JPH1164646A - 光ファイバ心線の被覆除去装置及び光ファイバ心線の融着接続装置 - Google Patents

光ファイバ心線の被覆除去装置及び光ファイバ心線の融着接続装置

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JPH1164646A
JPH1164646A JP9228228A JP22822897A JPH1164646A JP H1164646 A JPH1164646 A JP H1164646A JP 9228228 A JP9228228 A JP 9228228A JP 22822897 A JP22822897 A JP 22822897A JP H1164646 A JPH1164646 A JP H1164646A
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/245Removing protective coverings of light guides before coupling

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆除去作業の作業性を向上させることので
きる光ファイバ心線の被覆除去装置を提供すること。 【解決手段】 使用時に外部電源と切り離して使用可能
なハンディタイプの光ファイバ心線の被覆除去装置であ
って、光ファイバ心線Fの先端部を挟み込み、熱源部1
00により前記先端部を加熱して軟化させる保持加熱機
構と、前記光ファイバ心線Fの被覆部に傷を付ける一対
の加傷刃11と、前記光ファイバ心線Fの基端部側を挟
み込み、前記光ファイバ心線Fの長手方向にスライドし
て、前記加傷刃11により傷つけられた部分から先端側
の被覆部F1を除去する被覆除去機構とを有し、前記熱
源部100近傍に比熱の大きい保温部材101を配置し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ心線の
接続時に光ファイバ心線の端末部の被覆を除去する光フ
ァイバ心線の被覆除去装置、及び光ファイバ心線の端末
部同士を接続させる光ファイバ心線の融着接続装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ心線の被覆除去装置として
は、特開平1-147503号公報に記載のもの等が知られてい
る。特開平1-147503号公報に記載の被覆除去装置は、光
ファイバ心線同士を接続する際に、光ファイバ心線先端
の合成樹脂製の被覆部を加熱軟化させた後に除去するも
のである。被覆部を加熱軟化させてから除去するため、
被覆部内の光ファイバには損傷を与えずに被覆部のみを
きれいに除去することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した被覆除去装置
は、接続コードを介して外部電源に常時接続した状態で
使用されるものであった。しかし、この被覆除去装置を
手に持って被覆除去作業を行う際に、接続コードが作業
の邪魔になる場合があり、作業性を向上させるための更
なる改良が望まれていた。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
のもので、作業性の良い光ファイバ心線の被覆除去装置
を提供すること、及びこの被覆除去装置と共に好適に用
いることのできる光ファイバ心線の融着接続装置を提供
とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ心線
の被覆除去装置は、使用時に外部電源と切り離して使用
可能なハンディタイプのもので、光ファイバ心線の先端
部を挟み込み、熱源部により光ファイバ心線の先端部を
加熱して軟化させる保持加熱機構と、光ファイバ心線の
被覆部に傷を付ける一対の加傷刃と、光ファイバ心線の
基端部側を挟み込み、光ファイバ心線の長手方向にスラ
イドして、加傷刃により傷つけられた部分から先端側の
被覆部を除去する被覆除去機構とを有しており、熱源部
近傍に比熱の大きい保温部材が配置されていることを特
徴としている。
【0006】この発明によれば、使用時に外部電源と切
り離すことが可能とされているため、被覆除去作業時に
は、その作業の邪魔になるおそれのある接続コードが無
くなり、被覆除去作業を行いやすい。このとき、使用時
に外部電源と切り離されて熱源部への電流の供給が断た
れても、保温部材により熱源部の温度低下の進行を遅く
することができる。この結果、外部電源と切り離し以降
も被覆部を軟化させることのできる時間を十分確保する
ことができ、被覆部内の光ファイバに損傷を与えること
なく、確実かつ容易に被覆部を除去することができる。
【0007】ここで、この被覆除去装置が、保持加熱機
構、加傷刃及び被覆除去機構を有する被覆除去装置本体
と、被覆除去装置本体に取り付けられるアダプターと、
被覆除去装置本体に取り付けられたアダプターを載置さ
せる載置部を有するホルダーとを備え、被覆除去装置本
体が、差込式の雌型端子を有し、アダプターが、雌型端
子に接続する雄型端子を有すると共に接触式の接触端子
を有し、ホルダーが、アダプターを載置部に載置させた
ときに接触端子に接触する被接触端子を有すると共に外
部電源に接続されるようにすることが好ましい。
【0008】このような構成とすることにより、非使用
時には、ホルダーの載置部上に被覆除去装置本体及びア
ダプターを載置させるだけで、接触端子及び被接触端子
とが接触し、外部電源からの電流を、アダプターを介し
て被覆除去装置本体に供給させることができる。一方、
使用時には、被覆除去装置本体及びアダプターをホルダ
ーから持ち上げるだけで外部電源と切り離すことがで
き、迅速に被覆除去作業に移ることができる。また、ア
ダプターを介してホルダーから電流の供給を受けるよう
にしてあるため、既存の被覆除去装置を改修するだけ
で、本発明の被覆除去装置本体として利用することがで
きる。すなわち、既存装置の有効利用を図ることができ
る。また、被覆除去装置本体からアダプターを取り外し
て、被覆除去装置本体の差込式の雌型端子に外部電源へ
の接続コードを直接接続して、接続コードによる電流の
供給を行ういながら使用することも可能である。
【0009】また、被覆除去装置が、アダプターの内部
に充電池を有していることが好ましい。アダプターの内
部に充電池を有していれば、使用時に、外部電源と切り
