JPH089414Y2 - 内燃機関のダクト構造 - Google Patents
内燃機関のダクト構造Info
- Publication number
- JPH089414Y2 JPH089414Y2 JP1988070331U JP7033188U JPH089414Y2 JP H089414 Y2 JPH089414 Y2 JP H089414Y2 JP 1988070331 U JP1988070331 U JP 1988070331U JP 7033188 U JP7033188 U JP 7033188U JP H089414 Y2 JPH089414 Y2 JP H089414Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- duct structure
- duct
- partition wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ダクト構造、特に自動車等の内燃機関の通
気系に係るダクト構造に関する。
気系に係るダクト構造に関する。
従来の技術 従来、消音器および外気導入ダクトなどから構成され
る自動車等の内燃機関の吸気系ダクト構造は、例えば第
２図（ａ）〜（ｃ）に示すように、外気を導入するエア
ダクト１および吸気音を消音する消音器２がそれぞれ別
体で成形されている。ブロー成形されたエアダクト１に
は図示しない開口部が形成され、この開口部に消音器２
との接続用コネクタ３が設けられる。消音器２側の先端
部には車体側に固定されるブラケット４が設けられてい
る。この構造では、消音器２をエアダクト１にコネクタ
３を介して接続すると共に、消音器２のブラケット４を
車体に締結し、ダクト構造全体が固定される。
る自動車等の内燃機関の吸気系ダクト構造は、例えば第
２図（ａ）〜（ｃ）に示すように、外気を導入するエア
ダクト１および吸気音を消音する消音器２がそれぞれ別
体で成形されている。ブロー成形されたエアダクト１に
は図示しない開口部が形成され、この開口部に消音器２
との接続用コネクタ３が設けられる。消音器２側の先端
部には車体側に固定されるブラケット４が設けられてい
る。この構造では、消音器２をエアダクト１にコネクタ
３を介して接続すると共に、消音器２のブラケット４を
車体に締結し、ダクト構造全体が固定される。
また、エアダクト１には、吸引負圧に対する剛性強化
のために、長手方向への軸線に沿って殻体に内方へ窪ん
だ凹溝状の補強リブ５が形成してある。ブロー成形によ
って樹脂加工されるエアダクト１は、加熱によって軟化
したプラスチック素材であるパリソンを成形金型の内面
に向かって、空気圧により膨張させて中空の筒状に成形
する。
のために、長手方向への軸線に沿って殻体に内方へ窪ん
だ凹溝状の補強リブ５が形成してある。ブロー成形によ
って樹脂加工されるエアダクト１は、加熱によって軟化
したプラスチック素材であるパリソンを成形金型の内面
に向かって、空気圧により膨張させて中空の筒状に成形
する。
考案が解決しようとする課題 この従来のダクト構造では、別体に成形された消音器
２をエアダクト１に固定した組立構造であるために、エ
アダクト１側にはコネクタ３を設け、消音器２側にはブ
ラケット４をそれぞれ設ける必要があり、製造に長時間
を必要としかつコスト高の原因となっている。また、両
部材の別体構造による取付スペースの増加のために、エ
ンジンルーム内のレイアウトに制約を受けるという欠点
がある。
２をエアダクト１に固定した組立構造であるために、エ
アダクト１側にはコネクタ３を設け、消音器２側にはブ
ラケット４をそれぞれ設ける必要があり、製造に長時間
を必要としかつコスト高の原因となっている。また、両
部材の別体構造による取付スペースの増加のために、エ
ンジンルーム内のレイアウトに制約を受けるという欠点
がある。
課題を解決するための手段 管状のプラスチック製殻本体に、所定長さにわたり伸
びる凹状の隔壁部が形成され、該隔壁部と殻本体とによ
り囲まれた消音部が一体的に形成され、該消音部内を、
該消音部外の殻本体内に連通させて成る内燃機関のダク
ト構造の構成としたものである。
びる凹状の隔壁部が形成され、該隔壁部と殻本体とによ
り囲まれた消音部が一体的に形成され、該消音部内を、
該消音部外の殻本体内に連通させて成る内燃機関のダク
ト構造の構成としたものである。
作用 ダクト内の所定周波数範囲の音は、一体的に形成され
た消音部により、吸音される。凹状の隔壁部は、消音部
の壁面を形成するとともに補強リブとして作用する。
た消音部により、吸音される。凹状の隔壁部は、消音部
