JPH11172822A - ガラス板の支持構造 - Google Patents

ガラス板の支持構造

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JPH11172822A
JPH11172822A JP9338545A JP33854597A JPH11172822A JP H11172822 A JPH11172822 A JP H11172822A JP 9338545 A JP9338545 A JP 9338545A JP 33854597 A JP33854597 A JP 33854597A JP H11172822 A JPH11172822 A JP H11172822A
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JP
Japan
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glass plate
spherical
mounting hole
hole
nut
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JP9338545A
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Takashi Takeda
孝 武田
Masahiko Nakamura
雅彦 中村
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】DPG工法によるガラススクリーンの支持構造
を提供する。 【解決手段】ガラス板の貫通孔の一端側を皿孔とした取
付孔に締付部材を挿通し、反対側よりナットで締付挟持
する支持金具において、一端に截頭球状の球面部を設
け、他端を躯体側部材に固着する支持ボルトと、前記取
付孔形状に合わせ蓋部を有する筒状のボルト状でその内
面に前記支持ボルトの球面部をなす球の中心より截頭側
の球面部と内接する摺動面を設けた締付部材と、該締付
部材の筒状部内面と螺合し、かつ筒状でその一端側内面
をテーパー孔とし、他端側内面に前記球面部をなす球の
中心より截頭側とは反対側の球面部と内接する摺動面を
設けた球面部固定ナットと、前記締付部材の筒状部の外
周と螺合し前記取付孔をパッキンを介して緊締せしめる
締付ナットと、支持ボルトの球面部先端の截頭面と締付
部材の蓋部の裏面間に形成される空洞部からなり、前記
球面部を球面部固定ナットで着脱かつ傾動自在に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DPG工法による
ガラススクリーンの支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の取付工法として各種あるが、
フレ−ムレスでガラススクリ−ンを構成する工法として
金属金具による点支持工法が、近年注目されている。
【0003】この点支持工法は躯体に固着する中心部を
設け、該中心部よりX字状やH字状のアーム先端に支持
部材を設け、該支持部材にガラス板の四隅に穿設する取
付孔を挿通し支持するガラス板の点支持工法が各種開示
されている。
【0004】このガラス板の隅部に設けた取付孔に挿通
し締付支持する支持部材として、例えば、特開平5−1
79739号公報、および特開平5−248018号公
報に示されるものでは、支持部材とガラス板とを回動自
在とする構成を備え、面外方向の変位については支持部
材とガラス板との取り付けにおいて、ガラス板の外面側
を皿状に穿設し、残りの厚みをストレートに穿設する取
付孔にアルミ製のガスケット部材を介して挿入のソケッ
ト部材と、該ソケット部材と螺合してガラス板を締付固
定するナットと、前記ソケット部材の内部にあって躯体
に固着する支持部材の先端に設けた球部を、傾動自在に
挟持する支持金具が知られている。
【0005】また、本出願人による実開平6−3740
9号公報に示されるものでは、 一端に球面部を設け、
他端を躯体の固定部材に固着する支持部材と、孔部を設
けたリング状でその孔部の一端側に横向き凸状の突出部
を設け、その突出部の内面に前記球面部と内接する摺動
面を設けた止環部材および盲板状の鍔部と横向き凸状の
突出部を設け、その突出部の内面に支持部材の球面部と
内接する摺動面を設けた締付部材とからなり、支持部材
に設けた球面部の先端面と締付部材の鍔部の裏面とに空