離されても、充電池により電流が供給されている間は熱
源部の温度を一定の範囲内に維持することができ、外部
電源と切り離されてから被覆除去作業を行うことのでき
る時間を更に延長させることができる。さらに、既存の
被覆除去装置を改修するだけで、本発明の被覆除去装置
本体として利用することができ、既存装置の有効利用を
図ることができる。
【0010】また、外部電源から供給される電流の供給
先を充電池と雄型端子とに切り替えるスイッチ部を、ア
ダプター内に有していることが好ましい。このような構
成とすることで、特に被覆除去装置本体に取り付けられ
たアダプターをホルダーに載置した際に、状況に即して
電流の供給先を制御することができる。例えば、保温部
材の温度が十分に高いような場合は、外部電源からの電
流を全て充電池に供給して効率的に充電を行うことがで
きる。これとは逆に、保温部材の温度が低く加熱が必要
な場合は、外部電源からの電流を雄型端子を介して全て
保持加熱機構に供給して効率よく保温部材の温度低下を
防止することができる。また、充電池がNi-H電池やNi-C
d電池のように定電流充電を要するようなときは、充電
池に充電するときに外部電源からの電流を全て充電池に
供給できる(即ち、定電流状態で充電できる)ように切
り替えられることは非常に有用である。
【0011】あるいは、被覆除去装置が、保持加熱機
構、加傷刃及び被覆除去機構を有する被覆除去装置本体
と、被覆除去装置本体を載置させる載置部を有するホル
ダーとを備え、被覆除去装置本体が、接触式の接触端子
を有し、ホルダーが、被覆除去装置本体を載置部に載置
させたときに接触端子に接触する被接触端子を有すると
共に外部電源に接続されるようにして、アダプターを設
けないような構成とすることも好ましい。
【0012】このような構成とすることで、非使用時に
は、ホルダーの載置部上に被覆除去装置本体を載置させ
るだけで、外部電源からの電流を、被覆除去装置本体に
供給させることができる。一方、使用時には、被覆除去
装置本体をホルダーから持ち上げるだけで外部電源と切
り離すことができ、迅速に被覆除去作業に移ることがで
きる。また、アダプターを有していないため、使用時に
手に持つ部分(被覆除去装置本体のみ)が小型になり、
被覆除去作業を行いやすい。
【0013】また、これらの被覆除去装置が、被覆除去
装置本体の内部に充電池を有していることが好ましい。
被覆除去装置本体の内部に充電池有していれば、使用時
に、外部電源と切り離されても、充電池により電流が供
給されている間は熱源部の温度を一定の範囲内に維持す
ることができ、外部電源と切り離されてから被覆除去作
業を行うことのできる時間を更に延長させることができ
る。
【0014】また、このとき、外部電源から供給される
電流の供給先を充電池と保持加熱機構とに切り替えるス
イッチ部を、被覆除去装置本体内に有していることが好
ましい。このような構成とすることで、特に被覆除去装
置本体をホルダーに載置した際に、状況に即して電流の
供給先を制御することができる。例えば、保温部材の温
度が十分に高いような場合は、外部電源からの電流を全
て充電池に供給して効率的に充電を行うことができる。
これとは逆に、保温部材の温度が低く加熱が必要な場合
は、外部電源からの電流を全て保持加熱機構に供給して
効率よく保温部材の温度低下を防止することができる。
また、充電池がNi-H電池やNi-Cd電池のように定電流充
電を要するようなときは、充電池に充電するときに外部
電源からの電流を全て充電池に供給できる(即ち、定電
流状態で充電できる)ように切り替えられることは非常
に有用である。
【0015】さらに、被覆除去装置本体内やアダプター
内に上述したスイッチ部を有している場合は、保温部材
の温度を検出する温度センサーと、温度センサーが接続
された温度調整回路とを配設し、温度センサーにより検
出された温度に基づいて、スイッチ部で切り替えられる
電流の供給先を温度調整回路により判断するようにする
ことが好ましい。このように構成することで、上述した
外部電源からの電流の供給先の切り替えを、保温部材の
温度に即して効率的に切り替えることができる。
【0016】一方、本発明の光ファイバ心線の融着接続
装置は、外部電源からの電流の供給を受ける接触式の接
触端子を有し、使用時に外部電源と切り離して使用可能
なハンディタイプの光ファイバ心線の被覆除去装置を載
置させる載置部を有するものであって、被覆除去装置を
載置部に載置させたときに、被覆除去装置の接触端子に
接触する被接触端子を有することを特徴としている。
【0017】光ファイバ心線の被覆除去作業と融着接続
作業とは、通常、一連の作業として行われるので、この
ような構成とすることにより、被覆除去装置をいつでも
使えるように載置させておくことができる。その結果、
被覆除去装置に電流を供給するためのホルダーが不要と
なり、作業スペースを節約することができる。また、被
覆除去装置に電流を供給するためのホルダーを外部電源
に接続するための接続コードもなくなるため、作業スペ
ースを煩雑にさせずに被覆除去装置を使用することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る光ファイバ心線の被
覆除去装置の実施形態について図面を参照して説明す
る。
【0019】本発明に係る光ファイバ心線の被覆除去装
置の第1実施形態を図1に示す。この被覆除去装置は、
被覆除去装置本体1a、アダプター2a及びホルダー3
とからなっている。
【0020】被覆除去装置本体1aは、箱体13と箱体
13に対してスライド可能に取り付けられたスライド部
14とを備えている。
【0021】箱体13は、ほぼ直方体形状を有してお
り、そのスライド部14側が開閉可能に形成されてい
る。箱体13の開閉部の互いに面接される内面には、光
ファイバ心線Fを保持するための保持板15a,15b
がそれぞれ配設されている。図1には、テープ状の光フ
ァイバ心線Fの先端部が保持板15a上にセットされて
いる状態が示されている。
【0022】図2に示すように、箱体13内部には、熱
源部100が保持板15a裏面に接した状態で配設され
ている。また、熱源部100の周囲には、保温部材10
1が熱源部100に接して配置されている。保温部材1
01は、保持板15bの裏面側にも、保持板15bに接
した状態で配設されている。熱源部100は、温度調整
回路102に接続されている。温度調整回路102に
は、温度センサー103も接続されており、温度センサ
