JPH1164699A - 光ケーブル用サブダクトおよび光ケーブル用サブダクトを引き抜くためのパイプ部材ならびにこれらの用途 - Google Patents
光ケーブル用サブダクトおよび光ケーブル用サブダクトを引き抜くためのパイプ部材ならびにこれらの用途Info
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- JPH1164699A JPH1164699A JP22466097A JP22466097A JPH1164699A JP H1164699 A JPH1164699 A JP H1164699A JP 22466097 A JP22466097 A JP 22466097A JP 22466097 A JP22466097 A JP 22466097A JP H1164699 A JPH1164699 A JP H1164699A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/46—Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
- G02B6/50—Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電線管路の内部で破損し残留した場合に容易
に引き抜ける光ケーブル用サブダクト、電線管路の内部
で破損し残留した光ケーブル用サブダクトを容易に引き
抜くためのパイプ部材、および、これらの用途を提供す
ることにある。 【解決手段】 電線管路5に挿入する光ケーブル用サブ
ダクト1の先端側の端部に連結具2を設ける。連結具2
は、手元側から光ケーブル用サブダクト1の内部に挿入
される引き抜き用ロッド3の先端部の連結具4と連結可
能とする。この光ケーブル用サブダクト1の一部が電線
管路5内で破損し残留したときに、以下の工程に従っ
て、これを引き抜く。(1)手元側から電線管路5に沿
って光ケーブル用サブダクト1の内部に、引き抜き用ロ
ッド3を挿入する工程、(2)引き抜き用ロッド3の先
端部の連結具4を連結具2に連結させる工程、(3)引
き抜き用ロッド3を引っ張って光ケーブル用サブダクト
1を引き抜く工程。
に引き抜ける光ケーブル用サブダクト、電線管路の内部
で破損し残留した光ケーブル用サブダクトを容易に引き
抜くためのパイプ部材、および、これらの用途を提供す
ることにある。 【解決手段】 電線管路5に挿入する光ケーブル用サブ
ダクト1の先端側の端部に連結具2を設ける。連結具2
は、手元側から光ケーブル用サブダクト1の内部に挿入
される引き抜き用ロッド3の先端部の連結具4と連結可
能とする。この光ケーブル用サブダクト1の一部が電線
管路5内で破損し残留したときに、以下の工程に従っ
て、これを引き抜く。(1)手元側から電線管路5に沿
って光ケーブル用サブダクト1の内部に、引き抜き用ロ
ッド3を挿入する工程、(2)引き抜き用ロッド3の先
端部の連結具4を連結具2に連結させる工程、(3)引
き抜き用ロッド3を引っ張って光ケーブル用サブダクト
1を引き抜く工程。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ケーブル用サブ
ダクトおよび光ケーブル用サブダクトを引き抜くための
パイプ部材ならびにこれらの用途に関する。
ダクトおよび光ケーブル用サブダクトを引き抜くための
パイプ部材ならびにこれらの用途に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信の急速な発達に伴い、光
ケーブルの需要が増大している。光ケーブルは、通常、
電力ケーブル用電線管路と平行して設けられた通信ケー
ブル用のダクトを利用して布設されるが、既に該ダクト
が満杯になっている場合が多い。この場合、光ケーブル
の布設は、低コスト、短工期等の点から電線管路内の空
きスペースを利用して行われている。具体的には、既に
電力ケーブルが挿通されている電線管路の空きスペース
に、光ケーブル用サブダクトを挿入し、このサブダクト
内に光ケーブルを挿入することによって行われている。
ケーブルの需要が増大している。光ケーブルは、通常、
電力ケーブル用電線管路と平行して設けられた通信ケー
ブル用のダクトを利用して布設されるが、既に該ダクト
が満杯になっている場合が多い。この場合、光ケーブル
の布設は、低コスト、短工期等の点から電線管路内の空
きスペースを利用して行われている。具体的には、既に
電力ケーブルが挿通されている電線管路の空きスペース
に、光ケーブル用サブダクトを挿入し、このサブダクト
内に光ケーブルを挿入することによって行われている。
【0003】この光ケーブル用サブダクトの挿入作業
は、通常、ケーブル外被への損傷を防ぐため、手元側か
らの押し込みにより行われる。そのため、光ケーブル用
サブダクトは、押し込みの際に座屈しないものでなけれ
ばならず、通常、その材料としては硬質ポリ塩化ビニル
や金属等の可撓性のない材料が用いられる。
は、通常、ケーブル外被への損傷を防ぐため、手元側か
らの押し込みにより行われる。そのため、光ケーブル用
サブダクトは、押し込みの際に座屈しないものでなけれ
ばならず、通常、その材料としては硬質ポリ塩化ビニル
や金属等の可撓性のない材料が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の材料で
