JPH1167891A - 素子分離体の形成方法 - Google Patents
素子分離体の形成方法Info
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- JPH1167891A JPH1167891A JP22867997A JP22867997A JPH1167891A JP H1167891 A JPH1167891 A JP H1167891A JP 22867997 A JP22867997 A JP 22867997A JP 22867997 A JP22867997 A JP 22867997A JP H1167891 A JPH1167891 A JP H1167891A
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- trench
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- forming
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 素子分離体を微細化するとともに、この素子
分離体を安定した形状に形成することのできる、素子分
離体の形成方法の提供が望まれている。 【解決手段】 Si基板11上に第1のSiN膜13を
形成し、レジストパターン14をマスクに第1のSiN
膜13をパターニングして素子分離形成用パターン15
を形成し、レジストパターン14と素子分離形成用パタ
ーン15の側壁に付着したポリマー16とを除去し、S
i基板11上に第2のSiN膜17を形成し、これをエ
ッチバックして第1のSiN膜13の側壁部にサイドウ
ォール18を形成し、素子分離形成用パターン15とサ
イドウォール18とをマスクにSi基板11をエッチン
グしてトレンチ19を形成し、トレンチ19内に絶縁材
料を埋め込んで絶縁材料層20を形成し、絶縁材料層2
0を平坦化法により除去してこの絶縁材料層20をトレ
ンチ19内にのみ残し、これを素子分離体21とする。
分離体を安定した形状に形成することのできる、素子分
離体の形成方法の提供が望まれている。 【解決手段】 Si基板11上に第1のSiN膜13を
形成し、レジストパターン14をマスクに第1のSiN
膜13をパターニングして素子分離形成用パターン15
を形成し、レジストパターン14と素子分離形成用パタ
ーン15の側壁に付着したポリマー16とを除去し、S
i基板11上に第2のSiN膜17を形成し、これをエ
ッチバックして第1のSiN膜13の側壁部にサイドウ
ォール18を形成し、素子分離形成用パターン15とサ
イドウォール18とをマスクにSi基板11をエッチン
グしてトレンチ19を形成し、トレンチ19内に絶縁材
料を埋め込んで絶縁材料層20を形成し、絶縁材料層2
0を平坦化法により除去してこの絶縁材料層20をトレ
ンチ19内にのみ残し、これを素子分離体21とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
の際に行われる、素子分離体の形成方法に関する。
の際に行われる、素子分離体の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子ではその微細化や高速
化が益々進んでいる。ところで、半導体素子の微細化を
進めるには素子分離の間隔を狭める必要がある。素子分
離技術としてはいくつかのものが提案されているが、そ
の中でも有力な技術の一つとして、STI(Shallow Tr
ench Isolation)が知られている。
化が益々進んでいる。ところで、半導体素子の微細化を
進めるには素子分離の間隔を狭める必要がある。素子分
離技術としてはいくつかのものが提案されているが、そ
の中でも有力な技術の一つとして、STI(Shallow Tr
ench Isolation)が知られている。
【0003】このSTI、すなわちトレンチアイソレー
ション技術では、図3に示すように、まず、Si基板1
上にSiO2 膜2、Si3 N4 膜3を形成した後フォト
レジスト層(図示略)を形成し、さらにこのフォトレジ
スト層を、形成するトレンチのパターンにパターニング
してレジストパターン4を形成する。次に、このレジス
トパターン4をマスクにしてSi3 N4 膜3をエッチン
グする。そして、フォトレジスト層を除去した後、エッ
チングによって得られたSi3 N4 膜3からなるパター
ンをマスクにしてSiO2 膜2、Si基板1をエッチン
グし、トレンチを形成する。
ション技術では、図3に示すように、まず、Si基板1
上にSiO2 膜2、Si3 N4 膜3を形成した後フォト
レジスト層(図示略)を形成し、さらにこのフォトレジ
スト層を、形成するトレンチのパターンにパターニング
してレジストパターン4を形成する。次に、このレジス
トパターン4をマスクにしてSi3 N4 膜3をエッチン
グする。そして、フォトレジスト層を除去した後、エッ
チングによって得られたSi3 N4 膜3からなるパター
