JPH1159852A - クランプコンベア装置 - Google Patents
クランプコンベア装置Info
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- JPH1159852A JPH1159852A JP24041097A JP24041097A JPH1159852A JP H1159852 A JPH1159852 A JP H1159852A JP 24041097 A JP24041097 A JP 24041097A JP 24041097 A JP24041097 A JP 24041097A JP H1159852 A JPH1159852 A JP H1159852A
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- work
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- clamping
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本願発明は、搬送距離やワーク形状、ワーク
の大きさ、ワークの曲りや反り等に関係なく、確実にク
ランプし搬送することができるクランプコンベア装置を
提供する。 【解決手段】 ワークを載置するとともにクランプしな
がら搬送する複数並設されたものであって、ワークを搬
送するチェーンと、チェーンに所定角度だけ転回可能に
軸支させ、かつチェーン上でワークを狭持する押え部を
有するクランプ部と、クランプ部の一部を押動してクラ
ンプ部を転回させる押力装置とからなり、ワークをクラ
ンプする際に、押動量を変化させることにより、間接的
にクランプ部を転回させることができる。
の大きさ、ワークの曲りや反り等に関係なく、確実にク
ランプし搬送することができるクランプコンベア装置を
提供する。 【解決手段】 ワークを載置するとともにクランプしな
がら搬送する複数並設されたものであって、ワークを搬
送するチェーンと、チェーンに所定角度だけ転回可能に
軸支させ、かつチェーン上でワークを狭持する押え部を
有するクランプ部と、クランプ部の一部を押動してクラ
ンプ部を転回させる押力装置とからなり、ワークをクラ
ンプする際に、押動量を変化させることにより、間接的
にクランプ部を転回させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に丸棒や角棒、
パイプ等の搬送物であるワークを1つ1つ挟持または把
持して固定しながら連続して搬送するクランプコンベア
装置であって、例えば、棒材端面のバリ等を面取する面
取装置へ搬送しながら押しつけて面取するなどに使用で
きる。また本発明は、ワークを挟持または把持するに際
し、ワークの大小の寸法変化に対応して搬送することが
できるクランプコンベア装置に関する。
パイプ等の搬送物であるワークを1つ1つ挟持または把
持して固定しながら連続して搬送するクランプコンベア
装置であって、例えば、棒材端面のバリ等を面取する面
取装置へ搬送しながら押しつけて面取するなどに使用で
きる。また本発明は、ワークを挟持または把持するに際
し、ワークの大小の寸法変化に対応して搬送することが
できるクランプコンベア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧延機により圧延された丸棒や角
棒、パイプ等のワークは、ユーザの要望に応じて所定寸
法に切断された後、その切断面を切削している。このワ
ークの形状には、その他六角や八角、平、半丸などさま
ざまな異形状があるため、搬送するにあたっては、それ
らに形状に対応できるようにさまざまなチェーン構造を
なしている。
棒、パイプ等のワークは、ユーザの要望に応じて所定寸
法に切断された後、その切断面を切削している。このワ
ークの形状には、その他六角や八角、平、半丸などさま
ざまな異形状があるため、搬送するにあたっては、それ
らに形状に対応できるようにさまざまなチェーン構造を
なしている。
【0003】そこで近年、ワークをクランプしながら搬
送するコンベア装置としてさまざまな構造のものが開
発、提案されている。例えば、特開平6−1484号に
はクランプアーム式の搬送装置が提案されており、中心
軸を中心に回転するアーム部にワークを挟持するクラン
プ部が支持されており、かつクランプ部の開閉動作はそ
