JPH1170838A - 車両用着脱コンソール装置 - Google Patents

車両用着脱コンソール装置

Info

Publication number
JPH1170838A
JPH1170838A JP23390297A JP23390297A JPH1170838A JP H1170838 A JPH1170838 A JP H1170838A JP 23390297 A JP23390297 A JP 23390297A JP 23390297 A JP23390297 A JP 23390297A JP H1170838 A JPH1170838 A JP H1170838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
console
vehicle
fitting holes
seat
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23390297A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Omori
憲男 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP23390297A priority Critical patent/JPH1170838A/ja
Publication of JPH1170838A publication Critical patent/JPH1170838A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンソール本体が、必要に応じて取付及び取
外自在とすること。 【解決手段】 車両のフロア10に穿設した2個の略長
方形状の嵌合孔11に対してコンソール本体20の後方
の底下面22に配設された係合片23を挿入し、コンソ
ール本体20の前方にある台座部20Aの貫通孔25を
螺合孔12に合わせ、螺合孔12に螺入して螺止自在な
化粧捩子26により、コンソール本体20を車両のフロ
ア10に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脱着式自動車用内装
品に関するものであり、特に、必要に応じて着脱自在と
した車両用着脱コンソール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用コンソール装置は、車種に
よって取付けたものと、取付けられていないもの等があ
るが、車両用コンソール装置を有する車両では、コンソ
ール装置が運転者等の物入れ等に使用が定着されてい
る。特に、運転者等は助手席側にあるグローブボックス
が運転席より離れていることから、車両用コンソール装
置の利便さが習慣になり、無意識のうちでも必要なもの
の出入れが可能になっている。特に、4WD等が比較的
多く出回っている今日、コンソール装置内のベンホルダ
ーを物入れ等に使用する者も少なくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用コンソー
ル装置は、車種によって取付けたものと、取付けられて
いないもの等があり、車両用コンソール装置を取付けた
車両はその取外しができないものである。したがって、
従来の車両用コンソール装置を取付けた車両は、そのコ
ンソール装置の取外しが困難であるから、例えば、乗用
車の車内にスキー板が積載可能なものでは、運転席と助
手席との間にスキー板の一部が露出し、その見栄えがよ
くなかった。
【0004】また、乗用車を営業に使用していても、と
きとして、乗用車で長尺物を運搬する必要に迫られる場
合がある。このような場合、車両に取付けられたコンソ
ール装置が邪魔になる可能性がある。
【0005】一方、車両用コンソール装置は肱置き、物
入れ等に使用が定着されてきており、車両用コンソール
装置がなくなると、運転手の習慣がなおざりになり、不
評を買う可能性がある。
【0006】そこで、本発明は、必要に応じて取付及び
取外自在な車両用着脱コンソール装置の提供を課題とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる車両用
着脱コンソール装置は、車体のフロア側に設けた嵌合孔
と、前記車体のフロア側に設けた螺合孔と、車載用に独
立に形成されたコンソール本体と、前記コンソール本体
に取付けられ、前記嵌合孔に挿入自在な係合片と、前記
コンソール本体に取付けられ、前記螺合孔に挿入自在で
回動によって螺止自在な固着手段とを具備するものであ
る。
【0008】請求項2にかかる車両用着脱コンソール装
置は、車体のフロア側に設けた複数の嵌合孔と、車載用
に独立に形成されたコンソール本体と、前記コンソール
本体の下部に一体成形された複数の嵌合孔と、前記コン
ソール本体に一体成形された複数の嵌合孔と前記フロア
側に設けた複数の嵌合孔とに挿着した状態で両者を一体
に固着する固着手段とを具備するものである。
【0009】請求項3にかかる車両用着脱コンソール装
置は、車体のフロア側に設けた複数の嵌合孔と、前記車
体のフロア側に固着された一方の接着布と、車載用に独
立に形成されたコンソール本体と、前記コンソール本体
に取付けられた前記一方の接着布と対になる他方の接着
布と、前記コンソール本体に取付けられた前記複数の嵌
合孔に嵌合自在な突出片とを具備するものである。
【0010】請求項4にかかる車両用着脱コンソール装
置は、車体に搭載された運転席シートの構成体及び助手
席シートの構成体に固着されたシートブラケットと、車
載用に独立に形成されたコンソール本体と、前記コンソ
ール本体に固着されたコンソールブラケットと、前記シ
ートブラケットと前記コンソールブラケットとを一体化
する固着手段とを具備することを特徴とする車両用着脱
コンソール装置。
【0011】請求項5にかかる車両用着脱コンソール装
置は、車体に搭載された運転席シートの構成体及び助手
席シートの構成体に設けた複数個の嵌合孔と、車載用に
独立に形成されたコンソール本体と、前記コンソール本
体に配設され、その端部が運転席シートの構成体と助手
席シートの構成体相互間の距離を狭めるように弾性力に
よって移動自在な操作杆とを具備するものである。
【0012】請求項6にかかる車両用着脱コンソール装
置は、車体に搭載されたシートの構成体に固着されたレ
ール受またはレールのうちの一方と、車載用に独立に形
成されたコンソール本体と、前記コンソール本体に固着
された他方のレールまたはレール受と、前記レールとレ
ール受との間の摺動を拘束する拘束手段とを具備するも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】なお、図中、同一符号及び記号は各実施の
形態に対して、各構成部分が基本的に同一または相当す
ることを示すものである。
【0015】図1は本発明の第一の実施の形態の車両用
着脱コンソール装置を取付けた状態を示す展開斜視図
(a)並びにその要部裏面図(b)及び切断線A−Aに
よるA−A要部断面図(c)、切断線B−BによるB−
