JPH1162365A - 吊戸の吊垂移動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築現場で吊戸の吊垂移動装置を吊戸に高精
度かつ簡易に取り付けることができるようにした吊戸の
吊垂移動装置を提供すること。 【解決手段】 吊戸Ｄに固定する固定具１と、この固定
具１と嵌合係止するようにした吊垂移動装置本体２と、
この吊垂移動装置本体２に移動可能に配設して、ガイド
レールＲに対する吊戸Ｄの水平方向及び上下方向の位置
をそれぞれ調整する調整手段７，３４を備えた調整具３
と、この調整具３の上方に突設した、ガイドレールＲに
支持されるガイドローラ４を備えたローラ取付具６とか
ら構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、吊戸の吊垂移動装
置に関し、特に、天井面等に取り付けたガイドレールに
吊戸を特殊な工具類を用いることなく容易に取り付けら
れるようにした吊戸の吊垂移動装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、吊戸は吊戸の上部（上框）にガイ
ドローラを突出して設けた吊垂移動装置を取り付け、こ
の吊垂移動装置のガイドローラを天井面等に取り付けた
ガイドレール内に挿入支持して、吊戸をガイドレールに
沿って移動可能に吊垂支持するようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この従来の吊戸の吊垂
移動装置は、吊戸をガイドレールに吊垂支持する関係や
吊戸の輸送中に吊垂移動装置が損傷を受けることを防止
するために、建築現場で吊戸にビス止めするようにして
いる。このため、建築現場での作業が多く、吊戸の取
付、例えば、吊垂移動装置のガイドローラを天井面等に
取り付けたガイドレール内に挿入支持した状態での吊垂
移動装置と吊戸との固定、及び吊垂移動装置の調整等に
手間を要し、作業効率が悪いという問題点を有してい
た。

【０００４】本発明は、上記従来の吊戸の吊垂移動装置
の有する問題点に鑑み、建築現場で吊戸の吊垂移動装置
を吊戸に高精度かつ簡易に取り付けることができるよう
にした吊戸の吊垂移動装置を提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の吊戸の吊垂移動装置は、吊戸に固定する固
定具と、この固定具と嵌合係止するようにした吊垂移動
装置本体と、該吊垂移動装置本体に移動可能に配設し
て、ガイドレールに対する吊戸の水平方向及び上下方向
の位置をそれぞれ調整する調整手段を備えた調整具と、
該調整具の上方に突設した、ガイドレールに支持される
ガイドローラを備えたローラ取付具とから構成したこと
を特徴とする。

【０００６】この吊戸の吊垂移動装置は、吊戸に固定す
る固定具と、ガイドレールに対する吊戸の水平方向及び
上下方向の位置をそれぞれ調整する調整手段を備えた調
整具を配設した吊垂移動装置本体とを別部材で構成する
とともに、両者を嵌合係止して一体化するようにしてい
るので、工場等において固定具を吊戸に固定しておき、
建築現場で固定具と吊垂移動装置本体を嵌合係止して一
体化することにより、吊戸の吊垂移動装置を吊戸に高精
度かつ簡易に取り付けることができる。また、この吊戸
の吊垂移動装置は、調整手段を調整することにより、ガ
イドレールに対する吊戸の水平方向及び上下方向の位置
をそれぞれ簡単に調整することができる。

【０００７】この場合において、固定具と吊垂移動装置
本体には、嵌合して吊戸の荷重を支持するようにした嵌
合溝と嵌合片よりなる嵌合部を形成するとともに、定位
置で吊垂移動装置本体を固定具に係止する係止手段を備
えるように構成することができる。これにより、固定具
と吊垂移動装置本体を嵌合することにより、吊戸の荷重
を支持することができるとともに、吊垂移動装置本体を
固定具に定位置に高精度に係止することができる。