の下部に設けられたシリンダーの進退により行われてい
る。また特開平5−24621号には上下チェーンクラ
ンプ式の搬送装置が提案されている。これは、ワークを
載置して移動する下コンベアの下チェーンと、該ワーク
を挟むように上部から押しながら前記下チェーンと同調
して移動する上コンベアの上チェーンで搬送する。そし
て、該上コンベアを上下移動させることにより、押さえ
量を調整してワークに対応可能に構成されている。
送するコンベア装置としてさまざまな構造のものが開
発、提案されている。例えば、特開平6−1484号に
はクランプアーム式の搬送装置が提案されており、中心
軸を中心に回転するアーム部にワークを挟持するクラン
プ部が支持されており、かつクランプ部の開閉動作はそ
の下部に設けられたシリンダーの進退により行われてい
る。また特開平5−24621号には上下チェーンクラ
ンプ式の搬送装置が提案されている。これは、ワークを
載置して移動する下コンベアの下チェーンと、該ワーク
を挟むように上部から押しながら前記下チェーンと同調
して移動する上コンベアの上チェーンで搬送する。そし
て、該上コンベアを上下移動させることにより、押さえ
量を調整してワークに対応可能に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来手段では次のような問題があった。上記特開平6−
1484号のクランプアーム式の搬送装置では、構造的
に小型化でき、上のスペースを有効に活用することがで
きるが、回転するアームの先端等に設けられたクランプ
部にてワークを確実に挟持するタイミングに合わせる必
要がある。したがって、ワークに曲りや反りといった品
質上の問題があると、ワークをクランプ部にて挟持する
タンミングが外れて確実にクランプできず、搬送ライン
がストップしてしまうことが生じてしまう。またクラン
プ部による挟持できるワークの大きさ形状等が限られ、
さらにアームの長さに搬送距離が限られてしまうため短
距離にしか使用できず、長い距離を搬送しようとする
と、幾つも連続して設置するか、巨大なアームを使うし
かなく、極めて効率的でないばかりか、高価なものにな
らざるをえないといった問題がある。
従来手段では次のような問題があった。上記特開平6−
1484号のクランプアーム式の搬送装置では、構造的
に小型化でき、上のスペースを有効に活用することがで
きるが、回転するアームの先端等に設けられたクランプ
部にてワークを確実に挟持するタイミングに合わせる必
要がある。したがって、ワークに曲りや反りといった品
質上の問題があると、ワークをクランプ部にて挟持する
タンミングが外れて確実にクランプできず、搬送ライン
がストップしてしまうことが生じてしまう。またクラン
プ部による挟持できるワークの大きさ形状等が限られ、
さらにアームの長さに搬送距離が限られてしまうため短
距離にしか使用できず、長い距離を搬送しようとする
と、幾つも連続して設置するか、巨大なアームを使うし
かなく、極めて効率的でないばかりか、高価なものにな
らざるをえないといった問題がある。
【0005】次に特開平5−24621号の上下チェー
ンクランプ式の搬送装置では、クランプ部は上下コンベ
アのチェーンに設けられているので、搬送距離が遠くな
っても関係なく有効に搬送可能であるとともに、ワーク
の大きさに関係なく、上コンベアのチェーンを押しつけ
る量を調整することにより挟持して固定しながらワーク
を搬送できるが、ワークを載置する下コンベアの上部に
上コンベアが設けられているので、かなり広範囲でスペ
ースを必要となってしまう。またクランプする構造が上
下コンベアの昇降によるワークの挟持を行うものである
ため、ワークに曲りや反り等の品質上の問題がある場合
に、クランプ部に有効に位置決めされないことが発生
し、確実にクランプされた状態ではなくなってしまう。
ンクランプ式の搬送装置では、クランプ部は上下コンベ
アのチェーンに設けられているので、搬送距離が遠くな
っても関係なく有効に搬送可能であるとともに、ワーク
の大きさに関係なく、上コンベアのチェーンを押しつけ
る量を調整することにより挟持して固定しながらワーク
を搬送できるが、ワークを載置する下コンベアの上部に
上コンベアが設けられているので、かなり広範囲でスペ
ースを必要となってしまう。またクランプする構造が上
下コンベアの昇降によるワークの挟持を行うものである