B要部断面図(d)である。
【0016】車両のフロア10には、2個の略長方形状
の嵌合孔11が穿設されている。嵌合孔11は、その切
断線A−AによるA−A断面図に示すように、フロア1
0を構成する板金に対して切り起しを行い、その裏面に
は補強板11aをリベット11bで固着している。カー
ペット15には、リベット11bの頭部が貫通し、上面
からは突出しないように上面を平坦にしている。しか
し、本発明を実施する場合には、カーペット15でリベ
ット11bの頭部を覆ってもよい。また、車両のフロア
10には、1個の螺合孔12が設けられている。この螺
合孔12は、その切断線B−BによるB−B断面図に示
すように、車両のフロア10に穿設した孔12aの下面
に溶接されたナット12bによって形成されている。
【0017】2個の略長方形状の嵌合孔11と1個の螺
合孔12は、二等辺三角形の頂点位置にあり、後述する
コンソール本体20の取付安定性を高めている。
【0018】コンソール本体20は、蓋体21を解放す
ることにより図示しない内側に小物入れとして使用する
ベンホルダーが開口するものである。本実施の形態で
は、小物入れとして使用するベンホルダーで説明する
が、本発明を実施する場合には、シュガライター、専用
コンセント等から電気を取って使用するクーラー(冷蔵
ボックス)、温度ボックス等として使用できるものでも
よい。
【0019】コンソール本体20の後方の底下面22に
は、嵌合孔11に挿入自在な係合片23が配設されてい
る。係合片23は連結されて略コ字状を呈しており、全
体からみてコ字状両端部が係合片23として機能し、両
者間の連結部がコンソール本体20に対する接合部23
aとして機能する。この接合部23aはコンソール本体
20を成型する際に一体に固着されている。コ字状両端
部が係合片23は、2個の略長方形状の嵌合孔11に対
して挿入及び離脱自在になっている。
【0020】コンソール本体20の前方には、その底面
を前方に突出させ、1個の貫通孔25を有する台座部2
0Aが形成されている。台座部20Aの貫通孔25に
は、化粧捩子26が挿通され、螺合孔12、即ち、車両
のフロア10に穿設した孔12aの下面に溶接されたナ
ット12bに螺合される。
【0021】ここで使用する螺止自在な化粧捩子26か
らなる固着手段は、他のクリップ等の固着手段に置換す
ることもできる。しかし、螺止自在な化粧捩子26では
所定の締付力によって安定した取付けが可能となる。
【0022】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、車体のフロア10側に設けた嵌合孔11と、車体
のフロア10側に設けた螺合孔12と、車載用に独立に
形成されたコンソール本体20と、コンソール本体20
に取付けられ、嵌合孔11に挿入自在な係合片23と、
コンソール本体20に取付けられ、螺合孔12に挿入自
在で回動によって螺止自在な化粧捩子26からなる固着
手段とを具備するものである。
【0023】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、次のように組付け、取外しができる。
【0024】車両のフロア10に穿設した2個の略長方
形状の嵌合孔11に対してコンソール本体20の後方の
底下面22に配設された係合片23を挿入する。そし
て、コンソール本体20の前方にある台座部20Aの貫
通孔25を螺合孔12に合わせ、螺合孔12に螺入して
螺止自在な化粧捩子26からなる固着手段により、コン
ソール本体20を車両のフロア10に取付ける。このと
き、2個の略長方形状の嵌合孔11と1個の螺合孔12
は、進行方向に鋭角の二等辺三角形の頂点位置にあり、
コンソール本体20の安定した取付けができる。また、
2個の嵌合孔11と係合片23との嵌合及び1個の螺合
孔12の螺合により、車両の水平方向の加速度の大きな
変化にも安定した耐効力を有することができる。
【0025】また、コンソール本体20の前方にある台
座部20Aの化粧捩子26からなる固着手段の締付けを
解除し、コンソール本体20の台座部20Aを車両のフ
ロア10から分離し、序で、車両のフロア10に穿設し
た2個の嵌合孔11からコンソール本体20の後方の底
下面22に配設された係合片23を離脱させ、両者を分
離する。
【0026】このように、この実施の形態の車両用着脱
コンソール装置は、車両のフロア10に対してコンソー
ル本体20が分離可能であるから、必要に応じて車両か
らコンソール本体20を分離できる。また、この際、工
具を使用することなく、組立て及び分解が可能であるか
ら、取扱が容易である。そして、取付け状態では、略長
方形状の嵌合孔11と螺合孔12によって、少なくとも
一方を堅固に固定できるので、その取付安定性を良くす
ることができる。
【0027】このように、本実施の形態の車両用着脱コ
ンソール装置は、必要に応じて取付け、取外しが容易に
なり、ユーザの意向によって取付け、取外しができる。
【0028】図2は本発明の第二の実施の形態の車両用
着脱コンソール装置を取付けた状態を示す部分断面図
(a)及び要部断面図(b)である。
【0029】車体のフロア10側には、2個の嵌合孔1
11が穿設されている。嵌合孔111はその要部断面図
に示すように、フロア10を構成する板金に対して所定
の径の貫通孔を穿設したものである。しかし、本発明を
実施する場合には、フロア10の上面に載置するカーペ
ット15(図1に図示)にも貫通孔が形成されている。
また、車両のフロア10には、2個の嵌合孔111の前
方に1個の嵌合孔112が設けられている。前者同様
に、フロア10の上面に載置するカーペット15にも貫
通孔が形成されている。これら、2個の嵌合孔111と
1個の嵌合孔112は、二等辺三角形の頂点位置にあ
り、後述するコンソール本体20の取付安定性を高めて
いる。
【0030】コンソール本体20は、蓋体21を解放す
ることにより図示しない内側に小物入れとして使用する
ベンホルダーが開口するものである。
【0031】コンソール本体20の後方の底部のフラン
ジ部120Bには、2個の嵌合孔111に挿入可能な対
応位置に嵌合孔123が形成されている。コンソール本
体20の前方には、その底面を前方に突出させ、1個の
貫通孔125を有する台座部120Aが形成されてい
る。フランジ部120Bの2個の嵌合孔123と台座部
120Aの貫通孔125には、クリップ126が挿通さ
れ、嵌合孔112に固着される。クリップ126は外側
部材126aと内側部材126bからなり、外側部材1
26aから内側部材126bを引出したとき、外側部材
126aは内側部材126bによって小径となることが
可能となり、外側部材126aに内側部材126bを挿
入したとき、外側部材126aは内側部材126bによ
って大径に拘束されるものである。しかし、本発明を実
施する場合のクリップ126は、貫通孔に挿入され、挿
入方向からその離脱が困難なように径を変化させる機能
を有するものであればよい。
【0032】両者を一体に固着する固着手段は、両者を
一体に固着するクリップ126からなるものであるが、