形成された光ケーブル用サブダクトには、挿入の際に破
損し、その一部が電線管路内に残留してしまうという問
題がある。また、電線管路は主に地中に埋設されている
ため、残留している光ケーブル用サブダクトを引き抜く
のは困難である。更に、光ケーブル用サブダクトは電力
ケーブル外被に比べて硬いため、引き抜きの際に既に布
設されている電力ケーブルを傷つけてしまうこともあ
る。
形成された光ケーブル用サブダクトには、挿入の際に破
損し、その一部が電線管路内に残留してしまうという問
題がある。また、電線管路は主に地中に埋設されている
ため、残留している光ケーブル用サブダクトを引き抜く
のは困難である。更に、光ケーブル用サブダクトは電力
ケーブル外被に比べて硬いため、引き抜きの際に既に布
設されている電力ケーブルを傷つけてしまうこともあ
る。
【0005】本発明の課題は、電線管路の内部で破損し
残留した場合に容易に引き抜ける光ケーブル用サブダク
ト、電線管路の内部で破損し残留した光ケーブル用サブ
ダクトを容易に引き抜くためのパイプ部材、および、こ
れらの用途を提供することにある。
残留した場合に容易に引き抜ける光ケーブル用サブダク
ト、電線管路の内部で破損し残留した光ケーブル用サブ
ダクトを容易に引き抜くためのパイプ部材、および、こ
れらの用途を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光ケーブル用サ
ブダクトは、次の特徴を有するものである。 (1) 電線管路に挿入する光ケーブル用サブダクトで
あって、先端側の端部に連結具が設けられており、連結
具は、手元側から当該光ケーブル用サブダクト内部に挿
入される引き抜き用ロッドの先端部の連結具と連結し得
るものである光ケーブル用サブダクト。
ブダクトは、次の特徴を有するものである。 (1) 電線管路に挿入する光ケーブル用サブダクトで
あって、先端側の端部に連結具が設けられており、連結
具は、手元側から当該光ケーブル用サブダクト内部に挿
入される引き抜き用ロッドの先端部の連結具と連結し得
るものである光ケーブル用サブダクト。
【0007】(2) 連結具が、引き抜き用ロッドの先
端部の連結具と連結可能となるフックまたはリングとな
っている上記(1)記載の光ケーブル用サブダクト。
端部の連結具と連結可能となるフックまたはリングとな
っている上記(1)記載の光ケーブル用サブダクト。
【0008】また、上記(1)〜(2)のいずれかに記
載した光ケーブル用サブダクトの引き抜き方法は、次の
特徴を有するものである。 (3) 上記(1)〜(2)のいずれかに記載の光ケー
ブル用サブダクトが電線管路内で破損し、その連結具を
含む一部が電線管路内に残留したときに、この残留して
いる光ケーブル用サブダクトを引き抜くための方法であ
って、 手元側から電線管路に沿って当該サブダクトの内部に
引き抜き用ロッドを挿入する工程と、 引き抜き用ロッドの先端部の連結具を当該サブダクト
の連結具に連結させる工程と、 引き抜き用ロッドを引っ張って当該サブダクトを引き
抜く工程とを有する光ケーブル用サブダクトの引き抜き
方法。
載した光ケーブル用サブダクトの引き抜き方法は、次の
特徴を有するものである。 (3) 上記(1)〜(2)のいずれかに記載の光ケー
ブル用サブダクトが電線管路内で破損し、その連結具を
含む一部が電線管路内に残留したときに、この残留して
いる光ケーブル用サブダクトを引き抜くための方法であ
って、 手元側から電線管路に沿って当該サブダクトの内部に
引き抜き用ロッドを挿入する工程と、 引き抜き用ロッドの先端部の連結具を当該サブダクト
の連結具に連結させる工程と、 引き抜き用ロッドを引っ張って当該サブダクトを引き
抜く工程とを有する光ケーブル用サブダクトの引き抜き
方法。
【0009】(4) 少なくとも上記の工程を行う前
に、イメージガイドを手元側から電線管路に沿って当該
サブダクトの内部に挿入する工程が加えられている上記
(3)記載の光ケーブル用サブダクトの引き抜き方法。
に、イメージガイドを手元側から電線管路に沿って当該
サブダクトの内部に挿入する工程が加えられている上記
(3)記載の光ケーブル用サブダクトの引き抜き方法。
【0010】(5) 上記の工程を行う前に、ガイド
パイプを電線管路に挿入する工程が加えられており、上
記の工程において引き抜き用ロッドがガイドパイプ内
部を通して挿入され、上記の工程において当該サブダ
クトがガイドパイプの内部を通して引き抜かれる上記
(3)記載の光ケーブル用サブダクトの引き抜き方法。
パイプを電線管路に挿入する工程が加えられており、上
記の工程において引き抜き用ロッドがガイドパイプ内
部を通して挿入され、上記の工程において当該サブダ
クトがガイドパイプの内部を通して引き抜かれる上記
(3)記載の光ケーブル用サブダクトの引き抜き方法。
【0011】また、本発明の光ケーブル用サブダクトを
引き抜くためのパイプ部材は、次の特徴を有するもので
ある。 (6) 電線管路内で破損し残留している光ケーブル用
サブダクトを引き抜くためのパイプ部材であって、その
先端部の内部にネット部材が設置されており、ネット部
材はパイプ部材の先端側に向けて開口した筒状部分を有
し、筒状部分は長手方向に引っ張られると内径が小さく
なるように形成されており、ネット部材の手元側には、