【０００８】また、ローラ取付具に、閉戸時にガイドレ
ール側に固定したストッパーと係合して吊戸を係止する
ストッパー係止部を形成することができる。これによ
り、閉戸時に、ローラ取付具に形成したストッパー係止
部をガイドレール側に固定したストッパーに係止してす
る吊戸を固定することができ、例えば、吊戸を強く閉め
た場合においても、その衝突力により吊戸が再び開くこ
とを防止することができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の吊戸の吊垂移動装
置の実施の形態を図面に基づいて説明する。

【００１０】図においてＲは、天井面もしくは吊戸Ｄの
上方所定位置にて吊戸Ｄを開閉する方向に沿って取り付
けたガイドレールで、このガイドレールＲに吊戸Ｄを本
発明の吊垂移動装置Ａを介して移動可能に吊垂支持す
る。

【００１１】この吊垂移動装置Ａは、図１に示すよう
に、吊戸Ｄの上框の両端部の上部に予め工場で機械加工
等にて形成した取付溝Ｍ内に取り付けられるものであっ
て、取付溝Ｍ内にビス止め等により固定する固定具１
と、この固定具１に吊戸Ｄの長手方向から挿入すること
により嵌合係止するようにした吊垂移動装置本体２と、
吊垂移動装置本体２に移動可能に配設して、ガイドレー
ルＲに対する吊戸Ｄの水平方向及び上下方向の位置をそ
れぞれ調整する調整具３と、この調整具３の上方に突設
した、ガイドレールＲに支持されるガイドローラ４を備
えたローラ取付具６と、ガイドレールＲ側に固定し、閉
戸時に、ローラ取付具６と係合してする吊戸Ｄを固定す
ることにより、吊戸Ｄを強く閉めた場合においても、開
口堅框Ｋ等への衝突力により吊戸Ｄが再び開くことを防
止して、完全に吊戸Ｄを閉じた状態に保持するストッパ
ー５とから構成する。

【００１２】固定具１は、取付溝Ｍ内の底部に挿入でき
る形状で、吊戸Ｄの上框にビス止めするビス挿通孔１１
を有し、その上部には、長手方向に吊垂移動装置本体２
の嵌合片２１を嵌合する嵌合溝１２を形成する。また、
図１（Ａ）に示すように、係止爪片１３を、ばね１５の
付勢力により、嵌合溝１２の内底面に突出可能に備え、
固定具１の側面に係止爪片１３をばね１５の付勢力に抗
して押下操作するためのピン状の押下操作片１４を設け
る。

【００１３】吊垂移動装置本体２は、吊戸Ｄの上框の取
付溝Ｍ内に挿入できるように、その幅及び長さ寸法を固
定具１とほぼ等しく形成し、その下面に、固定具１の嵌
合溝１２と嵌合する嵌合片２１をその全長に亘って形成
し、かつ内部は、図１（Ａ）に示すように、対向する二
側面が開口するように切り欠いて断面をコ字形とし、こ
の内側面に蟻溝片２２を、内底面に凹凸片２３をそれぞ
れ形成し、この蟻溝片２２及び凹凸片２３を利用して吊
垂移動装置本体２内の切欠部分に、調整具３を嵌合し、
これにより吊垂移動装置本体２に対して調整具３を吊垂
移動装置本体２の水平方向に摺動可能に保持するように
する。

【００１４】この場合において、固定具１の嵌合溝１２
及びこれと嵌合する吊垂移動装置本体２の嵌合片２１
は、図示の実施例においては、逆Ｔ字形断面を有するよ
うに形成しているが、固定具１と吊垂移動装置本体２と
を嵌合して、係止した時、吊戸Ｄの荷重を支持すること
ができるものであれば、その形状は本実施例のものに限
定されず、任意の形状とすることができ、例えば、固定
具１側に嵌合片を、吊垂移動装置本体２側に嵌合溝を、
それぞれ形成するように構成することができる。また、
係止爪片１３は、その上面を吊垂移動装置本体２を嵌合
する際の差し込み方向に傾斜面を有し、吊垂移動装置本
体２の差し込みを容易に行えるようにするとともに、引
き抜き方向に対して嵌合片２１の下面部に形成した係止
凹部２１ａと係合して抜け止め状に固定される形状と
し、かつ、固定具１内に設けたばね１５による上方への
付勢力にて常時係止凹部２１ａに突出するように構成す
る。そして、係止爪片１３の一部に突設したピン状の押
下操作片１４を固定具１の側面に形成した長孔１Ｈ内を
経て固定具１の外部へ突出させ、この押下操作片１４を
ばね１５の付勢力に抗して押し下げるようにし、これに
より、係止爪片１３と係止凹部２１ａとの係合を解除で
きるようにする。

