JPH1161033A - 塗料組成物およびその塗装法 - Google Patents

塗料組成物およびその塗装法

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JPH1161033A
JPH1161033A JP22886897A JP22886897A JPH1161033A JP H1161033 A JPH1161033 A JP H1161033A JP 22886897 A JP22886897 A JP 22886897A JP 22886897 A JP22886897 A JP 22886897A JP H1161033 A JPH1161033 A JP H1161033A
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paint
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epoxy group
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JP22886897A
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Satoshi Ikushima
聡 生島
Seiji Wada
誠司 和田
Yasumasa Okumura
保正 奥村
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗膜が60℃以上の高温に晒れても軟化せ
ず、長期耐汚染性に優れ、しかも付着した汚染物質を容
易に除去することが可能な塗膜を形成する塗料組成物を
提供すること。 【解決手段】 (A)1分子中に脂環式エポキシ基を2
個以上有する数平均分子量が2,000未満の化合物、
(B)数平均分子量が2,000〜50,000、水酸基
価が10〜150mgKOH/gおよびエポキシ当量が
220以下であるエポキシ基含有アクリル樹脂、(C)
熱潜在性カチオン重合性触媒および(D)光官能性カチ
オン重合性触媒を含有し、そして(A)成分のエポキシ
基対(B)成分のエポキシ基のモル比が1:1〜1:
0.05の範囲内にある有機溶剤系塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜が60℃以上
の高温に晒されても軟化せず、長期耐汚染性に優れ、し
かも付着した汚染物質を容易に除去することが可能な塗
膜を形成する塗料組成物、およびその塗装法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】自動車外板の上塗装料(特に
クリヤー塗料)としては、一般に、水酸基含有アクリル
樹脂とメラミン樹脂とを主成分とする有機溶剤系塗料が
使用されている。この塗料の塗膜は耐候性および仕上り
外観などは良好であるが、近年クローズアップされた
「耐酸性雨性」が十分でないという課題を有している。
この耐酸性雨性を改良した上塗装料として、メラミン樹
脂を使用せず、カルボキシル基含有樹脂とエポキシ基含
有樹脂とを主成分とする有機溶剤系塗料(通称、酸エポ
キシ型塗料)が提案されている。この酸エポキシ型塗料
の硬化塗膜は、耐候性および仕上り外観に優れ、しかも
耐候性も良好であるが、耐汚染性に劣り、付着した汚染
物質を痕跡なく除去することが困難であるという課題を
有していることが判明した。
【0003】自動車外板の上塗装膜には、汚染物質(例
えば、鳥糞、花粉、虫の死骸など)、鉄粉、砂泥、排気
スス(カーボン、パラフィンなど)が付着したり、浸み
込んだり、めり込んだりして汚染しやすい。例えば、塗
膜に付着した鳥糞は、乾燥固化の際に凝縮するが、それ
に伴って塗膜面も縮んでその部分の光沢や鮮映性などの
外観が低下し、また、花粉や虫の死骸などは、雨などで
濡れるとたんぱく質やアミノ酸などが溶出し、これが塗
膜に浸み込んで汚染源になるものと思われる。また、鉄
粉、砂泥、排気ガスなどは、塗膜に付着またはめり込ん
だりして汚染源になる。
【0004】一方、自動車外板部は屋外放置すると、太
陽熱により60℃以上になることがあり、かかる高温で
は上塗装膜が軟化して、これらの汚染がさらに促進され
やすくなる。
【0005】このようにして塗膜が汚染されると、単に
抜き取ったりまたは洗剤やワックスなどを使用しても除
去することができず、美観性を損ねることになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、自動車
用上塗装料として用いられている従来の有機溶剤系塗料
(例えば、水酸基含有アクリル樹脂とメラミン樹脂とを
主成分とする有機溶剤系塗料、酸エポキシ型塗料など)
と比較して、耐候性、仕上り外観、耐酸性などが同等ま
たはそれ以上であり、しかも耐汚染性が良好な塗膜を形
成することのできる新規な有機溶剤系塗料を開発するこ
とである。
【0007】本発明者らは、上記目的の達成のため鋭意
研究を行った結果、1分子中に脂環式エポキシ基を2個
以上有する数平均分子量が2,000未満の化合物、数
平均分子量が2,000〜50,000、水酸基価が10
〜150mgKOH/gかつエポキシ当量が220以下
であるエポキシ基含有アクリル樹脂、熱潜在性カチオン
重合性触媒および光官能性カチオン重合触媒を含有する
有機溶剤系塗料から形成される硬化塗膜は、60℃以上
の高温に晒されても軟化することがなく、汚染物質が浸
み込んだりめり込んだりすることがなく、汚染物質が付
着しても容易に除去することができ、長期耐汚染性が極
めて優れており、しかも耐候性、仕上り外観、耐酸性な
どにも優れていることを見出し、本発明を完成した。
【0008】かくして、本発明は、(A)1分子中に脂
環式エポキシ基を2個以上有する数平均分子量が2,0
00未満の化合物、(B)数平均分子量が2,000〜
50,000、水酸基価が10〜150mgKOH/g
およびエポキシ当量が220以下であるエポキシ基含有
アクリル樹脂、(C)熱潜在性カチオン重合性触媒およ
び(D)光官能性カチオン重合性触媒を含有し、そして
(A)成分のエポキシ基対(B)成分のエポキシ基のモ
ル比が1:1〜1:0.05の範囲内にある有機溶剤系
塗料を提供するものである。
【0009】本発明はまた、少なくとも1種の着色染料
および少なくとも1種のクリヤー塗料を順次塗装するに
あたり、少なくとも最上層のクリヤ塗膜を形成するクリ
ヤー塗料として上記本発明の有機溶剤系塗料組成物を使
用することを特徴とする塗装法を提供するものである。
【0010】本発明の塗料を用いれば、ツーコン硬度
(20℃)が15以上、好ましくは17〜25の硬質塗
膜を容易に形成せしめることができる。
【0011】ここで、「ツーコン硬度(20℃)」は、
塗料をガラス板に硬化塗膜で30μmになるように塗装
し、所定の条件、例えば140℃で30分加熱硬化させ
