JPH1162734A - エンジンカバー一体エアクリーナケース - Google Patents
エンジンカバー一体エアクリーナケースInfo
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- JPH1162734A JPH1162734A JP22721197A JP22721197A JPH1162734A JP H1162734 A JPH1162734 A JP H1162734A JP 22721197 A JP22721197 A JP 22721197A JP 22721197 A JP22721197 A JP 22721197A JP H1162734 A JPH1162734 A JP H1162734A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- cleaner case
- engine
- hollow
- engine cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジン周りで発する騒音低減させると共に
吸気系配管の取り回しの自由度を高めて簡略化したエン
ジンカバー一体エアクリーナケースを提供する。 【解決手段】 自動車用エンジンの上面に覆着され、裏
面側に所定大きさの孔２４を開口した空洞個室１１を複
数形成すると共にエアクリーナケースアッパ部１５を形
成し、更に、フロント側にフレッシュエアＦを取り込む
開口部１３を設けて該開口部１３から取込んだフレッシ
ュエアＦを前記エアクリーナケースアッパ部１５へ導く
ダクト部１４を形成したエンジンカバー１と、前記エア
クリーナケースアッパ部に１５設けられたエアクリーナ
用開孔２３３へ嵌挿されるフィルタ２と、エンジン室へ
つながるフレッシュエア取り出し部５３が設けられ、前
記フィルタ４が嵌挿された前記開孔２３３の周縁に取着
されるエアクリーナケースロア部３と、を具備する。
吸気系配管の取り回しの自由度を高めて簡略化したエン
ジンカバー一体エアクリーナケースを提供する。 【解決手段】 自動車用エンジンの上面に覆着され、裏
面側に所定大きさの孔２４を開口した空洞個室１１を複
数形成すると共にエアクリーナケースアッパ部１５を形
成し、更に、フロント側にフレッシュエアＦを取り込む
開口部１３を設けて該開口部１３から取込んだフレッシ
ュエアＦを前記エアクリーナケースアッパ部１５へ導く
ダクト部１４を形成したエンジンカバー１と、前記エア
クリーナケースアッパ部に１５設けられたエアクリーナ
用開孔２３３へ嵌挿されるフィルタ２と、エンジン室へ
つながるフレッシュエア取り出し部５３が設けられ、前
記フィルタ４が嵌挿された前記開孔２３３の周縁に取着
されるエアクリーナケースロア部３と、を具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エンジン
の上面に覆着されるエンジンカバーとエンジンにフレッ
シュエアを導く吸気系のエアクリーナケースとが一体化
したエンジンカバー一体エアクリーナケースに関する。
の上面に覆着されるエンジンカバーとエンジンにフレッ
シュエアを導く吸気系のエアクリーナケースとが一体化
したエンジンカバー一体エアクリーナケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】走行中の自動車が車外へ発する騒音を低
減させる検討が進められ、近年、エンジン音等の低減対
策が施されるようになってきた。エンジン周りでは、燃
料噴射弁，カムシャフト，燃料ポンプ等の騒音発生源が
多く存在しており、その音を吸収するためにエンジンカ
バーが用いられるようになってきた。一方で、自動車の
居住性向上のため車室スペースが広くなり、これに対応
してエンジンルームのスペースは逆に狭くなる傾向をみ
せている。そして、このしわよせを受けて、吸気系の配
管（フレッシュエア〜エアクリーナ〜レゾネータ〜エア
クリーナホース）は、他のエンジン補機類の隙間を縫う
ように配設されるため、三次元的に複雑に曲がり、その
断面形状も他の部品を避けるため変ったりして、結果と
して長めになっていた。
減させる検討が進められ、近年、エンジン音等の低減対
策が施されるようになってきた。エンジン周りでは、燃
料噴射弁，カムシャフト，燃料ポンプ等の騒音発生源が
多く存在しており、その音を吸収するためにエンジンカ
