JP3341994B2 - ガラス板の支持構造 - Google Patents

ガラス板の支持構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス板に孔を明け
ず、ガラス板の縦端縁を支持金具で締付挟持して支持す
る支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の取付工法としては、各種の工
法が知られているが、リブガラスを用いたガラスリブ工
法、サッシフレームを表に出さず構造用シーリング材で
ガラスを接着固定するSSG工法等の他、フレ−ムレス
なガラススクリ−ンを構成する工法としてガラス板の四
隅に設けた穿孔部を支持金具で支持する点支持工法等が
現在良く知られており、近年注目されている。
【0003】この点支持工法は躯体に固着する中心部を
設け、該中心部よりX字状やH字状のアーム先端に支持
部材を設け、該支持部材にガラス板の四隅に穿設する取
付孔を挿通し支持するものである。
【0004】しかしながら、この工法ではガラス板の四
隅に精度良く孔明け加工を必要とするものであった。こ
のため、近年ガラス板に穴を明けないで支持する点支持
工法が紹介されるようになった。
【0005】このガラス板の四隅部に孔を明けないでガ
ラス板を支持する構造として、例えば、特開平8−17
0390号公報に示されるものでは、建物外壁面を構成
するガラスに孔加工や切り欠き加工をせずに、ガラスを
部分的に金物で支持する構造であって、前記ガラスを支
持する金物は、ガラス間の目地部に位置しており、ガラ
スを支持する部分は、ガラス外側に配置される垂直部分
とその垂直部分と直角に一体化された水平部分とこの水
平部分他端のボルト状部分からなる部品で、ガラスの面
外への固定は、前記垂直部分と前記ボルト状部分にネジ
固定され室内側に配置された押え部品により、両側から
弾性体を介して行われるガラス支持構造が知られてい
る。
【0006】また、特開平9−317072号公報に示
されるものでは、面一に上下左右に配設された4枚の矩
形の板状部材のなす十字目地部の上側の左右の板状部材
を、支持棒を介在させて外部支持部材及び内部支持部材
により挟持して支持する板状部材支持構造において、上
側の左右の板状部材は、上記十字目地部の近傍におい
て、それぞれ別々の支持棒により、それぞれ別々の載置
部材を介在させて支持されており、かつ載置部材は外部
支持部材に対して回動可能に取り付けられている板状部
材支持構造が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−17039
0号公報、及び特開平9−317072号公報に示され
るものでは、いずれも4枚のガラスの隅部の突き合わせ
部分である十字状の目地部に金物を設け、十字状の目地
部の上側2枚のガラスの下辺を金物のボルト状部分で支
持するものであって、ガラス板は四ふっ化エチレン樹脂
(PTFE、商品名、テフロン)等の樹脂製のワッシャ
ーで上下左右にスライド移動自在であるが、ガラスのコ
ーナー部が破損したときに、ガラス板を両端隅部のみで
支持しているので自重によりバランスを崩し、落下する
恐れがあり、さらに取付時の縦辺の長さが数メートルに
及ぶような縦長の寸法や大寸法の場合には、コーナー部
だけの支持だけでは自重による中央部の撓みが発生し、
落下破損するという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点の
解決を図る、すなわちシンプルな構成で、かつ縦寸法の
長さが横寸法に比べて細長いガラス板や大寸法のガラス
板であっても、ガラス板の支持をより確実とし、ガラス
板の自重等による垂直方向の荷重と、風圧等による面外
方向の荷重の両荷重に対しても強度を低下させることな
く、破損時のガラス板の飛散落下を防ぐことが可能であ
り、さらに地震による層間変位によるガラス板のロッキ
ングに対しても追従し、ガラス板の破損を防ぐことも可
能なガラス板の支持構造の提供を目的として、立設かつ
並設する複数枚のガラス板の上辺と下辺をそれぞれ上部
枠、下部枠にて支持固定し、ガラス板の縦辺同士の突き
合わせ目地部を締付挟持する支持金具を構造躯体に固定
してガラス板を支持する支持構造において、隣接するガ
ラス板の縦辺同士の突き合わせ目地部を前面側から裏面
