JP4397099B2 - レゾネータ一体形ファンシュラウドおよび吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウド - Google Patents

レゾネータ一体形ファンシュラウドおよび吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウド Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のエンジンルーム内に設置されるレゾネータ一体形ファンシュラウドに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の低騒音化要求が年々高まってきており、エンジン77の吸気系に関しては特に厳しくなっている(図6〜図8)。これまで、吸気系騒音の低減手段にはレゾネータ80やサイドブランチ等が用いられてきたが、最近は部品点数の削減や小スペース化に伴い、レゾネータ80等の消音器の容量が小さくなったり、なくなったりする傾向にある。そして、高周波帯(100Hz以上)について、チューニングホール等の代替アイテムの開発が進んでいる。図6〜図8中、符号70はファン、符号71,72は吸気ダクト、符号73はエアクリーナ、符号74は吸気ダクト(エアクリーナホース)、符号75はインテークコネクタ、符号76はインテークマホールド、符号78はラジエータ、符号79はファンシュラウドを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、低周波帯(100Hz以下)の騒音を低減しようとすると、大容量のレゾネータを依然利用しなければならない状況にある。容量を大きくすることによって減衰する周波数が低くなり、減衰量も大きくできるからである。
【0004】
低周波レゾネータ80は容量が大きくなるため、エンジンルーム内のごく限られた特定の位置にしか従来は設定できなかった。また、機器の設置に制限等があって、吸気経路71,72,74が長くなったりする問題があった。さらに、従来のインジェクション成形等のレゾネータ80では、多くても2つの中空室(2種の共鳴周波数をもつ部屋)しか作れなかった。そして、レゾネータ80を別体で作製するため、コスト高になっていた。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するもので、低コストにして場所を殆どとらず且つ吸気経路を長くせずにレゾネータ設置が可能なレゾネータ一体形ファンシュラウドおよび吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、ファンシュラウド本体(3)の上板部(3c)の側縁から延設したつなぎ部(T)を介してエンジン(EH)の上面(EH )を覆着する中空箱(1)を該ファンシュラウド本体と共に一体成形で形成し前記つなぎ部(T)はファンシュラウド本体(3)と前記中空箱(1)との間に折曲可能な折り曲げ部(T )を有し、さらに前記中空箱(1)に、これがつくる中空室(S)と該中空箱の外とを連通する連通管(4)が設けられて、該中空箱がレゾネータの共鳴箱として用いられるようにしたことを特徴とするレゾネータ一体形ファンシュラウドにある。
請求項2の発明たるレゾネータ一体形ファンシュラウドは、請求項1で、ブロー成形により、前記ファンシュラウド本体から前記つなぎ部分を介して前記中空箱までを一体成形することを特徴とする。
【0007】
請求項1の発明のごとく、ファンシュラウド本体から延設して中空箱が該ファンシュラウド本体と共に一体成形で造られ、且つ該中空箱をレゾネータの共鳴箱として用いると、レゾネータ用設置場所を多くとらなくて済む。そして、ファンシュラウドの脇にある空きスペースを有効活用できる。また、一体成形であるので、低コストで製造できる。
