JP2001234823A - レゾネータ一体形ファンシュラウドおよび吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウド - Google Patents

レゾネータ一体形ファンシュラウドおよび吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウド

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JP2001234823A
JP2001234823A JP2000050278A JP2000050278A JP2001234823A JP 2001234823 A JP2001234823 A JP 2001234823A JP 2000050278 A JP2000050278 A JP 2000050278A JP 2000050278 A JP2000050278 A JP 2000050278A JP 2001234823 A JP2001234823 A JP 2001234823A
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resonator
fan shroud
hollow
integrated
intake duct
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Kentaro Nakamura
中村  健太郎
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 場所を殆どとらず且つ吸気経路を長くせずに
レゾネータ設置が可能な吸気ダクト付きレゾネータ一体
形ファンシュラウドを提供する。 【解決手段】 ブロー成形により1又は複数の中空室S
に区画形成された中空器1がレゾネータ2として用いら
れ、且つ該中空器1がファンシュラウド本体3を構成
し、さらに、該中空器1の底部に水抜き孔13が形成さ
れると共に、該中空器1に取着する連通管4および該連
通管4に接続する吸気ダクト5が、該中空器1に一体成
形されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンル
ーム内に設置されるレゾネータ一体形ファンシュラウド
および吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の低騒音化要求が年々高ま
ってきており、エンジン77の吸気系に関しては特に厳
しくなっている(図10〜図13)。これまで、吸気系
騒音の低減手段にはレゾネータ80やサイドブランチ等
が用いられてきたが、最近は部品点数の削減や小スペー
ス化に伴い、レゾネータ80等の消音器の容量が小さく
なったり、なくなったりする傾向にある。そして、高周
波帯(100Hz以上)についてのチューニングホール
等の代替アイテムの開発が進んでいる。図10〜図13
中、符号70はファン、符号71,72は吸気ダクト、
符号73はエアクリーナ、符号74は吸気ダクト(エア
クリーナホース)、符号75はインテークコネクタ、符
号76はインテークマにホールド、符号78はラジエー
タ、符号79はファンシュラウドを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低周波
帯(100Hz以下)の騒音を低減しようとすると、大
容量のレゾネータを依然利用しなければならない状況に
ある。容量を大きくすることによって減衰する周波数が
低くなり、減衰量も大きくできるからである。
【0004】低周波レゾネータ80は容量が大きくなる
ため、エンジンルーム内のごく限られた特定の位置にし
か従来は設定できなかった。また、機器の設置に制限等
があって、吸気経路71,72,74が長くなったりす
る問題があった。さらに、従来のインジェクション成形
等のレゾネータ80では、多くても2つの中空室(2種
の共鳴周波数をもつ部屋)しか作れなかった。そして、
レゾネータ80を別体で作製するため、コスト高になっ
ていた。
【0005】本発明は上記問題点を解決するもので、場
所を殆どとらず且つ吸気経路を長くせずにレゾネータ設
置が可能なレゾネータ一体形ファンシュラウドおよび吸
気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に記載の発明の要旨は、1又は複数の中空室に
区画形成された中空器がレゾネータとして用いられ、且
つ該中空器がファンシュラウド本体を構成するようにし
たことを特徴とするレゾネータ一体形ファンシュラウド