ー103は、保温部材101内に埋設されている。
【0023】温度調整回路102は、温度センサー10
3からの信号を元に、保持板15a,15bの温度を一
定の温度範囲内に維持するように、熱源部100のON/O
FFを制御している。この温度範囲は、温度調整回路10
2に接続された調節つまみ18により、高め又は低め調
節することができる。これらの箱体13の開閉部、保持
板15a,15b、熱源部100及び温度調整回路10
2により、保持加熱機構が構成されている。
【0024】保温部材101は、熱源部100からの熱
を蓄熱させて熱源部100及び保持板15a,15bを
保温するためのもので、比熱の大きい部材が用いられ
る。比熱の大きい部材は、比熱が0.3以上の液体又は固
体で、具体的にはフェノール樹脂・コルク・綿・油等が
あげられる。この中でも、不燃性を有していることか
ら、シリコーン油やガラスウールが好ましい。比熱の大
きい部材として液体を用いる場合は、その液体を充填し
た耐熱性のある袋状のものを加熱部100の周囲に配置
させることになる。
【0025】また、温度調整回路102は、箱体13の
外表面に形成された差込式の雌型端子12aと接続され
ている。雌型端子12aは、通常の差込式ジャックに用
いられるものである。
【0026】箱体13のスライド部14側には、一対の
加傷刃11が取り付けられている。一対の加傷刃11
は、箱体13の開閉部が閉じられたときに僅かな隙間が
できるように取り付けられている。この隙間は、テープ
状の光ファイバ心線Fの厚さよりも、やや狭くされてお
り、箱体13の開閉部が閉じられたときに、光ファイバ
心線Fの被覆部のみに傷を付け、被覆部内の光ファイバ
には達しないようにしてある。
【0027】一方、箱体13にスライド可能に取り付け
られたスライド部14は、箱体13の開閉部と同様に開
閉可能な構成とされている。この開閉部には、光ファイ
バ心線Fを把持したファイバホルダー16がセットでき
るようにしてある。開閉部を閉じることにより、ファイ
バホルダー16を介して光ファイバ心線Fの基端部側を
しっかりと把持することができる。スライド部14は、
一対のシャフト17(図2(b)参照)により箱体13と
連結されており、このシャフト17にガイドされてスラ
イドする。これらのスライド部14、ファイバホルダー
16及びシャフト17などにより上述した被覆除去機構
が構成されている。
【0028】図1に示すように、被覆除去装置本体1a
に取り付けられるアダプター2aは、被覆除去装置本体
1aの雌型端子12aの形成された面に対応した大きさ
とされており、その表面側に雌型端子12aに差し込ま
れる雄型端子20が突設されている。アダプター2aの
表面側縁部には、コ字状に壁部23が形成されている。
この壁部23は、アダプター2aを被覆除去装置本体1
aに取り付けたときに、アダプター2aが雄型端子20
を中心に回転するのを抑制する。むろん、この種の効果
を生み出すためには、コの字形に限ることではなく、ロ
の字形に配置することや、別種の凹凸嵌合であっても差
し支えない。
【0029】アダプター2aの裏面側には、アダプター
2aの内部で雄型端子20に電気的に接続されている一
対の接触端子21が配設されている。接触端子21は、
アダプター2aの裏面から僅かに窪まされた状態で露出
形成されている。ホルダー3から供給された外部電源か
らの電流は、この接触端子21から雄型端子20に流
れ、被覆除去装置本体1a側に供給される。また、アダ
プター2aは、被覆除去装置本体1aに取り付けられた
ときの調節つまみ18の位置に対応して、その表面側か
ら裏面側に貫通する貫通孔22を有している。アダプタ
ー2aが貫通孔22を有しているため、アダプター2a
を被覆除去装置本体1aに取り付けた状態であっても、
調節つまみ18をドライバーなどの工具で操作すること
ができる。
【0030】図1に示すように、アダプター2aが取り
付けられた状態の被覆除去装置本体1aが載置されるホ
ルダー3は、アダプター2aの形状に対応したほぼ長方
形の底面を持つ凹状の載置部30を有している。また、
ホルダー3は、外部電源への接続用のAC-DCコンセント
部32も有している。載置部30の底部には、上述した
一対の接触端子21に対応した一対の被接触端子31が
突設されている。被接触端子31はバネにより上方に持
ち上げられており、アダプター2aの取り付けられた被
覆除去装置本体1aが載置部30に載置されたときに、
アダプター2aの接触端子21と被接触端子31とが確
実に接触するようにしてある。
【0031】次に、上述した被覆除去装置の使用方法を
簡単に説明する。
【0032】まず、被覆除去装置本体1aに、アダプタ
ー2aを取り付けておき、これを外部電源に接続された
ホルダー3上に載置させておく。ホルダー3のコンセン
ト部32は、外部電源に接続しておく。被覆除去装置本
体1aへは、被接触端子31−接触端子21−雄型端子
20−雌型端子12aという経路で外部電源からの電流
が供給される。被覆除去装置本体1aに供給された電流
は、温度調整回路102を介して熱源部100を発熱さ
せる。
【0033】熱源部100の発熱に伴って、保持板15
a,15b及び保温部材101が加熱される。板状部1
5a,15bの温度は、保温部材101内に埋設された
温度センサー103を介して監視されており、予め温度
調節つまみ18で設定された温度範囲よりも高くなるよ
うであると、温度調整回路102により熱源部100の
発熱がOFFにされる。熱源部100がOFFにされると、保
持板15a,15bの温度は低下を始め、設定された温
度範囲よりも低くなるようであると、再び熱源部100
の発熱がONにされる。
【0034】光ファイバ心線Fの被覆部を軟化させるた
めの最適な温度は、光ファイバ心線Fの種類によって異
なる。このため、温度調節つまみ18によって、保持板
15a,15bの温度を被覆部の軟化に最適な温度に調
節する。
【0035】このようにして、被覆除去装置の非使用時
には、アダプター2aの取り付けられた被覆除去装置本
体1aがホルダー3上に載置され、保持板15a,15
bの温度が光ファイバ心線Fの被覆部を軟化させるのに
最適な温度範囲内に維持される。光ファイバ心線Fの被
覆を除去する場合は、図1に示されるように、ファイバ
ホルダー16に、光ファイバ心線Fを把持させ、アダプ
ター2aの取り付けられた被覆除去装置本体1aをホル
ダー3から持ち上げて、ファイバホルダー16をスライ