ファンシュラウド本体の上板部の側縁から延設したつなぎ部を介してエンジンの上面を覆着する中空箱とすると、中空箱が吸気ダクトの騒音低減のみならずエンジンからのメカノイズを遮音する。中空箱が燃料噴射弁,カムシャフト,燃料ポンプ等の騒音発生源になるそれらの音を吸収する。中空箱を該ファンシュラウド本体と共に一体成形で形成すると、少なくともレゾネータになる中空箱がファンシュラウド本体と一体成形されているので、従来、別体でレゾネータを造っていたときに比べ低コストで製造できる。前記つなぎ部がファンシュラウド本体と前記中空箱との間に折曲可能な折り曲げ部を有すると、折り曲げ部のところで折曲し、車両に搭載できる。つなぎ部分に折り曲げ部を設け、該折り曲げ部で折曲して中空箱がエンジンの上面を覆着できるようにすれば、前記エンジンのメカノイズの遮音が可能になり、エンジンカバーとしても機能させることもできる。さらに中空箱に、これがつくる中空室と該中空箱の外とを連通する連通管が設けられると、中空箱をレゾネータの共鳴箱として利用できる。
請求項2の発明のごとく、ブロー成形により、前記ファンシュラウド本体から前記つなぎ部分を介して前記中空箱までを一体成形すると、簡単に製造でき、より低コスト化を実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るレゾネータ一体形ファンシュラウドについて詳述する。
図1〜図5は、本発明のレゾネータ一体形ファンシュラウドの一形態で、図1はその全体斜視図、図2(イ)は成形脱型時におけるレゾネータ一体形ファンシュラウドの斜視図、同図(ロ)は(イ)の連通管側からのその側面図、同図(ハ)は車両組付け時のその側面図である。図3は図1のレゾネータ一体形ファンシュラウドにさらに吸気ダクトの一部を一体成形した吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドの斜視図である。図4は参考形態のレゾネータ一体形ファンシュラウドの分解斜視図、図5は参考形態のレゾネータ一体形ファンシュラウドの斜視図である。
【0009】
本レゾネータ一体形ファンシュラウドや吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドは、射出成形やブロー成形等によってファンシュラウド本体3を形成する際、ファンシュラウド本体3から延設して中空箱1の一部又は全部を一体成形で造る。そして、この中空箱1をレゾネータ2として使おうとするものである。
図1,図2のレゾネータ一体形ファンシュラウドでは、ブロー成形によりファンシュラウド本体3と中空箱1の全部を形成し、ファンシュラウド本体3からつなぎ部分Tを介して中空箱1までを一体成形する。
【0010】
ファンシュラウド本体3は、ラジエータ78の冷却ファン70周りに設置される囲い板で、図6,図7のファンシュラウド79に代わるものである。ここでは、図1のごとくファンシュラウドの上半部分を形成する中空枠体であり、前板部3a,後板部3b,上板部3c,底板部3d,左右板部3e,3f,曲板部3gによって中空部αを形成し、軽量にして所定の機械的強度を確保する。
前板部3a,後板部3bは下縁が半円状に切り欠かれた板状体で、曲板部3gとでつくるこの切り欠き半円孔Oのアーチ内にファン70の上半部を配設する。図示を省略するが、ファンシュラウド本体3を相手部材に取り付けるためのビス孔B、さらにファン取着用ガイド孔Pやファンの効率を向上させるためのリブR,ガイド等が該ファンシュラウド本体3に適宜設けられる(図6参照)。
【0011】
中空箱1は、ファンシュラウド本体3からつなぎ部分Tを介して延設された中空ボックス体である。レゾネータ一体形ファンシュラウドをブロー成形によって造るが、このとき、板部1a,1b,1c,1d,1e,1fで中が空洞Sの中空箱1をつくる。金型でパリソンを挟着しブローエアを吹き込み、ブロー成形することにより得られる所定厚みtの樹脂製板部1a〜1fで中空室Sをつくる。該中空箱1がレゾネータ2の共鳴箱として利用される。
さらに、ブロー成形時に円筒状の連通管4が中空箱1の側板部1fのほぼ中央に一体成形で造られている。短管からなる該連通管4によって中空室Sと中空箱1の外とが連通する。該連通管4を図示しない吸気ダクトに接続固定することで、レゾネータ付き吸気ダクトとして車両に組み込まれる。
