JP3120949B2 - 板状体用支持金具の壁面への取付構造 - Google Patents

板状体用支持金具の壁面への取付構造

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JP3120949B2 JP07012080A JP1208095A JP3120949B2 JP 3120949 B2 JP3120949 B2 JP 3120949B2 JP 07012080 A JP07012080 A JP 07012080A JP 1208095 A JP1208095 A JP 1208095A JP 3120949 B2 JP3120949 B2 JP 3120949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンウォールを構
成する板状体の支持金具の壁面への取付に関し、板状体
と取付壁面との間隔が狭小であっても、面外方向への位
置調整が可能な支持金具の取付構造を提供する。
【0002】
【従来の技術】板状体を建物の外壁等として取り付ける
方法は従来より各種あるが、近年その取付はフレームレ
スで行われることが多く、いわゆる板状体のコーナー部
に設けた穿孔部に取り付けた支持金具により板状体を狭
持し、該支持金具を構造体等の躯体に取り付け固定する
ものである。なかでもガラススクリ−ンを構成する構法
として金属金具による点支持構法が、近年注目され、広
く使われつつある。この点支持構法は躯体に固定したH
字、X字状等の支持金具にて、隣り合う4枚のガラス板
のコ−ナ−穿設部を支持固定するものである。
【0003】また、実開平3−113037号公報に示
される様に壁装板用支持金具の取付に於いて、壁面に固
定されたボルト材と、挿通される前記ボルト材に対し少
なくとも上下左右方向への遊動を可能とする通孔を有
し、ワッシャ−材の係止が可能な突起部を設けた略L字
状の壁装板用支持金具と、前記ボルト材を挿通するため
の斜孔を有してなるワッシャ−材と、ナット材で構成さ
れ、ボルト材で支持金具の通孔と、ワッシャ−材の斜孔
を介してナット材で位置調整固定される壁装用支持金具
の壁面への取付構造が記載がされている。
【0004】また、本出願人が先に出願した特願平6−
301823号に基づく国内優先権出願である特願平7
−145967号(特開平8−209828号公報)
おいては、ガラス板用支持金具の構造躯体への取付時の
芯出し方法について記載しているが、これは壁面に取り
付け固定した接続金具と、前記接続金具の中心に備えた
ネジ孔に調整ボルトにて中空円筒形の調整金具の底部に
設け、上下左右に移動自在な長孔を介して螺合固定した
調整金具により、上下左右方向への調整を可能とするこ
とを記載し、調整金具の中空円筒形の内面側に設けたネ
ジ穴に突起部を中心に設けた支持金具を螺合することに
より面外方向への調整を行うことを記載している。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】板状体を支持金具に
よって建物の躯体側壁面への取り付け時に於いて、取付
られた複数の板状体全体がフラット面となるように各板
状体の上下左右方向及び面外方向を調整する必要があ
る。
【0006】実開平3−113037号公報に示される
ものにおいては、支持金具の取付位置の誤差を調整吸収
する構造として、壁面に固定されたボルト材を上下左右
方向への遊動を可能とする通孔を有する略L字状の壁装
板用支持金具と、斜孔を有するワッシャ−材を介してナ
ット材で締付挟持して固定しているもので、壁装板の面
外方向への調整は出来ないという問題点がある。さらに
壁装板が不透明なもので支持金具が隠れる場合は美観上
問題は無いが、透明なガラス板を支持する場合において
