JPH1162442A - 電動サンシェード - Google Patents

電動サンシェード

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JPH1162442A
JPH1162442A JP21485197A JP21485197A JPH1162442A JP H1162442 A JPH1162442 A JP H1162442A JP 21485197 A JP21485197 A JP 21485197A JP 21485197 A JP21485197 A JP 21485197A JP H1162442 A JPH1162442 A JP H1162442A
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JP
Japan
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main frame
motor
arm
vertical frame
frame
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JP21485197A
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English (en)
Inventor
Kunihisa Shigenobu
邦久 重信
Minoru Odagiri
稔 小田切
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後寸法及び上下寸法を小さくする。 【解決手段】 主枠10内の空間にモータ40及び動力
伝達シャフト100を配設し、両端の軸受ステー20,
30に第1及び第2のギア手段110,120を取付け
る。第1のギア手段110は、主枠10の左端側で、モ
ータ40の回転力を縦枠アーム70に直接回転的に伝達
する。第2のギア手段120は、主枠10の右端側で、
モータ40から動力伝達シャフト100に伝達された回
転力を縦枠アーム80に直接回転的に伝達する。これに
より、左右の縦枠アーム70,80が、格納位置と起立
位置との間で対称的に回動する。その結果、特に、スピ
ーカ、空気清浄器等の他の機器が配設され、強度面の要
請からもスペースが制限されるリアパッケージトレーと
アッパーバックパネルとの間の空間にも確実かつ容易に
設置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動サンシェードに
関するものであり、特に、自動車のリアウインドウの下
端側の空間に遮蔽状態で設置するのに好適な電動サンシ
ェードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電動サンシェードとし
て、例えば、ドイツ公開特許公報DE3735622A1 または米
国特許公報USP4836263に掲載の技術を挙げることができ
る。この技術は、自動車のリアウインドウに対応する形
状のスクリーンの下端を巻取ローラに、上端をエンドレ
ールに固着し、両者間でスクリーンを上下に展開して、
リアウインドウを遮蔽するものである。即ち、前記巻取
ローラは、断面略三角形状の長尺箱状をなす基台に回動
可能に軸着して内装され、コイルスプリングにより常に
はスクリーンを巻き取る方向に付勢されている。また、
基台とエンドレールとの間には、エンドレールを基台か
ら上方に平行に持ち上げる伸長手段が介装され、前記コ
イルスプリングのばね力に抗してエンドレールを基台か
ら持ち上げ、スクリーンを展開するようになっている。
例えば、伸長手段として、一対のレバーが、その下端を
基台に枢着すると共に、上端をエンドレールの下端に沿
って延びる長孔状の案内溝に摺動自在に取付けている。
そして、モータによりリンク機構を介してレバーを巻取
ローラと平行に重なる格納位置から、巻取ローラと離間
して交差する起立位置へと上方に対称形状となるよう回
動することにより、エンドレールが徐々に持ち上げら
れ、スクリーンが展開される。このとき、モータの回転
運動は、ギア機構により巻取ローラと平行な直線運動に
変換して出力される。そして、ギア機構の出力側とレバ
ー下端とを連結する動力伝達用の連結ロッドにより、モ
ータの回転運動を各レバーの下端に伝達してレバーを回
動する。
【0003】例えば、ドイツ公開特許公報DE3735622A1
の装置は、基台の前記レバーが位置する側に円板を水平
に配置し、ギア機構によりモータの回転運動を円板の上
下に延びる軸心を中心とした回転運動に変換する。ま
た、前記両連結ロッドの一端は、それぞれ、円板の直径
方向に対向する位置に枢着されると共に、他端はそれぞ
れ対応するレバーの下端に枢着されている。そして、円
板を時計回り方向または反時計回り方向に回転すること
により、両連結ロッドが互いに接近または離間する方向
に平行に相対移動し、両レバーが互いに離間または接近
する方向に回動して、エンドレールを持ち上げまたは降
下させる。また、米国特許公報USP4836263の装置は、ギ
ア機構を、モータの回転運動を上下に延びる軸心を中心
とした回転運動に変換すると共に互いに反対方向に回転
する一対のギアと、両ギアとそれぞれ噛合してギアの回
転運動を巻取ローラと平行な直線運動に変換するラック
より構成している。そして、両ギアを回転することによ
り、ラックを介して両連結ロッドを互いに接近または離
間する方向に平行に相対移動し、両レバーを互いに離間
または接近する方向に回動して、エンドレールを持ち上
げまたは降下する。
【0004】このように、サンシェードスクリーンをウ
インドウに沿って電動展開する電動サンシェードとして
は、レバーをモータの回転伝達により起立または格納
し、エンドレールを持ち上げまたは降下して、スクリー
ンを展開または格納する構成が、作動速度及び確実性の
点で有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電動サ
ンシェードは、上記のように、レバーをモータの回転伝
達により起立させるものの、モータの回転運動を円板ま
たはギア機構等を介して巻取ローラと平行な方向の直線
運動に一旦変換する。そして、その直線運動を連結ロッ
ドによりレバーに伝達して、レバーの下端部分でレバー
を上下に回転するための回転運動に再度変換し、レバー
を回動する。また、そのための機構として、円板及び連
結ロッドの組合わせまたはギア、ラック及び連結ロッド
の組合わせを、モータと共に基台の前記レバーが位置す
る側に配設する。したがって、従来の電動サンシェード
は、これらの部材によりウインドウ下端の配置部位に占
めるスペースが大きくなる。加えて、電動サンシェード
は、通常、自動車のリアウインドウの遮光用に車室内の
リアウインドウ近辺に装着されるため、かかるリアウイ
ンドウの面積に対応してスクリーンの展開面積も大きく
なる。そのため、かかる大型のスクリーンを展開及び格
納するための部材たるモータ、円板、連結ロッド等の寸
法も大きくなると共に、連結ロッドの往復直線運動のた
めのスペースも大きくなる。その結果、装置全体が大型
化してしまう。一方、電動サンシェードは、車室内デザ
イン上の観点、後方視界確保の面から、未使用時には、
スクリーン全体を車室内から見えない状態で格納するこ
とが望ましい。よって、電動サンシェードは、リアパッ
ケージトレーの裏側(下側)の空間でアッパーバックパ
ネル(構造用板金)の上面へ、外部から見えないように
装着される。しかし、かかるリアパッケージトレー下側
の空間は、垂直方向及び車両前後方向共に、狭く余裕が
ない。かつ、かかる空間には、スピーカ(ウーハー)、
空気清浄器、ハイマウントストップランプ等の全体また
は一部が取付けられるため、電動サンシェードに許容さ
れる設置スペースもそれに応じて制限される。また、車
体強度確保の面からも、この空間寸法を拡大することは
容易でない。よって、電動サンシェードは、できるだけ
コンパクトなことが要求され、従来の装置をより小型化
する要請が増大している。
【0006】そこで、本発明は、前後寸法及び上下寸法
を小さくでき、特に、スピーカ、空気清浄器等の他の機
器が配設され、強度面の要請からもスペースが制限され
るリアパッケージトレーとアッパーバックパネルとの間
の空間にも確実かつ容易に設置することができる電動サ
ンシェードの提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる電動サ
ンシェードは、自動車のリアウインドウの下端付近に配
設された左右に延びる長尺状の主枠と、前記主枠の左右
一端側から他端側に延びるよう配設される巻取ローラ
と、前記巻取ローラに下端を固着されて巻取ローラに巻
取自在とされ、リアウインドウと略平行な平面に沿って
上下に展開自在なシート状をなすスクリーンと、前記ス
クリーンを巻き取るよう前記巻取ローラを付勢する巻取
付勢手段と、前記スクリーンの上端を固着すると共に、
前記主枠と平行に左右に延びる長尺状をなす横枠と、下
端を前記主枠の左右両端側にそれぞれ枢着され、前記主
枠と重なる格納位置と主枠から所定角度起立した起立位
置との間で、リアウインドウと略平行な平面に沿って上
下に回動自在とされると共に、上端を前記横枠に左右へ
の摺動自在に取付けられた一対の縦枠アームと、前記主
枠の左右一端側に配設されたモータと、前記主枠の左右
一端側から左右他端側に延び、前記モータの回転力を前
記主枠の一端側から他端側へ直接回転的に伝達する動力
伝達シャフトと、前記主枠の左右一端側に配設され、前
記モータの回転力を前記主枠の左右一端側の縦枠アーム
に直接回転的に伝達して、前記左右一端側の縦枠アーム
を前記格納位置と起立位置との間で回動する第1のギア
手段と、前記主枠の左右他端側に配設され、前記モータ
から前記動力伝達シャフトに伝達された回転力を、前記
主枠の左右他端側の縦枠アームに直接回転的に伝達し
て、前記左右他端側の縦枠アームを前記格納位置と起立
位置との間で前記左右一端側の縦枠アームと反対方向に
対称的に回動する第2のギア手段とを具備する。
【0008】請求項2にかかる電動サンシェードは、請
求項1の構成において、前記モータが、その駆動軸が前
記主枠の左右方向に延びるよう配設され、前記第1のギ
ア手段が、前記モータの駆動軸の回転運動を前記主枠の
左右方向と直交する方向に延びる軸を中心とする回転運
動に変換して、前記左右一端側の縦枠アームに伝達し、
前記第2のギア手段が、前記モータから前記動力伝達シ
ャフトに伝達された回転運動を、前記主枠の左右方向と
直交する方向に延びる軸を中心とし、かつ、前記第1の
ギア手段による回転運動と反対方向の回転運動に変換し
て、前記左右他端側の縦枠アームに伝達する。
【0009】請求項3にかかる電動サンシェードは、請
求項1または請求項2の構成において、更に、前記横枠
に固着され、前記縦枠アームが格納位置と起立位置との
間で回動するときにリアウインドウに摺接して前記横枠
