えばペンタフロロフェニルオキシ)、
ハロゲン化アルキルアミノ基(例えば、N,N−ジ−
(トリフロロメチル)アミノ)、ハロゲン化アルキルチ
オ基(例えば、ジフロロメチルチオ、1,1,2,2−
テトラフロロエチルチオ)、σp 値が0.20以上の他
の電子吸引性基で置換されたアリール基(例えば、2,
4−ジニトロフェニル、2,4,6−トリクロロフェニ
ル、ペンタクロロフェニル)、複素環基(例えば、2−
ベンゾオキサゾリル、2−ベンゾチアゾリル、1−フェ
ニル−2−ベンズイミダゾリル、ピラゾリル、5−クロ
ロ−1−テトラゾリル、1−ピロリル)、ハロゲン原子
(例えば、塩素原子、臭素原子)、アゾ基(例えばフェ
ニルアゾ)またはセレノシアネート基を表す。
と、シアノ基(0.66)、ニトロ基(0.78)、ト
リフルオロメチル基(0.54)、アセチル基(0.5
0)、トリフルオロメタンスルホニル基(0.92)、
メタンスルホニル基(0.72)、ベンゼンスルホニル
基(0.70)、メタンスルフィニル基(0.49)、
カルバモイル基(0.36)、メトキシカルボニル基
(0.45)、ピラゾリル基(0.37)、メタンスル
ホニルオキシ基(0.36)、ジメトキシホスホリル基
(0.60)、スルファモイル基(0.57)等であ
る。
としては、アシル基、アシルオキシ基、カルバモイル
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、シアノ基、ニトロ基、アルキルスルフィニル基、
アリールスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリ
ールスルホニル基、スルファモイル基、ハロゲン化アル
キル基、ハロゲン化アルキルオキシ基、ハロゲン化アル
キルチオ基、ハロゲン化アリールオキシ基、ハロゲン化
アリール基、2個以上のニトロ基で置換されたアリール
基および複素環基を挙げることができる。さらに好まし
くは、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオ
キシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、アリールスル
ホニル基、カルバモイル基およびハロゲン化アルキル基
である。より好ましくは、シアノ基、アルコキシカルボ
ニル基、アリールオキシカルボニル基、ハロゲン化アル
キル基である。
コキシカルボニル基もしくはカルバモイル基で置換され
たアルコキシカルボニル基、または直鎖、分岐鎖もしく
はエーテル結合を有するアルコキシカルボニル基、無置
換またはアルキル基もしくはアルコキシ基で置換された
アリールオキシカルボニル基である。R1 、R2 の組み
合わせとして好ましくは、R1 がシアノ基かつR2 が弗
素原子、アルコキシカルボニル基もしくはカルバモイル
基で置換されたアルコキシカルボニル基、または直鎖、
分岐鎖もしくはエーテル結合を有するアルコキシカルボ
ニル基、無置換またはアルキル基もしくはアルコキシ基
で置換されたアリールオキシカルボニル基である。
む。)を表し、置換基としてはハロゲン原子、脂肪族
基、アリール基、複素環基、アルコキシ基、アリールオ
キシ基、複素環オキシ基、アルキル・アリールもしくは
複素環チオ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ
基、シリルオキシ基、スルホニルオキシ基、アシルアミ
ノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、ウレイド
基、スルファモイルアミノ基、アルケニルオキシ基、ホ
ルミル基、アルキル・アリールもしくは複素環アシル
基、アルキル・アリールもしくは複素環スルホニル基、
アルキル・アリールもしくは複素環スルフィニル基、ア
ルキル・アリールもしくは複素環オキシカルボニル基、
アルキル・アリールもしくは複素環オキシカルボニルア
ミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スルファ
モイル基、ホスホニル基、スルファミド基、イミド基、
アゾリル基、ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシ基、
ニトロ基、スルホ基、無置換のアミノ基等を挙げること
ができる。これらの基に含まれるアルキル基、アリール
基もしくは複素環基は、R4 で例示したような置換基で
さらに置換されていてもよい。
ン原子(例えば、塩素原子、臭素原子)、脂肪族基(例
えば、炭素数1〜36の直鎖、または分岐鎖アルキル
基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基で、詳しくは例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチ
ル、トリデシル、2−メタンスルホニルエチル、3−
(3−ペンタデシルフェノキシ)プロピル、3−{4−
{2−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フ
ェノキシ〕ドデカンアミド}フェニル}プロピル、2−
エトキシトリデシル、トリフルオロメチル、シクロペン
チル、3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロ
ピル)、アリール基(好ましくは炭素数6〜36、例え
ばフェニル、ナフチル、4−ヘキサデシルオキシフェニ
ル、4−t−ブチルフェニル、2,4−ジ−t−アミル
フェニル、4−テトラデカンアミドフェニル、3−
(2,4−tert−アミルフェノキシアセトアミド)フェ
ニル)、複素環基(例えば3−ピリジル、2−フリル、
2−チエニル、2−ピリジル、2−ピリミジニル、2−
ベンゾチアゾリル)、アルコキシ基(例えばメトキシ、
エトキシ、2−メトキシエトキシ、2−ドデシルオキシ
エトキシ、2−メタンスルホニルエトキシ)、アリール
オキシ基(例えばフェノキシ、2−メチルフェノキシ、
4−tert−ブチルフェノキシ、2,4−ジ−tert−アミ
ルフェノキシ、2−クロロフェノキシ、4−シアノフェ
ノキシ、3−ニトロフェノキシ、3−t−ブチルオキシ
カルバモイルフェノキシ、3−メトキシカルバモイルフ
ェノキシ)、複素環オキシ基(例えば2−ベンズイミダ
ゾリルオキシ、1−フェニルテトラゾール−5−オキ
シ、2−テトラヒドロピラニルオキシ)、アルキル・ア
リールもしくは複素環チオ基(例えばメチルチオ、エチ
ルチオ、オクチルチオ、テトラデシルチオ、2−フェノ
キシエチルチオ、3−フェノキシプロピルチオ、3−
(4−tert−ブチルフェノキシ)プロピルチオ、フェニ
ルチオ、2−ブトキシ−5−tert−オクチルフェニルチ
オ、3−ペンタデシルフェニルチオ、2−カルボキシフ
ェニルチオ、4−テトラデカンアミドフェニルチオ、2
−ベンゾチアゾリルチオ、2,4−ジ−フェノキシ−
1,3,4−トリアゾール−6−チオ、2−ピリジルチ
オ)、アシルオキシ基
キシ)、カルバモイルオキシ基(例えばN−エチルカル
バモイルオキシ、N−フェニルカルバモイルオキシ)、
シリルオキシ基(例えばトリメチルシリルオキシ、ジブ
チルメチルシリルオキシ)、スルホニルオキシ基(例え
ばドデシルスルホニルオキシ)、アシルアミノ基(例え
ばアセトアミド、ベンズアミド、テトラデカンアミド、
2−(2,4−tert−アミルフェノキシ)アセトアミ