本発明を実施する場合、捩子等の他の固着手段を使用す
ることもできる。
【0033】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、車体のフロア10側に設けた複数の嵌合孔111
及び嵌合孔112と、車載用に独立に形成されたコンソ
ール本体20と、コンソール本体20の下部に一体成形
された複数の嵌合孔123及び嵌合孔125と、コンソ
ール本体20に一体成形された複数の嵌合孔123及び
嵌合孔125とフロア側に設けた複数の嵌合孔111及
び嵌合孔112とに挿着され、両者を一体に固着するク
リップ126からなる固着手段とを具備するものであ
る。
【0034】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、次のように組付け、取外しができる。
【0035】まず、車両のフロア10に穿設した2個の
嵌合孔111に対して、コンソール本体20の後方の底
部のフランジ部120Bに配設された2個の嵌合孔12
3をあてがう。同時に、車両のフロア10の前方の2個
の嵌合孔112に対して、コンソール本体20の台座部
120Aに穿設した1個の貫通孔125をあてがう。そ
して、コンソール本体20の前方にある台座部120A
の貫通孔125及びフロア10の嵌合孔112にクリッ
プ126を挿入し、挿入が完了した時点で、内側部材1
26bを操作し外側部材126aを大径とし、その外周
の膨脹力によって押圧し、固着する。そして、コンソー
ル本体20の底部のフランジ部120Bの一方の嵌合孔
123及び車両のフロア10に穿設した一方の嵌合孔1
11に対して、クリップ126を挿入し、挿入が完了し
た時点で、内側部材126bを操作し外側部材126a
を大径とし、両者を一体に固着する。序で、コンソール
本体20の底部のフランジ部120Bの他方の嵌合孔1
23及び車両のフロア10に穿設した他方の嵌合孔11
1に対して、クリップ126を挿入し、挿入が完了した
時点で、内側部材126bを操作し外側部材126aを
大径とし、両者を一体に固着する。このとき、2個の嵌
合孔111と1個の嵌合孔112は、進行方向に鋭角の
略二等辺三角形の頂点位置にあり、コンソール本体20
の安定した取付けができる。また、2個の嵌合孔111
と1個の嵌合孔112は、その剪断力の強さにより、車
両の水平方向の加速度の大きな変化にも耐効力を有する
ことができる。
【0036】また、コンソール本体20を車両のフロア
10から分離する場合には、コンソール本体20の底部
のフランジ部120Bの嵌合孔123及び車両のフロア
10の嵌合孔111に対して、クリップ126の内側部
材126bを操作し外側部材126aを小径とし、2個
のクリップ126による両側の固着を解除する。同様
に、コンソール本体20の前方にある台座部20Aの貫
通孔125及びフロア10の嵌合孔112に挿入固着し
たクリップ126の、内側部材126bを操作し外側部
材126aを小径とし、その固着状態を解き、貫通孔1
25及び嵌合孔112からクリップ126を抜き取る。
そして、コンソール本体20を車両のフロア10から分
離することができる。
【0037】このように、本実施の形態の車両用着脱コ
ンソール装置は、必要に応じて取付け、取外しが容易に
なり、ユーザの意向によって取付け、取外しができる。
【0038】図3は本発明の第三の実施の形態の車両用
着脱コンソール装置のコンソール本体の斜視図(a)及
びフロア側の平面図(b)である。
【0039】車両のフロア10には、2個の有底または
無底の嵌合孔311及び嵌合孔312が穿設されてい
る。嵌合孔311と嵌合孔312の距離は、後述するコ
ンソール本体20の長さ等の位置によって決定され、通
常、コンソール本体20の長さ等の7〜9割の長さに設
定している。車両のフロア10の2個の嵌合孔311と
嵌合孔312の間には、所定の面積の一方の接着布31
3が接合されている。この所定の面積の一方の接着布3
13は、嵌合孔311と嵌合孔312の距離が短い場合
には、嵌合孔311と嵌合孔312の外側にも配設する
ことができる。車両のフロア10の2個の嵌合孔311
及び嵌合孔312、一方の接着布313は、図示しない
カーペットには、貫通孔が形成されていて、その貫通孔
を通して露出する。
【0040】コンソール本体20は、前述した第一の実
施の形態と同様で、蓋体21を解放することにより図示
しない内側に小物入れとして使用するベンホルダーが開
口するものである。コンソール本体20の底下面22に
は、2個の嵌合孔311及び嵌合孔312に挿入自在な
突出片321及び突出片322が配設されている。この
突出片321及び突出片322は位置決めを行うもので
あるから、2個の嵌合孔311及び嵌合孔312に深く
結合する必要はなく、位置決めでき、かつ、車両の急激
な加速度及び減速度に対して横方向の外力に絶えるもの
であればよい。したがって、両者の形状は、両者が正確
に位置決めされ、水平方向の外力で容易に両者の嵌合が
解除されなければよい。2個の突出片321と突出片3
22との間には、突出片321と突出片322と間に所
定の面積の他方の接着布323を接合している。なお、
他方の接着布323は、嵌合孔311と嵌合孔312の
距離が短い場合で、嵌合孔311と嵌合孔312の外側
にも所定の面積の一方の接着布313を設けているとき
には、それに対応してコンソール本体20の底下面22
にも、対応する他方の接着布323を接合する。
【0041】ここで、一方の接着布313と他方の接着
布323は、マジッシクテープ(商標)として市販され
ているもので、両者の接合を容易にするために、一方を
若干大き目に対応させてもよい。或いは、数個に分割し
て配設してもよい。
【0042】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、車体のフロア10側に設けた複数の嵌合孔311
と嵌合孔312と、車体のフロア10側に固着された一
方の接着布313と、車載用に独立に形成されたコンソ
ール本体20と、コンソール本体20に取付けられた一
方の接着布313と対になる他方の接着布323と、コ
ンソール本体20に取付けられ、複数の嵌合孔311と
嵌合孔312に嵌合自在な突出片321と突出片322
とを具備するものである。
【0043】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、次のように組付け、取外しができる。
【0044】車両のフロア10に穿設した2個の嵌合孔
311と嵌合孔312に対して、コンソール本体20の
裏面に配設された突出片321と突出片322を挿入
し、コンソール本体20の他方の接着布323と車両の
フロア10に取付けられた一方の接着布313とを対向
させ、コンソール本体20の上から押圧し、接着布32
3と接着布313とを接合する。これによって、コンソ
ール本体20を車両のフロア10に取付けることができ
る。
【0045】また、コンソール本体20を垂直方向に持
上げ、コンソール本体20の他方の接着布323と車両
のフロア10に取付けられた一方の接着布313との接