の上下運動を案内すると共に、前記起立位置で前記横枠
を定位置に保持する姿勢保持部材を具備する。
【0010】請求項4にかかる電動サンシェードは、請
求項1乃至請求項3のいずれかの構成において、前記主
枠が、左右に延びると共に左右を開口とした長尺中空状
のハウジングと、前記ハウジングの左右両端に固着され
る軸受ステーを具備し、前記ハウジングの左右一端側の
軸受ステーに前記モータ及び前記第1のギア手段を取付
けると共に、前記ハウジングの左右他端側の軸受ステー
に前記第2のギア手段を取付けたものである。
【0011】請求項5にかかる電動サンシェードは、請
求項1乃至請求項4のいずれかの構成において、前記主
枠の左右中央部にハイマウントストップランプ取付け用
の取付ステーを一体形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、各実施の形態の説明において、同一または
対応する部材には同一または対応する符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0013】まず、本発明の電動サンシェードの装着部
位を概略的に説明する。図11は本発明の一実施の形態
にかかる電動サンシェードの車体への装着部位を示す斜
視図である。図12は本発明の一実施の形態にかかる電
動サンシェードの車体への装着部位を示す断面図であ
る。
【0014】図11及び図12に示すように、本発明の
電動サンシェードは、自動車の車体1のリアウインド2
の下端付近に装着するよう具体化される。即ち、車室内
のリアパッケージトレー3の後端部の所定位置には、左
右に延びる横長長方形状の開口が穿設され、リアパッケ
ージトレー3の下方に位置するアッパーバックパネル4
との間に収容凹部5を形成している。かかる収容凹部5
に本発明の電動サンシェードが収容して装着される。な
お、リアパッケージトレー3とアッパーバックパネル4
との間の空間には、オーディオ装置のスピーカ(ウーハ
ー等)6、空気清浄器7等の器材が取付け乃至収容され
るため、前記収容凹部5はかかる器材と干渉しない位置
に設ける。
【0015】次に、本発明の第一の実施の形態にかかる
電動サンシェードを説明する。図1は本発明の第一の実
施の形態の電動サンシェードのスクリーン展開時を概略
的に示す斜視図である。図2は本発明の第一の実施の形
態の電動サンシェードのスクリーン格納時を概略的に示
す斜視図である。図3は本発明の第一の実施の形態の電
動サンシェードの要部を示す分解斜視図である。図4は
本発明の第一の実施の形態の電動サンシェードの駆動伝
達機構を示す斜視図である。
【0016】図1乃至図3に示すように、本実施の形態
の電動サンシェードは、自動車のリアウインドウ2の下
端付近の前記収容凹部5に配設された左右に延びる長尺
状の主枠10を備える。主枠10は、左右に延びると共
に左右を開口とした長尺中空状のハウジング11と、ハ
ウジング11の左右両端に固着される左右一対の軸受ス
テー20及び30を有する。ここで、ハウジング11
は、鋼、合金等の金属の板材、樹脂板材等により図3に
示す断面の中空箱状に形成される。即ち、ハウジング1
1は、車体1のアッパーバックパネル4と平行に延びる
底壁12と、底壁12の前端から垂立する前壁13と、
底壁12の後端から前記前壁より若干低い高さで垂立す
る後壁14と、前壁の上端から後方(後壁14側)に水
平に延びる前側遮蔽壁15と、後壁14の上端から前方
(前壁13側)に傾斜して延びる後側遮蔽壁16を備え
る。前側遮蔽壁15と後側遮蔽壁16との間には、一定
間隔で左右に延びるスロット17がハウジング11の左
右の全長にわたって形成されている。前記後壁14の下
端は、底壁12より若干下方に垂下し、フランジ部14
aを形成している。また、ハウジング11の左右両端は
同一形状の開口18とされている(左端の開口18のみ
図示)。なお、図3では、ハウジング11の左端部分の
み示すが、ハウジング11は、図3の断面形状で前記収
容凹部5に対応する所定長延びる長尺中空箱状をなして
いる。また、フランジ部14aの左右端部には、それぞ
れ、一対の捩子挿通孔14bが形成されている。
【0017】図3及び図4に示すように、ハウジング1
1の左右両端の開口18には、その開口18に対応する
形状の左右一対の軸受ステー20及び軸受ステー30が
それぞれ取付けられる。左側の軸受ステー20は、左側
の開口18の形状に対応して、長方形板状の1つの角部
を斜めに切断した形状の五角形板状をなす軸受部21を
備える。軸受ステー20の軸受部21の傾斜面21a部
分には、傾斜面21aと平行な傾斜状態で左方に突出す
る長板状のアーム取付片22が一体的に固着されてい
る。アーム取付片22の先端は略半円形とされ、その先
端部中央には円形の軸受孔22aが穿設されている。軸
受部21の傾斜面21aと対向する角部(前部下側の角
部)には、前記アーム取付片22と平行な傾斜状態で左
方に延びる四角板状のギア取付片23が一体的に固着さ
れている。なお、前記ハウジング11の後側遮蔽壁1
6、軸受ステー20の傾斜面21a及びアーム取付片2
2は、リアウインドウ2と略平行となるよう、主枠10
の取付面であるアッパーバックパネル4に対して所定角
度で傾斜している。
【0018】軸受ステー20の軸受部21の後部下側の
角部内側面(図3中右側面)には、内方(図中右方)に
直交して延びる四角ブロック状の接続片24が一体的に
固着されている。接続片24の後側面には、前記ハウジ
ング11のフランジ14aに穿設した左側の一対の捩子
挿通孔14bに整合する位置に、一対の捩子孔24aが
形成されている。そして、軸受ステー20の軸受部21
の内側面をハウジング11の開口18に当接配置すると
共に接続片24をフランジ14aの内側面に当接配置
し、接続片24の捩子孔24aとフランジ14aの捩子
挿通孔14bを整合して、捩子をフランジ14aの捩子
挿通孔14bを介して接続片24の捩子孔24aに螺入
することにより、軸受ステー20をハウジング11の左
端に固定するようになっている。
【0019】主枠10の左側の軸受ステー20には正逆
回転自在なモータ40が取付けられる。即ち、軸受部2
1の前部の前記ギア取付片23より上側には、モータ4
0の駆動軸41側の端面(図3中左端面)の四隅のコー
ナ部に設けた合計4個の捩子孔42と整合する位置に、
捩子(図示略)挿通用の捩子挿通孔21bが合計4個穿
設されている。また、軸受部21のモータ40の駆動軸
41と対応する位置には、駆動軸41を挿通する駆動軸
挿通孔21cが穿設されている。そして、モータ40を
軸受部21の前部上側に配置し、駆動軸41を軸受部2
1の駆動軸挿通孔21cに挿通すると共に、捩子を軸受
部21の捩子挿通孔21bを介してモータ40の捩子孔
42に螺入することにより、モータ40を軸受ステー2
0の内側面側に固定するようになっている。なお、モー
タ40は、図示しない制御手段により回転量(回転角
度)及び回転方向等を制御される。
【0020】右側の軸受ステー30は、左側の軸受ステ
ー20とほぼ対称な形状をなしている。ただ、モータ4
0を左側の軸受ステー20に設ける関係上、右側の軸受
ステー30には、左側の軸受ステー20のように、モー
タ40の駆動軸41用の駆動軸挿通孔21c及びモータ
40取付用の捩子挿通孔は設けられていない。即ち、右
側の軸受ステー30は、右側の開口(図示はしないが左
側の開口18と同一形状)の形状に対応して、長方形板
状の1つの角部を斜めに切断した形状の五角形板状をな
す軸受部31を備える。軸受ステー30の軸受部31の
傾斜面31a部分には、傾斜面31aと平行な傾斜状態
で右方に突出する長板状のアーム取付片32が一体的に
固着されている。アーム取付片32の先端は略半円形と
され、その先端部中央には円形の軸受孔32aが穿設さ
れている。軸受部31の傾斜面31aと対向する角部
(前部下側の角部)には、前記アーム取付片32と平行
な傾斜状態で右方に延びる四角板状のギア取付片(図示
略)が一体的に固着されている。なお、右側の軸受ステ
ー30の傾斜面31a及びアーム取付片32も、左側の
軸受ステー20と同様、リアウインドウ2と略平行とな
るよう、主枠10の取付面であるアッパーバックパネル
3に対して所定角度で傾斜している。
【0021】軸受ステー30の軸受部31の後部下側の
角部内側面(図4中左側面)には、内方(図中左方)に
直交して延びるブロック状の接続片34が一体的に固着
されている。接続片34の後側面には、前記ハウジング
11のフランジ14aに穿設した右側の一対の捩子挿通
孔(図示はしないが左側の一対の捩子挿通孔14bと同
一構成)に整合する位置に、一対の捩子孔34aが形成
されている。そして、軸受ステー30の軸受部31の内
側面をハウジング11の右側の開口に当接配置すると共
に接続片34をフランジ14aの内側面に当接配置し、
接続片34の捩子孔34aとフランジ14aの捩子挿通
孔14bを整合して、捩子をフランジ14aの捩子挿通
孔14bを介して接続片34の捩子孔34aに螺入する
ことにより、軸受ステー30をハウジング11の右端に
固定するようになっている。上記のよう、ハウジングの
左右両端の開口18に左右一対の軸受ステー20及び3
0を取付けることにより、本実施の形態の主枠10が形
成される。
【0022】前記ハウジング11には巻取ローラ50が
左右に延びるよう内装されている。巻取ローラ50は、
ハウジング11の前部に内装したモータ40と緩衝しな
いよう、主枠10の後部上側の位置に設けられている。
巻取ローラ50は、左右両端の軸51が左右の軸受ステ
ー20及び30に設けた軸受孔25及び35にそれぞれ
回動自在に支持され、周方向に正逆回転自在とされてい
る。巻取ローラ50の外周面の周方向所定位置には、リ
アウインドウ2に対応する四角シート状をなすスクリー
ン55の下端が固着され、巻取ローラ50に巻取自在と
されている。スクリーン55は、巻取ローラ50から引
き出し、及び、巻取ローラ50に巻き戻すことにより、
リアウインドウ2と略平行な平面に沿って上下に展開自
在となっている。巻取ローラ50には、前記スクリーン
55を巻き取るよう巻取ローラ50を付勢する巻取付勢
手段(図示略)が作動連結されている。これにより、巻
取ローラ50は、常には、スクリーン55を巻き取るよ
う周方向(図1乃至図3中時計回り方向)に付勢されて
いる。なお、かかるスクリーン55巻取用の巻取ローラ
50の巻取付勢手段は、一般的なロールブラインド等の
巻取機構と同様の機構であり、従来技術である米国特許
公報USP4836263に開示された機構と同様の機構としても
よい。前記スクリーン55の上端全体には、左右に延び
る帯状の接合片56が接着等により一体的に固着されて
いる。接合片56は剛性を有し、スクリーン55の上端
を左右に張った状態で形状保持する。
【0023】前記接合片56及び接合片56に重なるス
クリーン55の上端部は、左右に延びる長尺棒状をなす
横枠60に固着され、スクリーン55が接合片56を介
して横枠60と共に上下に移動自在とされている。詳細