ド、2−〔4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)
フェノキシ〕デカンアミド、イソペンタデカンアミド、
2−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)ブタンアミ
ド、4−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノキ
シ)ブタンアミド)、アルキルアミノ基(例えばメチル
アミノ、ブチルアミノ、ドデシルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、メチルブチルアミノ)、アリール
アミノ基(例えばフェニルアミノ、2−クロロアニリ
ノ、2−クロロ−5−テトラデカンアミドアニリノ、N
−アセチルアニリノ、2−クロロ−5−〔α−2−tert
−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)ドデカンアミ
ド〕アニリノ、2−クロロ−5−ドデシルオキシカルボ
ニルアニリノ)、ウレイド基(例えばメチルウレイド、
フェニルウレイド、N,N−ジブチルウレイド、ジメチ
ルウレイド)、スルファモイルアミノ基(例えばN,N
−ジプロピルスルファモイルアミノ、N−メチル−N−
デシルスルファモイルアミノ)、アルケニルオキシ基
(例えば2−プロペニルオキシ)、ホルミル基、アルキ
ル・アリールもしくは複素環アシル基(例えばアセチ
ル、ベンゾイル、2,4−ジ−tert−アミルフェニルア
セチル、3−フェニルプロパノイル、4−ドデシルオキ
シベンゾイル)、アルキル・アリールもしくは複素環ス
ルホニル基(例えばメタンスルホニル、
ル、トルエンスルホニル)、アルキル・アリールもしく
は複素環スルフィニル基(例えばオクタンスルフィニ
ル、ドデカンスルフィニル、フェニルスルフィニル、3
−ペンタデシルフェニルスルフィニル、3−フェノキシ
プロピルスルフィニル)、アルキル・アリールもしくは
複素環オキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、ドデシルオキシカルボニル、
オクタデシルオキシカルボニル、フェニルオキシカルボ
ニル、2−ペンタデシルオキシカルボニル)、アルキル
・アリールもしくは複素環オキシカルボニルアミノ基
(例えばメトキシカルボニルアミノ、テトラデシルオキ
シカルボニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、
2,4−ジ−tert−ブチルフェノキシカルボニルアミ
ノ)、スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミ
ド、ヘキサデカンスルホンアミド、ベンゼンスルホンア
ミド、p−トルエンスルホンアミド、オクタデカンスル
ホンアミド、2−メトキシ−5−tert−ブチルベンゼン
スルホンアミド)、カルバモイル基(例えばN−エチル
カルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイル、N−
(2−ドデシルオキシエチル)カルバモイル、N−メチ
ル−N−ドデシルカルバモイル、N−〔3−(2,4−
ジ−tert−アミルフェノキシ)プロピル〕カルバモイ
ル)、スルファモイル基(例えばN−エチルスルファモ
イル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−(2−
ドデシルオキシエチル)スルファモイル、N−エチル−
N−ドデシルスルファモイル、N,N−ジエチルスルフ
ァモイル)、ホスホニル基(例えばフェノキシホスホニ
ル、オクチルオキシホスホニル、フェニルホスホニ
ル)、スルファミド基(例えばジプロピルスルファモイ
ルアミノ)、イミド基(例えばN−サクシンイミド、ヒ
ダントイニル、N−フタルイミド、3−オクタデセニル
スクシンイミド)、アゾリル基(例えばイミダゾリル、
ピラゾリル、3−クロロ−ピラゾール−1−イル、トリ
アゾリル)、ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキシ基、
ニトロ基、スルホ基、無置換のアミノ基等が挙げられ
る。
ール基、ヘテロ環基、シアノ基、ニトロ基、アシルアミ
ノ基、アリールアミノ基、ウレイド基、スルファモイル
アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環
チオ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキ
シカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、スルホニル基、アルコキシカ
ルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ヘテロ環オ
キシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、イミ
ド基、スルフィニル基、ホスホニル基、アシル基、アゾ
リル基を挙げることができる。さらに好ましくはアルキ
ル基、アリール基であり、より好ましくは、少なくとも
一つのアルコキシ基、スルホニル基、スルファモイル
基、カルバモイル基、アシルアミド基またはスルホンア
ミド基を置換基として有するアルキル基もしくはアリー
ル基である。特に好ましくは、少なくとも一つのアシル
アミド基またはスルホンアミド基を置換基として有する
アルキル基もしくはアリール基である。ただし、Zaが
−NH−を、Zbが−N=を、Zcが−C(R 4 )=
を、それぞれ表す場合には、R 4 は、脂肪族基、アリー
ル基、アルキル・アリールもしくは複素環アシル基、ア
ルキル・アリールもしくは複素環オキシカルボニル基、
カルバモイル基、スルファモイル基、ヒドロキシ基、シ
アノ基またはニトロ基を表す。これらの基に含まれるア
ルキル基、アリール基もしくは複素環基は、さらに上記
場合におけるR 4 で表される置換基で置換されていても
よい。 これらの基の具体例としては、前述した具体例に
挙げられ、これらの基のうち、好ましい基、さらに好ま
しい基、および特に好ましい基としては、それぞれ前述
した基が挙げられる。
しくは該カプラーが芳香族第1級アミンカラー現像主薬
の酸化体と反応したとき、離脱する基(以下、「離脱
基」という)を表し、Xが離脱基を表すとき、該離脱基
は、ハロゲン原子、芳香族アゾ基、「酸素・窒素・イオ
ウもしくは炭素原子を介してカップリング位に結合する
アルキル基、アリール基、複素環基、アルキルもしくは
アリールスルホニル基、アリールスルフィニル基、アル
コキシ・アリールオキシもしくは複素環オキシカルボニ
ル基、アミノカルボニル基、アルキル・アリールもしく
は複素環カルボニル基」、または複素環中の窒素原子で
カップリング位に結合する複素環基であり、例えば、ハ
ロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル
オキシ基、アルキルもしくはアリールスルホニルオキシ
基、アシルアミノ基、アルキルもしくはアリールスルホ
ンアミド基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリール
オキシカルボニルオキシ基、アルキル・アリールもしく
はヘテロ環チオ基、カルバモイルアミノ基、アリールス