ネット部材を引っ張るためのワイヤーが設けられている
光ケーブル用サブダクトを引き抜くためのパイプ部材。
引き抜くためのパイプ部材は、次の特徴を有するもので
ある。 (6) 電線管路内で破損し残留している光ケーブル用
サブダクトを引き抜くためのパイプ部材であって、その
先端部の内部にネット部材が設置されており、ネット部
材はパイプ部材の先端側に向けて開口した筒状部分を有
し、筒状部分は長手方向に引っ張られると内径が小さく
なるように形成されており、ネット部材の手元側には、
ネット部材を引っ張るためのワイヤーが設けられている
光ケーブル用サブダクトを引き抜くためのパイプ部材。
【0012】上記(6)記載のパイプ部材を用いた光ケ
ーブル用サブダクトの引き抜き方法は次の特徴を有する
ものである。 (7) 上記(6)記載のパイプ部材を用いた光ケーブ
ル用サブダクトの引き抜き方法であって、 手元側から電線管路の内部に上記(6)記載のパイプ
部材を挿入する工程と、 ワイヤーを引っ張ってネット部材で当該サブダクトを
掴む工程と、 当該サブダクトを掴んだ状態でパイプ部材を引っ張っ
て当該サブダクトを引き抜く工程とを有する光ケーブル
用サブダクトの引き抜き方法。
ーブル用サブダクトの引き抜き方法は次の特徴を有する
ものである。 (7) 上記(6)記載のパイプ部材を用いた光ケーブ
ル用サブダクトの引き抜き方法であって、 手元側から電線管路の内部に上記(6)記載のパイプ
部材を挿入する工程と、 ワイヤーを引っ張ってネット部材で当該サブダクトを
掴む工程と、 当該サブダクトを掴んだ状態でパイプ部材を引っ張っ
て当該サブダクトを引き抜く工程とを有する光ケーブル
用サブダクトの引き抜き方法。
【0013】(8) 少なくとも上記の工程を行う前
に、イメージガイドを手元側から電線管路の内部に挿入
する工程を有する上記(7)記載の光ケーブル用サブダ
クトの引き抜き方法。なお、本明細書でいう「先端側」
とは光ケーブル用サブダクトを挿入する際に進行方向と
なる側をいい、「手元側」とは進行方向と反対方向の側
をいう。
に、イメージガイドを手元側から電線管路の内部に挿入
する工程を有する上記(7)記載の光ケーブル用サブダ
クトの引き抜き方法。なお、本明細書でいう「先端側」
とは光ケーブル用サブダクトを挿入する際に進行方向と
なる側をいい、「手元側」とは進行方向と反対方向の側
をいう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明の光ケーブル用サブダクトの
一例を示す図であり、引き抜き用ロッドについても同時
に示している。なお、同図は断面で示している。同図の
例に示すように、光ケーブル用サブダクト1は、電線管
路に挿入するものであり、先端側の端部に連結具2が設
けられている。連結具2は、手元側から光ケーブル用サ
ブダクト1の内部に挿入される引き抜き用ロッド3の先
端部の連結具4と連結する。同図の例では、引き抜き用
ロッド3の先端部の連結具4はフックとなっている。連
結具2は、引き抜き用ロッド3の連結具4と連結可能と
なるリングとなっている。リングは手元側に向けて円盤
状部材2aに取り付けられている。円盤状部材2aは、
光ケーブル用サブダクトの先端側の開口部に嵌め込まれ
ている。
説明する。図1は、本発明の光ケーブル用サブダクトの
一例を示す図であり、引き抜き用ロッドについても同時
に示している。なお、同図は断面で示している。同図の
例に示すように、光ケーブル用サブダクト1は、電線管
路に挿入するものであり、先端側の端部に連結具2が設
けられている。連結具2は、手元側から光ケーブル用サ
ブダクト1の内部に挿入される引き抜き用ロッド3の先
端部の連結具4と連結する。同図の例では、引き抜き用
ロッド3の先端部の連結具4はフックとなっている。連
結具2は、引き抜き用ロッド3の連結具4と連結可能と
なるリングとなっている。リングは手元側に向けて円盤
状部材2aに取り付けられている。円盤状部材2aは、
光ケーブル用サブダクトの先端側の開口部に嵌め込まれ
ている。
【0015】図2は、図1に示す光ケーブル用サブダク
トの引き抜き方法の一例を示す図であり、断面で示して
いる。同図に示すように、図1で示した光ケーブル用サ
ブダクト1が電線管路5の内部で破損し、その連結具2
を含む一部が電線管路5内で破損し残留している。この
残留している光ケーブル用サブダクト1は、(1)手元
側から電線管路5に沿って、光ケーブル用サブダクト1
の内部に、引き抜き用ロッド3を挿入する工程と、
(2)引き抜き用ロッド3の先端部の連結具4を連結具
2に連結させる工程と、(3)引き抜き用ロッド3を引
っ張って光ケーブル用サブダクト1を引き抜く工程とを
経て引き抜かれる。Gは土中を示している。
トの引き抜き方法の一例を示す図であり、断面で示して
いる。同図に示すように、図1で示した光ケーブル用サ
ブダクト1が電線管路5の内部で破損し、その連結具2
を含む一部が電線管路5内で破損し残留している。この
残留している光ケーブル用サブダクト1は、(1)手元
側から電線管路5に沿って、光ケーブル用サブダクト1
の内部に、引き抜き用ロッド3を挿入する工程と、
(2)引き抜き用ロッド3の先端部の連結具4を連結具
2に連結させる工程と、(3)引き抜き用ロッド3を引
っ張って光ケーブル用サブダクト1を引き抜く工程とを
経て引き抜かれる。Gは土中を示している。
