JPH1161809A - ねじ継手付き杭 - Google Patents
ねじ継手付き杭Info
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- JPH1161809A JPH1161809A JP22214397A JP22214397A JPH1161809A JP H1161809 A JPH1161809 A JP H1161809A JP 22214397 A JP22214397 A JP 22214397A JP 22214397 A JP22214397 A JP 22214397A JP H1161809 A JPH1161809 A JP H1161809A
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- Japan
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- guide
- joint
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
等以上の調芯機能を有するねじ継手付き杭を提供する。 【解決手段】 上杭1と下杭7とをねじ継手によって接
合する杭において、その雌ねじ継手部と雄ねじ継手部
は、それぞれその継手部の先端部および対応する付根部
にガイド部2,4を有するねじ継手付き杭。また、前記
杭において雌ねじ継手先端部のガイド部の長さが雄継手
先端部のガイド部の長さより長い杭。また、前記杭にお
いて雌ねじ継手の先端部に対応する雄ねじ継手の付根部
のガイド部の外周に杭軸に直交する目安線6を有する
杭。
Description
り継ぎ杭される鋼管杭および鋼管矢板(以下、これらを
単に鋼管杭という)に関するものである。
鋼管杭を継ぎ杭する作業を全天候で行え、作業時間を短
縮化することのできるねじ継手付き鋼管杭が提案されて
いる。このねじ継手付き鋼管杭として、特開平7−82
738号および特開平7−102555号が開示されて
いる。前者は、雌ねじ継手部および雄ねじ継手部の外径
が鋼管杭本体の外径と実質同一であり、前記ねじ継手部
は数回転でねじ込みが完了するようなテ−パ−ねじであ
るねじ継手付き鋼管杭である。これにより、地盤の削孔
径が大きくならず工事費が節減できる。後者は、ねじ継
手部のねじをのこ歯ねじとし、雄ねじはそのねじ山傾斜
面がねじ込む方向に形成されてなり、且つ、雌雄ねじ継
手部のうちの少なくとも一つに他方のねじ継手部の先端
面が当接するショルダ−部を有する。この構成により継
手部の外径を杭本体より拡大することなく、杭本体と剪
断、引っ張り、曲げ強度を同等以上にすることができ
る。
とき留意すべき点としては、上杭と下杭の芯合わせ作業
が挙げられる。上下杭の芯、即ち雌雄ねじ継手部の中心
軸が一致していないと、ねじ込み作業として継手部の付
いた上杭或いは下杭のどちらか一方を回転させても、雌
雄ねじ部のねじ山がうまく噛み合わず(または、ねじ込
み作業がスム−スに行えず)、ねじ込み不良となる場合
がある。
「テ−パ−ネジ継手式杭」(特願平7−329139
号)を提案している。これは、ねじ継手部の先端部或い
は付根部にガイド部を設けて案内体とし、雌雄継手結合
時の初期段階、即ち、上杭差込み時に雌雄継手(上下
杭)の芯合わせ機能を持たせたものである。案内体に沿
って差し込んだ後にねじ込み回転を行えば、雌雄ねじ継
手の中心軸を一致させたままねじ込み作業が行えるた
め、スム−スなねじ込み作業ができるいうものである。
た特願平7−329139号(前出願と称す)のガイド
部は、図7および8に示すように、ねじ部の先端部若し
くは付根部のどちらか一方に設けられているため、ガイ
ド部長さliによってのみ雌雄継手部の傾斜を制御しなけ
ればならない。この観点からすると、前出願では、ガイ
ド部長さと継手部径、ねじ山ピッチ、テ−パ−値、雌雄
継手部のガイド部の隙間量の関係を以下のように定義し
ている。
るために長いガイド部を設けることになり、必ずしも最
適な設計になっていない。本発明は、前出願の杭のねじ
継手より短いガイド部によって、同等以上の調芯機能を
有するねじ継手付き杭を提供することを目的とする。
構成からなる杭により達成する。
って接合する杭において、その雌ねじ継手部と雄ねじ継
手部は、それぞれその継手部の先端部および対応する付
根部にガイド部を有するものである。
手先端部のガイド部の長さが雄継手先端部のガイド部の
長さより長いねじ継手付き杭である。
雌ねじ継手の先端部に対応する雄ねじ継手の付根部のガ
イド部の外周に杭軸に直交する目安線を設けたねじ継手
付き杭である。
杭において、雌ねじ継手および雄ねじ継手先端部のガイ