洞部が形成され、ガラス板に穿設した取付孔に挿入した
締付部材と止環部材とを両突出部に設けたネジにより螺
合し緊締せしめるガラス板の支持金具、好ましくは、ガ
ラス板に穿設した前記取付孔をストレート孔とし、前記
締付部材は前記ストレートな取付孔の内径より大径の鍔
部を備え、該締付部材と前記止環部材との螺合により、
ガラス板の取付孔周辺部をパッキンを介して挟持するよ
うにしたガラス板の支持金具が開示されている。
【0006】あるいは、同じく本出願人による特開平8
−291576号公報に示されるものでは、ガラススク
リ−ンを構成するガラス板の四隅部の穿孔部に表面側よ
り挿通する締付ボルトに裏面側よりナットにてガラス板
を締付挟持する支持金具で、裏面側先端部の内径が先端
ほど拡径であるテーパー状のテーパー部と、前面側内面
が半球面状である半球面状部からなる締付ボルトと、先
端部が球面部で前記半球面状部と内接摺動可能な支持部
材と、前記締付ボルトの筒状部の背面側外周部と螺合し
てガラス板を締付挟持するナットと、前記締付ボルトの
前面開口部に固着の蓋部と、からなる支持金具におい
て、支持部材の先端を球面として傾動可とし、締付ボル
トの裏面側先端内部をテーパー状としたガラス板の支持
金具が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−17973
9号公報、および特開平5−248018号公報で示さ
れるものは、ガラス板に穿設した皿孔部にガスケット部
材を介して挿入したソケット部材が、その内部に傾動可
能な球部を設け、ソケット部材の内面を球部の傾動によ
って摺動させるものであるが、ソケット部材が球部を包
むような構造であり、球部に不具合が発生した場合に球
部のみの着脱交換ができず、支持金具全体を取り替えな
ければならないという問題があった。
【0008】さらに、本出願人による実開平6−374
09号公報、および特開平8−291576号公報に示
されるものは、ガラス板の隅部に設けた取付孔を挿通し
締付支持する金具がガラス板面より僅かに突出しフラッ
ト面でないため、完全にフラット面なガラススクリーン
を希望する顧客のニーズに合致しないという問題点があ
った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点の
解決を図る、すなわちシンプルな構成で安価にガラス板
を支持し、雨水、塵埃の進入を防止し、かつガラス板の
支持をより確実に支持し、ガラス板の取付面をフラット
面として、傾動自在な球面部の着脱も可能とし、施工も
極めて容易で、かつ見栄えも良くすることを目的とし
て、ガラス板の四隅部に設けた穿設部の一端側を皿孔と
し、他端側をストレート孔とする取付孔の内側端面に緩
衝材を介し、該取付孔の形状に合わせた締付部材を該取
付孔に挿通し、ストレート孔側よりナットで締付挟持す
るガラス板の支持金具において、一端に截頭球状からな
る球面部を設け、他端を躯体の固定部材に固着する支持
ボルトと、ガラス板の取付孔の形状に合わせ一端側に蓋
部を有する筒状のボルト状でその内面に前記支持ボルト
の球面部をなす球の中心より截頭側の球面部と内接する
摺動面を設けた締付部材と、該締付部材の筒状部内面と
螺合し、かつ筒状でその一端側内面をテーパー孔とし、
他端側内面に前記球面部をなす球の中心より截頭側とは
反対側の球面部と内接する摺動面を設けた球面部固定ナ
ットと、前記締付部材の筒状部の外周と螺合しガラス板
の取付孔周辺部をパッキンを介して緊締せしめる締付ナ
ットと、支持ボルトに設けた球面部の先端の截頭面と締
付部材の蓋部の裏面とに形成される空洞部とからなり、
前記球面部を締付部材と球面部固定ナットで着脱自在か
つ傾動自在に設けたガラス板の支持構造を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示すように、ガラス板1の
四隅部に穿孔した取付孔2の室外側を皿孔加工し、該取
付孔2にその形状に合わせた緩衝材3、14を内接させ
る。
【0011】さらに、ガラス板1の取付孔2内に前記緩
衝材3、14を介してガラス板1の取付孔2の形状に合
わせた締付部材4を挿通し、室内側よりリング状の緩衝
材8を介して前記締付部材4と締付ナット9とを螺合さ
せ、ガラス板1の取付孔2を締付挟持させた。
【0012】前記締付部材4は筒状であり、その内面に
支持ボルト5の截頭形状からなる球面部5aと内接し、
該球面部5aにより支持ボルト5を相対的に首振り傾動