符号13は底板部1dや側板部1e,1fの下端に設けられる水抜き孔を示す。吸気ダクトを経由してレゾネータ2すなわち中空箱1内に入った水分や結露した水分を系外に円滑排出させることができる。
【0012】
本実施形態の中空箱1は、図2(ハ)のように配してエンジンカバーEC(図8参照)の代替品としても利用される。中空箱1が自動車用エンジンEHの上面EHを覆着し、エンジンのメカノイズを吸収する。この場所は狭いエンジンルーム内でもスペース的に余裕のある場合が多い。エンジンカバーECとしても用いることができるよう、相手部材に取り付けセットするためのビス用取付片等が中空箱1に適宜設けられる。中空箱1が吸気ダクトの騒音低減のみならずエンジンからのメカノイズを遮音する。中空箱1が燃料噴射弁,カムシャフト,燃料ポンプ等の騒音発生源になるそれらの音を吸収する。加えて、中空箱1を図1,図2(ハ)のように盤状にすれば、ボンネットを開けたとき、中空箱1がエンジンルームを覆っているので外観品質を向上させることになる。
【0013】
つなぎ部分Tは、ファンシュラウド本体3の上板部3cの側縁からその上板部幅で外方へ向かって伸びる。ファンシュラウド本体3との間に折曲可能な折り曲げ部Tを形成してからつなぎ部分Tが延設される。該つなぎ部分Tからその先でまた折り曲げ部Tを介して前記中空箱1が延設される。折り曲げ部Tには例えばくびれ部が形成されていて図2(ロ)の状態から図2(ハ)の状態へ折り曲げれるようになっている。折り曲げ部Tは、図2(ロ)から図2(ハ)へ一回折り曲げることができれば機能として充足するが、折り曲げ部Tにヒンジ機能を付与してもよい。図2(ロ)のような起立姿勢でレゾネータ一体形ファンシュラウドが成形されるが、例えば同図の右側からパリソンを押し潰して前記つなぎ部分Tが形成される。
レゾネータ一体形ファンシュラウドは、その成形時の形状そのままで車両に組み込まれるのでなく、該折り曲げ部Tのところで折曲して使用に供される。成形時は図2(イ),(ロ)の状態にある。成形を終えたレゾネータ一体形ファンシュラウドは、折り曲げ部Tのところで折曲し、既述のごとく図2(ハ)の姿態で車両に搭載される。つなぎ部分Tは図2(ハ)のような姿態のレゾネータ一体形ファンシュラウドに変形できれば特にその形状,大きさ等を問わない。
【0014】
レゾネータ一体形ファンシュラウドは、図1,図2のレゾネータ一体形ファンシュラウドの連通管4の開口端に接続する吸気ダクトの一部5をもブロー成形で一体に造り、図3のような吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドとすることもできる。符号51は吸気ダクト部分5と連通管4の接続口を示す。ブロー成形工程では、吸気ダクト部分5のダクト方向が図3の左上図のごとく中空箱1,ファンシュラウド本体3の側板部1f,3fと平行に配されるので、ブロー成形型は大きくならない。吸気ダクト部分5は図6に示す吸気ダクト71や吸気ダクト72の本体に接続し、車両に組み込まれる。図3の吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドも、図1と同じく中空箱1がエンジンEHの上面EHを覆うエンジンカバー本体の一部又は全部を構成する。レゾネータ一体形ファンシュラウドと吸気ダクト部分5との一体化により、さらなるコストダウンが図れる。他の構成は図1,図2のレゾネータ一体形ファンシュラウドと同じであり、その説明を省く。
【0015】
レゾネータ一体形ファンシュラウドは、例えば図4のようなものであってもよい。射出成形でファンシュラウド本体3から延設して中空箱1の一部になる器1Aを該ファンシュラウド本体3と共に一体成形で造り、一方、器1Bを別途成形する。そして、後から該器1Bを器1Aに被せて溶着等により接合一体化して中空箱1を造り、該中空箱1をレゾネータ2として用いるようにするのである。
【0016】
図4のファンシュラウド本体3は、ラジエータの冷却ファン周りに設置される囲い板である。ここでは、図示のごとくファンシュラウドの上半部分を形成する枠体であり、基板31と左右板部3e,3fと上板部3cとを備える。
