JP2002256651A - 棒状建材の設置構造 - Google Patents
棒状建材の設置構造Info
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Abstract
折れても落下しない棒状建材の設置構造を提供する。 【解決手段】 棒状建材1が、その貫通孔2に挿通され
た保持金具3によって保持されて設置施工されている。
棒状建材1は、保持金具3が貫通孔2の内面の上面部に
当接することにより、断面の長辺が略水平方向となるよ
うに設置される。貫通孔2の内面の上面部は、下向きの
テーパ状であり、保持金具2の上面部は上向きのテーパ
状である。
Description
りなる棒状建材を横引きに設置した設置構造に関するも
のである。詳しくは、例えば窓の外面に沿って水平ブラ
インド(日除け)や水平な面格子を設けたり、あるいは
校倉造り調の壁面を構築する場合に好適な棒状建材の設
置構造に関する。
テンやプラスチック製のブラインド、竹製のすだれ等が
用いられているが、いずれも長期の耐久性に乏しく、数
年ないし10年程度しか使うことができず、また、屋外
に使用することもできない。
属材や、木材が用いられているが、タイル張り壁面にあ
っては格子とタイルとの材質上の違和感があり、意匠性
に劣ることがあった。
面格子を耐久性が良く、またタイルと材質感をマッチさ
せることも可能なセラミック製とすることが考えられ
る。しかしながら、セラミックは割れる可能性のある材
料であるため、セラミック製棒状建材を水平に設置した
場合、折れて落下するおそれがある。
ミック製棒状建材の設置構造を提供することを目的とす
る。
状建材の設置構造は、長手方向に貫通した貫通孔を有す
る中空セラミック棒状建材を略水平に設置した設置構造
であって、該貫通孔に棒状体が挿通され、該棒状体によ
って該棒状建材が支持されていることを特徴とするもの
である。
ては、棒状建材が貫通孔を有した中空であり、この貫通
孔内に棒状体が挿入されているので、棒状建材が折れて
も落下することがない。また、棒状建材を中空とするこ
とにより、棒状建材の重量も軽減される。
面部に上向きのテーパ状部分が設けられると共に、該貫
通孔の内面の上面部に下向きのテーパ状部分が設けら
れ、該上向きテーパ状部分と該下向きテーパ状部分とが
係合している構成としてもよい(請求項2)。
向きのテーパ状部分と貫通孔の内面の上面部に設けられ
た下向きのテーパ状部分とが係合しており、棒状建材の
動きが拘束され、棒状建材のガタツキが防止される。
は、長手方向に貫通した貫通孔を有する中空セラミック
棒状建材が略水平に設置され、該棒状建材の両端が支持
部材によって支持された棒状建材の設置構造であって、
該支持部材同士の間に棒状体又は線状体が架設されてい
ることを特徴とするものである。
持部材によって棒状建材の両端が支持され、この支持部
材同士の間に棒状体又は線状体が挿通されているので、
棒状建材が折れても落下することがない。また、棒状建
材が中空であり、軽量である。
ってもよい(請求項4)。このように軟質材を設ける
と、貫通孔に入り込んだ水が凍結した場合でも、水の凍
結による体積膨張を該軟質材が吸収するので、棒状建材
の割れが防止される。
が設けられ、該切欠部を介して棒状建材の取付等の作業
を行えるようにしてもよい(請求項5)。このようにす
れば、棒状建材の取付や交換等の作業効率が向上する。
について説明する。第1図(a)は実施の形態に係る棒
状建材の設置構造を示す斜視図、第1図(b)は第1図
(a)のB−B線に沿う断面図である。
棒状体としての保持金具3によって保持されて設置施工
されている。この棒状建材1は、長手方向と直交方向の
断面の外面が略長方形である。この棒状建材1には、長
手方向に貫通する貫通孔2,2a,2bが設けられてい
る。貫通孔2は、正方形断面形状のものであり、正方形
の対角線が棒状建材1の外面と平行方向となるように設
けられている。
刊行物2bが配置され、また、棒状建材1の断面におい
て四隅部に貫通孔2aが配置されている。
い正方形断面形状の角パイプよりなる。
の内面の上面部に当接することにより、断面の長辺が略
水平方向となるように設置される。この場合、貫通孔2
の内面の上面部は、下向きのテーパ状であり、保持金具
3の上面部は上向きのテーパ状である。また、このテー
パ状部分の開き角度は同一(この実施の形態では90
°)である。このテーパ状の部分同士が係合するので、
棒状建材1がその長手方向と直交する水平方向に動くこ
とがなく、棒状建材1にガタツキが生じない。また、貫
通孔2に保持金具3が挿通されていることから、棒状建
材1が折れても棒状建材1が落下することがない。
係る棒状建材の設置構造を示す斜視図と断面図である。
この実施の形態では、棒状建材4に三角形断面形状の貫
通孔5,6,7,9が設けられている。この棒状建材4
も、長手方向と直交方向の断面の外面形状が長方形であ
り、この長方形の長辺が略水平となるように設置され
る。
の長辺方向の両側に上に向って凸となるように配置され
ている。貫通孔6は、これらの貫通孔5,7の間に下に
向って凸となるように配置されている。小さな直角三角
形の貫通孔9は、該長辺方向の両端側に下に向って凸と
なるように配置されている。
持金具8が上方に向って凸となるように挿通され、該保
持金具8の両端が方立等に支持される。
も、棒状建材4が保持金具8によってガタツキなく保持
されると共に、万一折れても落下することがない。
に、第3,4図の棒状建材10のように両端部に切り欠
き部12を設けてもよい。なお、第3図はこの棒状建材
10の端部の斜視図、第4図(a)はこの棒状建材の設
置構造を示す水平断面図、第4図(b)は第4図(a)
のB−B線に沿う断面図(縦断面図)である。
隔をおいて複数本立設されている。各方立20は、板面
を互いに平行にしている。
として角パイプ24が挿入されている。この角パイプ2
4の両端に保持金具23が溶接により固着されている。
この保持金具23は方形板状体よりなり、その上辺が貫
通孔11の内面の天井面部分に当接し、棒状建材10を
支承している。
端に向って水平に突片22が突設されており、この突片
22が連結金具21を介して方立20に連結されてい
る。この連結金具21はL形アングルよりなり、ボルト