には、図3に示すように、横枠60は断面略E字状をな
し、その幅方向一側(前側)には、下方に開口する係止
溝61が左右の全長にわたって延設され、その係止溝6
1に接合片56及びスクリーン55の上端部が、接着ま
たは圧着等により固着されている。横枠60の幅方向他
側(後側)には、下方に開口する断面略四角形状のガイ
ド溝62が、前記係止溝61と平行となるよう左右の全
長にわたって延設されている。
【0024】一方、前記主枠10の左右両端に設けた軸
受ステー20及び30のアーム取付片22及び32に
は、左右一対の縦枠アーム70及び80がそれぞれ枢着
されている。具体的には、左側の縦枠アーム70は、取
付部71、回動軸72及びアーム部73を備える。取付
部71は、前記アーム取付片22と対応する形状の短寸
板状をなし、回動軸72がかかる取付部71の基端(図
3及び図4中左端)の裏面に直交して突出するよう一体
的に固着されている。回動軸72は、左側の軸受ステー
20のアーム取付片22の軸受孔22aと対応する円柱
状をなしている。また、アーム部73は、取付部71の
先端と直交して延びる長寸板状をなしている。なお、ア
ーム部73は、中空円筒状、中空四角筒状等の中空状と
したり、棒状としてもよい。そして、回動軸72をアー
ム取付片22の軸受孔22aに挿着することにより、縦
枠アーム70がアーム取付片22と平行な面内(リアウ
インドウ2と平行な面内)で回動自在となっている。こ
れにより、縦枠アーム70が、主枠10乃至ハウジング
11と重なる格納位置(図2の位置)と、主枠10乃至
ハウジング11から所定角度起立した起立位置(図3の
位置)との間で回動する。このとき、アーム取付片22
がリアウインドウ2と略平行となるよう傾斜しているた
め、縦枠アーム70も、リアウインドウ2と略平行な平
面に沿って上下に回動自在となっている。
【0025】更に、縦枠アーム70は、アーム部73の
上端を前記横枠60に左右への摺動自在に取付けてい
る。具体的には、アーム部73の先端には略半円板状の
スライド取付部74が一体形成され、スライド取付部7
4の中央には円形の軸着孔74aが穿設されている。ス
ライド取付部74にはスライド90が縦枠アーム70の
回動方向(リアウインドウ2と平行な面内)での回動自
在に取付けられる。即ち、スライド90は、軸着部91
及び軸着部91に一体形成したスライド部92を備えて
いる。軸着部91はスライド取付部74と対応する半円
板状をなし、スライド取付部74の軸着孔74aと整合
する軸着孔91aを有している。また、スライド部92
は、前記横枠60のガイド溝62に対応する断面略四角
形のブロック状をなし、ガイド溝62に挿着してその長
さ方向に摺動案内されるようになっている。そして、ス
ライド取付部74の軸着孔74a及び軸着部91の軸着
孔91aを整合して、軸(図示略)によりスライド取付
部74にスライド90を回動可能に取付けると共に、ス
ライド部92を横枠60のガイド溝62に挿着すること
により、縦枠アーム70の回動に伴い、スライド90が
横枠60に沿って左右に摺動するようになっている。
【0026】右側の縦枠アーム80は、左側の縦枠アー
ム70と対称形状をなし、その他は同様の構成を有して
いる。即ち、図4に示すように、右側の縦枠アーム80
も、右側の軸受ステー30のアーム取付片32と対応す
る形状の短寸板状をなす取付部81と、取付部81の基
端(図4中右端)の裏面に直交して突出するよう一体的
に固着され、前記アーム取付片32の軸受孔32aと対
応する円柱状をなす回動軸82と、取付部81の先端と
直交して延びる長寸板状のアーム部83を備える。な
お、アーム部83は、アーム部73と同様、中空円筒
状、中空四角筒状等の中空状としたり、棒状としてもよ
い。そして、回動軸82をアーム取付片32の軸受孔3
2aに挿着することにより、縦枠アーム80がアーム取
付片32と平行な面内(リアウインドウ2と平行な面
内)で回動自在となっている。これにより、縦枠アーム
80が、主枠10乃至ハウジング11と重なる格納位置
(図2の位置)と、主枠10乃至ハウジング11から所
定角度起立した起立位置(図3の位置)との間で回動す
る。このとき、アーム取付片32がリアウインドウ2と
略平行となるよう傾斜しているため、縦枠アーム80も
リアウインドウ2と略平行な平面に沿って上下に回動自
在となっている。
【0027】なお、図3では左側の縦枠アーム70の上
端側のスライド機構(スライド取付部74及びスライド
90)のみ図示しているが、右側の縦枠アーム80も、
左側の縦枠アーム70と同様の機構により、アーム部8
3の上端を前記横枠60に左右への摺動自在に取付けて
いる。即ち、同一構成のため特に図示はしないが、アー
ム部83の先端にスライド取付部74と同様のスライド
取付部を一体形成し、そのスライド取付部にスライド9
0と同様のスライドを縦枠アーム80の回動方向(リア
ウインドウ2と平行な面内)での回動自在に取付けてい
る。そして、右側のスライドのスライド部を横枠60の
ガイド溝62に挿着することにより、縦枠アーム80の
回動に伴い、右側のスライドが横枠60に沿って左右に
摺動するようになっている。
【0028】前記主枠10には動力伝達シャフト100
が左端から右端に延びるよう配設される。なお、動力伝
達シャフト100は、ハウジング11に内装したモータ
40及び巻取ローラ50と緩衝しないよう、ハウジング
11の後部下側に設けられている。動力伝達シャフト1
00の左端は、左側の軸受ステー20を左方に貫通して
回動自在に支持され、右端は右側の軸受ステー30を右
方に貫通して回動自在に支持されている。
【0029】前記主枠10の左端側には第1のギア手段
110が配設されている。具体的には、図3に示すよう
に、第1のギア手段110は、第1の平歯車111、第
2の平歯車112、第1の傘歯車113及び第2の傘歯
車114を備える。第1の平歯車111は、軸受ステー
20を貫通して左方に突出するモータ40の駆動軸41
の左端部に一体回動するよう固着されている。第2の平
歯車112は、軸受ステー20を貫通して左方に突出す
る動力伝達シャフト100の左端部基端側に一体回動す
るよう固着され、前記第1の平歯車111と噛合してい
る。また、第1の傘歯車113は、前記第2の平歯車1
14と同軸上となるよう、動力伝達シャフト100の左
端部先端側に一体回動するよう固着されている。第2の
傘歯車114は、ギア取付片23と直交する軸上に回動
自在に取付けられ、第1の傘歯車113と噛合してい
る。即ち、第2の傘歯車114は、ギア取付片23の中
央に、前記アーム取付片22の円形の軸受孔22a中心
へ向かって縦枠アーム70の回動軸72と同軸上に取付
けられている。そして、アーム取付片22を貫通して延
びる縦枠アーム70の回動軸72の先端が第2の傘歯車
114の軸に固着され、前記第2の傘歯車114の回転
運動を縦枠アーム70の回動軸72を介して取付部71
及びアーム部73に伝達するようになっている。
【0030】これにより、モータ40を正逆回転する
と、駆動軸41の回転運動が、まず、第1の平歯車11
1に伝達され、第1の平歯車111と噛合する第2の平
歯車112へ伝達される。同時に、モータ40の回転
は、第2の平歯車112と同軸上の第1の傘歯車113
に伝達され、第1の傘歯車113と噛合する第2の傘歯
車114に伝達される。このとき、モータ40は、その
駆動軸41が前記主枠10の左右方向に延びるよう配設
されているが、第1及び第2の傘歯車113及び114
が、モータ40の駆動軸41の回転運動を前記主枠10
の左右方向と直交する方向に延びる軸を中心とする回転
運動に変換する。また、第2の傘歯車114が、アーム
取付片22に枢着した縦枠アーム70を一体回動する。
そして、モータ40を制御手段により回転制御すること
により、その回転運動が、第1のギア手段100によ
り、縦枠アーム70に直接回転的に伝達され、その縦枠
アーム70が前記格納位置と起立位置との間で回動する
ようになっている。
【0031】なお、本明細書中において、『直接回転的
に』とは、『(モータ30の回転運動を)クランク等を
介して直線運動に変換することなく、ギア等の回転伝達
機構のみを介して』の意味で使用する。
【0032】一方、前記動力伝達シャフト100は、そ
の左端部が第2の平歯車112及び第1の平歯車111
を介してモータ40の駆動軸41に駆動連結される。そ
のため、動力伝達シャフト100が、第1のギア手段1
10の第1及び第2の平歯車111及び112を介し
て、モータ40の回転力を主枠10の左端側から右端側
に直接回転的に伝達することになる。
【0033】前記主枠10の右端側には第2のギア手段
120が配設されている。具体的には、図4中破線で示
すように、第2のギア手段120は、第1の傘歯車12
1及び第2の傘歯車122を備える。第1の傘歯車12
1は、右側の軸受ステー30を貫通して右方に突出する
動力伝達シャフト100の右端部に一体回動するよう固
着されている。第2の傘歯車122は、第1のギア手段
110の第2の傘歯車114と同様、軸受ステー30の
ギア取付片(図示略)と直交する軸上に回動自在に取付
けられ、第1の傘歯車121と噛合している。即ち、第
2の傘歯車122は、ギア取付片24の中央に、前記右
側のアーム取付片32の円形の軸受孔32a中心へ向か
って縦枠アーム80の回動軸82と同軸上に取付けられ
ている。そして、アーム取付片32を貫通して延びる縦
枠アーム80の回動軸82の先端が第2の傘歯車122
の軸に固着され、前記第2の傘歯車122の回転運動を
縦枠アーム80の回動軸82を介して取付部81及びア
ーム部83に伝達するようになっている。第2の傘歯車
122に対する第1の傘歯車121の噛合方向は、第1
のギア手段110の第2の傘歯車114に対する第1の
傘歯車113の噛合方向と反対となっている。また、第
2のギア手段120の第1及び第2の傘歯車121,1
22は、第1のギア手段110の第1及び第2の傘歯車
113,114と同一の傘歯車とされ、同一の歯数及び
ピッチを有している。
【0034】これにより、モータ40を正逆回転する
と、駆動軸41の回転運動が、第1のギア手段110の
第1の平歯車111及び第2の平歯車112から動力伝
達シャフト100に伝達され、動力伝達シャフト100
から第2のギア手段120の第1の傘歯車121に伝達
されて、第1の傘歯車121と噛合する第2の傘歯車1
22に伝達される。このとき、第2のギア手段120の
第1及び第2の傘歯車121及び122が、動力伝達シ
ャフト100の回転運動を前記主枠10の左右方向と直
交する方向に延びる軸を中心とする回転運動に変換す
る。また、第2の傘歯車122が、アーム取付片32に
枢着した縦枠アーム80を一体回動する。そして、モー
タ40を制御手段により回転制御することにより、その
回転運動が、第1のギア手段110の第1及び第2の平
歯車111及び112、動力伝達シャフト100、第2
のギア手段120の第1及び第2の傘歯車の順に伝達さ