ルフィニル基、アリールスルホニル基、5員もしくは6
員の含窒素ヘテロ環基、イミド基、アリールアゾ基等が
あり、これらの離脱基に含まれるアルキル基、アリール
基もしくは複素環基は、R4 での置換基でさらに置換さ
れていてもよく、これらの置換基が2つ以上のときは同
一でも異なっていてもよく、これらの置換基がさらにR
4 で挙げた置換基を有していてもよい。
(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子)、アルコ
キシ基(例えば、エトキシ、ドデシルオキシ、メトキシ
エチルカルバモイルメトキシ、カルボキシプロピルオキ
シ、メチルスルホニルエトキシ、エトキシカルボニルメ
トキシ)、アリールオキシ基(例えば、4−メチルフェ
ノキシ、4−クロロフェノキシ、4−メトキシフェノキ
シ、4−カルボキシフェノキシ、3−エトキシカルボキ
シフェノキシ、3−アセチルアミノフェノキシ、2−カ
ルボキシフェノキシ)、アシルオキシ基(例えば、アセ
トキシ、テトラデカノイルオキシ、ベンゾイルオキ
シ)、アルキルもしくはアリールスルホニルオキシ基
(例えば、メタンスルホニルオキシ、トルエンスルホニ
ルオキシ)、アシルアミノ基(例えば、ジクロルアセチ
ルアミノ、ヘプタフルオロブチリルアミノ)、アルキル
もしくはアリールスルホンアミド基(例えば、メタンス
ルホンアミノ、トリフルオロメタンスルホンアミノ、p
−トルエンスルホニルアミノ)、アルコキシカルボニル
オキシ基(例えば、エトキシカルボニルオキシ、ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニ
ルオキシ基(例えば、フェノキシカルボニルオキシ)、
アルキル・アリールもしくはヘテロ環チオ基(例えば、
エチルチオ、2−カルボキシエチルチオ、ドデシルチ
オ、1−カルボキシドデシルチオ、フェニルチオ、2−
ブトキシ−5−t−オクチルフェニルチオ、テトラゾリ
ルチオ)、アリールスルホニル基(例えば、2−ブトキ
シ−5−tert−オクチルフェニルスルホニル)、アリー
ルスルフィニル基(例えば、2−ブトキシ−5−tert−
オクチルフェニルスルフィニル)、カルバモイルアミノ
基(例えば、N−メチルカルバモイルアミノ、N−フェ
ニルカルバモイルアミノ)、5員もしくは6員の含窒素
ヘテロ環基(例えば、イミダゾリル、ピラゾリル、トリ
アゾリル、テトラゾリル、1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−1−ピリジル)、イミド基(例えば、スクシンイミ
ド、ヒダントイニル)、アリールアゾ基(例えば、フェ
ニルアゾ、4−メトキシフェニルアゾ)等である。もち
ろんこれらの基はさらにR4 の置換基で挙げた基で置換
されていてもよい。また、炭素原子を介して結合した離
脱基として、アルデヒド類またはケトン類で四当量カプ
ラーを縮合して得られるビス型カプラーがある。本発明
の離脱基は、現像抑制剤、現像促進剤等写真的有用基を
含んでいてもよい。好ましいXは、ハロゲン原子、アル
コキシ基、アリールオキシ基、アルキルもしくはアリー
ルチオ基、アリールスルホニル基、アリールスルフィニ
ル基、カップリング活性位に窒素原子で結合する5員も
しくは6員の含窒素ヘテロ環基である。さらに好ましく
はアリールチオ基である。
は、R1 、R2 、R3 、R4 またはXの基が一般式(I
a)で表されるシアンカプラー残基を含有していて二量
体以上の多量体を形成していたり、R1 、R2 、R3 、
R4 またはXの基が高分子鎖を含有していて単独重合体
もしくは共重合体を形成していてもよい。高分子鎖を含
有している単独重合体もしくは共重合体とは一般式(I
a)で表されるシアンカプラー残基を有する付加重合体
であり、エチレン型不飽和化合物の単独もしくは共重合
体が典型例である。この場合、一般式(Ia)で表され
るシアンカプラー残基を有するシアン発色繰り返し単位
は重合体中に1種類以上含有されていてもよく、共重合
成分としてアクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ル、マレイン酸エステル類の如き芳香族一級アミン現像
薬の酸化生成物とカップリングしない非発色性のエチレ
ン型モノマーの1種または1種以上を含む共重合体であ
ってもよい。以下に本発明のカプラーの具体例を示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
法は、公知の方法によって合成することができる。例え
ば、J.Am.Chem.Soc., 80号,5332(1958)、
J.Am.Chem.Soc., 81号,2452(1959)、J.A
m.Chem.Soc., 112号,2465(1990)、Org.S
ynth., I ,270(1941)、J.Chem.Soc.,514
9(1962)、Heterocycles, 27号,2301(1
988)、Rec.Trav.chim., 80,1075(196
1)等に記載の方法、それらに引用されている文献また
は類似の方法によって合成することができる。次に具体
的に合成例を示す。 (合成例1)例示化合物(9)の合成 下記ルートにより例示化合物(9)を合成した。
ルボニルピロール(1a)(66.0g、0.4mol )
のジメチルアセトアミド(300ml)溶液に、室温に
て3,5−ジクロロベンゾイルクロライド(2a)(8
3.2g、0.4mol )を加え、30分間攪拌する。水
を加え酢酸エチルで2回抽出する。有機層を集め、水お
よび飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。減圧下溶媒を留去し、アセトニトリル(300m
l)から再結晶すると、化合物(3a)(113g、8
4%)を得た。
ジメチルホルムアミド(200ml)溶液に水酸化カリ
ウム(252g、4.5mol )の粉末を室温にて加えよ
く攪拌する。水冷下、ヒドロキシルアミン−o−スルホ
ン酸(237g、2.1mol)を、温度が急激に上がら
ないように注意し、少しずつ添加し、添加後30分攪拌
する。0.1N塩酸水溶液を滴下し、pH試験紙を見な
がら中和する。酢酸エチルで3回抽出し、有機層を水お
よび飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。減圧下、溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィー
(展開溶媒、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製す
ると化合物(4a)(9.50g、9%)が得られた。
トニトリル(30ml)溶液に室温にて四塩化炭素(9
ml)を加え、続いてトリフェニルホスフィン(5.7
6g、22mmol)を加え8時間加熱還流する。冷却後、
水を加え酢酸エチルで3回抽出する。有機層を水および
飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。減
圧下、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒、ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精
製すると(5a)(1.13g、17%)が得られた。
(6a)をスルホラン2.0mlに溶解し、さらに1.