ため、ワークに曲りや反り等の品質上の問題がある場合
に、クランプ部に有効に位置決めされないことが発生
し、確実にクランプされた状態ではなくなってしまう。
【0006】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
もので、主に搬送距離、ワーク形状ワークの大きさ、ワ
ークの曲りや反り等に関係なく、確実にクランプし搬送
することができるクランプコンベア装置を提供するもの
である。
もので、主に搬送距離、ワーク形状ワークの大きさ、ワ
ークの曲りや反り等に関係なく、確実にクランプし搬送
することができるクランプコンベア装置を提供するもの
である。
【0007】本発明のクランプコンベア装置は、ワーク
を載置するとともにクランプしながら搬送する複数並設
されたものであって、ワークを搬送するチェーンと、該
チェーンに所定角度だけ転回可能に軸支させて、かつチ
ェーン上でワークを挟持する押え部を有する1つ又は複
数のクランプ部と、該クランプ部の一部を押動してクラ
ンプ部を転回させる1つ又は複数の押力装置とからな
り、ワークをクランプするにあたって、前記押動装置に
よる押動の進退量を変えるとともに、前記クランプ部と
押動装置とが接触することによりクランプ部の押え部を
転回させ傾斜角を変化させることを特徴とするものであ
る。
を載置するとともにクランプしながら搬送する複数並設
されたものであって、ワークを搬送するチェーンと、該
チェーンに所定角度だけ転回可能に軸支させて、かつチ
ェーン上でワークを挟持する押え部を有する1つ又は複
数のクランプ部と、該クランプ部の一部を押動してクラ
ンプ部を転回させる1つ又は複数の押力装置とからな
り、ワークをクランプするにあたって、前記押動装置に
よる押動の進退量を変えるとともに、前記クランプ部と
押動装置とが接触することによりクランプ部の押え部を
転回させ傾斜角を変化させることを特徴とするものであ
る。
【0008】このクランプコンベア装置における前記ク
ランプ部は、一方側にワークを挟持する押え部を他方側
に前記押圧装置により押圧される当接部を有するアーム
と、該アームによりワークを挟むように傾斜するために
該アームを転回可能に軸支する支持軸により構成されて
いるものや、前記クランプ部が一方側にワークを挟持す
る押え部を他方側に前記押圧装置により押圧される当接
部を有する双腕アームと、該双腕アームを鋏状に傾斜す
るために該双腕アームの各アームを転回可能に軸支する
支持軸により構成されているものが採用できる。
ランプ部は、一方側にワークを挟持する押え部を他方側
に前記押圧装置により押圧される当接部を有するアーム
と、該アームによりワークを挟むように傾斜するために
該アームを転回可能に軸支する支持軸により構成されて
いるものや、前記クランプ部が一方側にワークを挟持す
る押え部を他方側に前記押圧装置により押圧される当接
部を有する双腕アームと、該双腕アームを鋏状に傾斜す
るために該双腕アームの各アームを転回可能に軸支する
支持軸により構成されているものが採用できる。
【0009】これら前記クランプ部は、前記チェーンに
一体に固定されているので、前記コンベアベルト部の移
動とともに前記クランプ部は移動するものでもよい。あ
るいは前記チェーンをワークを載置する載置用チェーン
と、ワークを押さえ込むためのクランプ部を有するクラ
ンプ用チェーンの複数種類を設けて、前記載置用チェー
ンと前記クランプ用チェーンとを同調させることによ
り、載置用チェーン上のワークをクランプして搬送する
ものであってもよい。
一体に固定されているので、前記コンベアベルト部の移
動とともに前記クランプ部は移動するものでもよい。あ
るいは前記チェーンをワークを載置する載置用チェーン
と、ワークを押さえ込むためのクランプ部を有するクラ
ンプ用チェーンの複数種類を設けて、前記載置用チェー
ンと前記クランプ用チェーンとを同調させることによ
り、載置用チェーン上のワークをクランプして搬送する
ものであってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、以
下、一実施例により本発明を図1〜図11に基づき具体
的に説明する。
下、一実施例により本発明を図1〜図11に基づき具体
的に説明する。
【0011】実施例1 図1は本発明の実施例1のクランプコンベア装置の全体
構成図、図2は押動装置の説明図、図3はチェーンの説