合を解くことにより、コンソール本体20の接着布32
3と車両のフロア10側の接着布313との接合を解除
し、車両の嵌合孔311及び嵌合孔312から、コンソ
ール本体20に配設された突出片321と突出片322
を離脱させ、両者を分離する。
【0046】このように、この実施の形態の車両用着脱
コンソール装置は、車両のフロア10に対してコンソー
ル本体20が分離可能であるから、必要に応じて車両か
らコンソール本体20を分離できる。また、この際、工
具を使用することなく、組立て及び分解が可能であるか
ら、取扱いが容易である。また、金属部分に手を触れる
必要がないから、金属特有の汚れが手に付くことがな
い。そして、取付け状態では、車両の水平方向の外力に
対して、嵌合孔311及び嵌合孔312に挿入されてい
る突出片321と突出片322で抗力が得られ、上方向
の外力に対しては、コンソール本体20の他方の接着布
323と車両のフロア10に取付けられた一方の接着布
313による接合によって抗力を得ている。したがっ
て、大きな外力をコンソール本体20に加えても、コン
ソール本体20が容易に移動する可能性がない。しか
も、取付けが簡単であり、だれにでも操作できる。ま
た、コンソール本体20の他方の接着布323と車両の
フロア10に取付けられた一方の接着布313は平面で
接合でき、その取付安定性を良くすることができる。
【0047】このように、本実施の形態の車両用着脱コ
ンソール装置は、必要に応じて取付け、取外しが容易に
なり、ユーザの意向によって取付け、取外しができる。
【0048】図4は本発明の第四の実施の形態の車両用
着脱コンソール装置を取付けた状態を示す正面からみた
説明図(a)及び要部断面図(b)である。
【0049】車体に搭載された運転席シートXのシート
脚等からなる構成体X1及び助手席シートYのシート脚
等からなる構成体Y1に対して、各対向する運転席シー
トXの構成体X1及び助手席シートYの構成体Y1に
は、互いに2個の嵌合孔X2(図示せず)及び嵌合孔Y
2が穿設されている。2個の嵌合孔X2(図示せず)及
び嵌合孔Y2には、断面L字状の運転席シートXの構成
体X1に固着されたシートブラケットX3と、助手席シ
ートYの構成体Y1に固着されたシートブラケットY3
が配設されている。このシートブラケットX3とシート
ブラケットY3は、その一方の面に2個の嵌合孔X2
(図示せず)と嵌合孔Y2に対して嵌合孔X3a(図示せ
ず)と嵌合孔Y3aを介して、ボルト・ナットY4で運転
席シートXの構成体X1及び助手席シートYの構成体Y
1に固着している。また、シートブラケットX3とシー
トブラケットY3の他方の面には、2個の嵌合孔X3a
(図示せず)と嵌合孔Y3bが穿設されている。
【0050】コンソール本体20は、前述した第一の実
施の形態と同様で、蓋体21を解放することにより、図
示しない内側に小物入れとして使用するベンホルダーが
開口するものである。
【0051】コンソール本体20の底部には、コンソー
ル本体20にインサートされた前後に1枚ずつの板状の
コンソールブラケット421が配設されている。1対の
コンソールブラケット421には、その両端に嵌合孔4
21aが穿設されている。本実施の形態の両コンソール
ブラケット421は、コンソール本体20にインサート
されているが、本発明を実施する場合、コンソール本体
20に両コンソールブラケット421を螺止してもよ
い。何れにせよ、コンソール本体20に両コンソールブ
ラケット421を固着できればよい。
【0052】クリップ426は、外側部材426aと内
側部材426bからなり、外側部材426aから内側部
材426bを引出したとき、外側部材426aは内側部
材426bによって小径可能となり、外側部材426a
に内側部材426bを挿入したとき、外側部材426a
は内側部材426bによって大径に拘束されるものであ
る。しかし、本発明を実施する場合のクリップ426
は、貫通孔に挿入され、挿入方向からその離脱が困難な
ように径を変化させる機能を有するものであればよい。
【0053】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、車体に搭載された運転席シートXの構成体X1及
び助手席シートYの構成体Y1に固着されたシートブラ
ケットX3とシートブラケットY3と、車載用に独立に
形成されたコンソール本体20と、コンソール本体20
に固着されたコンソールブラケット421と、シートブ
ラケットX3とシートブラケットY3とを一体化するク
リップ426からなる固着手段とを具備するものであ
る。
【0054】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、次のように組付け、取外しができる。
【0055】車体に搭載された運転席シートXの構成体
X1及び助手席シートYの構成体Y1に対して、各対向
する運転席シートXの構成体X1及び助手席シートYの
構成体Y1に、シートブラケットX3とシートブラケッ
トY3を固着する。このシートブラケットX3とシート
ブラケットY3の取付けを、車両の製造過程で行う場合
には、溶接によって行ってもよい。このシートブラケッ
トX3とシートブラケットY3の運転席シートX及び助
手席シートYに取付けた他方の面の2個の嵌合孔X3a
(図示せず)と嵌合孔Y3bに対して、コンソール本体2
0の前後に1枚配設されたコンソールブラケット421
の両端の嵌合孔421a、即ち、計4個の嵌合孔421
aのそれぞれをあてがい、そこに、クリップ426を挿
入する。
【0056】そして、シートブラケットX3とシートブ
ラケットY3の運転席シートX及び助手席シートYに取
付けた他方の面の2個の嵌合孔X3a(図示せず)と嵌合
孔Y3bに対して、コンソール本体20に配設したコンソ
ールブラケット421の両端の嵌合孔421aにクリッ
プ426を挿入した状態で、内側部材426bを操作
し、外側部材426aを大径とし、その外周の膨脹力に
よって両者間を押圧固着する。
【0057】また、コンソール本体20を車両のフロア
10から分離する場合には、シートブラケットX3とシ
ートブラケットY3の運転席シートX及び助手席シート
Yに取付けた他方の面の2個の嵌合孔X3a(図示せず)
と嵌合孔Y3bと、コンソール本体20に配設されたコン
ソールブラケット421の4個の嵌合孔421aに挿着
されているそれぞれのクリップ426に対して、クリッ
プ426の内側部材426bを操作し、外側部材426
aを小径とし、4個のクリップ426による両側の固着
状態を解き、クリップ426を抜き取る。そして、コン
ソール本体20を車両のフロア10から分離する。
【0058】このように、本実施の形態の車両用着脱コ
ンソール装置は、必要に応じて取付け、取外しが容易に
なり、ユーザの意向によって取付け、取外しができる。
【0059】図5は本発明の第五の実施の形態の車両用
着脱コンソール装置を取付けた状態を示す正面からみた
説明図(a)及び要部断面図(b)である。
【0060】車体に搭載された運転席シートXの構成体
X1及び助手席シートYの構成体Y1に対して、各対向