バーが用いられるようになってきた。一方で、自動車の
居住性向上のため車室スペースが広くなり、これに対応
してエンジンルームのスペースは逆に狭くなる傾向をみ
せている。そして、このしわよせを受けて、吸気系の配
管（フレッシュエア〜エアクリーナ〜レゾネータ〜エア
クリーナホース）は、他のエンジン補機類の隙間を縫う
ように配設されるため、三次元的に複雑に曲がり、その
断面形状も他の部品を避けるため変ったりして、結果と
して長めになっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、吸気系配管
が上述のごとく三次元的に複雑に曲がることは、成形の
都合上、分割成形をせざるを得なかった。そして、この
ことは、クランプ等の部品が増えてシール性の低下を招
くばかりでなく、車体組付け時の作業工数が必要になっ
た。また、配管が長くなっているために、エンジンの熱
を受けやすく、吸気温が上昇しエンジン性能が低下する
不具合があった。更に、配管が長くなっているため通気
抵抗が大きくなりエンジン性能が上がらない問題があっ
た。
が上述のごとく三次元的に複雑に曲がることは、成形の
都合上、分割成形をせざるを得なかった。そして、この
ことは、クランプ等の部品が増えてシール性の低下を招
くばかりでなく、車体組付け時の作業工数が必要になっ
た。また、配管が長くなっているために、エンジンの熱
を受けやすく、吸気温が上昇しエンジン性能が低下する
不具合があった。更に、配管が長くなっているため通気
抵抗が大きくなりエンジン性能が上がらない問題があっ
た。
【０００４】本発明は上記問題点を解決するもので、エ
ンジン周りで発する騒音を効率的に吸収すると共に、吸
気系の配管の取り回しの自由度を高めて簡略化させ、配
管を短くするのにも役立つエンジンカバー一体エアクリ
ーナケースを提供することを目的とする。
ンジン周りで発する騒音を効率的に吸収すると共に、吸
気系の配管の取り回しの自由度を高めて簡略化させ、配
管を短くするのにも役立つエンジンカバー一体エアクリ
ーナケースを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
の要旨は、自動車用エンジンの上面に覆着され、裏面側
に所定大きさの孔を開口した空洞個室を複数形成すると
共にエアクリーナケースアッパ部を形成し、更に、フロ
ント側にフレッシュエアを取り込む開口部を設けて該開
口部から取込んだフレッシュエアを前記エアクリーナケ
ースアッパ部へ導くダクト部を形成したエンジンカバー
（１）と、前記エアクリーナケースアッパ部に設けられ
たエアクリーナ用開孔へ嵌挿されるフィルタ（４）と、
エンジン室へつながるフレッシュエア取り出し部が設け
られ、前記フィルタが嵌挿された前記開孔の周縁に取着
されるエアクリーナケースロア部（５）と、を具備する
ことを特徴とするエンジンカバー一体エアクリーナケー
スにある。
の要旨は、自動車用エンジンの上面に覆着され、裏面側
に所定大きさの孔を開口した空洞個室を複数形成すると
共にエアクリーナケースアッパ部を形成し、更に、フロ
ント側にフレッシュエアを取り込む開口部を設けて該開
口部から取込んだフレッシュエアを前記エアクリーナケ
ースアッパ部へ導くダクト部を形成したエンジンカバー
（１）と、前記エアクリーナケースアッパ部に設けられ
たエアクリーナ用開孔へ嵌挿されるフィルタ（４）と、
エンジン室へつながるフレッシュエア取り出し部が設け
られ、前記フィルタが嵌挿された前記開孔の周縁に取着
されるエアクリーナケースロア部（５）と、を具備する
ことを特徴とするエンジンカバー一体エアクリーナケー
スにある。
【０００６】請求項１の発明のように、エンジンカバー
に所定大きさの孔を開口した空洞個室を複数形成する
と、エンジン音等を低減させることができる。そして、
開口部とエアクリーナケースアッパ部とフィルタとエア
クリーナケースロア部とを連結して、エンジン室へつな
がるフレッシュエア取り出し部を設けると、吸気系配管
を簡略化できるので、分割成形を回避でき、シール性の
向上，エンジン性能の向上を図ることができる。吸気系
配管の簡略化により配管を短くすることができるので、
通気抵抗を減らすことも可能になる。
に所定大きさの孔を開口した空洞個室を複数形成する
と、エンジン音等を低減させることができる。そして、
開口部とエアクリーナケースアッパ部とフィルタとエア
クリーナケースロア部とを連結して、エンジン室へつな