た塗膜を、20℃において、American Chain & Cable C
ompany 製のTUKON microhardness tester にて測定した
ときの値であり、その数値が大きいほど硬質であること
を意味する。従来の熱硬化性塗料によって形成される硬
化塗膜のツーコン硬度(20℃)は通常5〜10であ
り、本発明の塗料は、それよりもはるかに硬質の硬化塗
膜を形成することができるようにしたことに1つの大き
な特徴がある。
【0012】以下、本発明の塗料について、さらに具体
的に説明する。
【0013】(A)成分:1分子中に脂環式エポキシ基
を2個以上有する数平均分子量2,000未満のポリエ
ポキシ化合物である。ここで、「脂環式エポキシ基」
は、脂環式炭化水素の環を構成する2個の隣接炭素原子
と1個の酸素原子により形成されるオキシラン環(2個
の炭素原子と1個の酸素原子とで構成される3員環)で
あり、上記の脂環式炭化水素は、一般に3〜12個、好
ましくは5〜6個の環炭素原子を有することができる。
【0014】(A)成分は、かかる脂環式エポキシ基を
1分子中に2個以上、好ましくは2〜3個有し、かつ数
平均分子量が2,000未満、好ましくは100〜1,5
00の化合物である。また、該(A)成分は、50〜5
00、特に100〜300のエポキシ当量を有すること
が好ましい。
【0015】かかる(A)成分としては、例えば、ジシ
クロペンタジエンジオキサイド、ビス(2,3−エポキ
シシクロペンチル)エーテル、エポキシシクロヘキセン
カルボン酸エチレングリコールジエステル、ビス(3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス
(4,5−エポキシ−2−メチルシクロヘキシルメチ
ル)アジペート、エチレングリコール−ビス(3,4−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)、3′,
4′−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキ
シシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ
−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、1,2,
5,6−ジエポキシ−4,7−メタノペルヒドロインデ
ン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−3′,
4′−エポキシ−1,3−ジオキサン−5−スピロシク
ロヘキサン、1,2−エチレンジオキシ−ビス(3,4−
エポキシシクロヘキシルメタン)、ジ−2,3−エポキ
シシクロペンチルエーテル、4′,5′−エポキシ−
2′−メチルシクロヘキシルメチル−4,5−エポキシ
−2−メチルシクロヘキサンカルボキシレートなどが挙
げられる。
【0016】(B)成分:数平均分子量が2,000〜
50,000、水酸基価が10〜150mgKOH/g
およびエポキシ当量が220以下であるエポキシ基含有
アクリル樹脂である。
【0017】(B)成分のアクリル樹脂が有する「エポ
キシ基」としては、上記脂環式エポキシ基およびグリシ
ジル(メタ)アクリレートに由来するエポキシ基が特に
好適であるが、その他に、脂環式炭化水素の環を構成す
る1個の炭素原子とオキシラン環を構成する1個の炭素
原子が共通しているスピロ型のエポキシ基なども包含さ
れる。
【0018】かかる(B)成分は、例えば、エポキシ基
含有重合性モノマー(B−1)、水酸基含有重合性モノ
マー(B−2)およびアクリル系重合性モノマー(B−
3)を必須成分とし、さらに必要に応じて他の重合性モ
ノマー(B−4)を使用し、共重合することにより得る
ことができる。
【0019】エポキシ基含有重合性モノマー(B−1)
は、1分子中にエポキシ基および重合性不飽和二重結合
をそれぞれ少なくとも1個ずつ有する化合物であり、具
体的には例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、メ
チルグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
(メタ)アクリレート、2−(1,2−エポキシ−4,7
−メタノペルヒドロインデン−5(6)−イル)オキシ
エチル(メタ)アクリレート、5,6−エポキシ−4,7
−メタノペルヒドロインデン−2−イル−(メタ)アク
リレート、1,2−エポキシ−4,7−メタノペルヒドロ
インデン−5−イル−(メタ)アクリレート、2,3−
エポキシシクロペンテニル(メタ)アクリレート、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル化ポリカプロラクト
ンの(メタ)アクリレート、アクリル酸またはメタクリ
ル酸と上記(A)成分との等当量反応生成物、下記一般
式で示される化合物などが挙げられる。
【0020】
【化1】
【0021】
【化2】
【0022】上記式中、R1は同一もしくは異なって水
素原子またはメチル基を示し、R2は同一もしくは異な
ってC1-8の炭化水素基を示し、R3は同一もしくは異な
ってC1-20の炭化水素基を示し、wは0〜10の整数を
示す。
【0023】水酸基含有重合性モノマー(B−2)は、
1分子中に水酸基および重合性不飽和二重結合をそれぞ
れ少なくとも1個ずつ有する化合物であり、具体的には
例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレートなどのアクリル酸またはメタク
リル酸と炭素数2〜10の2価アルコール(グリコー
ル)とのモノエステル化物;ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールな
どのポリエーテルポリオールとアクリル酸またはメタク
リル酸とのモノエステル化物;などが挙げられる。
【0024】アクリル系重合性モノマー(B−3)に
は、アクリル酸またはメタクリル酸と炭素数1〜24の
1価脂肪族または脂環式アルコールとのエステル化物が
包含され、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシルなどが挙げられる。これらモノマーは単独で使用
することができ、または2種以上併用することもでき
る。
【0025】他の重合性モノマー(B−4)は、1分子
中に1個以上の重合性不飽和二重結合を有する、上記モ
ノマー(B−1)、(B−2)および(B−3)以外の
化合物であり、具体的には下記のモノマーを例示するこ
とができる。
【0026】i) アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などのカルボ
キシ基含有重合性モノマー、 ii) N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メ
トキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメ
チル(メタ)アクリルアミドなどのアミド系重合性モノ
マー、 iii) エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテ
ル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、
シクロペンチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニル
エーテル、フェニルビニルエーテル、ベンジルビニルエ
ーテル、アリルグリシジルエーテルなどのビニルエーテ
ル類、 iv) 酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、エチレン、プ
ロピレン、塩化ビニル、スチレン、α−メチルスチレ
ン、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリ
ル、ビニルピロリドンなど。
【0027】(B)成分は、上記のモノマー(B−
1)、(B−2)および(B−3)を必須成分とし、さ
らに必要に応じて(B−4)を使用し、例えば、ラジカ
ル重合触媒の存在下に通常の方法により溶液重合するこ
とによって調製することができる。
【0028】これらの各モノマーの構成比率は、得られ
る(B)成分の水酸基価が10〜150mgKOH/
g、好ましくは20〜120mgKOH/g、エポキシ
当量が220以下、好ましくは100〜200の範囲内
になるように選択することができる。また、(B)成分
の数平均分子量は2,000〜50,000、特に3,0
00〜20,000の範囲内にあることが好ましい。
【0029】本発明の塗料において、(A)成分と
(B)成分とは、一般に、該両成分中のエポキシ基のモ
ル比が(A)成分:(B)成分=1:1〜1:0.0
5、好ましくは1:0.8〜1:0.2の範囲内となるよ
うにして配合することができる。また、(A)成分と
(B)成分の平均エポキシ当量は、通常300以下、特
に100〜250の範囲内となるようにするのが好適で
ある。
【0030】(C)成分:カチオン重合性触媒である。
【0031】(C)成分は、常温では不活性であるが加
熱して臨界温度に達すると開裂してカチオンを発生し、
カチオン重合を開始させるカチオン重合性触媒であっ
て、例えば、SbF6−、SbF4−、AsF6−、PF6
−などを陰イオン成分とする窒素、イオウ、リンまたは
ヨードのオニウム塩を包含する。具体的には、以下に例
示する化合物が好適である。
【0032】i) 4級アンモニウム塩型化合物:例え
ば、N,N−ジメチル−N−ベンジルアニリニウム六フ
ッ化アンチモン、N,N−ジエチル−N−ベンジルアニ
リニウム四フッ化ホウ素、N,N−ジメチル−N−ベン
ジルピリジニウム六フッ化アンチモン、N,N−ジエチ
ル−N−ベンジルピリジニウムトリフルオロメタンスル
ホン酸、N,N−ジメチル−N−(4−メトキシベンジ
ル)ピリジニウム六フッ化アンチモン、N,N−ジエチ
ル−N−(4−メトキシベンジル)ピリジニウム六フッ
化アンチモン、N,N−ジエチル−N−(4−メトキシ
ベンジル)トルイジニウム六フッ化アンチモン、N,N
−ジメチル−N−(4−メトキシベンジル)トルイジニ
ウム六フッ化アンチモンなど、ii) スルホニウム塩型
化合物:例えば、トリフェニルスルホニウム四フッ化ホ
ウ素、トリフェニルスルホニウム六フッ化アンチモン、
トリフェニルスルホニウム六フッ化ヒ素、アデカCP−
66(旭電化工業製)、アデカCP−77(旭電化工業
製)、トリ(4−メトキシフェニル)スルホニウム六フ
ッ化ヒ素、ジフェニル(4−フェニルチオフェニル)ス
ルホニウム六フッ化ヒ素など、 iii) ホスホニウム塩型化合物:例えば、エチルトリフ
ェニルホスホニウム六フッ化アンチモン、テトラブチル
ホスホニウム六フッ化アンチモンなど、 iv) ヨードニウム塩型化合物:例えば、ジフェニルヨ
ードニウム六フッ化ヒ素、ジ−4−クロロフェニルヨー
ドニウム六フッ化ヒ素、ジ−4−ブロムフェニルヨード
ニウム六フッ化ヒ素、ジ−p−トリルヨードニウム六フ
ッ化ヒ素、フェニル(4−メトキシフェニル)ヨードニ
ウム六フッ化ヒ素など。
【0033】これらのカチオン重合性触媒(C)は、臨
界温度(例えば、約100〜180℃、好ましくは約1
20〜160℃)で約10〜40分程度加熱すると開裂
してカチオンを発生し、(A)成分の脂環式エポキシ基
および(B)成分の水酸基、エポキシ基の相互間でのカ
チオン重合を開始させ、該両成分が架橋反応し三次元に
硬化するのを促進するのに役立つ。
【0034】カチオン重合性触媒(C)の配合量は特に
制限されないが、一般には、上記(A)成分と(B)成
分との合計固形分100重量部あたり、0.05〜10
重量部、特に0.5〜5重量部の範囲内が適している。
【0035】(D)成分:光官能性カチオン重合性触媒
である。
【0036】本発明の塗料において、以上に述べた
(A)、(B)および(C)成分に、さらに(D)成分
を加えることによって、光硬化性が付与され、その結
果、塗面のタレなどを防止することができ、しかも、塗
面に付着したゴミ、ブツなどを除去するためのサンディ
ング(研磨)作業性も向上する。つまり、(A)、
(B)および(C)成分の3成分系では、塗膜の加熱硬
化時にタレを発生することがあるが、これに(D)成分
を加え、加熱前に光照射して予備硬化させておくとタレ
を防止することができる。また、(A)、(B)および
(C)成分の3成分系では、加熱硬化した後の塗膜が硬
質であり、ゴミ、ブツを除去するためのサンディングが
困難であるが、これに(D)成分を加え光照射して予備
硬化させた塗膜では、サンディングを容易に行なうこと
ができ、ゴミ、ブツの除去が簡単になる。
【0037】本発明に用いられる光官能性カチオン重合
性触媒(D)としては、下記の化合物が挙げられる。
【0038】i) 下記一般式(I)、(II)で示さ
れるジアゾニウム塩:
【0039】
【化3】
【0040】ii) 下記一般式(III)、(IV)、
(V)で示されるスルホニウム塩:
【0041】
【化4】
【0042】iii) 下記一般式(VI)で示されるヨー
ドニウム塩: R26−I+−R27・MXn - (VI) iv) 下記一般式(VII)、(VIII)で示される
金属化合物:
【0043】
【化5】
【0044】v) 下記一般式(IX)、(X)で示さ
れるスルホニウムアセトン類:
【0045】
【化6】
【0046】上記各式中、R11〜R38はそれぞれ水素原
子、アルキル基、フェニル基、アリール基またはヒドロ
キシアルキル基を示し、MXnはSbF6、AsF6、P
6またはBF4を示す。
【0047】これらの(D)成分の添加配合量は、一般
に(A)成分と(B)成分との合計固形分に対し、0.