自在とした。該締付部材4の室外側にはテーパー状の頭
部4aと蓋部4cが設けられ、ガラス板1の取付孔2の
皿孔2a形状に合わせた形状としたので、締付金具15
とガラス板の室外面とを同一面とし、フラットな面を形
成することができる。
【0013】また、締付部材4の筒状部の室内側は外側
および内側共に螺刻部を設け、外側に設けた螺刻部で締
付ナット9と螺合させてガラス板1の取付孔2を締付け
挟持させ、内側に設けた螺刻部で球面部固定ナット6と
螺合させて支持ボルト5の球面部5aを室内側から挿通
し、締付部材4から外れないようにすると共に、蓋部4
cと截頭形状の球面部5a間には球面部5aを傾動自在
とする空洞部11を設けた。
【0014】前記球面部固定ナット6の室内側内側はテ
ーパー状に開口しており、前記支持ボルト5の截頭形状
の球面部5aと一体に固着したボルト部5cはこのテー
パー状開口部より室内側に突出し、締付部材4と該球面
部5a間に空洞部を設けたことにより、支持ボルト5を
首振り傾動自在とすることができ、ガラス板1を傾動自
在に支持することができる。
【0015】尚、支持ボルト5は、図2に示すように構
造躯体側に取付けられたX字状やH字状等の点支持金具
のアームの先端に設けた取付孔に挿通し、該取付孔の両
面側よりナットで緊締固着する。
【0016】ガラス板1の取付孔2はストレート孔部2
bと皿孔部2aとからなり、ストレート孔部2bの内側
端面にはガラス板1側より弾性ゴムあるいは合成樹脂か
らなる筒状の緩衝材14を内接させ、また皿孔部2aに
は皿孔2aの形状に合わせた形状の緩衝材3を内接さ
せ、前記皿孔2aに合わせた形状の緩衝材3と筒状の緩
衝材14間には止水用Oリング10を設けた。
【0017】前記締付部材4の筒状部の室内側先端と、
球面部固定ナット6の室内側先端にはそれぞれ凹溝部4
d、6cを設けたので、締付部材4と球面部固定ナット
6、および締付部材4と締付ナット9との螺合締付作業
は、室内側から行うことができ、室外側の締付部材4の
蓋部4cまたは頭部4aの表面側には締付用の凹部を設
ける必要がなく、蓋部4cを凹凸のないフラット面とす
ることができる。
【0018】このように、締付部材4の内部に支持ボル
ト5を首振り傾動自在とさせる截頭形状からなる球面部
5aを内接して支持ボルト5と一体化させ、締付部材4
に螺合固着した球面部固定ナット6の筒状部の室内側の
先端内側にテーパー部6bを設けたことにより支持ボル
ト5の傾動範囲を幅広くすることができる。
【0019】また、締付部材4とガラス板1の取付孔2
との間に止水用Oリング10と、該止水用Oリング10
を挟むように皿孔2aに合わせた形状の緩衝材3と筒状
の緩衝材14を設けたことにより、締付部材4とガラス
板1の取付孔2間の雨水の侵入を阻止することができる
とともに、弾性ゴム材等の前記緩衝材3、14の圧縮変
形等により寸法誤差による隙間を吸収すると共に、締付
部材4と締付ナット9の緊締時に緩衝材3、14の圧縮
変形によりガラス板1の取付孔2への過度の押し付け力
を吸収し、ガラス板1の取付孔2に無理な力がかから
ず、ガラス板1の破損もない。
【0020】さらに、図2に示すような支持金具30を
用いて吊り下げられた図3に示すガラススクリーン40
に風圧が作用しガラス板1の面外方向に荷重を受ける
と、ガラス板1を挟持する締付金具15は、支持ボルト
の球面部5aに沿い、空洞部11を遊びとしてガラス板
1の傾きに追従し曲げ作用で発生するモーメントの負担
はなく、ガラス板1の取付孔2には垂直方向の荷重のみ
を負担することになる。
【0021】前記球状部は球状部をなす球の中心より先
端側(締付部材側)で、支持ボルトの軸と直交する面で
切り落とした形状、すなわち截頭形状とする。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係わるガラス板の支持構造を
図面に基づき詳細に説明する。図1に示すように、ガラ
ス板1の四隅部に設けた取付孔2の室外側を皿孔加工
し、該皿孔部2aの皿面には皿孔2aに合わせた形状の
緩衝材3を内接させた。一方前記取付孔2のストレート
孔部2bの内側端面にはガラス板1側より弾性ゴムから
なる筒状の緩衝材14を内接させ、また、前記皿孔2a
に合わせた形状の緩衝材3と筒状の緩衝材14間には弾
性ゴム等からなる止水用Oリング10を設けた。さらに
前記緩衝材3、止水用Oリング10、筒状の緩衝材14
を介してそれらの内側に前記取付孔2の内側端面形状に
合わせた皿ボルト状の締付部材4を挿通し、室内側より