ド部14にセットする。
【0036】図2(a)に示すように、箱体13及びスラ
イド部14の開閉部を閉じる。光ファイバ心線Fの先端
部は、一対の保持板15a,15bにより挟まれて把持
され、光ファイバ心線Fの基端部側は、ファイバホルダ
ー16を介してスライド部14の開閉部で把持された状
態となる。なお、光ファイバ心線Fは、保持板15a,
15bにより挟まれた際に、一対の加傷刃11により、
その被覆部にのみ傷が付けられる。
【0037】被覆除去装置本体1aは、ホルダー3から
持ち上げられた時点で、外部電源と切り離され、熱源部
100への電流の供給が遮断される。しかし、熱源部1
00及び保持板15a,15bの周囲には保温部材10
1が配設されており、この保温部材101により熱源部
100及び保持板15a,15bの温度低下が緩やかな
ものとなる。このため、被覆除去装置本体1a及びアダ
プター2aがホルダー3から持ち上げられて外部電源と
切り離された後でも、熱源部100及び保持板15a,
15bは被覆除去に十分な温度を維持することができ
る。光ファイバ心線Fの先端部は、この熱源部100及
び保持板15a,15bの熱により、加熱されて軟化さ
れる。
【0038】次いで、図2(b)に示すように、スライド
部14の開閉部をしっかりと押さえた状態で、スライド
部14をスライドさせる。スライド部14のスライドに
伴って、加傷刃11により傷を付けられた部分から先端
側の被覆部F1が保持板15a,15bにより挟まれた
ままとなり、光ファイバ心線Fから除去される。先端側
の被覆部F1が除去された後は、光ファイバF0が露出
された状態となる。このとき、先端側の被覆部F1が加
熱により軟化されているため、光ファイバF0に無理な
力を加えることなく、かつ被覆部F1のカスを残すこと
なくきれいに除去することができる。
【0039】被覆除去作業が終了したら、光ファイバ心
線Fをファイバホルダー16ごと取り出し、次の作業、
例えば端末部同士の融着接続作業を行う。ファイバホル
ダー16を、そのまま融着接続装置にセットできるよう
にすれば、光ファイバ心線Fの取り扱いが楽に行える。
被覆除去作業が終了したら、保持板15a,15bから
被覆部F1を除去した後、箱体13の開閉部を閉じた状
態で、被覆除去装置本体1a及びアダプター2aを再び
ホルダー3の載置部30上に載置する。
【0040】被覆除去装置本体1a及びアダプター2a
を載置部30上に載置すると、被接触端子31−接触端
子21−雄型端子20−雌型端子12aという経路で被
覆除去装置本体1aに再び電流が供給される。被覆除去
装置本体1aに供給された電流により、温度調整回路1
02を介して熱源部100が発熱され、保持板15a,
15bの温度が上述した温度範囲内に維持される。再
度、被覆除去作業を行う場合は、被覆除去装置本体1a
及びアダプター2aをホルダー3から持ち上げて、上述
したように使用する。
【0041】この作業を行うときの、保持板15a,1
5bの温度と時間との関係を図3のグラフに示す。上述
した本発明に係る被覆除去装置の温度−時間曲線をグラ
フ中A(実線)で示し、これと比較するために、保温部
材101を有してない被覆除去装置の温度−時間曲線を
グラフ中B(一点鎖線)で示してある。保持板15a,
15bの温度は、外部電源と接続されている間は、光フ
ァイバ心線Fの被覆部を除去するために軟化させるのに
最適な温度範囲であるTUとTLとの間に維持されるよう
設定されている。また、TZは、光ファイバ心線Fの被
覆部を軟化させるために必要な最低温度である。
【0042】ここで、アダプター2aの取り付けられた
被覆除去装置本体1aが、上述した温度調整範囲TU
L間のうちでも最も低い温度TLにある時にホルダー3
から持ち上げられるのが、光ファイバ心線Fの被覆を除
去する上で最も厳しい条件となる。図3に示すグラフに
おいては、時間Cが保持板15a,15bの温度が温度
調整範囲TU〜TLのうちで最も低い温度となるときであ
る。この時間Cの時点で、被覆除去装置本体1aをホル
ダー3から持ち上げると、外部電源から切り離され、保
持板15a,15bの温度低下が進行する。このとき
の、上述した本発明に係る被覆除去装置の温度低下を、
グラフ中a(破線)で示し、保温部材101を有してい
ない被覆除去装置の温度低下をb(二点鎖線)で示す。
【0043】グラフ中のaからわかるように、本発明に
係る被覆除去装置は、保温部材101を有しているた
め、温度の低下が緩やかとなる。このため、最も厳しい
条件で(板状部の温度がTLのときに)外部電源と切り
離されたとしても、被覆除去作業に必要な時間が経過し
た後であっても、保持板15a,15bの温度は必要最
低温度TZより低くなることはない。しかし、グラフ中
のb(二点鎖線)からわかるように、保温部材101を
有していない場合は、温度の低下が早く、最も厳しい条
件で(板状部の温度がTLのときに)外部電源と切り離
されると、被覆除去作業に必要な時間が経過した後で
は、保持板15a,15bの温度が必要最低温度TZ
り低くなってしまい、光ファイバ心線Fの被覆を除去す
ることができなくなってしまう。
【0044】例えば、厚さが0.3mm程度のテープ状光フ
ァイバであって、被覆部の材質がUVアクリル樹脂であ
る場合、TU=90℃,TL=70℃,TZ=60℃であり、被
覆除去作業に必要な時間は、20〜30秒程度である。
【0045】また、図3のグラフ中、A(実線)又はB
(一点鎖線)が右上がりとなっている部分は、熱源部1
00が発熱されている時間である。熱源部100を発熱
させている時間は、当然のことながら電力を消費してい
る。グラフからわかるように、本発明に係る被覆除去装
置によれば、保温部材101を有しているため、熱源部
100を発熱させる頻度が、保温部材101を有してい
ない場合と比べて少なくなり、消費する電力を節約する
ことができるという利点もある。
【0046】なお、上述した被覆除去装置においては、
一対の保持板15a,15bのうちの一方に対してのみ
熱源部100を配置させたが、その双方に対して熱源部
100を配置させても良く、その方が好ましい。また、
テープ状の光ファイバ心線Fだけでなく、単心の光ファ
イバ心線をも取り扱うことができる。
【0047】なお、図1に示す被覆除去装置の変形例と
して、図4に示すように、箱体13の内部に充電池10
4を内蔵させることも可能である。このようにすれば、
外部電源と切り離された後も、充電池104により熱源