明図、図4はクランプ部の説明図、図5はクランプコン
ベア装置への供給装置の説明断面図、図6はその平面
図、図7はクランプ部の転回を説明する図、図8はワー
クとの関係を説明する図である。尚、本発明の実施例1
においてはワークWは丸棒状の鋼材であるが、特に規定
されるものではなく、多角形や形鋼のような形状におい
ても対応できる。
構成図、図2は押動装置の説明図、図3はチェーンの説
明図、図4はクランプ部の説明図、図5はクランプコン
ベア装置への供給装置の説明断面図、図6はその平面
図、図7はクランプ部の転回を説明する図、図8はワー
クとの関係を説明する図である。尚、本発明の実施例1
においてはワークWは丸棒状の鋼材であるが、特に規定
されるものではなく、多角形や形鋼のような形状におい
ても対応できる。
【0012】実施例1のクランプコンベア装置1は、ま
ず図1に示すようなコンベア10が回転駆動しており、
図1においては丸棒が矢印X方向へと搬送されるように
コンベア10が時計回りをする。そして図3のチェーン
20がコンベア10のスプロケットホイール11に嵌合
している。そして、チェーン20にはクランプ部30が
転回自在に軸支されている。またそのクランプ部30を
転回させるために、押動装置40がクランプ部30を下
方から押し上げるように進退する。
ず図1に示すようなコンベア10が回転駆動しており、
図1においては丸棒が矢印X方向へと搬送されるように
コンベア10が時計回りをする。そして図3のチェーン
20がコンベア10のスプロケットホイール11に嵌合
している。そして、チェーン20にはクランプ部30が
転回自在に軸支されている。またそのクランプ部30を
転回させるために、押動装置40がクランプ部30を下
方から押し上げるように進退する。
【0013】以下に詳細を説明する。図2に示す押動装
置40は、クランプ部30と接触しかつ押上げる押上板
41と、該押上板41を支持するシャフト部42と、該
シャフト部42を上下方向に進退させる動力装置43か
ら構成されている。動力装置43による進退動力は、電
気モータ等による直接伝達が好ましい。油圧等を用いる
シリンダーを介する間接伝達を用いる場合は、前記シャ
フト部42への押動力がクランプ部30との接触に際
し、押上板41の位置が変動しない程度に位置決めする
ことが必要となる。
置40は、クランプ部30と接触しかつ押上げる押上板
41と、該押上板41を支持するシャフト部42と、該
シャフト部42を上下方向に進退させる動力装置43か
ら構成されている。動力装置43による進退動力は、電
気モータ等による直接伝達が好ましい。油圧等を用いる
シリンダーを介する間接伝達を用いる場合は、前記シャ
フト部42への押動力がクランプ部30との接触に際
し、押上板41の位置が変動しない程度に位置決めする
ことが必要となる。
【0014】次に図3に示すチェーン20は、ワークW
の転がりを抑えるための台形の抑止突部21とそれを支
持する支持枠22を有する中間チェーン23と、該中間
チェーン23の前後に位置して環状にかつ中間チェーン
23と交互に連なる輪付チェーン24と、該輪付チェー
ンに支持されかつワークWをその外周に載置する載置部
25で構成されている。
の転がりを抑えるための台形の抑止突部21とそれを支
持する支持枠22を有する中間チェーン23と、該中間
チェーン23の前後に位置して環状にかつ中間チェーン
23と交互に連なる輪付チェーン24と、該輪付チェー
ンに支持されかつワークWをその外周に載置する載置部
25で構成されている。
【0015】図4に示すクランプ部30は、ワークWに
当接してワークWを狭持する押え板31を有し、かつそ
れを固定する押枠32からなる押え部33と、押動装置
40の押上板41と当接する当接ローラ34と、それを
回転自在に軸支するローラ回転軸35と、該ローラ回転
軸35を支持するアーム枠36からなるアーム部37
と、該アーム部37に嵌合しクランプ部全体を転回可能
に軸支する支持軸38から構成されている。前記押え板
31は、強化ゴムのような若干クランプの際にワークW
に食い込んで確実にクランプしやすい材質でも構わない
し、耐熱性を考慮して鋼等を用いても構わないし、ワー
クWへの疵を考慮して樹脂系のものでも構わず、特に規
定するものではない。前記クランプ部30は、前記支持
軸38を中心に転回自在になっている。そして、該支持
軸38は前記チェーン20の支持枠22に固定してあっ
