JPH1163640A - 空気吹出口の結露防止構造 - Google Patents

空気吹出口の結露防止構造

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JPH1163640A
JPH1163640A JP9216556A JP21655697A JPH1163640A JP H1163640 A JPH1163640 A JP H1163640A JP 9216556 A JP9216556 A JP 9216556A JP 21655697 A JP21655697 A JP 21655697A JP H1163640 A JPH1163640 A JP H1163640A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 空気調和機から送風される冷気を吹き出
す空気吹出口10の周縁部13を断熱材15で覆い、断
熱材15の表面に、内周部11が空気吹出口10の開口
端12より外周側に位置する枠体14を設置することに
より、周縁部13と枠体14との間に断熱材15を介在
させ、枠体14の内周部11が空気吹出口10の開口端
12より外側に引込んだ構造とする。 【効果】 空気吹出口における結露の発生を防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の空気
吹出口の結露防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】気温や湿度の高い時期に稼働させる空気
調和機から送風される冷気は、空気吹出口から吹き出し
て室内の気温を下げるはたらきをするが、このとき、空
気吹出口やその周囲に設置される額縁状の枠体なども冷
気によって冷やされるため、空気吹出口の周辺を還流す
る暖気がこれらの一部に接すると、その部分に結露が発
生する。
【0003】空気吹出口の周囲にある枠体は、稼働中は
冷気に接しているため温度が下がった状態にあるととも
に、その周辺を還流する暖気が接しやすい位置にあるた
め、特に結露の発生が多い部分である。
【0004】このため、空気吹出口の周囲に設置されて
いる額縁状の枠体における結露発生を防止するため、従
来より、数多くの技術が開発されており、例えば、実開
昭61−159731号公報、実開平2−67838号
公報、実開平6−2046号公報などで開示されてい
る。
【0005】実開昭61−159731号公報に開示さ
れている空気吹出口の結露発生防止装置は、空気吹出口
の口縁表面との間に空隙を存して口縁表面を覆う覆片を
取り付けた構造であり、この空隙の断熱作用によって覆
片の温度低下を抑え、結露発生を防止する。
【0006】実開平2−67838号公報に開示されて
いる空調用グリルの結露防止構造は、グリル本体の全面
周縁部に断熱材を介在させてグリル化粧フレームを取り
付けた構造であり、この断熱材によりグリル化粧フレー
ムの温度低下を抑え、結露発生を防止する。
【0007】実開平6−2046号公報に開示されてい
る空気調和機における結露防止吹出口は、枠形フレーム
に多数の冷気通気孔を設けたものであり、冷気通気孔か
ら冷気を吹き出すことにより枠形フレームに暖気が接す
るのを阻止して、結露発生を防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】実開昭61−1597
31号公報、実開平2−67838号公報に開示されて
いる結露防止技術は、いずれも図7に示すように、空気
吹出口60の周縁部61(口縁、周縁部)と枠体62
(覆片、グリル化粧フレーム)との間に断熱層63(空
気、断熱材)を介在させたことを特徴としている。
【0009】ところが、空気吹出口60から冷気が吹き
出している場合、図7に示すように、枠体62の内周側
においては、吹き出す冷気64の一部によって渦流65
が発生し、渦流65となった冷気64が枠体62内周側
の表面部分に接することにより、枠体62の温度を低下
させている。このため、冷気64で誘引されてきた暖気
66が枠体62と接したときに結露が発生する。結露が
発生すると、やがて水滴67に成長して室内へ落下する
ため、空気吹出口60の下方付近にあるものを濡らすと
いうトラブルを引き起こしている。
【0010】すなわち、従来のように、空気や断熱材か
らなる断熱層63を介在させた構造を採用しても、渦流
65となった冷気64の回り込みによって枠体62が冷
やされるため、結露防止効果は不十分である。
【0011】また、実開昭61−159731号公報に
開示されている結露発生防止装置の場合、口縁と覆片と
の間に設けられている隙間にホコリが溜まりやすいとい
う問題がある。この隙間は、狭隘な形状であるため、内
部の清掃を行うことも困難である。また、隙間に結露水
が流れ込んだ場合、カビの発生につながり非衛生的であ
る。
【0012】一方、実開平6−2046号公報に開示さ
れている空気調和機における結露防止吹出口は、枠形フ
レームに多数の冷気通気孔を設けるとともに、冷気を導
いて冷気通気孔を通過させるための通気路を形成しなけ
ればならないため、構造が複雑で製造コストがかかり、
実用的でない。