がるフレッシュエア取り出し部を設けると、吸気系配管
を簡略化できるので、分割成形を回避でき、シール性の
向上，エンジン性能の向上を図ることができる。吸気系
配管の簡略化により配管を短くすることができるので、
通気抵抗を減らすことも可能になる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエンジンカバ
ー一体エアクリーナケースの実施形態を詳述する。図１
〜図５は本発明のエンジンカバー一体エアクリーナケー
スの一形態で、図１はその分解斜視図、図２は図１で組
付け後の縦断面図、図３は図２の全体斜視図、図４は図
１のエンジンカバーの分解斜視図、図５は図４の上下の
カバー部と底板部を結合した状態下におけるＡ−Ａ線矢
視図を示す。
ー一体エアクリーナケースの実施形態を詳述する。図１
〜図５は本発明のエンジンカバー一体エアクリーナケー
スの一形態で、図１はその分解斜視図、図２は図１で組
付け後の縦断面図、図３は図２の全体斜視図、図４は図
１のエンジンカバーの分解斜視図、図５は図４の上下の
カバー部と底板部を結合した状態下におけるＡ−Ａ線矢
視図を示す。
【０００８】エンジンカバー一体エアクリーナケースＥ
Ｃは、エンジンカバー１とフィルタ４とエアクリーナケ
ースロア部５とを備える。エンジンカバー１は、裏面側
に所定大きさの孔２４を開口した空洞部を複数形成して
エンジン音等を遮蔽するエンジンカバー本体の他、吸気
系配管のインレットダクトとエアクリーナケースアッパ
部とが一体になったような形状である。該エアクリーナ
ケースアッパ部の開孔にフィルタ４を介在させてエアク
リーナケースロア部５をエンジンカバー１に組付けるこ
とによって、本発明たるエンジンカバー一体エアクリー
ナケースＥＣが出来上がる。
Ｃは、エンジンカバー１とフィルタ４とエアクリーナケ
ースロア部５とを備える。エンジンカバー１は、裏面側
に所定大きさの孔２４を開口した空洞部を複数形成して
エンジン音等を遮蔽するエンジンカバー本体の他、吸気
系配管のインレットダクトとエアクリーナケースアッパ
部とが一体になったような形状である。該エアクリーナ
ケースアッパ部の開孔にフィルタ４を介在させてエアク
リーナケースロア部５をエンジンカバー１に組付けるこ
とによって、本発明たるエンジンカバー一体エアクリー
ナケースＥＣが出来上がる。
【０００９】エンジンカバー１は、本実施形態では、底
板部２とカバー部３との分割品を射出成形で別個に造っ
た後、両者を振動溶着等で接着結合して組み付けてい
る。底板部２は、板体に格子状のリブ２１を立設し、様
々なサイズの個室２２に区分け形成している（図４）。
そして、中央に配した大きな中空室２３（詳細は後述）
を除き、各個室２２は種々の大きさの孔２４をそれぞれ
一個ずつ設ける。一方、カバー部３は周縁を箱状に曲
げ、鍔３１をつくった格好になっている。カバー部３の
前面には開口部１３用の切欠３２が設けられる。カバー
部３と底板部２との組付けによって二重壁構造のエンジ
ンカバー１が出来るが、両者の組付けによりリブ２１が
カバー部裏面に当接し、各個室２２とカバー部３とで孔
２４のある空洞個室１１が複数形成される（図５）。
板部２とカバー部３との分割品を射出成形で別個に造っ
た後、両者を振動溶着等で接着結合して組み付けてい
る。底板部２は、板体に格子状のリブ２１を立設し、様
々なサイズの個室２２に区分け形成している（図４）。
そして、中央に配した大きな中空室２３（詳細は後述）
を除き、各個室２２は種々の大きさの孔２４をそれぞれ
一個ずつ設ける。一方、カバー部３は周縁を箱状に曲
げ、鍔３１をつくった格好になっている。カバー部３の
前面には開口部１３用の切欠３２が設けられる。カバー
部３と底板部２との組付けによって二重壁構造のエンジ
ンカバー１が出来るが、両者の組付けによりリブ２１が
カバー部裏面に当接し、各個室２２とカバー部３とで孔
２４のある空洞個室１１が複数形成される（図５）。
【００１０】エンジンカバー１は、周縁部の高さｈ1 を
空洞個室１１の高さｈ2 ，ｈ3 より高く設定し、その全
体形状を皿状にしている。音が外へ漏れ出るのを防ぐた
めである。この皿状のエンジンカバー１は、図２のよう
にエンジン上面７ａに蓋を被せるように取り付けられ
る。具体的には、エンジンカバー１に透孔１２を設け
て、エンジンヘッド７やインテークマニホールドから立
設する図示しないボルトに嵌挿後、ナット等を利用して
エンジンカバー１をエンジン上面に固着する。勿論、ボ