5gのチタニウムイソプロポキシド1.5gを添加し
た。反応温度を110℃に保ち、1.5時間反応させた
後、酢酸エチルを加え水洗浄した。酢酸エチル層を乾燥
後、留去し、残渣カラムクロマトグラフィーで精製する
ことにより目的の例示化合物(9)を1.6g得た。融
点は97〜98℃であった。
ラー感光材料に適用する場合には、本発明のカプラーを
含有する層を支持体上に少なくとも一層有すればよく、
本発明のカプラーを含有する層としては、支持体上の親
水性コロイド層であればよい。一般的なカラー感光材料
は、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロ
ゲン化銀乳剤層および赤感性ハロゲン化銀乳剤層を少な
くとも一層ずつこの順で塗設して構成することができる
が、これと異なる順序であっても良い。また、赤外感光
性ハロゲン化銀乳剤層を前記の感光性乳剤層の少なくと
も一つの替りに用いることができる。これらの感光性乳
剤層には、それぞれの波長域に感度を有するハロゲン化
銀乳剤と、感光する光と補色の関係にある色素を形成す
るカラーカプラーを含有させることで減色法の色再現を
行うことができる。但し、感光性乳剤層とカラーカプラ
ーの発色色相とが、上記のような対応を持たない構成と
しても良い。
合には特に赤感性ハロゲン化銀乳剤層に使用することが
好ましい。本発明のカプラーの感光材料中への添加量
は、ハロゲン化銀1モル当り一般に1×10-3モル〜1
モル、好ましくは2×10-3モル〜5×10-1モルであ
る。また、本発明のシアンカプラーの好ましい塗布量
は、感光材料1m2 当たり2.0×10-6モル〜2.0×
10-3モルであり、さらに好ましくは、2.0×10-5モル
〜1.0×10-3モルである。本発明のシアンカプラー
は、本発明以外のシアンカプラーと任意に混合して用い
ることができるが、本発明のシアンカプラーの使用比率
が5モル%以上が好ましく、さらには30モル%以上が
好ましい。
有感光性ハロゲン化銀乳剤層中のハロゲン化銀乳剤は、
沃化銀を実質的に含有せず、塩化銀の含有率が90モル
%以上、好ましくは95モル%ないし99.9モル%で
ある塩臭化銀乳剤粒子からなる。粒子を構成する全ハロ
ゲン化銀の塩化銀含有率が90モル%以下になると現像
の速度が遅くなり好ましくなく、臭化銀を全く含まない
純塩化銀では十分な感度が得られず好ましくない。「沃
化銀を実質的に含まない」とは沃化銀含有率が1.0モ
ル%以下であり、好ましくは沃化銀を含有しない粒子で
ある。なお、上記のハロゲン組成の値は平均値を表す。
そして「平均値」とは本発明に用いる一種のハロゲン化
銀乳剤中に含まれるすべてのハロゲン化銀粒子に関し
て、各粒子のハロゲン組成の値を平均したものである。
本発明におけるシアン色素形成カプラー含有感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層中のハロゲン化銀粒子は、該粒子表面ま
たは内部に連結した一様な層状構造で臭化銀富有相を有
するか、または不均一で不連続または孤立した状態で臭
化銀富有相を有し、該富有相における臭化銀含有率はそ
の他の粒子部分のそれと実質的に差があり、その値が5
%以上である。このシアン発色層に含有されるハロゲン
化銀乳剤は、先に述べたような臭化銀富有相を付与した
高塩化銀乳剤粒子を50重量%以上含有することである
が、好ましくは70重量%以上、最も好ましくは90重
量%以上である。
程は、一般に良く知られているように、水溶性銀塩と水
溶性ハロゲン化物の反応によるハロゲン化銀粒子形成工
程、脱塩工程および化学熟成工程よりなる。本発明にお
ける臭化銀富有相の付与は前記工程のハロゲン化銀粒子
形成工程、脱塩工程、化学熟成工程で行うことができ
る。具体的にはハロゲン化銀粒子形成工程における水溶
性ハロゲン化物溶液中のハロゲン組成を変化させつつ数
回に分けて添加する方法や粒子形成中または終了後に臭
素イオン供給化合物を添加してハロゲン変換する方法、
さらには高臭化銀微粒子を添加することで粒子に臭化銀
に富んだ相を沈積させる方法等がある。ハロゲン変換ま
たは高臭化銀微粒子添加による臭化銀富有相付与は化学
増感工程より前であることが好ましい。本発明の臭化銀
富有相中にIrCl6 等のVIII族金属および/またはそ
の他の多価金属イオンの錯イオンを含有させることが好
ましい。
銀富有相付与を行う場合、基質(ハロゲン化銀粒子中の
臭化銀富有相以外の部分)と富有相との臭化銀含有量の
差の程度は、用いるホストハロゲン化銀に対する臭化銀
微粒子や難溶性臭化物の使用モル比、あるいは水溶性臭
化物のホストハロゲン化銀乳剤への供給速度や反応液の
pAgやpHによって決まる。すなわち富有相は、例え
ば反応液のpAgやpHを制御しつつ硝酸銀溶液とハロ
ゲンイオンを所定速度でホストハロゲン化銀乳剤に添加
して作られる。またホストハロゲン化銀乳剤に臭化銀微
粒子または塩臭化銀微粒子等の難溶性臭化物を加えて物
理熟成して作ることもでき、またホスト塩臭化銀を臭素
イオンで置換して作ることもできる。本発明にいう不均
一で不連続または孤立した臭化銀富有相は、例えば61
−311131号、同昭62−86252号、同昭62
−86163号、同昭62−86165号、同昭62−
70005号や同昭62−152330号等に記載の所
謂CR−化合物を用いて水溶性の臭化物と硝酸銀とを添
加、または臭化銀微粒子を加えて物理熟成して作ること
が好ましく行われる。
率はX線回折法(例えば日本化学会編新実験化学講座6
構造解析、丸善刊等に記載されている。)あるいはXP
S法(例えば表面分析;講談社刊「IMA、オージェ電
子、光電子分光の応用」)等の方法、ハロゲン化銀粒子
の表面、特にエッヂやコーナーに不均一にまたは孤立し
てある臭化銀富有相の臭化銀含有率はEDX法(例え
ば、副島啓義著「電子線マイクロアナリシス」日刊工業
新聞社刊)により測定することができる。臭化銀富有相
の臭化銀含有率は隣接するハロゲン化銀の臭化銀含有率
より5モル%以上高い必要がある。臭化銀富有相の臭化
銀含有率は10モル%を越えることが好ましいが、臭化
銀含有率が高過ぎると感光材料に圧力が加えられたとき
に減感を引き起こす等の写真感光材料にとって好ましく
ない特性が付与されてしまう場合がある。臭化銀富有相
の臭化銀含有率は、これらの点を考慮に入れて、10〜
60モル%の範囲が好ましく、20〜50モル%の範囲
が最も好ましい。臭化銀富有相は、本発明のハロゲン化
銀粒子を構成する全銀量の0.1〜5モル%の銀から構
成されていることが好ましく、0.2〜4モル%の銀か
ら構成されていることがさらに好ましい。
は粒子頂点の近傍に、臭化銀富有相中の全臭化銀含有率
において、少なくとも10モル%を越える臭化銀富有相
をエピタキシャル成長させることが好ましい。本発明に
おける「頂点の近傍」とは、好ましくは投影された立方
体や立方体に準ずる正常晶塩臭化銀粒子の面積と同一面
積の円の直径の1/3、より好ましくは1/5の長さを
一辺とし、粒子の頂点(立方体もしくは立方体とみなし
た正常晶粒子の稜の交点)をその1つの角とする正方形
の面積内である。
感剤を使用することが好ましい。具体的には、チオ硫酸
塩(例えば、ハイポ)、チオ尿素類(例えば、ジフェニ
ルチオ尿素、トリエチルチオ尿素、アリルチオ尿素)、
ローダニン類等の公知の不安定硫黄化合物が挙げられ、
ハロゲン化銀1モル当り10-7〜10-2モル程度を用い
ることができる。本発明においては、金、白金、パラジ
ウム、イリジウム等の貴金属増感剤を併用または単独使
用することが好ましい。特に、金増感剤を硫黄増感剤と
併用することは好ましく、具体的には、金塩化水素酸、
カリウムクロロオーレート、カリウムオーリチオシアネ
ート、硫化金、金セレナイド等が挙げられ、ハロゲン化
銀1モル当り、10-7〜10-2モル程度を用いることが
できる。