【００１５】調整具３は、両端面に吊垂移動装置本体２
の蟻溝片２２と係合する嵌合片３１，３１を、下面に吊
垂移動装置本体２の凹凸片２３と嵌合する凹凸片３２を
それぞれ形成するとともに、吊垂移動装置本体２の一側
端面に横長状に穿設したビス挿通孔３０Ｈより水平方向
の位置調整用ビス７を挿入し、この位置調整用ビス７を
調整具３に螺合し、長孔３０Ｈに沿って移動可能とする
ことにより、吊垂移動装置本体２に対する水平方向、す
なわち、吊戸Ｄの厚さ方向の位置の調整を可能にして、
固定できるようする。

【００１６】また、調整具３内にはローラ取付具６を上
下方向に移動させて吊戸Ｄの吊垂高さを調整する上下方
向の位置調整用の調整手段３０を設ける。この調整手段
３０は、図３に示すように、調整具３の内部に揺動可能
にして嵌挿した揺動体３３と、この揺動体３３のねじ孔
３３Ｓと螺合して調整具３の外部より摺動操作ができる
上下方向の位置調整用ねじ３４と、揺動体３３に傾斜し
て形成した透孔３７に挿通したピン３６を介して昇降す
るように構成した平板状の取付杆３５とからなり、取付
杆３５の上端にローラ取付具６をピン３８を介して固定
するようにする。また、揺動体３３の透孔３７に挿通し
たピン３６の両端は、揺動体３３の外側に突出させ、調
整具３の内側面に縦方向に形成したガイド溝３Ｍ内に嵌
挿し、ピン３６を介して取付杆３５をガイド溝３Ｍに沿
って上下方向に移動可能に構成するようにする。

【００１７】これにより、上下方向の位置調整用ねじ３
４を回動することにより、揺動体３３をピン３６を支持
点として摺動させ、この摺動量に応じて取付杆３５を上
下方向に移動させてローラ取付具６の高さを調整し、吊
戸ＤをガイドレールＲに対して所定位置に吊垂できるよ
うにする。

【００１８】ローラ取付具６には、１本又は２本以上の
軸６１を横方向に貫通させ、この軸６１の両端部にガイ
ドローラ４，４を回転自在に支持するとともに、一端側
の下面にストッパー５の可動爪５２と係合するためのス
トッパー係止部６Ｓを形成する。このストッパー係止部
６Ｓは、図１（Ａ）及び図３に示すように、ストッパー
５の先端の可動爪５２が係合できるように、その下面を
窪ませ、全体としてフック形状に形成する。

【００１９】ストッパー５は、図４に示すように、ガイ
ドレールＲの溝内の所定位置に嵌挿して、ねじ５４によ
り固定されるもので、吊戸Ｄが完全に閉じた位置で、ロ
ーラ取付具６と係合し、ローラ取付具６を介して吊戸Ｄ
を固定するようにする。このストッパー５は、一端に形
成した突片５１内にばね５３を納め、このばね５３の付
勢力により出没可能に可動爪５２を設け、この可動爪５
２と、ローラ取付具６のストッパー係止部６Ｓとを係合
するようにする。可動爪５２にはガイドピン５６を突設
し、これをストッパー５に形成したガイド溝５５内に嵌
挿し、可動爪５２を出没可能に支持し、かつ抜け止めと
する。これにより、吊戸を強く引くことによりばね５３
の付勢力に抗して可動爪５２がストッパー係止部６Ｓの
傾斜面の押圧力により押し下げられて、可動爪５２とス
トッパー係止部６Ｓとの嵌合が解除され、吊戸Ｄを開放
することができる。