れ、右側の縦枠アーム80に直接回転的に伝達されて、
その縦枠アーム80を前記格納位置と起立位置との間で
回動するようになっている。このとき、第2のギア手段
120の第1及び第2の傘歯車121,122は、第1
のギア手段110の第1及び第2の傘歯車113,11
4と同一の歯数及びピッチであり、かつ、対称的に配置
されて逆の噛合関係となっているため、右側の縦枠アー
ム80と左側の縦枠アーム70は、互いに反対方向に対
称的に回動する。
【0035】そして、両縦枠アーム70及び80を起立
位置と格納位置との間で、互いに接近または離間する方
向に対称的に回動すると、各縦枠アーム70,80に取
付けたスライド90が、横枠60のガイド溝62内を互
いに接近または離間する方向に摺動し、縦枠アーム70
及び80のアーム部73及び83の上下移動に伴い、ス
ライドを介して横枠60が上昇または下降する。このと
き、縦枠アーム70及び80がリアウインドウ2と略平
行な面内で回動するため、横枠60もリアウインドウ2
と略平行な面内で移動する。
【0036】前記横枠60の左右両端の開口には、図3
に示すように、左右一対の姿勢保持部材130が装着さ
れている。左右の姿勢保持部材130は対称形状をなす
ため、左側の姿勢保持部材130のみ図示して説明す
る。姿勢保持部材130は、基部131、一対の挿入部
132a及び132b、ガイドローラ133、及びロッ
ク片134を備える。基部131は四角ブロック状をな
し、一対の挿入片132a,132bは、基部131の
横枠60側の側面(図3中右側面)に、横枠60の開口
形状である係止溝61及びガイド溝62の断面形状にそ
れぞれ対応する断面形状をなすよう一体形成されてい
る。そして、各挿入片132a,132bを対応する係
止溝61及びガイド溝62に挿入することにより、横枠
60両端の開口を封止するようになっている。また、ガ
イドローラ133は、基部131の後側面に前記リアウ
インドウ2と平行な軸を中心として回動自在に取付けら
れている。そして、前記縦枠アーム70,80を格納位
置と起立位置との間で回動するときに、ガイドローラ1
33がリアウインドウ2に摺接して横枠60の上下運動
を案内するよう、ガイドローラ133の横枠60乃至縦
枠アーム70,80からの突出位置(突出量)が設定さ
れる。即ち、縦枠アーム70,80及び横枠60は、リ
アウインドウ2と若干の間隙をおいて略平行に移動する
ため、ガイドローラ133はかかる間隙に対応する寸法
突出するよう設けられる。また、ガイドローラ133
は、横枠60が完全に上昇したときには、リアウインド
ウ2に当接して、横枠60をリアウインドウ2から所定
距離離間した状態に保持し、リアウインドウ2と平行状
態に前記スクリーン55を姿勢保持するようになってい
る。なお、ガイドローラ133は、リアウインドウ2を
転動するとき、及び、縦枠アーム70,80の起立位置
で、リアウインドウ2に弾性的に圧接するよう構成する
ことが好ましい。こうすれば、横枠60の上昇案内及び
スクリーン55の姿勢保持を、より安定して行うことが
できる。
【0037】前記ロック片134は、基部131の上面
から上方に突出する。横枠60上昇時に前記ロック片1
34が位置することになる車体1の車内の天井8等の対
応位置には、ロック片134を収容保持自在な凹部14
1aを有する保持部材141が取付けられている。これ
により、縦枠アーム70,80の起立位置で、ロック片
134が保持部材141の凹部141aに収容保持さ
れ、横枠60を定位置及び定姿勢に保持するようになっ
ている。なお、図示はしないが、右側の姿勢保持部材の
ロック部材に対応する位置にも、同様の保持部材が設け
られる。
【0038】上記のように構成された電動サンシェード
は、主枠10のハウジング11を車載ステー145によ
りアッパーバックパネル3に捩子止めすることにより、
収容凹部5内の所定位置に組付けるようなっている。な
お、車載ステー145は、ハウジング11の左右両端部
の底壁12にそれぞれ捩子止めされる。
【0039】次に、本発明の第一の実施の形態の電動サ
ンシェードの動作を説明する。
【0040】本実施の形態の電動サンシェードは、図2
に示すように左右一対の縦枠アーム70,80を格納位
置とした状態で車室内の収容凹部5に車載ステー145
を介して取付ける。このとき、左右一対の縦枠アーム7
0,80の内外側面は、リアウインドウ2と略平行とな
るよう、アッパーバックパネル4に対して所定角度で傾
斜し、回動軸72,82はリアウインドウ2と略直交し
ている。また、格納位置では、両縦枠アーム70,80
の先端は、互いに最も接近した位置にあり、それらの先
端に軸着したスライダ90も、横枠60のガイド溝62
内で互いに最も接近した位置にある。更に、縦枠アーム
70,80先端乃至スライダ90は最も下方の位置にあ
り、横枠60も最も下方の位置にあるため、電動サンシ
ェード全体が収容凹部5内に完全に収容されて、リアパ
ッケージトレー3等により遮蔽され、外部に露出して車
室内の美観を損なうことはない。
【0041】このようにして収容凹部5に取付けた電動
サンシェードを作動して、リアウインドウ2の遮光を行
うには、まず、制御手段によりモータ40を正回転す
る。すると、駆動軸41を介して第1のギア手段110
の第1の平歯車111が、主枠10の左側面側から見て
反時計回り方向に回転し、第1の平歯車111と噛合す
る第2の平歯車112を主枠10の左側面側から見て時
計回り方向に回転する。すると、第2の平歯車112と
同軸の第1の傘歯車113が時計回り方向に回転し、第
1の傘歯車113と噛合する第2の傘歯車114が、主
枠10の後側面側から見て反時計回り方向に回転する。
このとき、主枠10の左右方向を中心とするモータ40
の駆動軸41の回転運動が、主枠10の左右方向と直交
し、縦枠アーム70の回動軸72を中心とした回転運動
に変換される。これにより、第2の傘歯車114に連結
した回動軸72が、主枠10の後側面側から見て反時計
回り方向に回転し、取付部71を介してアーム部73が
同様に反時計回り方向に回転する。
【0042】同時に、第2の平歯車112の時計回り方
向の回転運動は、動力伝達シャフト100に伝達され、
動力伝達シャフト100の右端に連結した第2のギア手
段120の第1の傘歯車121から第2の傘歯車122
へと伝達される。このとき、第2のギア手段120の第
1及び第2の傘歯車121,122は、第1のギア手段
110の第1及び第2の傘歯車113,114と対称的
に配置され、噛合関係が逆であるため、第1の傘歯車1
21が、主枠10の右側面側から見て反時計回り方向に
回転し、第1の傘歯車121と噛合する第2の傘歯車1
22が、主枠10の後側面側から見て時計回り方向に回
転する。このとき、主枠10の左右方向を中心とする動
力伝達シャフト100の回転運動が、主枠10の左右方
向と直交し、縦枠アーム80の回動軸82を中心とした
回転運動に変換される。これにより、第2の傘歯車12
2に連結した回動軸82が、主枠10の後側面側から見
て時計回り方向に回転し、取付部81を介してアーム部
83が同様に時計回り方向に回転する。
【0043】即ち、左側の縦枠アーム70が半時計回り
方向に、右側の縦枠アーム80が時計回り方向にそれぞ
れ回転し、互いに離間する方向に回転する。よって、左
右一対の縦枠アーム70,80は、図2の格納位置から
図1の起立位置へと回転する。これに伴い、縦枠アーム
70,80のアーム部73,83先端に軸着した左右一
対のスライダ90が、横枠60のガイド溝62内を最接
近位置から互いに離間する方向に摺動する。これと共
に、縦枠アーム70,80先端及びスライダ90が、最
下方位置から徐々に上昇し、横枠60を持ち上げる。そ
のため、縦枠アーム70,80の回転に伴い、横枠60
が徐々に上昇し、横枠60に上端を固着したスクリーン
55が、巻取ローラ50から巻取付勢手段の巻取方向の
付勢力に抗して徐々に引き出され、リアウインドウ2に
沿って展開される。このとき、両縦枠アーム70,80
はリアウインドウ2と略平行な平面に沿って回転するた
め、横枠60もリアウインドウ2と略平行な平面に沿っ
て上昇し、リアウインドウ2に接触、衝突等、干渉する
ことはない。更に、このとき、横枠60の左右両端に設
けた姿勢保持部材130のガイドローラ133が、リア
ウインドウ2の内側面を転動し、横枠60の上昇を案内
するため、横枠60が安定した姿勢で上昇する。
【0044】そして、縦枠アーム70,80が起立位置
となったとき、制御手段によりモータ40の回転が停止
され、縦枠アーム70,80が回転停止し、起立位置に
保持される。これにより、図1に示すように、横枠60
が最上昇位置となり、リアウインドウ2の上端付近まで
上昇する。また、スクリーン55は、リアウインドウ2
と略平行に展開され、リアウインドウ2の略全体を外部
から遮蔽する。このとき、ガイドローラ133がリアウ
インドウ2内側面に当接し、スクリーン55が左右一対
のガイドローラ133及び左右の縦枠アーム70,80
の回動軸72,82部分で4点支持されることになる。
したがって、スクリーン55が上記の展開状態で安定し
た姿勢に保持される。加えて、ロック部材134が、保
持部材141の凹部141aに収容して係止保持され、
横枠60を定位置及び定姿勢に確実に保持する。なお、
両縦枠アーム70,80先端の両スライダ90は、互い
に最も離間した位置、即ち、横枠60の左右両端付近に
それぞれ位置する。
【0045】上記のように展開した電動サンシェードの
スクリーン55を格納するには、まず、制御手段により
モータ40を逆回転する。すると、駆動軸41を介して
第1のギア手段110の第1の平歯車111が、主枠1
0の左側面側から見て時計回り方向に回転し、第1の平
歯車111と噛合する第2の平歯車112を主枠10の
左側面側から見て反時計回り方向に回転する。すると、
第2の平歯車112と同軸の第1の傘歯車113が、主
枠10の左側面側から見て反時計回り方向に回転し、第
1の傘歯車113と噛合する第2の傘歯車114が、主
枠10の後側面側から見て時計回り方向に回転する。こ
れにより、第2の傘歯車114に連結した回動軸72
が、主枠10の後側面側から見て時計回り方向に回転
し、取付部71を介してアーム部73が同様に時計回り
方向に回転する。
【0046】同時に、第2の平歯車112の反時計回り
方向の回転運動は、動力伝達シャフト100に伝達さ
れ、動力伝達シャフト100の右端に連結した第2のギ
ア手段120の第1の傘歯車121から第2の傘歯車1
22へと伝達される。これにより、第1の傘歯車121
が、主枠10の右側面側から見て時計回り方向に回転
し、第1の傘歯車121と噛合する第2の傘歯車122
が、主枠10の後側面側から見て反時計回り方向に回転
する。そして、第2の傘歯車122に連結した回動軸8
2が、主枠10の後側面側から見て反時計回り方向に回
転し、取付部81を介してアーム部83が同様に反時計
回り方向に回転する。
【0047】即ち、格納位置から起立位置への動作とは
