JPH116229A - 板状体の支持構造 - Google Patents
板状体の支持構造Info
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- JPH116229A JPH116229A JP15971897A JP15971897A JPH116229A JP H116229 A JPH116229 A JP H116229A JP 15971897 A JP15971897 A JP 15971897A JP 15971897 A JP15971897 A JP 15971897A JP H116229 A JPH116229 A JP H116229A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ＤＰＧ工法による板状体用支持金具で風圧や層
間変位による板状体の変形に容易に追従できる支持構造
を提供する。 【解決手段】カーテンウォールの縦横に並併設する複数
の板状体の突き合わせ部の背面側に建物の構造体より垂
設したロッドに固着するボルト部の先端に接続され、ボ
ルト部の軸と直交する方向に延設する支持アームを設
け、該支持アームの先端支持部に設けた取付孔に板状体
の穿設部を締付支持する締付金具を取付けた支持金具に
よる板状体の支持構造において、支持金具の中心部の背
面側を開口し、その内周面に螺刻部とボルト頭部の当接
面とを有した凹状部を設け、頭部を球部とするボルト部
の頭部を該凹状部内の底面に設けた当接面に当接させ、
球部と当接挟持する球面状孔と他端開口端側をテーパー
孔とし、前記凹状部の螺刻部と螺合するナットによりボ
ルト部の球部を球面状孔部で当接挟持し、支持金具をボ
ルト部の球部を中心として首振り自在とした。
間変位による板状体の変形に容易に追従できる支持構造
を提供する。 【解決手段】カーテンウォールの縦横に並併設する複数
の板状体の突き合わせ部の背面側に建物の構造体より垂
設したロッドに固着するボルト部の先端に接続され、ボ
ルト部の軸と直交する方向に延設する支持アームを設
け、該支持アームの先端支持部に設けた取付孔に板状体
の穿設部を締付支持する締付金具を取付けた支持金具に
よる板状体の支持構造において、支持金具の中心部の背
面側を開口し、その内周面に螺刻部とボルト頭部の当接
面とを有した凹状部を設け、頭部を球部とするボルト部
の頭部を該凹状部内の底面に設けた当接面に当接させ、
球部と当接挟持する球面状孔と他端開口端側をテーパー
孔とし、前記凹状部の螺刻部と螺合するナットによりボ
ルト部の球部を球面状孔部で当接挟持し、支持金具をボ
ルト部の球部を中心として首振り自在とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＤＰＧ工法による板
状体用支持金具で風圧や層間変位による板状体の変形に
容易に追従できる支持構造を提供する。
状体用支持金具で風圧や層間変位による板状体の変形に
容易に追従できる支持構造を提供する。
【０００２】
【従来の技術】ガラス板等の板状体を建物の外壁等とし
て取り付ける方法は従来より各種あるが、近年その取付
はフレームレスで行われることが多く、いわゆるガラス
板のコーナー部に設けた穿孔部に取り付けた支持金具に
よりガラス板を狭持し、該支持金具を構造体等の躯体に
取り付け固定するものである。なかでもガラススクリ−
ンを構成する構法として金属金具による点支持構法が、
近年注目され、広く使われつつある。この点支持構法は
躯体に固定したＨ字、Ｘ字状等の支持金具にて、隣り合
う４枚のガラス板のコ−ナ−に設けた穿設部を支持固定
するものであって、点支持工法に限るものではないがカ
ーテンウォールを形成した場合、風圧等による荷重が面
外方向に加わると、板状体に無理な力がかかり、また地
震等による層間変位が発生し、板状体の上辺と下辺とが
互いに反対方向に引っ張られると無理な力が加わり、ガ
ラス板の場合破損し易い。このため地震や風圧等により
無理な力が加わってもガラス板が破損しにくい様々な工