【００２０】次に、本発明の吊戸の吊垂移動装置の作用
について説明する。まず、吊戸Ｄの上框に、予め工場で
固定具１をビス止め等により取り付けるようにする。こ
の吊戸Ｄを取り付ける位置の天井面等にガイドレールＲ
を固定し、このガイドレールＲにガイドローラ４を挿通
するようにしてローラ取付具６及び調整具３を備えた吊
垂移動装置本体２をガイドレールＲに設置する。その
後、固定具１を取り付けた吊戸Ｄを持ち上げながら、固
定具１の嵌合溝１２と、吊垂移動装置本体２の嵌合片２
１とを嵌合するようにする。固定具１と吊垂移動装置本
体２とが定位置で嵌合すると、固定具１の係止爪片１３
が、吊垂移動装置本体２の係止凹部２１ａ内に嵌挿され
て、固定具１と吊垂移動装置本体２は固定され、吊戸Ｄ
はガイドレールＲに吊垂支持される。なお、この場合、
ガイドレールＲの構造によっては、吊戸Ｄに取り付けた
固定具１に吊垂移動装置本体２を嵌合することにより取
り付けた後、ガイドレールＲにガイドローラ４を挿通す
るようにして、吊戸ＤをガイドレールＲに吊垂支持する
こともできる。

【００２１】次に、吊戸Ｄが円滑に開閉できるように、
ガイドレールＲに対する吊戸Ｄの水平方向と上下方向の
位置を調整する。この調整は、水平方向の位置調整用ビ
ス７を弛めて調整具３を吊垂移動装置本体２に対し水平
方向に摺動させて吊戸Ｄの水平方向の位置を調整した
後、位置調整用ビス７を締め付けて、その位置で固定す
るようにする。一方、上下方向の位置調整用ねじ３４を
回動することにより揺動体３３を摺動させて、ピン３６
及び取付杆３５を介して、ローラ取付具６を上下動させ
て高さ方向の調整をする。

【００２２】次に、吊戸Ｄを閉じ、かつ開口堅框Ｋとの
間に隙間が生じない位置で、ローラ取付具６に突設した
ストッパー係止部６Ｓがストッパー５の可動爪５２と係
合するようにしてストッパー５をガイドレールＲ側に取
り付ける。これは、ガイドレールＲ内にストッパー５を
挿入し、ねじ５４により固定することにより行う。

【００２３】吊戸ＤをガイドレールＲより外す場合は、
固定具１の押下操作片１４をばね１５の付勢力に抗して
押し下げることにより、これと一体となっている係止爪
片１３を共に押し下げ、吊垂移動装置本体２の係止凹部
２１ａと固定具１の係止爪片１３との係合を解除し、固
定具１と吊垂移動装置本体２の相対的な移動が可能とな
る。この状態で、吊垂移動装置本体２又は固定具１、す
なわち、吊戸Ｄのいずれか一方を固定しておいて、他方
側を移動させることにより、固定具１と吊垂移動装置本
体２との嵌合を解除し、吊戸ＤをガイドレールＲより取
り外すことができる。

【００２４】ストッパー５は、吊戸Ｄを閉じた時、開口
堅框Ｋと吊戸Ｄの端面との間に隙間が生じない位置に、
ストッパー５の可動爪５２とローラ取付具６のストッパ
ー係止部６Ｓとが互いに係合するようにしてストッパー
５をガイドレールＲ側に固定しているので、吊戸Ｄを閉
じると吊戸Ｄの閉方向への移動にてローラ取付具６のス
トッパー係止部６Ｓにてストッパー５の可動爪５２を一
旦押し下げた後、吊戸Ｄが堅框Ｋと当接した位置でスト
ッパー係止部６Ｓ内に可動爪５２が嵌入され、吊戸Ｄが
強く閉じられ、堅框Ｋに衝突することにより吊戸Ｄには
ね返りの力が作用しても、この力を可動爪５２とストッ
パー係止部６Ｓにて吸収して、隙間が生じることなく吊
戸Ｄを閉じることができる。また、吊戸Ｄを開くには、
吊戸Ｄを強く引くことにより、ストッパー５の可動爪５
２とローラ取付具６のストッパー係止部６Ｓの係合が外
れ、吊戸Ｄを自由に開くことができる。