ンをマスクにしてSiO2 膜2、Si基板1をエッチン
グし、トレンチを形成する。
【0004】ところが、前記の方法ではフォトレジスト
層をパターニングする際の開口寸法に限界があり、解像
限界以下に開口寸法を狭めていくと図3中に4aで示す
ようにレジストパターン4が裾を引いてしまい、開口パ
ターンが設計どおりに形成されなくなってより微細なパ
ターンを形成するのが困難になってしまう。
層をパターニングする際の開口寸法に限界があり、解像
限界以下に開口寸法を狭めていくと図3中に4aで示す
ようにレジストパターン4が裾を引いてしまい、開口パ
ターンが設計どおりに形成されなくなってより微細なパ
ターンを形成するのが困難になってしまう。
【0005】このような背景から、近年では解像限界以
下のより微細なパターンを形成すべく、図4に示すよう
にSi3 N4 膜をパターニングしてSi3 N4 マスク5
を形成した後、レジストパターン4を除去することなく
そのまま残した状態でSi基板1までエッチングし、ト
レンチ6を形成する方法が採用されるようになってきて
いる。
下のより微細なパターンを形成すべく、図4に示すよう
にSi3 N4 膜をパターニングしてSi3 N4 マスク5
を形成した後、レジストパターン4を除去することなく
そのまま残した状態でSi基板1までエッチングし、ト
レンチ6を形成する方法が採用されるようになってきて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法はエッチングを連続処理できる点では有効であるもの
の、Si3 N4 膜のエッチングに際しては通常異方性を
持たせるべくフルオロカーボンガスがエッチングガスと
して用いられるため、エッチングによって形成されたS
i3 N4 マスク5の側壁部に、エッチングガスとレジス
トとの生成物であるポリマー7が付着してしまう。する
と、このようにして付着したポリマー7がSi基板1の
エッチング時にマスクとして機能してしまうことから、
Si3 N4マスク5を設計どおりに加工しても結果的に
トレンチ6が設計どおりの開口寸法に形成されなくなっ
てしまう。
法はエッチングを連続処理できる点では有効であるもの
の、Si3 N4 膜のエッチングに際しては通常異方性を
持たせるべくフルオロカーボンガスがエッチングガスと
して用いられるため、エッチングによって形成されたS
i3 N4 マスク5の側壁部に、エッチングガスとレジス
トとの生成物であるポリマー7が付着してしまう。する
と、このようにして付着したポリマー7がSi基板1の
エッチング時にマスクとして機能してしまうことから、
Si3 N4マスク5を設計どおりに加工しても結果的に
トレンチ6が設計どおりの開口寸法に形成されなくなっ
てしまう。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、トレンチを微細化してこ
れに埋め込まれる素子分離体を微細化するとともに、こ
の素子分離体を安定した形状に形成することのできる、
素子分離体の形成方法を提供することにある。
で、その目的とするところは、トレンチを微細化してこ
れに埋め込まれる素子分離体を微細化するとともに、こ
の素子分離体を安定した形状に形成することのできる、
素子分離体の形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の素子分離体の形
成方法では、シリコン基板上に第1の窒化ケイ素膜を形
成する工程と、レジストパターンをマスクにしたエッチ
ングにより前記第1の窒化ケイ素膜をパターニングし、
該第1の窒化ケイ素膜から素子分離形成用のパターンを
形成する工程と、前記レジストパターンを除去するとと
もに、前記素子分離形成用のパターンの側壁に付着した
ポリマーを除去する工程と、前記シリコン基板上に前記
素子分離形成用のパターンを覆って第2の窒化ケイ素膜
を形成する工程と、前記第2の窒化ケイ素膜をエッチバ
ックして前記第1の窒化ケイ素膜の側壁部に該第2の窒
化ケイ素膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
前記素子分離形成用のパターンとサイドウォールとをマ
スクにして前記シリコン基板をエッチングし、トレンチ
を形成する工程と、前記トレンチ内に絶縁材料を埋め込
んで絶縁材料層を形成する工程と、前記絶縁材料層を平
坦化法により除去し、該絶縁材料層を前記トレンチ内に
のみ残してこれを素子分離体とする工程と、を備えてな
ることを前記課題の解決手段とした。
成方法では、シリコン基板上に第1の窒化ケイ素膜を形
成する工程と、レジストパターンをマスクにしたエッチ
ングにより前記第1の窒化ケイ素膜をパターニングし、
該第1の窒化ケイ素膜から素子分離形成用のパターンを
形成する工程と、前記レジストパターンを除去するとと
もに、前記素子分離形成用のパターンの側壁に付着した
ポリマーを除去する工程と、前記シリコン基板上に前記
素子分離形成用のパターンを覆って第2の窒化ケイ素膜