ルトに代え、クリップ等でエンジンカバー１を係止して
もよい。エンジンカバー１の材質には、ガラス繊維或い
はフィラー強化等のポリプロピレン（ＰＰ）やナイロン
等が使用される。
空洞個室１１の高さｈ2 ，ｈ3 より高く設定し、その全
体形状を皿状にしている。音が外へ漏れ出るのを防ぐた
めである。この皿状のエンジンカバー１は、図２のよう
にエンジン上面７ａに蓋を被せるように取り付けられ
る。具体的には、エンジンカバー１に透孔１２を設け
て、エンジンヘッド７やインテークマニホールドから立
設する図示しないボルトに嵌挿後、ナット等を利用して
エンジンカバー１をエンジン上面に固着する。勿論、ボ
ルトに代え、クリップ等でエンジンカバー１を係止して
もよい。エンジンカバー１の材質には、ガラス繊維或い
はフィラー強化等のポリプロピレン（ＰＰ）やナイロン
等が使用される。
【００１１】前記空洞個室１１を形成するリブ２１（立
ち壁）は、既述のごとく、製品全体の剛性や面剛性を確
保するため、ほぼ格子状にしている（図１）。該リブ２
１によって、空洞個室１１を一個一個仕切るのが好まし
いが、勿論、全て仕切る必要はない。孔２４は空洞個室
１１の下側に設けている。一のエンジンカバー１に、孔
２４の大きさ，空洞個室１１の大きさの異なるものが取
り揃えられる。各空洞個室１１に所定大きさの孔２４を
開けることによって吸音機能が付与されたエンジンカバ
ー１となる。
ち壁）は、既述のごとく、製品全体の剛性や面剛性を確
保するため、ほぼ格子状にしている（図１）。該リブ２
１によって、空洞個室１１を一個一個仕切るのが好まし
いが、勿論、全て仕切る必要はない。孔２４は空洞個室
１１の下側に設けている。一のエンジンカバー１に、孔
２４の大きさ，空洞個室１１の大きさの異なるものが取
り揃えられる。各空洞個室１１に所定大きさの孔２４を
開けることによって吸音機能が付与されたエンジンカバ
ー１となる。
【００１２】ここで、上記吸音機能に関係する共鳴周波
数ｆ0 は次式で表される。 ｆ0 ＝｛ｃ／２π｝｛Ｐ／（ｔ′Ｌ＋ＰＬ2 ／３）｝
1/2 ここで、ｃ：音速，Ｐ：開口率＝孔の面積／空洞部の面
積，Ｌ：空洞部厚さ，ｔ′＝ｔ＋０．８ｄで、ｔは板
厚，ｄは孔径を示す。
数ｆ0 は次式で表される。 ｆ0 ＝｛ｃ／２π｝｛Ｐ／（ｔ′Ｌ＋ＰＬ2 ／３）｝
1/2 ここで、ｃ：音速，Ｐ：開口率＝孔の面積／空洞部の面
積，Ｌ：空洞部厚さ，ｔ′＝ｔ＋０．８ｄで、ｔは板
厚，ｄは孔径を示す。
【００１３】一方、本エンジンカバー１には、フロント
側の側方に空気を取込むための開口部１３が形成される
（図３）。該開口部１３から隔壁により車両後方に向け
ダクト部１４を形成し、更に、途中でエンジンカバー中
央部に折れて、該ダクト部１４を中空室２３（エアクリ
ーナケースアッパ部１５）へつなげている。ダクト部１
４も底板部２とカバー部３の組付けによって形成され
る。該ダクト部１４は吸気系配管のインレットダクトの
役割を果たす。
側の側方に空気を取込むための開口部１３が形成される
（図３）。該開口部１３から隔壁により車両後方に向け
ダクト部１４を形成し、更に、途中でエンジンカバー中
央部に折れて、該ダクト部１４を中空室２３（エアクリ
ーナケースアッパ部１５）へつなげている。ダクト部１
４も底板部２とカバー部３の組付けによって形成され
る。該ダクト部１４は吸気系配管のインレットダクトの
役割を果たす。
【００１４】中空室２３は、個室２２に囲まれるように
して底板部中央に配される（図４）。中空室２３は、リ
ブ２１により四方を囲まれているが、ダクト部１４と接
続する側面は開孔２３１して、開口部１３から取込んだ
フレッシュエアを中空室２３に導入できるようになって
いる。また、中空室２３の後面に位置する部分には周縁
２３２を残して長方形のエアクリーナ用開孔２３３を設
ける。上記中空室２３は、カバー部３と底板部２との組
付けによってエンジンカバー１ができると、中空室２３
を囲むリブ２１がカバー部裏面に当接して、エアクリー
ナケースアッパ部１５となる（図５）。
して底板部中央に配される（図４）。中空室２３は、リ
ブ２１により四方を囲まれているが、ダクト部１４と接
続する側面は開孔２３１して、開口部１３から取込んだ
フレッシュエアを中空室２３に導入できるようになって
いる。また、中空室２３の後面に位置する部分には周縁
２３２を残して長方形のエアクリーナ用開孔２３３を設
ける。上記中空室２３は、カバー部３と底板部２との組