部101に電流を供給できる間は熱源部100を発熱さ
せることができるので、温度調整回路102による温度
調整を持続させることができる。この結果、外部電源と
切り離されてから作業を行うことができる時間を更に延
長させることができる。
【0048】また、充電池を内蔵させる変形例として
は、図5に示すような方法も考えられる。図5において
は、アダプター2b内に充電池24を配置させ、このア
ダプター2bを被覆除去装置本体1aに取り付ける。こ
の場合は、外部電源と切り離されてから作業を行うこと
ができる時間を更に延長させることができるだけでな
く、被覆除去装置本体1aに充電池を内蔵させる必要が
ないため、従来の被覆除去装置を改修するだけで上述し
た被覆除去装置本体1aとして利用することができると
いう利点もある。
【0049】これらの充電池104,24への充電は、
アダプター2a又はアダプター2bが取り付けられた被
覆除去装置本体1aがホルダー3の載置部30上に載置
されている間に行われる。この充電は、アダプター2a
又はアダプター2bが取り付けられた被覆除去装置本体
1aがホルダー3の載置部30上に載置されている間で
あっても、熱源部100の発熱と並行して行う場合や、
熱源部100による発熱が停止されている間だけ行う場
合などが考えられ、充電池の種類等を考慮して、最適な
充電方法を選択すればよい。
【0050】また、図6に示すように、アダプター2b
内に、外部電源から供給される電流の供給先を充電池2
4と雄型端子20とに切り替えるスイッチ部210を設
けることも考えられる。図6においては、スイッチ部2
10と共に、切り替え部220も設けられている。
【0051】スイッチ部210には、温度調整回路10
2の指示に基づいて、外部電源からの電流の供給先を充
電池24と雄型端子20とに切り替えることができるよ
うなスイッチング機構が内蔵されている。即ち、外部電
源からの電流を充電池24に供給する際には、図6中f-
d,f'-d'が接続される。一方、外部電源からの電流を、
雄型端子20に供給する際には、図6中f-e,f'-e'が接
続される。尚、外部電源からの電流を雄型端子20に供
給する場合、外部電源からの電流は、最終的には、雄型
端子20を介して被覆除去本体1aの保持加熱機構(特
にその熱源部100)に供給される。
【0052】スイッチ部210は、温度調整回路102
と接続されており、温度調整回路102からの信号に基
づいて、上述した切り替えが行われる。温度調整回路1
02とスイッチ部210とを電気的に接続するために、
被覆除去本体1aの底部とアダプター2bの上面とに、
雌型端子12a及び雄型端子20以外に、これらの端子
と同様な端子(図6中α部)を設ける必要がある。
【0053】また、切り替え部220は、保持加熱機構
への電流の供給源を機械的に切り替える機構である。切
り替え部220における切り替えは、被覆除去本体1a
に取り付けられたアダプター2bがホルダー3上に載置
されているときは、図6中b-a,b'-a'が接続され、アダ
プター2bがホルダー3から持ち上げられたときは、図
6中c-a,c'-a'が接続される。
【0054】切り替え部220の具体的構造の一例を図
7に示す。アダプター2bの底部には、一対の孔221
が穿孔されており、この孔221の内部にはそれぞれ3
枚の端子板222,223,224が配置されている。
上方の2つの端子板222,223は、孔221の真上
まで延設されており、最下方の端子板224は、孔22
1の側方に位置されている。端子板222,223,2
24は、それぞれ図6中のb(b'),a(a'),c(c')点に接続
されている。
【0055】中央の端子板223は、弾性変形可能に形
成されており、外力が加わっていないときは図7中点線
で示すように下方に湾曲して下方の端子板224と接触
する。このとき、ホルダー3の載置部30の底面には、
アダプター2bを載置したときに孔221内に挿入され
て中央の端子板223を湾曲させることができるような
一対の突起32を立設形成させておく。
【0056】アダプター2bをホルダー3上に載置した
際は、突起32が孔221内に挿入され、突起32の先
端により中央の端子板223を図7に示すように変形さ
せ、中央の端子板223と上方の端子板222とが接続
された状態(即ち、図6中b-a,b'-a'が接続された状
態)となる。一方、アダプター2bを被覆除去本体1a
と共にホルダー3から持ち上げれば、突起32が孔22
1から抜かれ、中央の端子板223は弾性復元力により
下方に湾曲し、中央の端子板223と下方の端子板22
4とが接続された状態(即ち、図6中c-a,c'-a'が接続
された状態)となる。
【0057】このように、スイッチ部210及び切り替
え部220を設けた場合の外部電源からの電流の供給方
法について説明する。
【0058】まず、被覆除去装置本体1a及びアダプタ
ー2bをホルダー3上に載置させている場合を考える。
切り替え部220は、上述したように、b-a,b'-a'側に
切り替えられている。このとき、温度センサー103に
より検出した板状部15a,15bの温度が規定範囲内
(図3におけるTUとTLとの間)であれば、温度調整回
路102は、外部電源からの電流を保持加熱機構に供給
する必要はなく、充電池24を充電するために充電池2
4に供給する必要があると判断し、スイッチ部210を
f-d,f'-d'側に切り替える。
【0059】尚、スイッチ部210がf-d,f'-d'側に切
り替えられているときであっても、コンデンサー又は内
蔵電池により一定時間は温度調整回路102に電流が供
給されるようにされている。この一定時間は、板状部1
5a,15bの温度が規定範囲の上限(図3におけるT
U)にある時に温度調整回路102が外部電源との接続
を遮断し、この時点から板状部15a,15bの温度が
低下し、板状部15a,15bの温度が規定範囲の下限
(図3におけるTL)となり、再び温度調整回路102
が外部電源との接続を回復しようとするまでの時間より
も十分に長くなるようにされている。
【0060】一方、温度センサー103により検出した
板状部15a,15bの温度が規定範囲下限(図3にお
けるTL)より下回るようであれば、温度調整回路10
2は、外部電源からの電流を保持加熱機構に供給する必
要があると判断し、スイッチ部210をf-e,f'-e'側に
切り替える。供給された電流により、保持加熱機構の熱
源部100が発熱され、、板状部15a,15bの温度