逆に、左側の縦枠アーム70が時計回り方向に、右側の
縦枠アーム80が反時計回り方向にそれぞれ回転し、互
いに接近する方向に回転する。よって、左右一対の縦枠
アーム70,80は、図1の起立位置から図2の格納位
置へと回転する。これに伴い、縦枠アーム70,80の
アーム部73,83先端に軸着した左右一対のスライダ
90が、横枠60のガイド溝62内を最離間位置から互
いに接近する方向に摺動する。これと共に、縦枠アーム
70,80先端及びスライダ90が、最上方位置から徐
々に下降し、横枠60を引き下げる。そのため、縦枠ア
ーム70,80の回転に伴い、横枠60が徐々に下降
し、横枠60に上端を固着したスクリーン55が、巻取
付勢手段の付勢力により巻取ローラ50に徐々に巻き取
られ、リアウインドウ2の遮蔽を解除する。このとき、
両縦枠アーム70,80はリアウインドウ2と略平行な
平面に沿って回転するため、横枠60もリアウインドウ
2と略平行な平面に沿って下降し、リアウインドウ2に
接触、衝突等、干渉することはない。更に、このとき、
横枠60の左右両端に設けた姿勢保持部材130のガイ
ドローラ133が、リアウインドウ2の内側面を転動
し、横枠60の下降を案内するため、横枠60が安定し
た姿勢で下降する。このとき、ロック部材134は、保
持部材141の凹部141aから下方に抜き取られ、係
止解除される。
【0048】そして、縦枠アーム70,80が格納位置
となったとき、制御手段によりモータ40の回転が停止
され、縦枠アーム70,80が回転停止し、格納位置に
保持される。これにより、図2に示すように、横枠60
が最下降位置となり、リアウインドウ2の下端より下方
の収容凹部5内に下降収容される。また、スクリーン5
5によるリアウインドウ2の遮蔽は完全に解除される。
【0049】次に、本発明の実施の形態における主枠1
0を構成するハウジング11の断面形状の種々の実施例
を説明する。図5は本発明の一実施の形態の電動サンシ
ェードのハウジングの断面形状の種々の実施例を示す断
面図である。
【0050】図5(a)のハウジング11は、第一の実
施の形態のハウジング11の後壁14から垂下するフラ
ンジ14aを省略したものである。図5(b)のハウジ
ング11は、第一の実施の形態のハウジング11の後壁
14から垂下するフランジ14aと、前壁13から後方
に延びる前側遮蔽壁15を省略したものである。図5
(c)のハウジング11は、第一の実施の形態のハウジ
ング11の後壁14と、後壁14から垂下するフランジ
14aと、前壁13から後方に延びる前側遮蔽壁15を
省略し、後側遮蔽壁16を底壁12に直接形成したもの
である。図5(d)のハウジング11は、第一の実施の
形態のハウジング11の後壁14から垂下するフランジ
14aと、前壁13から後方に延びる前側遮蔽壁15
と、後壁14から前方に延びる後側遮蔽壁16を省略し
たものである。図5(e)のハウジング11は、図5
(b)のハウジング11とほぼ同形状であるが、後側遮
蔽壁16をより長く形成したものである。図5(f)の
ハウジング11は、図5(c)のハウジング11とほぼ
同形状であるが、後側遮蔽壁16をより長く形成したも
のである。図5(g)のハウジング11は、図5(d)
のハウジング11とほぼ同形状であるが、後壁14をよ
り高く、前壁13と同程度の高さまで形成したものであ
る。
【0051】これらハウジング11の断面の種々の実施
例は、本発明の実施の形態の電動サンシェードを適用す
る自動車のリアウインドウ2の傾斜角度、収容凹部5の
形状等を考慮して、適宜選択して使用される。なお、ハ
ウジング11の肉厚は通常各部分で一定肉厚とするが、
必要に応じて、部分的に厚肉または薄肉としてもよい。
また、後側遮蔽壁16の傾斜角度は、リアウインドウ2
の傾斜角度や車室内のレイアウトにより決定される。
【0052】次に、本発明の第二の実施の形態の電動サ
ンシェードを説明する。図6は本発明の第二の実施の形
態の電動サンシェードを示す斜視図である。
【0053】第二の実施の形態の電動サンシェードは、
第一の実施の形態の電動サンシェードのハウジング11
の後壁14外側面の左右中央に、ハイマウントストップ
ランプ150取付け用の取付ステー151を一体的に固
着したものであり、その他の構成は第一の実施の形態と
同一である。取付ステー151は、ハウジングと同種の
材料等により略Z字状に形成され、その上側の水平部分
上面にハイマウントストップランプ150が取付けられ
る。なお、かかる取付けステー151の特にハイマウン
トストップランプ150取付け部分は、回動動作される
縦枠アーム70,80、上下動される横枠60及びスク
リーン55等の移動部材と干渉することのないよう、ハ
ウジング11より後方に適宜離間した位置に設ける。
【0054】次に、本発明の第三の実施の形態の電動サ
ンシェードを説明する。
【0055】図7は本発明の第三の実施の形態の電動サ
ンシェードの左端側要部を上面乃至後面側から見て示す
断面図である。図8は本発明の第三の実施の形態の電動
サンシェードの左側面図である。図9は本発明の第三の
実施の形態の電動サンシェードの一部を省略して示す正
面図である。
【0056】第三の実施の形態は、主枠210の構成及
び第1のギア手段230の構成において第一の実施の形
態と異なり、その他の構成は同様である。即ち、図7に
示すように、主枠210は、第一の実施の形態と同様、
左右に延びると共に左右を開口とした長尺中空状のハウ
ジング211と、ハウジング211の左右両端に固着さ
れる対称形状の左右一対の軸受ステー220を備える。
一方、本実施の形態の軸受ステー220は、図8に示す
ように、軸受部221、アーム取付片222及び主枠取
付片223を有している。軸受部221は、ハウジング
211の左側の開口の形状に対応する略長方形板状をな
す。アーム取付片222は、軸受部221の後部上端側
の角部から外方(図7中左方及び図8中の紙面の手前
側)に突出するよう軸受部221に一体的に固着されて
いる。アーム取付片222は、アーム取付部222a及
び補強部222bよりアングル板状に形成され、アーム
取付部222aが、リアウインドウ2と略平行となるよ
う、主枠210の取付面であるアッパーバックパネル4
に対して所定角度で傾斜している。主枠取付片223
は、軸受部221の前部下端側の角部から外方に突出す
るよう軸受部221に一体的に固着されている。主枠取
付片223は、軸受部221の前端面(図8中左端面)
から下端面にかけて延びる略アングル状に形成され、収
容凹部5の前側のコーナー部に当接するようになってい
る。
【0057】なお、軸受ステー220の軸受部221の
内側面には、第一の実施の形態と同様、モータ40が取
付けられ、その駆動軸41が軸受部を貫通して左方に突
出している。また、第一の実施の形態と同様に、巻取ロ
ーラ50、動力伝達シャフト100も、左右の軸受ステ
ー220間に回動可能に支持される。そして、アーム取
付片222のアーム取付部222aの上面側には、縦枠
アーム70,80が回動自在に取付けられ、その回動軸
72,82がアーム取付部222aを貫通して下方に突
出する。前記ハウジング211は、第一の実施の形態と
同様、前記軸受ステー220の外形に対応する断面形状
(略長方形状)をなし、巻取ローラ50に固着したスク
リーン55をリアウインドウ2と略平行に引き出し、ま
たは、巻き戻すことができるよう、対応する部位を左右
に延びるスロット(図示略)としている。更に、第一の
実施の形態と同様、右側の軸受ステーは、左側の軸受ス
テー220とほぼ対称な形状をなしている。ただ、モー
タ40を左側の軸受ステー220に設ける関係上、右側
の軸受ステーには、左側の軸受ステー220のように、
モータ40の駆動軸41用の駆動軸挿通孔及びモータ4
0取付用の捩子挿通孔は設けられていない。また、左側
のアーム取付片222のアーム取付部222aにおける
と同様、右側のアーム取付片のアーム取付部には、右側
の縦枠アーム80の回動軸82が貫通して下方に突出す
るよう、かつ、回動自在に取付けられている。
【0058】一方、第1のギア手段230は、ウォーム
231、ウォームホイール232、支持部材233、第
1の傘歯車234、第2の傘歯車235を備えている。
ウォーム231は、軸受ステー220を貫通して左方に
突出するモータ40の駆動軸41の左端部に一体回動す
るよう固着されている。ウォームホイール232は、ア
ーム取付片222のアーム取付部222aを貫通して下
方に突出する縦枠アーム70の回動軸72の先端側に円
筒状の支持部材233を介して一体回動するよう固着さ
れ、前記ウォーム231と噛合している。また、第1の
傘歯車234は、前記ウォームホイール232と同軸上
に、アーム取付部222aを貫通して下方に突出する縦
枠アーム70の回動軸72の基端側に一体回動するよう
固着されている。第2の傘歯車235は、軸受部222
を貫通して左方に突出する動力伝達シャフト100の左
端部に一体回動するよう固着され、第1の傘歯車234
と噛合している。第2の傘歯車235は、前記ウォーム
231及びウォームホイール232と干渉しない位置に
設ける。
【0059】これにより、モータ40を正逆回転する
と、駆動軸41の回転運動が、まず、ウォーム231に
伝達され、ウォーム231と噛合するウォームホイール
232へ伝達される。このとき、モータ40は、その駆
動軸41が前記主枠210の左右方向に延びるよう配設
されているが、ウォーム231及びウォームホイール2
32からなるウォームギアが、モータ40の駆動軸41
の回転運動を前記主枠210の左右方向と直交する方向
に延びる軸を中心とする回転運動に変換する。また、ウ
ォームホイール232が、支持部材233を介して、ア
ーム取付片222のアーム取付部222aに枢着した縦
枠アーム70を一体回動する。そして、モータ40を制
御手段により回転制御することにより、その回転運動
が、第1のギア手段230により、縦枠アーム70に直
接回転的に伝達され、その縦枠アーム70が前記格納位
置と起立位置との間で回動するようになっている。同時
に、モータ40の回転は、ウォームホイール232、支
持部材233及び回動軸72を介して、ウォームホイー
ル232と同軸上の第1の傘歯車234に伝達され、第
1の傘歯車234と噛合する第2の傘歯車235に伝達
される。
【0060】一方、前記動力伝達シャフト100は、そ
の左端部が第2の傘歯車235に駆動連結される。その
ため、動力伝達シャフト100が、第1のギア手段23
0のウォーム231、ウォームホイール232、第1及
び第2の傘歯車234,235を介して、モータ40の
回転力を主枠210の左端側から右端側に直接回転的に
伝達することになる。
【0061】第一の実施の形態と同様、前記主枠210
の右端側には第2のギア手段が配設され、モータ40か
ら動力伝達シャフト100に伝達された回転力を、主枠
210の右端側の縦枠アーム80に直接回転的に伝達し
て、その縦枠アーム80を格納位置と起立位置との間で