【００２５】

【発明の効果】本発明の吊戸の吊垂移動装置によれば、
吊戸に固定する固定具と、ガイドレールに対する吊戸の
水平方向及び上下方向の位置をそれぞれ調整する調整手
段を備えた調整具を配設した吊垂移動装置本体とを別部
材で構成するとともに、両者を嵌合係止して一体化する
ようにしているので、工場等において固定具を吊戸に固
定しておき、建築現場で固定具と吊垂移動装置本体を嵌
合係止して一体化することにより、吊戸の吊垂移動装置
を吊戸に高精度かつ簡易に取り付けることができ、建築
現場における作業効率を向上することができる。また、
この吊戸の吊垂移動装置は、調整手段を調整することに
より、ガイドレールに対する吊戸の水平方向及び上下方
向の位置をそれぞれ簡単に調整することができる。

【００２６】また、固定具と吊垂移動装置本体には、嵌
合して吊戸の荷重を支持するようにした嵌合溝と嵌合片
よりなる嵌合部を形成するとともに、定位置で吊垂移動
装置本体を固定具に係止する係止手段を備えることによ
り、固定具と吊垂移動装置本体を嵌合することにより、
吊戸の荷重を支持することができるとともに、吊垂移動
装置本体を固定具に定位置に高精度に係止することがで
きる。

【００２７】また、ローラ取付具に、閉戸時にガイドレ
ール側に固定したストッパーと係合して吊戸を係止する
ストッパー係止部を形成することにより、閉戸時に、ロ
ーラ取付具に形成したストッパー係止部をガイドレール
側に固定したストッパーに係止してする吊戸を固定する
ことができ、例えば、吊戸を強く閉めた場合において
も、その衝突力により吊戸が再び開くことを防止するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の吊戸の吊垂移動装置の一実施例を示
し、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は平面図
である。

【図２】同固定具と吊垂移動装置本体との組立状態を示
す説明図である。

【図３】同調整具内に組み込んだ調整手段の説明図であ
る。

【図４】同ストッパーの断面図である。

【図５】同使用状態の説明図である。

【符号の説明】

Ａ 吊戸の吊垂移動装置 Ｄ 吊戸 Ｒ ガイドレール １ 固定具 ２ 吊垂移動装置本体 ３ 調整具 ４ ガイドローラ ５ ストッパー ６ ローラ取付具 ７ 位置調整用ビス（水平方向） ３４ 位置調整用ねじ（上下方向）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 吊戸（Ｄ）に固定する固定具（１）と、
   この固定具（１）と嵌合係止するようにした吊垂移動装
   置本体（２）と、該吊垂移動装置本体（２）に移動可能
   に配設して、ガイドレール（Ｒ）に対する吊戸（Ｄ）の
   水平方向及び上下方向の位置をそれぞれ調整する調整手
   段（７，３４）を備えた調整具（３）と、該調整具
   （３）の上方に突設した、ガイドレール（Ｒ）に支持さ
   れるガイドローラ（４）を備えたローラ取付具（６）と
   から構成したことを特徴とする吊戸の吊垂移動装置。
2. 【請求項２】 固定具（１）と吊垂移動装置本体（２）
   には、嵌合して吊戸（Ｄ）の荷重を支持するようにした
   嵌合溝（１２）と嵌合片（２１）よりなる嵌合部を形成
   するとともに、定位置で吊垂移動装置本体（２）を固定
   具（１）に係止する係止手段（１３，２１ａ）を備えた
   ことを特徴とする請求項１記載の吊戸の吊垂移動装置。
3. 【請求項３】 ローラ取付具（６）に、閉戸時にガイド
   レール（Ｒ）側に固定したストッパー（５）と係合して
   吊戸（Ｄ）を係止するストッパー係止部（６Ｓ）を形成
   したことを特徴とする請求項１又は２記載の吊戸の吊垂
   移動装置。