側に貫通する突起部を有し、ガラス板との当接面に緩衝
材を貼着した左右一対の外側半割部材と、ガラス板の裏
面側にあって、前記突起部を遊挿させる孔を有し、ガラ
ス板との当接面に緩衝材を貼着した左右一対の内側半割
部材と、前記突起部の先端を固定する左右一対の連結部
材と、一対の連結部材の後端と螺合し、各連結部材と螺
合するボルトを軸として回転可能な揺動板と、該揺動板
の裏面後方に段付きの貫通孔を設けた取付部材の後方よ
り、該貫通孔の径よりも小径の支持ボルトを裏面より挿
通し、前記連結板の中心部のネジ孔と螺合させることに
より、連結板を上下左右動と回転動自在として層間変位
にガラス板を追従させ、該取付部材を構造躯体に固定す
るようにしたガラス板の支持構造、あるいは、前記連結
部材の前端と螺合し、各内側半割部材をガラス板面に押
圧する一対の押えボルトを設け、ガラス板を締め付ける
ようにした上述のガラス板の支持構造、あるいはまた、
前記外側半割部材の突起部のガラス板の目地部に近接す
る部分に、樹脂又はゴム等からなる介装材を被覆させる
ようにした上述のガラス板の支持構造をそれぞれ提供す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図4、図6に示すように、立設し
た複数枚のガラス板G、G・・を並設し、該ガラス板
G、G・・の上辺と下辺をそれぞれ図示しない構造体と
連結固定したサッシの上部枠20と下部枠21にて支持
固定し、さらに各ガラス板G、G・・の縦辺同士を突き
合わせた目地部11には支持金具1を設ける。
【0010】本発明は、図1、図2に示すように、前記
支持金具1は種々の金具類から構成される。
【0011】まず、図1の左隅に示すガラス板G、G同
士の突き合わせ縦端縁の室外側(前面側)に、一対の外
側半割部材2、2を設ける。該外側半割部材2は鍔部2
aと、ガラス板との当接面側に緩衝材3を有している。
該外側半割部材2と緩衝材3とは予め接着剤等で貼着し
ておくのが好ましいが別々でも良い。
【0012】一対の外側半割部材2、2は、ガラス板
G、G間の目地部分を前面側から裏面側に貫通する突起
部2bを鍔部の2aの端部に有し、該突起部2bの先端
には貫通孔2cが設けられている。左右の一対の外側半
割部材2、2をガラス板G、G間の目地部11に取り付
けたときには、左右の各突起部2b、2bは、図3のよ
うに上方と下方に位置し、互い違いになっている。
【0013】つぎに、ガラス板Gの室内側(裏面側)で
前記外側半割部材2、2と対向する位置に、一対の内側
半割部材5、5を設ける。該内側半割部材は、ガラス板
との当接面側に緩衝材4を有している。該内側半割部材
5と緩衝材4とは予め接着剤等で貼着しておくのが好ま
しいが別々でも良い。
【0014】一対の内側半割部材5、5は、それぞれ貫
通孔5a、5aを有しており、該貫通孔5a、5aは一
対の外側半割部材2、2と一対の内側半割部材5、5を
重ね合わせてガラス板Gを挟持するときに、外側半割部
材2、2の突起部2b、2bが挿通可能な寸法形状であ
る。
【0015】一対の外側半割部材2、2と一対の内側半
割部材5、5を重ね合わせてガラス板G、Gを挟持した
状態で、外側半割部材2、2の突起部2b、2bの先端
に設けた貫通孔2c、2cを、一対の連結部材7、7の
向き合った側面に設けたネジ孔7b、7bに固定ボルト
17、17で螺合固定させた。
【0016】一対の連結部材7、7の室外方向端面にネ
ジ孔7a、7aを有し、該ネジ孔7a、7aに押圧ボル
ト6、6を螺合させ、該押圧ボルト6、6を螺合回転さ
せると、外側半割部材2、2と内側半割部材5、5との
間隔を調整することができ、ガラス板G、Gを締め付け
ることができる。
【0017】さらに、連結部材7、7の後方端面にネジ
孔7c、7cを設け、さらに後方に設けた揺動板8と連
結ボルト18、18をネジ孔7c、7cに螺合すること
により連結させた。該揺動板8は前記連結部材7、7と
螺合連結するネジ孔8b、8bを周辺部に設け、その中
心部には支持ボルト9aと螺合するネジ孔8aを設け
た。
【0018】揺動板8はその後方に設けた取付部材9を
介して構造躯体10に取り付けた。該取付部材9は板状
であり、その中心部に構造躯体10側が大径、ガラス板
G側が小径の段付きの軸孔9aが設けられ、該取付部材
9の後方から支持ボルト19を前記段付きの軸孔9aに