夫がなされている。
て取り付ける方法は従来より各種あるが、近年その取付
はフレームレスで行われることが多く、いわゆるガラス
板のコーナー部に設けた穿孔部に取り付けた支持金具に
よりガラス板を狭持し、該支持金具を構造体等の躯体に
取り付け固定するものである。なかでもガラススクリ−
ンを構成する構法として金属金具による点支持構法が、
近年注目され、広く使われつつある。この点支持構法は
躯体に固定したＨ字、Ｘ字状等の支持金具にて、隣り合
う４枚のガラス板のコ−ナ−に設けた穿設部を支持固定
するものであって、点支持工法に限るものではないがカ
ーテンウォールを形成した場合、風圧等による荷重が面
外方向に加わると、板状体に無理な力がかかり、また地
震等による層間変位が発生し、板状体の上辺と下辺とが
互いに反対方向に引っ張られると無理な力が加わり、ガ
ラス板の場合破損し易い。このため地震や風圧等により
無理な力が加わってもガラス板が破損しにくい様々な工
夫がなされている。
【０００３】例えば、特開平８−２７９３１号公報に
は、板状部材に皿孔加工した貫通孔を設け、貫通孔に挿
通され板状部材を躯体に取り付ける取付金具であって、
金具は、頭部が球面を有するボルトとボルトの頭部を包
み込むように設けられ、頭部が回転可能に係合されるソ
ケット部とからなり、ソケット部はボルトの頭が貫通す
る開口部を有し、開口部に蓋体を設けてなる板状部材の
取付金具が開示され、さらに、本出願人による特開平６
−１９３１７１号公報には構造体よりガラス板の背面に
突出するロッドに軸着のボスから四方に放射するアーム
の先端に支持部を設け、該支持部に螺合の締付部を介し
て前記ガラス板を螺着する吊り下げガラス板の支持構造
において、前記アームをＶ字状にした取付金具の交点
を、前記ボスを挟みその上下に固着延設する回動部材の
上下両端あるいはその一方に軸着するようにしたガラス
板の支持構造を開示した。
は、板状部材に皿孔加工した貫通孔を設け、貫通孔に挿
通され板状部材を躯体に取り付ける取付金具であって、
金具は、頭部が球面を有するボルトとボルトの頭部を包
み込むように設けられ、頭部が回転可能に係合されるソ
ケット部とからなり、ソケット部はボルトの頭が貫通す
る開口部を有し、開口部に蓋体を設けてなる板状部材の
取付金具が開示され、さらに、本出願人による特開平６
−１９３１７１号公報には構造体よりガラス板の背面に
突出するロッドに軸着のボスから四方に放射するアーム
の先端に支持部を設け、該支持部に螺合の締付部を介し
て前記ガラス板を螺着する吊り下げガラス板の支持構造
において、前記アームをＶ字状にした取付金具の交点
を、前記ボスを挟みその上下に固着延設する回動部材の
上下両端あるいはその一方に軸着するようにしたガラス
板の支持構造を開示した。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】特開平８−２７９３１
号公報に記載のものは、ガラス板の隅部に設けた孔部に
設けた取付金具内に球部を設けて回転自在とすることに
より、風圧荷重や層間変位によるガラス板の変形を吸収
させるようにしたものであるが、各穿孔部毎に回転自在
な球部を備えた特殊な金具を設けているため、構造体に
垂設するロッドの方向が僅かずれていても前後左右の角
度を個々に調整可能であるが全体を同時に調整すること
はできなかった。
号公報に記載のものは、ガラス板の隅部に設けた孔部に
設けた取付金具内に球部を設けて回転自在とすることに
より、風圧荷重や層間変位によるガラス板の変形を吸収
させるようにしたものであるが、各穿孔部毎に回転自在
な球部を備えた特殊な金具を設けているため、構造体に
垂設するロッドの方向が僅かずれていても前後左右の角
度を個々に調整可能であるが全体を同時に調整すること
はできなかった。
【０００５】また、本出願人による特開平６−１９３１
７１号公報に記載のものは、ガラス板の突き合わせ部の
背面側に設けたガラス板の隅部を締付挟持する金具を支
持する支持金具にＶ字状のアームを組合せ、層間変位の