【0016】同図の例では、(1)の工程を行う前に、
イメージガイド6を手元側から電線管路5に沿って光ケ
ーブル用サブダクト1の内部に挿入する工程と、ガイド
パイプ7を電線管路5内に挿入する工程とが順に加えら
れている。ガイドパイプ7は、その内部にイメージガイ
ド6を挿通させながら挿入されている。(1)の工程に
おいては、引き抜き用ロッド3は、ガイドパイプ7の内
部を通して挿入されている。(2)の工程においては、
イメージガイド6で確認しながら、引き抜き用ロッド3
の連結具4と連結具2との連結が行われている。(3)
の工程においては、光ケーブル用サブダクト1は、ガイ
ドパイプ7の内部を通して引き抜かれている。なお、8
は既に布設されている電力ケーブルである。ガイドパイ
プ7、電力ケーブル8及び土中Gにはハッチングを施し
ている。
イメージガイド6を手元側から電線管路5に沿って光ケ
ーブル用サブダクト1の内部に挿入する工程と、ガイド
パイプ7を電線管路5内に挿入する工程とが順に加えら
れている。ガイドパイプ7は、その内部にイメージガイ
ド6を挿通させながら挿入されている。(1)の工程に
おいては、引き抜き用ロッド3は、ガイドパイプ7の内
部を通して挿入されている。(2)の工程においては、
イメージガイド6で確認しながら、引き抜き用ロッド3
の連結具4と連結具2との連結が行われている。(3)
の工程においては、光ケーブル用サブダクト1は、ガイ
ドパイプ7の内部を通して引き抜かれている。なお、8
は既に布設されている電力ケーブルである。ガイドパイ
プ7、電力ケーブル8及び土中Gにはハッチングを施し
ている。
【0017】このように図1に示した光ケーブル用サブ
ダクトであれば、電線管路内で破損して一部が残留した
場合であっても、図2に示した引き抜き方法により容易
に引き抜くことができる。図2に示すようにイメージガ
イドを挿入しておけば、電線管路内に残留している光ケ
ーブル用サブダクトを容易に発見でき、視覚で確認しな
がら光ケーブル用サブダクトの連結具と引き抜き用ロッ
ドの先端部の連結具とを連結することができる。ガイド
パイプを挿入し、ガイドパイプを通して光ケーブル用サ
ブダクトを引き抜けば、引き抜きの際に破損した光ケー
ブル用サブダクトによって、電力ケーブル外被が傷つけ
られることを防止できる。
ダクトであれば、電線管路内で破損して一部が残留した
場合であっても、図2に示した引き抜き方法により容易
に引き抜くことができる。図2に示すようにイメージガ
イドを挿入しておけば、電線管路内に残留している光ケ
ーブル用サブダクトを容易に発見でき、視覚で確認しな
がら光ケーブル用サブダクトの連結具と引き抜き用ロッ
ドの先端部の連結具とを連結することができる。ガイド
パイプを挿入し、ガイドパイプを通して光ケーブル用サ
ブダクトを引き抜けば、引き抜きの際に破損した光ケー
ブル用サブダクトによって、電力ケーブル外被が傷つけ
られることを防止できる。
【0018】連結具は、光ケーブル用サブダクトの先端
側の端部に設けられておれば良く、手元側から光ケーブ
ル用サブダクトの内部に挿入される引き抜き用ロッドの
先端部の連結具と連結するように構成されていれば良
い。該連結具の具体例としては、図1に示すようにリン
グまたはフックが挙げられ、この場合、引き抜き用ロッ
ドの先端部の連結具はフックとすれば良い。また、該連
結具がフックであれば、引き抜き用ロッドの先端部の連
結具はリングでも良い。該連結具の取り付けは、図1に
示すように、光ケーブル用サブダクトの先端側の開口部
に円盤状の部材をはめ込み、これを利用して行えば良
い。円盤状の部材は、光ケーブル用サブダクトを挿入す
る際にその先端に取り付けられる先端治具であっても良
い。
側の端部に設けられておれば良く、手元側から光ケーブ
ル用サブダクトの内部に挿入される引き抜き用ロッドの
先端部の連結具と連結するように構成されていれば良
い。該連結具の具体例としては、図1に示すようにリン
グまたはフックが挙げられ、この場合、引き抜き用ロッ
ドの先端部の連結具はフックとすれば良い。また、該連
結具がフックであれば、引き抜き用ロッドの先端部の連
結具はリングでも良い。該連結具の取り付けは、図1に
示すように、光ケーブル用サブダクトの先端側の開口部
に円盤状の部材をはめ込み、これを利用して行えば良
い。円盤状の部材は、光ケーブル用サブダクトを挿入す
る際にその先端に取り付けられる先端治具であっても良
い。
【0019】光ケーブル用サブダクトの連結具以外の部
分は、特に限定されるものではなく、従来より使用され
ている光ケーブル用サブダクトを利用することができ
る。但し、本発明の光ケーブル用サブダクトおよびその
引き抜き方法は、光ケーブル用サブダクトの連結具以外
の部分が、硬質ポリ塩化ビニルパイプ、SUS製コルゲ
ート管、ポリエチレンパイプ、ポリエチレン製コルゲー
ト管等によって形成されている場合に特に有用である。
分は、特に限定されるものではなく、従来より使用され
ている光ケーブル用サブダクトを利用することができ
る。但し、本発明の光ケーブル用サブダクトおよびその
引き抜き方法は、光ケーブル用サブダクトの連結具以外
の部分が、硬質ポリ塩化ビニルパイプ、SUS製コルゲ
ート管、ポリエチレンパイプ、ポリエチレン製コルゲー
ト管等によって形成されている場合に特に有用である。
【0020】引き抜き用ロッドの連結具以外の部分は、