左端側の縦枠アーム70と反対方向に対称的に回動する
ようになっている。なお、第2のギア手段は、第1のギ
ア手段230の第1及び第2の傘歯車234,235と
同様の一対の傘歯車を対称的に配置する点を除き同様の
構成であるため、特に図示はしないが、右側の軸受ステ
ー30を貫通して右方に突出する動力伝達シャフト10
0の右端部に、第2の傘歯車235と同様の第1の傘歯
車が一体回動するよう固着されている。また、右側のア
ーム取付片のアーム取付部を貫通して下方に突出する縦
枠アーム80の回動軸82の基端側に、第1の傘歯車2
34と同様の傘歯車が一体回動するよう固着されてい
る。これにより、第一の実施の形態と同様、第2のギア
手段の第1及び第2の傘歯車の噛合関係は、第1のギア
手段230の第1及び第2の傘歯車234,235の噛
合関係と逆となっている。また、第2のギア手段の第1
及び第2の傘歯車は、第1のギア手段230の第1及び
第2の傘歯車234,235と同一の傘歯車とされ、同
一の歯数及びピッチを有している。
【0062】これにより、モータ40を正逆回転する
と、駆動軸41の回転運動が、第1のギア手段230の
第1の傘車234及び第2の傘歯車235から動力伝達
シャフト100に伝達され、動力伝達シャフト100か
ら第2のギア手段の第1の傘歯車に伝達されて、第1の
傘歯車と噛合する第2の傘歯車に伝達される。このと
き、第2のギア手段の第1及び第2の傘歯車が、動力伝
達シャフト100の回転運動を前記主枠210の左右方
向と直交する方向に延びる軸を中心とする回転運動に変
換する。また、第2の傘歯車が、アーム取付片に枢着し
た縦枠アーム80を一体回動する。そして、モータ40
を制御手段により回転制御することにより、その回転運
動が、第1のギア手段230の第1及び第2の傘歯車2
34及び235、動力伝達シャフト100、第2のギア
手段の第1及び第2の傘歯車の順に伝達され、右側の縦
枠アーム80に直接回転的に伝達されて、その縦枠アー
ム80を前記格納位置と起立位置との間で回動するよう
になっている。このとき、第2のギア手段の第1及び第
2の傘歯車は、第1のギア手段230の第1及び第2の
傘歯車234,235と同一の歯数及びピッチであり、
かつ、対称的に配置されて逆の噛合関係であるため、右
側の縦枠アーム80と左側の縦枠アーム70は、互いに
反対方向に対称的に回動する。
【0063】図9に示すように、第1のギア手段230
の第1の傘歯車234の外周には突起236が設けられ
ている。また、主枠210の左端部の下端付近に第1の
リミットスイッチ241が配設されている。第1のリミ
ットスイッチ241は、第1の傘歯車234に伴って回
転する突起236の回転軌跡上で、かつ、図9中二点鎖
線で示すように縦枠アーム70,80が起立位置にきた
時の突起236の位置に対向する位置に配置される。第
1のリミットスイッチ241は、縦枠アーム70,80
の起立位置で突起241が対向位置にくることにより、
モータ40の制御手段に検出信号を出力する。主枠21
0の後側面の中央付近には、第2のリミットスイッチ2
42が配設されている。第2のリミットスイッチ242
は、図9中実践で示すように縦枠アーム70,80が格
納位置にきた時の縦枠アーム70,80の先端部下面に
対向する位置に配置される。第2のリミットスイッチ2
42は、縦枠アーム70,80の格納位置でその先端部
が対向することにより、モータ40の制御手段に検出信
号を出力する。なお、上記構成以外の構成は第一の実施
の形態と同様であり、重複する説明を省略する。
【0064】次に、本発明の第三の実施の形態の電動サ
ンシェードの動作を説明する。
【0065】本実施の形態の電動サンシェードは、図9
中実線で示すように左右一対の縦枠アーム70,80を
格納位置とした状態で車室内の収容凹部5に主枠取付片
223を介して取付ける。このとき、左右一対の縦枠ア
ーム70,80の内外側面は、リアウインドウ2と略平
行となるよう、アッパーバックパネル4に対して所定角
度で傾斜し、回動軸72,82はリアウインドウ2と略
直交している。
【0066】このようにして収容凹部5に取付けた電動
サンシェードを作動して、リアウインドウ2の遮光を行
うには、まず、制御手段によりモータ40を正回転す
る。すると、駆動軸41を介して第1のギア手段230
のウォーム231が、主枠210の左側面側から見て反
時計回り方向に回転し、ウォーム231と噛合するウォ
ームホイール232を主枠210の後側面側から見て反
時計回り方向に回転する。このとき、主枠210の左右
方向を中心とするモータ40の駆動軸41の回転運動
が、主枠210の左右方向と直交し、縦枠アーム70の
回動軸72を中心とした回転運動に変換される。これに
より、ウォームホイール232に支持部材233を介し
て連結した回動軸72が、主枠210の後側面側から見
て反時計回り方向に回転し、取付部71を介してアーム
部73が同様に反時計回り方向に回転する。
【0067】同時に、ウォームホイール232と同軸の
第1の傘歯車234も主枠210の後側面側から見て反
時計回り方向に回転し、第1の傘歯車234と噛合する
第2の傘歯車235が、主枠210の左側面側から見て
反時計回り方向に回転する。第2の傘歯車235の反時
計回り方向の回転運動は、動力伝達シャフト100に伝
達され、動力伝達シャフト100の右端に連結した第2
のギア手段の第1の傘歯車から第2の傘歯車へと伝達さ
れる。このとき、第2のギア手段の第1及び第2の傘歯
車は、第1のギア手段230の第1及び第2の傘歯車2
34,235と対称的に配置され、噛合関係が逆である
ため、第1の傘歯車が、主枠210の右側面側から見て
時計回り方向に回転し、第1の傘歯車と噛合する第2の
傘歯車が、主枠210の後側面側から見て時計回り方向
に回転する。このとき、主枠210の左右方向を中心と
する動力伝達シャフト100の回転運動が、主枠210
の左右方向と直交し、縦枠アーム80の回動軸82を中
心とした回転運動に変換される。これにより、第2の傘
歯車に連結した回動軸82が時計回り方向に回転し、取
付部81を介してアーム部83が時計回り方向に回転す
る。
【0068】即ち、第一の実施の形態と同様、左側の縦
枠アーム70が半時計回り方向に、右側の縦枠アーム8
0が時計回り方向にそれぞれ回転し、互いに離間する方
向に回転する。よって、左右一対の縦枠アーム70,8
0は、リアウインドウ2と略平行な平面に沿って、図9
中実線で示す格納位置から図9中二点鎖線で示す起立位
置へと回転する。そして、縦枠アーム70,80が起立
位置となったとき、第1のリミットスイッチ241が、
第1の傘歯車234と共に回転して図9中の実線位置か
ら二点鎖線位置へときた突起236を検出し、制御手段
に信号出力する。すると、制御手段がモータ40の回転
を停止して、縦枠アーム70,80を回転停止し、起立
位置に保持する。これにより、図9中二点鎖線で示すよ
うに、横枠60が最上昇位置となり、スクリーン55が
リアウインドウ2に沿ってその上端付近まで上昇する。
そして、スクリーン55は、リアウインドウ2と略平行
に展開され、リアウインドウ2の略全体を外部から遮蔽
する。
【0069】上記のように展開した電動サンシェードの
スクリーン55を格納するには、まず、制御手段により
モータ40を逆回転する。すると、駆動軸41を介して
第1のギア手段230のウォーム231が、主枠210
の左側面側から見て時計回り方向に回転し、ウォーム2
31と噛合するウォームホイール232を主枠210の
後側面側から見て時計回り方向に回転する。これによ
り、ウォームホイール232に支持部材233を介して
連結した回動軸72が、主枠210の後側面側から見て
時計回り方向に回転し、取付部71を介してアーム部7
3が同様に時計回り方向に回転する。
【0070】同時に、ウォームホイール232の時計回
り方向の回転運動は、動力伝達シャフト100に伝達さ
れ、動力伝達シャフト100の右端に連結した第2のギ
ア手段の第1の傘歯車から第2の傘歯車へと伝達され
る。これにより、第1の傘歯車が、主枠210の右側面
側から見て反時計回り方向に回転し、第1の傘歯車と噛
合する第2の傘歯車が、主枠210の後側面側から見て
反時計回り方向に回転する。そして、第2の傘歯車に連
結した回動軸82が、主枠210の後側面側から見て反
時計回り方向に回転し、取付部81を介してアーム部8
3が同様に反時計回り方向に回転する。
【0071】即ち、格納位置から起立位置への動作とは
逆に、左側の縦枠アーム70が時計回り方向に、右側の
縦枠アーム80が反時計回り方向にそれぞれ回転し、互
いに接近する方向に回転する。よって、左右一対の縦枠
アーム70,80は、図9中二点鎖線で示す起立位置か
ら実線で示す格納位置へと回転する。そして、縦枠アー
ム70,80が格納位置となったとき、第2のリミット
スイッチ242が、左側の縦枠アーム70の先端下面を
検出し、制御手段に信号出力する。すると、制御手段が
モータ40の回転を停止し、縦枠アーム70,80を回
転停止して、格納位置に保持する。これにより、図9中
実線で示すように、横枠60が最下降位置となり、リア
ウインドウ2の下端より下方の収容凹部5内に下降収容
される。また、スクリーン55によるリアウインドウ2
の遮蔽は完全に解除される。上記で説明した以外の動
作、例えば、スライド90等の動作は第一の実施の形態
と同様である。
【0072】次に、本発明の第四の実施の形態の電動サ
ンシェードを説明する。図10は本発明の第四の実施の
形態の電動サンシェードの要部を示す斜視図である。
【0073】本実施の形態は、第三の実施の形態の第1
のギア手段230の第1及び第2の傘歯車234,23
5及び第2のギア手段の第1及び第2の傘歯車の配置構
成を変更したものであり、その他の点は第三の実施の形
態と同様であるため、重複した説明は省略する。即ち、
第1のギア手段230に関しては、第三の実施の形態で
は、第1の傘歯車234が第2の傘歯車235に対して
主枠210の後側面側から噛合するのに対し、本実施の
形態では、それとは逆に、第1の傘歯車234が第2の
傘歯車235に対して主枠210の前側面側から噛合す
る。また、第2のギア手段としては、第一の実施の形態
の第2のギア手段120を使用している。この場合も、
第1のギア手段230におけると同様に第2のギア手段
120の第1の傘歯車121が第2の傘歯車122に対
して主枠210の前側面側から噛合する。一方、第2の
ギア手段120の第1及び第2の傘歯車121,122
は、第1のギア手段230の第1及び第2の傘歯車23
4,235と対称的に配置され、噛合関係が逆となって
いる。よって、本実施の形態の電動サンシェードは、第
三の実施の形態の電動サンシェードと同様に動作する。
【0074】このように、上記実施の形態の電動サンシ
ェードは、自動車のリアウインドウ2の下端付近に配設
された左右に延びる長尺状の主枠10,210と、前記
主枠10,210の左右一端側から他端側に延びるよう
