JPH1170839A - リッドの取付構造 - Google Patents

リッドの取付構造

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JPH1170839A
JPH1170839A JP23377297A JP23377297A JPH1170839A JP H1170839 A JPH1170839 A JP H1170839A JP 23377297 A JP23377297 A JP 23377297A JP 23377297 A JP23377297 A JP 23377297A JP H1170839 A JPH1170839 A JP H1170839A
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JP
Japan
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lid
hinge
arm
box
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP23377297A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Furuya
康文 古谷
Kunihiko Ito
邦彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH1170839A publication Critical patent/JPH1170839A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小物入れのリッドを開いた状態で、ヒンジの
アームが貫通している孔を簡単な方法で目隠しする。 【解決手段】 インストルメントパネル1に組込まれて
いる小物入れ3のリッド5は、ヒンジ6により開閉自在
に取付けられている。ヒンジ6は、アーム9がドッグレ
ッグ状に湾曲し、ボックス15の底壁15bに設けた孔
15cを貫通して取付けられている。ヒンジ6のアーム
9は固定端9a側がリッド5に固定され、回動軸側端部
9dがインストルメントパネル1側に固定されている。
また、アーム9には目隠し板16が取付けられ、目隠し
板16は、リッド5の開いた状態でボックス15の孔1
5cを閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインスト
ルメントパネルや他の内装パネル等に組み込まれる小物
入れ等のリッドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のインストルメントパネル
(以下、インパネとする)51に、小物入れ52が組付
けられている状態を示す。この小物入れ52は、リッド
53を開閉するためにヒンジ54を用いている。ヒンジ
54は、一端側アーム54aが小物入れ52のボックス
55側に固定され、他端側アーム54bが回動できるよ
うにリッド53に固定されている。この他端側アーム5
4bの形状は、リッド53が開かれた状態にあるとき、
インパネ51の開口縁部51aに当たるのを防ぐため、
略コ字形状に形成されている。小物入れ52には、リッ
ド53の開時にヒンジ54を介して、ボックス55から
インパネ51内部を見えないように、目隠しをするため
の仕切り板56を設けている。仕切り板56は折り畳み
が可能で、リッド53の閉時には折り畳まれ、開時には
開いた状態になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インパ
ネ内部を目隠しするには、リッドの開閉時において、ヒ
ンジの動きに対応する上記折り畳み板、あるいはゴムの
ような柔軟な部品が必要である。また、それらの部品を
取付けるためには、溶着のようにコストのかかる取付に
なってしまう。さらに、それらの構造では、リッドを閉
じた状態で、上記ヒンジのアーム部が小物入れ内部の容
積を狭くし、物の収容容積が狭くなることがあり、コス
トもかかる。他に、ヒンジ部にリンクを追加し、蓋の回
転中心を小物入れの内側に設ける構造もあるが、ヒンジ
にリンク機構を設けるには、部品点数、組付工数ともに
大幅に増加し、さらに、ヒンジ部が小物入れ内に収容さ
れるため、その容量が狭くなる。本発明は上記課題に鑑
みてなされたもので、簡単な構造で、小物入れからイン
パネ内部を見えないように目隠しするとともに、小物入
れの収容面積が小さくならないリッドの取付構造を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、自動車の内装パネルの内部に設けられたリ
ッド付きのボックスに備えられ、一端に回動軸を設け他
端に固定端を有するアーム状のヒンジを用いて上記リッ
ドを上下方向に開閉し、かつ、上記内装パネル側にヒン
ジの回動軸側を取付け、リッドの上端部又は下端部にヒ
ンジの固定端を取付け、ヒンジを上記ボックスの内壁に
穿設した孔に貫通させて成り、リッドの閉時にヒンジの
固定端側取付部以外がボックスの外部に押し出されるよ
うに、ヒンジを湾曲させている。すなわち、本発明は、
小物入れのリッドが上開きである場合は、リッドの下端
部にヒンジの固定端を取付け、リッドが下開きである場
合は、リッドの上端部にヒンジの固定端を取付けること
で、リッドを閉めたときに、ヒンジの固定端部のみ、あ
るいはヒンジの全部が小物入れのボックス内に収容さ
れ、ヒンジの他の部分はボックス外に出される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