する運転席シートXの構成体X1及び助手席シートYの
構成体Y1には、互いに2個の嵌合孔X2(図示せず)
及び嵌合孔Y2が穿設されている。
【0061】コンソール本体20は、前述した第一の実
施の形態と同様で、蓋体21を解放することにより、図
示しない内側に小物入れとして使用するベンホルダーが
開口するものである。
【0062】コンソール本体20の底部には、コンソー
ル本体20にインサートされた前後に1枚ずつの板状の
コンソールブラケット521が配設されている。1対の
コンソールブラケット521には、その両端がU字状に
曲折された端部521aとなっており、その端部521
aには対向する嵌合孔522が穿設されている。本実施
の形態の両コンソールブラケット521は、コンソール
本体20にインサートされているが、本発明を実施する
場合、コンソール本体20に両コンソールブラケット5
21を螺止してもよい。何れにせよ、コンソール本体2
0に両コンソールブラケット521を固着できればよ
い。
【0063】端部521aに形成した対向する嵌合孔5
22には、円柱状の操作杆531が両者間に挿通されて
いる。操作杆531にはコイルスプリング533が挿通
されており、その一端は、操作杆531に挿着されてい
るCリング532に当接している。また、他端は端部5
21aの内面に弾接している。したがって、コイルスプ
リング533は、Cリング532と端部521aの内面
に当接し、その膨脹性の弾性力によって操作杆531を
外側に付勢している。
【0064】操作杆531の端部の着脱を自在とする係
合手段は、本実施の形態では、端部521aに形成した
対向する嵌合孔522に、円柱状の操作杆531が挿通
されて、その操作杆531にはコイルスプリング533
が挿通され、その一端が操作杆531に挿着されている
Cリング532によって構成されている。しかし、本発
明を実施する場合には、コンソールブラケット521の
端部の曲折等の端部加工のみによって形成することがで
きる。また、他の嵌合孔X2(図示せず)及び嵌合孔Y
2に挿脱自在で、定常状態で係合する係合手段とするこ
とができる。
【0065】また、シート脚等からなる構成体X1及び
構成体Y1は、本発明を実施する場合には、シートを構
成する部材であってもよいし、シートを構成する部材に
付設する部材であってもよい。
【0066】そして、コンソール本体20に形成され、
操作杆531の端部の着脱を自在とする係合手段は、本
実施の形態では、4個使用しているが、本発明を実施す
る場合には、片側2個の使用とすることができる。
【0067】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、車体に搭載された運転席シートXのシート脚等か
らなる構成体X1及び助手席シートYの構成体Y1に設
けた複数個の嵌合孔X2(図示せず)及び嵌合孔Y2
と、車載用に独立に形成されたコンソール本体20と、
その端部が運転席シートXの構成体X1と助手席シート
Yの構成体Y1相互間の距離を狭めるように外方向に移
動自在な操作杆531と、コンソール本体20に形成さ
れ、操作杆531の端部の着脱を自在とする係合手段と
を具備し、車体に搭載された運転席シートXの構成体X
1及び助手席シートYの構成体Y1とコンソール本体2
0とを分離または一体化するものである。
【0068】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、次のように、組付け、取外しができる。
【0069】コンソール本体20の一側部のコンソール
ブラケット521のU字状に曲折された端部521aの
操作杆531の外端を、車体に搭載された運転席シート
Xの構成体X1に設けた複数個の嵌合孔X2(図示せ
ず)または助手席シートYの構成体Y1に設けた複数個
の嵌合孔Y2に挿入する。序で、コンソール本体20の
他側部のコンソールブラケット521の端部521aに
配設された操作杆531をコイルスプリング533の弾
性力に抗して押圧し、操作杆531の外端を、車体に搭
載された助手席シートYの構成体Y1に設けた複数個の
嵌合孔Y2または運転席シートXの構成体X1に設けた
複数個の嵌合孔X2(図示せず)に挿入できる位置で外
力を解く。そして、コイルスプリング533の弾性力に
よって、操作杆531の外端を、車体に搭載された助手
席シートYの構成体Y1に設けた複数個の嵌合孔Y2ま
たは運転席シートXの構成体X1に設けた複数個の嵌合
孔X2(図示せず)に挿入し、コンソール本体20を車
体に搭載された運転席シートXの構成体X1及び助手席
シートYの構成体Y1に取付ける。
【0070】このように、本実施の形態の車両用着脱コ
ンソール装置は、必要に応じて取付け、取外しが容易に
なり、ユーザの意向によって取付け、取外しができる。
【0071】図6は本発明の第六の実施の形態の車両用
着脱コンソール装置を取付けた状態を示す展開斜視図で
ある。
【0072】車体に搭載された運転席シートの構成体X
1または助手席シート等のシートの構成体に対して、断
面略C字状になったレール受610を捩子611によっ
て固着している。
【0073】コンソール本体20は、前述した第一の実
施の形態と同様で、蓋体21を解放することにより、図
示しない内側に小物入れとして使用するベンホルダーが
開口するものである。
【0074】コンソール本体20の側部には、コンソー
ル本体20にインサートされ、露出部分の断面が略T字
状のレール625が配設されている。本実施の形態の断
面が略T字状のレール625は、コンソール本体20に
インサートされているが、本発明を実施する場合、コン
ソール本体20に螺止したものでもよい。しかし、本実
施の形態ではレール625側の負荷が大きくなる可能性
があるから、コンソール本体20にインサートされてい
る骨材と一体に接合してインサート成形した方が強度的
及び見栄的に有利である。何れにせよ、コンソール本体
20にレール625を堅固に固着できればよい。このレ
ール625は、一方の端部から挿入することにより、レ
ール受610を大きなガタ付きなく摺動させ、その長さ
方向に移動させることができる。
【0075】クリップ626は、外側部材626aと内
側部材626bからなり、外側部材626aから内側部
材626bを引出したとき、外側部材626aは内側部
材626bによって小径となり、外側部材626aに内
側部材626bを挿入したとき、外側部材626aは内
側部材626bによって大径となるものである。しか
し、ここで使用するクリップ626は、貫通孔に挿入さ
れ、挿入方向からその離脱が困難なように径を変化させ
る機能を有するものであればよい。
【0076】このクリップ626は、コンソール本体2
0の内側からその側部に穿設した貫通孔627を挿通
し、そして、運転席シートの構成体X1に穿設した嵌合
孔(図示せず)に挿入し、固着自在である。
【0077】ここで、本発明を実施する場合には、レー
ル受610とレール625を逆に配設することができ
る。即ち、運転席シートの構成体X1とコンソール本体
20との間に、レール受610とレール625の摺動自