は、壁面から突き出たボルト材、略L字状の支持金具等
が露出し、美観上見苦しくなり、好ましくないという問
題点があった。
【0007】また、特願平6−301823号に基づく
国内優先権出願である特願平7−145967号(特開
平8−209828号公報)に示したものにおいては、
支持金具と躯体との間隔が広い場合に用いられるもの
で、ガラス板用支持金具の構造躯体への取付時の上下左
右方向への芯出し方法について主として開示し、調整金
具の中空円筒形の内面側ネジ穴に支持金具の突起部を螺
合することにより面外方向への調整をも行うことができ
るものであって、螺合の深さによりある程度の面外方向
への調整は可能であるが、複数枚のガラス板を縦横に併
設時コーナー部の突き合わせ部交点に使用される4点支
持の金具としてH型またはX型等の形状としている為、
支持金具の4方向の先端部がガラス板のコーナー部の穿
孔部に来るような位置でしか許されず、また上下左右の
調整後調整金具と受け金具を溶接固定する必要がある
為、本発明のように板状体と壁面との間隔が狭小な場合
の取付に於いては問題点があった。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記問題の
解決を図るために、カーテンウォールを構成する板状体
の支持金具の構造壁面への取付構造に於いて、板状体と
構造壁面との間隔が狭小である時、構造壁面に取付けた
取付プレートの中央より垂設する先端部分にネジを設け
た締付ボルトと、前記締付ボルトと嵌挿する筒状で外周
にネジを設け、該ネジの先端部に凹溝部を備えた調整ボ
ルトと、前記調整ボルトの外周ネジ部と螺合する内部に
螺孔を設け、先端部に凹溝部を設けた筒状突起部を有す
る締付部材と、板状体のコーナー部に設けた穿孔部の背
面より挿通した前記筒状突起部と、該板状体の前面側に
設けた締付プレートにて挟持し、前記締付ボルトを調整
ボルト、締付部材、締付プレートを介してナットにて締
付固定するようにしたことを特徴とする板状体用支持金
具の壁面への取付構造を提供する。
【0009】あるいは、構造壁面に取付けた取付プレー
トの中央より垂設する締付ボルトと、前記締付ボルトと
螺合する筒状で内部に螺孔を設けた調整ボルトと、前記
調整ボルトの外周ネジ部と螺合する内部に螺孔を設けた
筒状突起部を有する締付部材と、板状体のコーナー部に
設けた穿孔部の背面より挿通した前記筒状突起部と、該
板状体の前面側に設けた締付プレートにて挟持し、前記
締付ボルトを調整ボルト、締付部材、締付プレートを介
してナットにて締付固定するようにしたことを特徴とす
る板状体用支持金具の壁面への取付構造を提供する。
【0010】あるいはまた、構造壁面に取付けた取付プ
レートの中央より垂設する螺孔を設けた突起部と、前記
突起部と当接する外周内面両側に螺孔を設けた調整ボル
トと、前記調整ボルトの外周ネジ部と螺合する内部に螺
孔を設けた筒状突起部を有する締付部材と、板状体のコ
ーナー部に設けた穿孔部の背面より挿通した前記筒状突
起部と、該板状体の前面側に設けた締付プレートにて挟
持し、締付ボルトを締付プレート、締付部材、調整ボル
トを介して取付プレートの突起部の螺孔に螺合させて締
付固定するようにしたことを特徴とする板状体用支持金
具の壁面への取付構造を提供する。
【0011】さらに、前記取付プレートの壁面への取付
構造に於いて、取付プレートの壁面への取付用の穴径を
取付ボルトの径よりも大とするとともに、前記取付穴周
辺部を溝状、格子状、エンボス等の滑り止め加工面と
し、該取付穴に前記と同様な滑り止め加工のワッシャを
介して螺合することを特徴とする上述の板状体用支持金
具の壁面への取付構造を提供する。
【0012】壁面とはコンクリート躯体、パネル、ボー
ド等を対象とし、またガラス板とは強化されたガラス板
