JPS58204259A - 異形鉄筋用継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、異形鉄筋用継手に関するものである。

棒鋼の外面に螺旋ふしを形成したねじ鉄筋は、連結を溶
接等によることなくカップラーによシ簡単かつ確実に行
うことができるとともに、ふしがコンクリートとの付着
性を高める利点があるので、近年建設関係に汎用されて
いる。

ねじ鉄筋相互を連結する場合の連結構造の一般例は、第
１図または第２図に示すものである。第１図において、
第１ねじ鉄筋１と第２ねじ鉄筋２とを連結するに当って
、カップラー１００を一方のたとえばねじ鉄筋１に、ナ
ツト１０１とともに螺合した後、突き合せ端部より後退
させておき、これに予めナラ）１０２を螺合した他方の
ねじ鉄筋２を突き合せ、その後カップラー１００をねじ
鉄筋２側へ螺進させ、ねじ鉄筋相互を連結した後、ナツ
ト１０１および１０２を矢印方向に回転させ、カッシラ
ー１００の固定を図るトルク法や、また他方、第２図の
ように、カップラー１００′の最終的な固定に当って、
ナツトを用いることなく、カップラー１００’に形成さ
れた固結剤注入用のグラウト孔１００’ａからエポキシ
樹脂、モルタル等の硬化性材料をねじ間隙に填充して固
定を図るグラウト法がある。

ところが、いずれの方法であっても、第３図に示すよう
に、ねじ鉄筋１，２それぞれをコンクリ−ト躯体１０３
，１０４に予め固定してしまい、しかもねじ鉄筋１，２
の端部のねじ山（ふし）ピッチが一致しなかった場合に
は、カップラー１００をねじ鉄筋１からねじ鉄筋２へ螺
合できず、接合が不可能となる。したがって、このよう
にねじ鉄筋１，２の周方向または軸方向位置を決めた後
、ねじ鉄筋１，２の固定を図らねばならず、甚だ繁雑で
ある。

また、第４図のように、予めねじ鉄筋１をコンクＩＪ　
−ト躯体１０３に埋設した後、ねじ鉄筋１にねじ鉄筋２
を連結し、次いでコンクリート躯体１０３の右方にコン
クリートを打設して打継ぐ場合、ねじ鉄筋２のねじ山を
ねじ鉄筋１のねじ山と合せるため、重いねじ鉄筋２を回
転させ位置決めする必要がある。

本発明は、前記従来例の類型な連結作業を無くそうとす
るもので、基本的にねじ鉄筋相互間のねじ自位置に関係
なく容易に連結可能な異形鉄筋用継手を提供しようとす
るものである。

以下本発明を第５図に示す具体例によって説明する。１
は第１ねじ鉄筋、２は第２ねじ鉄筋で、縦断面状態で示
されているが、八ッコンクを一部省略しである。ねじ鉄
筋１，２はそれぞれねじふし部Ｒと谷部Ｂとが形成され
ている。そして、本発明は、同図に示すように、ねじ鉄
筋１，２の谷部Ｂ、Ｂが不一致の場合であっても、本発
明に係る継手によって容易に連結可能とするものである
。

このために、第１ねじ鉄筋１には、第１ナツト１０およ
び第１カツプラー１１が螺合されている。

第１カツプラー１１は、その本体部１１Ａの内面に、ね
じ鉄筋１の外面形状に対応するふし部Ｒ１および谷部Ｂ
１が形成され、第１ねじ鉄筋１に螺合している。また、
第１カツプラー１１の第２ねじ鉄筋２との対向側は、拡
径された連結部１１Ｂとなっておシ、その外面は六角形
状をなしている。

連結部１１Ｂの内径は、ねじ鉄筋２の外径よシ大とされ
、その内面にはねじ鉄筋２のねじピッチＰＯよシ小ピッ
チＰ１とされた雌ねじ部１１ａが形成されている。

一方、第２ねじ鉄筋２には、第２ナツ）２０および第２
カツシラー２１が螺合されている。第２カツシラー２１
の内面には、ねじ鉄筋２の外面形状に対応するふし部Ｒ
２および谷部Ｂ２が形成され、また外面には前記雌ねじ
部１１ａに対応する雄ねじ部２１ａが形成されておシ、
この第２カツプラー２は第１カツプラー１の連結部１１
Ｂ内に螺合している。３０は、第３ナツトで、その内面
には雌ねじ部１１ａと同一の雌ねじ３０ａが形成されて
おシ、第２カツシラー２１に被嵌状態で螺合している。