在に取付けができればよい。
【0078】また、レール625とレール受610との
間の摺動を拘束するクリップ626からなる拘束手段
は、レール625とレール受610とが安定位置に装着
された状態で、その相対移動が拘束できればよいから、
捩子或いはその他の2部材の相対移動を禁止できる固着
手段が使用できる。
【0079】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、車体に搭載された運転席シートまたは助手席シー
ト等のシートの構成体に固着されたレール受610また
はレール625のうちの一方と、車載用に独立に形成さ
れたコンソール本体20と、コンソール本体20に固着
された他方のレール625またはレール受610と、レ
ール625とレール受610との間の摺動を拘束するク
リップ626からなる拘束手段とを具備するものであ
る。
【0080】この実施の形態の車両用着脱コンソール装
置は、次のように、組付け、取外しができる。
【0081】まず、車体に搭載された運転席シートの構
成体X1に対して、レール受610を捩子611によっ
て固着する。そのレール受610に対してコンソール本
体20の側部にインサートされたレール625を、一方
の端部から挿入することにより、コンソール本体20を
運転席シートの構成体X1に取付ける。そして、コンソ
ール本体20の内側からクリップ626を貫通孔627
に挿通し、更に、運転席シートの構成体X1に穿設した
嵌合孔(図示せず)に挿入し、運転席シートの構成体X
1に挿入したクリップ626を、その挿入した状態で、
内側部材626bを操作し外側部材626aを大径と
し、その外周の膨脹力によって両者間を押圧固着する。
これによって、レール受610からレール625が外力
で摺動することを防止する。
【0082】また、コンソール本体20を運転席シート
の構成体X1から分離するには、コンソール本体20の
内側からクリップ626の内側部材626bを操作し、
外側部材626aを小径とし、クリップ626による両
側の固着状態を解き、クリップ626を抜き取る。コン
ソール本体20を移動させることによりレール受610
からレール625を摺動させ、レール受610の一端か
らレール625を離脱させる。そして、コンソール本体
20を車両のフロア10から分離する。
【0083】このように、本実施の形態の車両用着脱コ
ンソール装置は、必要に応じて取付け、取外しが容易に
なり、ユーザの意向によって取付け、取外しができる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、請求項1の車両用着脱コ
ンソール装置は、車体のフロア側に設けた嵌合孔及び螺
合孔と、車載用に独立に形成されたコンソール本体と、
前記コンソール本体に取付けられ、前記嵌合孔に挿入自
在な係合片と、前記コンソール本体に取付けられ、前記
螺合孔に挿入自在で回動によって螺止自在な固着手段と
を具備するものである。
【0085】したがって、コンソール本体とフロアの間
を嵌合孔及び螺合孔を利用して固着でき、しかも簡単な
構造であり、その取付け及び取外し方法においても、複
雑な機構を使用していないので、機械的な扱いが苦手な
ユーザにおいても、必要に応じて取付け、取外しが容易
となる。また、機構的に複雑なものを採用していないの
で故障が生じる可能性がない。そして、水平方向の加速
度の変化に対しても対抗力が維持できる。
【0086】請求項2の車両用着脱コンソール装置は、
車体のフロア側に設けた複数の嵌合孔と、車載用に独立
に形成されたコンソール本体と、前記コンソール本体の
下部に一体成形された複数の嵌合孔と、前記コンソール
本体に一体成形された複数の嵌合孔と前記フロア側に設
けた複数の嵌合孔とに挿着した状態で両者を一体に固着
する固着手段とを具備するものである。
【0087】したがって、コンソール本体とフロアの間
を嵌合孔を利用して固着でき、しかも簡単な構造であ
り、その取付け及び取外し方法においても、複雑な機構
を使用していないので、機械的な扱いが苦手なユーザに
おいても、必要に応じて取付け、取外しが容易となる。
また、機構的に複雑なものを採用していないので故障が
生じる可能性がない。そして、水平方向の加速度の変化
に対しても対抗力が維持できる。更に、噛合せ部分がな
いので、コンソール本体を長い期間取外しておいても、
錆、砂埃等によって取付けが困難になることがない。
【0088】請求項3の車両用着脱コンソール装置は、
車体のフロア側に設けた複数の嵌合孔と、前記車体のフ
ロア側に固着された一方の接着布と、車載用に独立に形
成されたコンソール本体と、前記コンソール本体に取付
けられた前記一方の接着布と対になる他方の接着布と、
前記コンソール本体に取付けられた前記複数の嵌合孔に
嵌合自在な突出片とを具備するものである。
【0089】したがって、コンソール本体とフロアの間
を嵌合孔を利用して位置決めし、接着布によって固着で
きるから、構造が簡単となる。また、その取付け及び取
外し方法においても、複雑な機構を使用していないの
で、機械的な扱いが苦手なユーザにおいても、必要に応
じて取付け、取外しが容易となる。また、機構的に複雑
なものを採用していないので故障が生じる可能性がな
い。そして、水平方向の加速度の変化に対しても対抗力
が維持できる。更に、噛合せ部分がないので、コンソー
ル本体を長い期間取外しておいても、錆、砂埃等によっ
て取付けが困難になることがない。
【0090】請求項4の車両用着脱コンソール装置は、
車体に搭載された運転席シート及び助手席シートの構成
体に固着されたシートブラケットと、車載用に独立に形
成されたコンソール本体と、前記コンソール本体に固着
されたコンソールブラケットと、前記シートブラケット
と前記コンソールブラケットとを一体化する固着手段と
を具備するものである。
【0091】したがって、運転席シート及び助手席シー
トの構成体に固着されたシートブラケットとコンソール
本体に固着されたコンソールブラケットとを、位置決め
して固着できるから、取付け及び取外し構造が簡単であ
る。また、その取付け及び取外し方法においても、複雑
な機構を使用していないので、機械的な扱いが苦手なユ
ーザにおいても、必要に応じて取付け、取外しが容易と
なる。また、機構的に複雑なものを採用していないので
故障が生じる可能性がない。そして、水平方向の加速度
の変化に対しても対抗力が維持できる。
【0092】請求項5の車両用着脱コンソール装置は、
車体に搭載された運転席シートの構成体及び助手席シー
トの構成体に設けた複数個の嵌合孔と、車載用に独立に
形成されたコンソール本体と、前記コンソール本体に配
設され、その端部が運転席シートの構成体と助手席シー
トの構成体相互間の距離を狭めるように弾性力によって
移動自在な操作杆とを具備するものである。
【0093】したがって、運転席シート及び助手席シー
トの構成体に設けた複数個の嵌合孔と、運転席シートの
構成体と助手席シートの構成体相互間の距離を狭めるよ
うに弾性力によって移動自在な操作杆によって、コンソ
ール本体を位置決めして固着できるから、取付け及び取