挿通して、前記揺動板8の中心に設けたネジ孔8aに螺
合させた。
【0019】ここで図2に示すように、取付部材9の中
心に設けた段付きの軸孔9aの大径部は支持ボルト19
の頭部19aの外径より大径であり、また軸孔9aの小
径部も支持ボルト19の外径より大径として、支持ボル
トが軸孔9a内を上下左右に移動自在である。つまり揺
動板8は取付部材9に対し上下左右に移動自在、かつ回
転も自在である。
【0020】取付部材9はボルト15、15・・とナッ
ト16、16・・で構造躯体10に取り付ける。
【0021】また、隣接するガラス板G、G・・の突き
合わせ縦辺の目地部11に挿通した前記外側半割部材
2、2の突起部2b、2bの周囲に樹脂やゴム等からな
る緩衝材としてのカバー材14を設ければ、突起部2b
とガラス板Gとの当接によるガラス板Gの破損等を防ぎ
保護することができる。
【0022】また、ガラス板G、Gの突き合わせ目地部
11に充填したシリコーンシーラントと、該目地部11
に配設した支持金具1とガラスG、G板間に介在する一
対の半割状の緩衝材を組合わせた環状の緩衝材4とガラ
ス板G、Gとを密着させているので雨水の室内への浸入
を阻止できる。
【0023】また、本発明で用いられるガラス板G、G
・・は、縦辺の長さが小寸法は勿論数メートル以上の大
板ガラスであっても良く、この場合のガラス板G、G・
・の荷重は主として下部枠21で支持するが、ガラス板
G、Gの立設時の自重による中央部付近の撓みや、面外
方向の正負の荷重については、上部枠20と下部枠2
1、および前記支持金具1を縦辺突き合わせ部に所定の
間隔で少なくとも1カ所以上設けたことにより、ガラス
板G、Gの変形による脱落、落下等を防ぐことができ
る。
【0024】本発明の実施例ではガラス板Gを横一列に
一段で配置した例について説明したが、複数段にわたっ
て設ける場合には、各段毎に上部枠20、下部枠21を
設けるようにすれば良く、この場合図5に示すように、
上部枠20と下部枠21を一体化させたサッシ枠とする
が、上部枠20と下部枠21を一体化させずに別々に設
けても良い。
【0025】本発明の実施の形態は以上の通りである
が、以下に補足説明を述べる。
【0026】前記緩衝材4、5としてはEPDM製、ネ
オプレンゴム、シリコンゴム、バイトンゴム、ウレタン
ゴム等の耐候性の良い弾性体とした。
【0027】また、外側半割部材2、内側半割部材5、
連結部材7、揺動板8等の支持金具1はSUS等の錆び
ない金属としたが、防錆塗装処理やメッキ等の処理を施
したSS材でも良い。
【0028】そして、前記ガラス板Gを図6に示すよう
に、左右に複数枚配設し、互いに隣接するガラス板Gの
縦端縁を締付挟持する各支持金具1を、例えば図4、図
6に示すように配置し、構造躯体(図4参照)に固設す
れば、図6に示すガラススクリーン40を形成すること
ができる。
【0029】尚、ガラス板Gとは強化ガラス、半強化ガ
ラス、未強化ガラスのいずれか、あるいはこれらを組み
合わせてPVBやEVA等の中間膜または樹脂注入で接
着した合わせガラス、あるいはまた前記のガラスを用い
た複層ガラス、さらにはこれらのガラス等に飛散防止樹
脂膜を貼着したもの等が対象となる。
【0030】また、構造躯体10とは金属パイプやスペ
ースフレーム、ケーブルトラス、テンションワイヤー、
コンクリート躯体等を対象とする。
【0031】このような、本発明の支持金具1を用いる
ことにより、ガラス板に穴を明けずに、縦端縁の部分的
な支持により、縦辺の長さが数メートルにも及ぶガラス
板であっても、確実に支持でき、フレームレスで開放的
な空間を形成できる。
【0032】また、地震による層間変位によりガラス板
G、G・・のロッキングに対して、支持金具1を半割と
してガラス板毎に縦端縁を挟持しているので、ガラス板
毎に別々の方向に動くことが容易である。また、隣接す
るガラス板G、G・・を挟持固定する各種金具を支持し
ている揺動板8に螺合した支持ボルト19が、取付部材
9の軸孔9a内で上下左右に移動自在、および回動自在
であり、さらに外側半割部材2と内側半割部材5を固定
している連結部材7が揺動板8のネジ孔8bを軸として
回動可能である。
【0033】以上の連結ボルト18を軸とする連結部材
7の回動と、支持ボルト19を軸とする揺動板8の上下
左右の移動および回動により、ガラス板G、G・・のロ