発生時にガラス板の隣接する方向への回転運動と共に回
動部材の軸着部分にて変位を吸収可能としたものである
が、面外方向へは回転しないという点で不充分なもので
あった。
７１号公報に記載のものは、ガラス板の突き合わせ部の
背面側に設けたガラス板の隅部を締付挟持する金具を支
持する支持金具にＶ字状のアームを組合せ、層間変位の
発生時にガラス板の隣接する方向への回転運動と共に回
動部材の軸着部分にて変位を吸収可能としたものである
が、面外方向へは回転しないという点で不充分なもので
あった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス板等の
板状体を建物の外壁等として取り付ける場合の上記問題
の解決を図る、つまり風圧荷重や地震等による層間変位
によってガラス板等の板状体に無理な力が加わっても追
従を容易とし、構造体に垂設するロッドの方向が僅かに
ずれていても支持金具の前後左右の角度を容易に調節で
きることを目的として、カーテンウォールの縦横に並併
設する複数の板状体の突き合わせ部の背面側に建物の構
造体より垂設したロッドに固着するボルト部の先端に接
続され、ボルト部の軸と直交する方向に延設する支持ア
ームを設け、該支持アームの先端支持部に設けた取付孔
に板状体の穿設部を締付支持する締付金具を取付けた支
持金具による板状体の支持構造において、支持金具の中
心部の背面側を開口し、その内周面に螺刻部とボルト頭
部の当接面とを有した凹状部を設け、頭部を球部とする
ボルト部の頭部を該凹状部内の底面に設けた当接面に当
接させ、球部と当接挟持する球面状孔と他端開口端側を
テーパー孔とし、前記凹状部の螺刻部と螺合するナット
によりボルト部の球部を球面状孔部で当接挟持し、支持
金具をボルト部の球部を中心として首振り自在とした板
状体の支持構造、あるいは、カーテンウォールの縦横に
並併設する複数の板状体の突き合わせ部の背面側に建物
の構造体より垂設したロッドに固着するボルト部の先端
に接続され、ボルト部の軸と直交する方向に延設する支
持アームを設け、該支持アームの先端支持部に設けた取
付孔に板状体の穿設部を締付支持する締付金具を取付け
た支持金具による板状体の支持構造において、支持金具
の中心部に筒状部を設け、その内周面の板状体側に螺刻
部とボルト頭部の当接面となる球面状孔を、他端側に開
口端程拡径としたテーパー孔を設け、頭部を球部とする
ボルト部の頭部を筒状部の球面状孔と当接させ、板状体
側の開口部に設けられ、先端内側に球部と当接する面を
有し、前記筒状部の螺刻部と螺合する蓋部によりボルト
部の球部を球面状孔部で当接挟持し、支持金具をボルト
部の球部を中心として首振り自在とした板状体の支持構
造を提供する。
板状体を建物の外壁等として取り付ける場合の上記問題
の解決を図る、つまり風圧荷重や地震等による層間変位
によってガラス板等の板状体に無理な力が加わっても追
従を容易とし、構造体に垂設するロッドの方向が僅かに
ずれていても支持金具の前後左右の角度を容易に調節で
きることを目的として、カーテンウォールの縦横に並併
設する複数の板状体の突き合わせ部の背面側に建物の構
造体より垂設したロッドに固着するボルト部の先端に接
続され、ボルト部の軸と直交する方向に延設する支持ア
ームを設け、該支持アームの先端支持部に設けた取付孔
に板状体の穿設部を締付支持する締付金具を取付けた支
持金具による板状体の支持構造において、支持金具の中
心部の背面側を開口し、その内周面に螺刻部とボルト頭
部の当接面とを有した凹状部を設け、頭部を球部とする
ボルト部の頭部を該凹状部内の底面に設けた当接面に当
接させ、球部と当接挟持する球面状孔と他端開口端側を
テーパー孔とし、前記凹状部の螺刻部と螺合するナット
によりボルト部の球部を球面状孔部で当接挟持し、支持
金具をボルト部の球部を中心として首振り自在とした板
状体の支持構造、あるいは、カーテンウォールの縦横に
並併設する複数の板状体の突き合わせ部の背面側に建物
の構造体より垂設したロッドに固着するボルト部の先端