付けによってエンジンカバー１ができると、中空室２３
を囲むリブ２１がカバー部裏面に当接して、エアクリー
ナケースアッパ部１５となる（図５）。
【００１５】フィルタ４は、ほぼ方形体にして、前記開
孔に嵌挿できる大きさになっている（図１）。フィルタ
４を開孔２３３に装着することによって、フィルタ４を
通り抜けるフレッシュエアが清浄瀘過されるしくみにあ
る。
孔に嵌挿できる大きさになっている（図１）。フィルタ
４を開孔２３３に装着することによって、フィルタ４を
通り抜けるフレッシュエアが清浄瀘過されるしくみにあ
る。
【００１６】エアクリーナケースロア部５は、前面開口
５１の箱形状で、前記エアクリーナケースアッパ部１５
とでエアクリーナケースを形づくるものである（図
１）。前記開孔２３３に前記フィルタ４を嵌挿し、底板
部２に係る開孔２３３の周縁２３２とでフィルタ４を挟
着するよう支持して、エアクリーナケースアッパ部１５
にエアクリーナケースロア部５が取着される（図２）。
なお、実際の組付け法としては、エアクリーナケースロ
ア部５に設けた係止片５２の孔を利用して、該エアクリ
ーナケースロア部５をエンジンヘッド７に立設するボル
ト７１に固定した後、フィルタ４を介在させてエンジン
カバー１が固定されることになる（図１）。
５１の箱形状で、前記エアクリーナケースアッパ部１５
とでエアクリーナケースを形づくるものである（図
１）。前記開孔２３３に前記フィルタ４を嵌挿し、底板
部２に係る開孔２３３の周縁２３２とでフィルタ４を挟
着するよう支持して、エアクリーナケースアッパ部１５
にエアクリーナケースロア部５が取着される（図２）。
なお、実際の組付け法としては、エアクリーナケースロ
ア部５に設けた係止片５２の孔を利用して、該エアクリ
ーナケースロア部５をエンジンヘッド７に立設するボル
ト７１に固定した後、フィルタ４を介在させてエンジン
カバー１が固定されることになる（図１）。
【００１７】エアクリーナケースロア部５の後部側方に
は短管部からなるフレッシュエア取り出し部５３が設け
られる。開口部１３から入ったフレッシュエアＦはエア
クリーナケースアッパ部１５に導かれ、フィルタ４を通
った後、エアクリーナケースロア部５に入り、その後、
フレッシュエア取り出し部５３を経てエンジン室に到達
する構成である（図３）。フレッシュエア取り出し部５
３とエンジン室とをつなげるべく、例えば、図１のよう
にスロットルボディ９１にゴムインシュレータ９２を介
在させてフレッシュエア取り出し部５３を差し込んだ
後、バンドクランプ９３等で締結する。
は短管部からなるフレッシュエア取り出し部５３が設け
られる。開口部１３から入ったフレッシュエアＦはエア
クリーナケースアッパ部１５に導かれ、フィルタ４を通
った後、エアクリーナケースロア部５に入り、その後、
フレッシュエア取り出し部５３を経てエンジン室に到達
する構成である（図３）。フレッシュエア取り出し部５
３とエンジン室とをつなげるべく、例えば、図１のよう
にスロットルボディ９１にゴムインシュレータ９２を介
在させてフレッシュエア取り出し部５３を差し込んだ
後、バンドクランプ９３等で締結する。
【００１８】このように構成したエンジンカバー一体エ
アクリーナケースＥＣは、開口部１３から導入されたフ
レッシュエアＦが、ダクト部１４，エアクリーナケース
アッパ部１５，フィルタ４，エアクリーナケースロア部
５を通ってフレッシュエア取り出し部５３を経てエンジ
ン室に導かれるので、吸気系配管経路は近道を通って簡
略化できる。吸気系配管の取り回しの自由度が高まり、
従来のごとく、他のエンジン補機類をぬうように三次元
的に複雑に曲げる必要がない。したがって、分割成形せ
ざるを得なかった従来品のように、クランプ等の部品が
増えてシール低下を招いていた不具合や、車体組付け時
の作業工数が増えるといった問題は解消される。接続部
分が少ないことから、シール信頼性が高まる。そして、
吸気配管経路が短くなるので、吸気抵抗が少なくなり、
また、熱を受け難くなり、吸気温の上昇も抑えることが
できるので、エンジン性能が向上する。
アクリーナケースＥＣは、開口部１３から導入されたフ
レッシュエアＦが、ダクト部１４，エアクリーナケース
アッパ部１５，フィルタ４，エアクリーナケースロア部
５を通ってフレッシュエア取り出し部５３を経てエンジ
ン室に導かれるので、吸気系配管経路は近道を通って簡
略化できる。吸気系配管の取り回しの自由度が高まり、