を形成する工程と、前記第2の窒化ケイ素膜をエッチバ
ックして前記第1の窒化ケイ素膜の側壁部に該第2の窒
化ケイ素膜からなるサイドウォールを形成する工程と、
前記素子分離形成用のパターンとサイドウォールとをマ
スクにして前記シリコン基板をエッチングし、トレンチ
を形成する工程と、前記トレンチ内に絶縁材料を埋め込
んで絶縁材料層を形成する工程と、前記絶縁材料層を平
坦化法により除去し、該絶縁材料層を前記トレンチ内に
のみ残してこれを素子分離体とする工程と、を備えてな
ることを前記課題の解決手段とした。
【0009】この素子分離体の形成方法によれば、レジ
ストパターンと、素子分離形成用のパターンの側壁に付
着したポリマーとを除去した後、素子分離形成用のパタ
ーンの側壁部に形成したサイドウォールをもマスクにし
てシリコン基板をエッチングし、トレンチを形成するの
で、ポリマーの付着によってトレンチの寸法が設計どお
りにならないといった不都合が回避され、しかも、得ら
れるトレンチの幅を、サイドウォールの幅分狭くするこ
とが可能になる。
ストパターンと、素子分離形成用のパターンの側壁に付
着したポリマーとを除去した後、素子分離形成用のパタ
ーンの側壁部に形成したサイドウォールをもマスクにし
てシリコン基板をエッチングし、トレンチを形成するの
で、ポリマーの付着によってトレンチの寸法が設計どお
りにならないといった不都合が回避され、しかも、得ら
れるトレンチの幅を、サイドウォールの幅分狭くするこ
とが可能になる。
【0010】また、サイドウォールをマスクにしてトレ
ンチを形成するので、得られるトレンチはその底部にお
ける側端部がサイドウォールの肩の形状に近い丸みを帯
びた形状になり、したがってここに絶縁材料が埋め込ま
れて形成された素子分離体は、前記側端部で電界集中が
起こらず、これによりリーク電流の発生が抑えられたも
のとなる。
ンチを形成するので、得られるトレンチはその底部にお
ける側端部がサイドウォールの肩の形状に近い丸みを帯
びた形状になり、したがってここに絶縁材料が埋め込ま
れて形成された素子分離体は、前記側端部で電界集中が
起こらず、これによりリーク電流の発生が抑えられたも
のとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の素子分離体の形成
方法を実施形態例によって詳しく説明する。この例で
は、まず、図1(a)に示すように、シリコン基板(以
下、Si基板と記す)11の表層部に熱酸化法によって
SiO2 膜12を厚さ10nm程度に形成する。次に、
このSiO2 膜12上に、CVD法によって第1のSi
3 N4膜13を200nm程度の厚さに形成する。次い
で、従来と同様にしてフォトレジスト層(図示略)を形
成し、さらにこのフォトレジスト層を、公知のリソグラ
フィー技術、エッチング技術によって形成するトレンチ
のパターンにパターニングし、レジストパターン14を
形成する。
方法を実施形態例によって詳しく説明する。この例で
は、まず、図1(a)に示すように、シリコン基板(以
下、Si基板と記す)11の表層部に熱酸化法によって
SiO2 膜12を厚さ10nm程度に形成する。次に、
このSiO2 膜12上に、CVD法によって第1のSi
3 N4膜13を200nm程度の厚さに形成する。次い
で、従来と同様にしてフォトレジスト層(図示略)を形
成し、さらにこのフォトレジスト層を、公知のリソグラ
フィー技術、エッチング技術によって形成するトレンチ
のパターンにパターニングし、レジストパターン14を
形成する。
【0012】次いで、このレジストパターン14をマス
クにして第1のSi3 N4 膜13をドライエッチング
し、図1(b)に示すように第1のSi3 N4 膜13か
らなる素子分離形成用パターン15を形成する。この第
1のSi3 N4 膜13をエッチング除去する際、SiO
2 膜12もある程度はエッチングされてしまうが、エッ
チング条件を適宜に設定しておくことにより、Si基板
11までがエッチングされない程度にSiO2 膜12を
Si基板11表面に残しておく。
クにして第1のSi3 N4 膜13をドライエッチング
し、図1(b)に示すように第1のSi3 N4 膜13か
らなる素子分離形成用パターン15を形成する。この第
1のSi3 N4 膜13をエッチング除去する際、SiO
2 膜12もある程度はエッチングされてしまうが、エッ
チング条件を適宜に設定しておくことにより、Si基板
11までがエッチングされない程度にSiO2 膜12を
Si基板11表面に残しておく。
【0013】このようにして第1のSi3 N4 膜13を
エッチングすると、前述したように、エッチングガスと
して用いたフルオロカーボンガスとレジストとの生成物
であるポリマー16が素子分離形成用パターン15の側
壁部に付着してしまう。そこで、本発明では、O2 プラ
ズマ処理とウェットエッチチング処理とを行い、前記レ
ジストパターン14とポリマー16とを除去して図1
(c)に示すように素子分離形成用パターン15を露出
させる。