や、複数枚の強化ガラス相互、あるいは強化ガラスと生
板ガラスを組み合わせてPVB等の中間膜で接着した合
わせガラス、および前記のガラスに飛散防止樹脂膜を貼
着したもの等が対象となる。
【0013】
【作用】構造壁面に取り付けの取付プレートの中央より
垂設する先端部分にネジを設けた締付ボルトを、外周面
に螺設した筒状で先端部に凹溝部を備えた調整ボルトの
内面側に嵌挿させ、該調整ボルトの外周ネジ部を、先端
に凹溝部を備えた筒状突起部の内部螺孔部に螺合させ、
該締付部材の筒状突起部を板状体のコーナー部に設けた
穿孔部の背面より挿通させ、該板状体の前面側に締付プ
レートを介してナットにて締付固定する。面外方向への
位置調整は外壁部に縦横に張り巡らせたピアノ線等で締
付部材の先端部の設定位置を保つように締付部材を概略
的に調整後、板状体を吸着支持装置等で支持しながら板
状体のコーナー穿孔部の外面側より締付部材が回転しな
いように締付部材先端の凹溝部を固定しながら、調整ボ
ルト先端の凹溝部を回転させて面外方向の位置調整を行
い、位置調整後板状体のコーナー部穿孔部を締付部材と
締付プレートにて狭持し、ナットと締付ボルトで締付固
定するようにする。ナット側部にはセットボルトにて緩
み防止を行うようにする。
【0014】変形例として、構造壁面に取り付けの取付
プレートの中央より垂設の締付ボルトを、内外両面にネ
ジを設けた調整ボルトの内面側に螺合させ、該調整ボル
トの外周ネジ部を締付部材の筒状突起部の内部螺孔部に
螺合させ、該締付部材の筒状突起部を板状体のコーナー
部に設けた穿孔部の背面より挿通させ、該板状体の前面
側に締付プレートを介してナットにて締付固定する。面
外方向への位置調整は外壁部に縦横に張り巡らせたピア
ノ線等で締付部材の先端部の設定位置を保つように締付
部材を調整後、板状体のコーナー部穿孔部を締付部材と
締付プレートにて狭持し、ナットと締付ボルトで締付固
定するようにする。ナット側部にはセットボルトにて緩
み防止を行うようにする。
【0015】また、別の実施例として、構造壁面に取り
付けの取付プレートの中央より垂設する螺孔を設けた突
起部と、外周内面両側に螺孔を設けた調整ボルトの底部
を当接させ、該調整ボルトの外周ネジ部を締付部材の筒
状突起部の内部螺孔部に螺合させ、該締付部材の筒状突
起部を板状体のコーナー部に設けた穿孔部の背面より挿
通させ、該板状体の前面側に締付プレートにて狭持し、
締付ボルトを面外方向より締付プレート、締付部材、調
整ボルトを介して取付プレートの突起部の螺孔に螺合さ
せて締付固定するようにし、面外方向への位置調整は外
壁部に縦横に張り巡らせたピアノ線等で締付部材の先端
部の設定位置を保つように締付部材を調整後、板状体の
コーナー部穿孔部を締付部材と締付プレートにて狭持
し、締付ボルトと取付プレートの突起部の螺孔で締付固
定するようにする。
【0016】さらに前記取付プレートの壁面への取付に
於いて、取付プレートの壁面への取付用の穴径を取付ボ
ルトの径よりも大とするとともに、前記取付穴周辺部を
溝状、格子状、エンボス等の滑り止め加工面とし、該取
付穴に前記と同様な滑り止め加工のワッシャを介して螺
合することにより、取付プレートが上下左右に調整が自
在であり、位置の確定後の取付ボルトによる固定時はワ
ッシャ及び取付穴周辺部に滑り止め加工を施すようにし
たため、位置ずれが起こりにくい。滑り止め加工は水平
方向の溝状を設け、取付プレート側滑り止め加工面とワ
ッシャとが互いに嵌合するようにすれば上下方向へのず
れが抑えられ望ましい。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係わる板状体用支持金具の壁
面への取付構造について、図面に基づき詳細に説明す
る。