長尺の棒状物であれば良く、中空又は中実のいずれであ
っても良い。具体的には、FRPロッド、FRPロッド
にポリエチレン等の樹脂を被覆したもの、カーボンFR
Pロッド、カーボンFRPロッドにポリエチレン等の樹
脂を被覆したもの、撚り鋼線、ピアノ線、硬質塩化ビニ
ルパイプ等が挙げられる。引き抜き用ロッドの連結具
は、前述したように光ケーブル用サブダクトの連結具に
合わせて構成すれば良い。引き抜き用ロッドの外径や長
さは、電線管路やガイドパイプの長さや内径、対象とな
る光ケーブル用サブダクトの大きさに合わせて設定すれ
ば良い。
長尺の棒状物であれば良く、中空又は中実のいずれであ
っても良い。具体的には、FRPロッド、FRPロッド
にポリエチレン等の樹脂を被覆したもの、カーボンFR
Pロッド、カーボンFRPロッドにポリエチレン等の樹
脂を被覆したもの、撚り鋼線、ピアノ線、硬質塩化ビニ
ルパイプ等が挙げられる。引き抜き用ロッドの連結具
は、前述したように光ケーブル用サブダクトの連結具に
合わせて構成すれば良い。引き抜き用ロッドの外径や長
さは、電線管路やガイドパイプの長さや内径、対象とな
る光ケーブル用サブダクトの大きさに合わせて設定すれ
ば良い。
【0021】イメージガイドとしては、既存のものや今
後開発されるもの等を利用でき、その外径や画素数等に
ついても特に限定されるものではない。イメージガイド
の挿入は、連結具と引き抜き用ロッドの連結具とを連結
する前に行われていれば何時でも良いが、残留している
光ケーブル用サブダクトの位置を確認し、その後の作業
を円滑に進めるためには、引き抜き用ロッドの挿入前に
行うのが好ましい。イメージガイドの引き抜きは、連結
具と引き抜き用ロッドの連結具との連結が終了した後、
光ケーブル用サブダクトの引き抜きの前に行えば良い。
後開発されるもの等を利用でき、その外径や画素数等に
ついても特に限定されるものではない。イメージガイド
の挿入は、連結具と引き抜き用ロッドの連結具とを連結
する前に行われていれば何時でも良いが、残留している
光ケーブル用サブダクトの位置を確認し、その後の作業
を円滑に進めるためには、引き抜き用ロッドの挿入前に
行うのが好ましい。イメージガイドの引き抜きは、連結
具と引き抜き用ロッドの連結具との連結が終了した後、
光ケーブル用サブダクトの引き抜きの前に行えば良い。
【0022】ガイドパイプは長尺物であって、内部に光
ケーブル用サブダクトを収容し得るものであれば良い。
ガイドパイプを形成する材料としては、ポリエチレンや
ポリ塩化ビニルが好ましい。ガイドパイプの長さ、内
径、肉厚は、対象となる光ケーブル用サブダクトに応じ
て決定すれば良く、特に限定されるものではない。具体
的には、外径20mm〜35mmの光ケーブル用サブダ
クトを対象とする場合であれば、ガイドパイプは、内径
を光ケーブル用サブダクトの外径+1mm〜+5mm程
度、肉厚を1mm〜5mm程度に設定すれば良い。
ケーブル用サブダクトを収容し得るものであれば良い。
ガイドパイプを形成する材料としては、ポリエチレンや
ポリ塩化ビニルが好ましい。ガイドパイプの長さ、内
径、肉厚は、対象となる光ケーブル用サブダクトに応じ
て決定すれば良く、特に限定されるものではない。具体
的には、外径20mm〜35mmの光ケーブル用サブダ
クトを対象とする場合であれば、ガイドパイプは、内径
を光ケーブル用サブダクトの外径+1mm〜+5mm程
度、肉厚を1mm〜5mm程度に設定すれば良い。
【0023】ガイドパイプの挿入は、光ケーブル用サブ
ダクトを引き抜く前に行えば良いが、引き抜き用ロッド
の挿入前であって、イメージガイドの挿入後に行うのが
好ましい。この場合、イメージガイドで確認しながらガ
イドパイプ内に光ケーブル用サブダクトを収容でき、引
き抜き用ロッドはガイドパイプの内部に沿って挿入でき
るので好ましい態様である。
ダクトを引き抜く前に行えば良いが、引き抜き用ロッド
の挿入前であって、イメージガイドの挿入後に行うのが
好ましい。この場合、イメージガイドで確認しながらガ
イドパイプ内に光ケーブル用サブダクトを収容でき、引
き抜き用ロッドはガイドパイプの内部に沿って挿入でき
るので好ましい態様である。
【0024】図3は、本発明の光ケーブル用サブダクト
を引き抜くためのパイプ部材の一例を示す断面図であ
る。同図の例に示すように、パイプ部材12は電線管路
内で破損し残留している光ケーブル用サブダクトを引き
抜くためのものである。パイプ部材12の先端部の内部
にはネット部材13が設置されている。ネット部材13
は、パイプ部材の先端側に向けて開口した筒状部分13
aを有している。筒状部分13aは、ネット部材13が
長手方向に引っ張られると内径が小さくなるように形成
されている。ネット部材13の手元側には、ネット部材
13を引っ張るためのワイヤー14が設けられている。
同図の例では、ネット部材13は筒状部分13aの先端
側の端部のみをパイプ部材の内部に固着して設置されて
いる。ワイヤー14は、パイプ部材の手元側の端部にま
で達しており、作業者によって引っ張られる。
を引き抜くためのパイプ部材の一例を示す断面図であ
る。同図の例に示すように、パイプ部材12は電線管路
内で破損し残留している光ケーブル用サブダクトを引き
抜くためのものである。パイプ部材12の先端部の内部
にはネット部材13が設置されている。ネット部材13