リッドの取付構造について、図面を参照しながら説明す
る。図1は、自動車のインパネ1を示し、その助手席側
にはグローブボックス2や小物入れ3が設けられてい
る。この小物入れ3の配設場所は、エアバッグを取付け
ることができ、エアバッグを取付けないときに、小物入
れ3が配設される。図2及び図3は、小物入れ3の断面
図である。図に示すように、小物入れ3にはリッド5が
設けられ、リッド5はドッグレッグ形状に湾曲したヒン
ジ6によって上下方向に開閉する。
【0006】図4は、小物入れ3の分解図であり、リッ
ド5は、中央上部にリッド5を開閉するためのつまみ7
を設け、その裏面に板状のストッパー部材8を両側端部
に取付けている。ストッパー部材8は、取付時に小物入
れ3のボックス15の両側部に穿設したストッパー孔1
5aに挿入され、リッド5の開時には図3に示すよう
に、ストッパー部材8の端部の突起8aがストッパー孔
15aの縁部に係止される。リッド5の両側端下部に
は、ヒンジ6のアーム9が取付けられ、図5のA及びB
にそのアーム9を示す。アーム9は、リッド5側に取付
けられる固定端9aに溝が形成され、そこにアーム9を
リッド5に取付けるためのねじ10のねじ孔9bが穿設
されている。リッド5へのアーム9の取付面には、位置
決め用の突起9cが設けられている。
【0007】アーム9の回動軸側端部9dには、インパ
ネ1の裏面に突出して設けられ、アームを回動自在に取
付ける支持部11を挟持する凹部9eを形成している。
凹部9eには、ピン孔14が設けられ、アーム9は、凹
部9eが支持部11を挟持した状態で、ヒンジ6のピン
12を支持部11に設けたピン孔11a及びアーム9に
設けたピン孔14に挿通させることにより、回動自在に
取付けられる。図4に示すように、小物入れ3のボック
ス15の底壁15bには、ヒンジ6のアーム9を挿通さ
せるための孔15cを穿設している。図5に示すように
ヒンジ6には、目隠し板16がアーム9の周部に取付け
られ、目隠し板16の外形は孔15cの形状にほぼ一致
している。図3に示すように、目隠し板16はリッド5
の開時に、リッド5の最大開時において、ボックス15
の底壁15bと面一になる。目隠し板16の裏面には、
孔15cの形状よりも大きいフランジ17が設けられて
いる。
【0008】図2に示すように、アーム9の外周である
弧P1−P2の形状は、孔15cの縁部に当たらないよ
うに、ヒンジ6の回動軸Cを中心にし、C−P1を半径
にした円弧にほぼ一致した形状にしている。しかし、弧
P1−P2の形状は、リッド5の開閉時にアーム9の弧
P1−P2が、孔15cの縁部に接触しない範囲で定め
ることができる。なお、図2中20はリッド5のロック
機構であり、つまみ7の操作によりリッド5のロックを
解除できる機構になっているが、詳細な説明は省略す
る。
【0009】以上、本発明の実施の形態によるリッドの
取付構造の構成について説明したが、次にその作用、効
果について説明する。図2に示すように、小物入れ3の
リッド5は閉状態である。この状態では、ヒンジ6のア
ーム9の固定端9aがリッド5の下端部に固定し、か
つ、ドッグレッグ状に湾曲しているので、アーム9がボ
ックス15の内部に殆ど突出していないので、小物入れ
3の収容容積が狭くならない。
【0010】つまみ7の操作により、リッド5のロック
機構20を解除しリッド5を開状態にすると、図3に示
すように、ストッパー部材8の突起8aがストッパー孔
15aの縁部に係止され、リッド5は最大限に開いた状
態になる。この際、ヒンジ6のアーム9も回動し、リッ
ド5がストッパー部材8に規制された状態で、目隠し板
16がボックス15の底壁15bに設けた孔15cを閉
塞するとともに、フランジ17が孔15cの縁部に当接
する。よって、乗員がリッド5を開いたときに、ボック
ス15の孔15cを介してインパネ1の内部を見られる
ことがなく、小物入れ3内部の外観品質が格段に向上
し、構造もシンプルであるので、リッドの開閉の耐久性
も向上した。
【0011】図6は変形例を示す。上記した小物入れ3
のリッド5は上開きであるが、本発明は、図に示すよう
にリッド22が下開きの小物入れ21にも適用できる。
すなわち、ヒンジ23のドッグレッグ状のアーム24の
固定端24aをリッド22の上端部に取付け、回動軸側
端部24bをインパネ1側に取付けている。ヒンジ23
のアーム24には目隠し板25を取付け、ボックス26
の天井板に設けたアーム24が貫通する孔26aを塞い
でいる。そして、目隠し板25の裏面には、段部を設け
てフランジ27を形成している。本変形例でも上記実施
の形態と同様な効果を奏する。
【0012】以上、本発明の実施の形態及びその変形例
について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定され
ることなく本発明の技術的思想に基いて種々の変形が可
能である。例えば、上記実施の形態では、図2に示すよ
うに、ヒンジ6のアーム9の固定端9aをリッド5の裏
面に取付けたが、リッド5の裏面でなくリッド5の内部
に凹部を形成し、そこに固定端を9aをはめ込んで、ア
ーム9を取付けてもよいし、あるいはインパネ1にアー
ム9が接触しない程度に、リッド5の下端面からアーム
9を挿通するように取付ければ、アーム9の固定端9a
の全て、若しくは殆どの部分をボックス15内から外に
出すことができ、さらに小物入れ3の収容容積を広くす
ることができる。
【0013】また、アーム9の目隠し板16の裏面にフ