ッキングが発生しても、スムーズに追従でき、ガラス板
Gの破損を防止できる。
【0034】支持金具1の施工については、種々の施工
法が考えられるが、その一例として1枚目と2枚目のガ
ラス板G、Gを所定の目地幅の間隔となるように設けて
上部枠20と下部枠21間にセットし、これらの2枚の
ガラス板G、Gを図示しない吸盤装置等で吸着、または
吊り下げ固定した状態で、支持金具1の緩衝材3を貼着
した一対の外側半割部材2、2と、緩衝材4を貼着した
一対の内側半割部材5、5を左右それぞれの連結部材
7、7で固定して左右のガラス板G、Gの縦端縁の所定
箇所に取り付ける。
【0035】連結部材7、7のネジ孔7a、7aと螺合
する押圧ボルト6、6はガラス板G、Gを挟持する半割
の金具の上下方向の位置の微調整ができるように少し緩
めにしておき、連結部材7、7を揺動板8に取り付け
る。また、取付部材9の後部側から支持ボルト19を軸
孔9aを遊挿させて前記揺動板8と螺合させた後、取付
部材9を構造躯体10に取り付けた。取付位置が確定し
た状態で、押圧ボルト6、6を回転させて内側半割部材
5、5を押圧し、外側半割部材2、2と内側半割部材
5、5の間隔を調整してガラス板G、Gを締付挟持す
る。支持金具1の取付が完了すると、前記図示しない吸
盤装置等によるガラス板Gの吸着固定は解除される。
【0036】以降同様にして、ガラス板Gを1枚づつ順
次セットし、その縦端縁に支持金具1を取り付け、ガラ
ス板Gを緊締していく。
【0037】ガラス板Gが破損した時、取り替え等のメ
ンテナンス時は、取り替えメンテナンスするガラス板G
の両縦辺の端縁に設けた支持金具1、1・・を緩めるこ
とによって容易に行うことができる。
【0038】以上好適な実施の形態について述べたが、
本発明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考
えられるものである。
【0039】外側半割部材2、内側半割部材5の形状は
半円板状のものを図示したが、これに限らず矩形状であ
っても良い。また連結部材7は直方体状のものを図示し
たがかまぼこ形であってもよい。
【0040】押圧ボルト6は頭部のないものを図示した
が、頭部のあるものであっても良い。
【0041】また、本発明は屋外用だけでなく室内の間
仕切り用としても当然使用することができる。
【0042】このように本発明によれば、ガラス板Gに
孔を明けないで、縦端縁の部分的な支持により、縦辺の
長さが数メートルにも及ぶガラス板であっても、確実に
支持でき、フレームレスで開放的な空間を形成できるも
のである。
【0043】
【実施例】以下は、本発明の一実施例であって、この数
字に限定されるものではない。
【0044】ガラス板Gの寸法は、例えば、縦4,00
0mm×横1,000mm、板厚10mmであり、これ
を複数枚用意した。
【0045】一段目として、図4、図5に示すように、
サッシ枠である下部枠21と上部枠20の隙間でガラス
板Gの両面にバックアップ材13、13を、また下部枠
21の隙間下部でガラス板Gを支持するセッティングブ
ロック12を適当な個数だけセットし、上部枠20と下
部枠21間にガラス板G、G・・を複数枚並設した。
【0046】二段目以上も同様にサッシ枠である下部枠
21と上部枠20の隙間でガラス板Gの両面にバックア
ップ材13、13を、また下部枠21の隙間下部でガラ
ス板Gを支持するセッティングブロック12を適当な個
数だけセットし、上部枠20と下部枠21間にガラス板
G、G・・を複数枚並設するが、下部枠21と一つ下の
段の上部枠20は図5のように一体物とした。
【0047】ガラス板G、G同士を突き合わせた目地部
11の間隔は例えば12mmで、支持金具1の一対の外
側半割部材2の鍔部2aを組み合わせたときの外径はφ
65mm、外側半割部材2の突起部2bの厚みは5mm
程度とした。
【0048】このような支持金具1をガラス板G、G同
士を突き合わせた目地部11である縦端縁に例えば50
0mmピッチで7個設けた。
【0049】このように、ガラス板Gを上部枠20と下
部枠21で支持すると共に、ガラス板Gの縦辺の目地部
11に適当な間隔で設けた支持金具1により、ガラス板
Gの自重による撓みや変形を抑えることができる。
【0050】また、地震による層間変位によるガラス板
G、G・・のロッキングに対して、支持金具1を半割と