にある。請求項2のレゾネータ一体形ファンシュラウド
は、請求項1の中空器に、吸気ダクトに接続するための
連通管が一体成形されてなることを特徴とする。請求項
3のレゾネータ一体形ファンシュラウドは、請求項1又
は2で、中空器の底部に水抜き孔が形成されたことを特
徴とする。請求項4に記載の発明の要旨は、ブロー成形
により1又は複数の中空室に区画形成された中空器がレ
ゾネータとして用いられ、且つ該中空器がファンシュラ
ウド本体を構成し、さらに、該中空器の底部に水抜き孔
が形成されると共に、該中空器に取着する連通管および
該連通管に接続する吸気ダクトが、該中空器に一体成形
されるようにしたことを特徴とする吸気ダクト付きレゾ
ネータ一体形ファンシュラウドにある。
【0007】請求項1の発明のごとく、中空器がレゾネ
ータとして用いられ、且つ該中空器がファンシュラウド
本体を構成すると、ファンシュラウド以外にレゾネータ
を設置するための場所が殆どいらない。請求項2や請求
項4の発明のごとく、連通管や吸気ダクトがブロー成形
等で一体形成されると、部品点数が減り、コスト低減に
つながる。請求項3の発明のごとく、水抜き孔が形成さ
れると、吸気ダクト内に入り込んで結露した水分等を容
易に排出できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレゾネータ一
体形ファンシュラウドおよび吸気ダクト付きレゾネータ
一体形ファンシュラウドについて詳述する。図1〜図9
は、本発明のレゾネータ一体形ファンシュラウドおよび
吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドの一
形態で、図1〜図5はレゾネータ一体形ファンシュラウ
ドの種々の実施例を示した斜視図、図6〜図9は吸気ダ
クト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドの種々の実
施例を示した斜視図である。
【0009】(1)レゾネータ一体形ファンシュラウド 本レゾネータ一体形ファンシュラウドは、ブロー成形に
よって造られた中空器1で、従来、板状であったファン
シュラウドを中空ボックッス状に形成し、この中空器1
をレゾネータ2として使おうとするものである。まず、
その一形態である図1のレゾネータ一体形ファンシュラ
ウドについて説明する。ファンシュラウドに係るファン
シュラウド本体3をブロー成形によって造るが、このと
き、中が空洞の中空器1にする。金型でパリソンを挟着
しブローエアを吹き込みブロー成形することにより得ら
れる所定厚みt(図9参照)の樹脂製板部(図1の前板
部1a,後板部1b,上板部1c,底板部1d,左右側
板部1e,1fと円筒板部1g)で中空室Sにする。フ
ァンシュラウド本体3の奥行き幅D(D≫t)を従来の
板状のファンシュラウド板厚より大きくとって、内部に
空間のある中空室Sとする。中空器1は通常のブロー成
形でも構わないが、奥行き幅Dが大のときは深絞りブロ
ー成形とする。ファンシュラウド本体3に関しては、通
常、奥行き幅Dを幾分大きく採っても支障がなく、狭い
エンジンルーム内でもスペース的に余裕のある場合が多
い。この中空室Sがレゾネータ2の共鳴箱として利用さ
れる。底板部1dには必要に応じ適宜水抜き孔13が形
成される。水抜き孔13は後加工で行うことができ、ま
た、成形時に吹き込み孔として作製することもできる。
水抜き孔13を設けることにより、吸気ダクト5を経由
してレゾネータ2すなわち中空器1内に入った水分や結
露した水分を系外に円滑に排出することができる。
【0010】一方、該中空器1は図示のごとく外形が方
形体にして中央に大きな円孔Oが開いた形になってい
る。この円孔Oを利用して中空器1にラジエータのクー
リングファンを取付けることができ、中空器1はファン
シュラウド本体3を構成する。すなわち、該中空器1は
ラジエータの冷却ファン周りに設置されるファンシュラ
ウドたる保護体としても併用できるようになっている。
図示を省略するが、本ファンシュラウドを相手部材に取
り付けるためのビス孔B、さらにファン取着用ガイド孔
Pやファンの効率を向上させるためのリブR,ガイド等
がシュラウド本体3に適宜設けられる(図10参照)。
【0011】図1のファンシュラウド本体3では、さら
にブロー成形時に円筒状の連通管4が側板部1eの上端
寄りに一体成形で取付けられる。ここでの連通管4はL
形に曲がった形になっている。連通管4は、必要な性能
等を得るために、別体で成形してこれを後加工で組み付
けることができる。符号12は連通管4の基端部にあた