ド部の長さがねじ山高さとテ−パ−値の商の2倍より長
く、雌ねじ継手継手先端部のガイド部の長さが雄ねじ継
手先端部のガイド部の長さより長い請求項1または2ま
たは3記載のねじ継手付き杭。
部および付根部にガイド部を設けているから、特願平7
−329139号の杭より短いガイド部で、それと同等
以上に芯合わせが容易に行える。
イド部の長さを雄継手先端部のガイド部の長さより長く
すれば、第1の杭よりさらに容易に芯合わせができる。
ガイド部外周に目安線を設ければ、目安線と雌ねじ継手
部の先端面の両端の距離を目視で比較するだけで容易に
両杭の芯狂いが分かる。
じ継手先端部のガイド部の長さがねじ山高さとテ−パ−
角度の商の2倍より長く、雌ねじ継手継手先端部のガイ
ド部の長さが雄ねじ継手先端部のガイド部の長さより長
くすれば、両ねじ継手部のねじ山が接触する前に、調芯
機能を発揮させることができる。
いて以下に説明する。
雌ねじ継手部を破断して示した両ねじ継手部の正面図、
図2は、本発明の螺合、結合した雌雄両ねじ部の縦断面
図である。1は上鋼管杭、7は下鋼管杭である。上鋼管
杭1の一方端には雄ねじ3が設けられており、雄ねじ3
の上部、即ち上鋼管杭1の付根部に上ガイド部2が、下
部、即ち先端部には下ガイド部4が形成されている。上
ガイド部2の外径は、その機能上雄ねじ3のねじ山径よ
りも大径に形成してある。また、下ガイド部4の外径
は、同理由で雄ねじ3のねじ山径よりも小径に形成して
ある。なお、この例では、上ガイド部2と上鋼管杭1の
間に段付き部5を形成してあるが、この段付き部5はな
くてもよい。
けられている。雌ねじ9の奥に下ガイド部8が、前部に
上ガイド部10が、さらにガイド部10の前部、即ち下
鋼管杭7の端部に凹状段付き部7aが形成されている。
上ガイド部10の内径は、その機能上雌ねじ9の谷径よ
り大径であり、また、下ガイド部8の内径は雌ねじ9の
谷径より小径に形成されている。
にガイド部を設けて、上下の鋼管杭の結合時の芯合わせ
を確実、容易にしている。そして、li3=(li1+lt+li2)の
長さで雌雄両継手部の芯ずれを制御することができる。
即ち、ねじ部長さも調芯手段として活用することができ
るので、ガイド長さを短くすることができる。この理由
を図3および4により以下に詳述する。ガイド部長さは
以下の式で決定される。
イド部内壁との隙間
雄継手部の傾き量を、ねじ部でかじりが発生するときの
雌雄継手部の傾き量より小さく規定することを表わした
式である。これを次に説明する。
したしたときの上下杭の傾き量を表わす。図5に示すよ
うに、周方向にある任意個所の雌雄ねじ山同士が噛み合
っているとき、相対する180°対面方向の雌雄ねじ山
が噛み合わないときに、ねじ継手部でかじりが発生する
とみなす。即ち、片側の雌雄ねじ部が噛み合っていると
きに180°対面方向の雌雄ねじ山は、管軸方向に1/
2ピッチだけ互いにずれていると考えられる。従って、
雌雄継手部の傾き量は、軸方向の距離p/2とねじ部径
Dminによって表現できる。
される傾き量を表わす。雌雄継手部の有する相対するガ
イド部の直径寸法は、加工上および施工上、同径とする
ことは現実的に不可能であり、雌雄ガイド部寸法差=雄
ねじ継手部を雌ねじ継手部に差し込んだときの隙間量δ
ができる。一方において、ガイド部は図3,4に示すよ
うに軸方向距離li3によって制御するため、隙間量δに
よる雌雄継手部の傾き量は、δとli3(=li1+lt+li2)
との関数で表現できる。ただし、ガイド部が調芯性を発
揮するためには、テ−パ−ねじ部の雌雄ねじ山同士が接
触する直前までに調芯性を発揮しなければならず、従っ
て、ねじ山高さの管軸方向距離(2kh)分手前で機能さ
せる必要があり、2khを引き算している。
および付根部に設けたガイド部の長さの最低長さを規定
するものである。雌雄継手部を嵌合する際、雌雄ねじ山
同士の接触に先行してガイド部を接触させることを表わ
す式である。
式でガイド部長さ決定する場合と、前出願のガイド部長
さを決定する場合とを比較してみる。ねじ継手部の寸法
諸元を Dmin=275mm p=8.5mm h=3.0mm 1/k=1/6 lt=130mm δ=1.0mm として計算すると、本発明においては、li(li1+li2)>36
mmとなり、前出願の発明においては、 li>166mmとな
り、本発明による方がガイド部長さを130mmも短くでき
ることが分かる。従って、本発明の杭のねじ継手長さを
前出願発明の杭のねじ継手長さを短くすることができ、
その分杭全体の長さを短くできることが分かる。
上ガイド部2の外周にその管軸に直交する目安線6を刻
印しておけば、雄ねじ継手部を雌ねじ継手部に螺合する
途中で、下鋼管杭7の左右先端面7aと目安線6の間の距