してガラス板毎に縦端縁を挟持し、かつ、ガラス板を挟
持固定する各種金具を支持している揺動板8に螺合した
支持ボルト19が、取付部材9の軸孔内で上下左右に移
動自在、および回動自在であり、さらに外側半割部材2
と内側半割部材5を固定している連結部材7が揺動板の
ネジ孔8bを軸として回動可能なので、ガラス板のロッ
キング時に揺動板が追従でき、ガラス板の破損を防止で
きる。
【0051】
【発明の効果】本発明は、ガラス板同士の突き合わせ端
縁部を挟持する鍔部を半割とした支持金具をガラス板毎
に別々に挟持するように設け、それぞれの金具を連結固
定して上下動及び回動自在な揺動板に取り付けようにし
たので、地震等による層間変位によるガラス板のロッキ
ングに対し追従できる。
【0052】また鍔部を半割にした外側半割部材と内側
半割部材でガラス板の縦端縁を挟持して支持するので、
ガラス板への孔明け加工が不要であり、ガラス板の縦辺
が数メートルという大寸法であっても、縦辺に支持金具
を適当なピッチで支持するようにし、さらに、ガラス板
の縦端縁を挟持する支持金具を室内側に設けた構造躯体
に固定したので、ガラス板の自重により中央部が撓んで
変形し、ガラス板が上部枠、下部枠から外れて落下する
ようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の支持構造の分解斜視図。
【図2】本発明の実施例の支持構造の横断面図。
【図3】本発明の実施例の支持構造の正面図。
【図4】本発明の実施例の支持構造の縦断面図。
【図5】本発明の実施例の上部枠とその1つ上段のガラ
ス板の支持用の下部枠を示す縦断面図。
【図6】本発明の支持構造のガラススクリーンの正面
図。
【符号の説明】
G ガラス板 1 支持金具 2 外側半割部材 2a 鍔部 2b 突起部 2c 孔部 3 緩衝材 4 緩衝材 5 内側半割部材 5a 貫通孔 6 押圧ボルト 7 連結部材 8 揺動板 9 取付部材 9a 軸孔 10 構造躯体 11 目地部 12 セッティングブロック 13 バックアップ材 14 カバー材 15 ボルト 16 袋ナット 17 固定ボルト 18 連結ボルト 19 支持ボルト 20 上部枠 21 下部枠 40 ガラススクリーン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立設かつ並設する複数枚のガラス板の上辺
    と下辺をそれぞれ上部枠、下部枠にて支持固定し、ガラ
    ス板の縦辺同士の突き合わせ目地部を締付挟持する支持
    金具を構造躯体に固定してガラス板を支持する支持構造
    において、 隣接するガラス板の縦辺同士の突き合わせ目地部を前面
    側から裏面側に貫通する突起部を有し、ガラス板との当
    接面に緩衝材を貼着した左右一対の外側半割部材と、ガ
    ラス板の裏面側にあって、前記突起部を遊挿させる孔を
    有し、ガラス板との当接面に緩衝材を貼着した左右一対
    の内側半割部材と、前記突起部の先端を固定する左右一
    対の連結部材と、一対の連結部材の後端と螺合し、各連
    結部材と螺合するボルトを軸として回転可能な揺動板
    と、該揺動板の裏面後方に段付きの貫通孔を設けた取付
    部材の後方より、該貫通孔の径よりも小径の支持ボルト
    を裏面より挿通し、前記連結板の中心部のネジ孔と螺合
    させることにより、連結板を上下左右動と回転動自在と
    して層間変位にガラス板を追従させ、該取付部材を構造
    躯体に固定するようにしたことを特徴とするガラス板の
    支持構造。
  2. 【請求項2】前記連結部材の前端と螺合し、各内側半割
    部材をガラス板面に押圧する一対の押えボルトを設け、
    ガラス板を締め付けるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のガラス板の支持構造。
  3. 【請求項3】前記外側半割部材の突起部のガラス板の目
    地部に近接する部分に、樹脂又はゴム等からなる介装材
    を被覆させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    2記載のガラス板の支持構造。
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