る側板部分1eに形成する連通管用孔である。符号PL
はブロー成形におけるパーティングラインを示す。
【0012】レゾネータ一体形ファンシュラウドは図2
のような形状とすることもできる。図2は図1を変形し
た別形態のレゾネータ一体形ファンシュラウドの斜視図
である。本レゾネータ一体形ファンシュラウドは、ラジ
エータを冷却するファンが納められる大きな円孔Oを二
つ開ける。ファンシュラウドに係るファンシュラウド本
体3をブロー成形によって造る際、パリソンから所定厚
みt(図9参照)の板部(前板部1a,後板部1b,上
板部1c,底板部1d,左右側板部1e,1fと円筒板
部1g,1h)を形成して中空器1とする。さらに、該
中空器1のブロー成形時(勿論、後加工で振動溶着や熱
融着等を使った方法でもよい。)に、仕切壁11を形成
しながら円筒板部1g,1hのパリソンの上下中央部分
を突き押ししていき、これと対向するパリソン部分と融
着する。融着結合した押し潰し部分18は2つの円筒板
部1g,1hの上下2カ所(計4箇所)である。該仕切
壁11,押し潰し部分18の形成によってファンシュラ
ウド本体3は3つに区画化された中空室S,S,S
に分けられる。なお、図2(図6,図8も同様)で
は、押し潰し部分18を判り易くするためハッチング図
示する。そして、3つの中空室S,S,Sに対応
する上板部1cの位置に、ファンシュラウド本体3との
一体成形で連通管4をそれぞれ取り付ける。中空室
,S,Sと各連通管4との接合部はブロー成形
で必然的に孔12が形成され、中空室Sと連通管4は導
通する。図2の各中空室Sはそれぞれレゾネータ2の共
鳴箱となる。3つの中空室S,S,Sの容量を違
えれば、3つの共鳴周波数をもつ中空器1(レゾネータ
2)が出来る。一方、前述のごとく上記中空器1の形状
が2つのファンを組み付けることのできるファンシュラ
ウド本体3を構成し、レゾネータ一体形ファンシュラウ
ドになっている。
【0013】また、レゾネータ一体形ファンシュラウド
は図3のような中が空洞の中空器1とすることができ
る。図3は図1を変形させた他形態のレゾネータ一体形
ファンシュラウドの斜視図である。ファンシュラウド周
りに必要機器等が設置されており、ファンシュラウド本
体3の奥行き幅Dを大きくできない所19が存在する場
合がある。本レゾネータ一体形ファンシュラウドは、そ
うしたケースに対応するもので、必要機器等があるとこ
ろは奥行き幅Eを小さくし、残り部分を奥行き幅D(D
>E)とする。さらに、減衰しようとする周波数に見合
うレゾネータ容量とならない場合は、中空器1をスペー
スが取れる方向、例えば横方向に張り出して必要容量1
4を確保し、騒音低減を図るものとなっている。ファン
シュラウド周りで空きスペースがあれば、中空器1の形
状を変形させて該空きスペースを有効利用する。連通管
4は短管からなり、図3の右側板部1fに設けている。
他の構成は図1のレゾネータ一体形ファンシュラウドと
同じで、その説明を省く。図1と同符号は同一部分又は
相当部分を示す。
【0014】また、レゾネータ一体形ファンシュラウド
は図4のような形状にすることができる。図4はファン
シュラウドのうちの上半分を中空器1にして、レゾネー
タ2との共用を図るレゾネータ一体形ファンシュラウド
の斜視図である。ファンシュラウドの下半分6を別体構
成にして、ブロー成形により形成された中空器1をレゾ
ネータ2として用いられるようにし、且つ該中空器1に
ファンシュラウドの上半分のシュラウド本体3を担わせ
る。図5は図4のレゾネータ一体形ファンシュラウドを
さらに発展させたもので、中空器1をブロー成形する
際、上端部のパリソン部分を押し潰して取付片15を一
体形成する。符号151は本ファンシュラウドを相手部
材に取り付けるための孔を示す。図4,図5におけるレ
ゾネータ一体形ファンシュラウドの他の構成は図1のと
同様でその説明を省く。図1と同符号は同一部分又は相
当部分を示す。
【0015】(2)吸気ダクト付きレゾネータ一体形フ
ァンシュラウド 本吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウド
は、前述の図1〜図5のようなレゾネータ一体形ファン
シュラウドに、さらに吸気ダクト5をブロー成形で一体
化したものである。例えば図6のような吸気ダクト付き
レゾネータ一体形ファンシュラウドとすることができ
る。図6は、ブロー成形により2つの中空室Sに区画形
成された中空器1をレゾネータ2として機能させ、且つ
該中空器1にシュラウド本体3を担わせる。そして、該
中空器1に連通管4を取着し、さらに該連通管4に吸気
ダクト5を一体成形で接続する。