は、パイプ部材の先端側に向けて開口した筒状部分13
aを有している。筒状部分13aは、ネット部材13が
長手方向に引っ張られると内径が小さくなるように形成
されている。ネット部材13の手元側には、ネット部材
13を引っ張るためのワイヤー14が設けられている。
同図の例では、ネット部材13は筒状部分13aの先端
側の端部のみをパイプ部材の内部に固着して設置されて
いる。ワイヤー14は、パイプ部材の手元側の端部にま
で達しており、作業者によって引っ張られる。
【0025】図4は、図3で示したパイプ部材を用いた
光ケーブル用サブダクトの引き抜き方法を示す断面図で
あり、一部についてのみ示している。同図の例に示すよ
うに、電線管路15の内部において、光ケーブル用サブ
ダクト11が破損し残留している。この残留している光
ケーブル用サブダクト11は、(1)手元側から電線管
路15の内部に図3で示したパイプ部材12を挿入する
工程と、(2)ワイヤー14を引っ張ってネット部材1
3で光ケーブル用サブダクト11を掴む工程と、(3)
掴んだ状態でパイプ部材12を引っ張って光ケーブル用
サブダクト11を引き抜く工程とを経て引き抜かれる。
Gは土中、18は既に布設されている電力ケーブルを示
しており、パイプ部材12、電力ケーブル18及び土中
Gにはハッチングが施されている。
光ケーブル用サブダクトの引き抜き方法を示す断面図で
あり、一部についてのみ示している。同図の例に示すよ
うに、電線管路15の内部において、光ケーブル用サブ
ダクト11が破損し残留している。この残留している光
ケーブル用サブダクト11は、(1)手元側から電線管
路15の内部に図3で示したパイプ部材12を挿入する
工程と、(2)ワイヤー14を引っ張ってネット部材1
3で光ケーブル用サブダクト11を掴む工程と、(3)
掴んだ状態でパイプ部材12を引っ張って光ケーブル用
サブダクト11を引き抜く工程とを経て引き抜かれる。
Gは土中、18は既に布設されている電力ケーブルを示
しており、パイプ部材12、電力ケーブル18及び土中
Gにはハッチングが施されている。
【0026】なお、同図では示していないが、パイプ部
材を挿入する前にイメージガイドを予め挿入しておいて
も良い。この場合、視覚で確認できるので作業を確実に
行える。イメージガイドとしては、前述したものと同様
のものを使用できる。
材を挿入する前にイメージガイドを予め挿入しておいて
も良い。この場合、視覚で確認できるので作業を確実に
行える。イメージガイドとしては、前述したものと同様
のものを使用できる。
【0027】このように、図3に示すパイプ部材を用
い、図4に示す方法に従えば、図1で示した光ケーブル
用サブダクトに限らず、どのような光ケーブル用サブダ
クトであっても確実に引き抜くことができる。また、少
なくとも光ケーブル用サブダクトの破損部分は、パイプ
部材で覆われるため、引き抜きの際に電力ケーブルが傷
つけられることも防止できる。
い、図4に示す方法に従えば、図1で示した光ケーブル
用サブダクトに限らず、どのような光ケーブル用サブダ
クトであっても確実に引き抜くことができる。また、少
なくとも光ケーブル用サブダクトの破損部分は、パイプ
部材で覆われるため、引き抜きの際に電力ケーブルが傷
つけられることも防止できる。
【0028】パイプ部材は長尺物であれば良い。パイプ
部材を形成する材料としては、ポリエチレンやポリ塩化
ビニル等が挙げられる。パイプ部材の長さ、内径、肉厚
は、対象となる光ケーブル用サブダクトに応じて決定す
れば良く、特に限定されるものではない。具体的には、
外径20mm〜35mmの光ケーブル用サブダクトを対
象とする場合であれば、パイプ部材は、内径を光ケーブ
ル用サブダクトの外径+1mm〜+5mm程度、肉厚を
1mm〜5mm程度に設定すれば良い。
部材を形成する材料としては、ポリエチレンやポリ塩化
ビニル等が挙げられる。パイプ部材の長さ、内径、肉厚
は、対象となる光ケーブル用サブダクトに応じて決定す
れば良く、特に限定されるものではない。具体的には、
外径20mm〜35mmの光ケーブル用サブダクトを対
象とする場合であれば、パイプ部材は、内径を光ケーブ
ル用サブダクトの外径+1mm〜+5mm程度、肉厚を
1mm〜5mm程度に設定すれば良い。
【0029】パイプ部材に設置されるネット部材は筒状
部分を有しておれば良く、筒状部分は開口部を有し、長
手方向に引っ張られると内径が小さくなるように形成さ
れたものであれば良い。ネット部材の設置は、パイプ部
材の内部において、筒状部分の開口部をパイプ部材の先
端側に向け、筒状部分の開口部(ネット部材の先端側の
端部)のみをパイプ部材に固着させて行えば良い。ネッ
ト部材を設置する位置はパイプ部材の内部であれば良
く、図3に示した位置に限定されない。例えば、図3に
示すよりも手元側の位置にネット部材を設置すれば、対
象となる光ケーブル用サブダクトを完全にパイプ部材の
内部に収容することもできる。
部分を有しておれば良く、筒状部分は開口部を有し、長
手方向に引っ張られると内径が小さくなるように形成さ
れたものであれば良い。ネット部材の設置は、パイプ部
材の内部において、筒状部分の開口部をパイプ部材の先
端側に向け、筒状部分の開口部(ネット部材の先端側の
端部)のみをパイプ部材に固着させて行えば良い。ネッ
ト部材を設置する位置はパイプ部材の内部であれば良