配設される巻取ローラ50と、前記巻取ローラ50に下
端を固着されて巻取ローラ50に巻取自在とされ、リア
ウインドウ2と略平行な平面に沿って上下に展開自在な
シート状をなすスクリーン55と、前記スクリーン55
を巻き取るよう前記巻取ローラ50を付勢する巻取付勢
手段と、前記スクリーン55の上端を固着すると共に、
前記主枠10,210と平行に左右に延びる長尺状をな
す横枠60と、下端を前記主枠10,210の左右両端
側にそれぞれ枢着され、前記主枠10,210と重なる
格納位置と主枠から所定角度起立した起立位置との間
で、リアウインドウ2と略平行な平面に沿って上下に回
動自在とされると共に、上端を前記横枠60に左右への
摺動自在に取付けられた一対の縦枠アーム70,80
と、前記主枠10,210の左端側に配設されたモータ
40と、前記主枠10,210の左端側から右端側に延
び、前記モータ40の回転力を前記主枠10,210の
一端側から他端側へ直接回転的に伝達する動力伝達シャ
フト100と、前記主枠10,210の右端側に配設さ
れ、前記モータ40の回転力を前記主枠10,210の
左端側の縦枠アーム70に直接回転的に伝達して、前記
左端側の縦枠アーム70を前記格納位置と起立位置との
間で回動する第1のギア手段110,230と、前記主
枠10,210の右端側に配設され、前記モータ40か
ら前記動力伝達シャフト100に伝達された回転力を、
前記主枠10,210の右端側の縦枠アーム80に直接
回転的に伝達して、前記右端側の縦枠アーム80を前記
格納位置と起立位置との間で前記左端側の縦枠アーム7
0と反対方向に対称的に回動する第2のギア手段120
とを具備する。
【0075】したがって、上記実施の形態は、モータ4
0を正逆回転すると、第1のギア手段110,230を
介して左右の縦枠アーム70,80が格納位置と起立位
置の間で対称的に回動し、横枠60を介してスクリーン
55をリアウインドウ2に沿って展開及び収納する。こ
のとき、左右の縦枠アーム70,80とモータ40を駆
動連結する機構として、第1及び第2のギア手段11
0,120,230を採用しているため、モータ40の
回転運動が、直接回転的に縦枠アーム70,80に伝達
される。よって、従来のように、円板またはギア機構、
連結ロッド等を介して巻取ローラ50と平行な方向の直
線運動に一旦変換した後、縦枠アームを回転するための
回転運動に再度変換する必要はない。これにより、本発
明の実施の形態の電動サンシェードは、モータ40の回
転を縦枠アーム70,80に伝達するための部材構成を
コンパクトにでき、これらの部材によりリアウインドウ
2下端の配置部位に占めるスペースを小さくできる。更
に、電動サンシェードが装着される自動車のリアウイン
ドウ2の面積に対応してスクリーン55の展開面積を大
きくした場合に、モータ40の回転運動を一旦直線運動
に変換する場合は、そのための部材が大型化すると共
に、その直線運動のためのスペース(長さ)をその分大
きくする必要があるため、装置全体が大型化してしま
う。しかし、本発明では、モータ40の回転運動を直接
回転的に縦枠アーム70,80に伝達するため、かかる
大型のスクリーン55を展開及び格納するために必要な
トルクを発生するモータ40を選択し、或るいは、各ギ
ア手段110,120,230のギア比を選択するだけ
で、かかる大型化に対応でき、かつ、そのための部材の
寸法を大きくする必要がない。その結果、前後寸法及び
上下寸法を小さくでき、特に、スピーカ6、空気清浄器
7等の他の機器が配設され、強度面の要請からもスペー
スが制限されるリアパッケージトレー3とアッパーバッ
クパネル4との間の空間に確実かつ容易に設置すること
ができる。そして、かかるリアパッケージトレー3下の
スピーカー6、空気清浄機7等の機器と寸法的に干渉す
ることはない。
【0076】また、本発明の各実施の形態では、前記モ
ータ40は、その駆動軸41が前記主枠10,210の
左右方向に延びるよう配設され、前記第1のギア手段1
10,230は、前記モータ40の駆動軸41の回転運
動を前記主枠10,210の左右方向と直交する方向に
延びる軸を中心とする回転運動に変換して、前記左端側
の縦枠アーム70に伝達し、前記第2のギア手段120
は、前記モータ40から前記動力伝達シャフト100に
伝達された回転運動を、前記主枠10,210の左右方
向と直交する方向に延びる軸を中心とし、かつ、前記第
1のギア手段110,230による回転運動と反対方向
の回転運動に変換して、前記右端側の縦枠アーム80に
伝達する。
【0077】したがって、通常モータ40は直径より軸
方向寸法の方が大きいが、かかるモータ40を、その軸
が主枠10,210の左右方向に延びるよう配置できる
ため、モータ40が前後及び上下に占めるスペースを最
も小さくすることができる。その結果、装置全体の前後
寸法及び上下寸法を一層小さくすることができる。
【0078】更に、本発明の各実施の形態は、更に、前
記横枠60に固着され、前記縦枠アーム70,80が格
納位置と起立位置との間で回動するときにリアウインド
ウ2に摺接(転動)して前記横枠60の上下運動を案内
すると共に、前記起立位置で前記横枠60を定位置に保
持する姿勢保持部材130を具備する。したがって、縦
枠アーム70,80の回動に伴い横枠60が上下動する
ときに、姿勢保持部材130がリアウインドウ2に摺接
乃至転動して、横枠60の上下動を案内すると共に、起
立位置での横枠60の姿勢を定姿勢に保持する。その結
果、スクリーン55をリアウインドウ2に沿って円滑に
展開することができ、横枠60とリアウインドウ2が接
触する等の不具合やがたつき音等を防止することができ
る。また、スクリーン55の全展開後、スクリーン55
をリアウインドウ2と略平行な安定した姿勢に保持する
ことができ、遮光を確実に行うことができる。
【0079】また、上記実施の形態では、前記主枠1
0,210は、左右に延びると共に左右を開口17とし
た長尺中空状のハウジング11,211と、前記ハウジ
ング11,211の左右両端に固着される軸受ステー2
0,30,220を具備し、前記ハウジング11,21
1の左端側の軸受ステー20,220に前記モータ40
及び前記第1のギア手段110,230を取付けると共
に、前記ハウジング11,211の右端側の軸受ステー
30に前記第2のギア手段120を取付けたものであ
る。したがって、中空状のハウジング11,211内に
モータ40及び動力伝達シャフト等の動力伝達機構を収
容し、軸受ステー20,30,220にギア手段11
0,120,230等の動力伝達機構を取付けることに
より、主枠10,210の外形の範囲から外に食み出る
部分をなくし、装置全体をコンパクトなものとすること
ができる。
【0080】更に、上記第二の実施の形態は、前記主枠
10の左右中央部にハイマウントストップランプ150
取付け用の取付ステー151を一体形成したものであ
る。したがって、ハイマウントストップランプ150取
付用のスペースを別個に確保する必要がなく、制限のあ
るリアパッケージトレー3下の空間をより有効に活用す
ることができ、スペースレイアウト上有利であると共
に、車室内デザイン上も好ましい。
【0081】ところで、本発明を実施する場合には、上
記実施の形態に限定されるものではなく、第1及び第2
のギア手段の構成を変更する等、種々の変更が可能であ
る。例えば、第1のギア手段は、主枠10,210の左
右いずれか一端側に配設され、モータ40の回転力を主
枠210の対応する側の縦枠アーム70,80に直接回
転的に伝達して、その縦枠アーム70,80を格納位置
と起立位置との間で回動するものであればよい。また、
第2のギア手段は、主枠10,210の左右他端側に配
設され、モータ40から動力伝達シャフト100に伝達
された回転力を、主枠10,210の左右他端側の縦枠
アーム70,80に直接回転的に伝達して、その縦枠ア
ーム70,80を格納位置と起立位置との間で左右一端
側の縦枠アーム70,80と反対方向に対称的に回動す
るものであればよい。よって、上記各実施の形態と反対
に、主枠10,210の右端側に第1のギア手段12
0,230及びモータ40を配置し、左端側に第2のギ
ア手段120を配置してもよい。この場合、右側の軸受
ステー20と左側の軸受ステー20,220の構成を相
互に変更する。また、各ギア手段におけるギア構成は、
上記実施の形態と異なるものとしてもよい。しかし、上
記各実施の形態は、最小のギア数及び最小スペースで、
左右の縦枠アーム70,80を対称的に回動するよう構
成したもので、装置の省スペース化には特に好ましいも
のである。
【0082】更に、上記各実施の形態の電動サンシェー
ドは、主枠10,210を図に示す断面の長尺中空箱状
のハウジング11,211と、ハウジング11,211
の左右両端に固着された一対の軸受ステー20,30,
220より構成しているが、主枠は、左右に延び、巻取
ローラ50等の部材を配設可能で、かつ、左右両端にモ
ータ、ギア手段を取付可能であればよい。例えば、主枠
を、単なる枠体(フレーム構造)により形成することも
できる。しかし、ハウジング11,211により収容構
造とすれば、内部の部材を外部から遮蔽して美観を向上
できるという効果がある。また、主枠を樹脂材料等によ
り両端を閉塞して軸受ステー状とした長尺中空箱状に一
体形成してもよい。更に、第1及び第2のギア手段を主
枠に内装して外部から遮蔽するハウジング構造を付加し
てもよい。
【0083】更に、動力伝達シャフト100は、第1の
ギア手段110または第1のギア手段230を介してモ
ータ40に回転的に駆動連結することなく、他のギア機
構を介してモータ40に駆動連結してもよい。また、動
力伝達シャフト100の他端に他のギア機構を介して第
2のギア手段120を回転的に駆動連結してもよい。し
かし、上記実施の形態のように、第1のギア手段11
0,230を介して動力伝達シャフトの一端をモータ4
0に駆動連結すると共に、動力伝達シャフト100の他
端に第2のギア手段を直接駆動連結すると、全体の構造
をよりコンパクトなものとすることができ、電動サンシ
ェードの設置スペースをより小さくすることができる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかる電動サ
ンシェードは、自動車のリアウインドウの下端付近に配
設された左右に延びる長尺状の主枠と、前記主枠の左右
一端側から他端側に延びるよう配設される巻取ローラ
と、前記巻取ローラに下端を固着されて巻取ローラに巻
取自在とされ、リアウインドウと略平行な平面に沿って
上下に展開自在なシート状をなすスクリーンと、前記ス
クリーンを巻き取るよう前記巻取ローラを付勢する巻取
付勢手段と、前記スクリーンの上端を固着すると共に、
前記主枠と平行に左右に延びる長尺状をなす横枠と、下
端を前記主枠の左右両端側にそれぞれ枢着され、前記主
枠と重なる格納位置と主枠から所定角度起立した起立位
置との間で、リアウインドウと略平行な平面に沿って上
下に回動自在とされると共に、上端を前記横枠に左右へ