2〜200重量%、好ましくは1〜20重量%の範囲と
することができる。
【0048】さらに、(D)成分として、vi)光照射
によってシラノール基を生ずるけい素化合物、vii)
アルミニウム化合物の錯体などを使用することもでき
る。
【0049】このようなけい素化合物vi)としては、
ペルオキシシラン基、o−ニトロベンジルオキシ基、α
−ケトシリル基のいずれかを有するけい素化合物を用い
ることが好ましい。これらけい素化合物のうち、ペルオ
キシシラン基を有するものとしては次式で示されるもの
が包含される。
【0050】(RX1)ns-Si(O−O−RX24-ns 式中、Rx1およびRx2は同一であっても異なっていても
よく、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5
のアルキル基またはアリールもしくはアラルキル基を示
し、nsは0〜3の整数である。
【0051】ここで、炭素数1〜5のアルキル基として
は、たとえば、メチル、エチル、イソプロピル、n−プ
ロピル、n−ブチル、t−ブチル、sec−ブチル、n
−ペンチル基などがあげられ、アリールもしくはアラル
キル基としては、たとえば、フェニル、ナフチル、アン
トラニル、ベンジル基などがあげられ、炭素数1〜5の
アルキル基およびアリールもしくはアラルキル基は、ハ
ロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基等の置換
基を有していてもよい。
【0052】このようなけい素化合物の具体例としては
下記のものが挙げられる。
【0053】
【化7】
【0054】上記式中、Bはベンゼン核を示す。
【0055】前記けい素化合物のうち、O−ニトロベン
ジルオキシ基を有するものとしては下記式で示されるも
のが包含される。
【0056】
【化8】
【0057】式中、R41〜R43は同一であっても異なっ
ていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、ビニ
ル基、アリル基、炭素数1〜10の非置換もしくは置換
アルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、非置換も
しくは置換アリール基、アリールオキシ基またはシロキ
シ基を示し、R44は水素原子、炭素数1〜10の非置換
若しくは置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル基
を示し、R45、R46、R47およびR48は同一であっても
異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、メルカプト
基、アセチル基、アリル基、炭素数1〜5のアルキル
基、炭素数1〜5のアルコキシ基、非置換若しくは置換
アリール基またはアリールオキシ基を示し、p、qおよ
びrは0≦p、q、r≦3、1≦p+q+r≦3の条件
を満たす整数である。
【0058】ここで、炭素数1〜10の非置換若しくは
置換アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、クロロメチ
ル、クロロエチル、フルオロメチル、シアノメチル基な
どがあげられ、炭素数1〜10のアルコキシ基として
は、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n
−ブトキシ基などがあげられる。また、非置換若しくは
置換アリール基としては、例えば、フェニル、p−メト
キシフェニル、p−クロロフェニル基などがあげられ
る。
【0059】かくして上記式の化合物の具体例として
は、p−トリフルオロメチルフェニルビニルメチルフェ
ニル(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、t−ブチル
メチルフェニル(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、
トリエチル(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリ
(2−クロロエチル)−o−ニトロベンジルオキシシラ
ン、トリ(p−トリフルオロメチルフェニル)−o−ニ
トロベンジルオキシシラン、トリメチル[α−(o−ニ
トロフェニル)−o−ニトロベンジルオキシ]シラン、
ジメチルフェニル[α−(o−ニトロフェニル)−o−
ニトロベンジルオキシ]シラン、メチルフェニルジ[α
−(o−ニトロフェニル)−o−ニトロベンジルオキ
シ]シラン、トリフェニル(α−エチル−o−ニトロベ
ンジルオキシ)シラン、トリメチル(3−メチル−2−
ニトロベンジルオキシ)シラン、ジメチルフェニル
(3,4,5−トリメトキシ−2−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、トリフェニル(4,5,6−トリメトキシ−
2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルメチル
(5−メチル−4−メトキシ−2−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、トリフェニル(4,5−ジメチル−2−ニ
トロベンジルオキシ)シラン、ビニルメチルフェニル
(4,5−ジクロロ−2−ニトロベンジルオキシ)シラ
ン、トリフェニル(2,6−ジニトロベンジルオキシ)
シラン、ジフェニルメチル(2,4−ニトロベンジルオ
キシ)シラン、トリフェニル(3−メトキシ−2−ニト
ロベンジルオキシ)シラン、ビニルメチルフェニル
(3,4−ジメトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シ
ラン、ジメチルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラ
ン、メチルフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シ
ラン、ビニルフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)
シラン、t−ブチルフェニルジ(o−ニトロベンジルオ
キシ)シラン、ジエチルジ(o−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、2−クロロエチルフェニルジ(o−ニトロ
ベンジルオキシ)シラン、ジフェニルジ(o−ニトロベ
ンジルオキシ)シラン、ジフェニルジ(3−メトキシ−
2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルジ
(3,4−ジメトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シ
ラン、ジフェニルジ(2,6−ジニトロベンジルオキ
シ)シラン、ジフェニルジ(2,4−ジニトロベンジル
オキシ)シラン、メチルトリ(o−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、フェニルトリ(o−ニトロベンジルオキ
シ)シラン、p−ビス(o−ニトロベンジルオキシジメ
チルシリル)ベンゼン、1,1,3,3−テトラフェニル
−1,3−ジ(o−ニトロベンジルオキシ)シロキサ
ン、1,1,3,3,5,5−ヘキサフェニル−1,5−ジ
(o−ニトロベンジルオキシ)シロキサン、SiCl含
有シリコーン樹脂とo−ニトロベンジルアルコールとの
反応により生成するけい素化合物などがあげられる。
【0060】さらに、けい素化合物のうち、α−ケトシ
リル基を有するものとしては下記式で示されるものが挙
げられる。
【0061】
【化9】
【0062】式中、x、yおよびzはそれぞれ0、1、
2、3の数を示し、x+y+zは3を超えることはな
く、R51、R52、R53およびR54は同一であっても異な
っていてもよく、それぞれ炭素数1〜10のアルキル
基、アリール基、アリル基、ビニル基などの炭素化水素
基、アリールオキシ基または炭素数1〜10のアルコキ
シ基を示し、これらはハロゲン原子、−NO2、−C
N、−OCH3などの置換基を分子内に有していてもよ
い。
【0063】α−ケトシリル基を有する化合物の具体例
としては、下記のものが挙げられる。
【0064】
【化10】
【0065】上記式中、Bはベンゼン核を示す。
【0066】これらのけい素化合物の添加配合量は、一
般に、(A)成分と(B)成分との合計固形分量に対
し、0.01〜20重量%、好ましくは1〜10重量%
の範囲内とすることができる。
【0067】また、前記のアルミニウム化合物vii)
の具体例としては、例えば、次のものが挙げられる:ト
リスメトキシアルミニウム、トリスエトキシアルミニウ
ム、トリスイソプロポキシアルミニウム、トリスフェノ
キシアルミニウム、トリスパラメチルフェノキシアルミ
ニウム、イソプロポキシジエトキシアルミニウム、トリ
スプロポキシアルミニウム、トリスアセトキシアルミニ
ウム、トリスステアラートアルミニウム、トリスブチラ
ートアルミニウム、トリスプロピオナートアルミニウ
ム、トリスイソプロピオナートアルミニウム、トリスア
セチルアセトナ−トアルミニウム、トリストリフルオロ
アセチルアセトナートアルミニウム、トリスヘキサフル
オロアセチルアセトナートアルミニウム、トリスエチル
アセトアセタートアルミニウム、トリスサリチルアルデ
ヒダートアルミニウム、トリスジエチルマロラートアル
ミニウム、トリスプロピルアセトアセタートアルミニウ
ム、トリスブチルアセトアセタートアルミニウム、トリ
スジピバロイルメタナートアルミニウム、ジアセチルア
セトナートジピバロイルメタナトアルミニウム、
【0068】
【化11】
【0069】
【化12】
【0070】
【化13】
【0071】など。
【0072】これらのアルミニウム化合物は、1種もし
くは2種以上の混合系で用いてもよく、その添加配合量
は、一般に、(A)成分と(B)成分との合計固形分量
に対し、0.001〜20重量%、好ましくは1〜10
重量%の範囲内とすることができる。
【0073】また、アルミニウム化合物の代わりに、同
様の効果を有するチタン、ジルコニウムなどを含有する
有機金属化合物を用いてもよい。
【0074】本発明の有機溶剤系塗料は、以上に述べた
エポキシ化合物(A)、エポキシ基含有アクリル樹脂
(B)、カチオン重合性触媒(C)ならびに光官能性カ
チオン重合性触媒(D)を、有機溶剤に溶解または分散
することにより調製することができる。使用しうる有機
溶剤として、例えば、トルエン、キシレン、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン、メタノー
ル、エタノール、ブタノール、酢酸カルビノール、酢酸
メトキシブチル、セロソルブ、酢酸セロソルブなどが挙
げられるが、これらのみ制限されるものではない。
【0075】本発明の塗料には、使用目的等に応じて、
上記成分に加え、さらに、着色顔料、干渉顔料、メタリ
ック顔料、体質顔料、紫外線吸収剤、流動調整剤、はじ
き防止剤などの通常の塗料用添加剤を適宜配合すること
ができる。
【0076】本発明の塗料は各種の基材に塗装すること
ができ、その塗膜の硬化は、光照射および加熱の両者に
より行うことが好ましく、例えば、i)塗膜中の有機溶
剤を除去してから、光を照射して半硬化したのち、加熱
により完全硬化する方法、ii)加熱により半硬化した
のち、光を照射して完全硬化する方法などがあげられ
る。
【0077】具体的には、前記i)の塗膜中の有機溶剤
を除去してから、光を照射して半硬化したのち、加熱に
より完全硬化する方法において、塗膜中の有機溶剤除去
は、例えば、室温乃至100℃の温度で1乃至30分程
度放置することにより、塗膜中の有機溶剤含有率が10
重量%以下となるまで行なうことが好ましく、この段階
では塗膜は実質的に架橋反応していない。ついで、光照
射してこの塗膜を半硬化させる。この光照射において
は、例えば、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、カーボ
ンアークランプ、キセノンランプ、アルゴングロー放電
管、メタルハライドランプなどを光源として用い、波長
が180〜700nmの光を、通常500〜4000m
J/cm2の線量で照射して、塗膜のゲル分率が一般に
10〜60重量%、特に20〜50重量%の範囲内とな
るまで硬化させることが好ましい。その後、塗膜を加熱
して、塗膜のゲル分率が90重量%以上になるように完
全硬化させる。加熱は、通常、100〜180℃、好ま
しくは120〜160℃の温度で10〜40分程度行う
ことが適している。
【0078】また、上記ii)の加熱により半硬化した
のち、光を照射して完全硬化する方法において、半硬化
は、通常、60〜120℃、好ましくは80〜100℃
の温度で10〜40分程度加熱して、塗膜のゲル分率が
10〜60重量%、特に20〜50重量%の範囲になる
ように行うことが好ましく、また、光照射による完全硬
化は、上記と同様の光源を利用して、波長180〜70
0nmの光を、通常500〜4000mJ/cm2の線
量で照射して、塗膜のゲル分率が90重量%以上になる
ように完全硬化させることが好ましい。