基板31は下縁が半円状に切り欠かれた板状体で、この切り欠き半円孔Oにファン70の上半部を配設する。基板31の左右側縁と上縁部には、ファン70の保護と機械的強度を確保すべく、該基板31に対し所定幅の板状の左右板部3e,3fと上板部3cが直角に曲げられて成形されている。図示を省略するが、該ファンシュラウド本体3を相手部材に取り付けるためのビス孔Bやファン70のリブR等が適宜設けられる。
【0017】
そして、ファンシュラウド本体3の上板部3cの側縁からこれと同幅の折曲可能な折り曲げ部T1を介してつなぎ部分Tが延設され、さらに該つなぎ部分Tから折り曲げ部T1を介して上板部の側縁と同幅の前記器1Aが延設される。
【0018】
器1Aは図4のごとく板部1i,1j,1k,1m,1nで形成される上面開口の方形器で、さらに器1A内に仕切壁11を設け、器1A内の空所を中空室S,Sに分ける。また、側板部1kの中央上縁部分に半割筒16を、中空室S側の底板部1iにここから外方へ突出する筒部17を形成する。該筒部17は中空室Sと中空箱1の外とを連通させる連通管4になる。
ファンシュラウド本体3,折り曲げ部Tのあるつなぎ部分T,器1Aが一体成形で造られるが、通常、図2(ロ)のごとくそれらが直線状に並ぶようにして成形される。その後、器1Bと結合させレゾネータ一体形ファンシュラウドとし、図2と同様、折り曲げ部Tの所で屈曲させて車両に設置される。なお、折り曲げ部Tなしで、初めから図4のごとく曲げた状態で射出成形してレゾネータ一体形ファンシュラウドを造ることもできる。
【0019】
器1Bは、前記器1Aと対称形の上面開口の方形器で、板部1r,1s,1t,1u,1wで形成される。また器1B内に仕切壁11を設け、前記側板部1kに対応する側板部1tに半割筒16を設ける。器1Bの開口を下に向け、開口同士を対向させ、該器1Bを器1Aに被せ接合一体化させることによって2つの空洞S,Sの中空箱1が形成される。該中空箱1がそれぞれレゾネータ2になる。そして、両半割筒16が一体化して連通管4になる。それぞれの連通管4を図示しない吸気ダクトに接続固定することで、レゾネータ付き吸気ダクトとして機能する。
器1Bについては、その上板部1rの上面を可飾するとさらに好適となる。ボンネットを開けたとき、上板部1rの上面が目に入るため、上板部1rの上面へ例えばシボ加工を施したり可飾表皮で覆着したりすれば、意匠性を高め見栄えが良くなる。
【0020】
図5は他形態のレゾネータ一体形ファンシュラウドである。図1,図4ではレゾネータ2になる中空箱1とファンシュラウド本体3との間に折り曲げ部T1を介在させていたが、ここでは、ファンシュラウド本体3から折り曲げ部Tのないつなぎ部分Tを経て中空箱1までを固定一体化したレゾネータ一体形ファンシュラウドとする。
ファンシュラウドの脇に空きスペースを確保できる場合がある。この空きスペースを吸気ダクトのレゾネータ2の配設場所として利用し、且つファンシュラウド本体3のブロー成形時にレゾネータ用中空箱1を一体成形で造って低コスト化を図るのである。
【0021】
図5のレゾネータ一体形ファンシュラウドは、ファンシュラウド本体3と中空箱1とつなぎ部分Tを備え、これらを一体成形する。
ファンシュラウド本体3は図1のものと基本的に同じで、その説明を省く。このファンシュラウド本体3から側方の空きスペースを利用してつなぎ部分T及び中空箱1を延設する。金型でパリソンを挟着しブローエアを吹き込みブロー成形によってレゾネータ一体形ファンシュラウドを造るが、ファンシュラウド本体3と中空箱1の間にあるパリソンを押し潰して扁平のつなぎ部分Tを形成する。と同時に、該つなぎ部分Tで隔絶されたファンシュラウド本体3と空洞の中空箱1を設ける。ブロー成形時に該中空箱1の上板部1cに吸気ダクトに接続するための連通管4も一体成形し、中空箱1が共鳴箱として利用できるようにする。
他の構成は図1と同様で、その説明を省く。図1,図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0022】