【0013】このように、従来より、様々な結露防止技
術が開発されているが、結露防止効果が不十分なもの、
あるいは、結露防止効果は優れているが構造が複雑で製
造コストが大であるため実用性に乏しいものなどが多い
のが実状である。
【0014】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、シンプルな構造で、結露防止効果に優れた空気吹出
口の結露防止構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、空気調和機の空気吹出口の周縁部を断熱
層で覆い、この断熱層表面に、内周部が空気吹出口の開
口端より外周側に位置する枠体を設置したことを特徴と
する。ここで空気吹出口の開口端とは、断熱層が空気吹
出口内まで突出するような場合、断熱層の先端部を指す
ものとする。
【0016】空気吹出口の周縁部を断熱層および枠体で
覆うとともに、枠体の内周部を、空気吹出口の開口端よ
り外周側に位置させた構造とすることにより、空気吹出
口の開口端から吹き出した冷気によって生ずる渦流が枠
体に接触することがなくなるため、枠体の温度が低下す
ることがない。したがって、空気吹出口付近を還流する
暖気が枠体に接しても結露が発生しない。
【0017】また、本発明は、空気吹出口の周縁部と枠
体との間に断熱層を介在させ、周縁部と枠体とが接触し
ない構造をとっているため、冷気によって冷やされた周
縁部により枠体の温度が低下して結露を発生することも
ない。
【0018】ここで、空気吹出口の開口端から枠体の内
周部までの距離の適正値は、空気吹出口のサイズ、空気
の吹出速度、吹出空気と外気との温度差や湿度差、開口
端直前部分の形状や寸法、あるいは外気の乱れなどによ
って左右されるが、0.5mm〜5mmの範囲であれば
十分な結露防止効果が得られる。
【0019】その理由は、枠体の内周部を空気吹出口の
開口端から0.5mm以上離すことにより、開口端で発
生する渦流によって回り込んだ冷気は、断熱層に接触す
るだけで、枠体に届かないようになるため、枠体が冷気
によって冷やされることがなくなるからである。
【0020】なお、空気吹出口の開口端から枠体の内周
部までの距離が0.5mmよりも小さい場合は結露防止
効果が不十分であり、5mmより大きい場合は結露防止
効果自体の変化はないが、枠体と材質や色調などが異な
る断熱層の露出部分が大きくなるため外観性が低下し、
断熱層へのホコリなどの付着も多くなる。したがって、
空気吹出口の開口端から枠体の内周部までの距離は、
0.5mm〜5mmの範囲が適正値である。
【0021】一方、本発明では、断熱層を、発泡合成樹
脂、セラミック、木材、コルク材のいずれかで形成する
ことができる。ここで、発泡合成樹脂は、断熱性は高い
が、精度良く断熱層を取り付けるのが難しい反面、枠体
と吹出口周縁部の製作誤差を吸収しやすいなどの特徴を
有する。セラミックは、断熱性は多少劣るが、精度や外
観に優れる。また、木材は加工性が良いので断熱層とし
てだけではなく、枠体としても適しており一体製造もで
き、外観も良好である。さらに、コルク材は断熱性に優
れた性質を有する。
【0022】さらに、本発明では、断熱層を形成する素
材として発泡合成樹脂を採用する場合、ラバーフォー
ム、ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム、E
PDMフォームなどを使用することができる。ここで、
EPDMとは、Ethylene propylene
diene terpolymerの略称で、エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体を意味している。この
ような発泡合成樹脂は取付る際に圧縮することで内側へ
突出させ、これによって、枠体の内周部と開口端の位置
関係を上記したようにすることもできる。
【0023】発泡合成樹脂は、断熱性に優れているた
め、断熱層を形成する素材として好適に使用することが
できる。これは、フォーム材のため吹き出し口開口端と
枠体との間を間隙なく埋めて断熱することが容易であ
る。ポリエチレンフォームは、厚みの精度が良く適当な
硬さを有するので、形状、寸法を正確に加工取付しやす
く、枠体の内側の出代を一定に保ちやすい。ポリウレタ
ンフォームは、柔軟性に富むので、吹出口周縁部と枠体
との隙間が変化しても追随することができる。ラバーフ
ォームは耐久性が高く、ポリエチレンフォームより柔軟
性が高く、また独立気泡体なので反発力も強く、吹出口
周縁部と枠体との隙間への追従性が良い。
【0024】これらの発泡合成樹脂の中で、特に、EP
DMフォームは断熱性に優れているため結露防止効果が
高く、また、柔軟性、復元性が高いので、枠体を取り付
ける工程において、作業が確実かつ容易に行える。さら
に、枠体との密着性も高いため隙間が生ずることがな
く、冷気が入り込んで結露したり、ホコリが溜まること
もない。また特に耐久性が優れている。
【0025】さらに、本発明では、空気吹出口の内周面
を空気吹出方向に先細り形状としてもよい。空気吹出口
の内周面をこのような形状とすれば、空気吹出口の開口
端付近から吹き出した直後の冷気の拡散が抑制されるた