離h1 ,h2を比較し、それらに差があれば上鋼管杭1が
下鋼管杭7に対し傾斜していると判定することができ
る。
から以下のような効果が得られる。
9号の杭より短いガイド部で、それと同等以上に芯合わ
せが容易に行える。
易に芯合わせができる。
の先端面の両端の距離を目視で比較するだけで容易に両
杭の芯狂いが分かる。
が接触する前に、調芯機能を発揮させることができる。
を破断して示した両ねじ継手部の正面図である。
断面図である。
図である。
イド部の隙間を示した縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
じ継手部を部分破断した縦断面図である。
部分破断した縦断面図である。
部分破断した縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 上杭と下杭とをねじ継手によって接合す
る杭において、その雌ねじ継手部と雄ねじ継手部は、そ
れぞれその継手部の先端部および対応する付根部にガイ
ド部を有することを特徴とするねじ継手付き杭。 - 【請求項2】 雌ねじ継手先端部のガイド部の長さが雄
継手先端部のガイド部の長さより長い請求項1記載のね
じ継手付き杭。 - 【請求項3】 雌ねじ継手の先端部に対応する雄ねじ継
手の付根部のガイド部の外周に杭軸に直交する目安線を
有する請求項1または2記載のねじ継手付き杭。 - 【請求項4】 雌ねじ継手および雄ねじ継手先端部のガ
イド部の長さがねじ山高さとテ−パ−値の商の2倍より
長く、雌ねじ継手継手先端部のガイド部の長さが雄ねじ
継手先端部のガイド部の長さより長い請求項1または2
または3記載のねじ継手付き杭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22214397A JP3248459B2 (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | ねじ継手付き杭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22214397A JP3248459B2 (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | ねじ継手付き杭 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161809A true JPH1161809A (ja) | 1999-03-05 |
JP3248459B2 JP3248459B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=16777860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22214397A Expired - Fee Related JP3248459B2 (ja) | 1997-08-19 | 1997-08-19 | ねじ継手付き杭 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3248459B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003129467A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-08 | Asahi Kasei Corp | 雌雄ネジの始端部構造 |
KR20160008082A (ko) * | 2014-07-10 | 2016-01-21 | 시지엔지니어링(주) | 다양한 결합방식의 임플란트 파일을 갖는 복합말뚝 |
-
1997
- 1997-08-19 JP JP22214397A patent/JP3248459B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003129467A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-08 | Asahi Kasei Corp | 雌雄ネジの始端部構造 |
KR20160008082A (ko) * | 2014-07-10 | 2016-01-21 | 시지엔지니어링(주) | 다양한 결합방식의 임플란트 파일을 갖는 복합말뚝 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3248459B2 (ja) | 2002-01-21 |
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