て、チェーン20の回転により、輪付チェーン24や中
間チェーン23とともに移動する。
当接してワークWを狭持する押え板31を有し、かつそ
れを固定する押枠32からなる押え部33と、押動装置
40の押上板41と当接する当接ローラ34と、それを
回転自在に軸支するローラ回転軸35と、該ローラ回転
軸35を支持するアーム枠36からなるアーム部37
と、該アーム部37に嵌合しクランプ部全体を転回可能
に軸支する支持軸38から構成されている。前記押え板
31は、強化ゴムのような若干クランプの際にワークW
に食い込んで確実にクランプしやすい材質でも構わない
し、耐熱性を考慮して鋼等を用いても構わないし、ワー
クWへの疵を考慮して樹脂系のものでも構わず、特に規
定するものではない。前記クランプ部30は、前記支持
軸38を中心に転回自在になっている。そして、該支持
軸38は前記チェーン20の支持枠22に固定してあっ
て、チェーン20の回転により、輪付チェーン24や中
間チェーン23とともに移動する。
【0016】本実施例1では、中間チェーン23とクラ
ンプ部30が一体となってチェーン20の回転とともに
移動するが、クランプ部30を別のコンベアチェーン装
置に固定して、抑止突部21と互い違いにするなどして
クランプすることもできる。さらに中間チェーン23に
おける抑止突部21や、クランプ部30における押え部
33の形状も搬送されるワークWの形状に対応して適宜
設定できるので、本実施例に規定されるものではない。
特に本実施例ではチェーン20において抑止突部21を
有する中間チェーン23を設けてあるが、これはクラン
プ部30における押え部33の形状によっては必ずしも
必要ではなく、例えば、押え部33をへ字状などの多角
状または曲線状あるいはその組み合わせとなすことで簡
略することができる。(図9)またクランプ部30にお
いて本実施例では単体であるが、アーム部37および押
え部33を複数、すなわち鋏状を有する形状をなすこと
もできる。(図10)
ンプ部30が一体となってチェーン20の回転とともに
移動するが、クランプ部30を別のコンベアチェーン装
置に固定して、抑止突部21と互い違いにするなどして
クランプすることもできる。さらに中間チェーン23に
おける抑止突部21や、クランプ部30における押え部
33の形状も搬送されるワークWの形状に対応して適宜
設定できるので、本実施例に規定されるものではない。
特に本実施例ではチェーン20において抑止突部21を
有する中間チェーン23を設けてあるが、これはクラン
プ部30における押え部33の形状によっては必ずしも
必要ではなく、例えば、押え部33をへ字状などの多角
状または曲線状あるいはその組み合わせとなすことで簡
略することができる。(図9)またクランプ部30にお
いて本実施例では単体であるが、アーム部37および押
え部33を複数、すなわち鋏状を有する形状をなすこと
もできる。(図10)
【0017】このクランプコンベア装置1へのワークW
の供給に関しては、図5および図6に示すように供給装
置50が設けてあって、スパイラルロール51が回転駆
動用モータ(図示せず)により回転駆動することによ
り、スパイラルロール51上に載置されたワークWがス
パイラルロール51の凸部に誘導されるようになってい
る。
の供給に関しては、図5および図6に示すように供給装
置50が設けてあって、スパイラルロール51が回転駆
動用モータ(図示せず)により回転駆動することによ
り、スパイラルロール51上に載置されたワークWがス
パイラルロール51の凸部に誘導されるようになってい
る。
【0018】本実施例のクランプコンベア装置の動作を
説明する。図7に示すように、押動装置40の押上板4
1を所定の高さに停止させる。この押上板41の位置決
めにより、クランプ部30によるワークWのクランプ力
が異なることになる。例えば、クランプ搬送中にワーク
Wの端面面取りを行なう場合は、ワークWのクランプ力
を大きくするために、押上板41を高めに停止させて、
できるだけ強固にクランプすることで面取り中に発生し
やすいワークWの震動を抑えることができる。
説明する。図7に示すように、押動装置40の押上板4
1を所定の高さに停止させる。この押上板41の位置決
めにより、クランプ部30によるワークWのクランプ力
が異なることになる。例えば、クランプ搬送中にワーク
Wの端面面取りを行なう場合は、ワークWのクランプ力