【0018】図1(イ)は、本発明の実施例を説明する
支持金具の壁面への取付構造の主要部の分解斜視図を示
し、(ロ)は、本発明の変形実施例を説明する支持金具
の壁面への取付構造の主要部の分解斜視図を示し、図2
(イ)は本発明の実施例を説明する支持金具の壁面への
取付構造の分解斜視図を示し、(ロ)は本発明の実施例
を説明する支持金具の壁面への取付構造を示す一部を切
欠き省略した断面図を示し、図3(イ)は本発明の変形
実施例を説明する支持金具の壁面への取付構造の分解斜
視図を示し、(ロ)は本発明の変形実施例を説明する支
持金具の壁面への取付構造を示す一部を切欠き省略した
断面図を示す。図4(イ)は本発明の他の実施例を説明
する支持金具の壁面への取付構造の分解斜視図を示し、
(ロ)は本発明の他の実施例を説明する支持金具の壁面
への取付構造を示す一部を切欠き省略した断面図を示
す。
【0019】図1(イ)、図2(イ)、(ロ)に示す様
に、カーテンウォールを構成する板状体8の支持金具の
構造壁面16への取付に於いて、構造壁面16と板状体
8との間隔が数十ミリから100ミリ程度の狭小である
時、構造壁面16に取付の取付プレート1の中央より垂
設する先端部分にネジを設けた締付ボルト2と、前記締
付ボルト2と嵌挿する筒状で外周にネジを設け、該ネジ
の先端部に凹溝部aを備えた調整ボルト3と、前記調整
ボルト3の外周ネジ部と螺合する内部に螺孔を設け、先
端部に凹溝部bを設けたた筒状突起部5を有する締付部
材4と、板状体8のコーナー部に設けた穿孔部9の背面
より挿通の前記筒状突起部5と、該板状体8の前面側に
設けた締付プレート6にて挟持し、前記締付ボルト2を
調整ボルト3、締付部材4、締付プレート6を介してナ
ット7と螺合するものであり、ナット7の緩み防止用に
セットボルト15を備えるものである。
【0020】また、変形実施例として、図1(ロ)、図
3(イ)、(ロ)に示す様に、カーテンウォールを構成
する板状体8の支持金具の構造壁面16への取付に於い
て、構造壁面16と板状体8との間隔が数十ミリから1
00ミリ程度の狭小である時、構造壁面16に取付の取
付プレート1の中央より垂設する締付ボルト2’と、前
記締付ボルト2’と螺合する筒状で内部に螺孔を設けた
調整ボルト3’と、前記調整ボルト3’の外周ネジ部と
螺合する内部に螺孔を設けた筒状突起部5’を有する締
付部材4’と、板状体8のコーナー部に設けた穿孔部9
の背面より挿通の前記筒状突起部5’と、該板状体8の
前面側に設けた締付プレート6にて挟持し、前記締付ボ
ルト2’を調整ボルト3’、締付部材4’、締付プレー
ト6を介してナット7と螺合するものであり、ナット7
の緩み防止用にセットボルト15を備えるものである。
【0021】さらにまた、他の実施例としては、図4
(イ)、(ロ)に示す様にカーテンウォールを構成する
板状体28の支持金具の構造壁面36への取付に於い
て、前記構造壁面36と板状体28との間隔が数十ミリ
から100ミリ程度の狭小である時、構造壁面36に取
付の取付プレート21の中央より垂設する螺孔を設けた
突起部22と、前記突起部22と当接する外周内面両側
に螺孔を設けた調整ボルト23と、前記調整ボルト23
の外周ネジ部と螺合する内部に螺孔を設けた筒状突起部
25を有する締付部材24と、板状体28のコーナー部
に設けた穿孔部29の背面より挿通の前記筒状突起部2
5と、該板状体28の前面側に設けた締付プレート26
にて挟持し、締付ボルト27を締付プレート26、締付
部材24、調整ボルト23を介して取付プレート21の
突起部22の螺孔に螺合させ締付固定したものである。
【0022】前記いずれの実施例ともに、前記取付プレ
ート1、21の壁面16、36への取付に於いて、取付
プレート1、21の壁面16、36への取付用の穴1