ることも好ましい。例えば、特公昭44−15748号
に記載の不安定セレン増感剤は好ましく用いられる。具
体的には、コロイド状セレン、セレノ尿素類(例えば、
N,N−ジメチルセレノ尿素、セレノ尿素、テトラメチ
ルセレノ尿素)、セレノアミド類(例えば、セレノアセ
トアミド、N,N−ジメチル−セレノベンズアミド)、
セレノケトン類(例えば、セレノアセトン、セレノベン
ゾフェノン)、セレニド類(例えば、トリフェニルフォ
スフィンセレニド、ジエチルセレナイド)、セレノフォ
スフェート類(例えば、トリ−p−トリルセレノフォス
フェート)、セレノカルボン酸およびエステル類、イソ
セレノシアネート類等の化合物が挙げられ、ハロゲン化
銀1モル当り10-8〜10-3モル程度を用いることがで
きる。本発明においては、さらに、還元増感剤を併用す
ることも好ましく、具体的には、塩化第1スズ、アミノ
イミノメタンスルフィン酸、ヒドラジン誘導体、ボラン
化合物(例えばジエチルアミンボラン)、シラン化合
物、ポリアミン化合物等が挙げられる。
剤の存在下で、化学増感を行うことも好ましい。具体的
には、チオシアン酸塩(例えば、チオシアン酸カリウ
ム)、チオエーテル化合物(例えば、米国特許第3,0
21,215号、同3,271,157号、特公昭58
−30571号、特開昭60−136736号等に記載
の化合物、特に、例えば、3,6−ジチア−1,8−オ
クタンジオール)、四置換チオ尿素化合物(例えば、特
公昭59−11892号、米国特許第4,221,86
3号等に記載の化合物、特に、例えばテトラメチルチオ
尿素)、さらに、特公昭60−11341号に記載のチ
オン化合物、特公昭63−29727号に記載のメルカ
プト化合物、特開昭60−163042号に記載のメソ
イオン化合物、米国特許第4,782,013号に記載
のセレノエーテル化合物、特開平2−118566号に
記載のテルロエーテル化合物、亜硫酸塩等が挙げられ
る。特に、これらの中で、チオシアン酸塩、チオエーテ
ル化合物、四置換チオ尿素化合物とチオン化合物は好ま
しくは用いることができる。使用量としては、ハロゲン
化銀1モル当り10-5〜10-2モル程度用いることがで
きる。
(100)面を持つものであっても、(111)面を持
つものであっても、あるいはその両方の面を持つもので
あっても、さらにはより高次の面を含むものであっても
よいが、主として(100)面からなる立方体、あるい
は14面体が好ましい。本発明のハロゲン化銀粒子の大
きさは、通常用いられる範囲内であれば良いが、平均粒
径が0.1μmから1.5μmである場合が好ましい。
粒径分布は多分散であっても単分散であっても良いが、
単分散であるほうが好ましい。単分散の程度を表す粒子
サイズ分布は、統計学上の標準偏差(s)と平均粒子サ
イズ(d)との比(s/d)で0.2以下が好ましく、
0.15以下がさらに好ましい。また、広いラチチュー
ドを得る目的で2種類以上の上記の単分散乳剤を同一層
に混合して使用することや重層塗布することも好ましく
行われる。また、これら以外にも平均アスペクト比(円
換算直径/厚み)が5以上、好ましくは8以上の平板状
粒子が投影面積として全粒子の50%を越えるような乳
剤も好ましく用いることができる。
himie et Phisique Photographique(PaulMontel社刊、
1967年)、G. P. Duffin著 Photo-graphic Emulsio
n Chemistry (Focal Press社刊、1966年)、V. L.
Zelikman et al著 Making and Coating Photographic E
mulsion (Focal Press社刊、1964年)等に記載され
た方法を用いて調製することができる。すなわち、酸性
法、中性法、アンモニア法等のいずれでも良く、また可
溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式として
は、片側混合法、同時混合法およびそれらの組み合わせ
等のいずれの方法を用いても良い。粒子を銀イオン過剰
の雰囲気の下において形成させる方法(所謂逆混合法)
を用いることもできる。同時混合法の一つの形式として
ハロゲン化銀の生成する液相中のpAgを一定に保つ方
法、すなわち所謂コントロールド・ダブルジェット法を
用いることもできる。この方法によると、結晶形が規則
的で粒子サイズが均一に近いハロゲン化銀乳剤を得るこ
とができる。
乳剤粒子形成もしくは物理熟成の過程において感度向
上、相反則特性や露光時の温度と湿度の依存性、潜像保
存性等を改良する目的で種々の多価金属イオン不純物を
導入することができる。使用する化合物の例としては、
カドミウム、亜鉛、鉛、鋼、タリウム等の塩、あるいは
第VIII族元素である鉄、ルテニウム、ロジウム、パラジ
ウム、オスミウム、イリジウム、白金等の塩もしくは錯
塩を挙げることができる。特に上記第VIII族元素は好ま
しく用いることができる。これ等の化合物の添加量は目
的に応じて広範囲にわたるがハロゲン化銀に対して10
-9〜10-2モルが好ましい。本発明に用いられるハロゲ
ン化銀乳剤は、化学増感とともに分光増感を施される。
分光増感は、本発明の感光材料における各層の乳剤に対
して所望の光波長域に分光感度を付与する目的で行われ
る。本発明においては目的とする分光感度に対応する波
長域の光を吸収する色素−分光増感色素を添加すること
で行うことが好ましい。このとき用いられる分光増感色
素としては例えば、P. M. Harmer著 Heterocyclic comp
ounds-Cyanine dyes and related compounds (JohnWile
y & Sons〔New York, London〕社刊、1964年)に記
載されているものを挙げることができる。具体的な化合
物の例ならびに分光増感法は、特開昭62−21527
2号公報明細書の第22頁右上欄〜第38頁に記載のも
のが好ましく用いられる。
光材料の製造工程、保存中あるいは写真処理中のかぶり
を防止する、あるいは写真性能を安定化させる目的で種
々の化合物あるいはそれらの前駆体を添加することがで
きる。これらの化合物の具体例は前出の特開昭62−2
15272号公報明細書の第39頁〜第72頁に記載の
ものが好ましく用いられる。本発明に用いる乳剤は、潜
像が主として粒子表面に形成される所謂表面潜像型乳剤
あるいは潜像が主として粒子内部に形成される所謂内部
潜像乳剤のいずれのタイプのものであっても良い。
感光性親水層(保護層、中間層、下塗層等)からなる写
真構成層に含有されるカルシウム原子の含有量は15m
g/m2 以下にすることによって本発明の効果は一層顕
著になる。より好ましくはカルシウム含量は10mg/
m2 〜1mg/m2 であり、最も好ましくは8mg/m
2 〜2mg/m2 ある。カルシウム量(カルシウム原子
に換算した値、以下同じ)は、主としてハロゲン化銀写
真感光材料にバインダーとして用いられるゼラチン中に
含有されているカルシウム量に依存する。特にカルシウ
ムを除去する操作をしないゼラチンを用いた場合、ハロ
ゲン化銀感光材料には16mg/m2 以上のカルシウム
が含有されているのが通常である。本発明にとってはカ
ルシウム含有量が15mg/m2 以下であればどのよう
なゼラチンを用いても良いが、具体的にはイオン交換樹
脂あるいは透析処理等を一回または数回行うことによっ
て得られるカルシウム含量の少ないゼラチンを全部また
は一部用いて作成されたハロゲン化銀感光材料が好まし
い。
ープネス等を向上させる目的で親水性コロイド層に、欧
州特許EP0,337,490A2号の第27〜76頁
に記載の、処理により脱色可能な染料(なかでもオキソ
ノール系染料)を該感材の680nmにおける光学反射
濃度が0.70以上になるように添加したり、支持体の
耐水性樹脂層中に2〜4価のアルコール類(例えばトリ