外し構造が簡単である。また、その取付け及び取外し方
法においても、複雑な機構を使用していないので、機械
的な扱いが苦手なユーザにおいても、必要に応じて取付
け、取外しが容易となる。また、機構的に複雑なものを
採用していないので故障が生じる可能性がない。そし
て、水平方向の加速度の変化に対しても対抗力が維持で
きる。
【0094】請求項6の車両用着脱コンソール装置は、
車体に搭載されたシートの構成体に固着されたレール受
またはレールのうちの一方と、車載用に独立に形成され
たコンソール本体と、前記コンソール本体に固着された
他方のレールまたはレール受と、前記レールとレール受
との間の摺動を拘束する拘束手段とを具備するものであ
る。
【0095】したがって、車体に搭載された運転席シー
トの構成体及び/または助手席シートの構成体とコンソ
ール本体との間に、レール受とレールの組合せができる
ように取付け、更に、前記レールとレール受との間の摺
動を拘束する拘束手段を有しているから、取付け及び取
外し構造が簡単である。また、その取付け及び取外し方
法においても、複雑な機構を使用していないので、機械
的な扱いが苦手なユーザにおいても、必要に応じて取付
け、取外しが容易となる。また、機構的に複雑なものを
採用していないので故障が生じる可能性がない。そし
て、水平方向の加速度の変化に対しても対抗力が維持で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一の実施の形態の車両用着
脱コンソール装置を取付けた状態を示す展開斜視図
(a)並びにその要部裏面図(b)及び切断線A−Aに
よるA−A要部断面図(c)、切断線B−BによるB−
B要部断面図(d)である。
【図2】 図2は本発明の第二の実施の形態の車両用着
脱コンソール装置を取付けた状態を示す部分断面図
(a)及び要部断面図(b)である。
【図3】 図3は本発明の第三の実施の形態の車両用着
脱コンソール装置のコンソール本体の斜視図(a)及び
フロア側の平面図(b)である。
【図4】 図4は本発明の第四の実施の形態の車両用着
脱コンソール装置を取付けた状態を示す正面からみた説
明図(a)及び要部断面図(b)である。
【図5】 図5は本発明の第五の実施の形態の車両用着
脱コンソール装置を取付けた状態を示す正面からみた説
明図(a)及び要部断面図(b)である。
【図6】 図6は本発明の第六の実施の形態の車両用着
脱コンソール装置を取付けた状態を示す展開斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 車体のフロア 12 螺合孔 20 コンソール本体 23 係合片 26 化粧捩子 11,111,112,123,125,311,31
2, 嵌合孔 126 クリップ 313,323 接着布 321,322 突出片 X 運転席シート Y 助手席シート X1,Y1 構成体 X3,Y3 シートブラケット 421 コンソールブラケット 426,626 クリップ 531 操作杆 610 レール受 625 レール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のフロア側に設けた嵌合孔と、 前記車体のフロア側に設けた螺合孔と、 車載用に独立に形成されたコンソール本体と、 前記コンソール本体に取付けられ、前記嵌合孔に挿入自
    在な係合片と、 前記コンソール本体に取付けられ、前記螺合孔に挿入自
    在で回動によって螺止自在な固着手段とを具備すること
    を特徴とする車両用着脱コンソール装置。
  2. 【請求項2】 車体のフロア側に設けた複数の嵌合孔
    と、 車載用に独立に形成されたコンソール本体と、 前記コンソール本体の下部に一体成形された複数の嵌合
    孔と、 前記コンソール本体に一体成形された複数の嵌合孔と前
    記フロア側に設けた複数の嵌合孔とに挿着した状態で両
    者を一体に固着する固着手段とを具備することを特徴と
    する車両用着脱コンソール装置。
  3. 【請求項3】 車体のフロア側に設けた複数の嵌合孔
    と、 前記車体のフロア側に固着された一方の接着布と、 車載用に独立に形成されたコンソール本体と、 前記コンソール本体に取付けられた前記一方の接着布と
    対になる他方の接着布と、 前記コンソール本体に取付けられた前記複数の嵌合孔に
    嵌合自在な突出片とを具備することを特徴とする車両用
    着脱コンソール装置。
  4. 【請求項4】 車体に搭載された運転席シートの構成体
    及び助手席シートの構成体に固着されたシートブラケッ
    トと、 車載用に独立に形成されたコンソール本体と、 前記コンソール本体に固着されたコンソールブラケット
    と、 前記シートブラケットと前記コンソールブラケットとを
    一体化する固着手段とを具備することを特徴とする車両
    用着脱コンソール装置。
  5. 【請求項5】 車体に搭載された運転席シートの構成体
    及び助手席シートの構成体に設けた複数個の嵌合孔と、 車載用に独立に形成されたコンソール本体と、 前記コンソール本体に配設され、その端部が運転席シー
    トの構成体と助手席シートの構成体相互間の距離を狭め
    るように弾性力によって移動自在な操作杆とを具備する
    ことを特徴とする車両用着脱コンソール装置。
  6. 【請求項6】 車体に搭載されたシートの構成体に固着
    されたレール受またはレールのうちの一方と、 車載用に独立に形成されたコンソール本体と、 前記コンソール本体に固着された他方のレールまたはレ
    ール受と、 前記レールとレール受との間の摺動を拘束する拘束手段
    とを具備することを特徴とする車両用着脱コンソール装
    置。
JP23390297A 1997-08-29 1997-08-29 車両用着脱コンソール装置 Withdrawn JPH1170838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23390297A JPH1170838A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 車両用着脱コンソール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23390297A JPH1170838A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 車両用着脱コンソール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1170838A true JPH1170838A (ja) 1999-03-16

Family