7、37を取付ボルト20、40よりも大とするととも
に、前記取付穴17、37周辺部を滑り止め加工面1
8、38とし、該取付穴17、37に滑り止め加工のワ
ッシャ19、39を介して螺合して、壁面16、36に
取付プレート1、21が固定される。
【0023】以下、本発明の作用を説明する。 〔実施例1〕まず図2(イ)、(ロ)に示す様に、構造
壁面16に取り付けの取付プレート1の中央より垂設し
先端部分にネジを設けた締付ボルト2を、筒状で外周面
にネジを設け、該ネジの先端部に凹溝部aを備えた調整
ボルト3の内面側に嵌挿させ、該調整ボルト3の外周ネ
ジ部を締付部材4の筒状突起部5の内部螺孔部に螺合さ
せ、該締付部材4の筒状突起部5を板状体8のコーナー
部に設けた穿孔部9の背面より挿通させ、該板状体8の
前面側に締付プレート6を介してナット7にて締付固定
する。
【0024】面外方向への位置調整は、構造体外壁部よ
り例えば板状体8の取付位置に合わせて縦横に張り巡ら
せたピアノ線等で基準の位置を設定し、例えば締付部材
4の先端部にて調整するのであればその位置が板状体8
の取付位置であるピアノ線等の張られた位置との差を保
つように締付部材4と、調整ボルト3の螺合位置にて調
整する。
【0025】板状体8のコーナー部の穿孔部9に締付部
材4の筒状突起部5等を挿通した後で、微調整が必要な
場合は、板状体を図示しない手段で吊り下げまたは支持
し、締付部材4の筒状突起部5に押圧力が掛からないよ
うにした状態にて板状体8の外面側よりコーナー穿孔部
9を通して前記筒状突起部5の先端の凹溝部bが回転し
ないように固定して、調整ボルト3の先端に設けた凹溝
部aを図示しない工具にて回転させれば、調整ボルト3
と締付部材4は面外方向に前後動して板状体8の面外方
向の位置を板状体を取り付け後でも調整できる。尚、取
付プレート1の締付ボルト2は先端部分のみにネジを設
けるもので、取付プレート1側についてはネジを設けて
いないので、調整ボルト3は締付ボルト2と摺動自在と
なり、調整時は取付プレート1側に密着させておく。こ
の密着させた状態で締付プレート6にて板状体8を介し
て締付ボルト2とナット7を締付固定する。
【0026】締付部材4より垂設の筒状突起部5は例え
ば弾性ゴム等の緩衝部材を介して板状体8のコーナー部
の穿孔部9に挿通し、板状体8のコーナー部穿孔部9内
面と前記筒状突起部5の外周面との間に、止水用のゴム
製のOリング12とその両側に例えばポリカーボネート
等の樹脂製のスペーサー11、13とを設け、さらに例
えば弾性ゴム等の緩衝部材14を介して、前記締付部材
4と締付プレート6にて狭持し、ナット7と前記締付ボ
ルト2で板状体8のコーナー穿孔部9を締付固定するよ
うにする。さらにナット7の側部にはセットボルト15
にて緩み防止を行うようにする。
【0027】さらに前記取付プレート1の壁面16への
取付に於いて、取付プレート1の壁面16への取付用の
穴17の径を取付ボルト20の径よりも大とするととも
に、前記取付穴17の周辺部を滑り止め加工面18と
し、該取付穴17に滑り止め加工のワッシャ19を介し
て壁面内に埋め込んだ金具と螺合することにより、取付
プレート1の上下左右方向への調整が取付穴径の範囲内
に於いて自在となり、取付位置の確定後の取付ボルト2
0による固定時はワッシャ19及び取付穴17の周辺部
に滑り止め加工が施してあるため、位置ずれが起きな
い。 〔実施例1の変形例〕次に、図3(イ)、(ロ)に示す
様に、構造壁面16に取り付けの取付プレート1の中央
より垂設の締付ボルト2’を、内外両面にネジを設けた
調整ボルト3’の内面側に螺合させ、該調整ボルト3’
の外周ネジ部を締付部材4’の筒状突起部5’の内部螺
孔部に螺合させ、該締付部材4’の筒状突起部5’を板
状体8のコーナー部に設けた穿孔部9の背面より挿通さ