く、図3に示した位置に限定されない。例えば、図3に
示すよりも手元側の位置にネット部材を設置すれば、対
象となる光ケーブル用サブダクトを完全にパイプ部材の
内部に収容することもできる。
【0030】ネット部材の内径(筒状部分の内径)や全
長は、対象となる光ケーブル用サブダクトやパイプ部材
の内径等に応じて適宜決定すれば良い。ネット部材を形
成する材料としては、ナイロン、ポリエステル、ポリプ
ロピレン等が挙げられる。
長は、対象となる光ケーブル用サブダクトやパイプ部材
の内径等に応じて適宜決定すれば良い。ネット部材を形
成する材料としては、ナイロン、ポリエステル、ポリプ
ロピレン等が挙げられる。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に示
す。図1に示す光ケーブル用サブダクトを、図2に示す
引き抜き方法によって引き抜いた。
す。図1に示す光ケーブル用サブダクトを、図2に示す
引き抜き方法によって引き抜いた。
【0032】内径125mmの電線管路に、外径32m
m、硬質ポリ塩化ビニルの光ケーブル用サブダクトを挿
入し、この光ケーブル用サブダクトの一部(連結具を含
む部分)を電線管路内に残留させた。なお、電線管路と
しては、3本撚の電力ケーブル(外径70mm)が既に
布設されているものを用いており、光ケーブル用サブダ
クトの先端には連結具としてリングを取り付けている。
m、硬質ポリ塩化ビニルの光ケーブル用サブダクトを挿
入し、この光ケーブル用サブダクトの一部(連結具を含
む部分)を電線管路内に残留させた。なお、電線管路と
しては、3本撚の電力ケーブル(外径70mm)が既に
布設されているものを用いており、光ケーブル用サブダ
クトの先端には連結具としてリングを取り付けている。
【0033】次に、イメージガイド(外径17mm、画
素数10000個)を電線管路に挿入し、残留している
光ケーブル用サブダクトの位置を確認した。更に、ガイ
ドパイプを電線管路に挿入し、残留している光ケーブル
用サブダクトをガイドパイプ内に収容した。ガイドパイ
プとしては、内径34mm、肉厚2.5mm、材料:ポ
リエチレンのものを使用した。
素数10000個)を電線管路に挿入し、残留している
光ケーブル用サブダクトの位置を確認した。更に、ガイ
ドパイプを電線管路に挿入し、残留している光ケーブル
用サブダクトをガイドパイプ内に収容した。ガイドパイ
プとしては、内径34mm、肉厚2.5mm、材料:ポ
リエチレンのものを使用した。
【0034】次に、手元側からガイドパイプの内部を通
しながら、引き抜き用ロッドを残留している光ケーブル
用サブダクトの内部に挿入した。引き抜き用ロッドとし
ては、外径3mmの撚鋼線を用い、先端部の連結具はフ
ックとした。この引き抜き用ロッドのフックを、イメー
ジガイドで確認しながら光ケーブル用サブダクトの連結
具のリングに引っ掛けて連結を行なった。引っ掛けはイ
メージガイドで確認しているため容易に行えた。
しながら、引き抜き用ロッドを残留している光ケーブル
用サブダクトの内部に挿入した。引き抜き用ロッドとし
ては、外径3mmの撚鋼線を用い、先端部の連結具はフ
ックとした。この引き抜き用ロッドのフックを、イメー
ジガイドで確認しながら光ケーブル用サブダクトの連結
具のリングに引っ掛けて連結を行なった。引っ掛けはイ
メージガイドで確認しているため容易に行えた。
【0035】引き抜き用ロッドを引っ張りながら、残留
している光ケーブル用サブダクトを、ガイドパイプの内
部を通して引き抜いた。結果、電力ケーブルに傷を付け
ることはなかった。
している光ケーブル用サブダクトを、ガイドパイプの内
部を通して引き抜いた。結果、電力ケーブルに傷を付け
ることはなかった。
【0036】
【発明の効果】本発明を用いれば、電線管路内で残留し
ている光ケーブル用サブダクトを容易に引き抜くことが
できる。更に、ガイドパイプを挿入すれば、引き抜きの
際、既に布設されている電力ケーブルに傷が付くことを
抑制することもできる。イメージガイドを挿入すれば、
引き抜き作業を円滑、且つ、確実に行うことができる。
ている光ケーブル用サブダクトを容易に引き抜くことが
できる。更に、ガイドパイプを挿入すれば、引き抜きの
際、既に布設されている電力ケーブルに傷が付くことを
抑制することもできる。イメージガイドを挿入すれば、
引き抜き作業を円滑、且つ、確実に行うことができる。
【図1】本発明の光ケーブル用サブダクトの一例を示す
図である。
図である。
【図2】図1に示す光ケーブル用サブダクトの引き抜き
方法の一例を示す図である。
方法の一例を示す図である。
【図3】本発明の光ケーブル用サブダクトを引き抜くた
めのパイプ部材の一例を示す図である。
めのパイプ部材の一例を示す図である。
【図4】図3で示したパイプ部材を用いた光ケーブル用
サブダクトの引き抜き方法を示す図である。
サブダクトの引き抜き方法を示す図である。
1 光ケーブル用サブダクト 2 連結具 3 引き抜き用ロッド 4 引き抜き用ロッドの先端部の連結具 5 電線管路 6 イメージガイド 7 ガイドパイプ 8 電力ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 葛下 弘和 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 電線管路に挿入する光ケーブル用サブダ