メチロールエタン)等で表面処理された酸化チタンを1
2重量%以上(より好ましくは14重量%以上)含有さ
せるのが好ましい。
ローカプラー等の写真添加剤は高沸点有機溶媒に溶解さ
せて用いるのが好ましく、その高沸点有機溶媒は、融点
が100℃以下、沸点が140℃以上の水と非混和性の
化合物で、カプラーの良溶媒であれば使用できる。高沸
点有機溶媒の融点は好ましくは80℃以下である。高沸
点有機溶媒の沸点は、好ましくは160℃以上であり、
より好ましくは170℃以上である。これらの高沸点有
機溶媒の詳細については、特開昭62−215272号
公開明細書の第137頁右下欄〜144頁右上欄に記載
されている。また、シアン、マゼンタまたはイエローカ
プラーは前記の高沸点有機溶媒の存在下でまたは不存在
下でローダブルラテックスポリマー(例えば米国特許第
4,203,716号)に含浸させて、または水不溶性
かつ有機溶媒可溶性のポリマーとともに溶かして親水性
コロイド水溶液に乳化分散させることができる。好まし
くは米国特許第4,857,449号明細書の第7欄〜
15欄および国際公開WO88/00723号明細書の
第12頁〜30頁に記載の単独重合体または共重合体が
用いられ、より好ましくはメタクリレート系あるいはア
クリルアミド系ポリマー、特にアクリルアミド系ポリマ
ーの使用が色像安定化等の上で好ましい。
ラーと共に欧州特許EP0,277,589A2号に記
載のような色像保存性改良化合物を使用するのが好まし
い。特にピラゾロアゾールカプラーやピロロアゾールカ
プラーとの併用が好ましい。すなわち、発色現像処理後
に残存する芳香族アミン系現像主薬と化学結合して、化
学的に不活性でかつ実質的に無色の化合物を生成する化
合物(F)および/または発色現像処理後に残存する芳
香族アミン系発色現像主薬の酸化体と化学結合して、化
学的に不活性でかつ実質的に無色の化合物を生成する化
合物(G)を同時または単独に用いることが、例えば処
理後の保存における膜中残存発色現像主薬ないしその酸
化体とカプラーの反応による発色色素生成によるステイ
ン発生その他の副作用を防止する上で好ましい。
性コロイド層中に繁殖して画像を劣化させる各種の黴や
細菌を防ぐために、特開昭63−271247号に記載
のような防黴剤を添加するのが好ましい。また、本発明
に係わる感光材料に用いられる支持体としては、反射型
支持体でも透過型支持体でもよいが、反射型支持体が本
発明の目的にとって、より好ましい。またディスプレイ
用に白色ポリエステル系支持体または白色顔料を含む層
がハロゲン化銀乳剤層を有する側の支持体上に設けられ
た支持体を用いてもよい。さらに鮮鋭性を改良するため
に、アンチハレーション層を支持体のハロゲン化銀乳剤
層塗布側または裏面に塗設するのが好ましい。特に反射
光でも透過光でもディスプレイが観賞できるように、支
持体の透過濃度を0.35〜0.8の範囲に設定するの
が好ましい。
れても赤外光で露光されてもよい。露光方法としては低
照度露光でも高照度短時間露光でもよく、特に後者の場
合には一画素当りの露光時間が10-4秒より短いレーザ
ー走査露光方式が好ましい。また、露光に際して、米国
特許第4,880,726号に記載のバンド・ストップ
フィルターを用いるのが好ましい。これによって光混色
が取り除かれ、色再現性が著しく向上する。本発明のカ
ラー写真感光材料は、露光後カラー現像、漂白定着、水
洗処理(または安定化処理)が施されるのが好ましい。
漂白と定着は前記のような一浴でなくて別個に行っても
よい。本発明のカラー写真感光材料を用いるとカラー現
像から水洗処理(または安定化処理)まで4分以内で処
理できる。さらに好ましくは3分以内である。
ゲン化銀乳剤やその他の素材(添加剤等)および写真構
成層(層配置等)、並びにこの感材を処理するために運
用される処理法や処理用添加剤としては、下記の特許公
報、特に欧州特許EP0,355,660A2(特開平
2−139544号)に記載されているものが好ましく
用いられる。
a)のカプラーとフェノール系シアンカプラー、特開平
2−33144号に記載のジフェニルイミダゾール系シ
アンカプラー、欧州特許EP0,333,185A2号
に記載の3−ヒドロキシピリジン系シアンカプラー(な
かでも具体例として列挙されたカプラー(42)の4当
量カプラーに塩素離脱基をもたせて2当量化したもの
や、カプラー(6)や(9)が特に好ましい)や特開昭
64−32260号に記載された環状活性メチレン系シ
アンカプラー(なかでも具体例として列挙されたカプラ
ー例3、8、34が特に好ましい)または表2に引用し
たシアンカプラーを併用してもよい。
塩化銀乳剤を使用するハロゲン化銀カラー感光材料の処
理方法として、特開平2−207250号の第27頁左
上欄〜34頁右上欄に記載の方法が好ましく適用され
る。
するが、本発明はこれに限定されない。 実施例1 乳剤R101の調製 石灰処理ゼラチンの3%水溶液に塩化ナトリウム3.3
gを加えた水溶液に硝酸銀を0.5モル含む水溶液と塩
化ナトリウムを0.4モルおよび臭化カリウム0.1モ
ルを含む水溶液とを激しく攪拌しながら66℃で添加混
合した。続いて、硝酸銀0.45モル含む水溶液と塩化
ナトリウム0.36モルおよび臭化カリウム0.09モ
ルを含む水溶液を激しく攪拌しながら66℃で添加混合
した。その後、40℃にて沈降水洗を行う脱塩を施し
た。さらに、石灰処理ゼラチン90.0gを加え、乳剤
のpH、pAgを調整した。続いて、トリエチルチオ尿
素を加え表面潜像型乳剤が得られるように最適に化学増
感を行った。こうして得られた乳剤をR101とした。
水溶液を塩化ナトリウム0.45モルと臭化カリウム
0.05モルを含む水溶液に変えて、二回目に添加する
ハロゲン化物イオン水溶液を塩化ナトリウム0.405
モルおよび臭化カリウム0.045モルを含む水溶液に
変えたことのみ異なる乳剤を調製し、乳剤R102とし
た。
銀を0.76モル含む水溶液に変え、ハロゲン化物イオ
ン水溶液を塩化ナトリウム0.76モルを含む水溶液に
変えて、二回目に添加する硝酸銀水溶液を硝酸銀を0.
19モル含む水溶液に変え、ハロゲン化物イオン水溶液
を塩化ナトリウム0.095モルおよび臭化カリウム
0.095モルを含む水溶液に変えたことのみ異なる乳
剤を調製し、乳剤R103とした。
gを加えた水溶液に硝酸銀を0.5モル含む水溶液と塩
化ナトリウムを0.5モルを含む水溶液とを激しく攪拌
しながら66℃で添加混合した。続いて、硝酸銀0.4
31モル含む水溶液と塩化ナトリウム0.431モルを
含む水溶液を激しく攪拌しながら66℃で添加混合し
た。さらに硝酸銀0.019モルを含む水溶液と臭化カ
リウム0.019モルを含む水溶液を66℃にて激しく
攪拌しながら添加した後、40℃にて沈降水洗を行う脱
塩を施した。さらに、石灰処理ゼラチン90.0gを加
え、乳剤のpHおよびpAgを調整した。続いて、トリ
エチルチオ尿素を加え表面潜像型乳剤が得られるように
最適に化学増感を行った。こうして得られた乳剤をR1
04とした。
水溶液を塩化ナトリウム0.431モルおよびヘキサシ
アノ鉄(II)酸カリウム三水塩0.003gを含む水溶
液に変え、さらに三回目に添加するハロゲン化物イオン
水溶液を臭化カリウム0.019モルおよびヘキサクロ
ロイリジウム(IV)酸カリウムを0.2mgを含む水溶
液に変えたことのみ異なる乳剤を調製し乳剤R105と
した。
gを加えた水溶液に硝酸銀を0.5モル含む水溶液と塩
化ナトリウムを0.5モルを含む水溶液とを激しく攪拌
しながら66℃で添加混合した。続いて、硝酸銀0.4
31モルを含む水溶液と塩化ナトリウム0.431モル
を含む水溶液を激しく攪拌しながら66℃で添加混合し
た。その後、40℃にて沈降水洗を行う脱塩を施した。
さらに、石灰処理ゼラチン90.0gを加え、乳剤のp
HおよびpAgを調整した。この乳剤に粒子サイズ0.