従来のごとく、他のエンジン補機類をぬうように三次元
的に複雑に曲げる必要がない。したがって、分割成形せ
ざるを得なかった従来品のように、クランプ等の部品が
増えてシール低下を招いていた不具合や、車体組付け時
の作業工数が増えるといった問題は解消される。接続部
分が少ないことから、シール信頼性が高まる。そして、
吸気配管経路が短くなるので、吸気抵抗が少なくなり、
また、熱を受け難くなり、吸気温の上昇も抑えることが
できるので、エンジン性能が向上する。
【００１９】加えて、配管の取り回しの自由度が上がる
ので、エアクリーナケースの容積を大きくとることがで
きる。従って、図６のように容積アップによる吸気系
騒音低減効果が上がり、従来、必要としていたレゾネー
タを廃止でき、更に、吸気圧力変動が抑制され、ま
た、従来あった圧力変動による吸気抵抗の増大も軽減さ
れるために、エンジントルクの落ち込みがなくなり、ス
ムーズなエンジン特性が得られる。
ので、エアクリーナケースの容積を大きくとることがで
きる。従って、図６のように容積アップによる吸気系
騒音低減効果が上がり、従来、必要としていたレゾネー
タを廃止でき、更に、吸気圧力変動が抑制され、ま
た、従来あった圧力変動による吸気抵抗の増大も軽減さ
れるために、エンジントルクの落ち込みがなくなり、ス
ムーズなエンジン特性が得られる。
【００２０】更に、今まで、同じエンジンでも車型が違
うと吸気配管が異なっていたが、本発明のエンジンカバ
ー一体エアクリーナケースＥＣを採用すれば、エンジン
上部のデッドスペースを有効活用して、バッテリーやウ
ォッシャタンク等の他の配置と干渉しないようにできる
ので、吸気系統部品の共通化できるメリットもある。
うと吸気配管が異なっていたが、本発明のエンジンカバ
ー一体エアクリーナケースＥＣを採用すれば、エンジン
上部のデッドスペースを有効活用して、バッテリーやウ
ォッシャタンク等の他の配置と干渉しないようにできる
ので、吸気系統部品の共通化できるメリットもある。
【００２１】一方、空洞個室１１と孔２４の形成によ
る吸音作用、孔以外の平面部と空洞部による吸音作用
で、エンジン及びその周辺で発する騒音を効果的に吸収
できる。実際、本実施形態品の吸音特性を調べたとこ
ろ、優れた吸音効果があるのが確認されている。
る吸音作用、孔以外の平面部と空洞部による吸音作用
で、エンジン及びその周辺で発する騒音を効果的に吸収
できる。実際、本実施形態品の吸音特性を調べたとこ
ろ、優れた吸音効果があるのが確認されている。
【００２２】尚、本発明においては、前記実施形態に示
すものに限られず、目的，用途に応じて本発明の範囲で
種々変更できる。エンジンカバー１，フィルタ４，エア
クリーナケースロア部５等の形状，大きさ，材質等は用
途に合わせて適宜選択できる。例えば、実施形態ではエ
ンジンカバー１を射出成形品としたが、ブロー成形品と
することも可能である。
すものに限られず、目的，用途に応じて本発明の範囲で
種々変更できる。エンジンカバー１，フィルタ４，エア
クリーナケースロア部５等の形状，大きさ，材質等は用
途に合わせて適宜選択できる。例えば、実施形態ではエ
ンジンカバー１を射出成形品としたが、ブロー成形品と
することも可能である。
【００２３】
【発明の効果】以上のごとく、本発明のエンジンカバー
一体エアクリーナケースは、吸気系の配管の取り回しの
自由度を高めて簡素化し、配管を短くするのにも寄与し
て、シール信頼性，エンジン性能の向上等を図れるだけ
でなく、エンジン周りで発する騒音低減に貢献すること
もできるなど優れた効果を発揮する。
一体エアクリーナケースは、吸気系の配管の取り回しの
自由度を高めて簡素化し、配管を短くするのにも寄与し
て、シール信頼性，エンジン性能の向上等を図れるだけ
でなく、エンジン周りで発する騒音低減に貢献すること
もできるなど優れた効果を発揮する。
【図１】本発明のエンジンカバー一体エアクリーナケー
スの一形態で、その分解斜視図である。
スの一形態で、その分解斜視図である。
【図２】図１のエンジンカバー一体エアクリーナケース
をエンジン上面に取り付けた状態下の縦断面図である。
をエンジン上面に取り付けた状態下の縦断面図である。
【図３】図２の全体斜視図である。
【図４】図１のエンジンカバーの分解斜視図である。
【図５】図４の上下のカバー部と底板部を結合した状態
下におけるＡ−Ａ線矢視図である。
下におけるＡ−Ａ線矢視図である。
【図６】容積アップによる騒音低減効果を表した模式グ