このように構成したレゾネータ一体形ファンシュラウドは、少なくともレゾネータ2になる中空箱1がファンシュラウド本体3と一体成形されているので、従来、別体でレゾネータ2を造っていたときに比べ低コストに製造できる。ファンシュラウド本体3とレゾネータ2になる中空箱1の全部をブロー成形によって造れば、簡単に製造でき、より低コスト化を実現できる。
そして、ファンシュラウド周りの空きスペースを活用し、該ファンシュラウド本体3から延設して中空箱1を形成するので、レゾネータ2の設置スペースを効率良く確保できる。また、ファンシュラウド周りは吸気ダクト経路にあたるので、吸気経路が長くなる心配もない。
さらに、つなぎ部分Tに折り曲げ部Tを設け、該折り曲げ部Tで折曲して中空箱1がエンジンの上面EHを覆着できるようにすれば、エンジンのメカノイズの遮音が可能になり、エンジンカバーとしても機能させることもできる。
【0023】
尚、本発明においては、前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。中空箱1,ファンシュラウド本体3,連通管4,ダクト部分5,つなぎ部分T等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。実施形態では一つまたは二つに区画形成された中空室Sしか述べなかったが、これより多い数で区画形成した中空箱1をレゾネータ2として用いることも勿論できる。図5の連通管4に吸気ダクト部分5を接続した吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウド等を造ることもできる。
【0024】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明のレゾネータ一体形ファンシュラウドは、低コストにして、レゾネータ用の設置スペースが殆どいらず、且つ吸気ダクト経路を長くせずに低周波帯の騒音低減に役立つレゾネータ2の設置が可能であり、小スペース化が進むエンジンルームにあって極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のレゾネータ一体形ファンシュラウドの一形態で、その斜視図である。
【図2】 (イ)は成形脱型時におけるレゾネータ一体形ファンシュラウドの斜視図、同図(ロ)は(イ)の連通管側からのその側面図、同図(ハ)は車両組付け時のその側面図である。
【図3】 図1のレゾネータ一体形ファンシュラウドにさらに吸気ダクトの一部を一体成形した吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドの斜視図である。
【図4】 参考形態のレゾネータ一体形ファンシュラウドの分解斜視図である。
【図5】 参考形態のレゾネータ一体形ファンシュラウドの斜視図である。
【図6】 従来技術の説明分解斜視図である。
【図7】 従来技術の説明平面図である。
【図8】 従来技術の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 中空箱
2 レゾネータ
3 ファンシュラウド本体
3c 上板部
4 連通管
5 吸気ダクト部分(吸気ダクトの一部)
EH エンジン
EH 上面
S 空洞(中空室)
T つなぎ部
折り曲げ部

Claims (2)

  1. ファンシュラウド本体(3)の上板部(3c)の側縁から延設したつなぎ部(T)を介してエンジン(EH)の上面(EH )を覆着する中空箱(1)を該ファンシュラウド本体と共に一体成形で形成し前記つなぎ部(T)はファンシュラウド本体(3)と前記中空箱(1)との間に折曲可能な折り曲げ部(T )を有し、さらに前記中空箱(1)に、これがつくる中空室(S)と該中空箱の外とを連通する連通管(4)が設けられて、該中空箱がレゾネータの共鳴箱として用いられるようにしたことを特徴とするレゾネータ一体形ファンシュラウド。
  2. ブロー成形により、前記ファンシュラウド本体から前記つなぎ部分を介して前記中空箱までを一体成形する請求項1記載のレゾネータ一体形ファンシュラウド。
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