05μmの臭化銀微粒子乳剤を銀量にして0.019モ
ル50℃にて添加し、粒子表面に臭化銀富裕相を形成し
た後、トリエチルチオ尿素で最適に硫黄増感した乳剤を
調製し、乳剤R106とした。
を塩化ナトリウム0.431モルおよびヘキサシアノ鉄
(II)酸カリウム三水塩0.003gを含む水溶液に変
え、さらに臭化銀微粒子中にはその乳剤粒子形成中にヘ
キサクロロイリジウム(IV)酸カリウムを銀0.019
モル当たり0.2mg含有させておいたことのみ異なる
乳剤を調製し乳剤R107とした。
07までの7種類の乳剤について、電子顕微鏡写真から
粒子の形状、粒子サイズおよび粒子サイズ分布を求め
た。粒子サイズは粒子の投影面積と等価な円の直径の平
均値をもって表し、粒子サイズ分布は粒子径の標準偏差
を平均粒子サイズで割った値を用いた。ハロゲン化銀結
晶からのX線回折を測定することにより、乳剤粒子のハ
ロゲン組成を決定した。単色化されたCuKα線を線源
とし、(200)面からの回折線の回折角度を詳細に測
定した。ハロゲン組成が均一な結晶からの回折線が単一
なピークを与えるのに対して、組成の異なる臭化銀富有
相を有するハロゲン化銀結晶からの回折線はそれらの組
成に対応した複数の回折パターンを与える。測定された
ピークの回折角度から格子定数を算出することで、結晶
を構成するハロゲン化銀のハロゲン組成を決定すること
ができる。以上の結果を第6表にまとめた。
体表面に、コロナ放電処理を施した後ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウムを含むゼラチン下塗層を設け、さ
らに種々の写真構成層を塗布して、以下に示す層構成の
多層カラー印画紙(試料101)を作製した。塗布液は
下記のようにして調製した。 第一層塗布液調製 イエローカプラー(ExY)153.0gおよび色像安
定剤(Cpd−1)15.0g、色像安定剤(Cpd−
2)7.5g、色像安定剤(Cpd−3)16.0gに
酢酸エチル180.0mlおよび溶媒(Solv−1)
および(Solv−2)それぞれ25gを加え溶解し、
この溶液を10%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム60mlおよびクエン酸10gを含む10%ゼラチン
水溶液1000gに乳化分散させて乳化分散物Aを調製
した。一方、塩臭化銀乳剤B(立方体、平気粒子サイズ
0.88μmの大サイズ乳剤と0.70μmの小サイズ
乳剤との6:4混合物(銀モル比)。粒子サイズ分布の
変動係数はそれぞれ0.08と0.10。各サイズ乳剤
とも臭化銀0.3モル%を粒子表面の一部に局在含有さ
せ、残りが塩化銀であるハロゲン化銀粒子からなる)を
調製した。前記の乳化分散物Aとこの塩臭化銀乳剤B1
01とを混合溶解し、以下に示す組成となるように第一
層塗布液を調製した。 第五層塗布液調製 シアンカプラー(ExC)19.1g、紫外線吸収剤
(UV−2)10.4g、色像安定剤(Cpd−1)1
9.1g、色像安定剤(Cpd−9)0.58g、色像
安定剤(Cpd−10)8.7g、色像安定剤(Cpd
−11)8.7g、色像安定剤(Cpd−8)0.58
gおよび色像安定剤(Cpd−12)0.58gに酢酸
エチル30.8ml、溶媒(Solv−6)12.7g
および溶媒(Solv−1)0.58gを加え溶解し、
この溶液を10%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム37mlを含む20%ゼラチン水溶液265mlに添
加した後、超音波ホモジナイザーにて乳化分散した。こ
の乳化分散物と前記の乳剤R101とを混合溶解し、以
下に示す組成となるように第五層塗布液を調製した。第
二層から第四層、第六層および第七層用の塗布液も第五
層塗布液と同様の方法で調製した。各層のゼラチン硬化
剤としては1−オキシ−3,5−ジクロロ−s−トリア
ジンナトリウム塩を用いた。また、各層にCpd−15
とCpd−16をそれぞれ全量が25.0mg/m 2 と
50.0mg/m2 となるように添加した。各感光性乳
剤層の塩臭化銀乳剤には下記の分光増感色素をそれぞれ
用いた。
感性乳剤層に対し、1−(5−メチルウレイドフェニ
ル)−5−メチルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲ
ン化銀1モル当たり3.4×10-4モル、9.7×10
-4モルおよび5.5×10-4モル添加した。また、青感
性乳剤層と緑感性乳剤層に対し、4−ヒドロキシ−6−
メチル−1,3,3a,7−テトラザインデンをそれぞ
れハロゲン化銀1モル当たり、1×10-4モルと2×1
0-4モル添加した。また、イラジエーション防止のため
に乳剤層に下記の染料(カッコ内は塗布量を表す)を添
加した。
は塗布量(g/m2 )を表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換
算塗布量を表す。 支持体:ポリエチレンラミネート紙 〔第一層側のポリエチレンに白色顔料(酸化チタン)と
青味染料(群青)を含む〕 第一層(青感性乳剤層) 前記の塩臭化銀乳剤B 0.27 ゼラチン 1.36 イエローカプラー(ExY) 0.79 色像安定剤(Cpd−1) 0.08 色像安定剤(Cpd−2) 0.04 色像安定剤(Cpd−3) 0.08 溶媒(Solv−1) 0.13 溶媒(Solv−2) 0.13
料を作成した。なお本発明のシアンカプラー(前掲例示
化合物10と11)を使用した場合、第五層のハロゲン
化銀乳剤とシアンカプラーの塗布量はそれぞれ0.1g
/m2 と0.23g/m2 とした。また、感光材料中の
カルシウムの含有量は、カルシウム含有量3000pp
mのゼラチンと100ppmのゼラチンの混合比を変化
させて試料101〜115については16mg/m2 、
試料116〜122については7mg/m2 と各々なる
ように作成した。
製FWH型、光源の色温度3200°K)を用いて試料
101〜122それぞれに対し光学ウエッヂと赤色フィ
ルターを通して階調露光を与えて下記処理工程において
発色現像処理を行った。発色現像処理において、以下に
示す条件で行い3種類の処理済み試料を得た。 1:カラー現像液新液で30秒処理 2:カラー現像液新液で45秒処理 3:試料101にカラーペーパー用自動プリンター(富
士フィルム社製FAP−3500)を用いて、塗布銀量
の約30%が現像されるようなグレイの露光を与え、露
光の終了した試料を、ペーパー処理機を用いて、下記処
理工程および処理液組成の液を使用して、連続処理(補
充がタンク容量の2倍行われるまで)を実施し、ランニ
ング平衡状態の現像処理状態を作製した。このカラー現
像平衡液で45秒処理を行った。
m以下)
の反射濃度測定を行い所謂特性曲線を得た。かぶり濃度
よりも0.5高い濃度を与える露光量の逆数をもって感
度とし、試料101の現像液新液で45秒処理したとき
の感度を100とした相対値で示し、また階調は濃度
1.8と2.2を与える露光量の対数値の差で示した。
この値が小さいほど硬調を意味する。結果を第10表に
まとめた。さらに、処理液中で圧力を受けた際の減感程
度を評価するためにこれらの試料に対してシアン濃度が
0.8の発色を与えるのに必要な量の均一な露光を施し
た後、同一の試料を先と同様に連続処理した後のランニ
ング平衡液を用いて発色現像処理を行った。処理後の試
料を観察して圧力による増感筋の発生本数を数えた。評