【0016】前記中空器1は下部中央が切り欠かれ円孔
Oへの通り口17が出来ている。中空器1のブロー成形
時に、仕切壁11を形成しながら円筒板部1gのパリソ
ンの上中央部分を突いていき、これと対向するパリソン
部分とを融着し、押し潰し部分18を同時形成する。該
仕切壁11,押し潰し部分18の形成によってファンシ
ュラウド本体3は区画化された2つの中空室S,S
に分けられる。各中空室Sに通じる連通管4を上板部1
cに一体成形で設け、該連通管4の他端部を吸気ダクト
5に接合した状態とする。図6の吸気ダクト5は上板部
1cに並行にして、その右端を吸気口51とし、左端を
エアクリーナ側接続口52とする。気体流路55を形成
した直線状の吸気ダクト5は各連通管4を介して中空器
1に導通する。吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファン
シュラウドは、図7のごとく、図1のレゾネータ一体形
ファンシュラウドの連通管4に、吸気ダクト5を一体成
形することもできる。図7の連通管4は図1と異なりス
トレート短管であるが、他の部分(レゾネータ一体形フ
ァンシュラウド)は図1のものと同じであり、説明を省
略する。気体通路55が形成された吸気ダクト5は図7
の左側板部1eに沿わせる形態であり、上端が吸気口5
1で下端がエアクリーナ側接続口52になっている。
【0017】また、図8のような吸気ダクト付きレゾネ
ータ一体形ファンシュラウドとすることができる。本吸
気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドは、下
方を逆U字状に切り欠いたボックス形状の中空器1にし
て、且つ上板部1cと図8の左側板部1eに所定間隔を
おいて4つの連通管4を一体形成する。さらに、上板部
1cから図8の左側板部1eへこれに沿わせた吸気ダク
ト5が中空器1,連通管4と一体成形される。本吸気ダ
クト付きレゾネータ一体形ファンシュラウドでは、ブロ
ー成形で図8の実線で示す1つの中空室Sをもつレゾネ
ータ2(シュラウド本体3)とする。その後、後加工で
同図の白抜き矢印方向に熱溶着具等を押し当て、図1と
同様の押し潰し部分18を形成し3つの中空室S,S
,Sに区画化するものである。中空室S,S
はそれぞれに導通する連通管4が1つ、中空室Sには
連通管4が2つ導通する。
【0018】また、図9のような吸気ダクト付きレゾネ
ータ一体形ファンシュラウドとすることができる。これ
は図4のレゾネータ一体形ファンシュラウドの変形品に
吸気ダクト5を一体成形で設けたものである。シュラウ
ド本体3を構成する上半分の中空器1をブロー成形で造
るが、その際、上半分の中空器1をさらに左右に2分割
している。符号Kは左右中空器1間の分断隙間である。
パリソン厚に対応する所定厚tの板部で中が空洞Sの中
空器1が造られる。両中空器1の大きさを変えてやれ
ば、異なる周波数に対して減衰させ得るレゾネータ2と
なる。そして、左右の中空器1に対しその上板部1cに
連通管4を一体化させ、さらに、該連通管4の他端を吸
気ダクト5に一体接合する。吸気ダクト5は上板部1c
に並行に配設している。他は図4の構成とほぼ同じで説
明を省く。
【0019】(3)効果 このように構成したレゾネータ一体形ファンシュラウド
および吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウ
ドは、従来の板状のファンシュラウド本体3を中空器1
にして吸気ダクト5のレゾネータ2として共用するの
で、小スペース化が進むエンジンルーム内にあって、レ
ゾネータ2のスペース確保が難しい現状を鑑みれば極め
て有効となる。限られたスペース内で容量の大きなレゾ
ネータ2が得られ、消音効果も大になる。どうしても大
容量のレゾネータ2を利用しなければ解決できない低周
波帯の騒音低減に威力を発揮する。ファンシュラウド本
体3はレゾネータ容量に比し通常大きなものとなるの
で、中空室Sを2以上に区画形成すれば、中空室の容量
を変えて相異なる低周波帯の騒音を低減でき、その効果
を一層高めることができる。中空器1と吸気ダクト5と
の嵌合方法や、中空器1すなわちレゾネータ2の容量調
整等により、様々な周波数帯に対応したチューニングが
可能となる。低周波数帯だけでなく、高周波数帯へのチ
ューニングも可能である。また、吸気ダクト5が元々フ
ァンシュラウドの近くに配設されることから、吸気経路
が長くなることもなく、好都合となる。加えて、シュラ
ウド本体3をブロー成形の中空器1で造り、しかも、こ
れをレゾネータ2として併用するので、従来、別体で作