せ、該板状体8の前面側に締付プレート6を介してナッ
ト7にて締付固定する。
【0028】面外方向への位置調整は、構造体外壁部よ
り例えば板状体8の取付位置に合わせて縦横に張り巡ら
せたピアノ線等で基準の位置を設定し、例えば締付部材
4’の先端部にて調整するのであればその位置が板状体
8の取付位置であるピアノ線等の張られた位置との差を
保つように締付部材4’と、調整ボルト3’と、締付ボ
ルト2’の螺合位置にて調整する。
【0029】締付部材4’より垂設の筒状突起部5’は
例えば弾性ゴム等の緩衝部材を介して板状体8のコーナ
ー部の穿孔部9に挿通し、板状体8のコーナー部穿孔部
9内面と前記筒状突起部5’の外周面との間に、止水用
のゴム製のOリング12とその両側に例えばポリカーボ
ネート等の樹脂製のスペーサー11、13とを設け、さ
らに例えば弾性ゴム等の緩衝部材14を介して、前記締
付部材4’と締付プレート6にて狭持し、ナット7と前
記締付ボルト2’で板状体8のコーナー穿孔部9を締付
固定するようにする。さらにナット7の側部にはセット
ボルト15にて緩み防止を行うようにする。
【0030】さらに前記取付プレート1の壁面16への
取付に於いて、取付プレート1の壁面16への取付用の
穴17の径を取付ボルト20の径よりも大とするととも
に、前記取付穴17の周辺部を滑り止め加工面18と
し、該取付穴17に滑り止め加工のワッシャ19を介し
て壁面内に埋め込んだ金具と螺合することにより、取付
プレート1の上下左右方向への調整が取付穴径の範囲内
に於いて自在となり、取付位置の確定後の取付ボルト2
0による固定時はワッシャ19及び取付穴17の周辺部
に滑り止め加工が施してあるため、位置ずれが起きな
い。 〔他の実施例〕さらに、他の実施例を説明する。
【0031】図4(イ)、(ロ)に示す様に、構造壁面
36に取り付けの取付プレート21の中央より垂設する
螺孔を設けた突起部22と、外周内面両側に螺孔を設け
た調整ボルト23の底部を当接させ、該調整ボルト23
の外周ネジ部を締付部材24の筒状突起部25の内部螺
孔部に螺合させ、該締付部材24の筒状突起部25を板
状体28のコーナー部に設けた穿孔部29の背面より挿
通させ、該板状体28の前面側に締付プレート26にて
狭持し、締付ボルト27を面外方向より締付プレート2
6、締付部材24、調整ボルト23を介して取付プレー
ト21の突起部22の螺孔に螺合させて締付固定するよ
うにし、面外方向への位置調整は外壁部に縦横に張り巡
らせたピアノ線等で締付部材24の筒状突起部25の先
端部の設定位置を保つように締付部材24を調整後、板
状体28のコーナー部穿孔部29を締付部材24と締付
プレート26にて狭持し、締付ボルト27と取付プレー
ト21の突起部22の螺孔で締付固定するようにする。
【0032】面外方向への位置調整は、構造体外壁部よ
り例えば板状体28の取付位置に合わせて縦横に張り巡
らせたピアノ線等で基準の位置を設定し、例えば締付部
材24の先端部にて調整するのであればその位置が板状
体28の取付位置であるピアノ線等の張られた位置との
差を保つように締付部材24と調整ボルト23の螺合深
さにて調整する。
【0033】締付部材24より垂設の筒状突起部25は
例えば弾性ゴム等の緩衝部材を介して板状体28のコー
ナー部の穿孔部29に挿通し、板状体28のコーナー部
穿孔部29内面と前記筒状突起部25の外周面との間
に、止水用のゴム製のOリング32とその両側に例えば
ポリカーボネート等の樹脂製のスペーサー31、33と
を設け、さらに例えば弾性ゴム等の緩衝部材34を介し
て、前記締付部材24と締付プレート26にて狭持し、
締付ボルト27と前記突起部22で板状体28のコーナ
ー穿孔部29を締付固定するようにする。
【0034】さらにまた、前記取付プレート21の壁面