を大きくするために、押上板41を高めに停止させて、
できるだけ強固にクランプすることで面取り中に発生し
やすいワークWの震動を抑えることができる。
【0019】そして、コンベア10の回転に伴いチェー
ン20とともにクランプ部30が順次、押上板41の上
部へ導かれる。この時、クランプ部30における当接ロ
ーラ34は、押上板41と接触し、クランプ部30は接
触に伴い押し上げられるとともに、その押し上げ力を逃
がすために支持軸38を中心に転回してワークWの搬送
方向に傾くことになる。一方、ワークWは上記の供給装
置50のスパイラルロール51の回転により順次搬送さ
れている。そして、ワークWをチェーン20の抑止突部
21間の載置部25上に載せるタイミングでクランプコ
ンベア装置に受け渡しする。このようにワークWは載置
部25上にあって、かつ抑止突部21間に載置される
が、前記クランプ部30の転回により、押え板31が傾
きワークWを後方から押さえ込む。したがって、ワーク
Wはクランプ部30と抑止突部21とにより、クランプ
されることになる。
ン20とともにクランプ部30が順次、押上板41の上
部へ導かれる。この時、クランプ部30における当接ロ
ーラ34は、押上板41と接触し、クランプ部30は接
触に伴い押し上げられるとともに、その押し上げ力を逃
がすために支持軸38を中心に転回してワークWの搬送
方向に傾くことになる。一方、ワークWは上記の供給装
置50のスパイラルロール51の回転により順次搬送さ
れている。そして、ワークWをチェーン20の抑止突部
21間の載置部25上に載せるタイミングでクランプコ
ンベア装置に受け渡しする。このようにワークWは載置
部25上にあって、かつ抑止突部21間に載置される
が、前記クランプ部30の転回により、押え板31が傾
きワークWを後方から押さえ込む。したがって、ワーク
Wはクランプ部30と抑止突部21とにより、クランプ
されることになる。
【0020】次にクランプするワークの大きさへの対応
について図8により説明する。図8に示すように、ワー
ク小W1をクランプ搬送する場合、押上板41はB位置
に位置決めされ、クランプ部30はA1傾点に位置して
いる。しかしながら、ワークW2をクランプ搬送する場
合は、押上板41をC位置に降下させて、クランプ部3
0をA2傾点に位置させることにより行なうことができ
る。なお、上記にクランプ部による転回およびクランプ
を確実に行なうためには、押上板41上において、クラ
ンプ部の支持軸38がぐらつかないように案内ガイド等
を設けて誘導させることが望ましい。
について図8により説明する。図8に示すように、ワー
ク小W1をクランプ搬送する場合、押上板41はB位置
に位置決めされ、クランプ部30はA1傾点に位置して
いる。しかしながら、ワークW2をクランプ搬送する場
合は、押上板41をC位置に降下させて、クランプ部3
0をA2傾点に位置させることにより行なうことができ
る。なお、上記にクランプ部による転回およびクランプ
を確実に行なうためには、押上板41上において、クラ
ンプ部の支持軸38がぐらつかないように案内ガイド等
を設けて誘導させることが望ましい。
【0021】このように、本発明における本実施例によ
れば、クランプ部の各自に駆動装置や駆動機構を設ける
ことなく、押上板の位置を利用した外力を活用すること
により、ワークの大きさに対応してクランプ搬送するこ
とができる。しかも、本実施例によれば、クランプ部の
傾斜角は押上板の停止高さにより任意にかつ容易に可変
することができる。
れば、クランプ部の各自に駆動装置や駆動機構を設ける
ことなく、押上板の位置を利用した外力を活用すること
により、ワークの大きさに対応してクランプ搬送するこ
とができる。しかも、本実施例によれば、クランプ部の
傾斜角は押上板の停止高さにより任意にかつ容易に可変
することができる。
【0022】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、ワークを
クランプするに際し、押動装置による押動の進退量を変
えることにより、クランプ部の押え部を転回させて傾斜
角を任意に調整可能であるので、ワークの大きさに合わ
せたクランプ力や傾斜角を容易に設定できる。またクラ
ンプ部自体にクランプ動力およびクランプ機構を特に必
要としないため、構造は簡単で小型化が可能である。さ
らにクランプ部はワークの形状や大きさに制限されるこ