ID=16962380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23390297A Withdrawn JPH1170838A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 車両用着脱コンソール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1170838A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002154381A (ja) * 2000-11-24 2002-05-28 Mitsuboshi Belting Ltd 脱着式コンソールボックス及び脱着式コンソールボックスの取付構造
WO2007007687A1 (ja) 2005-07-12 2007-01-18 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. クリップ
WO2007013283A1 (ja) 2005-07-29 2007-02-01 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. クリップ
US8046880B2 (en) 2006-08-02 2011-11-01 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. Clip
JP2011230628A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用コンソールボックス
US8099839B2 (en) 2006-08-02 2012-01-24 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. Clip
KR101155170B1 (ko) 2010-11-01 2012-06-11 주식회사 지에스씨 자동차용 콘솔박스
JP2021091400A (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 アディエント エアロスペース エルエルシー 乗客ファニチャデバイス、座席ユニット及び乗客座席配列体
CN115447461A (zh) * 2022-09-05 2022-12-09 中国第一汽车股份有限公司 一种可拆卸副仪表板及汽车

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002154381A (ja) * 2000-11-24 2002-05-28 Mitsuboshi Belting Ltd 脱着式コンソールボックス及び脱着式コンソールボックスの取付構造
JP4545307B2 (ja) * 2000-11-24 2010-09-15 三ツ星化成品株式会社 脱着式コンソールボックスの取付構造
WO2007007687A1 (ja) 2005-07-12 2007-01-18 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. クリップ
US7874048B2 (en) 2005-07-12 2011-01-25 Saiwa Kasei Industry Co., Ltd. Clip
WO2007013283A1 (ja) 2005-07-29 2007-02-01 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. クリップ
US8046880B2 (en) 2006-08-02 2011-11-01 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. Clip
US8099839B2 (en) 2006-08-02 2012-01-24 Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. Clip
JP2011230628A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用コンソールボックス
KR101155170B1 (ko) 2010-11-01 2012-06-11 주식회사 지에스씨 자동차용 콘솔박스
JP2021091400A (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 アディエント エアロスペース エルエルシー 乗客ファニチャデバイス、座席ユニット及び乗客座席配列体
CN115447461A (zh) * 2022-09-05 2022-12-09 中国第一汽车股份有限公司 一种可拆卸副仪表板及汽车
CN115447461B (zh) * 2022-09-05 2023-10-27 中国第一汽车股份有限公司 一种可拆卸副仪表板及汽车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100927295B1 (ko) 어시스트 그립의 체결구조
JP2005308221A (ja) 多段組み立て補助ファスナ
JPH1170838A (ja) 車両用着脱コンソール装置
CA2337462A1 (en) Panel fastener
JP2000344064A (ja) ペダル支持構造
JP2004155305A (ja) シートトラック装置
JP2595171Y2 (ja) 組立式車両用ベッド
JPH11278102A (ja) 車両用部品の取付構造
JP2002019532A (ja) 自動車用ルーフレール兼キャリア
JP2001315561A (ja) 格納式アシストグリップの取付構造
JP4011357B2 (ja) 車両用荷崩れ防止装置
JP4545307B2 (ja) 脱着式コンソールボックスの取付構造
JPH0110947Y2 (ja)
JPH08175282A (ja) 自動車用側部トリムの取付構造
JPH0955586A (ja) モービルブラケットのロック機構
JP2002274260A (ja) 車両用ミラー装置の組付構造
KR200146830Y1 (ko) 자동차의 루프 몰딩 조립구조
KR100291092B1 (ko) 차량용트렁크룸보오드착탈장치
JPH0724649Y2 (ja) 脱着自在なクリップの取付構造
JP2003212049A (ja) 脱着式車両用内装品
JP2002220003A (ja) 車載用電子機器
JP2569280Y2 (ja) 車体に対するボディカバー等の端部止め具
KR0128333Y1 (ko) 자동차용 보조매트 고정장치
KR100432003B1 (ko) 차량의 리어 사이드 시트 벨트 마운트
JPH0629110Y2 (ja) 自動車シートの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040408

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20051220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060110

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060117