に接続され、ボルト部の軸と直交する方向に延設する支
持アームを設け、該支持アームの先端支持部に設けた取
付孔に板状体の穿設部を締付支持する締付金具を取付け
た支持金具による板状体の支持構造において、支持金具
の中心部に筒状部を設け、その内周面の板状体側に螺刻
部とボルト頭部の当接面となる球面状孔を、他端側に開
口端程拡径としたテーパー孔を設け、頭部を球部とする
ボルト部の頭部を筒状部の球面状孔と当接させ、板状体
側の開口部に設けられ、先端内側に球部と当接する面を
有し、前記筒状部の螺刻部と螺合する蓋部によりボルト
部の球部を球面状孔部で当接挟持し、支持金具をボルト
部の球部を中心として首振り自在とした板状体の支持構
造を提供する。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明は、４点支持用としてＨ字
状、Ｘ字状、あるいは２点支持用としてＶ字状、Ｉ字
状、あるいはその変形、または類似形状の支持金具１を
用いた板状体の支持構造において、支持金具の中心部よ
り四方、または二方、または一方に支持アーム２を延設
させ、その支持アーム２の先端支持部３に例えば４枚の
板状体２０のコーナー部に設けた穿設部（図示しない）
を締付支持する締付ボルト２１を取付け、支持金具の中
心部を図示しない建物の構造体に固定した場合に支持金
具１を首振り自在とするものである。
状、Ｘ字状、あるいは２点支持用としてＶ字状、Ｉ字
状、あるいはその変形、または類似形状の支持金具１を
用いた板状体の支持構造において、支持金具の中心部よ
り四方、または二方、または一方に支持アーム２を延設
させ、その支持アーム２の先端支持部３に例えば４枚の
板状体２０のコーナー部に設けた穿設部（図示しない）
を締付支持する締付ボルト２１を取付け、支持金具の中
心部を図示しない建物の構造体に固定した場合に支持金
具１を首振り自在とするものである。
【０００８】図１に示すように、当該支持金具１の中心
部の板状体２０に対して背面側を開口した凹状部４を配
置し、該凹状部４の内周面に螺刻部を設ける。ボルト部
７の頭部の球部７ａを該凹状部４内の球部と当接するよ
うに設けた球面に内接させ、さらに球部７ａと当接し球
部７ａを挟持するように内周に球面を持つナット６を前
記凹状部４の内部の螺刻部と螺合させる。
部の板状体２０に対して背面側を開口した凹状部４を配
置し、該凹状部４の内周面に螺刻部を設ける。ボルト部
７の頭部の球部７ａを該凹状部４内の球部と当接するよ
うに設けた球面に内接させ、さらに球部７ａと当接し球
部７ａを挟持するように内周に球面を持つナット６を前
記凹状部４の内部の螺刻部と螺合させる。
【０００９】内周に球面を持つナット６はボルト部７の
球部７ａと当接する球面状部６ａと、テーパー部６ｂを
有する軸方向断面が略三角形状のリング状で、前記凹状
部４の内面の螺刻部と螺合するネジ部を有し、ボルト部
７の球部７ａを凹状部４と内周に球面を持つナット６で
締付挟持させる。ボルト部７を図示しない建物の構造体
に固着すれば球部７ａを中心として支持金具１は首振り
自在となる。
球部７ａと当接する球面状部６ａと、テーパー部６ｂを
有する軸方向断面が略三角形状のリング状で、前記凹状
部４の内面の螺刻部と螺合するネジ部を有し、ボルト部
７の球部７ａを凹状部４と内周に球面を持つナット６で
締付挟持させる。ボルト部７を図示しない建物の構造体
に固着すれば球部７ａを中心として支持金具１は首振り
自在となる。
【００１０】前記筒状部５の片端開口部を外側程拡径と
しテーパー孔５ｂとしたのは、ボルト部７の首振りを許
容するためである。次に、図２に示すように、当該支持
金具１’の中心部に筒状部５を配置し、７ａで示す頭部
を球部とするボルト部７を該筒状部５の貫通孔内に挿通
させて筒状部５の内面中央部の球面部５ａと内接させた
後、当該筒状部５の板状体側の開口端側に蓋部８を螺着
させて、前記球部７ａを挟持させ筒状部５の前面側を密
封した。蓋部８は筒状部の螺刻部と螺合するネジ部を有
し、その先端内側に球部７ａと当接する面を有してい
る。