となく、クランプ部の構造もチェーンとの一体型や別設
型、また複数の鋏型にすることによりワーク形状に対応
できる。また本発明によれば、搬送距離に長短に関係な
くクランプしかつ搬送することが容易である。またワー
クの品質において、曲りや反り等がある場合において
も、クランプする際に、徐々にかつ強固に容易にクラン
プすることができるので、搬送ライン上のワーク品質を
判断してからでも十分調整が可能であって、その調整も
押動装置の進退量さえ把握すれば、コンベア上すべての
ワークにおいて対応できる。
クランプするに際し、押動装置による押動の進退量を変
えることにより、クランプ部の押え部を転回させて傾斜
角を任意に調整可能であるので、ワークの大きさに合わ
せたクランプ力や傾斜角を容易に設定できる。またクラ
ンプ部自体にクランプ動力およびクランプ機構を特に必
要としないため、構造は簡単で小型化が可能である。さ
らにクランプ部はワークの形状や大きさに制限されるこ
となく、クランプ部の構造もチェーンとの一体型や別設
型、また複数の鋏型にすることによりワーク形状に対応
できる。また本発明によれば、搬送距離に長短に関係な
くクランプしかつ搬送することが容易である。またワー
クの品質において、曲りや反り等がある場合において
も、クランプする際に、徐々にかつ強固に容易にクラン
プすることができるので、搬送ライン上のワーク品質を
判断してからでも十分調整が可能であって、その調整も
押動装置の進退量さえ把握すれば、コンベア上すべての
ワークにおいて対応できる。
【図1】 本発明のクランプコンベア装置の実施例1の
構成を示す全体図である。
構成を示す全体図である。
【図2】 本発明における押動装置の説明図である。
【図3】 本発明におけるチェーンの説明図である。
【図4】 本発明におけるクランプ部の説明図である。
【図5】 本発明のクランプコンベア装置への供給装置
の説明断面図である。
の説明断面図である。
【図6】 本発明のクランプコンベア装置への供給装置
の説明平面図である。
の説明平面図である。
【図7】 本発明のクランプ部の転回を説明する図であ
る。
る。
【図8】 本発明のクランプ部とワークとの関係を説明
する図である。
する図である。
【図9】 本発明のクランプコンベア装置の他の構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図10】 本発明のクランプコンベア装置の他のクラ
ンプ部の説明図である。
ンプ部の説明図である。
1:クランプコンベア装置、10:コンベア、11:ス
プロケットホイール、20:チェーン、21:抑止突
部、22:支持枠、23:中間チェーン、24:輪付チ
ェーン、25:載置部、30:クランプ部、31:押え
板、32:押枠、33:押え部、34:当接ローラ、3
5:ローラ回転軸、36:アーム枠、37:アーム部、
38:支持軸、40:押動装置、41:押上板、42:
シャフト部、43:動力装置、50:供給装置、51:
スパイラルロール、W:ワーク、W1:ワーク小、W
2:ワーク大
プロケットホイール、20:チェーン、21:抑止突
部、22:支持枠、23:中間チェーン、24:輪付チ
ェーン、25:載置部、30:クランプ部、31:押え
板、32:押枠、33:押え部、34:当接ローラ、3
5:ローラ回転軸、36:アーム枠、37:アーム部、
38:支持軸、40:押動装置、41:押上板、42:
シャフト部、43:動力装置、50:供給装置、51:
スパイラルロール、W:ワーク、W1:ワーク小、W
2:ワーク大
Claims (4)
- 【請求項1】 ワークを載置するとともにクランプしな
がら搬送する複数並設されたクランプコンベア装置であ
って、 ワークを搬送するチェーンと、該チェーンに所定角度だ
け転回可能に軸支され、かつチェーン上でワークを挟持
する押え部を有する1つ又は複数のクランプ部と、該ク
ランプ部の一部を押動してクランプ部を転回させる1つ
又は複数の押力装置とからなり、 ワークをクランプするにあたって、 前記押動装置による押動の進退量を変えるとともに、前
記クランプ部と押動装置とが接触することによりクラン
プ部の押え部を転回させ傾斜角を変化させることを特徴
とするクランプコンベア装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記クランプ部は一
方側にワークを挟持する押え部を他方側に前記押圧装置