の壁面を形成するとともに補強リブとして作用する。
実施例 以下、本考案による内燃機関のダクト構造の実施例に
ついて図面を参照しつつ説明する。
ついて図面を参照しつつ説明する。
第１図（ａ）〜（ｃ）において、外気Ａを導入するエ
アダクト10は、例えば通常のブロー成形法によって殻本
体11を両端開口を有する管状に成形したプラスチック製
品であり、導入口12と導出口13の双方の軸線をほぼ直交
させた折曲げ形状に成形されている。また、この殻本体
11のＹ−Ｙ線による縦断面を示す第１図（ｂ）のよう
に、殻本体11には長手方向への軸線Ｃ−Ｃに沿って部分
的に消音部14が一体成形されている。即ち、この消音部
14は、長手方向に所定長さにわたり並行して伸び、一端
において連続する凹状の隔壁部15、15と、殻本体11とに
囲まれて一体的に形成される。消音部14内は、消音部14
外の殻本体11内に連通している。11A、11Bは、消音部14
に接する外気通路部である。これら外気通路部11A、11B
および消音部14は殻本体11の長手方向のほぼ全長にわた
ってエンジンの回転数に対応する共鳴周波数を有する容
積で設けられている。殻本体10の導入口12側のＸ−Ｘ線
に沿う断面形状は、第１図（ｃ）に示すように、中央の
しぼり込みによる凹状の隔壁部16によって眼鏡状に形成
される。
アダクト10は、例えば通常のブロー成形法によって殻本
体11を両端開口を有する管状に成形したプラスチック製
品であり、導入口12と導出口13の双方の軸線をほぼ直交
させた折曲げ形状に成形されている。また、この殻本体
11のＹ−Ｙ線による縦断面を示す第１図（ｂ）のよう
に、殻本体11には長手方向への軸線Ｃ−Ｃに沿って部分
的に消音部14が一体成形されている。即ち、この消音部
14は、長手方向に所定長さにわたり並行して伸び、一端
において連続する凹状の隔壁部15、15と、殻本体11とに
囲まれて一体的に形成される。消音部14内は、消音部14
外の殻本体11内に連通している。11A、11Bは、消音部14
に接する外気通路部である。これら外気通路部11A、11B
および消音部14は殻本体11の長手方向のほぼ全長にわた
ってエンジンの回転数に対応する共鳴周波数を有する容
積で設けられている。殻本体10の導入口12側のＸ−Ｘ線
に沿う断面形状は、第１図（ｃ）に示すように、中央の
しぼり込みによる凹状の隔壁部16によって眼鏡状に形成
される。
詳細に図示しないが、エアダクト10はポリプロピレン
等の樹脂から成る所要断面のパリソンを使用して公知の
ブロー成形によって製造される。軟化させたパリソンの
内部に空気を供給すると共に、周囲から複数の成形型を
押し付けて所定の形状に形成する。成形型及びマンドレ
ルを離型して成形品を取り出す。
等の樹脂から成る所要断面のパリソンを使用して公知の
ブロー成形によって製造される。軟化させたパリソンの
内部に空気を供給すると共に、周囲から複数の成形型を
押し付けて所定の形状に形成する。成形型及びマンドレ
ルを離型して成形品を取り出す。
上記の構成において、エアダクトをエンジンの吸気系
に取付けたとき、エンジンからの吸気音は、その所定周
波数のものが消音部14に入り、そこで共振し吸音され
る。
に取付けたとき、エンジンからの吸気音は、その所定周
波数のものが消音部14に入り、そこで共振し吸音され
る。
この実施例は変更が可能である。例えば、上記の実施
例ではエンジンを吸気系に取付ける例を示したが、排気
系についても同様に本考案を応用することができる。ま
た、消音部14を殻本体11の片側に沿って形成し、外気通
路部11Aと11Bの一方を省略することができる。また、複
数の消音部14を形成したり、隔壁部15の一部に一個また
は複数個の連通口を消音部14と外気通路部11A、11Bとの
間に形成することも可能である。殻本体11は直線状また
は任意の形状に形成される。
例ではエンジンを吸気系に取付ける例を示したが、排気
系についても同様に本考案を応用することができる。ま
た、消音部14を殻本体11の片側に沿って形成し、外気通
路部11Aと11Bの一方を省略することができる。また、複
数の消音部14を形成したり、隔壁部15の一部に一個また
は複数個の連通口を消音部14と外気通路部11A、11Bとの
間に形成することも可能である。殻本体11は直線状また
は任意の形状に形成される。
考案の効果 以上のように、本考案のダクトは、共鳴型消音器とな
る消音部を、別部材とすることなく一体的に有するの
で、構造が簡素化するとともに部品数の少ないものとな
る。また、凹状の隔壁部を有する消音部により、構造強
度の高いものとなる。
る消音部を、別部材とすることなく一体的に有するの