【0079】本発明の塗料の完全硬化塗膜は硬質である
ために、仕上り外観の向上を目的に研磨(サンディン
グ)することは極めて困難であるが、上記のように2段
階に別けて硬化させることにより、半硬化の段階で研磨
し、その後、完全硬化することにより、研磨しやすく、
仕上り外観のすぐれた塗膜が得られる。また、上記i
i)の方法では、加熱は半硬化のためにのみに行われる
ので、エネルギーコストの低減に有効である。
【0080】本発明の塗料は、金属製またはプラスチッ
ク製の自動車外板などの被塗物に直接、またはこれらの
被塗物にあらかじめカチオン電着塗料などの下塗塗料お
よび必要により中塗塗料を塗装した塗面などに、上塗塗
装として、ソリッドカラーまたはメタリックに1コート
で塗装することができる。塗装方法は、例えば、静電塗
装、エアレススプレー、エアスプレーなどによって行な
うことができ、膜厚は硬化塗膜で10〜100μmの範
囲内が適しており、また、塗膜の硬化は上記のi)また
はii)の方法で行うことが好ましい。
【0081】本発明の塗料は、通常、ソリッドカラー塗
料、メタリック塗料または光干渉模様塗料として使用す
ることもできるが、耐汚染性に優れた塗膜を形成するこ
とができるので、複層塗膜の最上層部の透明塗膜を形成
するクリヤー塗料として使用することが最も好ましい。
例えば、少なくとも1種の着色塗料および少なくとも1
種のクリヤ塗料を順次塗装して上塗複層塗膜を形成する
にあたり、最上層のクリヤ塗料として、本発明の塗料を
使用する塗装方法があげられる。
【0082】この上塗複層塗膜の形成方法の具体例とし
て、着色塗料およびクリヤー塗料を順次塗装する上塗り
2コート仕上げにおいて、このクリヤー塗料として本発
明の塗料を使用する塗装法(塗装法A);着色塗料、第
1クリヤー塗料および第2クリヤー塗料を順次塗装する
上塗り3コート仕上げにおいて、第2クリヤー塗料とし
て本発明の塗料を使用する塗装法(塗装法B);さら
に、第1着色塗料、第2着色塗料およびクリヤー塗料を
順次塗装する上塗り3コート仕上げにおいて、クリヤー
塗料として本発明の塗料を使用する塗装法(塗装法C)
などがあげられる。
【0083】上記塗装法Aで使用される着色塗料として
は、ソリッドカラー塗料、メタリック塗料または光干渉
模様塗料が包含され、樹脂成分、着色顔料および溶剤を
含有する既知の熱硬化性塗料が適している。具体的に
は、該樹脂成分としては、架橋性官能基(例えば、水酸
基、エポキシ基、カルボキシル基、アルコキシシラン基
など)を有するアクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などから選ばれる
1種以上の基体樹脂と、これらを架橋硬化させるための
アルキルエーテル化したメラミン樹脂、尿素樹脂、グア
ナミン樹脂、ブロックされていてもよいポリイソシアネ
ート化合物、エポキシ化合物、カルボキシル基含有化合
物などから選ばれた1種以上の架橋剤成分とからなり、
該両成分の合計重量を基準にして基体樹脂を50〜90
%、架橋剤成分を50〜10%の比率で含有するものが
好ましい。
【0084】該着色顔料にはソリッドカラー顔料、メタ
リック顔料および光干渉模様顔料が包含され、これらは
単独でもしくは2種以上併用することが可能である。ま
た、溶剤としては有機溶剤系が適しているが、水系であ
っても差し支えない。
【0085】塗装法Aは、例えば、自動車用の金属製も
しくはプラスチック製の材料のような被塗物に、直接ま
たはカチオン電着塗料などの下塗塗料、中塗塗料(省略
可能)を塗装し、硬化させてから、上記着色塗料をエア
レススプレー、エアスプレー、静電塗装などの方法で膜
厚が硬化塗膜で約10〜約50μmになるように塗装
し、約100〜約180℃、好ましくは約120〜約1
60℃で約10〜約40分加熱して架橋硬化させてか
ら、または硬化させずに室温で数分間放置してから、本
発明の塗料からなるクリヤー塗料を同様な方法で膜厚が
硬化塗膜で約20〜約70μmになるように塗装し、架
橋硬化させることによって行う、2コート1ベイク方式
(2C1B)または2コート2ベイク方式(2C2B)
が適している。
【0086】塗装法Aにおいて、本発明の塗料からなる
クリヤー塗膜の硬化方法は、2C1Bでは、上記のi)
の方法(塗膜中の有機溶剤除去→光照射して半硬化→加
熱により完全硬化)で、そして2C2Bでは、i)の方
法またはii)の方法(加熱により半硬化→光照射して
完全硬化)で行うことが好ましい。
【0087】塗装法Bで使用する着色塗料としては、上
記塗装法Aで説明したと同様の着色塗料から選ばれる塗
料を使用することができる。また、第1クリヤー塗料は
透明塗膜形成用塗料であり、上記着色塗料から着色顔料
のほとんどもしくはすべてを除去してなる塗料または本
発明の塗料などを使用することができる。そして、第2
クリヤー塗料として本発明の塗料を使用する。
【0088】塗装法Bは、具体的には、自動車用の金属
製もしくはプラスチック製の材料のような被塗物に、直
接またはカチオン電着塗料などの下塗塗料、中塗塗料
(省略可能)を塗装し、硬化させてから、上記着色塗料
をエアレススプレー、エアスプレー、静電塗装などの方
法で膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μmになるように
塗装し、約100〜約180℃、好ましくは約120〜
約160℃で約10〜約40分加熱して架橋硬化させて
から、または硬化させずに室温で数分間放置してから、
該塗面に第1クリヤー塗料を同様な方法で膜厚が硬化塗
膜で約10〜約50μmになるように塗装し、約100
〜約180℃、好ましくは約120〜約160℃で約1
0〜約40分加熱して架橋硬化させてから、または硬化
させずに室温で数分間放置してから、第2クリヤー塗料
である本発明の塗料を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約
10〜約50μmになるように塗装し、約100〜約1
80℃、好ましくは約120〜約160℃で約10〜約
40分加熱して架橋硬化させることによって行う、3コ
ートベイク方式(3C1B)、3コート2ベイク方式
(3C2B)または3コート3ベイク方式(3C3B)
が適している。
【0089】塗装法Bにおいて、本発明の塗料からなる
クリヤー塗膜の硬化方法は、3C1B、3C2Bでは、
上記のi)の方法(塗膜中の有機溶剤除去→光照射して
半硬化→加熱により完全硬化)で、そして3C3Bで
は、i)の方法またはii)の方法(加熱により半硬化
→光照射して完全硬化)で行うことが好ましい。