が上昇される。この温度上昇の経過に伴って、温度セン
サー103により検出した板状部15a,15bの温度
が規定範囲上限(図3におけるTU)より上回るようで
あれば、温度調整回路102は、外部電源からの電流を
保持加熱機構に供給する必要はなく、充電池24を充電
するために充電池24に供給する必要があると判断し、
スイッチ部210をf-d,f'-d'側に切り替える。
【0061】被覆除去装置本体1a及びアダプター2b
をホルダー3上に載置させている場合であって、充電池
24の充電も十分で、温度センサー103により検出し
た板状部15a,15bの温度が規定範囲内である場合
は、外部電源からの電流は温度調整回路102に供給さ
れるが、温度調整回路102から熱源部100に供給さ
れないように温度調整回路102内部で電流経路が遮断
される。その後、温度センサー103により検出した板
状部15a,15bの温度が規定範囲下限(図3におけ
るTL)より下回るようになると、温度調整回路102
は、外部電源からの電流を保持加熱機構に供給する必要
があると判断し、温度調整回路102内部で電流を熱源
部100に流すようにする。
【0062】前記構成により、外部の電源と接続してい
る場合に、被覆除去装置の保温機構に給電する状態と、
アダプター2bに内蔵した充電池に給電する状態を、自
動的に切り替えることができ、光ファイバの接続作業を
しながら追加充電されるため、意図的に(別段取りで)
充電させなくても半永久的に被覆除去装置の使用が可能
になる。
【0063】次に、被覆除去装置本体1a及びアダプタ
ー2bをホルダー3から持ち上げた場合を考える。この
とき、切り替え部220は、上述したように、c-a,c'-
a'側に切り替えられている。切り替え部220が、c-a,
c'-a'側に切り替えられると、温度調整回路102側に
は、自動的に充電池24から電流が供給されるようにな
る。このとき、温度センサー103により検出した板状
部15a,15bの温度が規定範囲内である場合は、充
電池24からの電流が熱源部100に供給されないよう
に温度調整回路102内部で電流経路が遮断される。そ
の後、温度センサー103により検出した板状部15
a,15bの温度が規定範囲下限(図3におけるTL
より下回るようになると、温度調整回路102は、充電
池24から保持加熱機構に電流を供給する必要があると
判断し、温度調整回路102内部で電流を熱源部100
に流すようにする。
【0064】次に、本発明に係る被覆除去装置の第2実
施形態を図面を参照して説明する。
【0065】図8は、本発明に係る光ファイバの被覆除
去装置の第2実施形態を示している。この被覆除去装置
は、上述した図1に示す被覆除去装置に準じた構成とさ
れている。このため、図1に示す被覆除去装置と同一又
は同等の構成については、同一の符号を付してその詳し
い説明を省略する。
【0066】この被覆除去装置は、被覆除去装置本体1
bとホルダー3とからなる。ホルダー3は、上述した図
1に示すホルダー3と全く同一のものである。また、被
覆除去装置本体1bは、上述した図1に示す被覆除去装
置本体1aとは、ホルダー3から供給される電流を受け
る機構が異なるだけである。
【0067】被覆除去装置本体1bは、ホルダー3の載
置部30内に載置されるのであるが、このとき載置部3
0の底面と対向する被覆除去装置本体1bの外表面に
は、一対の接触端子12bが露出形成されている。外部
電源からの電流は、ホルダー3の一対の被接触端子31
及び被覆除去装置本体1bの一対の接触端子12bを介
して、被覆除去装置本体1b内部の温度調整回路102
に供給される。この被覆除去装置の使用方法も、上述し
た図1に示す被覆除去装置と同様であるため、その使用
方法の説明も省略する。
【0068】このような構成とすれば、確実に被覆除去
を行えると共に、使用時に外部電源と切り離して作業性
を向上させることができるという利点に加えて、以下の
ような利点がある。すなわち、このような構成とするこ
とにより、被覆除去装置本体1bの大きさを小さくする
ことができ、使用時に被覆除去装置本体1bを持ち上げ
て手に持って被覆作業を行うときに、被覆除去装置本体
1bを取り扱いやすい。また、図8に示す被覆除去装置
も、図4に示すように、充電池104を内蔵させること
が可能である。充電池104を内蔵させれば、外部電源
と切り離されてから作業を行うことができる時間を更に
延長させることができる。
【0069】また、充電池104を内蔵させた場合は、
図9に示すように、被覆除去装置本体1b内に、外部電
源から供給される電流の供給先を充電池104と加熱保
持機構(特に加熱部100、)とに切り替えるスイッチ
部110を設けることも考えられる。図9においては、
スイッチ部110と共に、切り替え部120も設けられ
ている。尚、スイッチ部110により保持加熱機構に外
部電源からの電流が供給される場合は、温度調整回路1
02及び切り替え部120を介在させてその供給が行わ
れる。
【0070】スイッチ部110には、温度調整回路10
2の指示に基づいて、外部電源からの電流の供給先を充
電池104と保持加熱機構とに切り替えることができる
ようなスイッチング機構が内蔵されている。即ち、外部
電源からの電流を充電池104に供給する際には、図9
中f-d,f'-d'が接続される。一方、外部電源からの電流
を、保持加熱機構に供給する際には、図9中f-e,f'-e'
が接続される。スイッチ部110は、温度調整回路10
2と接続されており、温度調整回路102からの信号に
基づいて、上述した切り替えが行われる。
【0071】また、切り替え部120は、保持加熱機構
への電流の供給源を機械的に切り替える機構である。切
り替え部120における切り替えは、被覆除去本体1b
がホルダー3上に載置されているときは、図9中b-a,b'
-a'が接続され、被覆除去本体1bがホルダー3から持
ち上げられたときは、図9中c-a,c'-a'が接続される。
切り替え部120の具体的構造は、図7に示す構造と同
等であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
【0072】このように、スイッチ部110及び切り替
え部120を設けた場合の外部電源からの電流の供給方
法について説明する。
【0073】まず、被覆除去装置本体1bがホルダー3
上に載置させている場合を考える。切り替え部120