36への取付に於いて、取付プレート21の壁面36へ
の取付用の穴37の径を取付ボルト40の径よりも大と
するとともに、前記取付穴37の周辺部を滑り止め加工
面38とし、該取付穴37に前記同様の滑り止め加工の
ワッシャ39を介して壁面内に埋め込んだ金具と螺合す
ることにより、取付プレート21の上下左右方向への調
整が取付穴37径の範囲内に於いて自在となり、取付位
置の確定後の取付ボルト40による固定時はワッシャ3
9及び取付穴37の周辺部に滑り止め加工が施してある
ため、位置ずれが起きない。
【0035】以上3つの実施例について述べたが、本発
明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えら
れるものである。Oリング12、32や、緩衝部材1
0、14、30、34として用いられた弾性ゴム材とし
ては耐候性の良いネオプレンゴム、シリコーンゴム、E
PDM等を使用する。
【0036】スペーサー11、13、31、33はポリ
カーボネート等の樹脂を用いたがこれに限らない。取付
プレート1、21の取付穴17、37の周辺部の滑り止
め加工面18、38と、ワッシャ19、39は細かい溝
を水平方向に設けたものが好ましいが、ヤスリのような
格子状に加工したもの、エンボス加工したものでも良
く、凹凸があれば良い。
【0037】前記支持金具をはじめとして各種金具類
は、ステンレス等の固くて錆びない金属が好ましいが、
場合によりSS材等にメッキを施したものでも良い。板
状体と構造壁面との間隔は上記のような手も、工具も入
らないような狭小な範囲に限られるものではなく、人が
十分入れるような間隔が広い場合であっても勿論良いこ
とは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】本発明により、建物の構造壁面と板状体
との間隔が狭小であっても、板状体を支持する支持金具
の面外方向への調整ができ、取付作業、調整作業の効率
もアップし、さらに支持金具の取付精度の向上によりカ
ーテンウォールを構成する板状体の配列の乱れがなく、
取り付けられた板状体の穿孔部にも無理な力もかから
ず、安定した板状体の支持が可能となった。
【0039】また、調整ボルトの先端部に凹溝部を設け
たことにより、板状体をセットした後でも、板状体を取
り外さずに板状体の外部方向から、面外方向の位置調整
ができ作業効率の大幅アップが可能となった。
【0040】また、取付プレートの構造壁面への取付に
於いて、取付用の穴径を取付ボルトの径よりも大とする
とともに、前記取付穴の周辺部およびワッシャに滑り止
め加工を設け、お互いに凹凸が噛み合う様にしたので、
取付プレートの位置ずれが起きないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)本発明の実施例を説明する支持金具の壁
面への取付構造の主要部の分解斜視図を示す。 (ロ)本発明の変形実施例を説明する支持金具の壁面へ
の取付構造の主要部の分解斜視図を示す。
【図2】(イ)本発明の実施例を説明する支持金具の壁
面への取付構造の分解斜視図を示す。 (ロ)本発明の実施例を説明する支持金具の壁面への取
付構造を示す一部を切欠き省略した断面図を示す。
【図3】(イ)本発明の変形実施例を説明する支持金具
の壁面への取付構造の分解斜視図を示す。 (ロ)本発明の変形実施例を説明する支持金具の壁面へ
の取付構造を示す一部を切欠き省略した断面図を示す。
【図4】(イ)本発明の他の実施例を説明する支持金具
の壁面への取付構造の分解斜視図を示す。 (ロ)本発明の他の実施例を説明する支持金具の壁面へ
の取付構造を示す一部を切欠き省略した断面図を示す。
【符号の説明】