リング状の緩衝材8を介して締付ナット9を前記締付部
材4の先端側外周の螺刻部とで螺合させ緊締させた。
【0023】前記締付部材4は頭部4aの外周側がテー
パー状であり筒状部4bを備え、室内側の先端外周側に
螺刻部を設け、締付ナット9とで螺合させて、ガラス板
1の取付孔2を締付挟持する。
【0024】締付部材4の室内側の内側開口部より支持
ボルトと一体の截頭形状からなる球面部5aを挿入し、
さらに球面部固定用ナット6を前記球面部5aの背後よ
り締付部材4の筒状部の内側に球面部固定ナットを螺合
させて、支持ボルト5の截頭形状からなる球面部5aに
球面部固定ナットの凹状の凹状球面部6aを当接させ、
締付部材4の筒状部4bの外周側面部より止めネジ7で
球面部固定ナット6を固定する。
【0025】球面部固定ナット6は筒状で、その一端側
の内側には支持ボルト5の球面部5aに沿った形状の凹
状球面部6aを有し、他端側の内側は先端ほど拡径のテ
ーパー状である。
【0026】前記截頭形状からなる球面部5aと当接す
る筒状部4bの内面側、および球面部固定ナット6の内
面側の凹状球面部6aは該球面部5aの形状に合わせた
ので該球面部5aの筒状部4b内と球面部固定ナット6
内での摺動がスムーズとなる。
【0027】前記締付部材4と締付ナット9の緊締螺合
は、締付部材4の室内側先端部に設けた凹溝部4dを固
定しながら締付ナット9を回転させて締付させ、同様に
前記締付部材4と球面部固定ナット6の緊締螺合は、締
付部材4の室内側先端部に設けた凹溝部4dを固定しな
がら球面部固定ナット6の凹溝部6cを回転させて締付
させるため、締付作業は室内側だけででき、室外面の締
付部材4の蓋部4cまたは頭部4aに締付用の孔部を設
ける必要がなく、また孔部等の凹凸の無いフラット面で
あるため雨滴や埃が溜まることもない。
【0028】また、前記球面部5aと支持ボルト5間の
首部は狭小となっており、該球面部5と当接の球面部固
定ナット6の室内側内部がテーパー状で先端ほど拡径と
したテーパー部6bを設けたため、支持ボルト5と球面
部固定ナット6はテーパー角度範囲内で相対的に首振り
傾動自在である。
【0029】尚、前記緩衝材3、8、14および止水用
Oリング10としてはEPDM製、ネオプレンゴム、シ
リコンゴム、バイトンゴム、ウレタンゴム等の耐候性の
良い弾性体とした。
【0030】また、締付部材4、締付ナット9、球面部
5a、および支持ボルト5等はSUS等の錆びない金属
としたが、防錆塗装処理やメッキ等の処理をしたSS材
でも良い。
【0031】また、締付部材4の頭部4aの室外側面は
フラットとし、ガラス板1の室外側面と面一となるよう
に設け、締付部材4と締付ナット9との緊締螺合用、お
よび締付部材4と球面部固定ナット6との螺合用として
凹溝部4dを締付部材4の室内側先端に設け、また球面
部固定ナット6の室内側に凹溝部6cを設けたので、締
付部材4の頭部4a側には締付用の係止孔等の凹部を一
切設ける必要が無く、締付金具15の室外側面は全く凹
凸のないフラット面とすることができ、ガラス板を縦横
に併設したガラススクリーンをフラット面とすることが
できる。
【0032】そして、前記ガラス板1を図3に示すよう
に、上下、左右に複数枚配設し、互いに隣接する四枚の
ガラス板1のコーナー部に設けた取付孔2を締付支持す
る各締付金具15を、例えば図2に示すような支持アー
ム32の形状がX字状、H字状の4点または、I字状の
1点や、2点の支持金具30の各支持アーム32の先端
の取付孔31に遊挿および取付支持し、該支持金具30
の中心より垂設のロッド33を図示しない躯体に固設す
れば、図3に示すガラススクリーン40を形成すること
ができる。
【0033】球面部固定ナット6のテーパー部6bと支
持ボルト5の首部の間に配設したシールリング22によ
り空気中の塵埃の浸入を阻止し、該シールリング22は
弾性材を使用すれば締付金具15の支持ボルト5の傾動
を妨げるものではない。
【0034】また、シールリング22の形状をチューブ
状とすれば、一層締付金具15の傾動の自由度が増し、
空洞部11内に潤滑剤として僅かなグリースを充填して
おくと、傾動作動がより一層スムーズになる。
【0035】尚、ガラス板1とは強化されたガラス板
や、複数枚の強化ガラス相互、あるいは強化ガラスと生
板ガラスを組み合わせてPVBやEVA等の中間膜また
は樹脂注入で接着した合わせガラス、および前記のガラ
スに飛散防止樹脂膜を貼着したもの等が対象となる。