エッチングすると、前述したように、エッチングガスと
して用いたフルオロカーボンガスとレジストとの生成物
であるポリマー16が素子分離形成用パターン15の側
壁部に付着してしまう。そこで、本発明では、O2 プラ
ズマ処理とウェットエッチチング処理とを行い、前記レ
ジストパターン14とポリマー16とを除去して図1
(c)に示すように素子分離形成用パターン15を露出
させる。
【0014】次いで、図1(d)に示すように、素子分
離形成用パターン15を覆ってCVD法により第2のS
i3 N4 膜17を200nm程度の厚さに形成する。続
いて、Si基板11表層部のSiO2 膜12をエッチン
グストッパとして、この第2のSi3 N4 膜17を異方
性エッチングでエッチバックして除去する。すると、第
1のSi3 N4 膜13からなる素子分離形成用パターン
15の側壁部には、図1(e)に示すように第2のSi
3 N4 膜17からなるサイドウォール18が形成され
る。
離形成用パターン15を覆ってCVD法により第2のS
i3 N4 膜17を200nm程度の厚さに形成する。続
いて、Si基板11表層部のSiO2 膜12をエッチン
グストッパとして、この第2のSi3 N4 膜17を異方
性エッチングでエッチバックして除去する。すると、第
1のSi3 N4 膜13からなる素子分離形成用パターン
15の側壁部には、図1(e)に示すように第2のSi
3 N4 膜17からなるサイドウォール18が形成され
る。
【0015】次いで、素子分離形成用パターン15とサ
イドウォール18とをマスクにしてSi基板11をエッ
チングし、図2(a)のようにSi基板11に深さ0.
3μmから0.5μm程度のトレンチ19を形成する。
サイドウォール18のテーパ形状がトレンチ19の形状
に反映され、トレンチ19の側壁部を丸みが帯びた状態
にすることができる。そして、さらにこの丸みを大きく
するため高温酸化を行う。
イドウォール18とをマスクにしてSi基板11をエッ
チングし、図2(a)のようにSi基板11に深さ0.
3μmから0.5μm程度のトレンチ19を形成する。
サイドウォール18のテーパ形状がトレンチ19の形状
に反映され、トレンチ19の側壁部を丸みが帯びた状態
にすることができる。そして、さらにこの丸みを大きく
するため高温酸化を行う。
【0016】次いで、CVD法あるいはBias EC
R法によって絶縁材料であるSiO 2 を堆積し、図2
(b)に示すようにトレンチ19を埋め込んだ状態に絶
縁材料層20を形成する。ここで、絶縁材料であるSi
O2 については、膜の埋め込み性が良ければコンフォー
マルでもHDPでもよい。このようにして絶縁材料層2
0を形成したら、再度高温酸化を行い、SiO2からな
る絶縁材料層20の緻密化を図る。
R法によって絶縁材料であるSiO 2 を堆積し、図2
(b)に示すようにトレンチ19を埋め込んだ状態に絶
縁材料層20を形成する。ここで、絶縁材料であるSi
O2 については、膜の埋め込み性が良ければコンフォー
マルでもHDPでもよい。このようにして絶縁材料層2
0を形成したら、再度高温酸化を行い、SiO2からな
る絶縁材料層20の緻密化を図る。
【0017】次いで、この絶縁材料層20に対してCM
P法(化学的機械的研磨法)等の平坦化処理を行い、図
2(c)に示すように該絶縁材料層20を前記トレンチ
19内にのみ残してこれを素子分離体21とする。ここ
で、平坦化処理としてCMP法を採用した場合には、第
1のSi3 N4 膜13からなる素子分離形成用パターン
15、第2のSi3 N4 膜17からなるサイドウォール
18をストッパとして研磨すればよい。
P法(化学的機械的研磨法)等の平坦化処理を行い、図
2(c)に示すように該絶縁材料層20を前記トレンチ
19内にのみ残してこれを素子分離体21とする。ここ
で、平坦化処理としてCMP法を採用した場合には、第
1のSi3 N4 膜13からなる素子分離形成用パターン
15、第2のSi3 N4 膜17からなるサイドウォール
18をストッパとして研磨すればよい。
【0018】その後、図2(d)のように素子分離形成
用パターン15、サイドウォール18をエッチングによ
って除去し、Si基板11のトレンチ内に素子分離体2
1を残して素子分離を完成する。そして、従来と同様に
して素子分離体21で分離された素子領域内にトランジ
スタ(図示略)や配線(図示略)を形成し、これによっ
て半導体装置を得る。
用パターン15、サイドウォール18をエッチングによ
って除去し、Si基板11のトレンチ内に素子分離体2
1を残して素子分離を完成する。そして、従来と同様に
して素子分離体21で分離された素子領域内にトランジ
スタ(図示略)や配線(図示略)を形成し、これによっ
て半導体装置を得る。
【0019】この素子分離体21の形成方法にあって
は、レジストパターン14と、素子分離形成用パターン
15の側壁に付着したポリマー16とを除去した後、素
子分離形成用パターン15とこれの側壁部に形成したサ
イドウォール18をマスクにしてシリコン基板11をエ