1、21 取付プレート 2、2’、27 締付ボルト 3、3’、23 調整ボルト 4、4’、24 締付部材 5、5’、25 筒状突起部 6、26 締付プレート 7 ナット a、b 凹溝部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーテンウォールを構成する板状体の支持
    金具の構造壁面への取付構造に於いて、板状体と構造壁
    面との間隔が狭小である時、構造壁面に取付けた取付プ
    レートの中央より垂設する先端部分にネジを設けた締付
    ボルトと、前記締付ボルトと嵌挿する筒状で外周にネジ
    を設け、該ネジの先端部に凹溝部を備えた調整ボルト
    と、前記調整ボルトの外周ネジ部と螺合する内部に螺孔
    を設け、先端部に凹溝部を設けた筒状突起部を有する締
    付部材と、板状体のコーナー部に設けた穿孔部の背面よ
    り挿通した前記筒状突起部と、該板状体の前面側に設け
    た締付プレートにて挟持し、前記締付ボルトを調整ボル
    ト、締付部材、締付プレートを介してナットにて締付固
    定するようにしたことを特徴とする板状体用支持金具の
    壁面への取付構造。
  2. 【請求項2】カーテンウォールを構成する板状体の支持
    金具の構造壁面への取付構造に於いて、板状体と構造壁
    面との間隔が狭小である時、構造壁面に取付けた取付プ
    レートの中央より垂設する締付ボルトと、前記締付ボル
    トと螺合する筒状で内部に螺孔を設けた調整ボルトと、
    前記調整ボルトの外周ネジ部と螺合する内部に螺孔を設
    けた筒状突起部を有する締付部材と、板状体のコーナー
    部に設けた穿孔部の背面より挿通した前記筒状突起部
    と、該板状体の前面側に設けた締付プレートにて挟持
    し、前記締付ボルトを調整ボルト、締付部材、締付プレ
    ートを介してナットにて締付固定するようにしたことを
    特徴とする板状体用支持金具の壁面への取付構造。
  3. 【請求項3】カーテンウォールを構成する板状体の支持
    金具の構造壁面への取付構造に於いて、板状体と構造壁
    面との間隔が狭小である時、構造壁面に取付けた取付プ
    レートの中央より垂設する螺孔を設けた突起部と、前記
    突起部と当接する外周内面両側に螺孔を設けた調整ボル
    トと、前記調整ボルトの外周ネジ部と螺合する内部に螺
    孔を設けた筒状突起部を有する締付部材と、板状体のコ
    ーナー部に設けた穿孔部の背面より挿通した前記筒状突
    起部と、該板状体の前面側に設けた締付プレートにて挟
    持し、締付ボルトを締付プレート、締付部材、調整ボル
    トを介して取付プレートの突起部の螺孔に螺合させて締
    付固定するようにしたことを特徴とする板状体用支持金
    具の壁面への取付構造。
  4. 【請求項4】前記取付プレートの壁面への取付構造に於
    いて、取付プレートの壁面への取付用の穴径を取付ボル
    トの径よりも大とするとともに、前記取付穴周辺部を溝
    状、格子状、エンボス等の滑り止め加工面とし、該取付
    穴に前記と同様な滑り止め加工のワッシャを介して螺合
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の板状体用支持金具の壁面への取付構造。
  5. 【請求項5】前記板状体が強化ガラス板、未強化ガラス
    板、もしくはその組み合わせからなるガラス板であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    板状体用支持金具の壁面への取付構造。
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