価は以下の4段階とした。結果を第10表にまとめた。 評 価 減感筋発生本数(500cm2 当たり) ◎ 見られず ○ 1〜5本 △ 6〜10本 × 11本以上
銀含有率の高い乳剤を用いた場合に現像が遅く、かつ階
調が軟調であり実用的ではない(試料101と10
8)。一方、臭化銀富有相を持たない高塩化銀乳剤は現
像が速く、比較的硬調であるが感度が低くこれも実用的
ではない(試料102と109)。さらに、本発明のカ
プラーと異なるシアンカプラーExCと高塩化銀乳剤を
用いた試料では新液で現像処理した場合よりもランニン
グ液で現像処理したときの方が軟調化が大きい(試料1
02や106)。それに対して本発明の構成を持つ試料
110〜115によってランニング(平衡)現像液での
軟調化が小さく感度の高い迅速処理可能な感光材料が得
られる。また本発明のカプラーと異なるExCから本発
明のシアンカプラーに変更することによって臭化銀富有
相を付与した乳剤を用いた場合の減感筋が減少すること
がわかる(試料103と110との比較等)。従って本
発明の構成によって初めて迅速処理が可能で、連続処理
時の軟調化が少なく減感筋が少ない感光材料が得られ
る。さらに感光材料中のカルシウム含量を減じた場合
(116〜122)、本発明のシアンカプラーを用いた
試料(117〜122)では本発明のカプラーと異なる
ExCを用いた場合(116)よりさらに減感筋が少な
くなり、より好ましい態様であることがわかる。
化水素酸を用いて最適に化学増感したことのみ異なる乳
剤R201からR207を調製した。次に、実施例1の
試料101から122の第一層(青感性乳剤層)のイエ
ローカプラー(ExY)をExY−2と等モルになるよ
うに置き換え、組成を変えずにカプラーも含めた第一層
の塗布量を80%に減じ、さらに第五層(赤感性乳剤
層)の乳剤を前記R201からR207に第11表のよ
うに変更した試料を作成した。この試料で実施例1と同
じ評価を行い結果を第11表にまとめた。ただし、現像
液新液30秒処理は省略した。
に本発明の効果は金塩化水素酸で化学増感した場合にも
有効であることがわかる。またイエローカプラーをEx
Y−2に変えても本発明が有効であることがわかる。
例2と同様の試験を行った。ただしカプラーも含めた第
一層の塗布量を実施例1の70%に減じた。その結果、
イエローカプラーをExY−3に変えても本発明が有効
であることがわかった。
ら312を作成して、実施例1と同様の試験を行った。 (層構成)以下に各層の組成を示す。数字は塗布量(g
/m2 )を表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換算塗布量を表
す。
青味染料(群青)を含む〕
ように層構成を上記のように変えても本発明の効果は有
効であり、本発明の構成においてはじめてランニング
(平衡)現像液を用いたときのシアンの軟調化が小さ
く、かつ減感筋の少ない感光材料が得られる。
優れ、低補充型の連続処理において、安定した写真性能
が得られると共に、減感筋が軽減された感光材料が提供
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体上にイエロー色素形成カプラー含
有感光性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ色素形成カプラ
ー含有感光性ハロゲン化銀乳剤層、シアン色素形成カプ
ラー含有感光性ハロゲン化銀乳剤層の各々少なくとも一
層および非感光性親水層の少なくとも一層からなる写真
構成層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料におい
て、該シアン色素形成カプラー含有ハロゲン化銀乳剤層
が、下記一般式(Ia)で表されるピロロアゾール型シ
アン色素形成カプラーの少なくとも一種と、実質的に沃
化銀を含有せず、塩化銀含有率が90モル%以上の塩臭
化銀乳剤粒子で、かつ該粒子表面または内部に臭化銀含
有率が他の部分より5モル%以上多い臭化銀富有相を有
するハロゲン化銀乳剤粒子を含有することを特徴とする
ハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 (一般式(Ia)中、Zaは、−NH−またはCH(R
3 )−を表し、ZbおよびZcは、それぞれ−C
(R4 )=または−N=を表す。R1 、R2 およびR3
は、それぞれハメットの置換基定数σP 値が0.20以
上の電子吸引性基を表す。ただし、R1 とR2 のσP 値
の和は、0.65以上である。R4 は、水素原子または
置換基を表す(ただし、Zaが−NH−を、Zbが−N
=を、Zcが−C(R 4 )=を、それぞれ表す場合に
は、R 4 は、脂肪族基、アリール基、アルキル・アリー
ルもしくは複素環アシル基、アルキル・アリールもしく
は複素環オキシカルボニル基、カルバモイル基、スルフ
ァモイル基、ヒドロキシ基、シアノ基またはニトロ基を
表す。これらの基に含まれるアルキル基、アリール基も
しくは複素環基は、さらに上記場合におけるR 4 で表さ
れる置換基で置換されていてもよい。)。式中に2つの
R4 が存在する場合には、それらは同じであってもよい
し、異なっていてもよい。Xは、水素原子または芳香族
第一級アミンカラー現像主薬の酸化体とのカップリング
反応により離脱する基を表す。R1 、R2 、R3 、R4
またはXの基が2価の基になり、二量体以上の多量体
や、高分子鎖と結合して単独重合体または共重合体を形
成してもよい。) - 【請求項2】 前記の写真構成層に含有されるカルシウ
ム原子の全含有量が、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
1m2 当たり15mg以下であることを特徴とする請求
項1記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
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---|---|---|---|
JP13940292A JP2840501B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
US08/069,101 US5397691A (en) | 1992-05-29 | 1993-05-28 | Silver halide color photographic light-sensitive material |
DE69328326T DE69328326T2 (de) | 1992-05-29 | 1993-05-28 | Farbphotographisches lichtempfindliches Silberhalogenidmaterial |
EP93108671A EP0572029B1 (en) | 1992-05-29 | 1993-05-28 | Silver halide color photographic light-sensitive material |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13940292A JP2840501B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
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