め、冷気による渦流発生範囲を小さくすることができ
る。したがって、空気吹出口の開口端から枠体の内周部
までの距離を小さくしても、十分な結露防止効果を発揮
することができるというメリットがある。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態である空気吹出
口を示す正面図、図2は図1のA−A線断面図である。
【0027】本実施形態では、図1,2に示すように、
空気調和機から送風される冷気を吹き出す空気吹出口1
0の周縁部13を断熱材15で覆い、断熱材15の表面
に、内周部11が空気吹出口10の開口端12より外周
側に位置する枠体14を設置している。すなわち、周縁
部13と枠体14との間に断熱材15が介在し、枠体1
4の内周部11が、空気吹出口10の開口端12よりも
外側に引込んだ構造である。
【0028】ここで、図3,4を参照して、結露防止機
能について説明する。前記したように、枠体14の内周
部11は、空気吹出口10の開口端12より外側に位置
しているため、空気吹出口10から吹き出した冷気17
による渦流20は断熱材15の露出部分15aに接触す
るが枠体14まで届かない。したがって、渦流20の影
響で枠体14の温度が下がることがない。
【0029】また、本実施形態では、空気吹出口10の
周縁部13と枠体14との間に断熱材15を介在させた
構造とすることにより、枠体14が周縁部13に接触し
ないようにしているため、稼働中は冷気17と接して低
温となっている周縁部13の影響で枠体14の温度が下
がることもない。
【0030】このように、枠体14は、渦流20および
冷気17で冷たくなっている周縁部13のいずれの影響
も受けないため、温度が低下することがない。したがっ
て、空気吹出口10付近を還流する暖気18が枠体14
に接しても結露が発生することがない。
【0031】ここで、本実施形態においては、図4に示
すように、空気吹出口10の開口端12から枠体14の
内周部11までの距離19を1.5mmとしたところ、
優れた結露防止効果が得られ、断熱材15の露出部分1
5aも目立たないため、外観性も良好であった。
【0032】なお、この距離19を0.5mmより小さ
くした場合は結露防止効果が不十分となり、5mmより
大きくした場合は結露防止効果自体の変化はないが、枠
体14と材質や色調などが異なる断熱材15の露出部分
15aが増大するため、外観性が劣るようになる。
【0033】また、本実施形態において断熱材15とし
てEPDMフォームを使用したところ、断熱効果が高
く、優れた結露防止効果を得ることができた。さらに、
EPDMフォームは柔軟性、復元性が高いので、枠体1
4を取り付ける工程において、作業を確実かつ容易に行
うことができ、EPDMフォームは枠体14との密着性
も高く隙間が生ずることがないため、冷気が入り込んで
結露したり、ホコリが溜まることもない。また特に耐久
性に優れている。
【0034】一方、本実施形態では、枠体14をアルミ
ニウムを素材として形成している。枠体14をアルミニ
ウムで形成することにより、金属製である周縁部13の
熱膨張係数と枠体14の熱膨張係数とが近似した値とな
るため、冷房時および暖房時に生ずる膨張収縮によって
枠体14が周縁部13からズレたり、変形することがな
く、製作工程における寸法管理も容易である。なお、ア
ルミニウム材と合成樹脂材とでは、冷房時と暖房時との
温度差で生ずる寸法差が、長さ2mにつき約3mmにも
達するため、枠体の素材として合成樹脂を採用した場
合、ズレや変形が生じやすく、製作工程における寸法管
理も困難となる。
【0035】このように、本実施形態の結露防止構造
は、構造がシンプルで、設置スペースが小さくてすみ、
製造コストが低く取付工事も簡単であるため実用的であ
る。またホコリなどが溜まり易い隙間などのない構造で
あるため、清掃などのメンテナンスも簡単である。
【0036】次に、図5,6に基づいて、他の実施形態
について説明する。図5,6はそれぞれ他の実施形態で
ある空気吹出口を示す端面図である。
【0037】図5に示す実施形態では、空気吹出口30
の内周面30aが空気吹出方向に先細り形状となってお
り、その他の部分については、前記実施形態と同様の構
造である。空気吹出口30の内周面30aを、このよう
な先細り形状とすることにより、空気吹出口30の開口
端12付近から吹き出した冷気17aが直ちに拡散する
のを抑制することができるため、冷気17aによる渦流
20の発生領域を小さくすることができる。したがっ
て、空気吹出口30の開口端12から枠体14の内周部
11までの距離19を小さくしても十分な結露防止効果
を得ることができる。このため、断熱材15の露出部分
を小さくして、目立たないようにすることができるとい
うメリットがある。
【0038】また、図6に示す実施形態は、内周面40
aが空気吹出方向に広がった形状を有する空気吹出口4
0に結露防止構造を採用したものである。その他の部分
については、前記実施形態と同様の構造である。内周面
40aがこのような先広がり形状である空気吹出口40
の場合、空気吹出口30の開口端12付近から吹き出し
た冷気17aは直ちに拡散するため、冷気17aによる