は、上述したように、b-a,b'-a'側に切り替えられてい
る。温度センサー103により検出した板状部15a,
15bの温度が規定範囲内(図3におけるTUとTLとの
間)であれば、温度調整回路102は、外部電源からの
電流を保持加熱機構に供給する必要はなく、充電池24
を充電するために充電池24に供給する必要があると判
断し、スイッチ部110をf-d,f'-d'側に切り替える。
【0074】尚、スイッチ部110がf-d,f'-d'側に切
り替えられているときであっても、コンデンサー又は内
蔵電池により一定時間は温度調整回路102に電流が供
給されるようにされている。この一定時間は、板状部1
5a,15bの温度が規定範囲の上限(図3におけるT
U)にある時に温度調整回路102が外部電源との接続
を遮断し、この時点から板状部15a,15bの温度が
低下し、板状部15a,15bの温度が規定範囲の下限
(図3におけるTL)となり、再び温度調整回路102
が外部電源との接続を回復しようとするまでの時間より
も十分に長くなるようにされている。
【0075】一方、温度センサー103により検出した
板状部15a,15bの温度が規定範囲下限(図3にお
けるTL)より下回るようであれば、温度調整回路10
2は、外部電源からの電流を保持加熱機構に供給する必
要があると判断し、スイッチ部110をf-e,f'-e'側に
切り替える。供給された電流により、保持加熱機構の熱
源部100が発熱され、板状部15a,15bの温度が
上昇される。この温度上昇の経過に伴って、温度センサ
ー103により検出した板状部15a,15bの温度が
規定範囲上限(図3におけるTU)より上回るようであ
れば、温度調整回路102は、外部電源からの電流を保
持加熱機構に供給する必要はなく、充電池104を充電
するために充電池104に供給する必要があると判断
し、スイッチ部110をf-d,f'-d'側に切り替える。
【0076】被覆除去装置本体1bをホルダー3上に載
置させている場合であって、充電池104の充電も十分
で、温度センサー103により検出した板状部15a,
15bの温度が規定範囲内である場合は、外部電源から
の電流は温度調整回路102に供給されるが、温度調整
回路102から熱源部100に供給されないように温度
調整回路102内部で電流経路が遮断される。その後、
温度センサー103により検出した板状部15a,15
bの温度が規定範囲下限(図3におけるTL)より下回
るようになると、温度調整回路102は、外部電源から
の電流を保持加熱機構に供給する必要があると判断し、
温度調整回路102内部で電流を熱源部100に流すよ
うにする。
【0077】前記構成により、外部の電源と接続してい
る場合に、被覆除去装置の保温機構に給電する状態と、
被覆除去装置本体1bに内蔵した充電池に給電する状態
を、自動的に切り替えることができ、光ファイバの接続
作業をしながら追加充電されるため、意図的に(別段取
りで)充電させなくても半永久的に被覆除去装置の使用
が可能になる。
【0078】次に、被覆除去装置本体1bをホルダー3
から持ち上げた場合を考える。このとき、切り替え部1
20は、上述したように、c-a,c'-a'側に切り替えられ
ている。切り替え部120が、c-a,c'-a'側に切り替え
られると、温度調整回路102側には、自動的に充電池
104から電流が供給されるようになる。このとき、温
度センサー103により検出した板状部15a,15b
の温度が規定範囲内である場合は、充電池104からの
電流が熱源部100に供給されないように温度調整回路
102内部で電流経路が遮断される。その後、温度セン
サー103により検出した板状部15a,15bの温度
が規定範囲下限(図3におけるTL)より下回るように
なると、温度調整回路102は、充電池104から保持
加熱機構に電流を供給する必要があると判断し、温度調
整回路102内で電流を熱源部100に流すようにす
る。
【0079】次に、本発明に係る光ファイバ心線の融着
接続装置の一実施形態について図面を参照して説明す
る。
【0080】図10に示す融着接続装置4は、その上面
部に、図1に示すアダプター2及び被覆除去装置本体1
aのみからなる被覆除去装置や、図2に示す被覆除去装
置本体1bのみからなる被覆除去装置を載置させる載置
部40を有している。そして、載置部40の底部には、
上述したホルダー3の一対の被接触端子31と同様な一
対の被接触端子41を有している。
【0081】被覆除去装置により先端部の被覆の除去さ
れた光ファイバ心線Fは、通常、その先端同士が融着接
続される。言い換えれば、光ファイバ心線Fの先端同士
を融着接続させるために、その先端部の被覆を除去する
のである。従って、被覆除去作業と融着接続作業とは、
一連の作業として行われることが多い。このため、上述
した図1又は図8に示すホルダー3の機能を、融着接続
装置に付加させれば、ホルダー3が必要なくなる。ホル
ダー3が必要なくなれば、ホルダー3を置くスペース分
だけ広く作業スペースを確保することができる。また、
ホルダー3のコード部分がなくなるため、これにつまず
いて怪我をする危険性も減少し、作業上の安全性も向上
させることができる。
【0082】光ファイバ心線Fの敷設後に被覆除去作業
や融着接続作業を行おうとした場合、これらの作業は光
ファイバ心線Fの敷設されている場所で行わなくてはな
らない。従って、十分なスペースが確保できない場合
や、安定した体勢で行うことができない場合もあり、作
業スペースの確保や邪魔となるものがなくなると言うこ
とは、有益なことである。
【0083】なお、図10には大型の融着接続装置を示
したが、ポータブル型の持ち運び可能な融着接続装置で
あっても良いことは言うまでもない。また、図10の融
着接続装置4は、外部電源への接続コード42を有し、
この外部電源からの電流を上述した被接続端子41を介
して被覆除去装置に供給するが、融着接続装置自体が発
電機能を有し、発電した電流を被接続端子41を介して
被覆除去装置に供給するようにするか、内蔵電池で駆動
するようにしても良い。そのようにすれば、外部電源が
必要なくなり、どこででも作業を行うことができる。
【0084】
【発明の効果】本発明に係る光ファイバ心線の被覆除去
装置は、使用時に外部電源と切り離して使用可能なハン
ディタイプの光ファイバ心線の被覆除去装置であって、
光ファイバ心線の先端部を挟み込み、熱源部により先端
部を加熱して軟化させる保持加熱機構と、光ファイバ心