【0090】塗装法Cで使用する第1着色塗料として
は、上記塗装法Aで説明したと同様の着色塗料から選ば
れるソリッドカラー塗料やメタリック塗料が使用するこ
とができ、特にこのなかで素地を隠蔽できる塗料が好ま
しい。また、第2着色塗料としては、上記塗装法Aにお
いて着色塗料として例示したソリッドカラー塗料、メタ
リック塗料および光干渉模様塗料のうち、素地(つまり
第1着色塗料塗面)を透視できる程度の隠蔽性を有する
着色透明塗膜を形成する塗料を使用することができ、そ
してクリヤー塗料として本発明の塗料を使用する。
【0091】塗装法Cは、具体的には、自動車用の金属
製もしくはプラスチック製の材料のような被塗物に、直
接またはカチオン電着塗料などの下塗塗料、中塗塗料
(省略可能)を塗装し、硬化させてから、上記第1着色
塗料をエアレススプレー、エアスプレー、静電塗装など
の方法で膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μmになるよ
うに塗装し、約100〜約180℃、好ましくは約12
0〜約160℃で約10〜約40分加熱して架橋硬化さ
せてから、または硬化させずに室温で数分間放置してか
ら、該塗面に第2着色塗料を同様な方法で膜厚が硬化塗
膜で約10〜約50μmになるように塗装し、約100
〜約180℃、好ましくは約120〜約160℃で約1
0〜約40分加熱して架橋硬化させてから、または硬化
させずに室温で数分間放置させてから、クリヤー塗料で
ある本発明の塗料を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約1
0〜約50μmになるように塗装し、約100〜約18
0℃、好ましくは約120〜約160℃で約10〜約4
0分加熱して架橋硬化させることによって行う、3C1
B、3C2Bまたは3C3Bが適している。
【0092】塗装法Cにおいて、本発明の塗料からなる
クリヤー塗膜の硬化方法は、3C1B、3C2Bでは、
上記のi)の方法(塗膜中の有機溶剤除去→光照射して
半硬化→加熱により完全硬化)で、そして3C3Bで
は、i)の方法またはii)の方法(加熱により半硬化
→光照射して完全硬化)で行うことが好ましい。
【0093】
【発明の効果】以上に述べた本発明によれば、次のよう
な効果が得られる。
【0094】(1) 本発明の塗料により形成される硬
化塗膜は、水酸基含有アクリル樹脂とメラミン樹脂とを
主成分とする有機溶剤系塗料に比べ、耐候性などは同等
もしくはそれ以上で、しかも耐酸性が顕著に優れてい
る。
【0095】(2) 本発明の塗料により形成される硬
化塗膜の耐酸性、耐候性は、カルボキシル基含有樹脂と
エポキシ基含有樹脂とを主成分とする酸エポキシ型塗料
と同等もしくはそれ以上で、しかも長期耐汚染性が顕著
に優れている。
【0096】(3) 本発明の塗料により形成される硬
化塗膜は、ツーコン硬度(20℃)を15以上にするこ
とができ、塗膜が60℃以上の高温に晒されても軟化す
ることはほとんどない。
【0097】(4) 本発明の塗料により形成される硬
化塗膜は超硬質であるため、鳥糞、花粉、虫の死骸、排
気ススなどの汚染性物質が付着しても、塗膜内部に浸み
込むことがほとんどなく容易に拭き取ることができ、そ
の部分の光沢や鮮映性などが低下することはない。
【0098】(5) 本発明の塗料による硬化塗膜は超
硬質であるため、鉄粉、砂泥などが塗膜に付着またはめ
り込んだりすることがない。
【0099】(6) 本発明の塗料の完全硬化塗膜は硬
質であるが、光照射および加熱による2段階硬化が可能
であり、第1段階の半硬化塗膜の状態で研磨し、その
後、完全硬化することにより、研磨しやすく、仕上り外
観のすぐれた塗膜が得られる。さらに、加熱によるエネ
ルギーコストの低減も可能である。
【0100】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によりさ
らに具体的に説明する。部および%は特にことわらない
かぎり重量に基づくものである。
【0101】1.試料(A)成分 (A−1):「CEL−2021P」(ダイセル化学工
業(株)製、商品名)、エポキシ当量130、理論分子
量252、 構造式
【0102】
【化14】
【0103】(A−2):「エポリードGT302」
(ダイセル化学工業(株)製、商品名)、エポキシ当量
240、理論分子量634、 構造式
【0104】
【化15】
【0105】(B)成分 (B−1):グリシジルメタクリレート650部、ヒド
ロキシエチルアクリレート116部、n−ブチルアクリ
レート100部およびn−ブチルメタクリレート134
部を常法により溶液重合してなる、エポキシ当量21
8、水酸基価56、数平均分子量10,000のアクリ
ル樹脂。
【0106】(B−2):3,4−エポキシシクロヘキ
シルメチルアクリレート850部、ヒドロキシエチルメ
タクリレート65部およびn−ブチルアクリレート85
部を常法により溶液重合してなる、エポキシ当量21
6、水酸基価28、数平均分子量3,000のアクリル
樹脂。
【0107】(C)成分 (C−1):「サンエイドS1−100」(三新化学
(株)製、商品名)、ベンジルテトラメチレンスルホニ
ウムヘキサフルオロアンチモネート (C−2):N−α,α−ジメチルベンジルピリジニウ
ムヘキサフルオロアンチモネート(D)成分 (D−1):UCC(ユニオンカーバイド社)製、UV
I−6974(2種のスルホニウム塩の混合物)
【0108】
【化16】
【0109】(D−2):トリスアセチルアセトナトア
ルミニウム (D−3):トリフェニル(o−ニトロベンジルオキ
シ)シラン2.実施例1〜5 上記各成分を混合して塗料組成物を調製した。それらの
配合比率を表1に示す。
【0110】表1において、 1) 各成分の配合量は固形分量である。
【0111】2) 平均EP当量は(A)成分と(B)
成分との合計平均エポキシ当量である。
【0112】3) B/Aモル比は(A)成分のエポキ
シ基と(B)成分のエポキシ基とのモル比である。
【0113】4) モダフローはモンサント社製、商品
名、表面調整剤 5) 塗装工程の項の3C2Bは3コート2ベイクの略
である。具体的には、カチオン電着塗料および中塗塗料
を塗装し加熱硬化した被塗物に、アクリル樹脂−メラミ
ン樹脂系有機溶剤型メタリック塗料(硬化膜厚20μ)
およびアクリル樹脂−メラミン樹脂系有機溶剤型第1ク
リヤー塗料(硬化膜厚25μ)を塗装し、140℃で3
0分加熱して該両塗膜を硬化させてから、第2クリヤー
塗料として本発明の実施例で得た塗料を硬化膜厚25μ
になるように塗装し、60℃で10分間加熱して塗膜中