ッチングし、トレンチ19を形成するので、従来のごと
くポリマー16の付着によってトレンチの寸法が設計ど
おりにならないといった不都合を回避することができ、
しかも、得られるトレンチ19の幅を、サイドウォール
18の幅分(正確にはサイドウォール18の幅の2倍
分)狭くすることができ、これによりトレンチ19の開
口寸法を例えばリソグラフィー技術における解像限界以
下にすることができる。
は、レジストパターン14と、素子分離形成用パターン
15の側壁に付着したポリマー16とを除去した後、素
子分離形成用パターン15とこれの側壁部に形成したサ
イドウォール18をマスクにしてシリコン基板11をエ
ッチングし、トレンチ19を形成するので、従来のごと
くポリマー16の付着によってトレンチの寸法が設計ど
おりにならないといった不都合を回避することができ、
しかも、得られるトレンチ19の幅を、サイドウォール
18の幅分(正確にはサイドウォール18の幅の2倍
分)狭くすることができ、これによりトレンチ19の開
口寸法を例えばリソグラフィー技術における解像限界以
下にすることができる。
【0020】また、サイドウォール18をマスクにして
トレンチ19を形成することにより、得られるトレンチ
19の側壁部を丸みを帯びた形状にすることができ、し
たがって、ここに絶縁材料を埋め込んで素子分離体21
を形成することにより、得られる素子分離体21を、そ
の側端部で電界集中が起こらず、これによりリーク電流
の発生が抑えられたものにすることができる。
トレンチ19を形成することにより、得られるトレンチ
19の側壁部を丸みを帯びた形状にすることができ、し
たがって、ここに絶縁材料を埋め込んで素子分離体21
を形成することにより、得られる素子分離体21を、そ
の側端部で電界集中が起こらず、これによりリーク電流
の発生が抑えられたものにすることができる。
【0021】なお、本発明は前記実施形態例に限定され
ることなく、例えば、第1のSi3N4 膜13による単
層膜で素子分離形成用パターン15を形成するのに代え
て、該第1のSi3 N4 膜13の上にポリシリコン膜を
形成し、これら第1のSi3N4 膜13とポリシリコン
膜との積層膜によって素子分離形成用パターン15を形
成するようにしてもよい。
ることなく、例えば、第1のSi3N4 膜13による単
層膜で素子分離形成用パターン15を形成するのに代え
て、該第1のSi3 N4 膜13の上にポリシリコン膜を
形成し、これら第1のSi3N4 膜13とポリシリコン
膜との積層膜によって素子分離形成用パターン15を形
成するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の素子分離体
の形成方法は、レジストパターンと、素子分離形成用の
パターンの側壁に付着したポリマーとを除去した後、素
子分離形成用のパターンの側壁部に形成したサイドウォ
ールをもマスクにしてシリコン基板をエッチングし、ト
レンチを形成する方法であるから、ポリマーの付着によ
ってトレンチの寸法が設計どおりにならなかったり形状
異常になるといった不都合を回避することができ、しか
も、得られるトレンチの幅を、サイドウォールの幅分狭
くすることができ、これによりトレンチの開口寸法を例
えばリソグラフィー技術における解像限界以下にするこ
とができる。
の形成方法は、レジストパターンと、素子分離形成用の
パターンの側壁に付着したポリマーとを除去した後、素
子分離形成用のパターンの側壁部に形成したサイドウォ
ールをもマスクにしてシリコン基板をエッチングし、ト
レンチを形成する方法であるから、ポリマーの付着によ
ってトレンチの寸法が設計どおりにならなかったり形状
異常になるといった不都合を回避することができ、しか
も、得られるトレンチの幅を、サイドウォールの幅分狭
くすることができ、これによりトレンチの開口寸法を例
えばリソグラフィー技術における解像限界以下にするこ
とができる。
【0023】また、サイドウォールをマスクにしてトレ
ンチを形成することにより、得られるトレンチの側壁部
を丸みを帯びた形状にすることができ、したがって、こ
こに絶縁材料を埋め込んで素子分離体を形成することに
より、得られる素子分離体を、その側端部で電界集中が
起こらず、これによりリーク電流の発生が抑えられたも
のにすることができる。
ンチを形成することにより、得られるトレンチの側壁部
を丸みを帯びた形状にすることができ、したがって、こ
こに絶縁材料を埋め込んで素子分離体を形成することに
より、得られる素子分離体を、その側端部で電界集中が
起こらず、これによりリーク電流の発生が抑えられたも
のにすることができる。
【図1】(a)〜(e)は、本発明の一実施形態例を工
程順に説明するための要部側断面図である。
程順に説明するための要部側断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の一実施形態例を説
明するための図であり、図1(e)に示した工程に続く
工程をその工程順に説明するための要部側断面図であ
る。