製していたレゾネータ2に比べ、制作コストが安くな
る。中空器1に連通管4、さらに吸気ダクト5(1次側
吸気インテーク)の一体成形が可能で、そうすると、一
段と制作コストが安くなる。部品点数も減り、在庫管理
等も楽になる。
【0020】尚、本発明においては、前記実施形態に示
すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で
種々変更できる。中空器1,連通管4,吸気ダクト5等
の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選
択できる。実施形態では1つ〜3つに区画形成された中
空室Sしか述べなかったが、これより多い数で区画形成
した中空器1をレゾネータ2として用い、且つ該中空器
1をシュラウド本体3とすることも勿論できる。図1〜
図9の各中空器1は方形体にファン取付用円孔Oが開い
た形状になっているが、その形状はこれに限定されな
い。また、実施形態のレゾネータ一体形ファンシュラウ
ドおよび吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラ
ウドはブロー成形で造ったが、これに限らず、例えば射
出成形等で造った構成部品を組み立てて造ってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のごとく、本発明のレゾネータ一体
形ファンシュラウドおよび吸気ダクト付きレゾネータ一
体形ファンシュラウドは、レゾネータ用の設置スペース
が殆どいらず、且つ吸気ダクト経路を長くせずに低周波
帯の騒音低減に役立つレゾネータの設置が可能であり、
小スペース化が進むエンジンルームにあって極めて有益
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレゾネータ一体形ファンシュラウドの
一形態で、その斜視図である。
【図2】図1とは別形態のレゾネータ一体形ファンシュ
ラウドで、円孔を2つ設けたものの斜視図である。
【図3】図1,図2とは別形態のレゾネータ一体形ファ
ンシュラウドの斜視図である。
【図4】図1〜図3とはまた別のレゾネータ一体形ファ
ンシュラウドの斜視図である。
【図5】図1〜図4とはまた別のレゾネータ一体形ファ
ンシュラウドの斜視図である。
【図6】本発明の吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファ
ンシュラウドの一形態で、その斜視図である。
【図7】図6とは別形態の吸気ダクト付きレゾネータ一
体形ファンシュラウドの斜視図である。
【図8】図6,図7とは別の吸気ダクト付きレゾネータ
一体形ファンシュラウドの斜視図である。
【図9】図6〜図8とはまた別の吸気ダクト付きレゾネ
ータ一体形ファンシュラウドの斜視図である。
【図10】従来技術の説明分解斜視図である。
【図11】図10の説明平面図である。
【図12】従来技術の説明斜視図である。
【図13】図12の説明平面図である。
【符号の説明】
1 中空器 13 水抜き孔 1d 底板部(底部) 2 レゾネータ 3 シュラウド本体(ファンシュラウド本
体) 4 連通管 5 吸気ダクト S 中空室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数の中空室に区画形成された中
    空器がレゾネータとして用いられ、且つ該中空器がファ
    ンシュラウド本体を構成するようにしたことを特徴とす
    るレゾネータ一体形ファンシュラウド。
  2. 【請求項2】 前記中空器に、吸気ダクトに接続するた
    めの連通管が一体成形されてなる請求項1記載のレゾネ
    ータ一体形ファンシュラウド。
  3. 【請求項3】 前記中空器の底部に水抜き孔が形成され
    た請求項1又は2記載のレゾネータ一体形ファンシュラ
    ウド。
  4. 【請求項4】 ブロー成形により1又は複数の中空室に
    区画形成された中空器がレゾネータとして用いられ、且
    つ該中空器がファンシュラウド本体を構成し、さらに、
    該中空器の底部に水抜き孔が形成されると共に、該中空
    器に取着する連通管および該連通管に接続する吸気ダク
    トが、該中空器に一体成形されるようにしたことを特徴
    とする吸気ダクト付きレゾネータ一体形ファンシュラウ
    ド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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