及びナットによって方立20に連結されると共に、ボル
トによって突片22に連結されている。前記切り欠き部
12を設けているので、このボルト締めやナット締め作
業が容易である。また、棒状建材10の両端が方立20
に接するほどに近接配置させることが可能であり、金具
21,23やボルト等が隠されるようになり、美観が良
好となる。
に角パイプ24が挿通されているから、万一棒状建材1
0が折れても落下することがない。
建材の設置構造を示す斜視図、第6図、第7図(a)及
び第7図(b)はそれぞれ第5図のVI−VI線、VIIA−V
IIA線及びVIIB−VIIB線に沿う断面図である。
の断面形状が長方形状であり、小さな長方形断面形状の
貫通孔31を複数個(この実施の形態では4個)備えて
いる。この貫通孔31は、棒状建材30の長辺方向に配
列されている。
うに配置され、水平幅方向の両端側の2個の貫通孔3
1,31に棒状体としての角パイプ33が挿通されてい
る。
ングルよりなる保持金具34が溶接等により固設されて
いる。この保持金具34は、角パイプ33の上側に延出
しており、この保持金具34が貫通孔31の天井面部に
当接することにより棒状建材30が支承される。
して連結金具36が重ね合わされ、ボルト37によって
該連結金具36が保持金具34に固定されている。
棒状建材30の端面に当てがわれるように配置され、棒
状建材30の側方へ水平に延出されている。
側の構造体41に支持される。この方立38は、基端側
が躯体側の構造体41にボルト40によって固定され、
先端側が該構造体41から突設されている。
39及びナットによって固定される。
の設置構造を示す斜視図、第9図(a)はその水平断面
図、第9図(b)は第9図(a)のB−B線に沿う断面
図(縦断面図)である。
の断面形状が長方形であり、1個の長方形断面形状の貫
通孔51を有している。この貫通孔51内に、軟質なゴ
ム又は樹脂等の凍結破壊防止用発泡体52が装着された
金属製ロッドよりなる落下防止用金具53が挿通されて
いる。
を介して保持金具56が取り付けられ、この保持金具5
6が躯体側の構造体58に連結されることにより、棒状
建材50の両端が構造体58,58に支持されている。
が刻設されており、この金具53の端部が連結金具54
の孔に挿通され、ナット55が螺着される。この連結金
具54に対し保持金具56がビス留めされている。
内に差し込まれ、該貫通孔51の天井面部分に当接し、
これによって棒状建材50が保持金具56に支承され
る。この保持金具56の基端側がボルト57及びナット
により構造体58に固定されている。
53を貫通孔51に挿通させているので、万一棒状建材
50が折れても落下しない。
金具53の外周に装着しており、貫通孔51内において
水が凍結しても棒状建材50が割れることがない。即
ち、水が凍結したときの体積膨張がこの発泡体52によ
って吸収されるため、膨張圧が棒状建材50に殆ど加え
られず、棒状建材50の割れが防止される。
発明は図示以外の形態をもとりうる。例えば、上記実施
の形態では角パイプ又はロッド状の部材が貫通孔に挿通
されているが、ワイヤ等が貫通孔に挿通されてもよい。
断面形状の貫通孔及び保持金具が図示されているが、六
角形や台形等の断面形状の貫通孔や保持金具を用いても
よい。また、貫通孔と保持金具は必ずしも同形もしくは
相似形である必要はなく、別々の形状であってもよいこ
とは明らかである。
生じさせることのない棒状建材の設置構造が提供され
る。また、本発明によると、万一折れても落下しない棒
状建材の設置構造が提供される。
と断面図である。
と断面図である。
造を示す斜視図である。
面図である。
視図である。
う断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 長手方向に貫通した貫通孔を有する中空
セラミック棒状建材を略水平に設置した設置構造であっ
て、 該貫通孔に棒状体が挿通され、該棒状体によって該棒状
建材が支持されていることを特徴とする棒状建材の設置
構造。 - 【請求項2】 請求項1において、前記棒状体の少なく
とも一部の上面部に上向きのテーパ状部分が設けられる
と共に、該貫通孔の内面の上面部に下向きのテーパ状部
分が設けられ、該上向きテーパ状部分と該下向きテーパ
状部分とが係合していることを特徴とする棒状建材の設
置構造。 - 【請求項3】 長手方向に貫通した貫通孔を有する中空
セラミック棒状建材が略水平に設置され、該棒状建材の
両端が支持部材によって支持された棒状建材の設置構造
であって、 該支持部材同士の間に棒状体又は線状体が架設されてい
ることを特徴とする棒状建材の設置構造。 - 【請求項4】 請求項3において、前記棒状体又は線状
体が軟質材で覆われていることを特徴とする棒状建材の
設置構造。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
て、前記棒状建材の長手方向の端部に切欠部が設けら
れ、該切欠部を通して作業が可能となっていることを特
徴とする棒状建材の設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001060381A JP3982187B2 (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 棒状建材の設置構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002256651A true JP2002256651A (ja) | 2002-09-11 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016069801A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 株式会社竹中工務店 | 壁パネル取付け構造 |
-
2001
- 2001-03-05 JP JP2001060381A patent/JP3982187B2/ja not_active Expired - Fee Related
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