ランジ17を設けたが、目隠し板16の形状精度が良
く、孔15cとの間に隙間がないような場合は、フラン
ジ17を省略してもよい。さらに、リッド5の開きを規
制するストッパー部材8を廃止し、フランジ17をアー
ム9に強固に固定して、フランジ17をストッパー部材
8の代わりに、リッド5の規制部材として用いても良い
し、逆にゴムのような柔らかい部材を用いてもよい。小
物入れ3は、インパネ1に設けたが、コンソールボック
スや、他の内装パネルに設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、内装
パネル側にヒンジの回動軸側を取付け、リッドの上端部
又は下端部にヒンジの固定端を取付け、ヒンジを上記ボ
ックスの内壁に穿設した孔に貫通させ、リッドの閉時に
ヒンジの固定端側取付部以外がボックスの外部に押し出
されるように、ヒンジを湾曲させたので、リッドの閉時
に、ボックス内からヒンジの殆どを出すことができ、ボ
ックス内の収容容積が狭くならない。リッドの開時に、
上記ボックスの内壁に穿設した孔をほぼ閉塞し、かつ、
ボックスの内壁に面一になるように配置した目隠し板を
ヒンジに取付けることにより、ヒンジ一体の隙隠し形状
をヒンジ単体で行い、コストアップを最小限にすること
ができる。よって、別部品による目隠しを廃止でき、部
品コスト、組付け工数も削減できるようになった。さら
に、目隠し板のヒンジの回動軸側の面にフランジを設け
た構成により、フランジが目隠し板をボックスの内壁に
対して面一にすることができる。さらにまた、フランジ
がインパネ面に当接することで、隙間からインパネの奥
が見えないので、外観品質がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるリッドの取付構造を
採用しているインパネの斜視図である。
【図2】図1に示す小物入れのリッドが閉じた状態にお
ける断面図である。
【図3】図1に示す小物入れのリッドが開いた状態にお
ける断面図である。
【図4】図1に示す小物入れの分解斜視図である。
【図5】Aは、図4に示すヒンジのアームをリッドの裏
面方向から見た拡大斜視図である。Bは、図4に示すヒ
ンジのアームをリッドの表面方向から見た拡大斜視図で
ある。
【図6】本発明の変形例におけるリッドの取付構造の断
面図である。
【図7】従来における小物入れの断面図である。
【符号の説明】
1 インパネ 3,21 小物入れ 5,22 リッド 6,23 ヒンジ 9,24 アーム 9a,24a 固定端 9d,24b 回動軸側端部 15,26 ボックス 15b 底壁 15c,26a 孔 16,25 目隠し板 17,27 フランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の内装パネルの内部に設けられた
    リッド付きのボックスに備えられ、一端に回動軸を設け
    他端に固定端を有するアーム状のヒンジを用いて上記リ
    ッドを上下方向に開閉し、かつ、上記内装パネル側にヒ
    ンジの回動軸側を取付け、リッドの上端部又は下端部に
    ヒンジの固定端を取付け、ヒンジを上記ボックスの内壁
    に穿設した孔に貫通させて成り、リッドの閉時にヒンジ
    の固定端側取付部以外がボックスの外部に押し出される
    ように、ヒンジを湾曲させたことを特徴とするリッドの
    取付構造。
  2. 【請求項2】 上記リッドの開時に、上記孔をほぼ閉塞
    し、かつ、ボックスの内壁に面一になるように配置した
    目隠し板をヒンジに取付けた請求項1に記載のリッドの
    取付構造。
  3. 【請求項3】 上記目隠し板のヒンジの回動軸側の面に
    目隠し板の周方向に突出するフランジを設けた請求項2
    に記載のリッドの取付構造。
JP23377297A 1997-08-29 1997-08-29 リッドの取付構造 Pending JPH1170839A (ja)

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JP23377297A JPH1170839A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 リッドの取付構造

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JP23377297A JPH1170839A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 リッドの取付構造

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JPH1170839A true JPH1170839A (ja) 1999-03-16

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JP (1) JPH1170839A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100510292B1 (ko) * 2002-12-12 2005-08-31 현대모비스 주식회사 글로브박스의 체결구조
JP2009122236A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置のリッドの取付構造

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