渦流20の発生領域も大きくなる傾向があるが、開口端
12から枠体14の内周部11までの距離を0.5mm
〜5mmの範囲内で大きく、望ましくは図4に示す実施
の形態の場合の1.5mmよりも大きくした構造とする
ことにより十分な結露防止効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0040】(1)空気調和機の空気吹出口の周縁部を
断熱層で覆い、この断熱層表面に、内周部が空気吹出口
の開口端より外周側に位置する枠体を設置することによ
り、周縁部と枠体との接触および冷気の渦流と枠体の内
周部との接触がなくなり、枠体の温度低下が発生しない
ため、結露を防止することができる。
【0041】(2)空気吹出口の周縁部を断熱層と枠体
で覆い、枠体の内周部を空気吹出口の開口端より外周側
に位置させたシンプルな構造であるため、製造コストが
低く実用的であり、設置スペースも小さくてすみ、取付
工事も簡単である。またホコリなどが溜まり易い隙間な
どがない構造であるため、清掃などのメンテナンスも簡
単である。
【0042】(3)空気吹出口の開口端から枠体の内周
部までの距離を0.5mm〜5mmの範囲とすることに
より優れた結露防止効果が得られ外観性の低下もない。
【0043】(4)断熱層を、発泡合成樹脂、セラミッ
ク、木材、コルク材のいずれかで形成することにより、
発泡合成樹脂は、断熱性は高いが、精度良く断熱層を取
り付けるのが難しい、製作誤差が大きいなどの特徴を有
する。セラミックは、断熱性は多少劣るが、精度や外観
に優れる。また木材は加工性が良いので断熱層としてだ
けではなく、枠体としても適しており一体製造もでき
る。さらにコルク材は断熱性に優れた性質を有する。
【0044】(5)発泡合成樹脂として、ラバーフォー
ム、ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム、E
PDMフォームなどを使用することができ、ポリウレタ
ンフォームは、柔軟性に富むので、吹出口周縁部と枠体
との隙間が変化しても追随することができる。ラバーフ
ォームは耐久性が高く、ポリエチレンフォームより柔軟
性が高く、また独立気泡体なので反発力も強く、吹出口
周縁部と枠体との隙間への追従性が良い。
【0045】(6)EPDMフォームは断熱性に優れて
いるため結露防止効果が高く、柔軟性、復元性が高いの
で、枠体の取付作業を確実かつ容易に行える。また、枠
体との密着性も高いため隙間が生ずることがなく、冷気
が入り込んで結露したり、ホコリが溜まることもなく、
特に耐久性が優れている。
【0046】(7)空気吹出口の内周面を空気吹出方向
に先細り形状とすることにより、開口端付近から吹き出
した直後の冷気の拡散が抑制され、渦流発生領域を小さ
くすることができるため、空気吹出口の開口端から枠体
の内周部までの距離を小さくしても、十分な結露防止効
果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態である空気吹出口を示す正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】結露防止機能を示す説明図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】他の実施形態である空気吹出口を示す端面図で
ある。
【図6】他の実施形態である空気吹出口を示す端面図で
ある。
【図7】従来の空気吹出口の結露防止構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
10,30,40 空気吹出口 11 内周部 12 開口端 13 周縁部 14 枠体 15 断熱材 15a 露出部分 17,17a 冷気 18 暖気 19 距離 30a,40a 内周面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の空気吹出口の周縁部を断熱
    層で覆い、前記断熱層表面に、内周部が前記空気吹出口
    の開口端より外周側に位置する枠体を設置したことを特
    徴とする空気吹出口の結露防止構造。
  2. 【請求項2】 前記空気吹出口の開口端から前記枠体の
    内周部までの距離が0.5mm〜5mmの範囲である請
    求項1記載の吹出口の結露防止構造。
  3. 【請求項3】 前記断熱層を、発泡合成樹脂、セラミッ
    ク、木材、コルク材のいずれかで形成した請求項1,2
    記載の空気吹出口の結露防止構造。
  4. 【請求項4】 前記発泡合成樹脂が、ラバーフォーム、
    ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォーム、EPD
    M(エチレン−プロピレンージエン共重合体)フォーム
    のいずれかである請求項3記載の空気吹出口の結露防止
    構造。
  5. 【請求項5】 前記空気吹出口の内周面が、空気吹出方
    向に先細り形状である請求項1〜4記載の空気吹出口の
    結露防止構造。
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