クトであって、先端側の端部に連結具が設けられてお
り、連結具は、手元側から当該光ケーブル用サブダクト
内部に挿入される引き抜き用ロッドの先端部の連結具と
連結し得るものである光ケーブル用サブダクト。 - 【請求項2】 連結具が、引き抜き用ロッドの先端部の
連結具と連結可能となるフックまたはリングとなってい
る請求項1記載の光ケーブル用サブダクト。 - 【請求項3】 請求項1〜2のいずれかに記載の光ケー
ブル用サブダクトが電線管路内で破損し、その連結具を
含む一部が電線管路内に残留したときに、この残留して
いる光ケーブル用サブダクトを引き抜くための方法であ
って、 (1)手元側から電線管路に沿って当該サブダクトの内
部に引き抜き用ロッドを挿入する工程と、(2)引き抜
き用ロッドの先端部の連結具を当該サブダクトの連結具
に連結させる工程と、(3)引き抜き用ロッドを引っ張
って当該サブダクトを引き抜く工程とを有する光ケーブ
ル用サブダクトの引き抜き方法。 - 【請求項4】 少なくとも上記(2)の工程を行う前
に、イメージガイドを手元側から電線管路に沿って当該
サブダクトの内部に挿入する工程が加えられている請求
項3記載の光ケーブル用サブダクトの引き抜き方法。 - 【請求項5】 上記(1)の工程を行う前に、ガイドパ
イプを電線管路に挿入する工程が加えられており、上記
(1)の工程において引き抜き用ロッドがガイドパイプ
内部を通して挿入され、上記(3)の工程において当該
サブダクトがガイドパイプの内部を通して引き抜かれる
請求項3記載の光ケーブル用サブダクトの引き抜き方
法。 - 【請求項6】 電線管路内で破損し残留している光ケー
ブル用サブダクトを引き抜くためのパイプ部材であっ
て、その先端部の内部にネット部材が設置されており、
ネット部材はパイプ部材の先端側に向けて開口した筒状
部分を有し、筒状部分は長手方向に引っ張られると内径
が小さくなるように形成されており、ネット部材の手元
側には、ネット部材を引っ張るためのワイヤーが設けら
れている光ケーブル用サブダクトを引き抜くためのパイ
プ部材。 - 【請求項7】 請求項6記載のパイプ部材を用いた光ケ
ーブル用サブダクトの引き抜き方法であって、 (1)手元側から電線管路の内部に請求項6記載のパイ
プ部材を挿入する工程と、(2)ワイヤーを引っ張って
ネット部材で当該サブダクトを掴む工程と、(3)当該
サブダクトを掴んだ状態でパイプ部材を引っ張って当該
サブダクトを引き抜く工程とを有する光ケーブル用サブ
ダクトの引き抜き方法。 - 【請求項8】 少なくとも上記(2)の工程を行う前
に、イメージガイドを手元側から電線管路の内部に挿入
する工程を有する請求項7記載の光ケーブル用サブダク
トの引き抜き方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22466097A JPH1164699A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 光ケーブル用サブダクトおよび光ケーブル用サブダクトを引き抜くためのパイプ部材ならびにこれらの用途 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22466097A JPH1164699A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 光ケーブル用サブダクトおよび光ケーブル用サブダクトを引き抜くためのパイプ部材ならびにこれらの用途 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1164699A true JPH1164699A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16817219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22466097A Pending JPH1164699A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 光ケーブル用サブダクトおよび光ケーブル用サブダクトを引き抜くためのパイプ部材ならびにこれらの用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1164699A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111552046A (zh) * | 2020-05-27 | 2020-08-18 | 唐山兴邦管道工程设备有限公司 | 一种管道光缆泄漏监测系统的施工装置及方法 |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP22466097A patent/JPH1164699A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111552046A (zh) * | 2020-05-27 | 2020-08-18 | 唐山兴邦管道工程设备有限公司 | 一种管道光缆泄漏监测系统的施工装置及方法 |
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