しテーパー孔５ｂとしたのは、ボルト部７の首振りを許
容するためである。次に、図２に示すように、当該支持
金具１’の中心部に筒状部５を配置し、７ａで示す頭部
を球部とするボルト部７を該筒状部５の貫通孔内に挿通
させて筒状部５の内面中央部の球面部５ａと内接させた
後、当該筒状部５の板状体側の開口端側に蓋部８を螺着
させて、前記球部７ａを挟持させ筒状部５の前面側を密
封した。蓋部８は筒状部の螺刻部と螺合するネジ部を有
し、その先端内側に球部７ａと当接する面を有してい
る。
【００１１】筒状部５はボルト部７の球部７ａと当接す
る球面状部５ａをその内側の中央付近に備え、板状体側
に前記蓋部８と螺合する螺刻部を有し、他端側の開口部
をテーパー状とし、ボルト部７の球部７ａを筒状部５の
球面状部５ａと蓋部８で締付挟持させた。本発明によれ
ば、ボルト部７を図示しない建物の構造体に固着するこ
とにより、球部７ａを中心として支持金具１’が首振り
自在となる。
る球面状部５ａをその内側の中央付近に備え、板状体側
に前記蓋部８と螺合する螺刻部を有し、他端側の開口部
をテーパー状とし、ボルト部７の球部７ａを筒状部５の
球面状部５ａと蓋部８で締付挟持させた。本発明によれ
ば、ボルト部７を図示しない建物の構造体に固着するこ
とにより、球部７ａを中心として支持金具１’が首振り
自在となる。
【００１２】支持金具１、１’の形状としては図３に示
すような水平部材１０の両端に垂直部材１１、１１を螺
着あるいは一体にして取り付け、垂直部材１１の上下両
端に支持部３を取り付けたＨ字状の支持金具１や、図４
に示すような中心部より四方に放射状に支持アーム２”
を延設し、支持アーム２”の先端に支持部３”を取り付
けたＸ字状の支持金具１”がある。
すような水平部材１０の両端に垂直部材１１、１１を螺
着あるいは一体にして取り付け、垂直部材１１の上下両
端に支持部３を取り付けたＨ字状の支持金具１や、図４
に示すような中心部より四方に放射状に支持アーム２”
を延設し、支持アーム２”の先端に支持部３”を取り付
けたＸ字状の支持金具１”がある。
【００１３】変形実施例として、図５に示すようなＨ字
状やＸ字状の変形タイプの４点支持金具があり、さらに
は図６に示すようにカーテンウォール４０の上端辺、左
端辺、および右端辺において、Ｉ字状や逆Ｖ字状の２点
支持金具があり、図示しないがコーナー部用として１点
支持金具となる場合についても応用できる。
状やＸ字状の変形タイプの４点支持金具があり、さらに
は図６に示すようにカーテンウォール４０の上端辺、左
端辺、および右端辺において、Ｉ字状や逆Ｖ字状の２点
支持金具があり、図示しないがコーナー部用として１点
支持金具となる場合についても応用できる。
【００１４】図７に示すようにカーテンウォール４０の
縦横に並設する板状体２０、２０の突き合わせ部の背面
側（室内側）に、図１に示すように図示しない構造体よ
り水平方向に固着するロッドに筒状の接続部材等を介し
て支持金具１のボルト部７を螺着し、固定ビス等で固定
する。
縦横に並設する板状体２０、２０の突き合わせ部の背面
側（室内側）に、図１に示すように図示しない構造体よ
り水平方向に固着するロッドに筒状の接続部材等を介し
て支持金具１のボルト部７を螺着し、固定ビス等で固定
する。
【００１５】また、図３で示すように、支持金具１の中
心に設けた凹状部４より水平方向に設けた水平部材１０
の両端に垂直部材１１、１１を固着し、垂直部材１１、
１１の上下両端に支持アーム２、２、・・を設け、該支
持アーム２、２、・・の先端支持部３に取付孔３ａ、３
ａ、・・を設けた。
心に設けた凹状部４より水平方向に設けた水平部材１０
の両端に垂直部材１１、１１を固着し、垂直部材１１、
１１の上下両端に支持アーム２、２、・・を設け、該支
持アーム２、２、・・の先端支持部３に取付孔３ａ、３
ａ、・・を設けた。
【００１６】あるいは、図４で示すように、支持金具
１”の中心に設けた凹状部４より四方に延設する支持ア
ーム２”、２”、・・を設け、該支持アーム２”、
２”、・・の先端支持部３”に取付孔３ａ”、３ａ”、