で、構造が簡素化するとともに部品数の少ないものとな
る。また、凹状の隔壁部を有する消音部により、構造強
度の高いものとなる。
第１図（ａ）は、本考案による内燃機関の吸気系ダクト
構造の側面図、第１図（ｂ）はＹ−Ｙ線による正面断面
図、第１図（ｃ）はエアダクトの導入口側の断面図、第
２図（ａ）は従来のダクト構造の側面図、第２図（ｂ）
はＹ−Ｙ線に沿う正面断面図、第２図（ｃ）は導入口側
の断面図を示す。 10……エアダクト、11……殻本体、11A、11B……外気通
路部、14……消音部、15……隔壁部。
構造の側面図、第１図（ｂ）はＹ−Ｙ線による正面断面
図、第１図（ｃ）はエアダクトの導入口側の断面図、第
２図（ａ）は従来のダクト構造の側面図、第２図（ｂ）
はＹ−Ｙ線に沿う正面断面図、第２図（ｃ）は導入口側
の断面図を示す。 10……エアダクト、11……殻本体、11A、11B……外気通
路部、14……消音部、15……隔壁部。
Claims (1)
- 【請求項１】管状のプラスチック製殻本体に、所定長さ
にわたり伸びる凹状の隔壁部が形成され、該隔壁部と殻
本体とにより囲まれた消音部が一体的に形成され、該消
音部内を、該消音部外の殻本体内に連通させて成る内燃
機関のダクト構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988070331U JPH089414Y2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 内燃機関のダクト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988070331U JPH089414Y2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 内燃機関のダクト構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01174561U JPH01174561U (ja) | 1989-12-12 |
| JPH089414Y2 true JPH089414Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31295582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988070331U Expired - Lifetime JPH089414Y2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 内燃機関のダクト構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH089414Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4126601B2 (ja) * | 2002-09-30 | 2008-07-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用ダクト |
| JP4126604B2 (ja) * | 2002-11-29 | 2008-07-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用ダクト |
| JP5830854B2 (ja) * | 2010-12-17 | 2015-12-09 | スズキ株式会社 | 車両用エンジンの吸気装置 |
| DE102011116310A1 (de) * | 2011-10-18 | 2013-04-18 | Daimler Ag | Anordnung einer Luftversorgungseinrichtung an einem Zylinderkopf für eine Verbrennungskraftmaschine |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH089417Y2 (ja) * | 1987-06-26 | 1996-03-21 | 小島プレス工業株式会社 | 消音器 |
-
1988
- 1988-05-30 JP JP1988070331U patent/JPH089414Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01174561U (ja) | 1989-12-12 |
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