明するための図であり、図1(e)に示した工程に続く
工程をその工程順に説明するための要部側断面図であ
る。
【図3】従来技術の一例を説明するための要部側断面図
である。
である。
【図4】従来技術とその課題を説明するための要部側断
面図である。
面図である。
11…シリコン基板、13…第1のSi3 N4 膜、14
…レジストパターン、15…素子分離形成用パターン、
16…ポリマー、17…第2のSi3 N4 膜、18…サ
イドウォール膜、19…トレンチ、20…絶縁材料層、
21…素子分離体
…レジストパターン、15…素子分離形成用パターン、
16…ポリマー、17…第2のSi3 N4 膜、18…サ
イドウォール膜、19…トレンチ、20…絶縁材料層、
21…素子分離体
Claims (1)
- 【請求項1】 シリコン基板上に素子分離体を形成する
方法であって、 シリコン基板上に第1の窒化ケイ素膜を形成する工程
と、 レジストパターンをマスクにしたエッチングにより前記
第1の窒化ケイ素膜をパターニングし、該第1の窒化ケ
イ素膜から素子分離形成用のパターンを形成する工程
と、 前記レジストパターンを除去するとともに、前記素子分
離形成用のパターンの側壁に付着したポリマーを除去す
る工程と、 前記シリコン基板上に前記素子分離形成用のパターンを
覆って第2の窒化ケイ素膜を形成する工程と、 前記第2の窒化ケイ素膜をエッチバックして前記第1の
窒化ケイ素膜の側壁部に該第2の窒化ケイ素膜からなる
サイドウォールを形成する工程と、 前記素子分離形成用のパターンとサイドウォールとをマ
スクにして前記シリコン基板をエッチングし、トレンチ
を形成する工程と、 前記トレンチ内に絶縁材料を埋め込んで絶縁材料層を形
成する工程と、 前記絶縁材料層を平坦化法により除去し、該絶縁材料層
を前記トレンチ内にのみ残してこれを素子分離体とする
工程と、を備えてなることを特徴とする素子分離体の形
成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22867997A JPH1167891A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 素子分離体の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22867997A JPH1167891A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 素子分離体の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1167891A true JPH1167891A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16880122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22867997A Pending JPH1167891A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 素子分離体の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1167891A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100302878B1 (ko) * | 1999-09-15 | 2001-11-07 | 황인길 | 반도체 소자 분리를 위한 트렌치 제조 방법 |
US6855633B2 (en) | 2001-08-27 | 2005-02-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for fabricating semiconductor device |
JP2009231728A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP22867997A patent/JPH1167891A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100302878B1 (ko) * | 1999-09-15 | 2001-11-07 | 황인길 | 반도체 소자 분리를 위한 트렌치 제조 방법 |
US6855633B2 (en) | 2001-08-27 | 2005-02-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for fabricating semiconductor device |
JP2009231728A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 半導体装置の製造方法 |
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