・・を設けた。
１”の中心に設けた凹状部４より四方に延設する支持ア
ーム２”、２”、・・を設け、該支持アーム２”、
２”、・・の先端支持部３”に取付孔３ａ”、３ａ”、
・・を設けた。
【００１７】板状体２０の四隅に設けた穿設部（図示せ
ず）を締付支持する締付金具２１は、締付ボルト２２の
ボルト部を支持金具１のアーム先端支持部３の取付孔３
ａに挿通し、取付孔３ａの両面側よりそれぞれ緩衝材を
介してナット２４、２４で締付固定するようにした。
ず）を締付支持する締付金具２１は、締付ボルト２２の
ボルト部を支持金具１のアーム先端支持部３の取付孔３
ａに挿通し、取付孔３ａの両面側よりそれぞれ緩衝材を
介してナット２４、２４で締付固定するようにした。
【００１８】尚、板状体２０とは強化されたガラス板
や、複数枚の強化ガラス相互、あるいは強化ガラスと生
板ガラスを組み合わせてＰＶＢやＥＶＡ等の中間膜で接
着、または樹脂等の注入により接着した合わせガラス、
および前記のガラス板に飛散防止樹脂膜を貼着したもの
等が対象となる。
や、複数枚の強化ガラス相互、あるいは強化ガラスと生
板ガラスを組み合わせてＰＶＢやＥＶＡ等の中間膜で接
着、または樹脂等の注入により接着した合わせガラス、
および前記のガラス板に飛散防止樹脂膜を貼着したもの
等が対象となる。
【００１９】また構造体とは、トラス構造によるもの、
自立柱からなるもの等である。さらに、支持アーム２に
の先端支持部３に設けた取付孔３ａは円形に限らず、水
平方向に長孔としてもよく、長孔の高さ方向について
も、締付金具２１の締付ボルト２２の径よりも大とすれ
ば地震等が発生しても相関変位を吸収できる。
自立柱からなるもの等である。さらに、支持アーム２に
の先端支持部３に設けた取付孔３ａは円形に限らず、水
平方向に長孔としてもよく、長孔の高さ方向について
も、締付金具２１の締付ボルト２２の径よりも大とすれ
ば地震等が発生しても相関変位を吸収できる。
【００２０】また、板状体２０、２０、・・の突き合わ
せ部分にはシリコーンのシーリング材４１を充填すれ
ば、雨水の浸入を防げるだけでなく、地震等による板状
体２０、２０同志の接触もなく、層間変位にも対応でき
る。
せ部分にはシリコーンのシーリング材４１を充填すれ
ば、雨水の浸入を防げるだけでなく、地震等による板状
体２０、２０同志の接触もなく、層間変位にも対応でき
る。
【００２１】尚、板状体２０の穿孔部の内側端面と締付
ボルト２２との間で、板厚方向の中央部分に止水用のＥ
ＰＤＭ、シリコンゴム、ネオプレンゴム等のＯリングを
挟み、さらに板状体２０の穿孔部の両面に一対の緩衝材
を介して締付ボルト２２と締付ナット２３で締付挟持さ
せ、板状体２０の穿孔部の保護を図った。
ボルト２２との間で、板厚方向の中央部分に止水用のＥ
ＰＤＭ、シリコンゴム、ネオプレンゴム等のＯリングを
挟み、さらに板状体２０の穿孔部の両面に一対の緩衝材
を介して締付ボルト２２と締付ナット２３で締付挟持さ
せ、板状体２０の穿孔部の保護を図った。
【００２２】変形実施例として、カーテンウォール４０
の上端辺、左端辺、および右端辺において、Ｉ字状や逆
Ｖ字状の２点支持金具、あるいは１点支持金具となる場
合についても適用できる。
の上端辺、左端辺、および右端辺において、Ｉ字状や逆
Ｖ字状の２点支持金具、あるいは１点支持金具となる場
合についても適用できる。
【００２３】また、ボルト部７の球部７ａは図１、図２
に示すように先端を切断した形状とし、凹状部４あるい
は蓋部８との間に隙間を設けるようにしたが、球部７ａ
の先端を切断しない完全な球状とし、凹状部４あるいは
蓋部８側も球部７ａと摺接するようにしてもよい。
に示すように先端を切断した形状とし、凹状部４あるい
は蓋部８との間に隙間を設けるようにしたが、球部７ａ
の先端を切断しない完全な球状とし、凹状部４あるいは
蓋部８側も球部７ａと摺接するようにしてもよい。
【００２４】前記緩衝材として用いられた弾性ゴム材と
してはネオプレンゴム、シリコーンゴム、ＥＰＤＭ等を