の摺動自在に取付けられた一対の縦枠アームと、前記主
枠の左右一端側に配設されたモータと、前記主枠の左右
一端側から左右他端側に延び、前記モータの回転力を前
記主枠の一端側から他端側へ直接回転的に伝達する動力
伝達シャフトと、前記主枠の左右一端側に配設され、前
記モータの回転力を前記主枠の左右一端側の縦枠アーム
に直接回転的に伝達して、前記左右一端側の縦枠アーム
を前記格納位置と起立位置との間で回動する第1のギア
手段と、前記主枠の左右他端側に配設され、前記モータ
から前記動力伝達シャフトに伝達された回転力を、前記
主枠の左右他端側の縦枠アームに直接回転的に伝達し
て、前記左右他端側の縦枠アームを前記格納位置と起立
位置との間で前記左右一端側の縦枠アームと反対方向に
対称的に回動する第2のギア手段とを具備する。
【0085】したがって、モータを正逆回転すると、第
1のギア手段を介して左右の縦枠アームが格納位置と起
立位置の間で対称的に回動し、横枠を介してスクリーン
をリアウインドウに沿って展開及び収納する。このと
き、左右の縦枠アームとモータを駆動連結する機構とし
て、第1及び第2のギア手段を採用しているため、モー
タの回転運動が、直接回転的に縦枠アームに伝達され
る。よって、モータの回転を縦枠アームに伝達するため
の部材構成をコンパクトにでき、これらの部材によりリ
アウインドウ下端の配置部位に占めるスペースを小さく
できる。更に、スクリーンの展開面積を大きくした場合
にも、かかる大型のスクリーンを展開及び格納するため
に必要なトルクを発生するモータを選択し、或るいは、
各ギア手段のギア比を選択するだけで、かかる大型化に
対応でき、かつ、そのための部材の寸法を大きくする必
要がない。その結果、前後寸法及び上下寸法を小さくで
き、特に、スピーカ、空気清浄器等の他の機器が配設さ
れ、強度面の要請からもスペースが制限されるリアパッ
ケージトレーとアッパーバックパネルとの間の空間に確
実かつ容易に設置することができる。そして、かかるリ
アパッケージトレー下のスピーカー、空気清浄器等の機
器と寸法的に干渉することはない。
【0086】請求項2にかかる電動サンシェードは、請
求項1の構成において、前記モータが、その駆動軸が前
記主枠の左右方向に延びるよう配設され、前記第1のギ
ア手段が、前記モータの駆動軸の回転運動を前記主枠の
左右方向と直交する方向に延びる軸を中心とする回転運
動に変換して、前記左右一端側の縦枠アームに伝達し、
前記第2のギア手段が、前記モータから前記動力伝達シ
ャフトに伝達された回転運動を、前記主枠の左右方向と
直交する方向に延びる軸を中心とし、かつ、前記第1の
ギア手段による回転運動と反対方向の回転運動に変換し
て、前記左右他端側の縦枠アームに伝達する。
【0087】したがって、通常モータは直径より軸方向
寸法の方が大きいが、かかるモータを、その軸が主枠の
左右方向に延びるよう配置できるため、モータが前後及
び上下に占めるスペースを最も小さくすることができ
る。その結果、装置全体の前後寸法及び上下寸法を一層
小さくすることができる。
【0088】請求項3にかかる電動サンシェードは、請
求項1または請求項2の構成において、更に、前記横枠
に固着され、前記縦枠アームが格納位置と起立位置との
間で回動するときにリアウインドウに摺接して前記横枠
の上下運動を案内すると共に、前記起立位置で前記横枠
を定位置に保持する姿勢保持部材を具備する。したがっ
て、縦枠アームの回動に伴い横枠が上下動するときに、
姿勢保持部材がリアウインドウに摺接して、横枠の上下
動を案内すると共に、起立位置での横枠の姿勢を定姿勢
に保持する。その結果、スクリーンをリアウインドウに
沿って円滑に展開することができ、横枠とリアウインド
ウが接触する等の不具合やがたつき音等を防止すること
ができる。また、スクリーンの全展開後、スクリーンを
リアウインドウと略平行な安定した姿勢に保持すること
ができ、遮光を確実に行うことができる。
【0089】請求項4にかかる電動サンシェードは、請
求項1乃至請求項3のいずれかの構成において、前記主
枠が、左右に延びると共に左右を開口とした長尺中空状
のハウジングと、前記ハウジングの左右両端に固着され
る軸受ステーを具備し、前記ハウジングの左右一端側の
軸受ステーに前記モータ及び前記第1のギア手段を取付
けると共に、前記ハウジングの左右他端側の軸受ステー
に前記第2のギア手段を取付けたものである。したがっ
て、中空状のハウジング内にモータ及び動力伝達シャフ
ト等の動力伝達機構を収容し、軸受ステーにギア手段等
の動力伝達機構を取付けることにより、主枠の外形の範
囲から外に食み出る部分をなくし、装置全体をコンパク
トなものとすることができる。
【0090】請求項5にかかる電動サンシェードは、請
求項1乃至請求項4のいずれかの構成において、前記主
枠の左右中央部にハイマウントストップランプ取付け用
の取付ステーを一体形成したものである。したがって、
ハイマウントストップランプ取付用のスペースを別個に
確保する必要がなく、制限のあるリアパッケージトレー
下の空間をより有効に活用することができ、スペースレ
イアウト上有利であると共に、車室内デザイン上も好ま
しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一の実施の形態の電動サン
シェードのスクリーン展開時を概略的に示す斜視図であ
る。
【図2】 図2は本発明の第一の実施の形態の電動サン
シェードのスクリーン格納時を概略的に示す斜視図であ
る。
【図3】 図3は本発明の第一の実施の形態の電動サン
シェードの要部を示す分解斜視図である。
【図4】 図4は本発明の第一の実施の形態の電動サン
シェードの駆動伝達機構を示す斜視図である。
【図5】 図5は本発明の一実施の形態の電動サンシェ
ードのハウジングの種々の実施例を示す断面図である。
【図6】 図6は本発明の第二の実施の形態の電動サン
シェードを示す斜視図である。
【図7】 図7は本発明の第三の実施の形態の電動サン
シェードの左端側要部を上面乃至後面側から見て示す断
面図である。
【図8】 図8は本発明の第三の実施の形態の電動サン
シェードの左側面図である。
【図9】 図9は本発明の第三の実施の形態の電動サン
シェードの一部を省略して示す正面図である。
【図10】 図10は本発明の第四の実施の形態の電動
サンシェードの要部を示す斜視図である。
【図11】 図11は本発明の一実施の形態にかかる電
動サンシェードの車体への装着部位を示す斜視図であ
る。
【図12】 図12は本発明の一実施の形態にかかる電
動サンシェードの車体への装着部位を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 リアウインドウ 10,210 主枠 11,211 ハウジング 40 モータ 41 駆動軸 50 巻取ローラ 55 スクリーン 60 横枠 70,80 縦枠アーム 100 動力伝達シャフト 110,230 第1のギア手段 120 第2のギア手段 130 姿勢保持部材 150 ハイマウントストップランプ 151 取付ステー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のリアウインドウの下端付近に配
    設された左右に延びる長尺状の主枠と、 前記主枠の左右一端側から他端側に延びるよう配設され
    る巻取ローラと、 前記巻取ローラに下端を固着されて巻取ローラに巻取自
    在とされ、リアウインドウと略平行な平面に沿って上下
    に展開自在なシート状をなすスクリーンと、 前記スクリーンを巻き取るよう前記巻取ローラを付勢す
    る巻取付勢手段と、 前記スクリーンの上端を固着すると共に、前記主枠と平
    行に左右に延びる長尺状をなす横枠と、 下端を前記主枠の左右両端側にそれぞれ枢着され、前記
    主枠と重なる格納位置と主枠から所定角度起立した起立
    位置との間で、リアウインドウと略平行な平面に沿って
    上下に回動自在とされると共に、上端を前記横枠に左右
    への摺動自在に取付けられた一対の縦枠アームと、 前記主枠の左右一端側に配設されたモータと、 前記主枠の左右一端側から左右他端側に延び、前記モー
    タの回転力を前記主枠の一端側から他端側へ直接回転的
    に伝達する動力伝達シャフトと、 前記主枠の左右一端側に配設され、前記モータの回転力
    を前記主枠の左右一端側の縦枠アームに直接回転的に伝
    達して、前記左右一端側の縦枠アームを前記格納位置と
    起立位置との間で回動する第1のギア手段と、 前記主枠の左右他端側に配設され、前記モータから前記
    動力伝達シャフトに伝達された回転力を、前記主枠の左
    右他端側の縦枠アームに直接回転的に伝達して、前記左
    右他端側の縦枠アームを前記格納位置と起立位置との間
    で前記左右一端側の縦枠アームと反対方向に対称的に回
    動する第2のギア手段とを具備することを特徴とする電
    動サンシェード。
  2. 【請求項2】 前記モータは、その駆動軸が前記主枠の
    左右方向に延びるよう配設され、 前記第1のギア手段は、前記モータの駆動軸の回転運動
    を前記主枠の左右方向と直交する方向に延びる軸を中心
    とする回転運動に変換して、前記左右一端側の縦枠アー
    ムに伝達し、 前記第2のギア手段は、前記モータから前記動力伝達シ
    ャフトに伝達された回転運動を、前記主枠の左右方向と
    直交する方向に延びる軸を中心とし、かつ、前記第1の
    ギア手段による回転運動と反対方向の回転運動に変換し
    て、前記左右他端側の縦枠アームに伝達する請求項1記
    載の電動サンシェード。
  3. 【請求項3】 更に、前記横枠に固着され、前記縦枠ア
    ームが格納位置と起立位置との間で回動するときにリア
    ウインドウに摺接して前記横枠の上下運動を案内すると
    共に、前記起立位置で前記横枠を定位置に保持する姿勢
    保持部材を具備する請求項1または請求項2記載の電動
    サンシェード。
  4. 【請求項4】 前記主枠は、左右に延びると共に左右を
    開口とした長尺中空状のハウジングと、前記ハウジング
    の左右両端に固着される軸受ステーを具備し、前記ハウ
    ジングの左右一端側の軸受ステーに前記モータ及び前記
    第1のギア手段を取付けると共に、前記ハウジングの左
    右他端側の軸受ステーに前記第2のギア手段を取付けた
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の電動サンシ
    ェード。
  5. 【請求項5】 前記主枠の左右中央部にハイマウントス
    トップランプ取付け用の取付ステーを一体形成した請求
    項1乃至請求項4のいずれか1項記載の電動サンシェー
    ド。
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