このように構成された異形鉄筋用継手において、第１ね
じ鉄筋１と第２ねじ鉄筋２との連結に際しては、事前に
第１ねじ鉄筋１に第１ナツト１０および第１カツシラー
１１を螺合し、第２ねじ鉄筋２に第２ナツト２０および
第３ナツト３０を螺合した第２カツノラー２１を螺合し
ておく。

そして連結する場合には、第２カツプラー２１を第３ナ
ツト３０と共に第２ねじ鉄筋２に沿ってその端部側へ螺
進させ、続いて第１カツノラー１１を第１ねじ鉄筋１に
沿ってその端部側へ螺進（５） させ、第２カツプラー２１と螺合する。このとき、第１
カツプラー１１と第３ナツト３０とを強く衝合させる。

その後、第１ナツト１０を第１カッグラ−１１の背後へ
螺進させ第１カツノラー１１の固定を図るとともに、同
時にまたは順次に第２ナツト２０を第２カツノラー２１
の背後に螺進させ固定を図る。

ところで、第２カッノラ−２１の第２鉄筋２に沿う移動
に困難性をきたすならば、第５図仮想線で示すように、
端部に外形六角の７コンク部２１ｂを形成しておくとよ
い。

また、第１カツプラー１１にグラウト孔１１ｂを形成し
てグラウト法によシ固定を図ることも可能である。この
場合には、ナラ）１０．２０の使用を省略することもで
きる。

さらに、第２ねじ鉄筋２は第１ねじ鉄筋１と異サイズの
場合であってもよく、第２カツプラー２１を第２ねじ鉄
筋２のサイズごと予め用意しておけばよい。また、第１
カツシラー１１のサイズを揃えることもできる。

（６） 第６図はコンクリートの打継ぎの場合の例で、第１ねじ
鉄筋１の所定位置に第１ナツ）１０および第１カツシラ
ー１１を設け、第１カツプラー１１の端部開口にキャッ
プ４ｏを被せ、コンクリート躯体１０３を打設する。打
継ぎ時には、キャップ４０を取９去シ、予め第２カツプ
ラー２１、第２ナツト２０および第３ナツ）３０を螺合
した第２ねじ鉄筋２を第１ねじ鉄筋１に接近させ、その
後第２カツプラー２１を螺進させ、第２ナツト２０およ
び第３ナツト３０で固定を図る。

一方、鉄筋１，２とカッシラー１１．２１との間におい
て、ふしの傾斜面間に長さＬなる間隙を設けておくと、
連結接合が容易である。長さＬとしては約３ｍ程度が好
ましい。そして、前述のピッチＰ、　　を、ＰＩ＜Ｌと
することによって、カップラー１１および２１をねじ鉄
筋１，２の端部側へ螺進できるので、鉄筋のふし、谷の
連続性と関係なく強固に連結できる。さらに、第２カツ
プラー２１を容易に螺進させるためには、次式の関係と
すべきである。

以上の通９１本発明によれば、ねじ鉄筋１，２の相互の
ふしまたは谷が不連続であっても連結できるから、作業
性がきわめて向上する。さらに、コンクリートの打継の
場合には、フリーのねじ鉄筋を回わさなくともよいばか
シでなく、ねじ合せのために予め埋設側カップラーをコ
ンクリート打設表面から突出させなくともよく、スペー
スを有効に利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来例の継手による連結状態を示
す一部破断圧面図、第３図および第４図は従来の継手を
用いる場合の施工状態概要断面図、第５図は本発明に係
る継手の連結構造を示す断面図、第６図は本発明継手に
よるコンクリート打継時の施工状態概要断面図である。 １・・・第１ねじ鉄筋、２・・・第２ねじ鉄筋、１ｏ・
・・第１ナツト、１１・・・第１カツシラー、２０・・
・第２ナツト、２１・・・第２カツプラー、３０・・・
第３ナツト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （リ　第１ねじ鉄筋と第２ねじ鉄筋とを連結する継手で
   あって、第１ねじ鉄筋には第２ねじ鉄筋対向側部分の内
   径が第２ねじ鉄筋の外径より大となった内面に第２ねじ
   鉄筋のねじピッチよシ小ピッチの雌ねじ部を有する第１
   カツシラーを被嵌状態で螺合し、第２ねじ鉄筋には外面
   に前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を有する第２カツノ
   ラーを被嵌状態で螺合し、前記第１カツプラーを第２カ
   ツプラーに被嵌状態で螺合連結したことを特徴とする異
   形鉄筋用継手。