使用するが、耐候性の良い弾性体であればこれに限らな
い。前記支持金具１をはじめとして各種金具類は、ステ
ンレス等の固くて錆びない金属が好ましいが、場合によ
りＳＳ材等にメッキを施したものでも良い。
してはネオプレンゴム、シリコーンゴム、ＥＰＤＭ等を
使用するが、耐候性の良い弾性体であればこれに限らな
い。前記支持金具１をはじめとして各種金具類は、ステ
ンレス等の固くて錆びない金属が好ましいが、場合によ
りＳＳ材等にメッキを施したものでも良い。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、支持金具の中心部に設
けた凹状部に球面部を設け、頭部を球状としたボルト部
の頭部を内周面に球面を持つナットで支持させるように
し、あるいは筒状部の球面状孔で支持させるようにした
ので、支持金具を首振り自在とでき、風荷重や層間変位
によりガラススクリーンを構成するガラス板等の板状体
に無理な力が働いても、支持金具が自在に回動し追従で
きるので、板状体の破損を防ぐことができる。
けた凹状部に球面部を設け、頭部を球状としたボルト部
の頭部を内周面に球面を持つナットで支持させるように
し、あるいは筒状部の球面状孔で支持させるようにした
ので、支持金具を首振り自在とでき、風荷重や層間変位
によりガラススクリーンを構成するガラス板等の板状体
に無理な力が働いても、支持金具が自在に回動し追従で
きるので、板状体の破損を防ぐことができる。
【００２６】また建物の構造体に垂設するロッドの方向
が僅かにずれていても支持金具の前後左右の角度を容易
に調節できる。
が僅かにずれていても支持金具の前後左右の角度を容易
に調節できる。
【図１】本発明の実施例の支持構造の一部断面を示す側
面図。
面図。
【図２】本発明の別の実施例の支持構造の一部断面を示
す側面図。
す側面図。
【図３】本発明の実施例に用いる支持金具の正面図。
【図４】本発明の別の実施例に用いる支持金具の正面
図。
図。
【図５】本発明の変形実施例に用いる支持金具の正面
図。
図。
【図６】本発明の変形実施例に用いる支持金具の正面
図。
図。
【図７】本発明の支持金具を用いたカーテンウォールの
概略正面図。
概略正面図。
１、１’、１” 支持金具 ２、２” 支持アーム ３、３” 支持部 ３ａ、３ａ” 取付孔 ４ 凹状部 ５ 筒状部 ５ａ 球面状孔 ５ｂ テーパー孔 ６ 内周に球面をもつナット ６ａ 球面状孔 ６ｂ テーパー孔 ７ ボルト部 ７ａ 球部 ８ 蓋部 ２０ 板状体 ２１ 締付金具 ２２ 締付ボルト ２３ 締付ナット ２４ ナット
Claims (2)
- 【請求項１】カーテンウォールの縦横に並併設する複数
の板状体の突き合わせ部の背面側に建物の構造体より垂
設したロッドに固着するボルト部の先端に接続され、ボ
ルト部の軸と直交する方向に延設する支持アームを設
け、該支持アームの先端支持部に設けた取付孔に板状体
の穿設部を締付支持する締付金具を取付けた支持金具に
よる板状体の支持構造において、支持金具の中心部の背
面側を開口し、その内周面に螺刻部とボルト頭部の当接
面とを有した凹状部を設け、頭部を球部とするボルト部
の頭部を該凹状部内の底面に設けた当接面に当接させ、
球部と当接挟持する球面状孔と他端開口端側をテーパー
孔とし、前記凹状部の螺刻部と螺合するナットによりボ
ルト部の球部を球面状孔部で当接挟持し、支持金具をボ
ルト部の球部を中心として首振り自在としたことを特徴
とする板状体の支持構造。 - 【請求項２】カーテンウォールの縦横に並併設する複数
の板状体の突き合わせ部の背面側に建物の構造体より垂
設したロッドに固着するボルト部の先端に接続され、ボ
ルト部の軸と直交する方向に延設する支持アームを設
け、該支持アームの先端支持部に設けた取付孔に板状体
の穿設部を締付支持する締付金具を取付けた支持金具に
よる板状体の支持構造において、支持金具の中心部に筒
状部を設け、その内周面の板状体側に螺刻部とボルト頭
部の当接面となる球面状孔を、他端側に開口端程拡径と
したテーパー孔を設け、頭部を球部とするボルト部の頭