により押圧される当接部を有するアームと、該アームに
よりワークを挟むように傾斜するために該アームを転回
可能に軸支する支持軸からなることを特徴とするクラン
プコンベア装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記クランプ部は一
方側にワークを挟持する押え部を他方側に前記押圧装置
により押圧される当接部を有する双腕アームと、該双腕
アームを鋏状に傾斜するために該双腕アームの各アーム
を転回可能に軸支する支持軸からなることを特徴とする
クランプコンベア装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいづれか1つにおいて、
前記チェーンはワークを載置する載置用チェーンと、ワ
ークを押さえ込むためのクランプ部を有するクランプ用
チェーンを有し、前記載置用チェーンと前記クランプ用
チェーンとを同調させることにより、載置用チェーン上
のワークをクランプして搬送することを特徴とするクラ
ンプコンベア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24041097A JPH1159852A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | クランプコンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24041097A JPH1159852A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | クランプコンベア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1159852A true JPH1159852A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17059062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24041097A Pending JPH1159852A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | クランプコンベア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1159852A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103159003A (zh) * | 2011-12-15 | 2013-06-19 | 苏州澳昆智能机器人技术有限公司 | 包装箱夹紧定位输送装置 |
CN113247537A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-08-13 | 山东奥扬新能源科技股份有限公司 | 一种瓶体输送用输送装置 |
CN114289944A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-08 | 深圳市罗福鑫科技有限公司 | 送料机构 |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP24041097A patent/JPH1159852A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103159003A (zh) * | 2011-12-15 | 2013-06-19 | 苏州澳昆智能机器人技术有限公司 | 包装箱夹紧定位输送装置 |
CN113247537A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-08-13 | 山东奥扬新能源科技股份有限公司 | 一种瓶体输送用输送装置 |
CN114289944A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-08 | 深圳市罗福鑫科技有限公司 | 送料机构 |
CN114289944B (zh) * | 2021-12-31 | 2024-06-04 | 深圳市罗福鑫科技有限公司 | 送料机构 |
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