線の被覆部に傷を付ける一対の加傷刃と、光ファイバ心
線の基端部側を挟み込み、光ファイバ心線の長手方向に
スライドして、加傷刃により傷つけられた部分から先端
側の被覆部を除去する被覆除去機構とを有し、熱源部近
傍に比熱の大きい保温部材を有していることを特徴とし
ているため、被覆除去作業の作業性を向上させることが
できる。
【0085】また、本発明に係る光ファイバ心線の融着
接続装置は、外部電源からの電流の供給を受ける接触式
の接触端子を有し、使用時に外部電源と切り離して使用
可能なハンディタイプの光ファイバ心線の被覆除去装置
を載置させる載置部を有しており、この被覆除去装置を
載置部に載置させたときに、接触端子に接触する被接触
端子を有することを特徴としているため、作業スペース
を節約すると共に作業スペースを煩雑にさせずに被覆除
去装作業の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ケーブルの被覆除去装置の第1
実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す装置により光ケーブルの被覆部を除
去する様子を示す概略図である。
【図3】図1に示す装置の保持板の温度と時間との関係
を示すグラフである。
【図4】図1に示す装置において、被覆除去装置本体に
充電池を組み込んだ状態を示す概略図である。
【図5】(a)は充電池を組み込んだ状態のアダプターを
示す斜視図であり、(b)はアダプターに充電池を組み込
んだ状態の被覆除去装置を示す構成図である。
【図6】アダプター内にスイッチ部を組み込んだ場合の
被覆除去装置全体の概略図である。
【図7】図6における切り替え部を示す断面図であり、
(a)は(b)におけるA方向からの見た場合の断面図であ
り、(b)は(a)におけるB方向からの見た場合の断面図で
ある。
【図8】本発明に係る光ケーブルの被覆除去装置の第2
実施形態を示す斜視図である。
【図9】被覆除去本体内にスイッチ部を組み込んだ場合
の被覆除去装置全体の概略図である。
【図10】本発明に係る光ケーブルの融着接続装置の外
観を示す斜視図である。
【符号の説明】
F…光ファイバ心線、1a,1b…被覆除去装置本体、
2a,2b…アダプター、3…ホルダー、4…融着接続
装置、11…加傷刃、12a…雌型端子、12b…接触
端子、100…熱源部、101…保温部材、102…温
度調整回路、103…温度センサー、104…充電池、
110…スイッチ部、20…雄型端子、21…接触端
子、24…充電池、210…スイッチ部、30…載置
部、31…被接触端子。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用時に外部電源と切り離して使用可能
    なハンディタイプの光ファイバ心線の被覆除去装置であ
    って、 光ファイバ心線の先端部を挟み込み、熱源部により前記
    先端部を加熱して軟化させる保持加熱機構と、 前記光ファイバ心線の被覆部に傷を付ける一対の加傷刃
    と、 前記光ファイバ心線の基端部側を挟み込み、前記光ファ
    イバ心線の長手方向にスライドして、前記加傷刃により
    傷つけられた部分から先端側の被覆部を除去する被覆除
    去機構とを有し、 前記熱源部近傍に比熱の大きい保温部材を配置したこと
    を特徴とする光ファイバ心線の被覆除去装置。
  2. 【請求項2】 前記保持加熱機構、前記加傷刃及び前記
    被覆除去機構を有する被覆除去装置本体と、前記被覆除
    去装置本体に取り付けられるアダプターと、前記被覆除
    去装置本体に取り付けられた前記アダプターを載置させ
    る載置部を有するホルダーとを備え、 前記被覆除去装置本体は、差込式の雌型端子を有し、 前記アダプターは、前記雌型端子に接続する雄型端子を
    有すると共に、接触式の接触端子を有し、 前記ホルダーは、前記アダプターを前記載置部に載置さ
    せたときに前記接触端子に接触する被接触端子を有する
    と共に、外部電源に接続される請求項1に記載の光ファ
    イバ心線の被覆除去装置。
  3. 【請求項3】 前記アダプターの内部に、充電池を有し
    ている請求項2に記載の光ファイバ心線の被覆除去装
    置。
  4. 【請求項4】 前記外部電源から供給される電流の供給
    先を前記充電池と前記雄型端子とに切り替えるスイッチ
    部を、前記アダプター内に有している請求項3に記載の
    光ファイバ心線の被覆除去装置。
  5. 【請求項5】 前記保持加熱機構、前記加傷刃及び前記
    被覆除去機構を有する被覆除去装置本体と、前記被覆除
    去装置本体を載置させる載置部を有するホルダーとを備
    え、 前記被覆除去装置本体は、接触式の接触端子を有し、 前記ホルダーは、前記被覆除去装置本体を前記載置部に
    載置させたときに前記接触端子に接触する被接触端子を
    有すると共に、外部電源に接続される請求項1に記載の
    光ファイバ心線の被覆除去装置。
  6. 【請求項6】 前記被覆除去装置本体の内部に、充電池
    を有している請求項5に記載の光ファイバ心線の被覆除
    去装置。
  7. 【請求項7】 前記外部電源から供給される電流の供給
    先を前記充電池と前記保持加熱機構とに切り替えるスイ
    ッチ部を、前記被覆除去装置本体内に有している請求項
    6に記載の光ファイバ心線の被覆除去装置。
  8. 【請求項8】 前記保温部材の温度を検出する温度セン
    サーと、前記温度センサーが接続された温度調整回路と
    を有し、前記温度センサーにより検出された温度に基づ
    いて、前記スイッチ部で切り替えられる電流の供給先を
    前記温度調整回路により判断するようにした請求項4又
    は7に記載の光ファイバ心線の被覆除去装置。
  9. 【請求項9】 外部電源からの電流の供給を受ける接触
    式の接触端子を有し、使用時に外部電源と切り離して使
    用可能なハンディタイプの光ファイバ心線の被覆除去装
    置を載置させる載置部を有する光ファイバ心線の融着接
    続装置であって、 前記被覆除去装置を前記載置部に載置させたときに、前
    記接触端子に接触する被接触端子を有することを特徴と
    する光ファイバ心線の融着接続装置。
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