【0036】さらに、前記皿孔2aに合わせた形状の緩
衝材3、および筒状の緩衝材14の弾性層がゴム等の弾
性材からなり該弾性層の圧縮変形等により、締付部材4
と締付ナット9の緊締時に緩衝材3、14の圧縮変形に
よりガラス板1の取付孔2への過度の押し付け力を吸収
し、ガラス板1の取付孔2に無理な力がかからず、ガラ
ス板1の破損もない。
【0037】さらにまた、ガラス板1の面外方向の外力
による変形はガラス板背後の締付ナット9と当接の緩衝
材8の圧縮により吸収できる。尚、締付ナット9は外周
側面より緩み止めとして固定ビスにて締付固定する。
【0038】以上好適な実施例について述べたが、本発
明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えら
れるものである。このように本発明によれば、ガラス板
を四点で支持する点支持工法(DPG工法、Dot P
oint Grazing)により、フレームレスで開
放的な空間を形成でき、またフラットなガラススクリー
ンが構成でき、取付孔からの雨水の侵入をより確実に防
止できるものである。
【0039】
【発明の効果】傾動自在な支持ボルトの截頭形状からな
る球面部を締付部材と球面部固定ナットとで締付螺合す
るようにしたので、該球面部の取外しが可能であり、ま
た、ガラス板の穿設部を皿孔とし、皿孔形状に合わせた
締付部材と締付ナットで緩衝材を介して締付挟持するよ
うにしたので、ガラス板面をフラット面とすることがで
きる。
【0040】さらに、ガラス板の取付孔の内側端面に止
水用Oリングを挟んで緩衝材を圧接したことで取付孔部
の止水性が大幅に向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の支持構造の縦断面図。
【図2】本発明の支持構造の締付金具を取り付ける四点
支持金具の斜視図。
【図3】点支持工法によるガラススクリーンの正面図。
【符号の説明】
1 ガラス板 2 取付孔 2a 皿孔部 2b ストレート孔部 3 緩衝材 4 締付部材 4a 頭部 4b 筒状部 4c 蓋部 4d 凹溝部 5 支持ボルト 5a 球面部 5c ボルト部 6 球面部固定ナット 6a 凹状球面部 6b テーパー部 6c 凹溝部 7 止めネジ 8 緩衝材 9 締付ナット 10 止水用Oリング 11 空洞部 14 緩衝材 15 締付金具 30 支持金具 40 ガラススクリーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス板の四隅部に設けた穿設部の一端側
    を皿孔とし、他端側をストレート孔とする取付孔の内側
    端面に緩衝材を介し、該取付孔の形状に合わせた締付部
    材を該取付孔に挿通し、ストレート孔側よりナットで締
    付挟持するガラス板の支持金具において、一端に截頭球
    状からなる球面部を設け、他端を躯体の固定部材に固着
    する支持ボルトと、ガラス板の取付孔の形状に合わせ一
    端側に蓋部を有する筒状のボルト状でその内面に前記支
    持ボルトの球面部をなす球の中心より截頭側の球面部と
    内接する摺動面を設けた締付部材と、該締付部材の筒状
    部内面と螺合し、かつ筒状でその一端側内面をテーパー
    孔とし、他端側内面に前記球面部をなす球の中心より截
    頭側とは反対側の球面部と内接する摺動面を設けた球面
    部固定ナットと、前記締付部材の筒状部の外周と螺合し
    ガラス板の取付孔周辺部をパッキンを介して緊締せしめ
    る締付ナットと、支持ボルトに設けた球面部の先端の截
    頭面と締付部材の蓋部の裏面とに形成される空洞部とか
    らなり、前記球面部を締付部材と球面部固定ナットで着
    脱自在かつ傾動自在に設けたことを特徴とするガラス板
    の支持構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103556905A (zh) * 2013-10-30 2014-02-05 无锡市安捷脚手架有限公司 铝合金型材

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CN103556905A (zh) * 2013-10-30 2014-02-05 无锡市安捷脚手架有限公司 铝合金型材

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