ラフである。
ラフである。
１ エンジンカバー １１ 空洞個室 １３ 開口部 １４ ダクト部 １５ エアクリーナケースアッパ部 ２３２ 周縁 ２３３ エアクリーナ用開孔 ４ フィルタ ５ エアクリーナケースロア部 ５３ フレッシュエア取り出し部 ＥＣ エンジンカバー一体エアクリーナケース Ｆ フレッシュエア
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車用エンジンの上面に覆着され、裏
面側に所定大きさの孔を開口した空洞個室を複数形成す
ると共にエアクリーナケースアッパ部を形成し、更に、
フロント側にフレッシュエアを取り込む開口部を設けて
該開口部から取込んだフレッシュエアを前記エアクリー
ナケースアッパ部へ導くダクト部を形成したエンジンカ
バー（１）と、前記エアクリーナケースアッパ部に設け
られたエアクリーナ用開孔へ嵌挿されるフィルタ（４）
と、エンジン室へつながるフレッシュエア取り出し部が
設けられ、前記フィルタが嵌挿された前記開孔の周縁に
取着されるエアクリーナケースロア部（５）と、を具備
することを特徴とするエンジンカバー一体エアクリーナ
ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22721197A JPH1162734A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | エンジンカバー一体エアクリーナケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22721197A JPH1162734A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | エンジンカバー一体エアクリーナケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1162734A true JPH1162734A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16857245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22721197A Pending JPH1162734A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | エンジンカバー一体エアクリーナケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1162734A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007023794A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Suzuki Motor Corp | エンジンの吸気装置 |
| JP2009150341A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Mahle Filter Systems Japan Corp | 内燃機関の吸気構造 |
| JP2010052580A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用内燃機関における吸気装置 |
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| DE102017216226A1 (de) | 2017-09-13 | 2019-03-14 | Audi Ag | Antriebseinrichtung für ein Kraftfahrzeug sowie entsprechendes Kraftfahrzeug |
| CN109693511A (zh) * | 2017-10-20 | 2019-04-30 | 翰昂汽车零部件有限公司 | 由用于前围正面的华夫格形式和榫槽联接实现的噪音衰减 |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP22721197A patent/JPH1162734A/ja active Pending
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