部を筒状部の球面状孔と当接させ、板状体側の開口部に
設けられ、先端内側に球部と当接する面を有し、前記筒
状部の螺刻部と螺合する蓋部によりボルト部の球部を球
面状孔部で当接挟持し、支持金具をボルト部の球部を中
心として首振り自在としたことを特徴とする板状体の支
持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15971897A JPH116229A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 板状体の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15971897A JPH116229A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 板状体の支持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH116229A true JPH116229A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15699771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15971897A Pending JPH116229A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 板状体の支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH116229A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003031741A1 (es) * | 2001-10-11 | 2003-04-17 | Giuseppe Barbone | Sistema dinamico de soporte para planchas o laminas |
| CN103015592A (zh) * | 2012-12-03 | 2013-04-03 | 沈阳远大铝业工程有限公司 | 多角度连接调整装置 |
| CN115467543A (zh) * | 2021-11-24 | 2022-12-13 | 江苏傲天鸟环境工程有限公司 | 一种适用性强的建筑幕墙维修用固定装置 |
| CN116397802A (zh) * | 2023-05-24 | 2023-07-07 | 广东瑞昊建设有限公司 | 一种建筑幕墙固定设备 |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP15971897A patent/JPH116229A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003031741A1 (es) * | 2001-10-11 | 2003-04-17 | Giuseppe Barbone | Sistema dinamico de soporte para planchas o laminas |
| CN103015592A (zh) * | 2012-12-03 | 2013-04-03 | 沈阳远大铝业工程有限公司 | 多角度连接调整装置 |
| CN115467543A (zh) * | 2021-11-24 | 2022-12-13 | 江苏傲天鸟环境工程有限公司 | 一种适用性强的建筑幕墙维修用固定装置 |
| CN116397802A (zh) * | 2023-05-24 | 2023-07-07 | 广东瑞昊建设有限公司 | 一种建筑幕墙固定设备 |
| CN116397802B (zh) * | 2023-05-24 | 2023-09-15 | 广东瑞昊建设有限公司 | 一种建筑幕墙固定设备 |
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