の有機溶剤の殆ど(95%以上)を除去したのち、高圧
水銀灯180w/cmにて線量1000mJ/cm2
なるように紫外線を照射して第2クリヤー塗膜を半硬化
(アセトン抽出ゲル分率50%)させてから、140℃
で30分加熱して完全硬化させることからなる塗装法の
ことである。
【0114】6) 仕上り外観は目視評価の結果であ
り、○はツヤおよび平滑性などが良好、△はツヤおよび
平滑性などかなり劣る、×はツヤおよび平滑性など著し
く劣ることを示す。
【0115】7) 硬度は塗板を20℃または60℃に
加熱し、その塗膜温度でツーコン硬度を測定した結果で
ある。
【0116】8) 耐酸性は、塗面に40%硫酸水溶液
を0.4cc滴下し、熱風乾燥機で60℃で15分加熱
してから水洗したのち、目視評価した結果である。○は
全く異常を認めない、△はスポット跡が少し残る、×は
シミ、白化またはフクレが著しいことを示す。
【0117】9) 耐鳥フン性は、野外で採取したハト
糞を脱イオン水に混合して濃度30%とし、ディスパー
で30分撹拌してからガーゼで濾過した濾液を試験液と
し、この試験液0.4ccを塗面に滴下し、グラジエン
トオーブンで70℃30分加熱したのち、水洗した塗面
を目視評価した結果である。○は汚染を全く認めない、
△はシミ、くもり、フクレが少し認められる、×はシ
ミ、くもり、フクレが著しく認められることを示す。
【0118】10) 耐花粉性は、野外で採取したスギ
花粉を脱イオン水で0.5%液とし、この0.4ccを塗
面に滴下し、グラジエントオーブンで65℃30分加熱
したのち、水洗した塗面を目視評価した結果である。○
は汚染を全く認めない、△はシミ、フクレ、チジミが少
し認められる、×はシミ、チジミ、フクレが著しく認め
られることを示す。
【0119】11) 汚染除去性は、カーボンブラック
(日本粉体工業技術協会製、試験用ダスト12種)0.
25部と脱イオン水99.75部との混合液に硫酸を加
えてpH3.0に調整した試験液を塗板に噴霧し、温度
20℃、湿度70%の雰囲気で17時間静置したのち、
80℃の熱風乾燥機内で6時間加熱する。これを4サイ
クル繰り返してからスポンジで塗面を水洗した塗面を目
視評価した結果である。○は汚染を全く認めない、△は
汚染が少し認められる、×は汚染が著しく認められるこ
とを示す。
【0120】比較例1 実施例1における3C2Bの第2クリア塗料として使用
した「本発明の実施例で得た塗料」を下記酸エポキシ系
クリア塗料に変更した以外は、すべて実施例1と同様に
して行った。その性能試験結果を表1に示す。
【0121】クリア塗料:(酸エポキシ系) マレイン酸のエタノール半エステル化物200部、アク
リル酸50部、n−ブチルアクリレート200部、n−
ブチルメタリレート350部およびスチレン200部か
らなる重合体(数平均分子量6000の酸基含有アクリ
ル樹脂)の50%キシレン溶液と、グリシジルメタクリ
レート350部、ヒドロキシエチルメタクリレート13
0部、n−ブチルアクリレート300部、n−ブチルメ
タクリレート120部およびスチレン100部からなる
重合体(数平均分子量10000のエポキシ基含有アク
リル樹脂)の50%キシレン溶液とを固形分比で酸基含
有アクリル樹脂/エポキシ基含有アクリル樹脂=60/
40になるように混合し、さらにテトラエチルアンモニ
ウムブロミドを樹脂固形分100部あたり0.5部添加
する。
【0122】比較例2 実施例1における3C2Bの第2クリア塗料として使用
した「本発明の実施例で得た塗料」を下記水酸基含有ア
クリル樹脂−メラミン樹脂系クリア塗料に変更した以外
は、すべて実施例1と同様にして行った。その性能試験
結果を表1に示す。
【0123】クリア塗料:(水酸基含有アクリル樹脂−
メラミン樹脂系) スチレン200部、ヒドロキシエチルメタクリレート2
00部、n−ブチルアクリレート200部、n−ブチル
メタリレート300部および2−エチルヘキシルアクリ
レート100部からなる重合体(数平均分子量5000
の水酸基含有アクリル樹脂)の50%キシレン溶液とメ
ラミン樹脂(「ユーバン20SE−60」三井東圧社
製、ブチルエーテル化メラミン樹脂)とを固形分比で水
酸基含有アクリル樹脂/メラミン樹脂=60/40にな
るように混合する。
【0124】
【表1】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)1分子中に脂環式エポキシ基を2
    個以上有する数平均分子量が2,000未満の化合物、
    (B)数平均分子量が2,000〜50,000、水酸基
    価が10〜150mgKOH/gおよびエポキシ当量が
    220以下であるエポキシ基含有アクリル樹脂、(C)
    熱潜在性カチオン重合性触媒および(D)光官能性カチ
    オン重合性触媒を含有し、そして(A)成分のエポキシ
    基対(B)成分のエポキシ基のモル比が1:1〜1:
    0.05の範囲内にある有機溶剤系塗料組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分と(B)成分の平均エポキシ
    当量が300以下である請求項1記載の塗料組成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分のエポキシ基が脂環式エポキ
    シ基またはグリシジル(メタ)アクリレート由来のエポ
    キシ基である請求項1記載の塗料組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の塗料組成物を塗装し、該
    塗膜中の有機溶剤を除去してから、光を照射して半硬化
    したのち、加熱により完全硬化することを特徴とする塗
    装方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の塗料組成物を塗装し、加
    熱により塗膜を半硬化したのち、光照射により完全硬化
    することを特徴とする塗装方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1種の着色塗料および少なく
    とも1種のクリヤー塗料を順次塗装して複層塗膜を形成
    するにあたり、最上層のクリヤ塗膜を形成するクリヤー
    塗料として請求項1記載の塗料組成物を使用することを
    特徴とする塗装方法。
  7. 【請求項7】 被塗物が自動車車体である請求項4〜6
    のいずれかに記載の塗装方法。
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